JP3085474B2 - 電気接触子用帯材の製造方法 - Google Patents
電気接触子用帯材の製造方法Info
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- JP3085474B2 JP3085474B2 JP03074752A JP7475291A JP3085474B2 JP 3085474 B2 JP3085474 B2 JP 3085474B2 JP 03074752 A JP03074752 A JP 03074752A JP 7475291 A JP7475291 A JP 7475291A JP 3085474 B2 JP3085474 B2 JP 3085474B2
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H11/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
- H01H2011/0087—Welding switch parts by use of a laser beam
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- Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Contacts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リレー、スイッチ、コ
ネクター等に用いる電気接触子用帯材の製造方法に関す
る。
ネクター等に用いる電気接触子用帯材の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、接点帯材をばね帯材に取付けて電
気接触子用帯材を作るには、一般に図5に示すように接
点帯材1の下面にプロジェクション2を設けてばね帯材
3の先端部上面にプロジェクション溶接したり、図6に
示すように接点帯材1の下部に接合性の良い材料(Cu
−Ni合金等)4を接合の上ばね帯材3の先端部上面に
溶接(プロジェクション、シーム、パーカッション溶
接)していた。
気接触子用帯材を作るには、一般に図5に示すように接
点帯材1の下面にプロジェクション2を設けてばね帯材
3の先端部上面にプロジェクション溶接したり、図6に
示すように接点帯材1の下部に接合性の良い材料(Cu
−Ni合金等)4を接合の上ばね帯材3の先端部上面に
溶接(プロジェクション、シーム、パーカッション溶
接)していた。
【0003】ところで、上記の電気接触子用帯材の製造
方法は、プロジェクション2や接合性の良い材料をばね
帯材3の上に載せる為、接点総高さがこの分だけ高くな
っていた。またプロジェクション溶接の場合、この部分
だけが熱影響を受ける為、ばね帯材3に硬い質別(E
H、及びH材等)を使用すると、折れ、割れが入る為、
使用できず、高価なBeCu等を用いていた。
方法は、プロジェクション2や接合性の良い材料をばね
帯材3の上に載せる為、接点総高さがこの分だけ高くな
っていた。またプロジェクション溶接の場合、この部分
だけが熱影響を受ける為、ばね帯材3に硬い質別(E
H、及びH材等)を使用すると、折れ、割れが入る為、
使用できず、高価なBeCu等を用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、接点
総高さを低くでき、また安価なばね帯材を用いることが
できる電気接触子用帯材の製造方法を提供しようとする
ものである。
総高さを低くでき、また安価なばね帯材を用いることが
できる電気接触子用帯材の製造方法を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の電気接触子用帯材の製造方法の1つは、下部
両側にベース材のヒレを一体に有する片頭接点帯材を作
り、次にこの片頭接点帯材の下部一側のヒレの側端面を
ばね帯材の一側端面とをビーム溶接により接合して電気
接触子用帯材を作ることを特徴とするものである。本発
明の電気接触子用帯材の製造方法の他の1つは、中間部
両側にベース材のヒレを一体に有する両頭接点帯材を作
り、次にこの両頭接点帯材の中間部一側のヒレの側端面
をばね帯材の一側端面とをビーム溶接により接合して電
気接触子用帯材を作ることを特徴とするものである。
の本発明の電気接触子用帯材の製造方法の1つは、下部
両側にベース材のヒレを一体に有する片頭接点帯材を作
り、次にこの片頭接点帯材の下部一側のヒレの側端面を
ばね帯材の一側端面とをビーム溶接により接合して電気
接触子用帯材を作ることを特徴とするものである。本発
明の電気接触子用帯材の製造方法の他の1つは、中間部
両側にベース材のヒレを一体に有する両頭接点帯材を作
り、次にこの両頭接点帯材の中間部一側のヒレの側端面
をばね帯材の一側端面とをビーム溶接により接合して電
気接触子用帯材を作ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記のように本発明の電気接触子用帯材の製造
