JPH06244172A - 多層配線構成体 - Google Patents
多層配線構成体Info
- Publication number
- JPH06244172A JPH06244172A JP2898593A JP2898593A JPH06244172A JP H06244172 A JPH06244172 A JP H06244172A JP 2898593 A JP2898593 A JP 2898593A JP 2898593 A JP2898593 A JP 2898593A JP H06244172 A JPH06244172 A JP H06244172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- wiring
- polyimide
- hexamethyldisilazane
- insulating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明は、基板上に形成した第1層の金属配線
と該第1層の金属配線を覆う第1層のポリイミド系絶縁
膜と、該第1層のポリイミド系絶縁膜に形成された開口
を介して前記第1層の金属配線に接続された第2層の金
属配線とを最小構成単位として具備した多層配線構成体
において、金属配線と該金属配線の上に形成されるポリ
イミド系絶縁膜との間にヘキサメチルジシラザン被膜を
設けたことを特徴とする多層配線構成体に関する。 【効果】本発明によると、配線導体の腐食もなく、銅、
ニッケルなどの金属とポリイミド系絶縁膜の反応を防止
できるので、ポリイミドの耐熱性が向上し、かつ作業上
の安全性も確保できる、信頼性が高い多層配線構成体を
製造できる。
と該第1層の金属配線を覆う第1層のポリイミド系絶縁
膜と、該第1層のポリイミド系絶縁膜に形成された開口
を介して前記第1層の金属配線に接続された第2層の金
属配線とを最小構成単位として具備した多層配線構成体
において、金属配線と該金属配線の上に形成されるポリ
イミド系絶縁膜との間にヘキサメチルジシラザン被膜を
設けたことを特徴とする多層配線構成体に関する。 【効果】本発明によると、配線導体の腐食もなく、銅、
ニッケルなどの金属とポリイミド系絶縁膜の反応を防止
できるので、ポリイミドの耐熱性が向上し、かつ作業上
の安全性も確保できる、信頼性が高い多層配線構成体を
製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層配線構成体に関す
るものであり、さらに詳しくは、ポリイミド系樹脂を層
間絶縁膜として用いた高密度実装用多層配線構成体に関
するものである。
るものであり、さらに詳しくは、ポリイミド系樹脂を層
間絶縁膜として用いた高密度実装用多層配線構成体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリイミド系樹脂を層間絶縁膜として用
いた高密度実装用多層配線構成体としては、金属配線に
銅を用いた銅−ポリイミド多層配線構成体が知られてい
る(例えば「日経エレクトロニクス」145〜158
頁、1984年8月27日号)。ところが、配線金属と
して銅やニッケルなどの金属を使用するとポリイミドの
耐熱性が低下するという問題があった(例えば斎木他、
昭和50年電子通信学会全国大会予稿集、378、38
0頁,三浦他、電子情報通信学会論文誌C、vol.J71-C
No.11 1510〜1515頁、1988年11月)。そこで、銅
についてはポリイミド層と銅の界面にクロムの薄膜を設
ける方法が一般的に採用されている。またポリイミド層
と銅の界面にクロメート処理被膜を設ける方法(特開平
4−39990号公報)などが提案されている。
いた高密度実装用多層配線構成体としては、金属配線に
銅を用いた銅−ポリイミド多層配線構成体が知られてい
る(例えば「日経エレクトロニクス」145〜158
頁、1984年8月27日号)。ところが、配線金属と
して銅やニッケルなどの金属を使用するとポリイミドの
耐熱性が低下するという問題があった(例えば斎木他、
昭和50年電子通信学会全国大会予稿集、378、38
0頁,三浦他、電子情報通信学会論文誌C、vol.J71-C
No.11 1510〜1515頁、1988年11月)。そこで、銅
についてはポリイミド層と銅の界面にクロムの薄膜を設
ける方法が一般的に採用されている。またポリイミド層
と銅の界面にクロメート処理被膜を設ける方法(特開平
4−39990号公報)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の方法は異種金属間で局部的に発生する電池効果に
より配線導体が腐食する、金属配線とポリイミド系絶縁
膜との界面での反応のためにポリイミドの耐熱性が低下
する、作業上安全性に問題がある、などの欠点があっ
た。
従来の方法は異種金属間で局部的に発生する電池効果に
より配線導体が腐食する、金属配線とポリイミド系絶縁
膜との界面での反応のためにポリイミドの耐熱性が低下
する、作業上安全性に問題がある、などの欠点があっ
た。
【0004】本発明は、従来技術の諸欠点に鑑み創案さ
れたものであって、配線導体の腐食、および金属配線と
ポリイミド系絶縁膜の反応を防ぐことによりポリイミド
の耐熱性を向上させ、かつ作業上の安全性を確保でき
る、信頼性が高い多層配線構成体を提供することを目的
とするものである。
れたものであって、配線導体の腐食、および金属配線と
ポリイミド系絶縁膜の反応を防ぐことによりポリイミド
の耐熱性を向上させ、かつ作業上の安全性を確保でき
