JPH0620775Y2 - シート搬送装置 - Google Patents
シート搬送装置Info
- Publication number
- JPH0620775Y2 JPH0620775Y2 JP17005887U JP17005887U JPH0620775Y2 JP H0620775 Y2 JPH0620775 Y2 JP H0620775Y2 JP 17005887 U JP17005887 U JP 17005887U JP 17005887 U JP17005887 U JP 17005887U JP H0620775 Y2 JPH0620775 Y2 JP H0620775Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- discharge
- paper
- spring
- rigidity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Conveying Record Carriers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプリンタ機構、ファクシミリ機構等に適用され
るシート搬送装置に関するものである。
るシート搬送装置に関するものである。
[従来の技術] 排出ローラと、これに相対して設けられる排出部材、ま
たは排出バネで製作される従来の用紙排出構成の平面図
を第3(D)、(E)図に、また側面図を第3(G)、
(H)図に夫々示す。
たは排出バネで製作される従来の用紙排出構成の平面図
を第3(D)、(E)図に、また側面図を第3(G)、
(H)図に夫々示す。
第3(D)、(E)、(G)、(H)図において、用紙
排出構成は以下のように構成される。すなわち、摩擦係
数の大きいゴム等で作られる、例えば直径10mmで長
さ15mm程度の数個のローラ8を直径6mm程度の軸
7(以降は心金7)に略等間隔に固着させて構成される
排出ローラ3と、排出部材9もしくは排出バネ1を排出
ローラ3と排出ローラ3との間で排出ローラ3の外周面
より内側の心金7に接触しない位置まで潜入させる構成
が知られている。
排出構成は以下のように構成される。すなわち、摩擦係
数の大きいゴム等で作られる、例えば直径10mmで長
さ15mm程度の数個のローラ8を直径6mm程度の軸
7(以降は心金7)に略等間隔に固着させて構成される
排出ローラ3と、排出部材9もしくは排出バネ1を排出
ローラ3と排出ローラ3との間で排出ローラ3の外周面
より内側の心金7に接触しない位置まで潜入させる構成
が知られている。
このように構成される用紙排出機構では、排出ローラ3
が用紙の移送方向である、矢印a方向に回転させられて
も用紙が排出ローラ3と排出部材9または排出バネ1と
の間に挟まれていないときには、排出ローラ3には排出
部材9または排出バネ1が当接する部分がないので排出
ローラ3には無負荷で回転が行われる。次に、下方から
矢印b方向に、図示しない用紙送り装置によって用紙S
が送られ、この用紙S端がこの排出ローラ3と排出部材
9または排出バネ1ではさまれる部分に送り込まれる
と、用紙Sにはこの部分での駆動力が発生する。
が用紙の移送方向である、矢印a方向に回転させられて
も用紙が排出ローラ3と排出部材9または排出バネ1と
の間に挟まれていないときには、排出ローラ3には排出
部材9または排出バネ1が当接する部分がないので排出
ローラ3には無負荷で回転が行われる。次に、下方から
矢印b方向に、図示しない用紙送り装置によって用紙S
が送られ、この用紙S端がこの排出ローラ3と排出部材
9または排出バネ1ではさまれる部分に送り込まれる
と、用紙Sにはこの部分での駆動力が発生する。
なぜならば、回転している排出ローラ3に対する圧接力
が排出部材9または排出バネ1によって用紙Sに作用す
るので、用紙Sに摩擦駆動力が作用するからである。
が排出部材9または排出バネ1によって用紙Sに作用す
るので、用紙Sに摩擦駆動力が作用するからである。
しかしながら、このような従来の用紙排出構成では薄紙
の場合に紙詰まりが、厚い紙の場合には送り出した不能
となる不具合点がある。
の場合に紙詰まりが、厚い紙の場合には送り出した不能
となる不具合点がある。
即ち、第3(D)、(E)図で一点鎖線で示される用紙
Sは薄紙の場合には用紙の剛性が排出部材9もしくは排
出バネ1に負けてしまい、波形に変形させられてしま
う。この結果、この部分で紙詰まりが発生してしまう。
