JPH06208216A - 写真用固形処理剤の判別方法 - Google Patents

写真用固形処理剤の判別方法

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JPH06208216A
JPH06208216A JP338293A JP338293A JPH06208216A JP H06208216 A JPH06208216 A JP H06208216A JP 338293 A JP338293 A JP 338293A JP 338293 A JP338293 A JP 338293A JP H06208216 A JPH06208216 A JP H06208216A
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processing
tank
solid processing
processing agent
solid
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JP338293A
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English (en)
Inventor
Shigekazu Sakai
繁一 坂井
Osamu Shibazaki
理 柴崎
Keiji Yamaguchi
啓二 山口
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤調合の煩雑さをなくし、補充液の貯蔵
の必要性をなくし、補充液劣化をなくし、処理量の日々
の大小に関係なく安定した処理を可能にし、補充タンク
をなくし、コンパクト化し、ポリボトル等の使用をなく
した自動現像機へ供給する写真用固形処理剤の判別方法
の提供を目的にする。 【構成】 少くとも現像処理槽及び漂白能を有する処理
槽を設けたハロゲン化銀感光材料用自動現像機の各処理
槽の固形処理剤供給装置に投入する予め一定量に分割秤
量成形された固形処理剤にその種類を判別するための刻
印を施したり、該固形処理剤の形状やそのパックの形状
寸法を該処理剤の種類毎に異ならせた判別方法の構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機に使用する固形処理剤に関し、更に詳し
くは、自動現像機のコンパクト化と取り扱い易さの推進
と、ラボにおける溶解作業をなくし、大幅に作業性の改
善を図るために固形処理剤を使用し、その固形処理剤の
誤投入などが起こらないようにした該固形処理剤の正確
な判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料(以下、単に
感光材料又は感材と称することもある)は、露光後、現
像、脱銀、洗浄、安定化等の各工程により処理される。
通常現像には、発色現像液、黒白現像液が、脱銀処理に
は漂白液、漂白定着液及び定着液が、洗浄には水道水又
はイオン交換水が安定化には安定液がそれぞれ用いられ
いる。
【0003】これら各処理工程を行うための処理機能を
有する液体のことを処理液という。各処理液は通常30〜
40℃に温度調整され、感光材料はこれらの処理液中に浸
漬され処理される。
【0004】この様な処理は通常自動現像機(以下、自
現機と称することもある)等で上記の処理液を収納した
処理槽間を順次感光材料を搬送させることによって行わ
れる。
【0005】ここで自動現像機と言う場合、現像部、脱
銀部、洗浄又は安定化部材及び感光部材を有し、各処理
現像部を順次自動的に写真感光材料を搬送させる手段を
有する現像機のことを一般的にさす。
【0006】さて、この様な自動現像機で処理する場
合、処理槽内の処理液の活性度を一定に保つために液体
の処理液を補充する方式が一般に広く採られている。
【0007】具体的には、補充用タンクから補充液を適
時処理槽内に供給しつつ処理作業を行うようにしてい
る。
【0008】この場合、補充タンクに貯留される補充液
自体は一般には別の場所で調整され作成されたものであ
るが、ミニラボでは現像機内に設置された補充タンクに
て一定量一度に調整され必要に応じて処理槽内に補充さ
れるのが普通であるが、その作成に当たっては、従来か
ら次のような手作業的な方法が採られている。
【0009】すなわち、ハロゲン化銀写真感光材料用処
理剤(以下、処理剤と称することもある)は粉末状ある
いは液体状で市販されており、使用にあたっては、粉末
