JPH06209165A - 多層配線構成体 - Google Patents

多層配線構成体

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JPH06209165A
JPH06209165A JP262693A JP262693A JPH06209165A JP H06209165 A JPH06209165 A JP H06209165A JP 262693 A JP262693 A JP 262693A JP 262693 A JP262693 A JP 262693A JP H06209165 A JPH06209165 A JP H06209165A
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JP
Japan
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layer
insulating film
polyimide
based insulating
polyimide based
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Application number
JP262693A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Niwa
勝弘 丹羽
Masuichi Eguchi
益市 江口
Masaya Asano
昌也 浅野
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、基板上に形成した第1層の金属配線
と該第1層の金属配線を覆う第1層のポリイミド系絶縁
膜と、該第1層のポリイミド系絶縁膜に形成された開口
を介して前記第1層の金属配線に接続された第2層の金
属配線とを最小構成単位として具備した多層配線構成体
において、第2n層のポリイミド系絶縁膜が第(2n−
1)層のポリイミド系絶縁膜の端面を覆うように形成さ
れ、かつ第2n層のポリイミド系絶縁膜と第(2n+
2)層のポリイミド系絶縁膜の端面が外方側に下降した
階段状に形成されていることを特徴とする多層配線構成
体(ただしnは正の整数)に関する。 【効果】本発明によると、熱処理工程や、配線形成工程
を多数回繰り返すことによる劣化、すなわち、基板と第
1層のポリイミド系絶縁膜との界面およびポリイミド系
絶縁膜同志の界面、特に端部で剥離が全く発生しない。
しかも、高次の層は基板と接触しないので、基板との接
着性に対する信頼性も高い高品質な多層配線構成体を安
定して製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層配線構成体に関す
るものであり、さらに詳しくは、ポリイミド系樹脂を層
間絶縁膜として用いた高密度実装用多層配線構成体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリイミド系樹脂を層間絶縁膜として用
いた高密度実装用多層配線構成体としては、図2に示し
た構造の多層配線構成体が知られている(例えば「日経
エレクトロニクス」149頁、1984年8月27日号
あるいはTAKASI INOUE他、Micro Carrier for LSI Chip
Used in the HITAC M-880 Processor Group、IEEE ,70
4,1991)。図2において、1は基板、2はポリイミド系
絶縁膜、3は金属配線、4は上部配線との開口(接続
孔)部である。しかしながら、従来の多層配線構成体に
おいては、層間絶縁膜として用いられるポリイミド系樹
脂の端部の構造については全く配慮がなされていないの
が現状である。層間絶縁膜として用いられるポリイミド
系樹脂は逐次1層づつ400℃前後の温度で熱処理し、
積層する必要がある。そのため、最下層(第1層)のポ
リイミド系絶縁膜は配線層数に相当する回数の熱履歴を
受ける。400℃前後の熱処理は通常窒素雰囲気中で実
施されるが、配線層数が増えるに伴い、ポリイミド系絶
縁膜が常に露出している部分(ポリイミド系絶縁膜の端
部)は、微量の酸素により劣化が促進される。そのた
め、基板と第1層のポリイミド系絶縁膜との界面あるい
はポリイミド系絶縁膜とポリイミド系絶縁膜との界面、
特に端部での剥離が生じ、信頼性に問題があった。この
問題は、例えば第(n+1)層のポリイミド系絶縁膜が
第n層のポリイミド系絶縁膜の端面を逐次覆うように積
層することを考えれば、ある程度改善できる。しかしな
がら、積層が進むにつれ基板の汚染も進むため、単に逐
次覆うように積層しただけでは、高次の層のポリイミド
系絶縁膜の端部は汚染された基板と接することとなり、
基板との接着性が低下するという問題が生ずる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の諸欠点に鑑み創案されたものであって、その目的
とするところは、基板と第1層のポリイミド系絶縁膜と
の界面およびポリイミド系絶縁膜同志の界面、特に端部
で発生する剥離を防止し、さらに基板と高次の層のポリ
イミド系絶縁膜との接着性の低下のみられない信頼性の
高い多層配線構成体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
基板上に形成した第1層の金属配線と該第1層の金属配
線を覆う第1層のポリイミド系絶縁膜と、該第1層のポ
リイミド系絶縁膜に形成された開口を介して前記第1層
の金属配線に接続された第2層の金属配線とを最小構成
単位として具備した多層配線構成体において、第2n層
のポリイミド系絶縁膜が第(2n−1)層のポリイミド
系絶縁膜の端面を覆うように形成され、かつ第2n層の
ポリイミド系絶縁膜と第(2n+2)層のポリイミド系
絶縁膜の端面が外方側に下降した階段状に形成されてい
ることを特徴とする多層配線構成体(ただしnは正の整
数)により達成される。
【0005】本発明における基板としてはシリコン、ア
ルミニウム、窒化アルミニウム、アルミナセラミック
ス、ガラスセラミックス、サファイヤなどが用いられる
が、これらに限定されない。
【0006】これらの基板の上に第1層の金属配線が形
成される。本発明における金属配線としては、金、銅、
ニッケルおよび/または、銅合金、ニッケル合金が、単
独或いはアルミニウム、金、クロム、白金、銀など電気
伝導性の材料との複層で、所望の機能を果たすように、
パターン状または全面に形成された層などが挙げられ
る。これらの配線は、通常、真空蒸着、スパッタリン
グ、メッキなどにより形成される。
【0007】第1層の金属配線が形成された基板の上
に、第1層のポリイミド系絶縁膜が形成される。本発明
におけるポリイミド系絶縁膜としては、テトラカルボン
酸二無水物とジアミンを選択的に組み合わせ、これらを
N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセト
アミドなどの極性溶媒中で反応させて、ポリイミド前駆
体のワニスとした後、このポリイミド前駆体のワニスを
基板上に塗布して200〜400℃程度の範囲で熱処理
を行ない脱水縮合することにより得ることができ、公知
のものが使用しうる。具体的な例として、ピロメリット
酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、
3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、
3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物と4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、ピロメ
リット酸二無水物と3,3´(または4,4´)−ジア
ミノジフェニルスルホン、ピロメリット酸二無水物およ
び3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物と3,3´(または4,4´)−ジアミノジ
フェニルスルホン、3,3´,4,4´−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸二無水物と3,3´(または4、4
´)−ジアミノジフェニルスルホン、3,3´,4,4
´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と3,3´
(または4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、ピ
ロメリット酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニル
スルフィド、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニル
スルフィド、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルスル
フィド、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン、3,3
´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と
パラフェニレンジアミン、ピロメリット酸二無水物およ
び3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物とパラフェニレンジアミン、ピロメリット酸
二無水物および3,3´,4,4´−ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン、3,3
´,4,4´−ジフェニルエ−テルテトラカルボン酸二
無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、3,
3´,4,4´−ジフェニルエ−テルテトラカルボン酸
二無水物とパラフェニレンジアミン、ピロメリット酸二
無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエーテルおよび
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサ
ン、などから合成されたポリイミド前駆体のワニスが好
ましく用いられる。
【0008】ポリイミド前駆体としては、感光性を付与
したものが、直接パターン加工ができ、工程を簡略化で
きるので望ましい。感光性を付与する方法は例えば、特
公昭55−30207号公報、特公昭59−52822
号公報、特開昭53−127723号公報などに記載さ
れている。また、市販の感光性ポリイミド前駆体も利用
できる。市販の感光性ポリイミド前駆体としては、“フ
ォトニース”UR−3140、UR−3180(いずれ
も東レ(株)製)、“パイメル”G−6246A,TL
(いずれも旭化成(株)製)、“パイラリン”PD−2
720、PD−2740(いずれもデュポン(株)
製)、“フォトパル”PL−3000(日立化成(株)
