JPH07333812A - ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤包装体収納用梱包体 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤包装体収納用梱包体

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JPH07333812A
JPH07333812A JP12915894A JP12915894A JPH07333812A JP H07333812 A JPH07333812 A JP H07333812A JP 12915894 A JP12915894 A JP 12915894A JP 12915894 A JP12915894 A JP 12915894A JP H07333812 A JPH07333812 A JP H07333812A
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JP
Japan
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solid processing
processing agent
package
sensitive material
silver halide
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JP12915894A
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Koji Takemura
幸治 竹村
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ユーザーの取り扱い及び注文が容易で、保管
場所が節約でき、団体処理剤の破損や粉発生を防止でき
る写真処理剤梱包箱を提供する。 【構成】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理する感光材
料処理装置の処理槽内の処理液に供給する固体処理剤
J,Kを収納する固体処理剤包装体37と、固体処理剤包
装体37を収容する梱包箱11A,B,Cとから成る梱包体
において、梱包箱が複数の包装体37を独立して収容でき
るように中仕切り板114で区画化され、かつ梱包箱の開
封部材112が梱包箱の本体部111に対して開封後に取り外
し可能であるハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤包
装体収納用梱包体。複数の前記梱包箱はいずれも実質的
に直方体であり、かつ各直方体の高さ、幅、奥行の少な
くとも2つの寸法がそれぞれ実質的に等しいハロゲン化
銀写真感光材料用固体処理剤包装体収納用梱包体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料(以下感光材料とも言う)を処理する写真処理剤を
収容する包装体を収納する梱包箱と、前記梱包箱から成
る梱包体に関し、更に詳しくは、ユーザーの取り扱い及
び注文が容易で、保管場所が節約でき、団体処理剤の破
損や粉発生を防止できる写真処理剤梱包箱に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでのハロゲン化銀写真感光材料を
処理する自動現像機の処理剤は、写真処理に際して良好
な性能を発揮するように各種成分からなっており、これ
らの成分は互いに接触した状態に置かれると、長い間に
は、不慮の反応を起こす恐れがあるため、一般には1〜
2種以上のパーツ剤に分けてキット化させており、使用
時にこれらを一定量の水で溶解して、それぞれの処理槽
にそそぎ、使用している。キット化されたパーツ剤は、
ビン、袋などの容器に入れられ、これらをまとめて段ボ
ール箱などに詰め易い方法で収納し、1単位として市販
されている。これらパーツ剤はいずれも各成分を調合す
る必要があるため、まず間違いのない調合のための量、
内容の確認、吟味が必要である。また、容器を用いて水
に溶解させる作業も多分に熟練を要するものであり、そ
の作業は面倒なことである。
【0003】上記パーツ剤がキット化された補充処理剤
は、溶解、希釈、混合後、一定量に仕上げて使用される
が、該補充処理剤には次のような欠点がある。即ち、各
パーツ剤が瓶等の容器に各々単独に入れられており、補
充処理剤によってはパーツ剤が数本に及び、1単位とも
なると該容器の数がかなり多くなり、貯蔵や輸送の際、
多くのスペースを必要とするばかりでなく、空になった
容器はプラスチック故に廃棄にも問題があった。また補
充処理剤を構成するパーツ剤が数種類からなる場合は、
各パーツ剤は各々単独に容器に入れられて散在している
ので、各パーツ剤を見つけ出すのに手間を要し、調液の
作業能率を著しく低下させていた。
【0004】最も悪いことに溶解作業を行った場合、終
了後に手を洗うため手が完全に乾かないとフィルムを扱
うプリントが出来ないことと、従来の補充処理剤の識別
は、該処理剤の外装箱及び又は各パート剤の容器及び袋
等に印刷された名称により識別されていたので、その名
称を読み取って使用方法を理解した上で使う必要があ
り、名称の読み違い等により間違ったパーツ剤を溶解し
てしまい取り返しのつかないトラブルを引き起こす問題
が非常に多くなった。特にオペレータにアルバイト等を
使っている場合にこのトラブルは多発した。
【0005】この様なトラブルを起こす要因としては、
最近のミニラボ機器は、専任のオペレータや熟練した技
術者でなくてもプリント作業が可能となる露光制御の技
術革新が行われ、この結果一般のカメラ店にも設置され
る為に、アルバイトや店員が兼任で機器の操作,取扱
い,補充処理剤の溶解等まで行っているのが実情であ
る。即ちプリント以外の作業の技術革新が遅れ、処理液
の溶解や液管理に対して教育が必要であり、熟練が必要
となる問題があった。
【0006】前記の様なトラブルの防止は、店の信用度
の確保及びコスト低減の観点からも非常に重要なことで
ある。また、別の問題点は、最近の環境問題に対応する
ため、処理剤容器、例えばプラスチックボトル等の回収
及びリサイクルが必要となった問題への対応がある。す
なわち従来の処理剤容器は、リサイクルシステムへの配
慮がなく、殆んど使い捨てを前提に考えられていたの
で、最近はそれらの回収コストも大幅に増大し、コスト
高になっている現状である。
【0007】そこで、取り扱い上の点から写真用処理剤
を固体化することが特開平4-254853号、特開昭51-61837
号各公報に開示されている。
【0008】また、該固体処理剤を使用し、自動現像機
の処理槽内に直接投入技術が特開平5-119454号に開示さ
れている。
【0009】この技術によれば、固体処理剤は外気の温
度や湿度に非常に弱く、通常、可撓性防湿袋等に収容さ
れることが望ましい。自動現像機への装着性から考える
と、該固体処理剤はカートリッジ等の防湿容器に一端収
容された後、該包装材料に収容されることが望ましい。
更に該包装体は複数個一括して段ボール等の梱包箱に収
納され保管される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記技術により確かに
溶解作業の手間が省け、ユーザーの負担が低減された
が、処理剤キットの梱包用段ボールが床に放置してある
のが現状であり、作業中、ユーザーが蹴飛ばして固体処
