JPH027174Y2 - - Google Patents

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JPH027174Y2
JPH027174Y2 JP1984133217U JP13321784U JPH027174Y2 JP H027174 Y2 JPH027174 Y2 JP H027174Y2 JP 1984133217 U JP1984133217 U JP 1984133217U JP 13321784 U JP13321784 U JP 13321784U JP H027174 Y2 JPH027174 Y2 JP H027174Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンクリート系材料から成る躯体
の端縁に、サツシ枠等の各種建材を取付けるのに
利用する建材取付装置に関するものである。
(従来技術) 従来において、上記したような建材取付装置と
しては、例えば第4図に示すような構造のものが
あつた。
すなわち、図中の符号1はコンクリート系材料
から成るパネル(ALCパネル)であり、2は前
記パネル1によつて形成された躯体の端縁に相当
する開口部に固定した断面L字形の取付け金具、
3は建材であるサツシ枠、4はサツシ枠取付用の
アンカーである。
そして、前記サツシ枠3を取付けるにあたつて
は、アンカー4に形成した係止片4a,4aをサ
ツシ枠3の内側に係止し、前記アンカー4と前記
取付け金具2とを溶接によつて連結していた。
しかしながら、このような従来の建材取付装置
にあつては、アンカーの溶接作業が必要であるた
めに溶接の技術を有する者が施工せねばならず、
且つまた溶接時の火花の飛散等による危険性を伴
なうという問題点があり、さらに、より強固な取
付け状態の得られる建材取付装置が要望されてい
た。
(考案の目的) この考案は、上記したような従来の問題点に着
目してなされたもので、溶接による連結を廃止
し、ねじ止め等の手段を用いて容易に建材を取付
けることができ、しかも強固な取付状態を得るこ
とのできる建材取付装置を提供することを目的と
している。
(考案の構成) この考案による建材取付装置の構成は、断面L
形の取付け金具をそのコーナー内側面をコンクリ
ート系材料から成る躯体の端縁に沿わせて固定
し、建材取付部、係止鉤部および連結部を備えた
第1固定金具を、その係止鉤部で前記取付け金具
の一片の先端部に係止すると共に、係止鉤部およ
び連結部を備えた第2固定金具を、その係止鉤部
で前記取付け金具の他片の先端部に係止し、且つ
前記取付け金具のコーナー外側において第1およ
び第2固定金具を夫々の連結部で互いに連結して
前記取付け金具に締着し、前記建材取付部に適宜
の建材を取付けて成ることを特徴としたものであ
つて、二つの固定金具を連結するにはねじ類を用
いており、サツシ枠や雨切、あるいは装飾用の枠
体などの各種建材の取付に適用する。
(実施例 1) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は、この考案の一実施例を
説明する図であつて、この実施例の場合は、サツ
シ枠の取付けを例に挙げている。
すなわち、第1図は、軽量発泡コンクリート製
パネル10,10(ALCパネル)から成る躯体
に形成された開口部分を示す垂直断面図であつ
て、この実施例では、前記パネル10,10にお
ける端縁(躯体の開口部端縁)の室内側(第1図
の右側)の角に、断面L形の取付け金具11,1
1がそのコーナー内側面を沿わせて固定してあ
る。
また、開口部の上側部分について説明すると、
第1図中の符号12,13は、サツシ枠の上枠材
14を取付けるための第1固定金具および第2固
定金具であつて、前記両固定金具12,13は、
前記取付け金具11の室外側である一片の先端部
および室内側である他片の先端部に夫々係止可能
な係止鉤部12a,13aを有しており、前記係
止鉤部12a,13aを夫々係止した状態で取付
金具11のコーナー外側面を被いうる形状を成
し、相対向するように折曲した双方の連結部12
b,13bをねじ15で引き寄せ状態に連結する
ことによつて前記取付け金具11に締着してあ
る。前記両固定金具12,13は、取付け金具1
1の長手方向に一定間隔をおいて設けてある。
さらに、前記第1固定金具12には、連結部1
2bを第2固定金具13の連結部13bより長く
下方へ延長させた状態にして当該連結部12bに
建材取付部12cを連設し、この取付部12cに
別のねじ16を用いて建材としての上枠材14を
取付けるようになつている。
他方、開口部の下側部分にあつても、係止鉤部
17a,18aおよび連結部17b,18bを備
えると共に、上側部分と同様にして取付け金具1
1に締着する二つの第1固定金具17および第2
固定金具18が設けてあり、第1固定金具17の
連結部17bから立上り状態で設けた建材取付部
17cにねじ16を用いて下枠材19が取付けて
ある。
なお、第1図中の符号20は、下枠材19から
屋外方向に向けて取付けた水切用部材であり、上
枠材14と下枠材19との間には、所定数の障子
21(第1図には仮想線で示す)を設置するよう
にしてある。
さらに、第2図は開口部の横断面を示す図であ
つて、パネル10の端縁(躯体の開口部内周縁)
における室内側(第2図の下側)の角に、断面L
形の取付け金具11をそのコーナー内側面を沿わ
せて固定し、前記取付け金具11のコーナー外側
においてこの取付け金具11の各片の先端部に係
止する係止鉤部22a,23aを夫々備えた第1
および第2固定金具22,23の連結部22b,
23bを互いにねじ15で連結することにより、
前記取付け金具11に両固定金具22,23を締
着している。
そして、前記第1固定金具22の連結部22b
の先端に屈曲状態で連設した建材取付部22c
に、ねじ16を用いて竪枠材24が取付けてあ
る。
なお、各図中における符号25は、上枠材1
4、下枠材19および竪枠材24から成るサツシ
枠の周囲に沿つて設けた額縁である。
つまり、この実施例で説明したように、断面L
字形の取付け金具11の各端部に係止した第1固
定金具12,17,22および各々対応する第2
固定金具13,18,23を介して各枠材14,
19,24を取付ける構造にすれば、各取付部位
毎に直交する二方向の係止箇所があるため、きわ
めて強固な取付状態を得ることができる。
また、上記実施例では、夫々の固定金具の合わ
せ止めと、各枠材の取付けとに個別のねじ15,
16を用いた場合を説明したが、第1固定金具に
おける連結部に建材取付部を兼ね合わせて、双方
の連結を同時に行うことも可能であり、ボルトお
よびナツト等を使用することもよい。
(実施例 2) 第3図は、この考案の他の実施例を説明する図
であつて、躯体の端縁に設置する雨切の取付けを
例に挙げている。
すなわち、図中における符号10は、コンクリ
ート系材料から成るパネル、11は前記パネル1
0から成る躯体の開口部における室内側(第3図
の右側)の角にコーナー内側面を沿わせて固定し
た断面L形の取付け金具、30,31は前記取付
け金具11の各片の先端に係止可能な係止鉤部3
0a,31bおよび前記取付け金具11のコーナ
ー外側で相互に連結可能な連結部30b,31b
を夫々有する第2および第1固定金具、32は前
記両固定金具30,31を互いに連結して取付け
金具11に締着するためのねじ、33は建材とし
ての雨切、34は雨切33の室内側に延設した支
持部33aにて支持された天井板である。
また、この実施例の場合、取付け金具11の水
平側となる片に設けた第1固定金具31は、建材
取付部としての建材取付金具35を備えている。
前記建材取付金具35は、前記雨切33の内部
および縁部に係止可能な係止片35a,35bを
有しており、当該建材取付金具35の水平部に形
成した長穴(図示しない)に、第1固定金具31
に下向きに突設したねじ棒37を通して前記ねじ
棒37に螺合するナツト38を締め付けることに
より固定されている。そして、雨切33は、上記
の係止片35a,35bに係止し且つねじ36に
よつて連結されている。
ここで、前記建材取付金具35は、長穴の長さ
分だけ室内外方向に移動可能になつており、雨切
33の取付け位置を調整できるようになつてい
る。
なお、上記各実施例からも明らかなように、第
1および第2固定金具の形状が限定されることは
なく、断面L形を成す取付け金具の各片の先端部
に係止状態で、且つ取付け金具のコーナー外側で
相互に引き寄せて締着可能にし、各建材の取付け
に対応した形状とすれば良い。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案の建材取付
装置によれば、断面L形の取付け金具をそのコー
ナー内側面をコンクリート系材料から成る躯体の
端縁に沿わせて固定し、建材取付部、係止鉤部お
よび連結部を備えた第1固定金具を、その係止鉤
部で前記取付け金具の一片の先端部に係止すると
共に、係止鉤部および連結部を備えた第2固定金
具を、その係止鉤部で前記取付け金具の他片の先
端部に係止し、且つ前記取付け金具のコーナー外
側において第1および第2固定金具を夫々の連結
部で互いに連結して前記取付け金具に締着し、前
記建材取付部に適宜の建材を取付けて成る構成と
したため、溶接作業が不要となるので特別な技術
を有する者以外にも容易に建材の取付けを行うこ
とができ、しかも、直交する二方向からの係止に
より、躯体を間にした内外方向および端縁から離
間する方向の外れを確実に防ぐことができ、きわ
めて強固な取付状態を得ることができるなどの効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例でサツシ枠を取付
ける場合を説明する開口部の垂直断面図、第2図
は第1図に関連して開口部の横部分を説明する開
口部片側の水平断面図、第3図はこの考案の他の
実施例で雨切を取付ける場合を説明する断面図、
第4図は従来における建材取付装置を説明する断
面図である。 10……パネル(躯体)、11……取付け金具、
12,17,22,31……第1固定金具、1
3,18,23,30……第2固定金具、12
a,13a,17a,18a,22a,23a,
30a,31a……係止鉤部、12b,13b,
17b,18b,22b,23b,30b,31
b……連結部、12c,17c,22c……建材
取付部、14……上枠材(建材)、19……下枠
材(建材)、24……竪枠材(建材)、33……雨
切(建材)、35……建材取付金具(建材取付
部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面L形の取付け金具をそのコーナー内側面を
    コンクリート系材料から成る躯体の端縁に沿わせ
    て固定し、建材取付部、係止鉤部および連結部を
    備えた第1固定金具を、その係止鉤部で前記取付
    け金具の一片の先端部に係止すると共に、係止鉤
    部および連結部を備えた第2固定金具を、その係
    止鉤部で前記取付け金具の他片の先端部に係止
    し、且つ前記取付け金具のコーナー外側において
    第1および第2固定金具を夫々の連結部で互いに
    連結して前記取付け金具に締着し、前記建材取付
    部に適宜の建材を取付けて成ることを特徴とする
    建材取付装置。
JP13321784U 1984-08-31 1984-08-31 建材取付装置 Granted JPS6147384U (ja)

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JP13321784U JPS6147384U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 建材取付装置

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JP13321784U JPS6147384U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 建材取付装置

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JPS6147384U JPS6147384U (ja) 1986-03-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491618U (ja) * 1972-04-19 1974-01-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58105984U (ja) * 1982-01-14 1983-07-19 大和ハウス工業株式会社 サツシの取付構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491618U (ja) * 1972-04-19 1974-01-09

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JPS6147384U (ja) 1986-03-29

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