次に、第3(F)図において、用紙Sが厚く、剛性が高
い場合の状態を示すが、この場合には排出バネ1は用紙
Sの剛性により過度に変移させられてしまい、排出ロー
ラ3から用紙Sが離間してしまう状態になってしまう。
Sは薄紙の場合には用紙の剛性が排出部材9もしくは排
出バネ1に負けてしまい、波形に変形させられてしま
う。この結果、この部分で紙詰まりが発生してしまう。
次に、第3(F)図において、用紙Sが厚く、剛性が高
い場合の状態を示すが、この場合には排出バネ1は用紙
Sの剛性により過度に変移させられてしまい、排出ロー
ラ3から用紙Sが離間してしまう状態になってしまう。
従って、排出ローラ3を回転させても用紙の駆動力は全
く得られなくなってしまう。
く得られなくなってしまう。
本考案は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、この考案の目的は、シートの厚さや剛性に影響さ
れずにつねに安定したシートの排出を行うシート搬送装
置を提供することである。
ので、この考案の目的は、シートの厚さや剛性に影響さ
れずにつねに安定したシートの排出を行うシート搬送装
置を提供することである。
[課題を解決するための手段]及び[作用] 上述した問題点を解決し、目的を達成するため、この考
案は、回転軸方向に間隔を開けて複数個配置され、回転
しながらシートと接触することによってシートに搬送力
を与える回転体と、一端を片持ち支持された固定端と
し、他端を変移自在の自由端とし、自由端側を前記回転
体の間の間隙に位置させて、搬送されるシートを回転体
に押圧する弾性部材と、搬送により変形された弾性部材
に対して当接する規制部材とを有し、弾性部材は、シー
トを押圧しているときに、シートの剛性に応じて規制部
材に当接する状態と、規制部材に当接しない状態に変形
するように形成されており、移送されるシートが薄紙の
場合には、弾性部材は規制部材に当接しない状態に変形
する一方、シートが厚紙の場合には、弾性部材は規制部
材に対して当接する状態とに変形して、シートの剛性に
応じて最適な圧接力を与えるように働く。
案は、回転軸方向に間隔を開けて複数個配置され、回転
しながらシートと接触することによってシートに搬送力
を与える回転体と、一端を片持ち支持された固定端と
し、他端を変移自在の自由端とし、自由端側を前記回転
体の間の間隙に位置させて、搬送されるシートを回転体
に押圧する弾性部材と、搬送により変形された弾性部材
に対して当接する規制部材とを有し、弾性部材は、シー
トを押圧しているときに、シートの剛性に応じて規制部
材に当接する状態と、規制部材に当接しない状態に変形
するように形成されており、移送されるシートが薄紙の
場合には、弾性部材は規制部材に当接しない状態に変形
する一方、シートが厚紙の場合には、弾性部材は規制部
材に対して当接する状態とに変形して、シートの剛性に
応じて最適な圧接力を与えるように働く。
[実施例] 本考案に係る一実施例を第1図と第2図に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案のシート搬送装置を有するプリンタ装置
を示す一部を破断した外観斜視である。
を示す一部を破断した外観斜視である。
図において、載置部30は本体100の後部に設けられ
ており、用紙Sは矢印C方向よりセットされる。プリン
タ機構20は本体100の前部に設けられ、前述の用紙
Sへの印字動作を行うようになっている。
ており、用紙Sは矢印C方向よりセットされる。プリン
タ機構20は本体100の前部に設けられ、前述の用紙
Sへの印字動作を行うようになっている。
本体100の側板にはモータ5が設けられ、このモータ
5の回転力はギア装置4を介して、排出ローラ3に伝達
される。排出ローラ3は本体100に回転自在に軸支さ
れる。排出ローラ3は芯金7とゴムローラ8とで一体的
に構成されるが、このゴムローラ8は略当間隔に設けら
れるので、芯金7の露出部分も略当間隔になる。
5の回転力はギア装置4を介して、排出ローラ3に伝達
される。排出ローラ3は本体100に回転自在に軸支さ
れる。排出ローラ3は芯金7とゴムローラ8とで一体的
に構成されるが、このゴムローラ8は略当間隔に設けら
れるので、芯金7の露出部分も略当間隔になる。
リボンカバー2は図示しない本体カバーの所定位置に脱
着自在に冠着されるが、このリボンカバー2の裏面には
排出バネ1がネジ止めされる。
着自在に冠着されるが、このリボンカバー2の裏面には
