JPH0620756A - ブラシ接点の製造方法 - Google Patents
ブラシ接点の製造方法Info
- Publication number
- JPH0620756A JPH0620756A JP19918292A JP19918292A JPH0620756A JP H0620756 A JPH0620756 A JP H0620756A JP 19918292 A JP19918292 A JP 19918292A JP 19918292 A JP19918292 A JP 19918292A JP H0620756 A JPH0620756 A JP H0620756A
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- JP
- Japan
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- projection
- brush
- brush contact
- contact
- welding
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚手台材にブラシ接点材を、溶接強度が高く
且つ安定して溶接できるブラシ接点の製造方法を提供す
る。 【構成】 厚手台材の上面所要位置に、両側に溝を設け
た線状のプロジェクションを形成し、このプロジェクシ
ョンにブラシ接点材の基端部を抵抗溶接することを特徴
とするブラシ接点の製造方法。
且つ安定して溶接できるブラシ接点の製造方法を提供す
る。 【構成】 厚手台材の上面所要位置に、両側に溝を設け
た線状のプロジェクションを形成し、このプロジェクシ
ョンにブラシ接点材の基端部を抵抗溶接することを特徴
とするブラシ接点の製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシ接点の製造方法
に係り、特に厚手台材にブラシ接点材を溶接する方法の
改良に関する。
に係り、特に厚手台材にブラシ接点材を溶接する方法の
改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の厚手台材にブラシ接点材を溶接し
てブラシ接点を作る方法は、溶融時の熱伝導が良すぎて
厚手台材に熱が吸収される為、溶接強度が低く、不安定
であった。
てブラシ接点を作る方法は、溶融時の熱伝導が良すぎて
厚手台材に熱が吸収される為、溶接強度が低く、不安定
であった。
【０００３】この為、図５，６に示すように厚手台材１
にプロジェクション２を形成し、このプロジェクション
２に図７に示すようにスペーサー３に取付け、先端部に
円弧状の接触部４′を形成した後、ブラシ接点材４の基
端部を抵抗溶接してブラシ接点５を得ているが、台材１
が厚いので、高さ及び幅の均一な直線状のプロジェクシ
ョン２を形成できず、従って溶接強度が不安定となって
いた。また、プロジェクション２の溶け残りによりブラ
シ線材４ａ間に隙間が発生したり、溶接時のブラシ線材
４ａ同士及びブラシ線材４ａ間に歪が発生する為、図８
に示すようにブラシ線材４ａが幅方向にばらけたり、図
９に示すようにブラシ線材４ａが上下方向に変形したり
する。
にプロジェクション２を形成し、このプロジェクション
２に図７に示すようにスペーサー３に取付け、先端部に
円弧状の接触部４′を形成した後、ブラシ接点材４の基
端部を抵抗溶接してブラシ接点５を得ているが、台材１
が厚いので、高さ及び幅の均一な直線状のプロジェクシ
ョン２を形成できず、従って溶接強度が不安定となって
いた。また、プロジェクション２の溶け残りによりブラ
シ線材４ａ間に隙間が発生したり、溶接時のブラシ線材
４ａ同士及びブラシ線材４ａ間に歪が発生する為、図８
に示すようにブラシ線材４ａが幅方向にばらけたり、図
９に示すようにブラシ線材４ａが上下方向に変形したり
する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、厚手
台材にブラシ接点材を、溶接強度が高く且つ安定して溶
接できるブラシ接点の製造方法を提供しようとするもの
である。
台材にブラシ接点材を、溶接強度が高く且つ安定して溶
接できるブラシ接点の製造方法を提供しようとするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のブラシ接点の製造方法は、厚手台材の上面所
要位置に、両側に溝を設けた線状のプロジェクションを
形成し、このプロジェクションにブラシ接点材の基端部
を抵抗溶接することを特徴とするものである。
の本発明のブラシ接点の製造方法は、厚手台材の上面所
要位置に、両側に溝を設けた線状のプロジェクションを
形成し、このプロジェクションにブラシ接点材の基端部
を抵抗溶接することを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】上記のように本発明のブラシ接点の製造方法で
は、厚手台材の上面所要位置に、両側に溝を設けた線状
のプロジェクションを形成し、このプロジェクションに
ブラシ接点材の基端部を抵抗溶接するので、プロジェク
ションの溶融が両側の溝に流れ込むので、プロジェクシ
ョンの溶け残りが無く、従ってブラシ線材間に隙間が発