の場合は一定量の水に手作業で溶解することにより調液
され、又、液体状の場合も濃縮されているから一定量の
水を加え撹拌し希釈して用いられる。
【0010】これら処理剤は、この様に一旦補充液を作
成して用いるのが常である。この方式にはいくつかの問
題点が挙げられている。第1に補充液を作る手間が大変
なことである。例えば近年頻繁に用いられている迅速処
理用処理C-41RA(カラーネガフィルム処理プロセス)と
RA-4(カラーペーパー処理プロセス)では、合計7種の
補充液が必要であり、ミニラボでは毎日どれかの処理液
の補充液を溶かしているのが実情であり、プリント作業
や接客を行ないながらの作業のため、負荷が大きく忙し
さのあまり、溶解ミス等のトラブルも併発しているのが
実情である。
【0011】このような障害を解決するために錠剤状の
固形処理剤を用い、それを使用した感光材料に応じて定
量ずつ投入装置より各処理槽に投入して各処理液の活性
化を維持するようにし、画期的な成果をおさめることが
できた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、写真用固形処
理剤はカラー用のネガ現像に4種類プリント用の印画紙
現像には3種類の計7種類があり、それ等の中に外見や
形状の同じものがある場合には、どの処理剤が対応して
いるのか区別がつかなくなることがある。これを間違え
て投入するといくら簡単化された操作が評価されても、
最も肝心の処理品質がでたらめなものになってしまう。
【0013】本発明はこのような障害の起こることのな
い写真用固形処理剤の判別法を確立して、間違った処理
剤が決して補給されないようにすることを課題目的にす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的は、次の技術手
段a,b,c及びdの何れかによって達成される。
【0015】(a)少なくとも現像処理槽及び漂白能を
有する処理槽を設けたハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像機の該各処理槽の固形処理剤供給装置に投入するた
めに予め一定量に秤量分割成形された固形処理剤にその
種類を判別するための刻印を施したことを特徴とする写
真用固形処理剤の判別方法。
【0016】(b)少なくとも現像処理槽及び漂白能を
有する処理槽を設けたハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像機の該各処理槽の固形処理剤供給装置に投入するた
めに予め一定量に秤量分割成形された固形処理剤の形状
を該処理剤の種類毎に異ならせたことを特徴とする写真
用固形処理剤の判別方法。
【0017】(c)少なくとも現像処理槽及び漂白能を
有する処理槽を設けたハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像機の該各処理槽の固形処理剤供給装置に投入するた
めに予め一定量に秤量分割された固形処理剤が複数個収
容されて識別孔を付した固形処理剤包装体の該識別孔と
該補充装置の前記包装体の装填部に設けた識別ピンとの
合致の有無により該固形処理剤の適否が判定できるよう
にしたことを特徴とする写真用固定処理剤の判別方法。
【0018】(d)少なくとも現像処理槽及び漂白能を
有する処理槽を設けたハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像機の該各処理槽の固形処理剤供給装置に投入するた
めに予め一定量に秤量分割した固形処理剤を複数個特定
寸法の箱に収容し、各処理槽の該供給装置毎に該箱の装
填位置を特定させたことを特徴とする写真用固形処理剤
の判別方法。
【0019】
【実施例】次に、本発明を適用できる自動現像機(以
下、単に自現機という)の一例を図面に基づいて説明す
る。図1は、自現機Aと写真焼付機Bとを一体的に構成
したプリンタープロセッサーの概略図である。
【0020】図において写真焼付装置Bの左下部には、
未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙M1
ロール状に収納したマガジンMがセットされる。マガジ
ンから引き出された印画紙M1は、送りローラR及びカ
ッター部Cを介して所定のサイズに切断され、シート状
印画紙M1となる。このシート状印画紙M1は、ベルト搬
送手段Bによって搬送され、露光部Eにおいて原画Oの
画像を露光される。露光されたシート状印画紙M1はさ
らに複数対の送りローラRにより搬送され、自現機A内