る、信頼性が高い多層配線構成体を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
基板上に形成した第1層の金属配線と該第1層の金属配
線を覆う第1層のポリイミド系絶縁膜と、該第1層のポ
リイミド系絶縁膜に形成された開口を介して前記第1層
の金属配線に接続された第2層の金属配線とを最小構成
単位として具備した多層配線構成体において、金属配線
と該金属配線の上に形成されるポリイミド系絶縁膜との
間にヘキサメチルジシラザン被膜を設けたことを特徴と
する多層配線構成体により達成され、金属配線が銅配線
である場合には、特に顕著な効果が得られる。
基板上に形成した第1層の金属配線と該第1層の金属配
線を覆う第1層のポリイミド系絶縁膜と、該第1層のポ
リイミド系絶縁膜に形成された開口を介して前記第1層
の金属配線に接続された第2層の金属配線とを最小構成
単位として具備した多層配線構成体において、金属配線
と該金属配線の上に形成されるポリイミド系絶縁膜との
間にヘキサメチルジシラザン被膜を設けたことを特徴と
する多層配線構成体により達成され、金属配線が銅配線
である場合には、特に顕著な効果が得られる。
【0006】本発明の多層配線構成体においては、基板
上に形成した第1層の金属配線と該第1層の金属配線を
覆う第1層のポリイミド系絶縁膜と、該第1層のポリイ
ミド系絶縁膜に形成された開口を介して前記第1層の金
属配線に接続された第2層の金属配線とを最小構成単位
として具備する。この最小構成単位が2層配線構成体で
ある。すなわち、3層配線構成体とは、第2層の金属配
線の上に、第2層のポリイミド系絶縁膜および第3層の
金属配線がこの順に形成されたものであり、さらに多層
の配線構成体は、同様の繰り返し構造をさらに有するも
のである。
上に形成した第1層の金属配線と該第1層の金属配線を
覆う第1層のポリイミド系絶縁膜と、該第1層のポリイ
ミド系絶縁膜に形成された開口を介して前記第1層の金
属配線に接続された第2層の金属配線とを最小構成単位
として具備する。この最小構成単位が2層配線構成体で
ある。すなわち、3層配線構成体とは、第2層の金属配
線の上に、第2層のポリイミド系絶縁膜および第3層の
金属配線がこの順に形成されたものであり、さらに多層
の配線構成体は、同様の繰り返し構造をさらに有するも
のである。
【0007】本発明における基板としては、シリコン、
アルミニウム、セラミックス、サファイヤなどが用いら
れるが、これらに限定されない。
アルミニウム、セラミックス、サファイヤなどが用いら
れるが、これらに限定されない。
【0008】本発明における金属配線としては、銅、ニ
ッケルおよび/または、銅合金、ニッケル合金が、単独
或いはアルミニウム、金、クロム、白金、銀など電気伝
導性の材料との複層で、所望の機能を果たすように、パ
ターン状または全面に形成された層などが用いられる。
これらの配線は、通常、真空蒸着、スパッタリング、メ
ッキなどにより形成される。
ッケルおよび/または、銅合金、ニッケル合金が、単独
或いはアルミニウム、金、クロム、白金、銀など電気伝
導性の材料との複層で、所望の機能を果たすように、パ
ターン状または全面に形成された層などが用いられる。
これらの配線は、通常、真空蒸着、スパッタリング、メ
ッキなどにより形成される。
【0009】本発明は、金属配線と該金属配線の上に形
成されるポリイミド系絶縁膜との間にヘキサメチルジシ
ラザン被膜を設けることを特徴とする。ここで、ヘキサ
メチルジシラザン被膜とは、ヘキサメチルジシラザンか
ら主としてなる被膜のことをいう。
成されるポリイミド系絶縁膜との間にヘキサメチルジシ
ラザン被膜を設けることを特徴とする。ここで、ヘキサ
メチルジシラザン被膜とは、ヘキサメチルジシラザンか
ら主としてなる被膜のことをいう。
【0010】ヘキサメチルジシラザンは、式(1)で表
される化合物である。
される化合物である。
【0011】 (CH3 )3 Si−NH−Si(CH3 )3 (1) 本発明におけるヘキサメチルジシラザン被膜中のヘキサ
メチルジシラザンは、完全な構造のヘキサメチルジシラ
ザンに限定されるものではなく、ポリイミド系絶縁膜を
加熱キュアするときなどに、ヘキサメチルジシラザン構
造の一部が加熱分解された構造の化合物であってもよ
い。
メチルジシラザンは、完全な構造のヘキサメチルジシラ
ザンに限定されるものではなく、ポリイミド系絶縁膜を
加熱キュアするときなどに、ヘキサメチルジシラザン構
造の一部が加熱分解された構造の化合物であってもよ
い。
【0012】また、被膜中に、ヘキサメチルジシラザン
以外の物質を、本発明の効果を損なわない範囲で含んで
いても構わない。具体的には、テトラエトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラ
ン、水酸化ケイ素、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、水などがあげられる。
以外の物質を、本発明の効果を損なわない範囲で含んで
いても構わない。具体的には、テトラエトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラ
ン、水酸化ケイ素、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、水などがあげられる。
【0013】ヘキサメチルジシラザン被膜の形成方法と
しては、特に限定されないが、スピンコーティングやデ
ィプコーティングなどのコーティング方法を挙げること