製)などが好ましく用いられる。
【0009】次に、本発明の多層配線構成体の製造方法
の一例について説明する。
【0010】電源と接地層を含む多層アルミナ・セラミ
ックスなどの基板上に第1層の金属配線を形成する。配
線は、例えば、基板上に銅をスパッタリングで0.3 μm
形成し、電解メッキでさらに10μm形成後、クロムをス
パッタリングで0.1 μm形成し、フォトエッチングする
ことにより、所望の配線パターンを得ることができる。
【0011】この第1層の金属配線を形成した基板上に
第1層のポリイミド系絶縁膜を形成する。通常、上部配
線との開口(接続孔)を設けるため、該ポリイミド系絶
縁膜をパターン加工する。パターン加工はいくつかの方
法で行うことができる。
【0012】感光性を有するポリイミド前駆体を用いる
場合は、一例として次の方法が挙げられる。すなわち、
ポリイミド前駆体を塗布、乾燥後、感光性ポリイミド前
駆体の膜上にマスクを置き、紫外線を照射する。つい
で、現像を行う。現像後、熱処理することによりポリイ
ミド系絶縁膜を得ることができる。
【0013】また、感光性を有しないポリイミド前駆体
を用いる場合は、例えば、ポリイミド前駆体を塗布、乾
燥、熱処理後、金属薄膜や酸化珪素などをマスクにし
て、酸素プラズマでポリイミドをエッチングしパターン
を形成できる。
【0014】いずれの場合も、乾燥は、70〜160℃
の範囲で行なうのが好ましい。熱処理は窒素雰囲気中
で、室温から450℃の温度を選び、段階的に昇温する
か、ある温度範囲を選び連続的に昇温しながら5分〜5
時間実施することができる。この熱処理の最高温度は、
120〜450℃、好ましくは、130〜450℃で行
うのがよい。例えば、130℃、200℃、400℃で
各々30分熱処理する。また、室温から400℃まで2
時間かけて直線的に昇温してもよい。
【0015】パターン加工の後、上部配線との開口(接
続孔)部は、接触抵抗を下げるために過硫酸アンモニウ
ム水溶液で表面をエッチングするかプラズマ処理するの
が望ましい。
【0016】次に、このようにして得た配線基板上に第
2層の金属配線を形成する。配線は第1層の金属配線と
同様に、例えば、銅をスパッタリングで0.3 μm形成
し、電解メッキでさらに10μm形成後、クロムをスパッ
タリングで0.1 μm形成し、フォトエッチングすること
により、2層配線構成体が得られる。
【0017】つづいて、2層配線構成体の上に、図1の
如く、第1層のポリイミド系絶縁膜の端面を覆うように
第2層のポリイミド系絶縁膜を形成する。その上に第3
層の金属配線パターンを形成すると3層配線構成体が得
られる。
【0018】次に、3層配線構成体の上に、図1の如
く、第3層のポリイミド系絶縁膜をその端面が第2層の
ポリイミド系絶縁膜の端面よりも内側になるように形成
した後、第4層の金属配線パターンを形成すると4層配
線構成体が得られる。
【0019】さらに、4層配線構成体の上に、図1の如
く、第4層のポリイミド系絶縁膜を第3層のポリイミド
系絶縁膜を覆い、かつその端面は第2層のポリイミド系
絶縁膜の端面と外方側に下降した階段状になるように形
成する。
【0020】以下同様に繰り返すことにより、第2n層
のポリイミド系絶縁膜が第(2n−1)層のポリイミド
系絶縁膜の端面を覆うように形成され、かつ第2n層の
ポリイミド系絶縁膜と第(2n+2)層のポリイミド系
絶縁膜の端面が外方側に下降した階段状に形成されてい
るさらに高次の多層配線構成体(ただしnは正の整数)
が得られる。
【0021】図1は本発明の多層配線構成体の概略断面
図の一例を示すもので、4層のポリイミド系絶縁膜から
なるものである。図1において、1は基板、2aは第1
層のポリイミド系絶縁膜、2bは第2層のポリイミド系
絶縁膜、2cは第3層のポリイミド系絶縁膜、2dは第
4層のポリイミド系絶縁膜、3は金属配線、4は上部配
線との開口(接続孔)部で、基板上に形成された第1層
のポリイミド系絶縁膜2aは第2層のポリイミド系絶縁
膜2bにより、第3層のポリイミド系絶縁膜2cは第4
層のポリイミド系絶縁膜2dにより、それぞれその上面
および周面が完全に覆われるように形成されており、か
つ第2層のポリイミド系絶縁膜2bの端面と第4層のポ
リイミド系絶縁膜2dの端面は外方側に下降した階段状
に形成されている。
【0022】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0023】実施例1 99.5%アルミナ・セラミック基板(100 ×100 ×2mm
厚)上に銅をスパッタリングで0.3 μm形成し、電解メ
ッキでさらに10μm形成後、クロムをスパッタリングで
0.1 μm形成し、フォトエッチングすることにより、第
1層の金属配線パターンを作成した。この第1層の金属
配線を形成した基板上に感光性ポリイミド前駆体“フォ
トニース”UR−3180、(東レ(株)製)を塗布、
80℃で120分窒素雰囲気中で乾燥し、膜厚40μmの
感光性ポリイミド前駆体被膜を形成した。キャノン
(株)製紫外線露光機PLA−501Fを用い、マスク
を介して600mJ/cm2 露光した。現像液DV−6
05(東レ(株)製)中に超音波を印加しながら浸漬現
像し、2−プロパノールでリンス、窒素ブローして乾燥
した。このようにして、配線パターンに対応する開口
(ビアホール)を感光性ポリイミド前駆体被膜に形成し
た。次に、130℃、200℃、400℃で各々30分
窒素雰囲気中で熱処理し、膜厚20μmの第1層のポリイ
ミド系絶縁膜を形成した。
【0024】次に、このようにして得た配線基板上に第
2層の金属配線を形成した。配線は第1層の配線と同様
に、基板上に銅をスパッタリングで0.3 μm形成し、電
解メッキでさらに10μm形成後、クロムをスパッタリン
グで0.1 μm形成し、フォトエッチングすることによ
り、2層配線構成体を得た。
【0025】つづいて、2層配線構成体の上に“フォト
ニース”UR−3180(東レ(株)製)を用い、図1
の如く、第1層のポリイミド系絶縁膜の端面を覆うよう
に膜厚20μmの第2層のポリイミド系絶縁膜を形成し
た。その上に、第3層の金属配線パターンを形成し、3
層配線構成体を得た。
【0026】次に、3層配線構成体の上に、図1の如
く、膜厚20μmの第3層のポリイミド系絶縁膜を、その
端面が第2層のポリイミド系絶縁膜の端面よりも内側に
なるように形成した。その上に第4層の金属配線パター
ンを形成し、4層配線構成体を得た。
【0027】さらに、4層配線構成体の上に、図1の如
く、膜厚20μmの第4層のポリイミド系絶縁膜を第3層
のポリイミド系絶縁膜の端面を覆い、かつその端面は第
2層ポリイミド系絶縁膜の端面と外方側に下降した階段
状になるように形成した。
【0028】以下同様にこれらの工程をもう一度繰り返
すことにより8層配線構成体を得た。
【0029】上記で得られた8層配線構成体において
は、基板と、第1層および第2層のポリイミド系絶縁膜
との界面およびポリイミド系絶縁膜同志の界面におい
て、もちろんそれらの端部においても、剥離は生じなか
った。
【0030】比較例1 図2の如く多層配線構成体を第n層のポリイミド系絶縁
膜と第(n+1)層のポリイミド系絶縁膜の端面をそろ
えるように、実施例1と同様の工程により8層配線構成
体形成したところ、基板と第1層のポリイミド系絶縁膜
との界面の大部分に剥離が生じた。
【0031】比較例2 図3の如く多層配線構成体を第n層のポリイミド系絶縁
膜と第(n+1)層のポリイミド系絶縁膜を、外方側に
下降した階段状になるように逐次積層し、実施例1と同
様の工程により8層配線構成体形成したところ、基板と
第1層のポリイミド系絶縁膜との界面、特に端部の一部
に剥離が生じた。
【0032】比較例3 図4の如く多層配線構成体を第(n+1)層のポリイミ
ド絶縁膜が第n層のポリイミド絶縁膜の端面を逐次覆う
ように、実施例1と同様の工程により8層配線構成体形
成したところ、基板と第5〜8層のポリイミド系絶縁膜
との界面に剥離が生じた。
【0033】
【発明の効果】本発明は、図1の如く、第2n層のポリ
イミド系絶縁膜が第(2n−1)層のポリイミド系絶縁
膜の端面を覆うように形成され、かつ第2n層のポリイ
ミド系絶縁膜と第(2n+2)層のポリイミド系絶縁膜
の端面が外方側に下降した階段状に形成されているの
で、ポリイミド系絶縁膜の端部は1回おきに新しいポリ
イミド系絶縁膜で逐次覆われていることになる。したが
って、熱処理工程や、配線形成工程を多数回繰り返すこ
とによる劣化、すなわち、基板と第1層のポリイミド系
絶縁膜との界面およびポリイミド系絶縁膜同志の界面、
特に端部で剥離が全く発生しない。しかも、高次の層は
基板と接触しないので、基板との接着性に対する信頼性
も高い高品質な多層配線構成体を安定して製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多層配線構成体の概略断面図の
一例である。
【図2】従来技術による多層配線構成体の概略断面図で
ある。
【図3】比較技術による多層配線構成体の概略断面図で
ある。
【図4】比較技術による多層配線構成体の概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1:基板 2:ポリイミド系絶縁膜 2a:第1層のポリイミド系絶縁膜 2b:第2層のポリイミド系絶縁膜 2c:第3層のポリイミド系絶縁膜 2d:第4層のポリイミド系絶縁膜 3:金属配線 4:上部配線との開口(接続孔)部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成した第1層の金属配線と該第
    1層の金属配線を覆う第1層のポリイミド系絶縁膜と、
    該第1層のポリイミド系絶縁膜に形成された開口を介し
    て前記第1層の金属配線に接続された第2層の金属配線
    とを最小構成単位として具備した多層配線構成体におい
    て、第2n層のポリイミド系絶縁膜が第(2n−1)層
    のポリイミド系絶縁膜の端面を覆うように形成され、か
    つ第2n層のポリイミド系絶縁膜と第(2n+2)層の
    ポリイミド系絶縁膜の端面が外方側に下降した階段状に
    形成されていることを特徴とする多層配線構成体(ただ
    しnは正の整数)。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100709158B1 (ko) * 2000-02-23 2007-04-19 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 반도체 장치 및 그 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100709158B1 (ko) * 2000-02-23 2007-04-19 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 반도체 장치 및 그 제조방법

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