に導入される。自現機Aでは、シート状印画紙M1は、
処理槽である夫々発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安
定槽1C,1D,1E内(実質的に3槽構成の)をロー
ラ搬送手段(参照記号ナシ)により順次搬送され、それ
ぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、安定化処理がなさ
れる。前記各処理がなされたシート状印画紙は、乾燥部
35において乾燥されて機外に排出される。
【0021】なお、図中の一点鎖線は、ハロゲン化銀写
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自現機A内に導かれ
るものであるが、帯状で自現機内に導かれるものであっ
てもよい。その場合、自現機Aと写真焼付機Bとの間
に、感光材料を一時的に滞留させるアキュムレータを設
けると処理効率が上がる。また自現機は、写真焼付機B
と一体的に構成しても、自現機単体だけでもよいことは
言うまでもない。また、自現機によって処理されるハロ
ゲン化銀写真感光材料は、露光済の印画紙に限られるも
のではなく、露光済のネガフィルム等でもよいことは言
うまでもない。また、本発明の説明として、発色現像
槽、漂白定着槽、安定槽を有する実質的に3槽構成の自
現機について行うが、これに限られるものではなく、発
色現像槽、漂白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4
槽構成の自現機或いは更に漂白槽と定着槽の間に漂白定
着槽の入った実質的に5槽構成の自現機であっても本発
明は適用できるものである。
【0022】図2は、固形処理剤供給装置2A,2B,
2Cを図1に示す自現機Aに取付けた取付け位置を示す
図で、前記固形処理剤供給装置2A,2B,2Cは各々
図1に示す発色現像槽1Aと漂白定着槽1Bと安定槽1
Eの上部に斜線で示された位置に取付けられている。図
3は前記固形処理剤補充装置2Aの一実施例を示す構成
図で、処理装置1である発色現像槽1Aの側方に恒温槽
11を設け、発色現像槽1A内と恒温槽11内に現像に必要
な量の処理液12を入れた場合、互いに連通するように連
通孔13を形成し、更に恒温槽11内には溶解室11aを設
け、処理液12は発色現像槽1Aと恒温槽11と、溶解室11
a内で共通の高さを保持している。
【0023】そして図4、図5に示すように各包装単位
ずつ四方シールされた長尺の固形処理剤の包装体は収納
部としての収容容器2Bに収容されているが、固形処理
剤供給装置2Aによって該包装体が繰出され一包装単位
ずつ固形処理剤18が供給され図3に示された恒温槽11の
一部に設けた固形処理剤18を溶解する投入部としての前
記溶解室11aに投入される。
【0024】溶解室11aに固形処理剤18を落下し、溶解
させながら、処理槽1Aと恒温槽11内設けた濾過手段11
bを介して循環パイプ24を設け、循環ポンプ25にて恒温
槽11内にて固形処理剤18を溶解した処理液12を処理槽1
Aに送り、平均濃度となるように処理液12を循環して調
整する。更に処理槽1Aの一部に処理量情報検出手段26
を設け、自現機A内にて処理される例えば印画紙M1
処理量を検出する。処理量情報検出手段26に処理量が検
出された情報は処理剤供給制御手段27に伝え、該処理剤
供給制御手段27により前記モータ15の始動、停止を制御
する。即ち、処理量が一定量に達して処理液12内の濃度
が劣化したとき、図4(a)の平面図及び図4(b)の
斜視図に示すようにモータ15が回動して錠剤を4方シー
ルしている長尺の2枚のシートがはがされながら巻取軸
16a,16bに巻かれることにより、シールが1区画だけ
はがされ、中の錠剤18を直接溶解室11aの上部開口部11
cに落下させるか図5(a)の平面図及び図5(b)の
斜視図に示すように固形処理剤受入筒(落下シュート)
17の開口部11cより1包装区画分のみ排出するようにし
てある。但し図5の場合、はがされた2枚の長尺シート
は同じ巻取軸16に巻取られるようにしてある。このよう
にして一包装単位の錠剤18を恒温槽11の溶解室11aに供
給する。尚、処理槽1A内の処理液12の劣化が更に進行
していれば、2包装単位又は3包装単位の固形処理剤18
が供給される。
【0025】尚、図5に示した固形処理剤供給装置2A
における処理剤の収容容器2Bの部分をキット化して、
直方体の包装容器としての特定寸法の外箱80の中に四方
