JPH0620621B2 - タンデイツシユの再使用方法および再使用用装置 - Google Patents

タンデイツシユの再使用方法および再使用用装置

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JPH0620621B2
JPH0620621B2 JP26690887A JP26690887A JPH0620621B2 JP H0620621 B2 JPH0620621 B2 JP H0620621B2 JP 26690887 A JP26690887 A JP 26690887A JP 26690887 A JP26690887 A JP 26690887A JP H0620621 B2 JPH0620621 B2 JP H0620621B2
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寿郎 藤山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタンデイツシユの再使用方法および再使用用装
置に関し、異鋼種の連続連続鋳造の分野で利用される。
〔従来の技術〕
従来、成分の異なる鋼を連続して連続鋳造(以下異鋼種
連々鋳と称する)を行う場合には、鋳型内に対しては前
に鋳造した鋼と成分が混じらないように隔壁用金物を投
入し、鋳型に溶鋼を供給するタンデイツシユに対しては
残鋼を全量注入してしまうとスラグを介在物が鋳型内に
共に流入し混入して品質トラブルを生ずるので、その防
止のため若干の残鋼をタンデイツシユに残したまま異鋼
種連々鋳を行い、その結果、異成分が混入する問題を生
じていた。
従つて異鋼種連々鋳に対して従来、次のいづれかが採用
されていた。
(イ) タンデイツシユに10t以下の残鋼を残して鋳込
みを終了しタンデイツシユを交換する。(タンデイツシ
ユ交換法) (ロ) タンデイツシユに10t以下の残鋼を残して、引
続いてタンデイツシユを交換せず異鋼種を注入し、成分
の混合した鋳片はスクラツプとする。(タンデイツシユ
再使用法) しかしこれらの方法は、次の如き欠点がある。
(イ)の方法はタンデイツシユ耐火物の原単位が上昇し、
(ロ)の方法は異鋼種の成分差が大きくなると混合による
スクラツプが増大し適用できない等の問題があつた。
従来、タンデイツシユの再使用方法として、特開昭50
−40425、特開昭61−9950等が提案されてい
るが、前者はタンデイツシユの洗浄のための操作のほか
ノズル交換を必要とし、後者は徹底したスラグ除去操作
ならびに再使用において再加熱とノズルの交換を必要と
する等の問題がある。
また、特開昭62−127146ではタンデイツシユ内
に残存する鋼および鋼滓をバーナーにより溶解除去し、
そのまま利用する方法が提案されているが、スライデイ
ングノズルを閉鎖して溶解除去を行えばスライデイング
ノズルが固着するおそれがあり、スライデイングノズル
を開として溶解除去を行えば受容器を必要とし、また放
熱量が大きく再溶解の設備が大型化し、タンデイツシユ
移動時にスライデイングノズルの閉鎖により、動かなく
なる等の問題がある。
更に従来のタンデイツシユ再使用法は操作が複雑なので
各ストランド毎に操作員を必要とする欠点があつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、異鋼
種の混入および作業上のトラブルの発生を防止しできる
タンデイツシユの再使用方法および再使用用装置を提供
するにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
上記の本発明の目的は次の2発明によつて達成される。
第1発明の要旨とするところは次の如くである。すなわ
ち、連続鋳造終了後のタンデイツシユに残存する鋼およ
び鋼滓をバーナーにより溶解除去してタンデイツシユを
再使用するタンデイツシユの再使用方法において、鋳造
終了後ノズル部に残存する鋼および鋼滓を開口用消耗ラ
ンスにより溶解除去してノズル部を開口する段階と、前
記開口後タンデイツシユのノズル部上面付近に付着した
鋼および鋼滓を洗浄用バーナーにより溶解除去して洗浄
する段階と、前記洗浄後タンデイツシユのノズル部上面
にスタートパイプを載置してノズル内への残存する鋼お
よび鋼滓の流入を防止する段階と、前記載置後タンデイ
ツシユを予熱しながら待機しタンデイツシユに次回の溶
鋼を注入する段階と、を有して成ることを特徴とするタ
ンデイツシユの再使用方法である。
第2発明の要旨とするところは次の如くである。すなわ
ち、連続鋳造終了後のタンデイツシユに残存する鋼およ
び鋼滓をバーナーにより溶解除去してタンデイツシユを
再使用するタンデイツシユの再使用用装置において、前
記タンデイツシユのノズル部の上方に設けられた支持支
柱と、前記支持支柱に昇降自在に取付けられた開口用消
耗ランスと、前記支持支柱に昇降、旋回、首振り自在に
取付けられた洗浄用バーナーと、前記支持支柱に昇降自
在に保持されたスタートパイプと、を有して成ることを
特徴とするタンデイツシユの再使用用装置である。
本発明のタンデイツシユの再使用用装置を第1図、第2
図で説明する。第1図はタンデイツシユ本体を含めた全
体の配置図、第2図は第1図のA部、すなわち再使用用
装置の拡大図である。タンデイツシユ本体2には予熱バ
ーナー4が予熱バーナー支持枠6によつて保持されてい
る。バーナー支持枠6には支持支柱8が設けられてい
る。開口用消耗ランス10は支持支柱8に消耗ランス昇
降装置12を介して昇降自在に設けられ、上部には酸素
ホース14が接続されている。また、洗浄用バーナー1
6は支持支柱8に洗浄用昇降装置18を介して昇降自在
に取付けられ、旋回装置20および首振り装置22によ
り旋回および首振りが自在で、上部において酸素ホース
24およびプロパンホース26と接続している。更にス
タートパイプ28が支持支柱8にスタートパイプ昇降装
置30を介して昇降自在に保持されている。なお、第1図
において、タンデイツシユ本体2の下部には4ストラン
ドの4本のイマージヨンノズル32が図示されている。
次に上記の装置を使用した本発明法の詳細を第3図およ
び第4図(A)、(B)、(C)、(D)により説明する。鋳造
を終了したタンデイツシユカー9を排出位置に移動しノ
ズル中心線34上に10mm以内の精度で停止する。スラ
イデイングノズル36を開として、第4図(A)に図示の如
く開口用消耗ランス10よりノズル部に酸素ガスを噴射
して残存する鋼および鋼滓を溶解除去してノズル部を開
口する。次に第4図(B)に図示の如く洗浄用バーナー1
6を旋回および首振りしながら、ブロパンガスおよび酸
素によつてタンデイツシユのノズル部上面付近に付着し
た鋼および鋼滓を解除除去し洗浄する。洗浄後、第4図
(C)に示す如くスタートパイプ28をタンデイツシユの
ノズル部上面に載置してノズル内への残存する鋼および
鋼滓の流入を防止する。スタートパイプ28を載置後、
予熱しながら待機し、第4図(D)に示す如く隔壁金物38
を投入した鋳型40の上部に移動し、タンデイツシユに
取鍋42の溶鋼44を注入する。スタートパイプ28は
その後溶融するまで付着滓がノズルに流入するのを防止
し、付着滓等はタンデイツシユ内に貯えられた溶鋼を浮
遊し再溶解するので注入初期のトラブルは発生しない。
また、本発明においては、最初に芯出しを行えばその後
は芯出しを必要とせず操作が簡単であるので1人の操作
員で遠隔監視装置により複数のストランドを操作するこ
とができる。
次に本発明の応用例を第5図により説明する。当初の芯
出しが困難な場合には、下方の開口用消耗ランス10に
より開口後、芯出しガイド棒46を下方よりイマージヨ
ンノズル32に挿入し、上方の芯出し治具48と係合し
て芯出しを行い、以後は第3図の場合と同様に洗浄用バ
ーナー16で洗浄し、スタートパイプ28を載置し、待
機後に次回の溶鋼の注入を行う。この場合も第3図の実
施例と同様の作用効果を期待できる。
〔実施例〕
第1図に示す如く4ストランドのブルーム連鋳機におい
て、最大容量25tのタンデイシユを使用し、タンデイ
ツシユの残鋼量が2tになつた時点でスライデイングノ
ズルを閉とし鋳型への鋳造を停止し、タンデイツシユを
鋳込み位置から残鋼滓排出位置までタンデイツシユカー
を移動して退避した。次に第1図、第2図に示す如く本
発明のタンデイツシユ再使用用装置をセツトし、開口用