理剤を破損させたり、ユーザー自身が怪我をしたりとい
った種々の問題は依然として解決されていなかった。ま
た、処理剤キットのストックは通常、倉庫に山積みされ
ているか、棚に積み上げらて保管されている場合が多
い。この時、処理剤キットが山積みされていたり、棚の
高い位置に積み上げられていると目的の処理剤を探すの
に時間を費やし、作業上非常にロスが多い。更には、複
数で運営するミニラボ店では在庫管理が煩雑で、誤発注
をしたり、突然無くなるといったケースもあり、お客様
にも迷惑がかかることも少なくない。
【0011】別なる問題として、処理剤キットはその用
途により様々な種類が存在し、補充量によって、大きさ
が異なるためその梱包体の大きさも様々である。従っ
て、輸送や保管の際、スペースの関係上、積み上げる事
になるが、それぞれ大きさの違う梱包体を積み上げるの
は非常に困難で、積み上げても輸送時の振動で落下し、
中の固体処理剤が破損したり、あるいは安定性が悪いと
微振動で大量の粉が発生し、開封時に粉が飛散してしま
うといった新たな問題も生じてきた。また落下時に固体
処理剤が破損しなくても可撓性防湿袋や容器が破損する
とそこから外気が入り固体処理剤が吸湿し、膨張、着色
したり、酷い場合には写真性能まで影響を及ぼす事もあ
る。更にはコストや環境問題の点から防湿容器はリユー
スすることが望ましく、破損した容器は破棄するしかな
く、コストや環境問題上好ましくない。
【0012】本発明は、上記問題点を解決すべくなされ
たもので、第一の目的として、処理剤の煩雑な発注作業
を軽減することにあり、第二の目的として、処理剤交換
時に速やかに交換できることにあり、第三の目的として
固体処理剤収容容器が破損することなく半永久的にリサ
イクル又はリユース可能とすることにあり、第四の目的
として固体処理剤を安定して供給することにあり、第五
の目的として作業上や保管場所のスペースと作業者の安
全性を目的としたハロゲン化銀写真感光材料用固体処理
剤を収容した包装体収納用梱包体を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記の構成
により達成される。
【0014】すなわち本発明のハロゲン化銀写真感光材
料用固体処理剤包装体収納梱包体は、ハロゲン化銀写真
感光材料を処理する感光材料処理装置の処理槽内の処理
液に供給する固体処理剤を収納する固体処理剤包装体
と、該固体処理剤包装体を収容する梱包箱とから成る梱
包体において、前記梱包箱が複数の包装体を整列して収
容できるように区画化されていることを特徴とするもの
である。
【0015】また、本発明のハロゲン化銀写真感光材料
用固体処理剤包装体収納梱包体は、ハロゲン化銀写真感
光材料を処理する感光材料処理装置の処理槽内の処理液
に供給する固体処理剤を収納する固体処理剤包装体と、
固体処理剤包装体を収容する梱包箱とから成る梱包体に
おいて、複数の前記梱包箱はいずれも実質的に直方体で
あり、かつ各直方体の高さ、幅、奥行の少なくとも2つ
の寸法がそれぞれ実質的に等しいことを特徴とするもの
である。
【0016】さらに本発明のハロゲン化銀写真感光材料
用梱包体は、2種類以上のハロゲン化銀写真感光材料用
固体処理剤を種類毎に包装した包装体の開封部材の取り
外し側に固体処理剤の種類毎に異なる識別記号が付与さ
れ、さらに梱包箱に前記包装体が一括して収納されるこ
とを特徴とするものである。
【0017】以下、本発明の固体処理剤包装体収納用梱
包体の詳細を説明する。
【0018】本発明でいう「ハロゲン化銀写真感光材料
用固体処理剤包装体」とは、ハロゲン化銀写真感光材料
用固体処理剤(以下単に固体処理剤ということもある)
を収納する収納容器と、該収納容器を包装する包装部材
とから構成される包装体のことを示す。
【0019】上記「ハロゲン化銀写真感光材料用固体処
理剤」とは、ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
(感光材料処理装置)の現像プロセス用処理槽内の処理
液に制御して供給する固体処理剤を示し、錠剤状、顆粒
状、粉末状、丸薬状又はこれらの混合状等の形状をな
し、好ましくは錠剤状である。
【0020】写真処理剤を加圧圧縮して錠剤に形成する
方法としては、公知の方法を用いることができるが、好
ましい錠剤の形成方法としては粉末状の固体処理剤を造
粒した後、打錠工程を行い形成する方法である。単に固
体処理剤成分を混合し打錠工程により形成された固体処
理剤より溶解性や保存性が改良され、結果として写真性
能も安定するという利点がある。
【0021】錠剤又は顆粒形成のための造粒方法は転動
造粒、押し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、撹拌造粒、
流動層造粒、噴霧乾燥造粒等公知の方法を用いることが
できる。錠剤形成のためや、造粒物を顆粒としてそのま
ま使用するときにも得られた造立物の平均粒径は、造粒
物を混合し、加圧圧縮する際、成分の不均一化、いわゆ
る偏析が起こりにくいという点で、100〜800μmのもの
を用いることが好ましく、より好ましくは200〜750μm
である。さらに粒度分布は造粒物粒子の60%以上が±10
0〜150μmの偏差内にあるものが好ましい。さらに好ま
しくは造粒時、各成分毎、例えばアルカリ剤、還元剤、
漂白剤、保恒剤等を分別造粒することによって更に上記
効果が顕著になる。次に得られた造粒物を加圧圧縮する
際には公知の圧縮機、例えば油圧プレス機、単発式打錠
機、ロータリー式打錠機、ブリケッテングマシンを用い
ることができる。
【0022】本発明に係る固体処理剤は、ハロゲン化銀
写真感光材料用処理剤である公知の発色現像用成分、漂
白用成分、定着用成分、漂白定着用成分、安定用成分、
白黒現像用成分等に用いられ、発色現像用成分としては
パラフェニレンジアミン系発色現像主薬,ハイドロキノ
ン,メトール,フェニドン及びその誘導体等の白黒現像
主薬、亜硫酸塩又はその付加物等の公知の保恒剤、可溶
化剤、水酸化アルカリ金属等のアルカリ剤、炭酸塩、ホ
ウ酸塩、リン酸塩等のバッファー剤、アミノポリカルボ
ン酸、有機ホスホン酸に代表されるキレート剤、蛍光増
白剤、界面活性剤、ハロゲン化物等が挙げられる。漂白
用成分としては、公知の有機酸第2鉄塩、ハロゲン化
物、キレート剤、防錆剤、漂白促進剤等があり、定着用
成分としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエーテ
ル及びその誘導体等の公知の定着主剤、亜硫酸塩及びそ
の付加物等の公知の保恒剤、キレート剤等があり、安定
用成分としては、防バイ剤、キレート剤、種々の金属
塩、保恒剤、可溶化剤、ホルムアルデヒド誘導体、活性
剤等の公知の成分があり、各成分毎に1ないしは複数の
成分を造粒していても良く、複数の成分を造粒して固体
化する方法が本発明を実施する上で好ましい態様であ
る。
【0023】本発明において、固体処理剤は単位補充供
給量当たり0.5〜50gに分割秤量されている。単位補充
供給量当たりとは、ある一定量のハロゲン化銀写真感光
材料が処理された場合に投入される固体処理剤の単位当
たりの補充総重量のことを言い、固体処理剤の単位補充
供給量が多すぎると固体処理剤の溶解不良が生じ易くな
り、単位補充供給量が少ないとある一定量の固体処理剤
を供給する為の投入回数が増え、投入精度や供給手段の
耐久性が問題となる。好ましくは単位補充供給量当たり
1g〜30gである。
【0024】また、本発明でいう「収納容器」とは、上
