JPH06211573A - 透明なy2o3焼結体の製造方法 - Google Patents
透明なy2o3焼結体の製造方法Info
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- JPH06211573A JPH06211573A JP50A JP614493A JPH06211573A JP H06211573 A JPH06211573 A JP H06211573A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 614493 A JP614493 A JP 614493A JP H06211573 A JPH06211573 A JP H06211573A
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- sintered
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 放射性元素を含まず、かつ各種光学部品に適
合する良質な光学的特性を有する透明な多結晶Y2 O3
焼結体を製造する手段を得る。 【構成】 純度が99.8重量%以上で、その一次粒子
の平均径が0.01〜1μmの範囲にあり、かつ500
kg/cm2 の圧力で静水圧成形しこれを1600℃で
3時間常圧焼結した際の焼結体の理論密度が94%以上
となるY2 O3 粉末を、混練乾燥後、所定形状に成形
し、これを1800〜2300℃の温度範囲で3時間以
上、酸素、水素または10-4Torr以上の真空下で焼
結する。
合する良質な光学的特性を有する透明な多結晶Y2 O3
焼結体を製造する手段を得る。 【構成】 純度が99.8重量%以上で、その一次粒子
の平均径が0.01〜1μmの範囲にあり、かつ500
kg/cm2 の圧力で静水圧成形しこれを1600℃で
3時間常圧焼結した際の焼結体の理論密度が94%以上
となるY2 O3 粉末を、混練乾燥後、所定形状に成形
し、これを1800〜2300℃の温度範囲で3時間以
上、酸素、水素または10-4Torr以上の真空下で焼
結する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナトリウムランプを始
めとする発光管、可視から赤外線領域でのオプティカル
ウインド、Ce,Euなどの発光元素を添加することに
よる多結晶シンチレータ、Nd,Eu,Ho,Er,T
mなどの発光元素を添加した多結晶固体レーザーなどに
利用される透明なY2 O3 焼結体の製造方法に関する。
めとする発光管、可視から赤外線領域でのオプティカル
ウインド、Ce,Euなどの発光元素を添加することに
よる多結晶シンチレータ、Nd,Eu,Ho,Er,T
mなどの発光元素を添加した多結晶固体レーザーなどに
利用される透明なY2 O3 焼結体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Y2 O3 焼結体はその結晶構造が立方晶
であり光学的異方性が無いため、理論的には高い直線透
過性を有する焼結体が得られ、上記したような各種用途
への利用が期待されている。
であり光学的異方性が無いため、理論的には高い直線透
過性を有する焼結体が得られ、上記したような各種用途
への利用が期待されている。
【0003】しかしながらY2 O3 焼結体の材料となる
Y2 O3 粉末は、その融点が極めて高く難焼結性物質で
あることから、良質の光学的特性を有する焼結体が得ら
れにくい。このため例えば、Am.Ceram.So
c.Bull.52(1973)473に開示されたよ
うに、焼結助剤としてY2 O3 粉末中に放射性元素であ
るThO2 を10%程度添加し、更に水素気流中約23
00℃で100時間以上焼結することによって透明な焼
結体を得る製造方法が提案されている。この製造方法
は、基本的に放射性元素を含んでいることから民生用材
料としては不適なものである。
Y2 O3 粉末は、その融点が極めて高く難焼結性物質で
あることから、良質の光学的特性を有する焼結体が得ら
れにくい。このため例えば、Am.Ceram.So
c.Bull.52(1973)473に開示されたよ
うに、焼結助剤としてY2 O3 粉末中に放射性元素であ
るThO2 を10%程度添加し、更に水素気流中約23
00℃で100時間以上焼結することによって透明な焼
結体を得る製造方法が提案されている。この製造方法
は、基本的に放射性元素を含んでいることから民生用材
料としては不適なものである。
【0004】また、その他に、特開昭54−17910
号公報等に記載されたように、LiF,BeO及びAl
2 O3 などを添加して焼結したものもみられるが、不純
物の弊害でY2 O3 の純粋な特性を持つものは存在して
いない。
号公報等に記載されたように、LiF,BeO及びAl
2 O3 などを添加して焼結したものもみられるが、不純
物の弊害でY2 O3 の純粋な特性を持つものは存在して
いない。
【0005】一方、単結晶育成技術においてもベルヌイ
法で本単結晶の育成が試みられているが、約2300℃
を境として六方晶から立方晶への相転移を生じるため
(容積変化が大きいため)良質の単結晶が育成できない
ばかりでなく、その大きさはせいぜい10mm以下の極
小さなものに限定される。
法で本単結晶の育成が試みられているが、約2300℃
を境として六方晶から立方晶への相転移を生じるため
(容積変化が大きいため)良質の単結晶が育成できない
ばかりでなく、その大きさはせいぜい10mm以下の極
小さなものに限定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、焼結性が良好なY2 O3 粉末を出発原料とするこ
とによって、放射性元素やその他の不純物を添加せず、
かつ各種光学部品に適合する良質な光学的特性を有する
透明な多結晶Y2 O3 焼結体を製造する手段を得ること
にある。
題は、焼結性が良好なY2 O3 粉末を出発原料とするこ
とによって、放射性元素やその他の不純物を添加せず、
かつ各種光学部品に適合する良質な光学的特性を有する
透明な多結晶Y2 O3 焼結体を製造する手段を得ること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、純度が99.8重量%以上で、その一次粒
子の平均径が0.01〜1μmの範囲にあり、かつ50
0kg/cm2 の圧力で静水圧成形し、これを1600
℃で3時間常圧焼結した際の焼結体の理論密度が94%
(4.73g/cm3 )以上となるY2 O3 粉末を、混
練乾燥後、所定形状に成形し、これを1800〜230
0℃の温度範囲で3時間以上、酸素、水素または10-4
Torr以下の真空下で焼結することを特徴とする。
するために、純度が99.8重量%以上で、その一次粒
子の平均径が0.01〜1μmの範囲にあり、かつ50
0kg/cm2 の圧力で静水圧成形し、これを1600
℃で3時間常圧焼結した際の焼結体の理論密度が94%
(4.73g/cm3 )以上となるY2 O3 粉末を、混
練乾燥後、所定形状に成形し、これを1800〜230
0℃の温度範囲で3時間以上、酸素、水素または10-4
Torr以下の真空下で焼結することを特徴とする。
【0008】本発明で成形圧力を500kg/cm2 と
限定したのは、Y2 O3 粉末の焼結性を調べる為であ
る。この圧力条件で成型したものが焼結された時に密度
94%以上であるものは、それ以上の圧力条件で成型し
てもその値はクリアーできるので、まず低圧で成型して
粉末の焼結性の良否を判定する。
限定したのは、Y2 O3 粉末の焼結性を調べる為であ
る。この圧力条件で成型したものが焼結された時に密度
94%以上であるものは、それ以上の圧力条件で成型し
てもその値はクリアーできるので、まず低圧で成型して
粉末の焼結性の良否を判定する。
【0009】本発明の特徴は、上記したような焼結性の
良好なY2 O3 粉末を出発原料とするところにあり、Y
2 O3 粉末が上記範囲以外であれば、最終的に得られる
焼結体の光学的特性が著しく低下し、またこの特性は焼
結方法や焼結温度等を変えても良質な焼結体を得ること
は困難である。
良好なY2 O3 粉末を出発原料とするところにあり、Y
2 O3 粉末が上記範囲以外であれば、最終的に得られる
焼結体の光学的特性が著しく低下し、またこの特性は焼
結方法や焼結温度等を変えても良質な焼結体を得ること
は困難である。
【0010】また、仮に焼結技術で劣った粉末特性をカ
バーしようとすれば、温度−圧力−時間等をかなり厳し
い条件としなけばならないため、コストや生産性の面で
かなりの問題が残される。Y2 O3 粉末の合成条件は、
シュウ酸塩や水酸化物の熱分解により得られたものなど
特に合成に限定されるものはなく、粉末の一次粒子径と
焼結性が上記範囲になっていれば良い。
バーしようとすれば、温度−圧力−時間等をかなり厳し
い条件としなけばならないため、コストや生産性の面で
かなりの問題が残される。Y2 O3 粉末の合成条件は、
シュウ酸塩や水酸化物の熱分解により得られたものなど
特に合成に限定されるものはなく、粉末の一次粒子径と
焼結性が上記範囲になっていれば良い。
【0011】また、常圧で焼結する場合、焼成温度が1
800℃未満では緻密化は進行するものの、充分な粒成
長が進まないため光の透過性が劣ることとなり、さらに
焼結雰囲気以外では、焼結体中に残存する気孔の量が増
すと同時に結晶粒内に残される気孔も増加するので光の
散乱の原因となる。
800℃未満では緻密化は進行するものの、充分な粒成
長が進まないため光の透過性が劣ることとなり、さらに
焼結雰囲気以外では、焼結体中に残存する気孔の量が増
すと同時に結晶粒内に残される気孔も増加するので光の
散乱の原因となる。
【0012】ここでY2 O3 粉末に、焼結促進剤とし
て、La,Gd、また、発光元素として、Ce,Pr,
Nd,Pm,Sm,Eu,Tb,Dy,Ho,Er,T
m,Yb,Lu元素の酸化物を一種以上添加することが
できる。発光元素を含まない場合、発光管やオプティカ
ルウインド等の単純な光透過機能を必要とする用途があ
る。また、発光元素を含ませることによって、シンチレ
ータや固体レーザへの応用が考えられる。これら酸化物
は、多結晶を構成する各々の粒子内部の元素の均一性や
微構造組織を均一に保つため、粒子径として5μm以
下、好ましくはY2O3 粉末と同様の1μm以下に調整
したものを用いる。
て、La,Gd、また、発光元素として、Ce,Pr,
Nd,Pm,Sm,Eu,Tb,Dy,Ho,Er,T
m,Yb,Lu元素の酸化物を一種以上添加することが
できる。発光元素を含まない場合、発光管やオプティカ
ルウインド等の単純な光透過機能を必要とする用途があ
る。また、発光元素を含ませることによって、シンチレ
ータや固体レーザへの応用が考えられる。これら酸化物
は、多結晶を構成する各々の粒子内部の元素の均一性や
微構造組織を均一に保つため、粒子径として5μm以
下、好ましくはY2O3 粉末と同様の1μm以下に調整
したものを用いる。
【0013】Y2 O3 の単独粉末または、Y2 O3 と発
光元素等の2種以上の混合粉末にアルコール等の有機溶
媒または蒸留水を加え、ポットミル中で混合する。混合
の際にPVA(ボリビニルアルコール)やアクリル系バ
インダ等を添加することもできる。混合したスラリーを
常圧または減圧下で乾燥させ、またはその粉末をスプレ
ードライヤ等の装置を使って造粒する。得られた2次造
粒粉末等を一軸プレスまたは静水圧成形(CIP)によ
って所定の形状に成形する。続いて、バインダーを加え
た場合は、それを除去する目的で、例えば400〜10
00℃で仮焼(脱脂)後、1800〜2300℃の温度
範囲で3時間以上、酸素ガス、水素ガスまたは10-4T
orr以下の高真空下で焼結することによって透明なY
2 O3 を得ることが出来る。
光元素等の2種以上の混合粉末にアルコール等の有機溶
媒または蒸留水を加え、ポットミル中で混合する。混合
の際にPVA(ボリビニルアルコール)やアクリル系バ
インダ等を添加することもできる。混合したスラリーを
常圧または減圧下で乾燥させ、またはその粉末をスプレ
ードライヤ等の装置を使って造粒する。得られた2次造
粒粉末等を一軸プレスまたは静水圧成形(CIP)によ
って所定の形状に成形する。続いて、バインダーを加え
た場合は、それを除去する目的で、例えば400〜10
00℃で仮焼(脱脂)後、1800〜2300℃の温度
範囲で3時間以上、酸素ガス、水素ガスまたは10-4T
orr以下の高真空下で焼結することによって透明なY
2 O3 を得ることが出来る。
【0014】また、純度が99.8重量%以上で、その
一次粒子の平均径が0.01〜1μのY2 O3 粉末を一
旦理論密度の94%以上に焼結させた後、更に100k
g/cm2 以上のガス圧下、1600〜2200℃の温
度範囲でホットアイソスタティックプレス(HIP)処
理することによっても上記課題を解決することができ
