JPH06203725A - 封止接点装置 - Google Patents
封止接点装置Info
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- JPH06203725A JPH06203725A JP34839792A JP34839792A JPH06203725A JP H06203725 A JPH06203725 A JP H06203725A JP 34839792 A JP34839792 A JP 34839792A JP 34839792 A JP34839792 A JP 34839792A JP H06203725 A JPH06203725 A JP H06203725A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動接触子が容器本体の内側面に接触しない
よう容易に位置決めして組み立てできるようにする。 【構成】 ベローズ3 の一端を固着した封止部材4 を容
器本体2 に固着して接点を収納するための気密空間を形
成し電気絶縁性ガスを封入された封止容器1 と、固定接
点8a,8a を設けた２個の固定接触子8,8 と、固定接触子
8,8 を封止容器1に支持する２個の絶縁支持部材9,9
と、固定接点8a,8a に接離する可動接点10a,10a を設け
た可動接触子10と、接点が当接する方向に可動接触子10
を付勢するコイル状の接圧ばね14と、ベローズ3 の他端
を固着するとともに外囲する接圧ばね14を介して可動接
触子10を軸方向に駆動するよう可動接触子10に連設され
た可動軸11と、接点が開離する方向へ可動接触子10を付
勢する２個の復帰ばね16,16 と、を備え、２個の前記復
帰ばね16,16 は、可動軸11を中心として略均等に可動接
触子10を軸方向に引張り支持するよう封止部材4 に配設
されている。
よう容易に位置決めして組み立てできるようにする。 【構成】 ベローズ3 の一端を固着した封止部材4 を容
器本体2 に固着して接点を収納するための気密空間を形
成し電気絶縁性ガスを封入された封止容器1 と、固定接
点8a,8a を設けた２個の固定接触子8,8 と、固定接触子
8,8 を封止容器1に支持する２個の絶縁支持部材9,9
と、固定接点8a,8a に接離する可動接点10a,10a を設け
た可動接触子10と、接点が当接する方向に可動接触子10
を付勢するコイル状の接圧ばね14と、ベローズ3 の他端
を固着するとともに外囲する接圧ばね14を介して可動接
触子10を軸方向に駆動するよう可動接触子10に連設され
た可動軸11と、接点が開離する方向へ可動接触子10を付
勢する２個の復帰ばね16,16 と、を備え、２個の前記復
帰ばね16,16 は、可動軸11を中心として略均等に可動接
触子10を軸方向に引張り支持するよう封止部材4 に配設
されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パワー負荷用のリレ
ー、電磁開閉器等に好適な封止接点装置に関する。
ー、電磁開閉器等に好適な封止接点装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の封止接点装置として、図
５及び図６に示す構成のものが存在する。このものは、
ベローズB の一端を固着した封止部材Abを容器本体Aaに
固着して接点を収納するための気密空間を形成し電気絶
縁性ガスを封入された封止容器A と、２個の固定接点D,
D を設けた２個の固定接触子C,C と、２個の固定接触子
C,C を封止容器A に並設して支持する絶縁支持部材E
と、２個の固定接点D,D にそれぞれ接離する可動接点G,
G を設けた可動接触子F と、接点が当接する方向に可動
接触子F を付勢するコイル状の接圧ばねH と、ベローズ
B の他端を固着するとともに外囲する接圧ばねH を介し
て可動接触子F を軸方向に駆動するよう可動接触子F に
連設された可動軸I と、接点が開離する方向へ可動接触
子F を付勢する復帰ばねJ と、を備えている。
５及び図６に示す構成のものが存在する。このものは、
ベローズB の一端を固着した封止部材Abを容器本体Aaに
固着して接点を収納するための気密空間を形成し電気絶
縁性ガスを封入された封止容器A と、２個の固定接点D,
D を設けた２個の固定接触子C,C と、２個の固定接触子
C,C を封止容器A に並設して支持する絶縁支持部材E
と、２個の固定接点D,D にそれぞれ接離する可動接点G,
G を設けた可動接触子F と、接点が当接する方向に可動
接触子F を付勢するコイル状の接圧ばねH と、ベローズ
B の他端を固着するとともに外囲する接圧ばねH を介し
て可動接触子F を軸方向に駆動するよう可動接触子F に
連設された可動軸I と、接点が開離する方向へ可動接触
子F を付勢する復帰ばねJ と、を備えている。
【０００３】さらに詳しくは、封止容器A は、一面を開
口した箱型の容器本体Aaと、封止部材Ab、ベローズ押さ
えAc等により構成されている。そして、ベローズB は、
その一端が封止部材Abとベローズ押さえAcとの間で気密
接合され、他端が長い筒状の駆動キャップBaに気密接合
されている。
口した箱型の容器本体Aaと、封止部材Ab、ベローズ押さ
えAc等により構成されている。そして、ベローズB は、
その一端が封止部材Abとベローズ押さえAcとの間で気密
接合され、他端が長い筒状の駆動キャップBaに気密接合
されている。
【０００４】２個の固定接触子C,C は、容器本体Aa内の
底部に設置した耐熱性の絶縁支持部材E に並設して支持
されるとともに、絶縁支持部材E を貫通して容器本体Aa
の底部から気密的に導出されている。また、この絶縁支
持部材E は、後述する復帰ばね枠M をガイドする円形の
中央孔Eaを有している。
底部に設置した耐熱性の絶縁支持部材E に並設して支持
されるとともに、絶縁支持部材E を貫通して容器本体Aa
の底部から気密的に導出されている。また、この絶縁支
持部材E は、後述する復帰ばね枠M をガイドする円形の
中央孔Eaを有している。
【０００５】可動接触子F は、銅系板材料により、両端
部に可動接点G,G を設けて略平板状に形成されている。
部に可動接点G,G を設けて略平板状に形成されている。
【０００６】可動軸I は、可動接触子F を囲むようにし
て嵌め入れた可動接触子ホルダーKとベローズ保護を兼
ねる接圧ばね枠L の底部とを最下部にて固定し、コイル
状の接圧ばねH が可動接触子F に固定した接圧ばね受け
Haと接圧ばね枠L の鍔Laとの間に圧縮懸架されており、
これにより外囲する接圧ばねH を介して可動接触子Fを
軸方向に駆動するようになる。
て嵌め入れた可動接触子ホルダーKとベローズ保護を兼
ねる接圧ばね枠L の底部とを最下部にて固定し、コイル
状の接圧ばねH が可動接触子F に固定した接圧ばね受け
Haと接圧ばね枠L の鍔Laとの間に圧縮懸架されており、
これにより外囲する接圧ばねH を介して可動接触子Fを
軸方向に駆動するようになる。
【０００７】そして、ベローズB の他端を気密接合され
た長い筒状の駆動キャップBaが、上蓋Ab及び絶縁板Adと
共に、可動軸I に被嵌された後、可動軸I の長手方向途
中の外周に設けた凹部Iaにてかしめ止めされる。つま
り、可動軸I は駆動キャップBaを介してベローズB の他
端に気密接合して固着されることになる。
た長い筒状の駆動キャップBaが、上蓋Ab及び絶縁板Adと
共に、可動軸I に被嵌された後、可動軸I の長手方向途
中の外周に設けた凹部Iaにてかしめ止めされる。つま
り、可動軸I は駆動キャップBaを介してベローズB の他
端に気密接合して固着されることになる。
