JPH062056A - 発泡金属の製造法 - Google Patents
発泡金属の製造法Info
- Publication number
- JPH062056A JPH062056A JP16562392A JP16562392A JPH062056A JP H062056 A JPH062056 A JP H062056A JP 16562392 A JP16562392 A JP 16562392A JP 16562392 A JP16562392 A JP 16562392A JP H062056 A JPH062056 A JP H062056A
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- gas
- molten metal
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C1/00—Making non-ferrous alloys
- C22C1/08—Alloys with open or closed pores
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F2999/00—Aspects linked to processes or compositions used in powder metallurgy
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡金属の製造方法に関する。
【構成】 溶融した金属を同金属中に固溶させるガス圧
で加圧し、同金属を徐々に冷却・減圧し、超音波振動を
付与しつつ凝固させて発泡金属を製造する方法。
で加圧し、同金属を徐々に冷却・減圧し、超音波振動を
付与しつつ凝固させて発泡金属を製造する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発泡金属の製造法に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の発泡金属の製造法の一例として発
泡アルミニウムを代表として説明する。アルミニウム溶
湯にカルシウムを添加して溶湯の増粘処理を行ない、発
泡剤として水素ガスを発生する水酸化チタニウムを添加
する。これにより直ちに水素気泡が発生するのですばや
く多軸の高速攪拌機により気泡の均一分散を行い、その
後速やかに冷却凝固して製品とする。
泡アルミニウムを代表として説明する。アルミニウム溶
湯にカルシウムを添加して溶湯の増粘処理を行ない、発
泡剤として水素ガスを発生する水酸化チタニウムを添加
する。これにより直ちに水素気泡が発生するのですばや
く多軸の高速攪拌機により気泡の均一分散を行い、その
後速やかに冷却凝固して製品とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の発泡金属の製造
法では気泡の発生時期を制御することは難しく、発泡剤
添加時に直ちに攪拌機による気泡の均一分散の処理が必
要である。またこの発泡過程において攪拌機を使用する
ため鋳型の形に制約がある。
法では気泡の発生時期を制御することは難しく、発泡剤
添加時に直ちに攪拌機による気泡の均一分散の処理が必
要である。またこの発泡過程において攪拌機を使用する
ため鋳型の形に制約がある。
【0004】本発明は上記技術水準に鑑み、気泡の発生
時期の制御に配慮する必要がなく、かつ攪拌機を使用し
ないで発泡金属を製造しうる方法を提供しようとするも
のである。
時期の制御に配慮する必要がなく、かつ攪拌機を使用し
ないで発泡金属を製造しうる方法を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は溶融した金属を
同金属中に固溶させるガスで加圧し、同金属を徐々に冷
却・減圧し、超音波振動を付与しつつ凝固させることを
特徴とする発泡金属の製造方法である。
同金属中に固溶させるガスで加圧し、同金属を徐々に冷
却・減圧し、超音波振動を付与しつつ凝固させることを
特徴とする発泡金属の製造方法である。
【0006】
【作用】本発明による発泡金属製造方法の一例を図1に
よって説明し、その作用を明らかにする。装置は溶解炉
1、ガス加圧装置2、超音波による加振装置5および鋳
型7を主な構成部材とする。まず、発泡金属原料を溶解
炉1において溶解し、必要に応じ増粘剤を添加する。こ
の溶融金属3をガス加圧装置2によってガス4を加圧
し、溶融金属3にガス成分を固溶させる。次に弁8を開
き溶解炉1内を徐々に冷却減圧し、溶解炉1の弁9を開
き溶融金属3を鋳型7に注湯する。これを超音波加振機
5によって振動させ、過飽和ガス成分を気泡化させ、冷
却凝固させ発泡金属6とする。
よって説明し、その作用を明らかにする。装置は溶解炉
1、ガス加圧装置2、超音波による加振装置5および鋳
型7を主な構成部材とする。まず、発泡金属原料を溶解
炉1において溶解し、必要に応じ増粘剤を添加する。こ
の溶融金属3をガス加圧装置2によってガス4を加圧
し、溶融金属3にガス成分を固溶させる。次に弁8を開
き溶解炉1内を徐々に冷却減圧し、溶解炉1の弁9を開
き溶融金属3を鋳型7に注湯する。これを超音波加振機
5によって振動させ、過飽和ガス成分を気泡化させ、冷
却凝固させ発泡金属6とする。
【0007】上記方法においては、溶解炉と鋳型の2つ
の容器を使用した例について説明したが、耐圧性がある
容器であれば金属の溶解手段、ガスの加圧固溶手段、溶
融金属の減圧冷却手段及び溶融金属の振動付与、凝固手
段を同一容器で行なうこともできる。
の容器を使用した例について説明したが、耐圧性がある
容器であれば金属の溶解手段、ガスの加圧固溶手段、溶
融金属の減圧冷却手段及び溶融金属の振動付与、凝固手
段を同一容器で行なうこともできる。
【0008】
【実施例】発泡アルミニウムを以下のような条件で製造
した。 ・溶融工程:アルミニウム地金を1400℃で溶解し増
粘剤(カルシウム)を添加する。 ・加圧工程:溶融アルミニウムに対し、水素ガスを50
0気圧で加圧する。溶融したアルミニウム中へ水素が固
溶する場合、固溶量Sは次式で表わされる。 log S=1.529−3086×1/T+ 1/2 logP ・・・(1) ただし、S:固溶量〔cc/100gAl〕、T:温度
〔K〕、P:圧力〔mmHg〕 (1)式より上記条件で水素はアルミニウム100g中
に約300cc固溶する。 ・発泡工程:水素ガスを固溶した溶融アルミニウムを大
気圧まで徐々に減圧する。溶融アルミニウムを鋳型に静
かに鋳込み、冷却し、その温度が約700℃となったと
きに、超音波加振機によって約30KHzで振動させ固
溶化していたガスを気泡化させる。このとき、減圧・冷
却にともない過飽和となる水素量は(1)式よりほゞ3
00ccとなるので、気孔率約90%の発泡アルミニウ
ムが得られる。
した。 ・溶融工程:アルミニウム地金を1400℃で溶解し増
粘剤(カルシウム)を添加する。 ・加圧工程:溶融アルミニウムに対し、水素ガスを50
0気圧で加圧する。溶融したアルミニウム中へ水素が固
溶する場合、固溶量Sは次式で表わされる。 log S=1.529−3086×1/T+ 1/2 logP ・・・(1) ただし、S:固溶量〔cc/100gAl〕、T:温度
〔K〕、P:圧力〔mmHg〕 (1)式より上記条件で水素はアルミニウム100g中
に約300cc固溶する。 ・発泡工程:水素ガスを固溶した溶融アルミニウムを大
気圧まで徐々に減圧する。溶融アルミニウムを鋳型に静
かに鋳込み、冷却し、その温度が約700℃となったと
きに、超音波加振機によって約30KHzで振動させ固
溶化していたガスを気泡化させる。このとき、減圧・冷
却にともない過飽和となる水素量は(1)式よりほゞ3
00ccとなるので、気孔率約90%の発泡アルミニウ
ムが得られる。
【0009】
【発明の効果】本発明による発泡金属の製造方法は過飽