記各種形状の固体処理剤を防湿収納する容器であって、
該収納容器は、前記自動現像機の処理槽上方に設けた固
体処理剤供給装置の装填部に着脱可能に装着される。
【0025】該収納容器は、錠剤型固体処理剤を整列配
置して収納可能な容器本体と、該容器本体の固体処理剤
排出開口部を開閉可能に遮閉する開閉蓋とから構成さ
れ、使用前の収納容器内は防湿密封されている。
【0026】該収納容器は包装部材内に収容密閉されて
防湿状態に維持され、使用時には該包装部材の一部を開
封することにより、内包された収納容器を取り出し前記
供給装置の装填部に装着する。
【0027】前記収納容器を構成する容器本体、開閉蓋
等の材質は、容器として水分透過量が30ml/m2・atm・2
4hrs(25℃)以下、好ましくは10ml/m2・atm・24hrs
(25℃)以下となるように材質を選定すべきであり、防
湿性を持たせることにより、収納する固体処理剤の保存
性が向上する。また、これらの構成部材は、耐衝撃性に
優れたほぼ同一の合成樹脂材の成型加工品で作られてい
ることが好ましい。
【0028】上記合成樹脂材質としては、ポリエチレン
(高圧法,低圧法どちらでもよい)、ポリプロピレン
(無延伸,延伸どちらでもよい)、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ナイロン(延伸,無延伸)、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ビニロ
ン、エバール、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、その他のポリエステル、酢酸ゴム、アクリロニト
リルブタジエン共重合体、エポキシ-リン酸系樹脂が挙
げられるが、好ましくはポリエチレンである。
【0029】上記の容器本体の壁体厚さは、収納された
固体処理剤の防湿性及び破壊され難いといった点から、
50〜3000μmの範囲、好ましくは200〜2000μmの範囲、
特に好ましくは500〜1500μmの範囲の薄肉である。
【0030】収納容器の上面には、内包される固体処理
剤の種別,取扱方法,装填手段への装着方向等を示すラ
ベルが接着され、誤操作を防止し、操作の利便に供する
ことは任意である。
【0031】該収納容器は可撓性の包装材料によって、
包装されることが望ましい。該包装材料は、透湿度が50
g/m2・24hr(40℃−90%RH)以下であるポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ナ
イロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスレチン、ポリカー
ボネート、ビニロン、エバール、ポリエチレンテレフタ
レート等の合成樹脂が挙げられ、単一材料ないしは2種
以上の複合材料又はフィルム間にアルミ箔等を用いたフ
ィルムを用いても良く、又紙をベースに上記合成樹脂を
コーティングしたものでもよい。好ましくは透湿度は20
g/m2・24hr以下特に好ましくは10g/m2・24hr以下の
包装材料である。
【0032】包装材料の膜厚としては使い勝手や、包装
材料の廃棄性、摩擦性、透湿度等の観点から1〜2000μ
m、より好ましくは10〜500μmであることが好ましい。
【0033】固体処理剤を包装する方法としては4方シ
ール、3方シール、スティック(ピロー包装、ガゼット
包装)、PTP(ベリスター包装),カートリッヂ等があ
るが、本発明の効果を顕著に奏するのは4方シール、3
方シール、スティック包装であり4方シール、3方シー
ル、スティック包装は形態の違いであり前記材料が用い
られる。ただし、ピールオープン方式を使用する場合
は、シーラント剤をラミネートしピールオープン適性を
もたせることができる。
【0034】固体処理剤を処理槽に供給する方法として
は、感光材料の処理量に応じて投入する方法であるが好
ましくは包装体を開封、取出す方式等であり、開封に際
し、接着面を分離する方法、シール包装の一部に切りこ
みを入れ、引き裂くことにより開封する方法、カッター
等外力により切断する方法、強制的に固体処理剤を押し
出す方法等が好ましく用いられる。
【0035】次に、所定重量または所定体積の固体処理
剤を収納する本発明に用いられる包装形態としては、四
方シール包装体、三方シール包装体、スティック包装体
(ピロー包装体)、ブリスター包装体等が用いられる。
【0036】また、本発明でいう、梱包箱とは、前記包
装体を複数個収容可能な底付きの本体箱部と、該本体箱
体の上部を開封可能にする天蓋部とから成る段ボール箱
又はボール箱(カートン)等である。前記防湿用包装体
内に収容された固体処理剤収納容器を上記梱包箱に詰め
る。
【0037】該梱包体は、一種類の固体処理剤で構成さ
れていても構わないが、好ましくは2種類以上であるこ
とが好ましい。また各処理工程用固体処理剤の一種類
(例えば発色現像、漂白、定着など)であっても各成分
毎に分割して構成されていても構わない(例えばアルカ
リ剤パート、保恒剤パート、発色現像剤パートなど)。
更に該パート剤が一つの包装体中に収納されていてもよ
い。又、成分が繰り返し投入される順番に包装されてい
ることも本発明に包含される。
【0038】上記梱包箱と天蓋部との境界線部にはミシ
ン目加工が施されていて、このミシン目から切り裂いて
本体箱部から天蓋部を容易に取り除くことができる。上
記梱包箱は、基本的に区画化されていれば何でも良い
が、好ましくは本体箱部の内部に複数枚の中仕切り板が
縦横に組み合わされて枠組みされ、複数の個室状空間を
形成していることが望ましい。この枠組みによって形成
された各個室状空間に、前記固体処理剤容器を収納した
防湿用包装体が挿入される。
【0039】前記収納容器の外壁面および包装体の表面
には、収容された収容物(固体処理剤)の種別を識別す
るラベルが貼着されている。該ラベルは固体処理剤の種
別記号(カラーペーパー用のP1〜P3、ネガフィルム
用のN1〜N4等)が色別表示されている。このラベル
を目視確認することにより所定の固体処理剤容器を所定
の供給装置装填部に装着して所定の処理槽に正確に供給
することができる。
【0040】本発明における「所定量のハロゲン化銀写
真感光材料を処理するために必要な各処理行程用固体処
理剤の重量比と実質的に等しい」とは、一定量のカラー
ネガフィルム、またはカラーペーパー等の感光材料を処
理するのに必要な固体処理剤(発色現像、漂白、漂白定
着、定着、安定処理用)の重量比と梱包される処理剤キ
ット中各処理行程用固体処理剤の重量比と同一であるの
が好ましいが、写真性に影響のないレベルで好ましくは
±10%、より好ましくは±5%の範囲であれば良い。
【0041】梱包形態はカラーネガ、カラーペーパーと
も1つにまとめられることが望ましいが、重量の関係で
分割しても良い。この時、カラーネガ処理用の発色現像
〜安定(または水洗)、カラーペーパー処理用は、発色
現像〜安定(または水洗)とそれぞれ同時に終了するこ
とが望ましい。
【0042】また、端数が出た場合は強制的に投入させ
る事が望ましい。
【0043】
【実施例】次に、この一実施例を添付図面に基づいて説
明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0044】本発明の自動現像機(以下、単に自現機と
もいう)の一例を図面に基づいて説明する。図1(A)
は、自現機APと写真焼付機Bとを一体的に構成したハ
