JPH0620987A - ドープ領域に接触孔を作る方法 - Google Patents

ドープ領域に接触孔を作る方法

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JPH0620987A
JPH0620987A JP5117720A JP11772093A JPH0620987A JP H0620987 A JPH0620987 A JP H0620987A JP 5117720 A JP5117720 A JP 5117720A JP 11772093 A JP11772093 A JP 11772093A JP H0620987 A JPH0620987 A JP H0620987A
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layer
silicon layer
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insulating
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ウインネルル ヨーゼフ
Walter Neumueller
ノイミユラー ワルター
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドープ領域に接触孔を形成するに際して従来
必要であった接触領域内の補助層の除去を回避し、また
特に接触孔をソース/ドレイン領域とゲート電極に同時
に作るのに適した方法を提供する。 【構成】 ドープ領域2が少なくとも基板1の表面で絶
縁領域5の境界となるように基板1内にドープ領域2を
形成する。ドープされていないシリコン層6を全面的に
析出する。シリコン層6内に接触孔10用の領域と確実
に重なるドープ領域61を選択的に形成する。シリコン
層6のドープされていない部分をドープ領域61を残し
て選択的に除去する。その上に絶縁層9を全面的に施
す。異方性エッチングにより絶縁層9内のシリコン層6
のドープ領域61に選択的に接触孔10を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドープされた領域に接
触孔を作る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路を製造する場合大抵はMOSト
ランジスタである個々のデバイスを完成した後、デバイ
スを互いに上下に接続する少なくとも1つの配線面が形
成される。
【0003】そのために従来の技術では、大抵は添加物
を有する酸化珪素からなる比較的厚い絶縁層が析出され
ている。この絶縁層を通してフォトレジストマスクを使
用して異方性に、すなわち垂直な優先方向で接触孔をデ
バイスの接触化すべき領域までエッチングする。接触化
すべき箇所はとりわけトランジスタのゲート又はドープ
領域である。次に例えばAlSiCu合金のような金属
化物が析出される。この金属化物は接触孔を満たし、絶
縁層の表面に連続した層を形成する。この層は配線面を
仕上げるために構造化される。
【0004】この処理工程においては、接触孔の部位と
基板の表面内又は表面上に隣接する導電領域との間にそ
れぞれ安全間隔を保つように接触孔を配置しなければな
らない。特にMOSトランジスタのドープ領域を接触化
する場合、短絡を回避するために隣接するゲート電極に
対する安全間隔が保たれなければならない。この間隔は
処理上及び調整上の不可避の誤差を確実に補償し得るほ
ど大きくなければならない。しかしこの安全間隔はそれ
だけ場所をとるので、最大実装密度の集積回路例えばD
RAMでは特に不利になる。
【0005】この欠点を回避する方法は以下の諸文献か
ら公知である。
【0006】キュスターズ(K.H.Kuester
s)その他による「VLSI技術に関する論文集(Sy
mpos.on VLSI Technology)」
1987年、「Tech.Digest」第93頁以降
によれば、厚い絶縁層を析出する前に絶縁カバー層及び
絶縁側面被覆、いわゆるスペーサでゲート電極を被覆す
る方法が公知である。引続きその上に例えば窒化珪素か
らなる薄い補助層が析出される。その後厚い絶縁層が析
出され、そこに接触孔が作られる。その際補助層はエッ
チングストップの役目をする。形成された接触孔内で引
続き補助層は基板及びゲート電極を覆う絶縁物を残して
選択的にエッチングされる。この方法の場合接触孔はゲ
ート電極と重ねて配置される。この方法においてはゲー
ト電極を覆う絶縁物(大抵は酸化珪素である)を残して
窒化珪素をエッチングする高度の選択性が要求される。
【0007】もう1つの方法はキュスターズ(K.H.
Kuesters)その他による「ESSDERC19
88、ジュルナル・ド・フィジク(Journal d
ePhysique)」第503頁以降から公知であ
り、この方法は窒化珪素を酸化物を残してエッチングす
る選択度が十分でない場合に使用される。この方法の場
合窒化珪素からなる補助層上に付加的にポリシリコンか
らなる薄層が析出される。厚い絶縁層を通して接触孔を
エッチングした後(その際薄いポリシリコン層はエッチ
ングストップの役目をする)、まず窒化珪素を残してポ
リシリコンを、次に基板を残して窒化珪素を選択的にエ
ッチングする。
【0008】その後接触領域の外側の絶縁層の下に残留
するポリシリコン層をO2 雰囲気中での適切な熱処理に
より酸化する。しかしこの処理工程は極めて煩雑であ
る。
【0009】上記の二方法では補助層を使用するが、接
触孔の領域内で補助層は再び完全に除去されなければな
らない。
【0010】この公知の二方法においては、接触孔を基