和に固溶したガス成分を振動によって気泡化させる方法
であるので、溶融金属の凝固過程において適当な粘度と
なる時期に気泡化させることができるので発泡時期に配
慮する必要がなく、また、攪拌機を使用しないため鋳型
の形に制約されることなく発泡金属を鋳造することがで
きる。
和に固溶したガス成分を振動によって気泡化させる方法
であるので、溶融金属の凝固過程において適当な粘度と
なる時期に気泡化させることができるので発泡時期に配
慮する必要がなく、また、攪拌機を使用しないため鋳型
の形に制約されることなく発泡金属を鋳造することがで
きる。
【図1】本発明の発泡金属の製造方法を実施する装置の
説明図。
説明図。
Claims (1)
- 【請求項1】 溶融した金属を同金属中に固溶させるガ
スで加圧し、同金属を徐々に冷却・減圧し、超音波振動
を付与しつつ凝固させることを特徴とする発泡金属の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16562392A JPH062056A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 発泡金属の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16562392A JPH062056A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 発泡金属の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062056A true JPH062056A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15815885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16562392A Withdrawn JPH062056A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 発泡金属の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062056A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011045909A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Toyota Motor Corp | 微細結晶組織を有するAl−Si系合金、その製造方法、その製造装置及びその鋳物の製造方法 |
US9481031B2 (en) | 2015-02-09 | 2016-11-01 | Hans Tech, Llc | Ultrasonic grain refining |
US9617617B2 (en) | 2010-04-09 | 2017-04-11 | Southwire Company, Llc | Ultrasonic degassing of molten metals |
US10022786B2 (en) | 2015-09-10 | 2018-07-17 | Southwire Company | Ultrasonic grain refining |
US10233515B1 (en) | 2015-08-14 | 2019-03-19 | Southwire Company, Llc | Metal treatment station for use with ultrasonic degassing system |
US10316387B2 (en) | 2013-11-18 | 2019-06-11 | Southwire Company, Llc | Ultrasonic probes with gas outlets for degassing of molten metals |
CN117816925A (zh) * | 2024-03-04 | 2024-04-05 | 成都成德重型锻造有限公司 | 一种密腔饱和填充的压铸装置及压铸方法 |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP16562392A patent/JPH062056A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011045909A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Toyota Motor Corp | 微細結晶組織を有するAl−Si系合金、その製造方法、その製造装置及びその鋳物の製造方法 |
US8992705B2 (en) | 2009-08-27 | 2015-03-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Microcrystalline alloy, method for production of the same, apparatus for production of the same, and method for production of casting of the same |
US9617617B2 (en) | 2010-04-09 | 2017-04-11 | Southwire Company, Llc | Ultrasonic degassing of molten metals |
US10640846B2 (en) | 2010-04-09 | 2020-05-05 | Southwire Company, Llc | Ultrasonic degassing of molten metals |
US10316387B2 (en) | 2013-11-18 | 2019-06-11 | Southwire Company, Llc | Ultrasonic probes with gas outlets for degassing of molten metals |
US9481031B2 (en) | 2015-02-09 | 2016-11-01 | Hans Tech, Llc | Ultrasonic grain refining |
US10441999B2 (en) | 2015-02-09 | 2019-10-15 | Hans Tech, Llc | Ultrasonic grain refining |
US10233515B1 (en) | 2015-08-14 | 2019-03-19 | Southwire Company, Llc | Metal treatment station for use with ultrasonic degassing system |
US10022786B2 (en) | 2015-09-10 | 2018-07-17 | Southwire Company | Ultrasonic grain refining |
US10639707B2 (en) | 2015-09-10 | 2020-05-05 | Southwire Company, Llc | Ultrasonic grain refining and degassing procedures and systems for metal casting |
CN117816925A (zh) * | 2024-03-04 | 2024-04-05 | 成都成德重型锻造有限公司 | 一种密腔饱和填充的压铸装置及压铸方法 |
CN117816925B (zh) * | 2024-03-04 | 2024-05-17 | 成都成德重型锻造有限公司 | 一种密腔饱和填充的压铸装置及压铸方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |