JP2725029B2 - 外壁目地部におけるバックアップ材の支持装置 - Google Patents
外壁目地部におけるバックアップ材の支持装置Info
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- JP2725029B2 JP2725029B2 JP63204932A JP20493288A JP2725029B2 JP 2725029 B2 JP2725029 B2 JP 2725029B2 JP 63204932 A JP63204932 A JP 63204932A JP 20493288 A JP20493288 A JP 20493288A JP 2725029 B2 JP2725029 B2 JP 2725029B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主として外壁へ吹付け塗装を施工する際
に、その外壁パネル間の目地部へ塗装を行なうために設
けられるバックアップ材の支持装置に関するものであ
る。
に、その外壁パネル間の目地部へ塗装を行なうために設
けられるバックアップ材の支持装置に関するものであ
る。
従来の技術 上記のように建物の外壁面に吹付け塗装を行なう場
合、目地部にはパテ処理等の下地処理を行なって、この
目地部から前記外壁面へ連続して塗装を行なう。その
際、目地部が非常に深いものである場合には、前記パテ
処理を適当な深さで支持するため、その裏面側にバック
アップ材を設けることが必要となる。従来においては、
このようなバックアップ材として、第12図のように、金
属製のバックアップ材(1)を外壁パネル(4)(4)
間の目地部(2)に挿入し、その外側から螺じ込んだビ
ス(3)(3)の先端を、そのバックアップ材(1)背
面側において、前記外壁パネル(4)(4)を固定する
軸組(5)側面に当接させ、その状態で回転させること
により、バックアップ材(1)を外壁パネル(4)
(4)の表面板裏面部へ押し付けて、所定の位置に保持
させるようにしていた。そして、その外側にパテ(6)
処理を行なった後、吹付け塗装(7)を行なうものであ
る。
合、目地部にはパテ処理等の下地処理を行なって、この
目地部から前記外壁面へ連続して塗装を行なう。その
際、目地部が非常に深いものである場合には、前記パテ
処理を適当な深さで支持するため、その裏面側にバック
アップ材を設けることが必要となる。従来においては、
このようなバックアップ材として、第12図のように、金
属製のバックアップ材(1)を外壁パネル(4)(4)
間の目地部(2)に挿入し、その外側から螺じ込んだビ
ス(3)(3)の先端を、そのバックアップ材(1)背
面側において、前記外壁パネル(4)(4)を固定する
軸組(5)側面に当接させ、その状態で回転させること
により、バックアップ材(1)を外壁パネル(4)
(4)の表面板裏面部へ押し付けて、所定の位置に保持
させるようにしていた。そして、その外側にパテ(6)
処理を行なった後、吹付け塗装(7)を行なうものであ
る。
発明が解決しようとする課題 従来技術の構造においては、目地方向の要所要所にビ
ス(3)を螺じ込んで、前記バックアップ材(1)を支
持させることが必要であり、それには、目地(2)の外
側からこの目地(2)隙間を通して作業しなければなら
ず、このビス(3)の螺込み作業に非常に手間を要する
のみならず、ビス(3)の先端を当接する軸組(5)の
ような部材がない場所では施工することができないとい
う不都合があった。
ス(3)を螺じ込んで、前記バックアップ材(1)を支
持させることが必要であり、それには、目地(2)の外
側からこの目地(2)隙間を通して作業しなければなら
ず、このビス(3)の螺込み作業に非常に手間を要する
のみならず、ビス(3)の先端を当接する軸組(5)の
ような部材がない場所では施工することができないとい
う不都合があった。
この発明は、このような従来のバックアップ材の施工
上の欠点を解消することを目的としてなされたものであ
る。
上の欠点を解消することを目的としてなされたものであ
る。
課題を解決するための手段 そして、上記の目的を達成するため、この発明では、
第1図で示すように、外壁パネル(11)(12)の内側に
配置される梁(43)等の建物の構造用骨組材へ水平方向
