JPH06207165A - 粉立防止法 - Google Patents
粉立防止法Info
- Publication number
- JPH06207165A JPH06207165A JP5019362A JP1936293A JPH06207165A JP H06207165 A JPH06207165 A JP H06207165A JP 5019362 A JP5019362 A JP 5019362A JP 1936293 A JP1936293 A JP 1936293A JP H06207165 A JPH06207165 A JP H06207165A
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- JP
- Japan
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- dust
- material easy
- dusting
- polyalkylene glycol
- dye
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉立ちし易い物質に下記一般式で表されるグ
リコール類を配合する。 【化1】 【効果】 染料等の粉立ちし易い物資の飛散が抑えら
れ、しかも得られたものは粉体としての流動性に優れ、
水になじみ易い。
リコール類を配合する。 【化1】 【効果】 染料等の粉立ちし易い物資の飛散が抑えら
れ、しかも得られたものは粉体としての流動性に優れ、
水になじみ易い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は染料等粉立ち易い粉体を
粉立たないようにする方法に関する。
粉立たないようにする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の様な粉体の粉立ちを防止するため
に、粉体に粉立防止剤を添加する方法はじめ幾多の方法
が提案されている(例えば特公昭53−33612,特
公昭52−32877,特公昭54−14597,特開
昭50−62184,特開昭52−115786,特開
昭53−76555,特開昭54−65183,特開昭
56−38375,特開昭57−98579及び特開昭
63−22889等参照)。しかし初期あるいは長期間
貯蔵後の粉立ち防止効果が不十分であったり、粉立ち防
止方法を施したものの水溶性が低下し、水系における実
用にさいしてオイル状物質が浮遊して問題となることが
あり実用上十分なレベルにあるとはいえない。
に、粉体に粉立防止剤を添加する方法はじめ幾多の方法
が提案されている(例えば特公昭53−33612,特
公昭52−32877,特公昭54−14597,特開
昭50−62184,特開昭52−115786,特開
昭53−76555,特開昭54−65183,特開昭
56−38375,特開昭57−98579及び特開昭
63−22889等参照)。しかし初期あるいは長期間
貯蔵後の粉立ち防止効果が不十分であったり、粉立ち防
止方法を施したものの水溶性が低下し、水系における実
用にさいしてオイル状物質が浮遊して問題となることが
あり実用上十分なレベルにあるとはいえない。
【0003】又粉立ちを防止するために、粉体を顆粒に
したりあるいは粉体中の水分を10%以上にしたりする
方法も提案されているが、顆粒を製造するためには高額
な設備投資を必要とするし、粉体中の水分を高めた場合
には付着等により粉体そのものの取扱いが難しくなると
いった問題がある。
したりあるいは粉体中の水分を10%以上にしたりする
方法も提案されているが、顆粒を製造するためには高額
な設備投資を必要とするし、粉体中の水分を高めた場合
には付着等により粉体そのものの取扱いが難しくなると
いった問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は初期は
もとより長期間貯蔵した後でも粉体飛散の問題のない、
水になじみやすく、かつ粉体としての流動性を維持し取
扱い容易な、水媒体中で使用される各種粉体、とりわけ
染料を、工業的有利に、安定かつ安価に提供するための
粉立ち防止方法にある。
もとより長期間貯蔵した後でも粉体飛散の問題のない、
水になじみやすく、かつ粉体としての流動性を維持し取
扱い容易な、水媒体中で使用される各種粉体、とりわけ
染料を、工業的有利に、安定かつ安価に提供するための
粉立ち防止方法にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は染料等の粉体に
特定構造のポリアルキレングリコール類を添加、混合す
ることを特徴とする粉立ち防止法に関する。本発明に関
する粉体としては、酸性染料、直接性染料、反応型染料
等の水溶性染料のほか、分散染料が挙げられる。ポリア
ルキレングリコール(以下グリコール類という)類とし
ては下記の一般式〔1〕で表されるものが用いられる。
特定構造のポリアルキレングリコール類を添加、混合す
ることを特徴とする粉立ち防止法に関する。本発明に関
する粉体としては、酸性染料、直接性染料、反応型染料
等の水溶性染料のほか、分散染料が挙げられる。ポリア
ルキレングリコール(以下グリコール類という)類とし
ては下記の一般式〔1〕で表されるものが用いられる。
【0006】
【化3】
【0007】これら一般式〔1〕で表されるグリコール
類としては多くのものが用いられるが、lが1〜3、m
が15〜35そしてnが1〜3の範囲のものがより好ま
しい。具体例を表−1にまとめて示す。これら一般式で
表されるグリコール類は単独あるいは2種以上混合して
用いることができる。なお、これらグリコール類は公知
の物質であり、広く市販されているものであり、容易に
入手することができる。
類としては多くのものが用いられるが、lが1〜3、m
が15〜35そしてnが1〜3の範囲のものがより好ま
しい。具体例を表−1にまとめて示す。これら一般式で
表されるグリコール類は単独あるいは2種以上混合して
用いることができる。なお、これらグリコール類は公知
の物質であり、広く市販されているものであり、容易に
入手することができる。
【0008】これらグリコール類の使用量は粉立ちを防
止しようとする物質に対して1〜8重量%、好ましくは
1.5〜4重量%である。1重量%より少ないと効果が
乏しい。又、8重量%より多いと粉立ち防止しようとす
る物質の流動性が著しく低下する。
止しようとする物質に対して1〜8重量%、好ましくは
1.5〜4重量%である。1重量%より少ないと効果が
乏しい。又、8重量%より多いと粉立ち防止しようとす
る物質の流動性が著しく低下する。
【0009】これらグリコール類を施すには、粉立ちを
防止する物質に噴霧するか、あるいは粉立ちを防止する
物質とグリコール類を少量ずつ混ぜた後、ダイ・ドラム
あるいはリボン型等の公知のブレンダーを用いて混合す
ることにより実施される。本方法で用いるグリコール類
は、就中染色に影響を及ぼすことがないのでこの方法に
より調製した染料組成物は通常の染色方法に従って被染
繊維材料を正常に染色することができる。
防止する物質に噴霧するか、あるいは粉立ちを防止する
物質とグリコール類を少量ずつ混ぜた後、ダイ・ドラム