排出バネ1がネジ止めされる。
この排出バネ1には前述した芯金7の各々の露出部分に
挿入する突片が形成されている。
挿入する突片が形成されている。
次に、第1図のA−A′断面を夫々示した第2(A)、
(B)、(C)図において、(A)図は用紙Sが移送さ
れていない状態を示す。この状態では、排出バネ1には
外力が加わらないので、排出ローラ3のゴムローラ8の
外形部からeで示される分だけ芯金7の露出部分に排出
バネ1の突片が潜入する状態になっている。このように
構成される用紙排出機構においては、図示しない用紙移
送手段によって下方から矢印b方向に用紙が送られてき
て、矢印a方向に回転している排出ローラ3と排出バネ
1との間に挟まれて用紙は送られることになる。
(B)、(C)図において、(A)図は用紙Sが移送さ
れていない状態を示す。この状態では、排出バネ1には
外力が加わらないので、排出ローラ3のゴムローラ8の
外形部からeで示される分だけ芯金7の露出部分に排出
バネ1の突片が潜入する状態になっている。このように
構成される用紙排出機構においては、図示しない用紙移
送手段によって下方から矢印b方向に用紙が送られてき
て、矢印a方向に回転している排出ローラ3と排出バネ
1との間に挟まれて用紙は送られることになる。
(B)図は、比較的剛性の小さい薄紙S1が排出ローラ
3と排出バネ1との間にはさまれて移送される状態を示
すが、薄紙S1の剛性と釣合うので排出バネ1は支点d
を支点にして湾曲されるようになる。
3と排出バネ1との間にはさまれて移送される状態を示
すが、薄紙S1の剛性と釣合うので排出バネ1は支点d
を支点にして湾曲されるようになる。
(C)図は、比較的剛性の高い厚紙S2が排出ローラ3
と排出バネ1との間にはさまれて移送される状態を示す
が、厚紙であるので剛性が高いので排出バネ1は薄紙S
1の時よりもさらに湾曲される。この結果、排出バネ1
は折曲部fがこの排出バネ1を支持しているリボンカバ
ー2の裏面に当接して厚紙S2と釣合う状態となる。
と排出バネ1との間にはさまれて移送される状態を示す
が、厚紙であるので剛性が高いので排出バネ1は薄紙S
1の時よりもさらに湾曲される。この結果、排出バネ1
は折曲部fがこの排出バネ1を支持しているリボンカバ
ー2の裏面に当接して厚紙S2と釣合う状態となる。
この状態では排出バネ1は折曲部fを支点として湾曲す
るので、排出バネ1が用紙S2に作用する圧力は更に高
くなる。
るので、排出バネ1が用紙S2に作用する圧力は更に高
くなる。
すなわち、このように排出バネ1は用紙の剛性に対して
釣合うように作用するので用紙には常に最適な圧力が加
わるようになる。
釣合うように作用するので用紙には常に最適な圧力が加
わるようになる。
尚、この一実施例では排出バネとして所定の弾性力を有
した板バネを用いた例を示したが、棒状もしくはスポン
ジ等の弾性体で構成することも可能であり、この考案の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言う
までもない。
した板バネを用いた例を示したが、棒状もしくはスポン
ジ等の弾性体で構成することも可能であり、この考案の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言う
までもない。
[考案の効果] 以上詳述したように、この考案のシート搬送装置によれ
ば、移送されるシートの剛性がない場合には、弾性部材
は規制部材に当接しない状態に変形する一方、シートに
剛性がある場合には、弾性部材は規制部材に対して当接
する状態に変形して、シートの剛性に応じて最適な圧接
力を与えられることら、シートの厚さ、剛性等に影響さ
れずにつねに安定したシートの排出を行えるシート搬送
装置を提供できる。
ば、移送されるシートの剛性がない場合には、弾性部材
は規制部材に当接しない状態に変形する一方、シートに
剛性がある場合には、弾性部材は規制部材に対して当接
する状態に変形して、シートの剛性に応じて最適な圧接
力を与えられることら、シートの厚さ、剛性等に影響さ
れずにつねに安定したシートの排出を行えるシート搬送
装置を提供できる。
第1図は、本考案に係る排出バネ付用紙排出機構を設け
る一実施例を示すプリンタ装置の一部を破断した斜視図
である。 第2図(A)は、第1図のA−A′断面図である。 第2図(B)は、第1図のA−A′断面図である。 第2図(C)は、第1図のA−A′断面図である。 第3図(D)と(G)は、従来の用紙排出機構の平面図