の適宜間隔をおいて複数の支持金具(14)(23)を固定
し、バックアップ材(31)に設けた係止部(35)をその
支持金具(14)(23)へ係止させて取り付けるととも
に、このバックアップ材(31)に、内側へ向けて窪んだ
くの字状の目地材受部(34)を設けて、この目地材受部
(34)の水平方向の頂点部分を上下の外壁パネル(11)
(12)間の水平目地部(13)へ内側から対向させたこと
を特徴とする。
第1図で示すように、外壁パネル(11)(12)の内側に
配置される梁(43)等の建物の構造用骨組材へ水平方向
の適宜間隔をおいて複数の支持金具(14)(23)を固定
し、バックアップ材(31)に設けた係止部(35)をその
支持金具(14)(23)へ係止させて取り付けるととも
に、このバックアップ材(31)に、内側へ向けて窪んだ
くの字状の目地材受部(34)を設けて、この目地材受部
(34)の水平方向の頂点部分を上下の外壁パネル(11)
(12)間の水平目地部(13)へ内側から対向させたこと
を特徴とする。
また、上記において、係止部(35)と目地材受部(3
4)との間には、外壁パネル(11)の下端を載せる段部
(33)を形成し、これによって、外壁パネル(11)の取
付け作業を容易に行なうようにすることが考えられる。
4)との間には、外壁パネル(11)の下端を載せる段部
(33)を形成し、これによって、外壁パネル(11)の取
付け作業を容易に行なうようにすることが考えられる。
更に、支持金具(14)は、その外側面に外壁パネル
(11)(12)の押え片(19)を設けて、外壁パネル(1
1)(12)の固定部材を兼ねさせることが考えられる。
(11)(12)の押え片(19)を設けて、外壁パネル(1
1)(12)の固定部材を兼ねさせることが考えられる。
作用 外壁パネル(11)(12)の取付け前に、まず支持金具
(14)(23)を梁(43)等へ固定し、この支持金具(1
4)(23)へバックアップ材(31)を係止させて取り付
ける。そして、吹付け塗装を行なう前のパテ処理は、そ
のパテ剤(目地材)を前記バックアップ材(31)の目地
材受部(34)で支持させながら行ない、更にその外側に
吹付け塗装を行なう。また、この発明の請求項2の発明
では、前記バックアップ材(31)取付け後に、外壁パネ
ル(11)の下端を段部(33)へ載せ、この状態で、その
外壁パネル(11)の構造用骨組材に対しての取り付け作
業を行なう。その際、支持金具(14)に押え片(19)を
取り付けておけば、この押え片(19)によって外壁パネ
ル(11)を固定できる。
(14)(23)を梁(43)等へ固定し、この支持金具(1
4)(23)へバックアップ材(31)を係止させて取り付
ける。そして、吹付け塗装を行なう前のパテ処理は、そ
のパテ剤(目地材)を前記バックアップ材(31)の目地
材受部(34)で支持させながら行ない、更にその外側に
吹付け塗装を行なう。また、この発明の請求項2の発明
では、前記バックアップ材(31)取付け後に、外壁パネ
ル(11)の下端を段部(33)へ載せ、この状態で、その
外壁パネル(11)の構造用骨組材に対しての取り付け作
業を行なう。その際、支持金具(14)に押え片(19)を
取り付けておけば、この押え片(19)によって外壁パネ
ル(11)を固定できる。
実施例 以下、この発明を、第11図のような切妻建物の破風側
の壁面において、三角形部を構成する上部側外壁パネル
(11)とその下側の下部側外壁パネル(12)との間の水
平目地部(13)において実施した場合の実施例について
説明する。
の壁面において、三角形部を構成する上部側外壁パネル
(11)とその下側の下部側外壁パネル(12)との間の水
平目地部(13)において実施した場合の実施例について
説明する。
第4図は、この発明の支持金具(14)の全体構造を示
したもので、取付け用ボルト穴(15)を備えた垂直方向
の固定板(16)には、その左右方向の一端が直角外方向
に屈曲されて、連設片(17)が一体に形成されている。
更にこの連設片(17)の先端が、前記固定片(16)と反
対方向へ直角に折り曲げされて、パネル受片(18)が一
体形成してある。このパネル受片(18)の外側面には、
左右一対の押え片(19)(19)が、そのパネル受片(1
8)へ螺じ込んだ六角穴付きの螺子(20)(20)によっ
て取り付けられている。(21)は、これら押え片(19)
(19)が、一方に回転するのを防止するためのストッパ
ーである。更に、パネル受片(18)の上端が、裏面方向
へ略直角に折り返しされて水平な支持片(22)が一体に
形成されている。
したもので、取付け用ボルト穴(15)を備えた垂直方向
の固定板(16)には、その左右方向の一端が直角外方向
に屈曲されて、連設片(17)が一体に形成されている。
更にこの連設片(17)の先端が、前記固定片(16)と反
対方向へ直角に折り曲げされて、パネル受片(18)が一
体形成してある。このパネル受片(18)の外側面には、
左右一対の押え片(19)(19)が、そのパネル受片(1
8)へ螺じ込んだ六角穴付きの螺子(20)(20)によっ
て取り付けられている。(21)は、これら押え片(19)
(19)が、一方に回転するのを防止するためのストッパ
ーである。更に、パネル受片(18)の上端が、裏面方向
へ略直角に折り返しされて水平な支持片(22)が一体に
形成されている。
他方、第5図は、第2の支持金具の全体構造を示した
もので、この支持金具(23)は、水平な固定板(24)の
一端が下向きに直角屈曲され、更にその下端が、やや斜
め方向に内方へ屈曲された後外側にコの字形に折り返し
されるとともに、そのコの字形折返し部(25)の先端部
が、裏面方向へ直角に折り返しされて、前記と同様の支
持片(26)が一体に形成されている。固定板(24)の上
面には、その先端部にバネ片(27)の一端がリベット留
めして固定されている。このバネ片(27)の中間部が山
形に屈曲され、その山形の頂点部から先端側の中央部分
が方形に切り落としされるとともに、この切落し部(2
8)によって開放された前記固定片(24)の中央部に、
固定用ボルト穴(29)が形成されている。
もので、この支持金具(23)は、水平な固定板(24)の
一端が下向きに直角屈曲され、更にその下端が、やや斜
め方向に内方へ屈曲された後外側にコの字形に折り返し
されるとともに、そのコの字形折返し部(25)の先端部
が、裏面方向へ直角に折り返しされて、前記と同様の支
持片(26)が一体に形成されている。固定板(24)の上
面には、その先端部にバネ片(27)の一端がリベット留
めして固定されている。このバネ片(27)の中間部が山
形に屈曲され、その山形の頂点部から先端側の中央部分
が方形に切り落としされるとともに、この切落し部(2
8)によって開放された前記固定片(24)の中央部に、
固定用ボルト穴(29)が形成されている。
第3図は、上記の支持金具(14)(23)で取り付けら
れるこの発明のバックアップ材(31)の構造を示してい
る。まず、水平方向に長い垂直板(32)の下端が、外方
へ略直角に折り曲げられて水平段部(33)が一体に形成
され、更にその段部(33)の先端が下向きに屈曲され
て、裏面側へ向けて窪んだくの字状の目地材受部(34)
が形成されている。また、垂直板(32)の上端には、そ
の上端部をコの字状に折り返しした嵌合係止部(35)
が、長手方向に適当な間隔をおいて複数個形成されてい
る。この嵌合係止部(35)の垂直な内片(36)は、嵌合
凹部(39)側に窪んだ概略くの字形状に屈曲されてい
る。段部(33)には、前記第1の支持金具(14)におけ
る押え片(19)(19)の一方の先端が突出できるスリッ
ト(37)が形成され、更にこのスリット(37)に略対応
して、目地材受部(34)の中央部分に、それらの押え片
(19)(19)を取り付けている螺子(20)(20)を、外
側から回動操作するための窓(38)(38)が開口されて
いる。
れるこの発明のバックアップ材(31)の構造を示してい
る。まず、水平方向に長い垂直板(32)の下端が、外方
へ略直角に折り曲げられて水平段部(33)が一体に形成
され、更にその段部(33)の先端が下向きに屈曲され
て、裏面側へ向けて窪んだくの字状の目地材受部(34)
が形成されている。また、垂直板(32)の上端には、そ
の上端部をコの字状に折り返しした嵌合係止部(35)
が、長手方向に適当な間隔をおいて複数個形成されてい
る。この嵌合係止部(35)の垂直な内片(36)は、嵌合
凹部(39)側に窪んだ概略くの字形状に屈曲されてい
る。段部(33)には、前記第1の支持金具(14)におけ
る押え片(19)(19)の一方の先端が突出できるスリッ