ができる。コーティングに際しては、ヘキサメチルジシ
ラザンの原液を用いるのが好ましいが、溶媒で希釈した
ものを用いることも可能である。溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノールなどが用いられ
る。
しては、特に限定されないが、スピンコーティングやデ
ィプコーティングなどのコーティング方法を挙げること
ができる。コーティングに際しては、ヘキサメチルジシ
ラザンの原液を用いるのが好ましいが、溶媒で希釈した
ものを用いることも可能である。溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノールなどが用いられ
る。
【0014】ヘキサメチルジシラザン被膜の膜厚として
は、特に限定されないが、0.005〜1μmが好まし
く、さらに好ましくは0.01〜0.1μmである。
は、特に限定されないが、0.005〜1μmが好まし
く、さらに好ましくは0.01〜0.1μmである。
【0015】なお、本発明の効果をさらに高めるため
に、金属配線と該金属配線の下に形成されるポリイミド
系絶縁膜との間にも、同様にヘキサメチルジシラザン被
膜を設けることが好ましい。
に、金属配線と該金属配線の下に形成されるポリイミド
系絶縁膜との間にも、同様にヘキサメチルジシラザン被
膜を設けることが好ましい。
【0016】本発明におけるポリイミド系絶縁膜として
は、テトラカルボン酸二無水物とジアミンを選択的に組
み合わせ、これらをN−メチル−2−ピロリドン、N,
N−ジメチルアセトアミドなどの極性溶媒中で反応させ
て、ポリイミド前駆体のワニスとした後、このポリイミ
ド前駆体のワニスを基板上に塗布して200〜400℃
の範囲で熱処理を行ない脱水縮合することにより得るこ
とができ、公知のものが使用しうる。具体的な例とし
て、ピロメリット酸二無水物と4,4´−ジアミノジフ
ェニルエーテル、3,3´,4,4´−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェ
ニルエーテル、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエ
ーテル、ピロメリット酸二無水物と3,3´(または
4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、ピロメリッ
ト酸二無水物および3,3´,4,4´−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸二無水物と3,3´(または4,4
´)−ジアミノジフェニルスルホン、3,3´,4,4
´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と3,3
´(または4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、
3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物と3,3´(または4,4´)−ジアミノジフェニ
ルスルホン、ピロメリット酸二無水物と4,4´−ジア
ミノジフェニルスルフィド、3,3´,4,4´−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジア
ミノジフェニルスルフィド、3,3´,4,4´−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノ
ジフェニルスルフィド、3,3´,4,4´−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジア
ミン、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物とパラフェニレンジアミン、ピロメリット酸
二無水物および3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン、ピ
ロメリット酸二無水物および3,3´,4,4´−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジア
ミン、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテルテトラ
カルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエ
ーテル、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテルテト
ラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン、ピロ
メリット酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエ
ーテルおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチル
ジシロキサン、などから合成されたポリイミド前駆体の
ワニスが好ましく用いられる。
は、テトラカルボン酸二無水物とジアミンを選択的に組
み合わせ、これらをN−メチル−2−ピロリドン、N,
N−ジメチルアセトアミドなどの極性溶媒中で反応させ
て、ポリイミド前駆体のワニスとした後、このポリイミ
ド前駆体のワニスを基板上に塗布して200〜400℃
の範囲で熱処理を行ない脱水縮合することにより得るこ
とができ、公知のものが使用しうる。具体的な例とし
て、ピロメリット酸二無水物と4,4´−ジアミノジフ