生せず、ブラシ線材同士及びブラシ線材間に歪が発生し
にくく、ブラシ線材の幅方向のばらけや上下方向への変
形が著しく少なった状態で溶接され、溶接強度の高いも
のとなる。またプロジェクションは高さ及び幅寸法が均
一に形成された為、ブラシ接点材の溶接強度は安定した
ものとなる。
は、厚手台材の上面所要位置に、両側に溝を設けた線状
のプロジェクションを形成し、このプロジェクションに
ブラシ接点材の基端部を抵抗溶接するので、プロジェク
ションの溶融が両側の溝に流れ込むので、プロジェクシ
ョンの溶け残りが無く、従ってブラシ線材間に隙間が発
生せず、ブラシ線材同士及びブラシ線材間に歪が発生し
にくく、ブラシ線材の幅方向のばらけや上下方向への変
形が著しく少なった状態で溶接され、溶接強度の高いも
のとなる。またプロジェクションは高さ及び幅寸法が均
一に形成された為、ブラシ接点材の溶接強度は安定した
ものとなる。
【０００７】
【実施例】本発明のブラシ接点の製造方法の一実施例を
図によって説明すると、図１、２に示すように厚さ 0.4
mm、幅２mm、長さ８mmの黄銅よりなる厚手台材１の端部
にて幅方向に、両側に深さ0.05mm、幅0.05mmの溝６を設
けた高さ0.08mm、幅 0.5mm、長さ 1.5mmの線状のプロジ
ェクション７を形成した。また図３に示すように線径
0.1mm、長さ5mmのＡｇ30％、Ｐｄ35％、Ａｕ10％、Ｐｔ
10％、Ｃｕ14％、Ｚｎ１％からなるブラシ線材４ａを10
本並列に整束したブラシ接点材４の基端部を幅 1.5mm、
長さ 2.0mm、厚さ 0.2mmのＣｕＮｉ30％よりなるスペー
サー３に取付けた。そしてブラシ接点材４の先端部に円
弧状の接触部４′を形成した後、スペーサー３を上側に
してブラシ接点材４の基端部を、前記厚手台材１のプロ
ジェクション７に図４に示すように抵抗溶接してブラシ
接点５′を得た。
図によって説明すると、図１、２に示すように厚さ 0.4
mm、幅２mm、長さ８mmの黄銅よりなる厚手台材１の端部
にて幅方向に、両側に深さ0.05mm、幅0.05mmの溝６を設
けた高さ0.08mm、幅 0.5mm、長さ 1.5mmの線状のプロジ
ェクション７を形成した。また図３に示すように線径
0.1mm、長さ5mmのＡｇ30％、Ｐｄ35％、Ａｕ10％、Ｐｔ
10％、Ｃｕ14％、Ｚｎ１％からなるブラシ線材４ａを10
本並列に整束したブラシ接点材４の基端部を幅 1.5mm、
長さ 2.0mm、厚さ 0.2mmのＣｕＮｉ30％よりなるスペー
サー３に取付けた。そしてブラシ接点材４の先端部に円
弧状の接触部４′を形成した後、スペーサー３を上側に
してブラシ接点材４の基端部を、前記厚手台材１のプロ
ジェクション７に図４に示すように抵抗溶接してブラシ
接点５′を得た。
【０００８】一方、従来例として、図５，６に示すよう
に実施例と同一寸法，同一材質の厚手台材１の端部に、
幅0.5mm, 高さ0.08mm, 長さ 1.5mmのプロジェクション
２を形成し、このプロジェクション２に図７に示すよう
に実施例と同一寸法、同一材質のスペーサー３に取付
け、先端部に円弧状の接触部４′を形成した後、ブラシ
接点材４の基端部を抵抗溶接してブラシ接点５を得た。
に実施例と同一寸法，同一材質の厚手台材１の端部に、
幅0.5mm, 高さ0.08mm, 長さ 1.5mmのプロジェクション
２を形成し、このプロジェクション２に図７に示すよう
に実施例と同一寸法、同一材質のスペーサー３に取付
け、先端部に円弧状の接触部４′を形成した後、ブラシ
接点材４の基端部を抵抗溶接してブラシ接点５を得た。
【０００９】こうして得た実施例のブラシ接点５′と従
来例のブラシ接点５のブラシ接点材４の溶接強度を測定
したところ、下記の表１に示すような結果を得た。
来例のブラシ接点５のブラシ接点材４の溶接強度を測定
したところ、下記の表１に示すような結果を得た。
【００１０】
【表１】
【００１１】上記の表１で明らかなように従来例のブラ
シ接点５は、ブラシ接点材４の溶接強度が低く、ばらつ
きが大きくて不安定であるのに対し、実施例のブラシ接
点５′は、ブラシ接点材４の溶接強度が高く、ばらつき
が小さくて安定していることが判る。
シ接点５は、ブラシ接点材４の溶接強度が低く、ばらつ
きが大きくて不安定であるのに対し、実施例のブラシ接
点５′は、ブラシ接点材４の溶接強度が高く、ばらつき
が小さくて安定していることが判る。
【００１２】
【発明の効果】以上の通り本発明のブラシ接点の製造方
法によれば、厚手台材に対するブラシ接点材の溶接強度
が高く、安定したブラシ接点を容易に得ることができ
る。またブラシ線材の幅方向のばらけや上下の変形の少
ないブラシ接点を得ることができる。
法によれば、厚手台材に対するブラシ接点材の溶接強度
が高く、安定したブラシ接点を容易に得ることができ
る。またブラシ線材の幅方向のばらけや上下の変形の少
ないブラシ接点を得ることができる。
【図１】本発明のブラシ接点の製造方法で用いる厚手台
材の斜視図である。
材の斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面矢視図である。
【図３】図１の厚手台材のプロジェクションに抵抗溶接
するブラシ接点材を示す斜視図。