ト(37)が形成され、更にこのスリット(37)に略対応
して、目地材受部(34)の中央部分に、それらの押え片
(19)(19)を取り付けている螺子(20)(20)を、外
側から回動操作するための窓(38)(38)が開口されて
いる。
次に、上記支持金具(14)(23)及びバックアップ材
(31)の取付け方法を、その施工順序に従って説明す
る。第6図において、(40)は、図示しない基礎上に立
設された壁軸組であって、この壁軸組(40)は、Cチャ
ンネルからなる縦枠(41)と、同じくCチャンネルから
なる横枠(42)を方形に組み立てたものを、前記基礎上
に立設したものである。この壁軸組(40)における上部
横枠(42)上方に、H形鋼からなる梁(43)が、そのフ
ランジ(44)(44)が上下方向となるようにして水平方
向に配置されている。また、この梁(44)の上方部分
に、Cチャンネルからなる水平方向の横フレーム(45)
(45)…、同じくCチャンネルからなる垂直方向の縦フ
レーム(46)(46)…、更に縦フレーム(46)(46)の
上端間に渡した傾斜状の屋根フレーム(47)からなる三
角形の壁軸組(48)が配置されている。
(31)の取付け方法を、その施工順序に従って説明す
る。第6図において、(40)は、図示しない基礎上に立
設された壁軸組であって、この壁軸組(40)は、Cチャ
ンネルからなる縦枠(41)と、同じくCチャンネルから
なる横枠(42)を方形に組み立てたものを、前記基礎上
に立設したものである。この壁軸組(40)における上部
横枠(42)上方に、H形鋼からなる梁(43)が、そのフ
ランジ(44)(44)が上下方向となるようにして水平方
向に配置されている。また、この梁(44)の上方部分
に、Cチャンネルからなる水平方向の横フレーム(45)
(45)…、同じくCチャンネルからなる垂直方向の縦フ
レーム(46)(46)…、更に縦フレーム(46)(46)の
上端間に渡した傾斜状の屋根フレーム(47)からなる三
角形の壁軸組(48)が配置されている。
第1の支持金具(14)が、上記梁(43)のウエブ外側
面に、それぞれ水平方向の適宜間隔をおいて取り付けら
れる。第1図で示すように、これらの支持金具(14)
(14)…は、固定板(16)を、その固定板(16)に形成
したボルト穴(15)を利用して、ボルト(49)によって
取り付けられている。また、そのようにして梁(43)側
へ固定できない個所等においては、第2の支持金具(2
3)を、例えば第2図及び第9図で示すように、前記梁
(43)の上部側フランジ(44)と三角形壁軸組(48)の
下部フレーム(45)との間に、その固定板(24)を差し
込んでバネ片(27)の弾性力で固定する。更に、そのよ
うに差し込む隙間がない場合は、固定板(24)のボルト
穴(29)を利用してフランジ(44)へ直接固定する。
面に、それぞれ水平方向の適宜間隔をおいて取り付けら
れる。第1図で示すように、これらの支持金具(14)
(14)…は、固定板(16)を、その固定板(16)に形成
したボルト穴(15)を利用して、ボルト(49)によって
取り付けられている。また、そのようにして梁(43)側
へ固定できない個所等においては、第2の支持金具(2
3)を、例えば第2図及び第9図で示すように、前記梁
(43)の上部側フランジ(44)と三角形壁軸組(48)の
下部フレーム(45)との間に、その固定板(24)を差し
込んでバネ片(27)の弾性力で固定する。更に、そのよ
うに差し込む隙間がない場合は、固定板(24)のボルト
穴(29)を利用してフランジ(44)へ直接固定する。
上記のようにして、支持金具(14)(23)を取り付け
た後、まず、下部外壁パネル(12)を壁軸組(40)の外
側面へ設置する。その際、各外壁パネル(12)上端を前
記押え片(19)(19)の一方でそれらの外壁パネル(1
2)上端を固定する。外壁パネル(12)は、第1図で示
すように、開口部が外向きとなったコの字形鉄枠(51)
の表裏両面に表面板(52)(52)を張り付けて、両表面
板(52)(52)間の空間部に断熱材(53)を充填したも
ので、前記押え片(19)は、その先端押え部が、コの字
形鉄枠(51)の内側片の先端部を押さえるようにして取
り付けられる。
た後、まず、下部外壁パネル(12)を壁軸組(40)の外
側面へ設置する。その際、各外壁パネル(12)上端を前
記押え片(19)(19)の一方でそれらの外壁パネル(1
2)上端を固定する。外壁パネル(12)は、第1図で示
すように、開口部が外向きとなったコの字形鉄枠(51)
の表裏両面に表面板(52)(52)を張り付けて、両表面
板(52)(52)間の空間部に断熱材(53)を充填したも
ので、前記押え片(19)は、その先端押え部が、コの字
形鉄枠(51)の内側片の先端部を押さえるようにして取
り付けられる。
このようにして、下部外壁パネル(12)(12)…を取
り付けた後、前記第2図のバックアップ材(31)を、各
支持金具(14)(23)へ、そのバックアップ材(31)上
端の嵌合係止部(35)を、支持金具(14)(23)の水平
支持片(22)(26)へ上方より嵌合係止して吊下げ状態
に取り付ける。このとき、第8図で示すように、下部外
壁パネル(12)を固定していない前記一方の押え片(1
9)先端が、スリット(37)より突出するようにして配
置する。
り付けた後、前記第2図のバックアップ材(31)を、各
支持金具(14)(23)へ、そのバックアップ材(31)上
端の嵌合係止部(35)を、支持金具(14)(23)の水平
支持片(22)(26)へ上方より嵌合係止して吊下げ状態
に取り付ける。このとき、第8図で示すように、下部外
壁パネル(12)を固定していない前記一方の押え片(1
9)先端が、スリット(37)より突出するようにして配
置する。
しかる後、第10図で示すように、三角形の壁軸組(4
8)の外側面に、上部外壁パネル(11)(11)…を当接
する。この場合、外壁パネル(11)(11)…の下端は、
第1図で示すように、前記スリット(37)より突出する
一方の押え片(19)の先端によって、同様にしてそのコ
の字形鉄枠(51)の内側片部を押さえつける。このと
き、バックアップ材(31)の垂直片(32)が、上記外壁
パネル(11)下端の側面と、支持金具(14)のパネル受
片(18)との間で挟みつけられるとともに、外壁パネル
(11)の内側表面板(52)の下端が、バックアップ材
(31)の段部(33)上へ載置されている。そして、その
バックアップ材(31)の目地材受部(34)における水平
方向の頂点部分が、上部外壁パネル(11)と下部外壁パ
ネル(12)との間の水平目地部(13)へ、内側より対向
している。
8)の外側面に、上部外壁パネル(11)(11)…を当接
する。この場合、外壁パネル(11)(11)…の下端は、
第1図で示すように、前記スリット(37)より突出する
一方の押え片(19)の先端によって、同様にしてそのコ
の字形鉄枠(51)の内側片部を押さえつける。このと
き、バックアップ材(31)の垂直片(32)が、上記外壁
パネル(11)下端の側面と、支持金具(14)のパネル受
片(18)との間で挟みつけられるとともに、外壁パネル
(11)の内側表面板(52)の下端が、バックアップ材
(31)の段部(33)上へ載置されている。そして、その
バックアップ材(31)の目地材受部(34)における水平
方向の頂点部分が、上部外壁パネル(11)と下部外壁パ
ネル(12)との間の水平目地部(13)へ、内側より対向
している。
このようにして、上部外壁パネル(11)を取り付けた
後、目地部(13)へエポキシ樹脂等のパテ剤(54)を充
填し、その外側に前記と同様の吹付け塗装を行なうもの
である。
後、目地部(13)へエポキシ樹脂等のパテ剤(54)を充
填し、その外側に前記と同様の吹付け塗装を行なうもの
である。
発明の効果 以上のように、この発明では、梁等の強度的に強い骨
組材へまず支持金具を固定し、この支持金具へバックア
ップ材を係止させて取り付けるので、従来のように、外
壁パネル間の目地隙間を通して作業を行なう必要がな
く、それだけ施工作業が容易となる。しかも、従来のよ
うに多数のビスを螺じ込む必要がなく、より施工作業が
容易となるとともに、そのようにビスの先端を当接する
ことが出来ないような場所であっても、梁等の骨組材が
あればどの目地部でも施工できる。また、バックアップ
材の目地材受部を内側へ向けて窪ませてくの字状に形成
し、その目地材受部の水平方向の頂点部分を上下の外壁
パネル間の水平目地部へ内側から対向させているので、
水平目地部へパテ剤を充填する際に、単に平板状或いは
一方向に傾斜した目地剤受部を対向させるときと比べ
