JPH06204328A - ウェーハケース - Google Patents

ウェーハケース

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JPH06204328A
JPH06204328A JP35948192A JP35948192A JPH06204328A JP H06204328 A JPH06204328 A JP H06204328A JP 35948192 A JP35948192 A JP 35948192A JP 35948192 A JP35948192 A JP 35948192A JP H06204328 A JPH06204328 A JP H06204328A
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JP
Japan
Prior art keywords
wafer
case
holder
spring
silicon wafer
Prior art date
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Pending
Application number
JP35948192A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Inoue
文雄 井上
Takahiro Sato
隆博 佐藤
Etsuro Morita
悦郎 森田
Hiroyuki Oi
浩之 大井
Tatsuya Osada
達哉 長田
Chizuko Okada
千鶴子 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Silicon Corp
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Silicon Corp
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Silicon Corp, Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Silicon Corp
Priority to JP35948192A priority Critical patent/JPH06204328A/ja
Publication of JPH06204328A publication Critical patent/JPH06204328A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェーハ表裏面に接触せずにこれを保持して
ウェーハでの欠陥発生、発塵等を防止した枚葉型処理に
適したウェーハケースを提供する。 【構成】 ホルダ片16A、17Aがシリコンウェーハ
Wの面取り面Wrに面接触してこれを支持する。ホルダ
片16A、17Aは円板状の上下のホルダ板16、17
の外縁に突設されており、各ホルダ板16、17はスプ
リング18、19によりケース本体である上下のケース
12、13に弾性的に支持されている。また、ホルダ片
16A、17Aは、ホルダ板16、17にてシリコンウ
ェーハWの円周方向について各4片設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェーハケース、特に1
枚の半導体ウェーハを収納して枚葉型処理に適したウェ
ーハケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の枚葉型のウェーハケースとして
は、例えば実開平3−102738号公報において示さ
れた「半導体ウェーハ梱包トレイ」がある。このもの
は、図10に示すように、トレイ101の上面を半球面
形状に形成して載置面102とし、この載置面102に
半導体ウェーハWを載置している。この半導体ウェーハ
Wはミラー面を下方に向けて載置され、その裏面はスプ
リング103により押圧されている。スプリング103
は、図11に示すように、下方に向かって湾曲した8本
の足103Aを有するプラスチック板製であって、本体
中央部103Bの上面がカバー104に接触し押圧され
ることにより、半導体ウェーハ102を位置決めして固
定するものである。カバー104はトレイ101に嵌合
してこれらの内部に半導体ウェーハWを収納、保持する
ものである。
【0003】また、上記公報には、図12に示すような
トレイも開示されている。このトレイは、それぞれ別体
の上トレイ111と、下トレイ112とから構成されて
いる。この上トレイ111を下トレイ112に嵌合する
ことにより、断面略長円形の収納空間113をそれらの
内部に画成している。この収納空間113内には2枚の
半導体ウェーハWA,WBが収納載置されている。すな
わち、半導体ウェーハWA、WBはそのミラー面を上下
にして裏面同士が対向するように配設され、これらの間
にスプリング114を介装しているものである。スプリ
ング114は上下に向かってそれぞれ突出する複数の足