するブラシ接点材を示す斜視図。
【図４】図３のブラシ接点材を図１の厚手台材のプロジ
ェクションに抵抗溶接して得たブラシ接点の斜視図であ
る。
ェクションに抵抗溶接して得たブラシ接点の斜視図であ
る。
【図５】従来のブラシ接点の製造方法で用いる厚手台材
の斜視図である。
の斜視図である。
【図６】図５のＢ−Ｂ線断面矢視図である。
【図７】図５の厚手台材のプロジェクションにブラシ接
点材を抵抗溶接して得たブラシ接点の斜視図である。
点材を抵抗溶接して得たブラシ接点の斜視図である。
【図８】ブラシ線材が幅方向でばらけたブラシ接点を示
す平面図である。
す平面図である。
【図９】ブラシ線材が上下方向で変形したブラシ接点を
示す側面図である。
示す側面図である。
１ 厚手台材 ４ ブラシ接点材 ５′ブラシ接点 ６ 溝 ７ プロジェクション
Claims (1)
- 【請求項１】 厚手台材の上面所要位置に、両側に溝を
設けた線状のプロジェクションを形成し、このプロジェ
クションにブラシ接点材の基端部を抵抗溶接することを
特徴とするブラシ接点の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19918292A JPH0620756A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | ブラシ接点の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19918292A JPH0620756A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | ブラシ接点の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620756A true JPH0620756A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16403508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19918292A Pending JPH0620756A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | ブラシ接点の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620756A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11221678A (ja) * | 1998-02-03 | 1999-08-17 | Anden | 電磁継電器 |
| JP2006194831A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Humo Laboratory Ltd | チップ形電子部品特性検査分類装置 |
| DE102012008908A1 (de) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | Heraeus Materials Technology Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur Herstellung eines Schleifkontaktats mit mehreren Kontakten |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP19918292A patent/JPH0620756A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11221678A (ja) * | 1998-02-03 | 1999-08-17 | Anden | 電磁継電器 |
| JP2006194831A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Humo Laboratory Ltd | チップ形電子部品特性検査分類装置 |
| DE102012008908A1 (de) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | Heraeus Materials Technology Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur Herstellung eines Schleifkontaktats mit mehreren Kontakten |
| DE102012008908B4 (de) * | 2012-05-08 | 2014-05-08 | Heraeus Materials Technology Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur Herstellung eines Schleifkontaktats mit mehreren Kontakten |
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