ェニルエーテル、3,3´,4,4´−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェ
ニルエーテル、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエ
ーテル、ピロメリット酸二無水物と3,3´(または
4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、ピロメリッ
ト酸二無水物および3,3´,4,4´−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸二無水物と3,3´(または4,4
´)−ジアミノジフェニルスルホン、3,3´,4,4
´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と3,3
´(または4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、
3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物と3,3´(または4,4´)−ジアミノジフェニ
ルスルホン、ピロメリット酸二無水物と4,4´−ジア
ミノジフェニルスルフィド、3,3´,4,4´−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジア
ミノジフェニルスルフィド、3,3´,4,4´−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノ
ジフェニルスルフィド、3,3´,4,4´−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジア
ミン、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物とパラフェニレンジアミン、ピロメリット酸
二無水物および3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン、ピ
ロメリット酸二無水物および3,3´,4,4´−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジア
ミン、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテルテトラ
カルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエ
ーテル、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテルテト
ラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン、ピロ
メリット酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエ
ーテルおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチル
ジシロキサン、などから合成されたポリイミド前駆体の
ワニスが好ましく用いられる。
【0017】ポリイミド系絶縁膜は、上部の金属配線と
の接続を図るため、パターン加工が施され、開口が設け
られる。
の接続を図るため、パターン加工が施され、開口が設け
られる。
【0018】したがって、ポリイミド前駆体としては、
感光性を付与したものが、直接パターン加工ができ、工
程を簡略化できるので望ましい。感光性を付与する方法
は例えば、特公昭55−30207号公報、特公昭59
−52822号公報、特開昭53−127723号公報
などに記載されている。
感光性を付与したものが、直接パターン加工ができ、工
程を簡略化できるので望ましい。感光性を付与する方法
は例えば、特公昭55−30207号公報、特公昭59
−52822号公報、特開昭53−127723号公報
などに記載されている。
【0019】次に、本発明の多層配線構成体の製造方法
の一例について説明する。
の一例について説明する。
【0020】例えば、電源と接地層を含む多層アルミナ
・セラミックス基板上に第1層の金属配線を形成する。
金属配線は例えば、基板上に銅をスパッタリングで0.3
μm形成し、電解メッキでさらに10μm形成後、フォト
エッチングすることにより、所望の配線パターンを得
る。次にヘキサメチルジシラザン被膜をヘキサメチルジ
シラザン原液をスピンコーティングすることにより第1
層の金属配線上に形成する。
・セラミックス基板上に第1層の金属配線を形成する。
金属配線は例えば、基板上に銅をスパッタリングで0.3
μm形成し、電解メッキでさらに10μm形成後、フォト
エッチングすることにより、所望の配線パターンを得
る。次にヘキサメチルジシラザン被膜をヘキサメチルジ
シラザン原液をスピンコーティングすることにより第1
層の金属配線上に形成する。
【0021】次いで、この基板上に第1層のポリイミド
系絶縁膜を形成する。通常、上部配線との開口(接続
孔)を設けるため、該ポリイミド系絶縁膜をパターン加
工する。パターン加工はいくつかの方法で行うことがで
きる。
系絶縁膜を形成する。通常、上部配線との開口(接続
孔)を設けるため、該ポリイミド系絶縁膜をパターン加
工する。パターン加工はいくつかの方法で行うことがで
きる。
【0022】感光性を有するポリイミド前駆体を用いる
場合は、塗布、乾燥後、感光性ポリイミド前駆体の膜上
にマスクを置き、紫外線を照射する。ついで、現像を行