る。
一次粒子の平均径が0.01〜1μのY2 O3 粉末を一
旦理論密度の94%以上に焼結させた後、更に100k
g/cm2 以上のガス圧下、1600〜2200℃の温
度範囲でホットアイソスタティックプレス(HIP)処
理することによっても上記課題を解決することができ
る。
【0015】HIP処理条件は焼結体の予備焼結状態で
左右されるが、圧力条件は100kg/cm2 以上が必
要であり、100kg/cm2 未満では圧力効果が充分
でなく、透光性の良好なものが得られ難い。また、16
00℃以上の温度で1時間以上処理する。雰囲気はA
r,N2 などの不活性ガスまたはこれらのガスとO2 ガ
スの混合系のいずれか適切な条件を選定する。特に、1
000kg/cm2 以上、1700℃以上でHIP処理
することによってより良質の焼結体を得ることができ
る。
左右されるが、圧力条件は100kg/cm2 以上が必
要であり、100kg/cm2 未満では圧力効果が充分
でなく、透光性の良好なものが得られ難い。また、16
00℃以上の温度で1時間以上処理する。雰囲気はA
r,N2 などの不活性ガスまたはこれらのガスとO2 ガ
スの混合系のいずれか適切な条件を選定する。特に、1
000kg/cm2 以上、1700℃以上でHIP処理
することによってより良質の焼結体を得ることができ
る。
【0016】従来の製法による透光性Y2 O3 焼結体は
そのほとんどが近赤外及び赤外の長波領域のみで良好な
透光性を示し、可視領域では直線透過率が極めて劣るた
め特性的に単結晶と各段の差異があり応用範囲が限定さ
れる欠点がある。本発明の製法によって得られるY2 O
3 焼結体は、試料の透明度が極めて高く、0.4μm以
上の波長領域でも(発光元素が入った場合、透過率のバ
ックグラウンドレベルで)試料厚さが1mmのものにつ
いて直線透過率が70%以上となり、単結晶Y2 O3 に
極めて類似した光学特性を有するものが得られる。
そのほとんどが近赤外及び赤外の長波領域のみで良好な
透光性を示し、可視領域では直線透過率が極めて劣るた
め特性的に単結晶と各段の差異があり応用範囲が限定さ
れる欠点がある。本発明の製法によって得られるY2 O
3 焼結体は、試料の透明度が極めて高く、0.4μm以
上の波長領域でも(発光元素が入った場合、透過率のバ
ックグラウンドレベルで)試料厚さが1mmのものにつ
いて直線透過率が70%以上となり、単結晶Y2 O3 に
極めて類似した光学特性を有するものが得られる。
【0017】なお、試料の透明度に関してはオプティカ
ルウインドやシンチレータを目的とした場合でも可視領
域において厚さ1mm程度で70%以上である事が望ま
しく、固体レーザーの場合はレーザー光の増幅のため透
過率80%(単結晶と同程度)付近を維持しなければな
らないず、この目的に応じて焼成温度,焼成時間及びH
IP処理条件を決定することが必要である。
ルウインドやシンチレータを目的とした場合でも可視領
域において厚さ1mm程度で70%以上である事が望ま
しく、固体レーザーの場合はレーザー光の増幅のため透
過率80%(単結晶と同程度)付近を維持しなければな
らないず、この目的に応じて焼成温度,焼成時間及びH
IP処理条件を決定することが必要である。
【0018】
【作用】本発明においては、出発原料として焼結性が良
好なY2 O3 粉末を用いており、これによって焼結体の
微構造が光学材料として満足できるものとなるため、可
視から赤外領域に渡って良好な透明性が得られる。
好なY2 O3 粉末を用いており、これによって焼結体の
微構造が光学材料として満足できるものとなるため、可
視から赤外領域に渡って良好な透明性が得られる。
【0019】また、一旦Y2 O3 粉末を理論密度の94
%以上に焼結させた後、更にホットアイソスタティック
プレス(HIP)処理することによって、焼結体の緻密
性や微構造が改善されるため、より良好な透明性が得ら
れる。
%以上に焼結させた後、更にホットアイソスタティック
プレス(HIP)処理することによって、焼結体の緻密
性や微構造が改善されるため、より良好な透明性が得ら
れる。
【0020】
【実施例】表1に本発明の実施例を示す。
【0021】
【表1】 Y2 O3 粉末はいずれもシュウ酸イットリウムの熱分解
により得られた純度99,95重量%のもので、いずれ
も1600℃で3hr(大気中)焼結した場合の相対密
度は95%以上の焼結性を有する。
により得られた純度99,95重量%のもので、いずれ
も1600℃で3hr(大気中)焼結した場合の相対密
度は95%以上の焼結性を有する。
【0022】まず、原料粉末のY2 O3 のみ、またはこ
の粉末にNd2 O3 ,Eu2 O3 ,CeO2 及びHo2
O3 粉末を所定料秤量(合量100g)し、エチルアル
コール300ml、更に樹脂ボール300gを入れ2時
間プラスチックミル中で混合した。混合した粉末を50
0mmHgの減圧下で乾燥し、乾燥した粉末を乳鉢で軽
く再混合した。
の粉末にNd2 O3 ,Eu2 O3 ,CeO2 及びHo2
O3 粉末を所定料秤量(合量100g)し、エチルアル
コール300ml、更に樹脂ボール300gを入れ2時
間プラスチックミル中で混合した。混合した粉末を50
0mmHgの減圧下で乾燥し、乾燥した粉末を乳鉢で軽
く再混合した。
【0023】この粉末を直径30mm、厚さ10mmの
タブレットに成形後、1000kg/cm2 の圧力でC
IP成形した。この圧粉体を電気炉(真空炉または管状
炉)に入れ、100℃/hrで昇温し、所定温度で焼成
後、100℃/hrで冷却した。
タブレットに成形後、1000kg/cm2 の圧力でC
IP成形した。この圧粉体を電気炉(真空炉または管状
炉)に入れ、100℃/hrで昇温し、所定温度で焼成
後、100℃/hrで冷却した。
【0024】また、HIP処理する試料は同じ昇温及び
冷却速度で昇降温し、所定温度で相対密度の94%以上
になるように焼結した。この予備焼結体をHIP装置に
装入し、200℃/hrで昇温した。圧力媒体はArガ
スを用い、圧力は常温付近から徐々に加圧し1000℃
付近から目的とする圧力に到達させ、所定温度で所定時
間処理し、同じく200℃/hrで降温した。
冷却速度で昇降温し、所定温度で相対密度の94%以上
になるように焼結した。この予備焼結体をHIP装置に
装入し、200℃/hrで昇温した。圧力媒体はArガ
スを用い、圧力は常温付近から徐々に加圧し1000℃
付近から目的とする圧力に到達させ、所定温度で所定時
間処理し、同じく200℃/hrで降温した。
【0025】得られた焼結体を直径16mm、厚さ1m
mに加工した。試料の両面は0.5μmのダイヤモンド
ペーストにより鏡面仕上げした。
mに加工した。試料の両面は0.5μmのダイヤモンド
ペーストにより鏡面仕上げした。
【0026】表1中の実施例1〜4は焼成条件を変えた
もの、実施例5,6はY2 O3 の一次粒子径を変えたも
の、実施例7は添加元素の粒子径を変えたもの、実施例
8〜10はNd以外の添加元素を加えたもの、実施例1
1〜15はHIP処理した系でY2 O3 の粒度やHIP
処理条件を変えたもの、実施例16,17は添加元素を
いれない系で真空焼結及びHIP処理を行ったものであ
る。
もの、実施例5,6はY2 O3 の一次粒子径を変えたも
の、実施例7は添加元素の粒子径を変えたもの、実施例
8〜10はNd以外の添加元素を加えたもの、実施例1
1〜15はHIP処理した系でY2 O3 の粒度やHIP
処理条件を変えたもの、実施例16,17は添加元素を
いれない系で真空焼結及びHIP処理を行ったものであ
る。
【0027】表中の直線透過率は、測定波長0.4〜
1.0μmの範囲において、発光元素(添加元素)の吸
収を除くバックグラウンドレベルでその平均透過率を示
している。これ以上の波長領域、即ち赤外領域では基本
的に可視の波長領域以上に透過率が高いのでここではこ
の部分の平均値を示す。
1.0μmの範囲において、発光元素(添加元素)の吸
収を除くバックグラウンドレベルでその平均透過率を示
している。これ以上の波長領域、即ち赤外領域では基本
的に可視の波長領域以上に透過率が高いのでここではこ
の部分の平均値を示す。
【0028】表1から分かるようにいずれの場合も可視
領域で70%以上の透過率があり、条件によっては単結
晶に匹敵する80%近い極めて優れた光透過機能がある
ものが得られた。
領域で70%以上の透過率があり、条件によっては単結
晶に匹敵する80%近い極めて優れた光透過機能がある
ものが得られた。
【0029】図1はY2 O3 にNdを添加した実施例2
に示す焼結体の吸収スペクトルを示し、発光元素による
吸収を除けば0.4μm以上の波長域でも直線透過率が