ロゲン化銀写真感光材料処理装置(プリンタープロセッ
サ)の正面側全体構成図である。
【0045】図1(A)において、写真焼付機Bの左下部
には、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙
(カラーペーパー)をロール状に収納したマガジンMが
セットされる。マガジンから引き出された印画紙pは、
送りローラR1及びカッター部Ctを介して所定のサイ
ズに切断され、シート状印画紙pとなる。このシート状
印画紙pは、ベルト搬送手段Beによって搬送され、露
光部Eにおいて光源およびレンズLにより、原画の画像
を露光される。露光されたシート状印画紙pはさらに複
数対の送りローラR2,R3,R4により搬送され、自
現機AP内に導入される。自現機APでは、シート状印
画紙pは、処理液槽であるそれぞれ発色現像槽1A、漂
白定着槽1B、安定槽1C,1D,1E内(実質的に3
槽構成の処理槽1)をローラ搬送手段(参照記号ナシ)
により順次搬送され、それぞれ、発色現像処理、漂白定
着処理、安定化処理がなされる。前記各処理がなされた
シート状印画紙pは、乾燥部6において乾燥されて機外
に排出される。
【0046】また、実施例においては、印画紙pはカッ
トされた状態で自現機AP内に導かれるものであるが、
帯状で自現機AP内に導かれるものであってもよい。
【0047】また、本願発明に係る自現機APは、写真
焼付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけで
もよいことは言うまでもない。また、本発明の説明とし
て、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1
D,1Eを有する実質的に3槽構成の処理槽1を有する
自現機APについて行うが、これに限られるものではな
く、露光済みのネガフィルムを処理する発色現像槽、漂
白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4槽または、そ
れ以上の処理槽を有する構成の自現機であっても本発明
は適用できるものである。
【0048】図1(B)は自現機APの平面構成図であ
る。上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1E
の各処理槽には、補助タンク2A,2B,2C,2D,
2E及び固体処理剤を供給する固体処理剤供給装置3
A,3B,3Eが設けてある。41は発色現像槽1A、
安定槽1Eに補充水を供給する補充水タンクである。
【0049】図2は、この発明に係る自現機APと写真
焼付機BとソータSとを一体に構成したプリンタープロ
セッサの全体を示す斜視図である。図において、自現機
APの蓋104を上方に開いて、固体処理剤を収納した
各収納容器33A,33B,33Eを供給装置20にそれぞれ挿
入して定置させ、各収納容器33A,33B,33E内の固体
処理剤を各処理槽に補充する。
【0050】図3(A)はシート状印画紙現像処理用の自
現機APの構成図である。自現機APでは、シート状印
画紙pは、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1
C,1D,1E内の各処理液により処理されたのち乾燥
部6で乾燥される。液面レベルとして漂白定着槽1Bに
対し、安定槽1C,1D,1Eが順次高くなっている。
従って1Eからのオーバーフロー液は重力により1D,
1C,1Bと流れこむような構造(カウンターカレント
方式)となっている。3A,3B,3Eは固体処理剤供
給装置、31は処理量情報検出手段、32は固体処理剤供給
制御手段、41は補充水タンク、49は補充水供給制御手段
である。
【0051】図3(B)はネガフィルム現像処理用の自現
機AFの構成図である。該自現機AFでは、ネガフィル
ムfは、処理液槽である発色現像槽7A、漂白槽7B、
定着槽7C,7D、安定槽7E,7F,7G内の各処理
液により処理されたのち乾燥される。上記発色現像槽7
A、漂白槽7B、定着槽7D、安定槽7Gの各処理液槽
には、それぞれ固体処理剤を供給する固体処理剤供給装
置8A,8B,8D,8Gが設けてある。なお、補充水
タンク4は、図3(A)とほぼ同じ構成であるから、同一
符号を付してある。
【0052】図4は、図1の自現機APのI−I断面に
おける処理槽である発色現像槽1Aと補助タンク2Aと
固体処理剤供給装置3Aの断面図である。漂白定着槽1
Bおよび安定槽1Eもほぼ同一構造をなすから、以下発
色現像槽1Aを代表して説明する。
【0053】なお、図には、構成をわかりやすくするた
めに、感光材料を搬送する搬送手段等は省略してある。
また、本例においては、固体処理剤として錠剤型固体処
理剤Jを用いた場合について説明する。
【0054】感光材料を処理する処理槽1は、該処理槽
1を形成する仕切壁21の外側に一体的に設けた補助タン
ク2を有する。処理槽1と補助タンク2とは連通窓21A
が形成された仕切壁21により仕切られており、処理液は
流通できるようになっている。補助タンク2内にはフィ
ルタ22、ヒータ25、温度センサ26、液面センサ27が設け
てある。このフィルタ22の中は、補助タンク2の下方壁
を貫通して設けられた循環パイプ23Aを介して循環ポン
プ24(循環手段)の吸引側に連通している。前記循環ポ
ンプ24の吐出側に連通した循環パイプ23Bの他端は処理
槽1の外壁を貫通し、該処理槽1に連通している。この
様な構成により、循環ポンプ24が作動すると処理液は補
助タンク2から吸い込まれ、処理槽1に吐出されて、処
理液は処理槽1内の処理液と混じり合い、再び補助タン
ク2へと入り循環を繰り返すことになる。10Aはオーバ
ーフロー、10Bは廃液タンクである。
【0055】前記補助タンク2に補充水Wを供給する補
充水供給手段40は、補充水タンク41、ベローズポンプ4
2、送水管43,44から構成されていて、補充水供給制御
手段49により適時適量の補充水Wを補給する。
【0056】固体処理剤供給装置30は、処理量情報検出
手段31、処理量供給制御手段32、錠剤型固体処理剤Jを
収容する収納容器33、収納容器装填手段34、供給手段3
5、駆動手段36から構成されている。自現機APの上部
カバー102の上面の一部には、蓋104が揺動自在に結合さ
れていて、該蓋104を図示一点鎖線a方向に開放して、
前記収納容器33を装填または交換して錠剤型固体処理剤
Jの補充を行う。
【0057】図5は自現機の処理槽に直接投入する錠剤
型固体処理剤Jの各種形状を示す。図5(A)は円形断面
を有し、中心軸と直角方向にほぼ平行な平面a,bから
成る円筒形状を有し、コーナーに面とり(c)を施た偏平
な固体処理剤Jの断面図、図5(B)は該固体処理剤Jの
平面図、図5(C)は該固体処理剤Jの斜視図である。図
5(D)は円形断面で上下面がそれぞれフラットで円周面
が凸面アールを有した太鼓型をなす固体処理剤Jの断面
図である。図5(E)は円形断面で上下面が球形をなす碁
石状の固体処理剤Jの断面図である。
【0058】図6は上記錠剤型固体処理剤Jを収容する
収納容器(カートリッジ)33を示し、図6(A)は一部破
断断面図を含む平面図、図6(B)は該収納容器33の側面
図、図7はその一部破断斜視図である。
【0059】前記収納容器33は、複数個の錠剤型固体処
理剤Jを収納し、かつ前記固体処理剤を排出可能にする
排出開口部を有する中空四角柱状の容器本体331と、前
記容器本体331の他方の開口を閉止するキャップ部材333
