JPH0620807Y2 - 野縁取付金具 - Google Patents

野縁取付金具

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JPH0620807Y2
JPH0620807Y2 JP16743086U JP16743086U JPH0620807Y2 JP H0620807 Y2 JPH0620807 Y2 JP H0620807Y2 JP 16743086 U JP16743086 U JP 16743086U JP 16743086 U JP16743086 U JP 16743086U JP H0620807 Y2 JPH0620807 Y2 JP H0620807Y2
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JP16743086U
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Inventor
孝 秋本
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株式会社ケーワン
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外壁あるいは内壁等にアングル材からなる野
縁を取付ける際に使用する野縁取付金具に関する。
〔従来の技術〕
コンクリートの建屋においては内外装面の仕上げ材(パ
ネル、サイデング、スパンドレール等)の下地材は、ア
ングル材が野縁材として使用されている。
第5図に従来例に係るアングル材を野縁として取付けた
状態を示すが、図に示すようにコンクリート壁10を野
縁受け材の一例であるアングル材11をアンカーボルト
12を用いて固定し、該アングル材11に野縁となる長
いアングル材13を溶接止めして固定し、該アングル材
13に化粧パネル14等を螺子止めする構造となってい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記従来例に係るアングル材13の固定方法
においては、野縁材であるアングル材13を野縁受け材
に溶接によって固定していたので、取付後にレベル調整
ができないという不便があった。
この為、予めアングル材13を真っ直ぐな状態にして仮
止め固定していたが、隣合うアングル材13のレベルを
合わせることは非常に手間であり、このため全てのアン
グル材13のレベル調整ができない場合もあるという問
題点があった。
一方、本考案者は、野縁材としてリップ溝形鋼あるいは
チャンネル材を使用した場合の野縁取付金具について
は、特開昭58−54147号公報において研究し出願
した。
この野縁取付金具15を第6図及び第7図に示すが、図
に示すように壁に螺子等で取付ける支持板16が雄螺子
17を固着し、該雄螺子17に螺合する雌螺子18を備
え、側部には野縁材であるチャンネル材19に係合する
係合部20を両側に有する屈曲部材を備え、該係合部2
0に上記チャンネル材19を取外し自由に取付け、上記
雌螺子に固着されている円板21を回転させ、レベルの
調整を行っていた。
ところが、上記野縁取付金具15は前述のようにチャン
ネル材にしか使用できず、従って、屋外等においても使
用され比較的値段の安いアングル材には、上記野縁取付
金具15を使用できなかった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、野縁
材を構成するアングル材に使用できて、しかも該アング
ル材を簡単しかも強固に取付け、更には取付後にレベル
調整も可能な野縁取付金具を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的に沿う本考案に係る野縁取付金具は、壁面取付
板に雄螺子を垂設した壁面取付部材と、上記雄螺子に螺
合して周囲には径の大きい回転補助部材が取付けられた
回転自由な雌螺子が設けられしかもアングル材からなる
野縁材が係合する野縁係合部材との組合わせからなる金
属製の野縁取付金具であって、上記野縁係合部材は、上
記回転自由な雌螺子が取付けられた四辺形の基板部と、
該基板部の4辺に立設された側板とからなり、しかも隣
合う上記側板には上記アングル材の一辺が嵌入係合する
隙間が形成されて構成されている。
ここに、隣合う側板の隙間はアングル材の厚みよりやや
小さくなって、アングル材の一辺を叩き込むことによっ