114Aを有しており、これらの足114Aの先端が半
導体ウェーハWA、WBの裏面に当接することにより、
これらの半導体ウェーハWA、WBを付勢している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半導体ウェーハ梱包トレイにあっては、いず
れのものについてもスプリングの足の先端が半導体ウェ
ーハの裏面に接触してこの当接部分に所定の押圧力を印
加していたため、この部分に過大な外力が印加されて半
導体ウェーハの内部結晶に悪影響を与えたり(内部欠陥
の発生等)、このトレイの開閉毎にスプリングの先端が
半導体ウェーハ裏面をけずるように摺接して発塵等が生
じるという課題があった。
【0005】そこで、本発明は、半導体ウェーハの内部
結晶に悪影響を与えることがなく、かつ、発塵等の生じ
ないウェーハケースを提供することを、その目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、面取り加工が
施された半導体ウェーハを収納するウェーハケースにお
いて、上記半導体ウェーハの面取り面に面接触して半導
体ウェーハを保持するホルダ部を有するウェーハケース
である。また、上記ホルダ部は、スプリングを介してケ
ース本体に弾性的に支持されたホルダ板に設けられてい
る。
【0007】
【作用】本発明に係るウェーハケースにあっては、ホル
ダ部が半導体ウェーハの面取り面に接触してこの半導体
ウェーハを保持する。この結果、半導体ウェーハの表裏
面の特定部分に過大な外力が作用することがなく、よっ
てその内部の結晶に欠陥等が生じることはない。また、
ホルダ部は面取り面に面接触するため、これが半導体ウ
ェーハの面取り面をけずりとるようなことはなく、発塵
等は生じない。よって、収納する半導体ウェーハをクリ
ーンな状態に保持することもできる。
【0008】
【実施例】図1〜図3は、本発明の第1実施例に係るウ
ェーハケースを示している。これらの図に示すように、
ウェーハケース11は、皿状に底面が湾曲形成されたプ
ラスチック製の下ケース12と、この下ケース12と略
同一形状を有して形成され、下ケース12と略面対称の
形状に重ね合わされる上ケース13と、を有している。
この下ケース12の一端部には耳状の突出片12Aが設
けられ、この突出片12Aは同様にその一端部に突出成
形された上ケース13の耳状の突出片13Aと一体に形
成されることにより連結されている。すなわち、これら
の突出片12A、13A同士はプラスチック製のヒンジ
14を構成しており、このヒンジ14により上ケース1
3は、下ケース12に対して開閉自在に設けられている
ものである。また、このヒンジ14とは180度反対側
の下ケース12および上ケース13の外周縁には係止爪
片12B、13Bがそれぞれ突設されている。これらの
係止爪片12B、13Bは互いに係合または嵌合して結
合し、上ケース13を下ケース12に係止することによ
り、これらの内部にウェーハ収納空間15を画成してい
る。
【0009】このウェーハ収納空間15には例えばプラ
スチック製の下ホルダ板16と上ホルダ板17とが上下
に対向して配設されている。すなわち、図2に示すよう
に、これらの下ホルダ板16および上ホルダ板17は所
定の厚さの円板であって、例えばその直径は収納するシ
リコンウェーハWと略同径の8インチに形成されてい
る。そして、これらの下ホルダ板16および上ホルダ板
17の外周縁には円周方向に沿って90度間隔で並んで
4つのホルダ片16A、17Aが、これらのホルダ板1
6、17に対して所定角度例えば60度を有して斜めに
突出してそれぞれ形成されている。これらのホルダ片1
6A、17Aはいずれも所定の幅、所定の長さを有して
上下のホルダ板16、17と一体に形成されているもの
である。
【0010】また、下ホルダ板16は下ケース12の底
面に板バネ18を介して、上ホルダ板17は上ケース1
3の底面に板バネ19を介して、それぞれ弾性的に支持
されている。そして、上下のホルダ板16、17は図1
にて上下方向に変位して、これらの上下のホルダ板1
6、17の間にシリコンウェーハWを略水平な状態で支
持している。この場合、シリコンウェーハWはその面取
り面Wrが各ホルダ板16、17のホルダ片16A、1
7Aに面接触することにより支持されている。シリコン
ウェーハの面取り面Wrは面取り加工により形成され、
半円弧状に外方に向かって突出した湾曲面で構成されて
いる。この面取り面Wrに下ホルダ板16のホルダ片1
6Aが下方から面接触して、また、上ホルダ板17のホ
ルダ片17Aが上方から面接触して、シリコンウェーハ
Wは支持されている。なお、これらの上下のホルダ片1
6A、17Aは円周方向において互い違いとなるように
シリコンウェーハWの面取り面Wrに面接触している。
【0011】このように上下一体に形成されたプラスチ
ック製の下ケース12と上ケース13とは、全体として
ケース本体を構成し、このケース本体の上ケース13の
外面には図3に示すようにバーコード20が貼付されて
いる。このバーコード20は収納するシリコンウェーハ
Wの製造履歴、例えば既処理工程等を示すものである。
そして、同図に示すように、複数のウェーハケース11
は運搬、格納用の大型ケース21に収納、保管されるも
のである。この大型ケース21はその内部を不活性ガス
雰囲気等に保持させるようにしてもよい。この場合はド
ア22と本体23の開閉口との間に所定のシールを施す
ものとする。
【0012】図4はこの大型ケースの他の例を示すもの
である。矩形箱型のケース本体31を斜めに開閉可能と
した構造である。すなわち、ケース本体31を、2つの
側壁部材31A、31Bにより構成し、その一方31A
を残りの他方31Bに対して開閉自在のヒンジ構造とし
たものであり、開放時その2面の方向から上記枚葉型の
ウェーハケースの出し入れが自由になっている。したが
って、ウェーハケースを自動化処理工程に挿入するに際
して好適な大型収納ケースとして利用することができる
ものである。
【0013】したがって、上記ウェーハケース11にあ
っては、上ケース13の係止爪片13Bを下ケース12
のそれ12Bから脱合して上ケース13を開いて、シリ
コンウェーハWを下ホルダ板16の上方からこれに搭載
する。この場合、下ホルダ板16の直径はシリコンウェ
ーハWのそれよりも少し小さく形成されているため、そ
の面取り面Wrがホルダ片16Aに面接触して下ホルダ
板16に対して離間した状態で略水平に支持される。す
なわち、シリコンウェーハWの表面または裏面は無接触
の状態で保持されるものである。この後、上ケース13
を閉止することにより、上ホルダ板17のホルダ片17
AがシリコンウェーハWの面取り面Wrの異なる位置に
上側から面接触してシリコンウェーハWを固定して保持
する。この場合、両バネ部材18、19は所定のバネ定
数を有するため、シリコンウェーハWを低い面圧により
支持することができる。
【0014】図5は本発明の第2実施例に係るウェーハ
ケースを示している。この図に示すように、この実施例
にあっては、上下のホルダ板51、52を弾性的に支持
する部材としてゴム、クッション等からなる円板状バネ
部材53、54を上下のケース55、56との間に介装
したものである。このような構成のバネ部材53、54
によればシリコンウェーハWの表裏面について面全体に
ついて、さらには円周方向について均等な力で弾性力を
付与することができ、各ホルダ片51A、52Aの面接
触の圧力が均等となる。上記実施例に比較してより好適
な弾性保持が可能となるものである。その他の構成、作
用は上記実施例の場合と同様である。
【0015】図6は本発明の第3実施例に係るウェーハ
ケースを示している。この実施例は上記第2実施例の変
形であって、上ホルダ板61と上ケース62との間にの
み、ゴムまたはスポンジ等からなる円板状のバネ部材6
3を介装したものである。この場合、下ホルダ板64は
下ケース65の底面に固定されているものである。その
他の構成および作用は上記各実施例のそれと同様であ
る。また、この下ホルダ板64と下ケース65との間に
のみこの種のバネ部材63を介装するようにしてもよい
ことはもちろんである。
【0016】図7、図8は本発明に係るウェーハケース
の第4実施例を示している。この実施例にあっては、円
盤状のプラスチック製のウェーハケース81の周縁部内
面にケース内方に向かって突出する4個のループ状のバ
ネ82を配設したものである。これらのバネ82の最突
出部には、図8に示すように、断面3角形の溝83を有
するホルダ84が固着されている。この溝83の上下の
傾斜面83A、83BにシリコンウェーハWの面取り面
Wrが面接触することにより、シリコンウェーハWは4
個のホルダ84の間に保持されるものである。傾斜面8
3A、83この傾斜角度はシリコンウェーハWの面取り
面Wrの形状、その厚さ等に応じて適宜変更して用いる
ことにより、面接触支持を好適なものとすることができ
る。この実施例に係るウェーハケース81は縦置型のケ
ースとして好適なものである。そして、このバネ82の
バネ力の調整は例えばその湾曲率を変更することにより
容易に行うことができる。
【0017】図9は本発明に係るウェーハケースについ
ての第5実施例を示している。この実施例では、シリコ
ンウェーハWを3点で支持する方式としている。すなわ
ち、下ケース101の底部の内隅部分に上記第4実施例
と同様の構成のループ板バネ102A、102Bをそれ
ぞれ装着したものである。したケース101の上部開口
を開閉可能な上ケース103にはループ状の板バネ10
4を内方に突出湾曲して配設している。これらの板バネ
102A、102Bおよび104の最突出端部には上記
第4実施例と同様にホルダ105を配設固定している。
このホルダ105は上記ホルダ84と同様の構成であっ
て、シリコンウェーハWの面取り面Wrに面接触してこ
れを略垂直状態にて保持するものである。この実施例に
あっては、直径の異なるシリコンウェーハWについて
も、上ケース103のバネ104を変更することによ
り、容易に収納することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るウェーハケースは、余分な
外力を表裏面に付加することがないため、保持する半導
体ウェーハの内部結晶に欠陥等を生じさせることはな
い。また、ケースとウェーハとのこすれによる発塵等は
生じない。よって、収納する半導体ウェーハをクリーン
な状態に保持することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るウェーハケースを示
すその縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る下ホルダ板を示すそ
の斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るウェーハケースとそ
の収納ケースとを示すその斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る収納ケースを示す斜
視図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るウェーハケースの縦
断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係るウェーハケースの縦
断面図である。
【図7】本発明の第4実施例に係るウェーハケースの平
面図である。
【図8】図7のIX−IX矢視断面図である。
【図9】本発明の第5実施例に係るウェーハケースの使
用状態を説明するための正面図である。
【図10】従来のウェーハケースの縦断面図である。
【図11】従来のウェーハケースに使用するスプリング
を示すその斜視図である。
【図12】従来の別のウェーハケースを示すその縦断面
図である。
【符号の説明】
11 ウェーハケース 12 下ケース 13 上ケース 16 下ホルダ板 16A ホルダ片 17 上ホルダ板 17A ホルダ片 18、19 バネ部材 W シリコンウェーハ Wr シリコンウェーハの面取り面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 悦郎 東京都千代田区岩本町3丁目8番16号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 大井 浩之 東京都千代田区岩本町3丁目8番16号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 長田 達哉 東京都千代田区岩本町3丁目8番16号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 岡田 千鶴子 埼玉県大宮市北袋町一丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面取り加工が施された半導体ウェーハを
    収納するウェーハケースにおいて、 上記半導体ウェーハの面取り面に面接触して半導体ウェ
    ーハを保持するホルダ部を有することを特徴とするウェ
    ーハケース。
  2. 【請求項2】 上記ホルダ部は、スプリングを介してケ
    ース本体に弾性的に支持されたホルダ板に設けられた請
    求項1に記載のウェーハケース。
JP35948192A 1992-12-25 1992-12-25 ウェーハケース Pending JPH06204328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35948192A JPH06204328A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 ウェーハケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35948192A JPH06204328A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 ウェーハケース

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Publication Number Publication Date
JPH06204328A true JPH06204328A (ja) 1994-07-22

Family

ID=18464725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35948192A Pending JPH06204328A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 ウェーハケース

Country Status (1)

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JP (1) JPH06204328A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990629