と、前記容器本体331のレール部331Rに摺動して上下に
移動可能な開閉蓋332とを有している。
【0060】前記容器本体331の内側には、3組の仕切
り壁331Sが一体に固定されていて、容器本体331の内部
は4つの分室331A,331B,331C,331Dに区分されて
いる。そして、各分室には、前記ほぼ円柱形状をなす固
体処理剤Jの各外円周が外接しそれぞれ複数個(例えば
10個)を縦列状態に収容することができる。すなわち第
1の分室331Aには10個の固体処理剤J1A〜J10Aが
第2の分室331Bには同数の固体処理剤J1Bが、以下
同様にしてJ1C,J1Dがそれぞれ収納されている。
この様に本発明では、各固体処理剤の円形断面における
円周が外接するように、固体処理剤を収容するので、固
体処理剤同士の接触面が極力小さくなり、万が一処理剤
が吸湿したとしても固体処理剤同士のくっつきは最小限
に止められる。また、仕切り壁331Sの存在により、異
なる列間での処理剤のくっつきも防ぐことが可能であ
る。
【0061】前記キャップ部材333の背面333Aには、複
数の識別突起部333Bが一体に形成されていて、異なる
処理剤を収容したなど、装填されるべきでない他の収納
容器33の誤装填を防止している。
【0062】収納容器33の外壁の一部(例えば図示上
面)には、内包される固体処理剤Jの種別(例えばカラ
ーペーパー処理用のP1,P2,P3、ネガフィルム処
理用のN1,N2,N3,N4等)と取扱方法、装填手
段への装着方向、注意書き処方番号、製造年月日等を記
載したラベル334が接着され、誤操作を防止し、操作の
別便に供している。また上記収納容器33の外壁の一部
(例えば図示側面)には、上記固体処理剤Jの種別や処
方番号等を表示したバーコード335が貼着されていて、
バーコードスキャナによる自動読み取りによる管理・制
御を可能にしている。
【0063】図8は前記収納容器33を包装する包装体37
の一例を示す一部破断斜視図である。包装体37は、アル
ミ箔とプラスチックフィルム(PE、ナイロン等)とを
ラミネートした防湿シートを筒状に形成したピロー包装
体であり、収納容器33を内装したのち、該包装体の両端
部をヒートシール等により接着する。該包装体の表面に
も、識別記号371や所定の印刷372が施されている。ま
た、373は自動読み取り用のバーコードである。該包装
体は所定の複数個を一括して梱包箱(外箱)11内に収納
され、保管・輸送時に外力から保護される。
【0064】図9は梱包箱11の一例を示す斜視図であ
る。梱包箱11は、本体部111と、上部左右の両耳部113
と、天蓋部(開封部材)112とから成る段ボール箱であ
る。なお、上記左右の両耳部113と天蓋部112の各付け根
部には、図示破線で示すミシン目加工部110がそれぞれ
施されていて、梱包箱11を開梱後に、上記両耳部113と
天蓋部112とを容易に取り除いて、内容物を一見するこ
とができる。上記梱包箱11の本体部111の内部には、複
数枚の中仕切り板114が縦横に組み合わせられて枠組み
され、複数の個室状空間を形成している。図9は、縦横
各4列で合計16個の個室状空間を示す。この枠組みされ
た各個室状空間に、前記防湿用包装体37内に収容された
固体処理剤収納容器33が挿入される。
【0065】図10は梱包箱11を開梱し、前記両耳部113
と天蓋部112とをミシン目加工部110から切り離しした本
体部111の使用状態を示す斜視図である。
【0066】図10は、防湿用包装体37に包装済みの固体
処理剤収納容器33は、数種類の異なるもの(カラー印画
紙処理用なら3種、ネガフィルム処理用なら4種)を1
つの梱包箱11に入れた例を示す。使用時には、これら固
体処理剤収納容器33を同時に使用して交換補給するもの
ではないので、どこに何があるかを梱包箱11の開封時に
一目でわかるようにした方がよい。このため、包装体11
の装填時の上部に、図7,図8に示すような固体処理剤
Jの種別を示す記号(P1〜P3,N1〜N4)を目視
確認できるようにすれば、所望の収納容器33の取り出し
に便利である。また、収納容器33の種別毎の有無や消費
状態も一目で判る。
【0067】また、梱包箱11の搬送中に、衝撃、振動等
により収納容器33の内部で固体処理剤Jの粉末が発生す
る可能性があるので、それが収納容器33の開閉蓋332と
の嵌合部隙間から外部に漏出しないように、開閉蓋332
を上部又は横向きになるように収納容器33を梱包箱11の
中仕切り板114の間の個室状空間に装填する。なお、梱
包箱11の底部内面または梱包箱11の側面の一部で該梱包
箱11を横置きにしたときの底部となる面の内面に緩衝部
材を入れると固体処理剤Jの保護に有効である。
【0068】図11(a),(b),(c)は防湿用包装
体37等で包装された多数の固体処理剤収納容器33を収容
する梱包箱11を各々示す。図11(a)の梱包箱11Aは本
体部111よりなり、前記本体部111内に多数の同一空間を
形成するための中仕切り板114が設けられている。この
様に構成する事により前記固体処理剤収納容器33を並べ
て収容する事が出来る。前記梱包箱11に収容された固体
処理剤収納容器33を包装する包装体37の一端部に処理剤
Jの種類を示す識別記号371が記載され、前記梱包箱11
に収容した状態で総て確認出来る様に収容する。本実施
例に於いて識別記号371はカラーペーパー用固体処理剤
であるP1(発色現像用),P2(漂白定着用),P3
(安定用)が表示されている。そしてP1が縦に4個、
P2が縦3列に10個、P3が縦に2個合計12個が収容さ
れている。前記の用に各々識別記号371が記載された包
装体37および固体処理剤収納容器33を自動現像機の処理
量に応じて順次抜き出して使用する。従って固体処理剤
の供給量は、包装体37の残量を確認する事で正確に固体
処理剤の供給量が判断出来る。
【0069】図11(b)の梱包箱11Bは前記同様に本体
部111より形成され、前記本体部111内に多数の同一空間
を形成するための中仕切り板114が設けられている。梱
包箱11Bに収容された固体処理剤収納容器33は本実施例
に於いては、ネガフィルム処理用固体処理剤であるN1
(発色現像用),N2(漂白用)の記号が記載され、前
記梱包箱11に収容した状態で総て確認出来る様に並べて
収容する。そして、N1は縦方向に7個、N2も縦方向
に5個が各々収容され、各々記号371が記載された固体
処理剤収納容器33を自動現像機の処理量に応じて順次抜
き出して使用する。
【0070】図11(c)の梱包箱11Cも前記同様に本体
部111より形成され、前記本体部111内に多数の同一空間
を形成するための中仕切り板114が設けられている。前
記梱包箱11Cに収容された固体処理剤収納容器33は、本
実施例に於いては、ネガフィルム処理用固体処理剤であ
るN3(定着用)は19個、N4(安定用)は1個のみ収
容する。即ち使用量の多い固体処理剤収納容器33を多く
収容する事で、自動現像機の処理を円滑に行う。又包装
体37から取り出されて使用後の固体処理剤収納容器33は
自動現像機で使用中で「空」の状態となっている前記中
仕切り板114内に収容する。この様に使用前と使用後で
も前記梱包箱11を活用する事で、固体処理剤収納容器33
を常に整頓状態に置く事が出来る。
【0071】(実施例−1)次に、本発明のハロゲン化
銀写真感光材料用顆粒状固体処理剤の一実施例として、
以下の操作に従って作成したカラーネガフィルム用固体
処理剤の実施例を説明する。
【0072】1)カラーネガ用発色現像補充用顆粒 現像主薬のCD−4〔4-アミノ-3-メチル-N-エチル-β-
(ヒドロキシ)エチルアニリン硫酸塩〕650gを市販バン
ダムミル中で平均粒径10μmになるまで粉砕した。この
微粉末とシスルホンケルヒドロキシアミンマンニット10
0gをまぜ、市販の撹拌造粒機中で室温にて約7分間,7
0mlの水を添加することにより造粒した後、造粒物を流
動層乾燥機で40℃で2時間乾燥して、造粒物の水分をほ
ぼ完全に除去して顆粒Aを作成した。
【0073】硫酸ヒドロキシアミン360g,臭化カリウ
ム40g,パインフロー(松谷化学製)20gを前記の操作
と同様に粉砕した後、混合,造粒した。水の添加量は20
mlとし造粒後、60℃で30分間乾燥し、造粒物の水分をほ
ぼ完全に除去して顆粒Bを作成した。
【0074】ジエチレントリアミン五酢酸5ナトリウム
300g,亜硫酸ナトリウム600g,炭酸カリウム3700g,
タイロン10gとマンニット20gを前記の操作と同様に粉
砕,混合して水の添加量を50mlにして造粒を行った。造
粒後に顆粒を70℃で60分間乾燥して造粒物の水分をほぼ
完全に除去し顆粒Cを作成した。
【0075】2)カラーネガ用漂白補充用顆粒 1,3-プロパンジアミン4酢酸第2鉄アンモニウム1水塩
1880g,1,3-プロパンジアミン4酢酸100g,コハク酸6
00g,臭化カリウム500g,パインフロー(松谷化学
製)180gを前記の操作と同様に粉砕,混合して水の添
加量を80mlにして造粒を行った。造粒後に造粒物を60℃
で60分間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に除去し、カ
ラーネガ用漂白補充用顆粒を作成した。
【0076】3)カラーネガ用定着補充用顆粒 チオ硫酸アンモニウム25kg,亜硫酸ナトリウム1.5kg,
炭酸カリウム200g,エチレンジアミン4酢酸ナトリウ
ム200gとパインフロー(松谷化学製)1kgとを前記の
操作と同様に粉砕,混合,造粒した。水の添加量は50ml
とし、造粒後に60℃で120分間乾燥して造粒物の水分を
ほぼ完全に除去し、カラーネガ用定着補充用顆粒を作成
した。
【0077】4)カラーネガ用安定補充用顆粒 m-ヒドロキシベンズアルデヒド150g,ラウリル硫酸ナ
トリウム10g,エチレンジアミン4酢酸ジナトリウム20
g,水酸化リチウム1水塩16gとパインフロー10gとを
前記の操作と同様に粉砕,混合,造粒した。水の添加量
は10mlとし造粒後に造粒物を50℃にて2時間乾燥して造
粒物の水分をほぼ完全に除去し、カラーネガ用安定補充
用顆粒を作成した。
【0078】5)カラーネガ用発色現像補充用錠剤型固
体処理剤 前記発色現像補充剤顆粒A,B,CにN-ラウロイルアラ
ニンナトリウム30gを添加し、25℃,40%RH以下に調整
された部屋で混合機を用いて10分間混合した。さらに打
錠機を用い1錠当たりの充填量を11.5gにして圧縮打錠
を行い、直径30mmのカラーネガ用発色現像補充用錠剤
(N1)を作成して20錠ずつポリエチレン製のカートリ
ッジ(収納容器)に入れ、同様にして固体処理剤キット
cと同様の漂白補充錠剤(N2)、定着補充錠剤(N
3)、安定補充錠剤(N4)を各々40錠,40錠,10錠ず
つ上記ポリエチレン製カートリッジ(収納容器)に入
れ、アルミ箔とポリエチレンフィルムとをラミネートし
た可撓性放湿シートを筒状に形成したピロー包装体又は
PTP包装体で包装したのち、発色現像用の補充カート
リッジ(N1)を7カートリッジと、漂白用の補助カー
トリッジ(N2)を5カートリッジとを1つの段ボール
製の梱包箱11に包装し(図11(b)参照)、定着用の補
充カートリッジ(N3)を19カートリッジと、安定用補
助カートリッジ(N4)1カートリッジとを1つの梱包
箱11に包装し(図11(c)参照)、取り出し面から見え
る位置に、各ラベル(N1〜N4)を付与し、カラーネ
ガフィルム用固体処理剤キットを作成した。
【0079】この様にして作成した処理剤キットの構成
と表1に示す。表1からもわかる様に、所定量感光材料
を処理するのに必要な固体処理剤の重量比が実質的に近
似しており、カラーネガフィルムを1068本処理すると、
本発明の処理剤キットは同時に終了し、煩雑な発注作業
を軽減させ、作業者の作業性を著しく向上させる事がで
きる。
【0080】
【表1】
【0081】(実施例−2)また上記操作と同様にして
作成したカラーネガフィルム用発色現像用固体処理剤J
20錠をポリエチレン製カートリッジ(収納容器)33に収
容した後、アルミ箔とプラスチックフィルム(PE、ナ
イロン等)とをラミネートした可撓性の防湿シートを筒
状に形成したピロー包装体37で包装した(図8参照)。
この操作を回繰り返し、予め仕切り板で4個、8個、12
個、16個と様々に区画化された段ボール箱(梱包箱)11
に収納し、天蓋部112を取り付けて作成した処理剤キッ
トを50ケース用意した。この時、50ケースの段ボールは
すべて高さ及び幅がそれぞれ、50×80cmと同一であり、
奥行きは15cm,30cm,45cm,90cmである。
【0082】用意した50ケースの処理剤キットを2トン
トラックの荷台に整列させ3段に積み上げ、その後、中
央高速道路を利用し、八王子インター〜大阪インター〜
八王子インター間を時速80kmで走行したのち開封して、
固体処理剤Jの粉の発生状況を目視で確認した。
【0083】その結果、固体処理剤J及びカートリッジ
33表面に粉の発生は全く見られなかった。
【0084】〈比較例〉寸法が全て不揃いの段ボール箱
を50個用意した他は上記と同様の操作で作成、収容し前
記段ボール箱に収納して、実験を行った。
【0085】その結果、固体処理剤J50個の中8は落下
しており、開封後も固体処理剤Jの5〜10%は破損して
おり、カートリッジ33表面に多量の粉が発生していた。
【0086】以上のことから、本発明の梱包体は優れた
性能を示すことが判る。
【0087】図12〜図17は、梱包箱11の開封方法の各種
実施例を示す斜視図である。なおこれらの図面で、
(A)は開封前の状態を、(B)はミシン目加工部110
から本体部111と天蓋部112とを切り離した状態をそれぞ
れ示す。
【0088】図12は、梱包箱11の本体部111と天蓋部112
との境界線付近にミシン目加工部110を設けたもので、
切り離し後の天蓋部112は1枚の板状となるから、整理
が容易である。
【0089】図13は、梱包箱11の高さ方向、中央上部寄
りにミシン目加工部110を設けたもので、切り離し後に
は、本体部111内に収納された包装体37は上部が露出し
ているから、取り出しが容易である。
【0090】図14は、天蓋部112が中央のミシン目加工
部110により2分割され、かつ天蓋部112の四周縁のミシ
ン目加工部110により本体部111から切り離されるように
したものである。
【0091】図15は、梱包箱11の上部が斜めにミシン目
加工部110により切り離されるものである。
【0092】図16は、天蓋部112に、X字状(対向線
状)のミシン目加工部110と四周縁の前述のミシン目加
工部110を設けることにより、天蓋部112が四分割されて
本体部111から切り離されるようにしたものである。
【0093】図17は、梱包箱11に屋根型のミシン目加工
部を施し、上部の天蓋部112を2つのブロックに分割し
て切り離したものである。
【0094】図18は複数個の直立体状の梱包箱11を積み
重ねた状態を示す斜視図である。これらの梱包箱11の前