て上記隙間にアングル材を係合するようになっているも
の、及び側板の上端部はアングル材の屈曲部に合わせた
形状としているものもいずれにも本考案は適用されるも
のである。
〔作用〕
本考案に係る野縁取付金具は、隣合う側板には所定の隙
間が形成され、アングル材の一辺が嵌入係合するように
なっている。しかも側板は金属材からなっているので、
挟み込んだアングル材を溶接固定することも可能である
し、側板に螺子孔を形成して、側板とアングル材とを螺
子止め固定するこも可能である。
また、基板部は四辺形になっているので、同一方向にア
ングル材を挟み込む隙間は2ケ所あることになり、従っ
て、その取付位置を選択することも可能となり、場合に
よっては平行に2本のアングル材を該野縁取付金具に係
合固定することもできる。
このようにしてアングル材を取付けた基板部は、径の大
きい回転補助部材を回転させることによって雌螺子を回
転し、その高さを調整することが可能となるので、アン
グル材のレベル調整を容易に行うことが可能となる。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化し
た一実施例につき説明し、本考案の理解に供する。
ここに、第1図は本考案の一実施例に係る野縁取付金具
の平面図、第2図は第1図における矢視A−A断面図、
第3図は第1図における矢視B−B平面図、第4図は上
記実施例に係る野縁取付金具の使用状態の側面図であ
る。
第1図、第2図に示すように、本考案の一実施例に係る
野縁取付金具22は、壁面取付板23に雄螺子24を垂
設した壁面取付部材25と、該雄螺子24に取付られる
野縁係合部材26と有して構成されている。以下、これ
らについて更に詳しく説明する。
上記壁面取付部材25は、第2図に示すように屈曲した
壁面取付板23と、該壁面取付板23の上部平面に垂設
された雄螺子24とを有してなり、壁面27にアンカー
ボルト28によって固定されているが、本考案はこの実
施例に限定されるものではなく、例えば、上記壁面27
に結果として上記雄螺子24を立設した状態で固定する
ものであれば如何なるものでも適用される。
上記野係合部材26は、周囲に側板32、33、34、
35の設けられた基板部36と、該基板部36の略中央
に回転自由に設けられた雌螺子37と、該雌螺子37に
固着された回転補助部材38とを有して構成されてい
る。
上記側板32、33、34、35はそれぞれ独立に形成
されていて、隣り合う側板32、35及び側板32、3
4との間には野縁材を構成するアングル材38aが嵌入
する隙間39、40が形成されている。
そして、上記側板33、35及び側板33、34の間に
もそれぞれアングル材が嵌入する隙間41、42が形成
されていて、上記隙間39、40あるいは隙間41、4
2のいずれにもアングル材が嵌入係合するようになって
いる。
なお、上記隙間39〜42は嵌入するアングル材の厚み
よりやや小さく形成されて、アングル材を叩き込むこと
によって挿入でき、一旦装着した後は容易にアングル材
が取り外せない構造となっている。
しかも、上記側板32、33は、第3図に示すように全
体として内側にやや屈曲してその先端部は外側に開い
て、例えばアングル材38aの内側のアール面43を避
けるようになっている。
また、上記側板32、33には第1図及び第2図に示す
ように螺子孔44、45、46、47が形成されてい
て、上記アングル材を嵌入した後に、該螺子孔にタップ
螺子を挿入し、アングル材と側板32、33とが必要な
場合には固定できるようになっている。
上記側板34、35は第3図に示すようにその上端の角
部が切り落とされて、図に示すようにアングル材48を
嵌入係合させた場合、側板34、35の角部がアングル
材48の内側アール面に当たらないようになっている。
上記回転補助部材38は、基板部36よりやや大きい円
板状となっていて、基板部36に回動自在に固着されて
いてる雌螺子37に固着され、該回転補助部材38を回
すことによって雌螺子37が回転できるようになってい
る。
続いて、上記野縁取付金具22の使用方法及び作用につ
き更に詳しく説明すると、まず、第2図に示すように壁
面27に所定の孔を開けてアンカーボルト28によって
壁面取付部材25を固定する。
次に、該壁面取付部材25に該野縁係合部材26を所定
の位置まで螺入する。そして、野縁となるアングル材3
8aを上記隙間39、40あるいは隙間41、42に嵌