う。現像後、熱処理することによりポリイミド系絶縁膜
を得る。感光性を有しないポリイミド前駆体を用いる場
合は、塗布、乾燥、熱処理後、金属薄膜や酸化珪素など
をマスクにして、酸素プラズマでポリイミドをエッチン
グしパターンを形成できる。乾燥は、70〜160℃の
範囲で行なうのが好ましい。熱処理は窒素雰囲気中で、
室温から450℃の温度を選び、段階的に昇温するかあ
る温度範囲を選び連続的に昇温しながら5分〜5時間実
施する。この熱処理の最高温度は、120〜450℃、
好ましくは、130〜450℃で行うのがよい。例え
ば、130℃、200℃、400℃で各々30分熱処理
する。また、室温から400℃まで2時間かけて直線的
に昇温してもよい。
場合は、塗布、乾燥後、感光性ポリイミド前駆体の膜上
にマスクを置き、紫外線を照射する。ついで、現像を行
う。現像後、熱処理することによりポリイミド系絶縁膜
を得る。感光性を有しないポリイミド前駆体を用いる場
合は、塗布、乾燥、熱処理後、金属薄膜や酸化珪素など
をマスクにして、酸素プラズマでポリイミドをエッチン
グしパターンを形成できる。乾燥は、70〜160℃の
範囲で行なうのが好ましい。熱処理は窒素雰囲気中で、
室温から450℃の温度を選び、段階的に昇温するかあ
る温度範囲を選び連続的に昇温しながら5分〜5時間実
施する。この熱処理の最高温度は、120〜450℃、
好ましくは、130〜450℃で行うのがよい。例え
ば、130℃、200℃、400℃で各々30分熱処理
する。また、室温から400℃まで2時間かけて直線的
に昇温してもよい。
【0023】上部配線との開口(接続孔)部のヘキサメ
チルジシラザン被膜は、過硫酸アンモニウム水溶液で表
面をエッチングするかプラズマ処理などの手法で除去す
るのが望ましい。
チルジシラザン被膜は、過硫酸アンモニウム水溶液で表
面をエッチングするかプラズマ処理などの手法で除去す
るのが望ましい。
【0024】次に、このようにして得た配線基板上に第
2層の配線を形成する。配線は第1層の配線と同様に、
基板上に銅をスパッタリングで0.3 μm形成し、電解メ
ッキでさらに10μm形成後、フォトエッチングすること
により、2層配線構成体が得られる。
2層の配線を形成する。配線は第1層の配線と同様に、
基板上に銅をスパッタリングで0.3 μm形成し、電解メ
ッキでさらに10μm形成後、フォトエッチングすること
により、2層配線構成体が得られる。
【0025】以下同様に、第2層の配線パターン上にヘ
キサメチルジシラザン被膜をスピンコーティングにより
形成、さらにその上にポリイミド系絶縁膜を形成後、第
3層の配線パターンを形成すると3層配線構成体が得ら
れる。以下、これらの工程を必要回繰り返すことによっ
て、さらに多層の配線構成体が得られる。
キサメチルジシラザン被膜をスピンコーティングにより
形成、さらにその上にポリイミド系絶縁膜を形成後、第
3層の配線パターンを形成すると3層配線構成体が得ら
れる。以下、これらの工程を必要回繰り返すことによっ
て、さらに多層の配線構成体が得られる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されない。
るが、本発明はこれらに限定されない。
【0027】実施例1、比較例1 3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物(1モル)と4,4´−ジアミノジフェニルエ
ーテル(0.95モル)およびビス(3−アミノプロピル)
テトラメチルジシロキサン(0.05モル)を、N−メチル
−2−ピロリドン溶媒中15%の濃度で、50℃、4時
間反応させ、ポリイミド前駆体(A)を合成した。
二無水物(1モル)と4,4´−ジアミノジフェニルエ
ーテル(0.95モル)およびビス(3−アミノプロピル)
テトラメチルジシロキサン(0.05モル)を、N−メチル
−2−ピロリドン溶媒中15%の濃度で、50℃、4時
間反応させ、ポリイミド前駆体(A)を合成した。
【0028】シリコン基板上に銅をスパッタリングで0.
3 μm形成し、電解メッキでさらに5 μm形成後、基板
の半分にヘキサメチルジシラザン原液をスピンコーティ
ングすることにより膜厚約0.05μmのヘキサメチルジシ
ラザン被膜を形成し、ヘキサメチルジシラザン被膜を形
成した部分(実施例1)と形成していない部分(比較例
1)を作成した。
3 μm形成し、電解メッキでさらに5 μm形成後、基板
の半分にヘキサメチルジシラザン原液をスピンコーティ
ングすることにより膜厚約0.05μmのヘキサメチルジシ
ラザン被膜を形成し、ヘキサメチルジシラザン被膜を形
成した部分(実施例1)と形成していない部分(比較例
1)を作成した。
【0029】この基板上にポリイミド前駆体(A)を塗
布、80℃で60分窒素雰囲気中で乾燥し、膜厚10μm
のポリイミド前駆体被膜を形成した。このポリイミド前
駆体被膜を形成した基板をN−メチル−2−ピロリドン
溶媒中に浸漬、ポリイミド前駆体被膜を溶解し、2−プ
ロパノールでリンス後、窒素ブローして乾燥した。つづ
いて基板を10%過硫酸アンモニウム水溶液に1分浸し
た後、水洗し、乾燥した。
布、80℃で60分窒素雰囲気中で乾燥し、膜厚10μm
のポリイミド前駆体被膜を形成した。このポリイミド前
駆体被膜を形成した基板をN−メチル−2−ピロリドン
溶媒中に浸漬、ポリイミド前駆体被膜を溶解し、2−プ
ロパノールでリンス後、窒素ブローして乾燥した。つづ
いて基板を10%過硫酸アンモニウム水溶液に1分浸し
た後、水洗し、乾燥した。
【0030】その結果、ヘキサメチルジシラザン被膜を