シールして所定長さにした固形処理剤を収容して1つの
キットとしてユーザーに提供できるようにしたものが請
求項4の実施例として図24(a),(b),(c)の斜
視図及び図25の平面図に示すものである。そして適合し
ない処理剤は、これ以外の寸法の外箱に収容されていて
間違いのないようにしてある。
【0026】そのキットの外箱80は、該供給装置2Aに
ワンタッチで図24(b)のように装着されることにより
図5で示したと同じように錠剤受入筒(落下シュート)
17を通って各処理槽の恒温槽11内に設けられた溶解室11
aに四方シールのシートがはがされながら中身の錠剤が
投入されて行く。尚、図24(c)は落下シュート17を除
去して中の様子をわかり易くした図である。そしてこの
ようにして操作も簡単で誤りなく達成できるようになっ
た。
【0027】そして請求項3の実施例としてそのキット
の外箱80には識別孔81が設けれられていて、該供給装置
2Aの識別ピン82に嵌合することにより正しい錠剤のキ
ットが誤りなく装着されるようにしてある。即ち、種類
の違う不適合のキットは識別孔が違って装着されないよ
うにしてある。尚、キットの外箱には識別ピンを該供給
装置には識別孔を設けてもよい。
【0028】そして、四方シールしている両シートは該
供給装置2Aに設けられている剥離ローラ85によって圧
着搬送され、図25の平面図に示すように錠剤収容外箱80
内の両側にたくられながら押しこまれて行くようにして
あり不用になった四方シール材がコンパクトにその外箱
80内に回収できるようにしてあり廃棄物の処理に便利で
ある。
【0029】他の固形処理剤供給装置2Aの実施例は図
6(a)の平面図、図6(b)の斜視図に示すように、
収容容器2B内の長尺包装体が曲げ畳まれて収納されて
いる点が図4(a)のように長巻状に収納されているも
のや図5(a)のように1包装毎に折り畳まれて収納さ
れているものと異っているが、その他の構成は図4で説
明したものと同様にしてある。
【0030】別の固形処理剤供給装置2Aの実施例とし
て図7の斜視図に示すものは錠剤18を四方シールした長
尺包装体を、図4で示したものが堅送りであり巻取軸16
a,16bが垂直であったのに対し、横に水平にして搬送
し巻取軸16a,16bが水平に配置してある点が異ってい
るだけである。
【0031】以上は図23(a),(b),(c),
(d),(e)の平面図に示すようなシール包装をした
錠剤の供給装置の例である。そして、(a),(b)に
関しては誤装填した錠剤の中で最小径の錠剤の外径、
(c),(d),(e)に関しては誤装填した錠剤の外
径が落下シュート17及び開口部11cの内径よりも大きく
してあるので、装填ミスがあったとしても該内径部を通
過することができないので、それが検出されて機械が自
動的に停止し、間違った錠剤が補充されて投入されるこ
とはあり得ないようにしてある。これが請求項2の1実
施例である。
【0032】(a)は1つの包装単位の中に数種類の錠
剤が入ったものであり、(b)はA,B,Cの種類の違
う錠剤が1つずつ連続して独立に包装されて1包装単位
となっており、(c)は、同一の大きさの錠剤が1つず
つ入っており、(d),(e)は同一の大きさの同一種
類の錠剤が小錠剤として複数個入っているものである。
【0033】次に錠剤現像剤がPTP包装されたもの31
8(以下PTP包装体ともいう)の供給装置302について
の実施例を図10(a)の正面図又は図10(b)の斜視図
を用いて説明する。
【0034】このPTP包装体318は図22(a),
(b)に示されるように例えばA,B,Cの3種類の一
組の処理剤がプラスチックの真空成形カップ318Aに入
れられてそのカップの下部フランジ部に圧力を受けると
破れ易い金属箔318Bが貼付されて閉じられ一包装単位
になっているものである。ここで図22(a)に示す錠剤
は丸薬状のものであり、(b)は円盤状のものである。
そして、その金属箔部が破られると中味の錠剤が取出せ
るようにしたものである。
【0035】これが図10(d)及び図22(c)に示すよ
うに重ねられた状態で筒状のホッパー321に収納され、
下部から1個ずつ押棒331で水平方向に押出し固定の斜
面を有するプレート328に押しつけ一方押棒331の両側先
端部につぶしローラ332,333が該包装体318のカップ部3
18Aの外側をはさみ上げてつぶし込み前方の前記プレー
ト328と共にカップ包装体をつぶすことにより中味の錠
剤が金属箔318Bを破って飛び出し、下部溶解室11aに