て、パテ剤の下方向への垂れが生じにくく、水平目地部
に対してパテ剤をむらなく安定して充填することができ
る。加えて、バックアップ材や支持金具に、ある程度の
取り付け強度を必要とする機能を持たせることができ、
特に上記バックアップ材に請求項2に記載したような段
部を形成すれば、上部側の外壁パネルを取り付ける際
に、その外壁パネル下端をこの段部に安定して載せてお
くことができるので、その外壁パネルの位置決め及び固
定作業が容易である。また、上記支持金具に請求項3に
記載したような押え片を設けると、上下の外壁パネルを
押さえ付けることによって、両外壁パネル間の不陸が解
消され、外壁の仕上げが良好となる効果が得られる。
組材へまず支持金具を固定し、この支持金具へバックア
ップ材を係止させて取り付けるので、従来のように、外
壁パネル間の目地隙間を通して作業を行なう必要がな
く、それだけ施工作業が容易となる。しかも、従来のよ
うに多数のビスを螺じ込む必要がなく、より施工作業が
容易となるとともに、そのようにビスの先端を当接する
ことが出来ないような場所であっても、梁等の骨組材が
あればどの目地部でも施工できる。また、バックアップ
材の目地材受部を内側へ向けて窪ませてくの字状に形成
し、その目地材受部の水平方向の頂点部分を上下の外壁
パネル間の水平目地部へ内側から対向させているので、
水平目地部へパテ剤を充填する際に、単に平板状或いは
一方向に傾斜した目地剤受部を対向させるときと比べ
て、パテ剤の下方向への垂れが生じにくく、水平目地部
に対してパテ剤をむらなく安定して充填することができ
る。加えて、バックアップ材や支持金具に、ある程度の
取り付け強度を必要とする機能を持たせることができ、
特に上記バックアップ材に請求項2に記載したような段
部を形成すれば、上部側の外壁パネルを取り付ける際
に、その外壁パネル下端をこの段部に安定して載せてお
くことができるので、その外壁パネルの位置決め及び固
定作業が容易である。また、上記支持金具に請求項3に
記載したような押え片を設けると、上下の外壁パネルを
押さえ付けることによって、両外壁パネル間の不陸が解
消され、外壁の仕上げが良好となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は、夫々この発明の実施例を示す水平
目地部分の要部縦断面図、第3図は、この発明のバック
アップ材の要部斜視図、第4図及び第5図は、それぞれ
この発明の支持金具の斜視図、第6図及び第7図は、支
持金具の取付けからバックアップ材取付けまでの施工方
法を示す要部の斜視図、第8図は、バックアップ材取付
け後の要部部分の拡大斜視図、第9図は、各支持金具の
取付け状態を示す要部の斜視図、第10図は、上部外壁パ
ネルの取付け方法を示す要部斜視図、第11図は、各外壁
パネルが取り付けられる建物の破風壁部分の正面図、第
12図は、従来のバックアップ材の取付け構造を示す要部
横断平面図である。 (11)(12)……外壁パネル、(13)……水平目地、 (14)(23)……支持金具、 (19)(19)……外壁パネルの押え片、 (31)……バックアップ材、(33)……段部、 (34)……目地材受部、(35)……嵌合係止部、 (43)……梁。
目地部分の要部縦断面図、第3図は、この発明のバック
アップ材の要部斜視図、第4図及び第5図は、それぞれ
この発明の支持金具の斜視図、第6図及び第7図は、支
持金具の取付けからバックアップ材取付けまでの施工方
法を示す要部の斜視図、第8図は、バックアップ材取付
け後の要部部分の拡大斜視図、第9図は、各支持金具の
取付け状態を示す要部の斜視図、第10図は、上部外壁パ
ネルの取付け方法を示す要部斜視図、第11図は、各外壁
パネルが取り付けられる建物の破風壁部分の正面図、第
12図は、従来のバックアップ材の取付け構造を示す要部
横断平面図である。 (11)(12)……外壁パネル、(13)……水平目地、 (14)(23)……支持金具、 (19)(19)……外壁パネルの押え片、 (31)……バックアップ材、(33)……段部、 (34)……目地材受部、(35)……嵌合係止部、 (43)……梁。
Claims (3)
- 【請求項1】外壁パネルの内側に配置される建物の構造
用骨組材へ水平方向の適宜間隔をおいて複数の支持金具