形成した部分は、残膜がなく、1Ω以下の抵抗値であっ
たが、ヘキサメチルジシラザン被膜を形成していない部
分は溶媒に不溶な残膜があり、10メガΩ以上大きな抵
抗値を示した。
形成した部分は、残膜がなく、1Ω以下の抵抗値であっ
たが、ヘキサメチルジシラザン被膜を形成していない部
分は溶媒に不溶な残膜があり、10メガΩ以上大きな抵
抗値を示した。
【0031】したがって、明らかに界面でポリイミド前
駆体と銅との反応が起こり、溶媒に不溶な反応物が生成
している。
駆体と銅との反応が起こり、溶媒に不溶な反応物が生成
している。
【0032】この結果より、ヘキサメチルジシラザン被
膜を銅上に形成することにより、界面でのポリイミド前
駆体と銅の反応を防止できることが分かる。
膜を銅上に形成することにより、界面でのポリイミド前
駆体と銅の反応を防止できることが分かる。
【0033】実施例2、比較例2 3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物(0.5モル)およびピロメリット酸二無水物
(0.5モル)と4,4´−ジアミノジフェニルエーテ
ル(1モル)を、N−メチル−2−ピロリドン溶媒中1
6%の濃度で、60℃、4時間反応させ、ポリイミド前
駆体(B)を合成した。
二無水物(0.5モル)およびピロメリット酸二無水物
(0.5モル)と4,4´−ジアミノジフェニルエーテ
ル(1モル)を、N−メチル−2−ピロリドン溶媒中1
6%の濃度で、60℃、4時間反応させ、ポリイミド前
駆体(B)を合成した。
【0034】シリコン基板上に銅をスパッタリングで0.
3 μm形成し、電解メッキでさらに5 μm形成後、ヘキ
サメチルジシラザン原液をスピンコーティングすること
により膜厚約0.05μmのヘキサメチルジシラザン被膜を
形成した基板(実施例2)と形成していない基板(比較
例2)を作成した。
3 μm形成し、電解メッキでさらに5 μm形成後、ヘキ
サメチルジシラザン原液をスピンコーティングすること
により膜厚約0.05μmのヘキサメチルジシラザン被膜を
形成した基板(実施例2)と形成していない基板(比較
例2)を作成した。
【0035】これらの基板上に、ポリイミド前駆体
(B)を塗布、130℃、200℃、400℃で各々3
0分窒素雰囲気中で熱処理し、膜厚10μmのポリイミド
系絶縁膜を形成した。これらの基板からポリイミド系絶
縁膜および銅の一部を剥離し、10%過硫酸アンモニウ
ム水溶液で銅をエッチング除去してポリイミド系絶縁膜
のみとし、水洗後、200℃で30分乾燥し、耐熱性測
定試料とした。
(B)を塗布、130℃、200℃、400℃で各々3
0分窒素雰囲気中で熱処理し、膜厚10μmのポリイミド
系絶縁膜を形成した。これらの基板からポリイミド系絶
縁膜および銅の一部を剥離し、10%過硫酸アンモニウ
ム水溶液で銅をエッチング除去してポリイミド系絶縁膜
のみとし、水洗後、200℃で30分乾燥し、耐熱性測
定試料とした。
【0036】なお、銅を形成してないシリコン基板上
(シリコン基板上ではポリイミドの耐熱性は低下しな
い)に膜厚10μmのポリイミド系絶縁膜を形成し、基板
からポリイミド系絶縁膜を剥離した試料を参考例とし
た。
(シリコン基板上ではポリイミドの耐熱性は低下しな
い)に膜厚10μmのポリイミド系絶縁膜を形成し、基板
からポリイミド系絶縁膜を剥離した試料を参考例とし
た。
【0037】ポリイミドの耐熱性の測定は島津製作所
(株)TGA30(熱天秤)を用い、サンプル量20m
g,ヘリウム中、昇温速度10℃/minで行い、5%
減量時の温度を調べ、耐熱性を表す温度とした。
(株)TGA30(熱天秤)を用い、サンプル量20m
g,ヘリウム中、昇温速度10℃/minで行い、5%
減量時の温度を調べ、耐熱性を表す温度とした。
【0038】その結果、実施例2では525℃、比較例
2では420℃、参考例では525℃となり、ヘキサメ
チルジシラザン被膜を銅上に形成することにより、ポリ
イミドの耐熱性は低下しないことが分かった。
2では420℃、参考例では525℃となり、ヘキサメ
チルジシラザン被膜を銅上に形成することにより、ポリ
イミドの耐熱性は低下しないことが分かった。
【0039】実施例3、比較例3 シリコン基板上にニッケルをスパッタリングで0.5 μm
形成後、ヘキサメチルジシラザン原液をスピンコーティ
ングすることにより膜厚約0.05μmのヘキサメチルジシ
ラザン被膜を形成した基板(実施例3)と形成していな
い基板(比較例3)を作成した。
形成後、ヘキサメチルジシラザン原液をスピンコーティ
ングすることにより膜厚約0.05μmのヘキサメチルジシ
ラザン被膜を形成した基板(実施例3)と形成していな
い基板(比較例3)を作成した。
【0040】これらの基板上にポリイミド前駆体(B)
を塗布、130℃、200℃、400℃で各々30分窒
素雰囲気中で熱処理し、膜厚10μmのポリイミド系絶縁
膜を形成した。基板からポリイミド系絶縁膜を剥離し、
耐熱性測定試料とした。
を塗布、130℃、200℃、400℃で各々30分窒
素雰囲気中で熱処理し、膜厚10μmのポリイミド系絶縁
膜を形成した。基板からポリイミド系絶縁膜を剥離し、
耐熱性測定試料とした。
【0041】ポリイミドの耐熱性の測定を、実施例2と
同様にして行った。
同様にして行った。
【0042】その結果、実施例3では525℃、比較例
3では450℃、参考例では525℃となり、ヘキサメ
チルジシラザン被膜をニッケル上に形成することによ
り、ポリイミドの耐熱性は低下しないことが分かった。
3では450℃、参考例では525℃となり、ヘキサメ