あるいはリボン型等の公知のブレンダーを用いて混合す
ることにより実施される。本方法で用いるグリコール類
は、就中染色に影響を及ぼすことがないのでこの方法に
より調製した染料組成物は通常の染色方法に従って被染
繊維材料を正常に染色することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、次のような利点が期待
できる。即ち、1)粉塵防止効果が長期間維持できる。
2)得られた物は水になじみ易い性質を有している。
3)工業的に容易に実施できる。4)安価である。そし
て5)得られたものは粉体として流動性が高く、取扱い
易いという優れた性質をもっている。
できる。即ち、1)粉塵防止効果が長期間維持できる。
2)得られた物は水になじみ易い性質を有している。
3)工業的に容易に実施できる。4)安価である。そし
て5)得られたものは粉体として流動性が高く、取扱い
易いという優れた性質をもっている。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1 レマゾール(登録商標)ブリリアント ブルー R−K
N(三菱化成ヘキスト(株)製品 C1−Reacti
ve Blue 19)のドライケーキ300kgをサ
イコロ(ダイ)ブレンダーに、表−1の化合物(a)7
kgを、噴霧しながら仕込んだ後8時間攪拌して染料製
品とした。このようにして得られた染料組成物は、粉塵
飛散性が製品化直後はもとより、40℃、6週間、保存
した後でも良好であった他、流動性が高く、水になじみ
易いものであった。
する。 実施例1 レマゾール(登録商標)ブリリアント ブルー R−K
N(三菱化成ヘキスト(株)製品 C1−Reacti
ve Blue 19)のドライケーキ300kgをサ
イコロ(ダイ)ブレンダーに、表−1の化合物(a)7
kgを、噴霧しながら仕込んだ後8時間攪拌して染料製
品とした。このようにして得られた染料組成物は、粉塵
飛散性が製品化直後はもとより、40℃、6週間、保存
した後でも良好であった他、流動性が高く、水になじみ
易いものであった。
【0012】実施例2 レマゾールブリリアント イエロー 4GL(三菱化成
ヘキスト(株)製品C1−Reactive Yell
ow 160)のドライケーキ250kgを表−1中化
合物(c)10kgと共にリボンブレンダーに仕込み、
12時間攪拌して染料製品とした。実施例1と同様、良
好な性能を示した。
ヘキスト(株)製品C1−Reactive Yell
ow 160)のドライケーキ250kgを表−1中化
合物(c)10kgと共にリボンブレンダーに仕込み、
12時間攪拌して染料製品とした。実施例1と同様、良
好な性能を示した。
【0013】実施例3〜8 以下、実施例1と同様にして粉塵防止化処理を行ったと
ころ、いずれも粉塵の飛散防止効果が顕著で、流動性が
高く、水になじみ易い染料組成物が得られた。結果を表
−2にまとめて記した。尚、表中の染料ドライケーキの
量は100kgである。
ころ、いずれも粉塵の飛散防止効果が顕著で、流動性が
高く、水になじみ易い染料組成物が得られた。結果を表
−2にまとめて記した。尚、表中の染料ドライケーキの
量は100kgである。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
Claims (2)
- 【請求項1】 粉立ちし易い物質に、下記一般式〔1〕
で表されるポリアルキレングリコール類を配合すること
を特徴とする粉立防止法。 【化1】 - 【請求項2】 染料に下記一般式〔1〕で表されるポリ
アルキレングリコール類を配合することを特徴とする粉
立防止法。 【化2】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019362A JPH06207165A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 粉立防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019362A JPH06207165A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 粉立防止法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06207165A true JPH06207165A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11997259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5019362A Pending JPH06207165A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 粉立防止法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06207165A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103805140A (zh) * | 2012-11-15 | 2014-05-21 | 顶级服装染料有限公司 | 防尘剂、防尘染料组合物及该组合物的制备方法和设备 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03157532A (ja) * | 1989-11-16 | 1991-07-05 | Atsugi Unisia Corp | 減衰力可変型緩衝器 |
JPH03181633A (ja) * | 1989-12-12 | 1991-08-07 | Atsugi Unisia Corp | 減衰力可変型緩衝器 |
JPH053676U (ja) * | 1991-01-09 | 1993-01-19 | 株式会社アツギユニシア | 減衰力可変型緩衝器 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP5019362A patent/JPH06207165A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03157532A (ja) * | 1989-11-16 | 1991-07-05 | Atsugi Unisia Corp | 減衰力可変型緩衝器 |
JPH03181633A (ja) * | 1989-12-12 | 1991-08-07 | Atsugi Unisia Corp | 減衰力可変型緩衝器 |
JPH053676U (ja) * | 1991-01-09 | 1993-01-19 | 株式会社アツギユニシア | 減衰力可変型緩衝器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103805140A (zh) * | 2012-11-15 | 2014-05-21 | 顶级服装染料有限公司 | 防尘剂、防尘染料组合物及该组合物的制备方法和设备 |
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