通じる基台320にあけられた投入孔324に落されるように
してある。押棒331にはラック336がきってあり、モータ
335に直結したピニオン337と噛合って駆動される。そし
て該投入孔324の内径は前記PTP包装体の中味の錠剤
の径よりも大きくしてあり、他種の錠剤の径はその投入
孔の内径よりも大きくしてあり、投入不能にしてあるの
で間違えて異種の固形処理剤が処理槽に投入される事故
は起こらないようにしてある。これが請求項2の第2の
実施例である。錠剤はこのほか図9(a),(b),
(c)の斜視図のように種類毎に形状を変え、かつ対角
線寸法を変えるようにしてもよい。
【0036】図10(c)の斜視図は図10(a),(b)
に示した斜面を有するプレート328の代りに押えローラ3
34を上部に設けそれをモータMで駆動して下部の押えロ
ーラ332と共にフランジを挟んで送り出すと共にカップ
を押しつぶし下部の金属箔部318Bを破ってPTP包装
体318の錠剤が取出されるようにしたものである。
【0037】また、図11(a)の斜視図、図11(b)の
正面図に示すものは、図22(d),(e)及び(f)に
示すようなPTP包装体318が長尺連続的に連結されて
いて、それが筒状のホッパー321に1包装単位ずつ順次
折り畳まれて重ねられているものでありPTP包装体31
8の上部包装体318Aと下部包装体である金属箔部318B
がはがされて、前者と後者が別々にモータMによって駆
動される巻軸319Aと319Bに巻取られてゆくようにした
ものであり中味の錠剤18は下部現像機の投入部としての
溶解室11a内に落し込まれてゆくようにしてある。上部
包装体318Aはカップ包装形態をとるために凹凸になっ
ているためそれを効率よく巻くためにばね326にクッシ
ョンを持たせたレバー325の先端につけたローラ327でた
たくようにして巻いて巻き状態ができるだけ硬くなるよ
うにしてある。
【0038】更に図12(a)の正面図及びその一部拡大
図である図12(b)に示すようにPTP包装体318をそ
の金属箔部318Bを上方にして筒状のホッパー321に収納
し、該ホッパー321の下部に供給回転板323を配設し、そ
の窓323Aに落しこまれたPTP包装体の1つを別位置
に供給回転板323を回転させその位置で針またはカッタ
ーによって金属箔部からカップ部にかけて貫通させ中味
の粉体又は顆粒状態の現像剤を取出して現像機の溶解室
11aに落下供給させるようにしたものである。
【0039】また、図13(a)の正面図、(b)の斜視
図に示すように、PTP包装体318が筒状のホッパー321
に重ねられて収納され最下部のPTP包装体318を図10
(a)と同様な手段によって押出し、その位置でラック
ギヤを母線方向に持ち、切り口を斜めにそいで楕円状に
した筒状刃341をモータMに直結したピニオンによって
上昇させ金属箔部318Bを円周状に切取り中味の錠剤を
該筒状刃341の内径部を伝って溶解室11aに落しこまれ
るようにした。
【0040】図13(c)に示すようなカップ部は金属箔
部318Bの大部分を切らせた形で落下して回収される。
その際金属箔部318Bはカップ部318Aにあくまでくっつ
いたまま回収される。このような場合にも該PTP包装
体の中味の錠剤の径よりもその投入孔の窓323Aの径が
大きくしてあり、異種処理剤の錠剤の径は、該窓323A
の径よりも大きくしてあり、このような異種のものがく
ると自動検出して、投入不能となり自動停止するように
している。これが請求項2の第3の実施例である。
【0041】次に一括錠剤投入方式の固形処理剤補充装
置の実施例を図15、図16、図17、図18の各実施例の正面
断面図を用いて説明する。
【0042】いずれも図14(a),(b)又は(c)の
斜視図に示すように固形処理剤としての錠剤が袋や筒状
容器に入れられて販売供給される場合、これをパーツフ
ィーダー式(一括投入式)のホッパー421に投入し、そ
れを下部の供給口から整列させながら必要個数の錠剤18
を供給補充しようとするものであり処理量情報検出手段
の信号により処理量供給制御手段を働かせて補充用処理
剤供給を適切にさせている。
【0043】図15の実施例は錠剤がホッパー421の中心
部から整列後重ねられながら補充され、図16に示すもの
はホッパー421の周辺部に錠剤が集められて整列され、
その周辺に近い所に補充口を有するようにしたものであ
り、図17に示すものはホッパー421の周辺部に整列錠剤
が集められ補充口も周辺部に設けられたものであり、図
18に示す実施例は固定の外筒ホッパー421に対して内筒
が駆動されるようにしたもので錠剤の整列効果が良好で
あることをねらっている。
【0044】図19に示す正面図はこのような図15、図1
6、図17、図18に示すよう処理剤供給装置2Aを現像処
理槽1Aに装着した状態を示し、処理量検出手段26によ
り、感光材料の処理量などがチェックされそれにより補
充処理剤の供給量を制御する、処理剤供給制御手段27に
より、処理剤供給装置2Aのパーツフィーダーや供給円
盤の回転を付与する各モータの駆動を行っている。また
循環ポンプPによる現像槽1Aからフィルタ11b、連通
口13を通しての液循環がなされる。
【0045】そして溶解室11aに落しこまれた補充錠剤
は均一に溶けて現像槽内に適性な現像液となって保持さ
れる。そしてこの場合には、適合する錠剤は図8
(a),(b)の斜視図に示すように所定寸法の錠剤で
あり表面に一目でわかる刻印を型押し成形されておりパ
ーツフィーダーでの整列に差別の効果がつけられるよう
にしてあり異種の固形処理剤が混ざって供給されること
がなく、また図9の(a),(b),(c)及び(d)
の斜視図に示されるように適合処理剤毎に全く形状を変
えてあり、パーツフィーダーで混ざって供給されてしま
うことは完全に防がれるようにしてある。また同図
(e),(f),(g)に示されるように錠剤の外径は
同じものでもその高さを変えてそれぞれが適合処理剤に
なるようにしてあり異種処理剤が補充されるようなこと
はあり得ないようにしてある。これも請求項1及び請求
項2の実施例である。
【0046】以上は、勿論、現像プロセスだけでなく各
処理プロセスに同様に適応される。
【0047】最後に補充用の錠剤18を整列させて入れた
供給筒115を処理機に装着した実施例を図20及び図21の
正面図によって説明する。
【0048】即ち図20は錠剤18を供給筒115に重ねて装
填し、それを各処理槽、例えば現像槽1Aに取付けその
補充用処理剤の錠剤を下部から1個ずつ押出して溶解室
11aに供給するようにしてある。そして、その供給量は
前述のように感光材料の処理量情報検出手段26によって
処理剤供給制御手段27が働いて決められている。そして
図19に示したと同じように循環ポンプPによって循環さ
れて適切な現像液が常に保持されるようにしてある。
【0049】図21に示すものも殆んど同様であり、補充
用錠剤はレバー19によって恒温槽11内に落される。そし
て、恒温槽11の中央部にはフィルターを有する濾過装置
11bが設けられていて前述の図19、図20に示すものと同
様ポンプPによって循環がなされ処理槽内の処理液は常
に適切な状態に保たれる。また恒温室の下部の補水タン
ク103から補充水がポンプ102によってパイプ101を通し
て汲み上げられ恒温槽11内に補充されるようにしてあ
る。この場合も図8,図9に示したような前述の固形処
理剤を専用の供給筒115に対応させて装填しておくよう
にするので異種の処理剤が混ざり込む事故は完全に防止
できる。
【0050】
【発明の効果】本発明により輸送上の危険や取扱い上の
危険を伴う液体ケミカルをなくし、ユーザーへの煩雑な
操作なしで固形ケミカルの使用を可能ならしめた自動現
像機の提供が可能になり、液体補充液の貯蔵の必要性を
一切なくし、補充液の劣化や補充液でのミキシング不良
による沈澱の発生等の補充液にまつわるトラブルを一切
なくした自動現像機への固形処理剤の投入方法の提供が
可能になった。
【0051】さらに日毎に処理量が異なる不均一な処理
や、一時的な多量の処理を長期にわたり継続しても、安
定した写真特性を与える自動現像機の提供が可能にな
り、多くの内蔵補充液タンク槽の除去を可能ならしめ、
コンパクト化を可能にすることによりミニラボに適した
自動現像機の提供が可能になった。そして固形処理剤を
誤って他の処理剤槽へ投入したりすることなく適性な錠
剤処理剤が安全確実に適合する処理槽に正確に投入でき
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】自現機Aと写真焼付け機Bを一体的に構成した
プリンタープロセッサの概略図。
【図2】自現機Aに固形処理剤供給装置の取付け位置を
示す構成図。
【図3】現像槽に固形処理剤供給装置を設けた構成図。
【図4】錠剤シール包装体処理剤の供給装置の平面図及
び斜視図。
【図5】錠剤シール包装体処理剤の供給装置の平面図及
び斜視図。
【図6】錠剤シール包装体処理剤の供給装置の平面図及
び斜視図。
【図7】錠剤シール包装体処理剤の供給装置の斜視図。
【図8】錠剤型固形処理剤の斜視図。