記天蓋部112は開封されて取り除かれ、内包された固体
処理剤収納容器33を包装する防湿用包装体37の識別記号
371が露呈している(図示のP1〜P3,N1〜N
4)。上記複数個の梱包箱11の本体部111の二辺(奥行
寸法Y,高さ寸法Z)は、何れも等しい寸法に形成され
ている。これら梱包箱11を横一列に台上等に整列させる
と、高さZが等しいから各上面は一平面状になる。
1,X2,X3,X4,X5は各本体部111の異なる幅寸法
である。この上面にさらに複数の梱包箱11を一列に整列
配置して2段目を積載することができる。同様にして3
段目以上も積載可能である。なお、各梱包箱11の奥行Y
は、ほぼ等しい寸法にすれば、本体部111を積載配列し
たとき、各本体部111の前面の開封面を整然と揃えるこ
とができる。
【0095】図19(A)は複数個の梱包箱11を縦積みし
た状態を示す斜視図である。各梱包箱11の二辺(幅寸法
Xと奥行寸法Y)はそれぞれ同一の寸法で形成してある
から、固体処理剤収納個数毎に本体部111の高さ寸法
(Z1〜Z5)が異なっていても、同一投影面積で一様
に縦積みすることができる。さらに、上記縦積みした梱
包箱群を、複数群隣接して立設配置することも可能であ
る。
【0096】図19(B)は複数個の梱包箱11を横積みし
た状態を示す斜視図であり、図19(A)に示す梱包箱群
を横に倒したような形状をなす。この場合、各本体部11
1の高さ寸法Xを奥行寸法Yとがそれぞれ同一であるか
ら、本体部111の上面が一平面状となり、図18に示すよ
うな複数段の積み重ね配置も可能である。
【0097】図20(A)は前記梱包箱11Aを形成した本
体部111の内側に緩衝材115を設け、内部に収容されてい
る固体処理剤収納容器33及び固体処理剤Jを保護するも
のである。即ち、前記梱包箱11内に収容されている固体
処理剤収納容器33及び固体処理剤Jを輸送中、外部より
受ける大きな衝撃に対し、固体処理剤収納容器33及び固
体処理剤Jの破損(欠けや粉発生等)を出来うる限り少
なくしてユーザが使用する時迄最良の状態を維持するも
のである。又前記固体処理剤収納容器33のリユースを半
永久的に可能にしたものである。
【0098】本発明に用いられる緩衝材115はポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン酢酸ビニル共重合
体、等を原料とした加工品、例えばポリエチレンフォー
ム、ポリウレタンフォーム、及びフェルト、気泡入りプ
ラスチックフィルム、毛状プラスチックフォーム、段ポ
ール、合成ゴム、スポンジ、柔軟性ファイバー、フォー
ムラバー、等を適宜必要に応じて用いる事が出来る。
【0099】図20(B)に示す梱包箱11Aは、本体部11
1の前記中仕切り板114を緩衝材116にしたものである。
該緩衝材116は固体処理剤Jや収納容器33や防湿用包装
体37の外部衝撃や隣同志の衝撃を吸収して破損を防止す
るのに有効である。緩衝材116は前記緩衝材115とほぼ同
じ材料を使用し、隣り合う各包装体37間に挿入する。ま
たは予め枠組みして本体部111内に装填する。
【0100】図21は顆粒状の固体処理剤Kを防湿包装し
たPTP包装体38を、前記固体処理剤収納容器33内に収
納した状態を示す斜視図である。そして前記固体処理剤
収納容器33の開口部には開閉自在の開閉蓋332を設け
る。335は該開閉蓋332に貼着したラベルである。なお、
図中、前記実施例の図7と同一機能を有する部分には同
一符号を付した、また仕切り壁331Sは除去してある。
【0101】図22は前記図21於けるPTP包装体381と
収納容器33の断面図である。顆粒状固体処理剤KはPT
P包装体38により前記固体処理剤収納容器33の容器本体
331内に整列状態で収納され、通常は前記開閉自在の開
閉蓋332により閉じられている。使用時に前記開閉蓋332
を開くと共に、PTP包装体38の接着面を引き剥がし
て、顆粒状固体処理剤Kを自動現像機に補給する。
【0102】図23(a)は顆粒状固体処理剤Kを図23
(b)のように4方シールしたシール包装体39を、前記
固体処理剤収納容器33内に収納した状態を示す斜視図
で、前記4方シールしたシール包装体39の顆粒状固体処
理剤Kでシール部にミシン目加工部391を形成し、図23
(a)に示すように、ミシン目加工部391で互いにジグ
ザグに折り曲げて前記固体処理剤収納容器33内に収納す
る。そして固体処理剤収納容器33の開口部に開閉自在の
蓋332を設ける。
【0103】図24は前記梱包箱11より前記固体処理剤収
納容器33を複数個取り出し、包装体37を取り去って固体
処理剤Jを収納した収納容器33を図示のように自動現像
機PAの蓋104を開き、収納容器装填手段34に前記収納
容器33を装着し、自動現像機PAに固体処理剤Jを供給
する過程を示す斜視図である。本実施例に於いては、カ
ラーペーパー用のP1,P2,P3の固体処理剤Jを内
蔵した収納容器33A,33B,33Eにより処理槽に供給し
ている。
【0104】この後、補充が無くなると、自動現像AP
から、作業者に伝達され、作業者が空の収納容器33を収
納容器装填手段34から脱着し、梱包箱11のもとの位置収
納する。更に、脱着した収納容器と同様の固体処理剤収
納容器を取り出し装着する。この時、固体処理剤に触れ
ることなく、速やかに装着することができ、作業者の作
業効率を大幅に向上することができる。
【0105】図25は、前記複数の梱包箱11を整理して収
容するボックス形状の収納ラック120を示す斜視図であ
る。該収納ラック120は、前記カラーペーパー用固体処
理剤(J,K)を収納する収納容器33と包装体37とを所
定数(P1用4個、P2用10個、P3用2個、計16個)
収納する梱包箱11Aと、カラーネガ用固体処理剤を収納
する収納容器33と包装体37とを所定数(N1用7個、N
2用5個、計12個)収納する梱包箱11Bと、カラーネガ
用の同様の包装体(N3用19個、N4用1個、計20個)
を収納する梱包箱11Cとを棚部材121上に保持収容可能
であるから、整理保管上から便利である。この様に複数
の梱包箱11A,11B,11Cを棚部材121上にそれぞれ載
置することにより、中段または下段の梱包箱を取り出す
ことが可能であるばかりでなく、複数の梱包箱を積み重
ねることによる倒壊の危険はなくなる。また、上記収納
ラック120にストッパ付キャスタ122を設けることによ
り、該収納ラック120を作業上の適宜な場所に移動可能
である。
【0106】図26は、収納ラック120の他へ実施例を示
す断面図である。この収納ラック120は、上記各棚部材1
21が傾斜配置されていて、包装体37の取り出し側(手前
側)を高く奥側を低くすることにより、梱包箱11A,11
B,11Cを安定して載置することができるから、地震や
収納ラック120の移動時に収納容器33が飛び出して落下
することを防止できる。また、上記収納ラック120にス
トッパ付キャスタ122を設けることにより、該収納ラッ
ク120を作業上の適宜な場所に移動可能である。
【0107】
【発明の効果】本発明のハロゲン化銀写真感光材料用固
体処理剤を収容した包装体収納用梱包体のように、第1
に開封部材を取り外し可能としたことで処理剤キットを
収納ラック的に取り扱うことができ、処理剤の煩雑な発
注作業を著しく軽減させ、処理剤の交換が速やかに行わ
れることが可能となった。第2に該包装体の高さ、幅、
奥行きの少なくとも2つの寸法を実質的に同一にするこ
とで、安定に積み上げることが可能となり、作業上の省
スペース化と、作業者の安全を確保し、第3に輸送上に
も固体処理剤、収容容器、包装材料の破損を未然に防止
できるという優れた効果を見いだした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料処理装
置(プリンタープロセッサ)の正面側全体構成図及び平
面構成図。
【図2】上記プリンタープロセッサの斜視図。
【図3】自動現像機の構成図。
【図4】この発明に係る自動現像機の断面図。
【図5】錠剤型固体処理剤の各種形状を示す断面図、平
面図および斜視図。
【図6】上記固体処理剤を収容する収納容器の平面図お
よび側面図。
【図7】上記収納容器の分解斜視図。
【図8】収納容器と包装体の斜視図。
【図9】梱包箱と包装体の斜視図。
【図10】上記梱包箱を開梱して本体部のみにした斜視
図。
【図11】カラーペーパー処理用固体処理剤を収容した
梱包箱の斜視図。
【図12】梱包箱の開封方法の実施例を示す斜視図。
【図13】梱包箱の開封方法の他の実施例を示す斜視
図。
【図14】梱包箱の開封方法のさらに他の実施例を示す
斜視図。
【図15】梱包箱の開封方法のさらに他の実施例を示す
斜視図。
【図16】梱包箱の開封方法のさらに他の実施例を示す
斜視図。
【図17】梱包箱の開封方法のさらに他の実施例を示す
斜視図。
【図18】複数個の梱包箱を積み重ねた状態を示す斜視
図。
【図19】複数個の梱包箱を縦積みおよび横積みした状
態を示す斜視図。
【図20】梱包箱内に緩衝材を設けた実施例を示す斜視
図。
【図21】PTP包装された顆粒状固体処理剤を収納し
た収納容器の斜視図。
【図22】上記顆粒状固体処理剤収納容器の断面図。
【図23】四方シール包装された顆粒状固体処理剤の平
面図および該包装体を収納した収納容器の斜視図。
【図24】梱包箱より取り出された包装体から収納容器
を取り出して自現機内に装着する状態を示す過程を示す
斜視図。
【図25】複数の梱包体を整理して収納保管する収納ラ
ックの斜視図。
【図26】収納ラックの他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 処理槽 11,11A,11B,11C 梱包箱 110,391 ミシン目加工部 111 本体部 112 天蓋部(開封部材) 114 中仕切り板 115,116 緩衝材 120 収納ラック 2,2A,2B,2C,2D,2E 補助タンク 30 固体処理剤供給装置 31 処理量情報検出手段 32 処理量供給制御手段 33,33A,33B,33E 収納容器(カートリッジ) 331 容器本体 332 開閉蓋 334,335 ラベル 334A,371 識別信号 335,373 バーコード 34 収納容器装填手段(収納容器装填部) 37 防湿用包装体 38 PTP包装体 39 シール包装体 K 顆粒状固体処理剤 J 錠剤型固体処理剤(錠剤) X 幅寸法 Y 奥行寸法 Z 高さ寸法

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理する感
    光材料処理装置の処理槽内の処理液に供給する固体処理
    剤を収納する固体処理剤包装体と、該固体処理剤包装体
    を収容する梱包箱とから成る梱包体において、前記梱包
    箱が複数の包装体を整列して収容できるように区画化さ
    れていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用
    固体処理剤包装体収納用梱包体。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理する感
    光材料処理装置の処理槽内の処理液に供給する固体処理
    剤を収納する固体処理剤包装体と、固体処理剤包装体を
    収容する梱包箱とから成る梱包体において、複数の前記
    梱包箱はいずれも実質的に直方体であり、かつ各直方体
    の高さ、幅、奥行の少なくとも2つの寸法がそれぞれ実
    質的に等しいことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料用固体処理剤包装体収納用梱包体。
  3. 【請求項3】 前記ハロゲン化銀写真感光材料用固体処
    理剤を収納した包装体を収容した梱包箱が、複数の包装
    体を整列して収容できるように区画化され、かつ前記開
    封部材が前記梱包箱の本体箱の本体部に対して開封後に
    取り外し可能であることを特徴とする請求項1または2
    記載のハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤包装体収
    納用梱包体。
  4. 【請求項4】 2種類以上のハロゲン化銀写真感光材料
    用固体処理剤を種類毎に包装した包装体の開封部材の取
    り外し側に固体処理剤の種類毎に異なる識別記号が付与
    され、さらに梱包箱に前記包装体が一括して収納される
    ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用固体処理
    剤包装体収納用梱包体。
  5. 【請求項5】 前記包装体に収納されるハロゲン化銀写
    真感光材料用固体処理剤が、感光材料処理工程の各処理
    槽に供給する各専用の固体処理剤から成り、所定量のハ
    ロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤を処理するために
    必要な各感光材料処理工程用固体処理剤の重量比と実質
    的に等しいことを特徴とする請求項1ないし4記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤包装体収納用梱包
    体。
  6. 【請求項6】 前記梱包体の内部に緩衝部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項1ないし4記載のハロゲン化銀写
    真感光材料用固体処理剤包装体収納用梱包体。
  7. 【請求項7】 前記包装体が、ハロゲン化銀写真感光材
    料用固体処理剤を収納する固体処理剤収納容器と、該収
    納容器を包装する包装部材とから構成されることを特徴
    とする請求項1ないし4記載のハロゲン化銀写真感光材
    料用固体処理剤包装体収納用梱包体。
  8. 【請求項8】 前記ハロゲン化銀写真感光材料用固体処
    理剤の形状が錠剤状であることを特徴とする請求項1な
    いし7記載のハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤包
    装体収納用梱包体。
JP12915894A 1994-06-10 1994-06-10 ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤包装体収納用梱包体 Pending JPH07333812A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011526523A (ja) * 2008-06-30 2011-10-13 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 口腔ケア用q2キット

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