方法は、プロジェクションや接合性の良い材料を用いて
接点帯材をばね帯材の上面に載せることなく、接点帯材
の両側に設けたヒレの一側端面をばね帯材の一側端面に
ビーム溶接により接合するので、接点総高さを低くでき
る。またヒレの一側端面とばね帯材の一側端面とをビー
ム溶接するので、ばね帯材の接合部は、プロジェクショ
ン溶接の場合のような局部的な熱影響がないので、硬い
質別(EH、及びH材等)の安価なばね帯材を使用する
ことができる。ヒレの一側端面とばね帯材の一側端面と
をビーム溶接により接合するので、両頭接点帯材を安定
してばね帯材に取付けることができる。しかも接点帯材
をヒレの一側端面でばね帯材の一側端面にビーム溶接に
より接合するので、ビーム溶接時のちりが接点表面まで
飛散して付着するようなことがない。
方法は、プロジェクションや接合性の良い材料を用いて
接点帯材をばね帯材の上面に載せることなく、接点帯材
の両側に設けたヒレの一側端面をばね帯材の一側端面に
ビーム溶接により接合するので、接点総高さを低くでき
る。またヒレの一側端面とばね帯材の一側端面とをビー
ム溶接するので、ばね帯材の接合部は、プロジェクショ
ン溶接の場合のような局部的な熱影響がないので、硬い
質別(EH、及びH材等)の安価なばね帯材を使用する
ことができる。ヒレの一側端面とばね帯材の一側端面と
をビーム溶接により接合するので、両頭接点帯材を安定
してばね帯材に取付けることができる。しかも接点帯材
をヒレの一側端面でばね帯材の一側端面にビーム溶接に
より接合するので、ビーム溶接時のちりが接点表面まで
飛散して付着するようなことがない。
【0007】
【実施例】本発明の電気接触子用帯材の製造方法の1つ
の実施例を図によって説明すると、図1に示すように接
点表面幅 0.5mm、高さ 0.3mmのAu−Ag10%/Ag/
Cu−Ni30%の接点帯材の下部両側に厚さ0.15mm、幅
0.9mmのヒレ10をCu−Ni30%のベース材と一体に有
する片頭接点帯材11を作り、次にこの片頭接点帯材11の
下部一側のヒレ10の側端面を図2に示すように厚さ0.15
mm、幅20mmのPBS−EHよりなるばね帯材12の一側端
面と電子ビーム溶接(電圧60KV、ビーム電流4mA、速度
3m/分)により接合して電気接触子用帯材13を得た。
の実施例を図によって説明すると、図1に示すように接
点表面幅 0.5mm、高さ 0.3mmのAu−Ag10%/Ag/
Cu−Ni30%の接点帯材の下部両側に厚さ0.15mm、幅
0.9mmのヒレ10をCu−Ni30%のベース材と一体に有
する片頭接点帯材11を作り、次にこの片頭接点帯材11の
下部一側のヒレ10の側端面を図2に示すように厚さ0.15
mm、幅20mmのPBS−EHよりなるばね帯材12の一側端
面と電子ビーム溶接(電圧60KV、ビーム電流4mA、速度
3m/分)により接合して電気接触子用帯材13を得た。
【0008】次に本発明の電気接触子の製造方法の他の
1つの一実施例を図によって説明すると、図3に示すよ
うに上下の接点表面幅 0.5mm、高さ0.75mmのAu−Ag
10%/Ag/Cu−Ni30%/Ag/Au−Ag10%の
接点帯材の中間部両側に厚さ0.15mm、幅 0.9mmのヒレ10
をCu−Ni30%のベース材と一体に有する両頭接点帯
材14を作り、次にこの両頭接点帯材14の中間部一側のヒ
レ10の側端面を図4に示すように厚さ0.15mm、幅20mmの
PBS−EHよりなるばね帯材12の一側端面と電子ビー
ム溶接(電圧60KV、ビーム電流4mA、速度3m/分)に
より接合して電気接触子用帯材15を得た。尚、上記実施
例では電子ビーム溶接を利用したが、本発明はこれに限
るものではなく、レーザービーム溶接でもよいものであ
る。
1つの一実施例を図によって説明すると、図3に示すよ
うに上下の接点表面幅 0.5mm、高さ0.75mmのAu−Ag
10%/Ag/Cu−Ni30%/Ag/Au−Ag10%の
接点帯材の中間部両側に厚さ0.15mm、幅 0.9mmのヒレ10
をCu−Ni30%のベース材と一体に有する両頭接点帯
材14を作り、次にこの両頭接点帯材14の中間部一側のヒ
レ10の側端面を図4に示すように厚さ0.15mm、幅20mmの
PBS−EHよりなるばね帯材12の一側端面と電子ビー
ム溶接(電圧60KV、ビーム電流4mA、速度3m/分)に
より接合して電気接触子用帯材15を得た。尚、上記実施
例では電子ビーム溶接を利用したが、本発明はこれに限
るものではなく、レーザービーム溶接でもよいものであ
る。
【0009】
【発明の効果】以上の通り本発明の電気接触子用帯材の
製造方法は、接点帯材をばね帯材の上面に載せることな
く、接点帯材の両側に設けたヒレの一側端面をばね帯材
の一側端面にビーム溶接により接合するので、接点総高
さが低くて、リレー、スイッチ、コネクター等の小型化
に寄与できる。またビーム溶接により接合するのでばね
帯材の接合部にプロジェクション溶接の場合のような局
部的な熱影響が生ぜず、従って硬い質別(EH、及びH