と側面図である。 第3図(E)と(H)は、従来の用紙排出機構の平面図
と側面図である。 第3図(F)は、従来の用紙排出機構の側面図である。 [符号の説明] 1……排出バネ、2……リボンカバー、3……排出ロー
ラ、4……ギア装置、5……モータ、7……心金、8…
…ゴムローラである。
る一実施例を示すプリンタ装置の一部を破断した斜視図
である。 第2図(A)は、第1図のA−A′断面図である。 第2図(B)は、第1図のA−A′断面図である。 第2図(C)は、第1図のA−A′断面図である。 第3図(D)と(G)は、従来の用紙排出機構の平面図
と側面図である。 第3図(E)と(H)は、従来の用紙排出機構の平面図
と側面図である。 第3図(F)は、従来の用紙排出機構の側面図である。 [符号の説明] 1……排出バネ、2……リボンカバー、3……排出ロー
ラ、4……ギア装置、5……モータ、7……心金、8…
…ゴムローラである。
Claims (1)
- 【請求項1】回転軸方向に間隔を開けて複数個配置さ
れ、回転しながらシートと接触することによってシート
に搬送力を与える回転体と、 一端を片持ち支持された固定端とし、他端を変移自在の
自由端とし、該自由端側を前記回転体の間の間隙に位置
させて、搬送されるシートを前記回転体に押圧する弾性
部材と、 前記搬送により変形された前記弾性部材に対して当接す
る規制部材とを有し、 前記弾性部材はシートを押圧しているときに、シートの
剛性に応じて前記規制部材に当接する状態と、前記規制
部材に当接しない状態とに変形するように形成されるこ
とを特徴とするシート搬送装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17005887U JPH0620775Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | シート搬送装置 |
US07/267,098 US4900003A (en) | 1987-11-09 | 1988-11-04 | Sheet conveying apparatus |
DE3838038A DE3838038A1 (de) | 1987-11-09 | 1988-11-09 | Blatt-transportvorrichtung |
DE3844686A DE3844686C2 (de) | 1987-11-09 | 1988-11-09 | Vorrichtung zum Vereinzeln des obersten Blattes eines Blattstapels |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17005887U JPH0620775Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | シート搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0272261U JPH0272261U (ja) | 1990-06-01 |
JPH0620775Y2 true JPH0620775Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31460664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17005887U Expired - Lifetime JPH0620775Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | シート搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620775Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6042147B2 (ja) * | 2012-09-19 | 2016-12-14 | 株式会社東芝 | 紙葉類集積装置 |
-
1987
- 1987-11-09 JP JP17005887U patent/JPH0620775Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0272261U (ja) | 1990-06-01 |
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