70%以上となっていることがわかる。また図2は発光
スペクトル(820nmレーザダイオード励起)を示す
グラフで、(a)は本実施例品、(b)は従来品をそれ
ぞれ示す。同図に示すように、発光元素による吸収スペ
クトルや発光スペクトルが鋭く(または強く)、従来の
合成例では見られない特異な機能を有することが予測で
きる。
に示す焼結体の吸収スペクトルを示し、発光元素による
吸収を除けば0.4μm以上の波長域でも直線透過率が
70%以上となっていることがわかる。また図2は発光
スペクトル(820nmレーザダイオード励起)を示す
グラフで、(a)は本実施例品、(b)は従来品をそれ
ぞれ示す。同図に示すように、発光元素による吸収スペ
クトルや発光スペクトルが鋭く(または強く)、従来の
合成例では見られない特異な機能を有することが予測で
きる。
【0030】[比較例]
【表2】 表2に示す比較例1〜9は同じく純度99.95重量%
の原料粉末を用い、実施例と同じ条件で圧粉体を作成し
た。比較例1は、Y2 O3 の一次粒子径が規定の範囲に
あるが焼結性が不足したものを使用したもの、比較例
2,3は、焼結温度が特許請求の範囲外にあるもの、比
較例4は、Y2 O3 の一次粒子径が特許請求の範囲外の
もの、比較例5は添加元素の粒子径が大きく特許請求の
範囲外のもの、比較例6は、粉末特性は満たしているも
ののHIP圧力が低いもの、比較例7,8は予備焼結で
焼成温度が低く充分な密度条件でHIP処理されていな
いもの、原料粉末の粒径が大きくHIPの処理効果の無
いものである。比較例9は透明化の条件は満たしている
ものの、HIP処理条件が高すぎ相転移域まで昇温した
ものである。
の原料粉末を用い、実施例と同じ条件で圧粉体を作成し
た。比較例1は、Y2 O3 の一次粒子径が規定の範囲に
あるが焼結性が不足したものを使用したもの、比較例
2,3は、焼結温度が特許請求の範囲外にあるもの、比
較例4は、Y2 O3 の一次粒子径が特許請求の範囲外の
もの、比較例5は添加元素の粒子径が大きく特許請求の
範囲外のもの、比較例6は、粉末特性は満たしているも
ののHIP圧力が低いもの、比較例7,8は予備焼結で
焼成温度が低く充分な密度条件でHIP処理されていな
いもの、原料粉末の粒径が大きくHIPの処理効果の無
いものである。比較例9は透明化の条件は満たしている
ものの、HIP処理条件が高すぎ相転移域まで昇温した
ものである。
【0031】比較例に示す製造方法によるY2 O3 焼結
体は、実施例と比較して、直線透過率が極端に劣ってい
ることが分かる。
体は、実施例と比較して、直線透過率が極端に劣ってい
ることが分かる。
【0032】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する事が
出来る。
出来る。
【0033】(1)焼結助剤として放射性元素であるT
hO2 を含まない系で、またはLiFやBeO等を含ま
ない純粋なY2 O3 粉末のみで透明なY2 O3 焼結体を
得ることが可能である。
hO2 を含まない系で、またはLiFやBeO等を含ま
ない純粋なY2 O3 粉末のみで透明なY2 O3 焼結体を
得ることが可能である。
【0034】(2)各種元素を添加して得られたY2 O
3 焼結体は、シンチレーターや固体レーザー等の光機能
材料としても好適に使用できる。
3 焼結体は、シンチレーターや固体レーザー等の光機能
材料としても好適に使用できる。
【0035】(3)本発明によるY2 O3 焼結体は、T
hO2 やLiF等の焼結助剤を添加したものと比較し
て、その光機能特性が各段に向上する。特に、可視領域
でも透過特性に優れたY2 O3 焼結体が得られる。
hO2 やLiF等の焼結助剤を添加したものと比較し
て、その光機能特性が各段に向上する。特に、可視領域
でも透過特性に優れたY2 O3 焼結体が得られる。
【0036】(4)発光元素を添加した系では発光元素
による吸収スペクトルや発光スペクトルが鋭く(または
強く)従来の合成例では見られない特異な機能を有する
ことが予測できる。
による吸収スペクトルや発光スペクトルが鋭く(または
強く)従来の合成例では見られない特異な機能を有する
ことが予測できる。
【0037】(5)本発明の製造方法によって、単結晶
育成技術では困難な大型品が出来る他、製造コストの大
幅低下、複雑形状の作成が可能である。
育成技術では困難な大型品が出来る他、製造コストの大
幅低下、複雑形状の作成が可能である。
【図1】 実施例品の吸収スペクトルを示すグラフであ
る。
る。
【図2】 (a)は実施例品の発光スペクトル、(b)
は従来品の発光スぺクトルを示すグラフである。
は従来品の発光スぺクトルを示すグラフである。
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】なお、試料の透明度に関してはオプティカ
ルウインドやシンチレータを目的とした場合でも可視領
域において厚さ1mm程度で70%以上である事が望ま
しく、固体レーザーの場合はレーザー光の増幅のため透
過率80%(単結晶と同程度)付近を維持しなければな
らず、この目的に応じて焼成温度,焼成時間及びHIP
処理条件を決定することが必要である。
ルウインドやシンチレータを目的とした場合でも可視領
域において厚さ1mm程度で70%以上である事が望ま
しく、固体レーザーの場合はレーザー光の増幅のため透
過率80%(単結晶と同程度)付近を維持しなければな
らず、この目的に応じて焼成温度,焼成時間及びHIP
処理条件を決定することが必要である。
Claims (3)
- 【請求項1】 純度が99.8重量%以上で、その一次
粒子の平均径が0.01〜1μmの範囲にあり、かつ5
00kg/cm2 の圧力で静水圧成形しこれを1600
℃で3時間常圧焼結した際の焼結体の理論密度が94%
以上となるY2 O3 粉末を、混練乾燥後、所定形状に成
形し、これを1800〜2300℃の温度範囲で3時間
以上、酸素、水素または10-4Torr以下の真空下で
焼結することを特徴とする透明なY2 O3 焼結体の製造
方法。 - 【請求項2】 前記Y2 O3 粉末に、5μm以下のL
a,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,T
b,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu元素の酸化物
を一種以上添加することを特徴とする請求項1記載の透
明なY2 O3 焼結体の製造方法。 - 【請求項3】 純度が99.8重量%以上で、その一次
粒子の平均径が0.01〜1μmのY2 O3 粉末を一旦
理論密度の94%以上に焼結させた後、更にこの焼結体
を100kg/cm2 以上のガス圧下、1600〜22
00℃の温度範囲でホットアイソスタティックプレス処
理することを特徴とする透明なY2 O3 焼結体の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50A JPH06211573A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 透明なy2o3焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50A JPH06211573A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 透明なy2o3焼結体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06211573A true JPH06211573A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11630327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50A Pending JPH06211573A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 透明なy2o3焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06211573A (ja) |
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-
1993
- 1993-01-18 JP JP50A patent/JPH06211573A/ja active Pending
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