を固定し、バックアップ材に設けた係止部をその支持金
具へ係止させて取り付けるとともに、このバックアップ
材に、内側へ向けて窪んだくの字状の目地材受部を設け
て、この目地材受部の水平方向の頂点部分を上下の外壁
パネル間の水平目地部へ内側から対向させたことを特徴
とする外壁目地部におけるバックアップ材の支持装置。 - 【請求項2】前記係止部と目地材受部との間に、外壁パ
ネルの下端を載せる段部を形成した請求項1記載の外壁
目地部におけるバックアップ材の支持装置。 - 【請求項3】支持金具の外側面に、外壁パネルの押え片
を取り付けた請求項1又は2記載の外壁目地部における
バックアップ材の支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63204932A JP2725029B2 (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | 外壁目地部におけるバックアップ材の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63204932A JP2725029B2 (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | 外壁目地部におけるバックアップ材の支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0254042A JPH0254042A (ja) | 1990-02-23 |
JP2725029B2 true JP2725029B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16498744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63204932A Expired - Fee Related JP2725029B2 (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | 外壁目地部におけるバックアップ材の支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725029B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9765572B2 (en) | 2013-11-21 | 2017-09-19 | Us Synthetic Corporation | Polycrystalline diamond compact, and related methods and applications |
US9945186B2 (en) | 2014-06-13 | 2018-04-17 | Us Synthetic Corporation | Polycrystalline diamond compact, and related methods and applications |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58132007U (ja) * | 1982-03-01 | 1983-09-06 | ナショナル住宅産業株式会社 | 水切板取付構造 |
JPS59147833U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-03 | 日本軽金属株式会社 | 壁仕上げ構造 |
JPH067140Y2 (ja) * | 1984-12-19 | 1994-02-23 | 新日軽株式会社 | 外装用パネル |
JPS62215746A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-22 | ナショナル住宅産業株式会社 | 外壁の構造 |
-
1988
- 1988-08-18 JP JP63204932A patent/JP2725029B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0254042A (ja) | 1990-02-23 |
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