チルジシラザン被膜をニッケル上に形成することによ
り、ポリイミドの耐熱性は低下しないことが分かった。
【0043】実施例4、比較例4 実施例1のポリイミド前駆体(A)348gにジメチル
アミノエチルメタクリレート31g,ミヒラーズケトン
2.6gをN−メチル−2−ピロリドン31gに溶解し
た溶液を添加混合して感光性ポリイミド前駆体(C)を
合成した。
アミノエチルメタクリレート31g,ミヒラーズケトン
2.6gをN−メチル−2−ピロリドン31gに溶解し
た溶液を添加混合して感光性ポリイミド前駆体(C)を
合成した。
【0044】99.5%アルミナ・セラミック基板上に銅を
スパッタリングで0.3 μm形成し、電解メッキでさらに
10μm形成後、フォトエッチングすることにより、配線
パターンを作成した。基板の半分にヘキサメチルジシラ
ザン原液をスピンコーティングすることにより膜厚約0.
05μmのヘキサメチルジシラザン被膜を形成し、ヘキサ
メチルジシラザン被膜を形成した部分(実施例4)と形
成していない部分(比較例4)を作成した。
スパッタリングで0.3 μm形成し、電解メッキでさらに
10μm形成後、フォトエッチングすることにより、配線
パターンを作成した。基板の半分にヘキサメチルジシラ
ザン原液をスピンコーティングすることにより膜厚約0.
05μmのヘキサメチルジシラザン被膜を形成し、ヘキサ
メチルジシラザン被膜を形成した部分(実施例4)と形
成していない部分(比較例4)を作成した。
【0045】この基板上に感光性ポリイミド前駆体
(C)を塗布、80℃で120分窒素雰囲気中で乾燥
し、膜厚20μmの感光性ポリイミド前駆体被膜を形成し
た。キャノン(株)製紫外線露光機PLA−501Fを
用い、マスクを介して300mJ/cm2 露光した。N
−メチル−2−ピロリドン70重量部、メタノール30
重量部からなる現像液中に超音波を印加しながら浸漬現
像し、2−プロパノールでリンス、窒素ブローして乾燥
し、金属配線パターンに対応する開口(ビアホール)を
感光性ポリイミド前駆体被膜に形成した。次に、130
℃、200℃、400℃で各々30分窒素雰囲気中で熱
処理し、膜厚10μmのポリイミド系絶縁膜を形成した。
(C)を塗布、80℃で120分窒素雰囲気中で乾燥
し、膜厚20μmの感光性ポリイミド前駆体被膜を形成し
た。キャノン(株)製紫外線露光機PLA−501Fを
用い、マスクを介して300mJ/cm2 露光した。N
−メチル−2−ピロリドン70重量部、メタノール30
重量部からなる現像液中に超音波を印加しながら浸漬現
像し、2−プロパノールでリンス、窒素ブローして乾燥
し、金属配線パターンに対応する開口(ビアホール)を
感光性ポリイミド前駆体被膜に形成した。次に、130
℃、200℃、400℃で各々30分窒素雰囲気中で熱
処理し、膜厚10μmのポリイミド系絶縁膜を形成した。
【0046】実施例4においては、ビアホール部のヘキ
サメチルジシラザン被膜を除去するため、10%過硫酸
アンモニウム水溶液で1分間エッチングし、水洗後、乾
燥した。
サメチルジシラザン被膜を除去するため、10%過硫酸
アンモニウム水溶液で1分間エッチングし、水洗後、乾
燥した。
【0047】次に、銅をスパッタリングで0.3 μm、電
解メッキでさらに10μm形成後、フォトエッチングする
ことにより、第2層配線パターンを形成し、2層配線構
成体を得た。
解メッキでさらに10μm形成後、フォトエッチングする
ことにより、第2層配線パターンを形成し、2層配線構
成体を得た。
【0048】この2層配線構成体の第1層の金属配線と
第2層の金属配線の導通を調べたところ、ヘキサメチル
ジシラザン被膜を形成した部分は導通が良好であった
が、ヘキサメチルジシラザン被膜を形成していない部分
は導通が不良であった。
第2層の金属配線の導通を調べたところ、ヘキサメチル
ジシラザン被膜を形成した部分は導通が良好であった
が、ヘキサメチルジシラザン被膜を形成していない部分
は導通が不良であった。
【0049】この結果より、ヘキサメチルジシラザン被
膜を銅上に形成することにより、金属配線間の接続(導
通)信頼性が得られることが分かった。
膜を銅上に形成することにより、金属配線間の接続(導
通)信頼性が得られることが分かった。
【0050】
【発明の効果】本発明によると、配線導体の腐食もな
く、銅、ニッケルなどの金属とポリイミド系絶縁膜の反
応を防止できるので、ポリイミドの耐熱性が向上し、か
つ作業上の安全性も確保できる、信頼性が高い多層配線
構成体を製造できる。
く、銅、ニッケルなどの金属とポリイミド系絶縁膜の反
応を防止できるので、ポリイミドの耐熱性が向上し、か
つ作業上の安全性も確保できる、信頼性が高い多層配線
構成体を製造できる。
Claims (2)
- 【請求項1】基板上に形成した第1層の金属配線と該第
1層の金属配線を覆う第1層のポリイミド系絶縁膜と、
該第1層のポリイミド系絶縁膜に形成された開口を介し
て前記第1層の金属配線に接続された第2層の金属配線
とを最小構成単位として具備した多層配線構成体におい
て、金属配線と該金属配線の上に形成されるポリイミド
系絶縁膜との間にヘキサメチルジシラザン被膜を設けた
ことを特徴とする多層配線構成体。 - 【請求項2】金属配線が銅配線であることを特徴とする