消耗ランスは酸素を吹きながらノズル部に下降しノズル
部を開口した。その5分後に洗浄用バーナーによつてプ
ロパンガスを燃焼し、ノズル部上面付近の付着した鋼お
よび鋼滓を溶解除去した。次に直径200mm、高さ30
0mmの鋼製のスタートパイプを下降してノズル部上面に
セツトし、残存する鋼および鋼滓がノズル内に流入する
のを防止した。
この間、鋳込み位置では、別のタンデイツシユで鋳込み
が継続されており、この別のタンデイツシユの鋳込みが
完了後に、上記の如く本発明法で洗浄されスタートパイ
プをセツトしたタンデイツシユを鋳込み位置に復帰さ
せ、鋳型内には隔壁金物を投入し、再使用タンデイツシ
ユにより異鋼種の注入を再開した。
この結果、タンデイツシユ再使用後の最初のブルームも
前回の成分の混入は認められなかつた。また、退避位置
における開口、洗浄およびスタートパイプのセツト等の
操作は4ストランドに対して1名で操作することができ
た。
〔発明の効果〕
本発明は上記実施例から明らかな如く、鋳造終了跡のタ
ンデイツシユを開口用消耗ランスで開口し、洗浄溶バー
ナーでノズル部を洗浄し、スタートパイプをセツトする
ことによつて次の効果を挙げることができた。
(イ) タンデイツシユの再使用にもかかわらず、異鋼種
の混入により歩留の低下を防止することができた。
(ロ) 従来のタンデイツシユ交換法に比して耐火物原単
位を低減することができた。
(ハ) 従来のタンデイツシユ再使用法に比して、操作が
簡単であり、複数のストランドを一人で操作できるので
省力化ができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置のタンデイツシユへの取付を示す斜
視図、第2図は第1図のA部すなわち本発明装置の拡大
断面図、第3図は本発明実施例における作用を示す模式
図、第4図(A)、(B)、(C)、(D)はいずれも本発明実
施例における操作段階を順を追つて示す模式断面図で
(A)は開口段階、(B)は洗浄段階、(C)はスタートパイ
プセツト段階、(D)は鋳込み再開段階、第5図は本発明
応用例における作用を示す模式図である。 2……タンデイツシユ本体、8……支持支柱 10……開口用消耗ランス、16……洗浄用バーナー 28……スタートパイプ 32……イマージヨンノズル 36……スライデイングノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造終了後のタンデイツシユに残存す
    る鋼および鋼滓をバーナーにより溶解除去してタンデイ
    ツシユを再使用するタンデイツシユの再使用方法におい
    て、鋳造終了後ノズル部に残存する鋼および鋼滓を開口
    用消耗ランスにより溶解除去してノズル部を開口する段
    階と、前記開口後タンデイツシユのノズル部上面付近に
    付着した鋼および鋼滓を洗浄用バーナーにより溶解除去
    して洗浄する段階と、前記洗浄後タンデイツシユのノズ
    ル部上面にスタートパイプを載置してノズル内への残存
    する鋼および鋼滓の流入を防止する段階と、前記載置後
    タンデイツシユを予熱しながら待機しタンデイツシユに
    次回の溶鋼を注入する段階と、を有して成ることを特徴
    とするタンデイツシユの再使用方法。
  2. 【請求項2】連続鋳造終了後のタンデイツシユに残存す
    る鋼および鋼滓をバーナーにより溶解除去してタンデイ
    ツシユを再使用するタンデイツシユの再使用用装置にお
    いて、前記タンデイツシユのノズル部の上方に設けられ
    た支持支柱と、前記支持支柱に昇降自在に取付けられた
    開口用消耗ランスと、前記支持支柱に昇降、旋回、首振
    り自在に取付けられた洗浄用バーナーと、前記支持支柱
    に昇降自在に保持されたスタートパイプと、を有して成
    ることを特徴とするタンデイツシユの再使用用装置。
JP26690887A 1987-10-22 1987-10-22 タンデイツシユの再使用方法および再使用用装置 Expired - Lifetime JPH0620621B2 (ja)

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