入させる。そして、例えば、第1図に示すように隙間3
9、40に嵌入させた場合、必要に応じて側板32に隅
肉溶接することも可能であるし、あるいは螺子孔44、
45からタップ螺子を嵌入させ側板32とアングル材3
8aとを固定することも可能である。
更に、強固な接合を必要とする場合は、アングル材38
aの一辺を反対側に向けて、側板34、35の上端部と
溶接することも可能である。
このようにして複数の野縁であるアングル材38aを該
野縁取付金具22に固定した後に、そのレベルが一定で
ない場合は、回転補助部材38を回転させることによっ
てその高さを調整することになる。
第4図に上記実施例に係る野縁取付金具22を使用した
他の場合の使用状態を示すが、図に示すようにアングル
材50、51のそれぞれの板面を外方に向けて野縁取付
金具22に嵌入させた状態で、タップ螺子52、53で
固定する。
この後、側板となるパネル54、55の接合部56が丁
度該野縁取付金具22の中央になるようにして、螺子5
7、58にてアングル材50、51に取付ける。これに
よってそれぞれのアングル材(通常30×30×3程度)5
0、51の一方の板面に無理なく螺子止めすることが可
能となる。
〔考案の効果〕
本考案に係る野縁取付金具は以上の説明からも明らかな
ように、基板部が略四辺形となってその4辺には側板が
立設され、しかも隣合う上記側板にはアングル材の一辺
が嵌入係合する隙間が形成されているので、アングル材
を該野縁取付金具に取付けることが可能となった。
しかも取付後、上記側板とアングル材を溶接することも
可能であり、しかも上記基板部には回転自由な雌螺子が
設けられているので、壁面取付部材の雄螺子に螺合させ
ることによって野縁となる上記アングル材のレベル調整
が可能となり、完全に平面となる野縁枠組をすることが
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る野縁取付金具の平面
図、第2図は第1図における矢視A−A断面図、第3図
は第1図における矢視B−B平面図、第4図は上記実施
例に係る野縁取付金具の使用状態の側面図、第5図は従
来例に係る野縁の取付状態を示す断面図、第6図は従来
例に係る野縁取付金具の側断面図、第7図は従来例に係
る野縁取付金具の斜視図である。 〔符号の説明〕 22……野縁取付金具、23……壁面取付板、24……
雄螺子、25……壁面取付部材、26……野縁係合部
材、32、33、34、35……側板、36……基板
部、37……雌螺子、38……回転補助部材、38a…
…アングル材(野縁材)、39、40、41、42……
隙間、43……アール面、44、45、46、47……
螺子孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面取付板に雄螺子を垂設した壁面取付部
    材と、上記雄螺子に螺合して周囲には径の大きい回転補
    助部材が取付られた回転自由な雌螺子が設けられしかも
    アングル材からなる野縁材が係合する野縁係合部材との
    組合わせからなる金属製の野縁取付金具であって、上記
    野縁係合部材は、上記回転自由な雌螺子が取付けられた
    四辺形の基板部と、該基板部の4辺に立設された側板と
    からなり、しかも隣合う上記側板には上記アングル材の
    一辺が嵌入係合する隙間が形成されていることを特徴と
    する野縁取付金具。
  2. 【請求項2】隣合う側板の隙間はアングル材の厚みより
    やや小さくなって、アングル材の一辺を叩き込むことに
    よって上記隙間にアングル材を係合する実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の野縁取付金具。
  3. 【請求項3】側板の上端部はアングル材の屈曲部に合わ
    せて屈曲している実用新案登録請求の範囲第1項または
    第2項記載の野縁取付金具。
  4. 【請求項4】側板にはアングル材を固定する螺子孔が設
    けられている実用新案登録請求の範囲第1項、第2項ま
    たは第3項記載の野縁取付金具。
JP16743086U 1986-10-29 1986-10-29 野縁取付金具 Expired - Lifetime JPH0620807Y2 (ja)

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