板内のドープ領域、すなわちソース/ドレイン領域及び
ポリシリコンからなるゲート電極に同時に作ることは原
理的に不可能である。ゲート電極に対する接触孔は窒化
珪素をエッチングした後に作られなければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ドープ領域
に接触孔を形成するに際して従来必要であった接触領域
内の補助層の除去を回避し、また特に接触孔をソース/
ドレイン領域とゲート電極に同時に作るのに適した方法
を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明の請求
項1に記載する方法により解決される。本発明の他の実
施態様は請求項2以下に記載されている。
【0013】
【作用効果】本発明方法においては、ドープされていな
いシリコン層をドープされたシリコン層を残して選択的
に除去し得ることを利用する。例えば非晶質であるドー
プされていないシリコン層の後に接触化部となる領域を
例えばマスクを用いたイオン注入により選択的にドープ
する。引続きシリコン層のドープされていない部分をド
ープされた領域を残して選択的に除去する。全面的に絶
縁層を施すが、その絶縁層に異方性エッチングによりシ
リコン層のドープされた領域を残して選択的に接触孔を
形成する。その際シリコン層のドープ領域はエッチング
ストップの役目をする。補助層として使用されたシリコ
ン層は接触孔の領域内ではもはや除去する必要はない。
【0014】シリコン層が少なくともドープ領域内でポ
リシリコンからなることは特に有利である。それという
のも絶縁層が通常主として含んでいる酸化珪素はポリシ
リコンを残して高い選択度でエッチングすることができ
るからである。
【0015】この場合先行技術において要求されるシリ
コン層の煩雑な補助的酸化は行われない。それというの
もドープされていないシリコン層の部分は接触孔の外側
で除去されるからである。
【0016】シリコン層のドープ領域内の高ドープ化を
調整することによって、接触化すべきドープ領域の表面
に良導電性の広範な接触面が存在することになる。従っ
て接触孔を満たす金属化物によって作られる接触部に対
する端子抵抗は僅かとなる。
【0017】本方法はポリシリコンからなるゲート電極
に対して接触孔を同時に作ることを可能にする。ゲート
電極の絶縁カバー層及び絶縁層が主として酸化珪素から
なる場合、ゲート電極の領域内に接触孔をエッチングす
る際にゲート電極のポリシリコンがエッチングストップ
の役目をし、ドープされた領域内ではシリコン層のドー
プ領域がエッチングストップの役目をする。
【0018】
【実施例】次に本発明を実施例及び図面に基づき詳述す
る。
【0019】例えば単結晶シリコンからなる基板1内に
ドープされた領域2を設ける。ドープ領域2は例えばM
OSトランジスタのソース又はドレイン領域である。そ
れらは例えばpドープされている。
【0020】基板1の表面においてソース及びドレイン
領域の役目をする2つのドープ領域2の間にドープされ
たポリシリコンからなるゲート電極3を設ける。ゲート
電極3は例えばSiO2 からなる絶縁カバー層4を備え
ている。ゲート電極3及び絶縁カバー層4の側面には例
えば同様にSiO2 からなるスペーサ5を設ける。
【0021】ドープ領域2の露出表面及び絶縁カバー層
4とスペーサ5の表面を覆うシリコン層6を全面的に施
す。このシリコン層6は非晶質又は多結晶に析出され
る。シリコン層6はドープされていない(図1参照)。
【0022】次にフォトレジストマスク7を形成する
が、これは後に接触孔となる部分と確実に重なり合うシ
リコン層6の領域は被覆しないようにする。フォトレジ
ストマスク7をイオン注入マスクとして使用して、矢印
8により示される例えば硼素のイオン注入によりシリコ
ン層のドープ領域61を形成する。このイオン注入は例
えば10keVのイオンエネルギー及び1015cm-2
粒子密度で行われる(図2参照)。
【0023】フォトレジストマスク7を除去した後カリ
ウム/水酸化物溶液での選択的湿式化学エッチングによ
りシリコン層6のドープされていない部分をドープ領域
61を残して選択的に除去する(図3参照)。
【0024】主としてSiO2 からなる絶縁層9を全面
的に施した後エッチングマスクとしてもう1つのフォト
レジストマスク(図示せず)を使用して例えばCF6
の反応性イオンエッチングにより接触孔10を形成す
る。接触孔をエッチングする際シリコン層のドープ領域
61がエッチングストップの役目をする(図4参照)。
【0025】同じ方法で接触孔をゲート電極にも作る場
合には、シリコン層のドープ領域がゲート電極に対する
接触孔用の領域と重ならないように注意しなければなら
ない。ゲート電極の接触孔は絶縁層及び絶縁カバー層を
貫通して作られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面をシリコン層で全面的に覆われたMOSト
ランジスタが形成される基板の断面図。
【図2】フォトレジストマスクによりシリコン層にドー
プされた領域を形成された基板の断面図。
【図3】フォトレジストマスク及びドープされていない
部分を除去された基板の断面図。
【図4】全面的に施された絶縁層に接触孔を形成された
基板の断面図。
【符号の説明】
1 基板 2 ドープ領域 3 ゲート電極 4 絶縁カバー層 5 スペーサ(絶縁側面被覆) 6 シリコン層 7 フォトレジストマスク 8 硼素によるイオン注入 9 絶縁層 10 接触孔 61 ドープ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/90 C 7514−4M 21/336 29/784