材等)の安価なばね帯材を使用でき、コストの低減を図
ることができた。さらに接点帯材をヒレの一側端面でば
ね帯材の一側端面にビーム溶接により接合するので、ビ
ーム溶接時のちりが接点表面まで飛散して付着するよう
なことがないので、清浄な電気接触子が得られる。
製造方法は、接点帯材をばね帯材の上面に載せることな
く、接点帯材の両側に設けたヒレの一側端面をばね帯材
の一側端面にビーム溶接により接合するので、接点総高
さが低くて、リレー、スイッチ、コネクター等の小型化
に寄与できる。またビーム溶接により接合するのでばね
帯材の接合部にプロジェクション溶接の場合のような局
部的な熱影響が生ぜず、従って硬い質別(EH、及びH
材等)の安価なばね帯材を使用でき、コストの低減を図
ることができた。さらに接点帯材をヒレの一側端面でば
ね帯材の一側端面にビーム溶接により接合するので、ビ
ーム溶接時のちりが接点表面まで飛散して付着するよう
なことがないので、清浄な電気接触子が得られる。
【図1】本発明の電気接触子用帯材の製造方法の1つの
一実施例の工程を示す図である。
一実施例の工程を示す図である。
【図2】本発明の電気接触子用帯材の製造方法の1つの
一実施例の工程を示す図である。
一実施例の工程を示す図である。
【図3】本発明の電気接触子用帯材の製造方法の他の1
つの一実施例の工程を示す図である。
つの一実施例の工程を示す図である。
【図4】本発明の電気接触子用帯材の製造方法の他の1
つの一実施例の工程を示す図である。
つの一実施例の工程を示す図である。
【図5】夫々接点帯材をばね帯材に取付けて電気接触子
用帯材を作る従来の製造方法を示す図である。
用帯材を作る従来の製造方法を示す図である。
【図6】夫々接点帯材をばね帯材に取付けて電気接触子
用帯材を作る従来の製造方法を示す図である。
用帯材を作る従来の製造方法を示す図である。
10 ヒレ 11 片頭接点帯 12 ばね帯材 13 電気接触子用帯材 14 両頭接点帯材 15 電気接触子用帯材
Claims (2)
- 【請求項1】 下部両側にベース材のヒレを一体に有す
る片頭接点帯材を作り、次にこの片頭接点帯材の下部一
側のヒレの側端面をばね帯材の一側端面とをビーム溶接
により接合することを特徴とする電気接触子用帯材の製
造方法。 - 【請求項2】 中間部両側にベース材のヒレを一体に有
する両頭接点帯材を作り、次にこの両頭接点帯材の中間
部一側のヒレの側端面をばね帯材の一側端面とをビーム
溶接により接合することを特徴とする電気接触子用帯材
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03074752A JP3085474B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 電気接触子用帯材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03074752A JP3085474B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 電気接触子用帯材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04286815A JPH04286815A (ja) | 1992-10-12 |
JP3085474B2 true JP3085474B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=13556312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03074752A Expired - Fee Related JP3085474B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 電気接触子用帯材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085474B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0537976U (ja) * | 1991-10-29 | 1993-05-21 | 金井 宏之 | 紡機用メタリツクワイヤ |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP03074752A patent/JP3085474B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0537976U (ja) * | 1991-10-29 | 1993-05-21 | 金井 宏之 | 紡機用メタリツクワイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04286815A (ja) | 1992-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |