JPH06209227A - ラダー型圧電フィルタの組付け方法 - Google Patents

ラダー型圧電フィルタの組付け方法

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JPH06209227A
JPH06209227A JP2615394A JP2615394A JPH06209227A JP H06209227 A JPH06209227 A JP H06209227A JP 2615394 A JP2615394 A JP 2615394A JP 2615394 A JP2615394 A JP 2615394A JP H06209227 A JPH06209227 A JP H06209227A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin layer
opening
case
terminal plate
bent
Prior art date
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Pending
Application number
JP2615394A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Iwata
竜男 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2615394A priority Critical patent/JPH06209227A/ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースの開口を密封し得るラダー型圧電フィ
ルタの組付け方法を提供すること。 【構成】 第一の絶縁樹脂層9をケース8の開口部に充
填してから端子板の脚部を折曲し、さらにその後に第二
の絶縁樹脂層10でケース8の開口8aを封塞するよう
にしたから、折曲時に生ずる隙間sが第二の絶縁樹脂層
10により埋め込まれ、湿分の侵入を確実に防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の圧電共振子を利
用したラダー型圧電フィルタの組付け方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のラダー型圧電フィルタは、複数の
圧電共振子と、これら共振子の振動節部に当接して電気
的機械的に挟持する複数の端子板と、絶縁板とを、夫々
図4,5に示すようなラダー型フィルタ回路を構成する
ように、ケース内に収納すると共に入力端子板及び出力
端子板等の脚部を外方に導出するケース開口部をエポキ
シ樹脂等の絶縁封着材によって封塞した後、各脚部をク
ランク状(図1,3参照)に折曲して、サーフェイスマ
ウント型式でプリント基板に実装できるようにした構造
となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に従来は、入
出力端子板の脚部をクランク状に折曲げるため、この折
曲工程に際して、脚部の内端側と、これを包囲する絶縁
樹脂層との接触部間に応力が加わり、剥離して隙間(図
2の隙間s参照)が生じる。そしてこの隙間より外部か
らの湿分が入り込み圧電共振子の端子板等に付着して電
気的性能を損なうという欠点があった。
【0004】本発明はかかる問題点を是正し得るラダー
型圧電フィルタの組付け方法に関するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケースの開口
から各回路部材を挿入し、入力端子板及び出力端子板の
脚部を該開口から突出させてから、該開口部にケース内
に第一の絶縁樹脂層を充填し、該充填後に入力端子板及
び出力端子板の脚部を折曲し、さらに該折曲後、開口部
に第二の絶縁樹脂層を充填してケースの開口面を封塞し
たことを特徴とするラダー型圧電フィルタの組付け方法
である。
【0006】
【作用】入力端子板及び出力端子板等の脚部を折曲する
と、その内端側に加わる応力歪みにより、該内端と第一
の絶縁樹脂層との接触部間が剥離して、隙間を生じる
が、この隙間は折曲後に形成する第二の絶縁樹脂層によ
って埋められることになるから湿分の侵入を確実に遮断
することができる。
【0007】
【実施例】本発明は図4に示す逆L接続型ラザーフィル
タ回路を構成する圧電フィルタFを例にとって説明す
る。
【0008】図1,2において、1はフィルタ回路の直
列枝に配される厚肉小容量の圧電共振子、2は同じく並
列枝に配される薄肉大容量の圧電共振子であって、該圧
電共振子1,2の両側には、中央に突設した小突起3a
〜6aにより該共振子1,2を電気的機械的に挟持する
方形の端子板3〜6が配設される。このうち、端子板3
は入力用、端子板4は出力用、端子板5は接地用、端子
板6は中間連結用として夫々用いられる。また入力端子
板3及び出力端子板4の一辺からは、互いの反対端より
突出する帯状の脚部3b,4bが設けられる。また7は
ゴム等の絶縁板であって、前記圧電共振子1,2が図4
に示すラダー型フィルタ回路を構成し得るように適宜箇
所、ここでは後記するケース内面と入力端子板3との間
に介在される。
【0009】上記圧電共振子1,2と入力端子板3〜6
と、絶縁板7は、金属製ケース8内に縦列に収納され、
その開口面8aより入力端子板3の脚部3bと出力端子
板4の脚部4bとが外方に導出される。この金属製ケー
ス8は接地用端子板5と当接して接地端子を兼ねると共
に開口面8aの一側縁中央部より入力端子側脚部3bと
出力端子側脚部4bと同方向に突出する帯状の接地脚部
8bを備える。また脚部3bと脚部4bの各長さはクラ
ンク状に折曲した際、接地脚部8bと略同一長さとなる
ように設定する。
【0010】かかる構成にあって、その組付けを行なう
には、まず、上述したフィルタ回路が構成されるよう
に、圧電共振子1,2等の各回路部材を金属ケース8の
開口8aから、該ケース8内に挿入する。そして、前記
金属製ケース8の開口8aを紙等の薄片11(必須では
ない)で遮断しておき、脚部3bと脚部4bをクランク
状に折曲する前に該開口8aから薄片11によって区画
される開口部にエポキシ樹脂等よりなる第一の絶縁樹脂
層9を充填し、硬化する。そして脚部3bと脚部4bを
クランク状に折曲した後、該開口8aからさらに第一の
絶縁樹脂層9の上にエポキシ樹脂等よりなる第二の絶縁
樹脂層10を開口8aと面一状に充填し、硬化する。
【0011】この充填又は折曲工程にあって、図2に示
すように、開口8aから垂直に突出した脚部3b,4b
(図2鎖線)を、同図実線のように折曲すると、脚部3
b,4bの内端側に加わる応力歪みにより、該内端と第
一の絶縁樹脂層9との接触部間が剥離して、隙間sを生
じる。ところが、この隙間sは折曲後に形成される第二
の絶縁樹脂層10によって埋め込まれ、消失する。この
ため、開口8aの封塞が確実に施され、湿分の侵入を遮
断することができる。
【0012】而して、上記構成による圧電フィルタFは
図3に示す様にプリント配線基板Pの上面にサーフェイ
スマウント型式で実装されることになる。
【0013】尚、上例は直列枝圧電共振子1と、並列枝
圧電共振子2とを各一個用いたものであるが、図5のフ
ィルタ回路のように夫々複数の圧電共振子1、2により
構成したラダー型圧電フィルタFにおいても適用でき
る。また上例ではケースとして金属製を用いたがプラス
チック製ケースを用いた場合は、接地端子板の一辺中央
部より接地脚部を設ければよい。
【0014】
【発明の効果】本発明の組付け方法によれば、第一の絶
縁樹脂層9をケース8の開口部に充填してから端子板の
脚部を折曲し、さらにその後に第二の絶縁樹脂層10で
ケース8の開口8aを封塞するようにしたから、折曲時
に生ずる隙間sが第二の絶縁樹脂層10により埋め込ま
れ、湿分の侵入を確実に防止され、耐湿性に優れたサー
フェイスマウント方式のラダー型フィルタを市場に供し
得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】要部を示す断面図である。
【図3】プリント配線基板への実装状態を示す斜視図で
ある。
【図4】逆L接続型のラダー型圧電フィルタの等価回路
図である。
【図5】多段接続型のラダー型圧電フィルタの等価回路
図である。
【符号の説明】
1 直列枝圧電共振子 2 並列枝圧電共振子 3 入力端子板 3b 脚部 4 出力端子板 4b 脚部 8 金属製ケース 8a 開口 8b 接地脚部 9 第一の絶縁樹脂層 10 第二の絶縁樹脂層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の圧電共振子と、該共振子の振動節部
    に当接して電気的機械的に挟持する複数の端子板と、所
    定のフィルタ回路を構成するために適宜箇所に介挿され
    る絶縁板と、これら部品を縦列に収納すると共に開口面
    より各端子板の脚部を外部に導出するケースと、該ケー
    スの開口面を略面一状に封塞する絶縁樹脂層とからな
    り、各端子板の脚部をクランク状に折曲してサーフェイ
    スマウント型式でプリント基板に実装されるラダー型圧
    電フィルタにおいて、 ケースの開口から各回路部材を挿入し、入力端子板及び
    出力端子板の脚部を該開口から突出させてから、該開口
    部にケース内に第一の絶縁樹脂層を充填し、該充填後に
    入力端子板及び出力端子板の脚部を折曲し、さらに該折
    曲後、開口部に第二の絶縁樹脂層を充填してケースの開
    口面を封塞したことを特徴とするラダー型圧電フィルタ
    の組付け方法。
JP2615394A 1994-02-01 1994-01-28 ラダー型圧電フィルタの組付け方法 Pending JPH06209227A (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824500U (ja) * 1981-08-10 1983-02-16 一暢工業株式会社 横溢防止装置
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JPS61157908A (ja) * 1984-12-28 1986-07-17 Fanuc Ltd デイスプレイ付数値制御装置の干渉チエツク回路

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