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −ドープされた領域(2)が少なくとも
    基板(1)の表面で絶縁領域(5)の境界となるように
    基板(1)内にドープ領域(2)を形成し、 −ドープされていないシリコン層(6)を全面的に析出
    し、 −そのシリコン層(6)内に接触孔(10)ための領域
    と確実に重なるドープ領域(61)を選択的に形成し、 −シリコン層(6)のドープされていない部分をドープ
    領域(61)を残して選択的に除去し、 −その上に絶縁層(9)を全面的に施し、 −異方性エッチングにより絶縁層(9)内のシリコン層
    (6)のドープ領域(61)に選択的に接触孔(10)
    を作ることを特徴とするドープ領域に接触孔を作る方
    法。
  2. 【請求項2】 基板(1)が単結晶シリコンからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 シリコン層(6)が非晶質シリコンから
    なることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 シリコン層(6)のドープされていない
    部分を湿式化学エッチングにより除去することを特徴と
    する請求項1ないし3の1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 シリコン層(6)内にドープ領域(6
    1)をマスク(7)を用いてイオン注入(8)により作
    ることを特徴とする請求項1ないし4の1つに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 シリコン層(6)のドープ領域(61)
    をpドープし、シリコン層(6)のドープされていない
    部分をカリウム/水酸化物溶液での湿式化学エッチング
    により除去することを特徴とする請求項1ないし5の1
    つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 シリコン層(6)のドープ領域(61)
    内を1018cm-3〜1020cm-3の硼素濃度に調整する
    ことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 −基板(1)内のドープ領域(2)がM
    OSトランジスタのソース/ドレイン領域であり、 −絶縁領域がMOSトランジスタのゲート電極(3)の
    絶縁側面被覆(5)及び絶縁カバー層(4)を含んでい
    ることを特徴とする請求項1ないし7の1つに記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 −基板(1)内のドープ領域(2)をp
    ドープし、 −シリコン層(6)のドープ領域(61)をpドープ
    し、 −ゲート電極(3)をポリシリコンから形成し、 −絶縁側面被覆(5)及び絶縁カバー層(4)を酸化珪
    素から形成することを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 −接触孔(10)を作られる絶縁層
    (9)がSiO2 を含有しており、 −ドープ領域(2)に接触孔(10)を作ると同時にゲ
    ート電極(3)に対するもう1つの接触孔を作ることを
    特徴とする請求項9記載の方法。
JP5117720A 1992-04-29 1993-04-21 ドープ領域に接触孔を作る方法 Pending JPH0620987A (ja)

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DE4214123.0 1992-04-29

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EP (1) EP0567815B1 (ja)
JP (1) JPH0620987A (ja)
AT (1) ATE168500T1 (ja)
DE (1) DE59308761D1 (ja)
SG (1) SG71664A1 (ja)
TW (1) TW272306B (ja)

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