【図9】錠剤型固形処理剤の斜視図。
【図10】PTP包装体処理剤の供給装置の(a)正面
図、(b)斜視図、(c)斜視図及び(d)PTP包装
体の重ねた状態の正面図、(e)PTP包装体の個装正
面図。
【図11】PTP包装体処理剤の供給装置の斜視図及び
正面図。
【図12】PTP包装体処理剤の供給装置の正面図及び
一部拡大図。
【図13】PTP包装体の処理剤の供給装置の正面図と
斜視図とPTP包装体の金属箔の切られた状態を示す正
面図。
【図14】一括包装用錠剤処理剤の包装体の斜視図。
【図15】一括錠剤投入整列方式供給装置の正面断面
図。
【図16】一括錠剤投入整列方式供給装置の正面断面
図。
【図17】一括錠剤投入整列方式供給装置の正面断面
図。
【図18】一括錠剤投入整列方式供給装置の正面断面
図。
【図19】一括錠剤投入整列方式供給装置を現像槽に装
着した正面断面図。
【図20】錠剤処理剤を筒状に積み重ね下部より処理槽
に供給するようにした現像槽の正面断面図。
【図21】錠剤処理剤を筒状に積み重ね下部より処理槽
に供給するようにした現像槽の正面断面図。
【図22】(a),(b),(c),(d)は各種PT
P包装体の正面図。(e),(f)は(d)のPTP包
装体の斜視図。
【図23】各種シール包装体の平面図。
【図24】キット化包装体とそれを供給装置に装填した
場合の斜視図。
【図25】キット化包装体とそれを供給装置に装填した
場合の平面図。
【符号の説明】
A 現像装置 1A 現像槽 1B,1C,1D,1E 処理槽 2A 処理剤供給装置 11 恒温槽 11a 溶解室 11b 濾過装置 11c 開口部 13 連通口 15 モータ 16,16a,16b 巻取軸 18 錠剤 25 循環ポンプ 26 処理量情報検出手段 27 処理剤供給制御手段 221 ホッパー 225 カッター(回転刃) 318 PTP包装体 318A 真空成形カップ(上部包装体) 318B 金属箔部 321 供給筒(筒状のホッパー) 328 斜面を有するプレート 332,333 つぶしローラ 421 外筒ホッパー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも現像処理槽及び漂白能を有す
    る処理槽を設けたハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機の該各処理槽の固形処理剤供給装置に投入するために
    予め一定量に秤量分割成形された固形処理剤にその種類
    を判別するための刻印を施したことを特徴とする写真用
    固形処理剤の判別方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも現像処理槽及び漂白能を有す
    る処理槽を設けたハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機の該各処理槽の固形処理剤供給装置に投入するために
    予め一定量に秤量分割成形された固形処理剤の形状を該
    処理剤の種類毎に異ならせたことを特徴とする写真用固
    形処理剤の判別方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも現像処理槽及び漂白能を有す
    る処理槽を設けたハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機の該各処理槽の固形処理剤供給装置に投入するために
    予め一定量に秤量分割された固形処理剤が複数個収容さ
    れて識別孔を付した固形処理剤包装体の該識別孔と該補
    充装置の前記包装体の装填部に設けた識別ピンとの合致
    の有無により該固形処理剤の適否が判定できるようにし
    たことを特徴とする写真用固定処理剤の判別方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも現像処理槽及び漂白能を有す
    る処理槽を設けたハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機の該各処理槽の固形処理剤供給装置に投入するために
    予め一定量に秤量分割した固形処理剤を複数個特定寸法
    の箱に収容し、各処理槽の該供給装置毎に該箱の装填位
    置を特定させたことを特徴とする写真用固形処理剤の判
    別方法。
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