請求項1記載の多層配線構成体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2898593A JPH06244172A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 多層配線構成体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2898593A JPH06244172A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 多層配線構成体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06244172A true JPH06244172A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12263717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2898593A Pending JPH06244172A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 多層配線構成体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06244172A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002017374A1 (en) * | 2000-08-18 | 2002-02-28 | Tokyo Electron Limited | Low-dielectric silicon nitride film and method of forming the same, semiconductor device and fabrication process thereof |
US6559066B2 (en) | 1996-08-02 | 2003-05-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Substrate for use in display element, method of manufacturing the same, and apparatus for manufacturing the same |
US6828683B2 (en) * | 1998-12-23 | 2004-12-07 | Micron Technology, Inc. | Semiconductor devices, and semiconductor processing methods |
US7067414B1 (en) | 1999-09-01 | 2006-06-27 | Micron Technology, Inc. | Low k interlevel dielectric layer fabrication methods |
JP2009054949A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Seiko Instruments Inc | 金属配線形成方法 |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP2898593A patent/JPH06244172A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6559066B2 (en) | 1996-08-02 | 2003-05-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Substrate for use in display element, method of manufacturing the same, and apparatus for manufacturing the same |
US6828683B2 (en) * | 1998-12-23 | 2004-12-07 | Micron Technology, Inc. | Semiconductor devices, and semiconductor processing methods |
US7067414B1 (en) | 1999-09-01 | 2006-06-27 | Micron Technology, Inc. | Low k interlevel dielectric layer fabrication methods |
WO2002017374A1 (en) * | 2000-08-18 | 2002-02-28 | Tokyo Electron Limited | Low-dielectric silicon nitride film and method of forming the same, semiconductor device and fabrication process thereof |
US6890869B2 (en) | 2000-08-18 | 2005-05-10 | Tokyo Electron Limited | Low-dielectric silicon nitride film and method of forming the same, semiconductor device and fabrication process thereof |
JP2009054949A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Seiko Instruments Inc | 金属配線形成方法 |
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