【０００８】復帰ばねJ は、コイル状に形成され、絶縁
支持部材E の中央孔Eaに挿着され、さらにこの復帰ばね
J に円筒状の復帰ばね枠M が中央孔Eaにガイドされるよ
う被嵌される。復帰ばね枠M は、上方孔Maに可動接触子
ホルダーK の先端部を嵌挿して位置決めされながら、復
帰ばねJ の復帰力でもって接点が開離する方向へ可動接
触子F を押し上げるようになっている。
支持部材E の中央孔Eaに挿着され、さらにこの復帰ばね
J に円筒状の復帰ばね枠M が中央孔Eaにガイドされるよ
う被嵌される。復帰ばね枠M は、上方孔Maに可動接触子
ホルダーK の先端部を嵌挿して位置決めされながら、復
帰ばねJ の復帰力でもって接点が開離する方向へ可動接
触子F を押し上げるようになっている。
【０００９】このものの動作は、可動軸I の頂部が電磁
石等の駆動部材により押圧駆動されると、可動接触子F
は接圧ばね枠L の鍔Laに当接する接圧ばねH を介して駆
動され、可動接点G,G が固定接点D,D に当接する。その
後さらに可動軸I が押圧駆動されると、可動接触子F は
動けないのに対し、可動軸I に固定されている接圧ばね
枠L が可動して接圧ばねH を圧縮し、その力が接点圧力
となる。そして、可動軸I が押圧駆動されなくなると、
復帰ばねJ により可動接触子F が押し戻されて、元の状
態に復帰する。
石等の駆動部材により押圧駆動されると、可動接触子F
は接圧ばね枠L の鍔Laに当接する接圧ばねH を介して駆
動され、可動接点G,G が固定接点D,D に当接する。その
後さらに可動軸I が押圧駆動されると、可動接触子F は
動けないのに対し、可動軸I に固定されている接圧ばね
枠L が可動して接圧ばねH を圧縮し、その力が接点圧力
となる。そして、可動軸I が押圧駆動されなくなると、
復帰ばねJ により可動接触子F が押し戻されて、元の状
態に復帰する。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の封止接
点装置にあっては、図６に示すように、可動接触子F 、
接圧ばねH 、可動軸I 、可動接触子ホルダーK 、接圧ば
ね枠L 、接圧ばね受けHaを一体組み立てした後に、封止
部材AbにベローズB と共に固着された駆動キャップBaが
可動軸I に被嵌されて可動軸I の外周に設けた凹部Iaに
てかしめ止めされる際、その位置決めが正確でないと、
箱型の容器本体Aaに封止部材Abを装着したときに可動接
触子F が容器本体Aaの内側面Aeに接触することによっ
て、可動接触子F がスムーズに可動せずに接点開閉性能
が悪くなる危険がある。このために、上記の位置決め用
の治具が必要となる。
点装置にあっては、図６に示すように、可動接触子F 、
接圧ばねH 、可動軸I 、可動接触子ホルダーK 、接圧ば
ね枠L 、接圧ばね受けHaを一体組み立てした後に、封止
部材AbにベローズB と共に固着された駆動キャップBaが
可動軸I に被嵌されて可動軸I の外周に設けた凹部Iaに
てかしめ止めされる際、その位置決めが正確でないと、
箱型の容器本体Aaに封止部材Abを装着したときに可動接
触子F が容器本体Aaの内側面Aeに接触することによっ
て、可動接触子F がスムーズに可動せずに接点開閉性能
が悪くなる危険がある。このために、上記の位置決め用
の治具が必要となる。
【００１１】また、２個の固定接触子C,C は、容器本体
Aa内の底部に設置した絶縁支持部材E に並設して支持さ
れるとともに、その併設間に位置する絶縁支持部材E の
中央孔Eaには、復帰ばねJ に被嵌された復帰ばね枠M が
挿着されているから、接点の開閉で発生した金属蒸気等
が復帰ばね枠M に付着して固定接触子C,C 間の絶縁が劣
化する危険がある。
Aa内の底部に設置した絶縁支持部材E に並設して支持さ
れるとともに、その併設間に位置する絶縁支持部材E の
中央孔Eaには、復帰ばねJ に被嵌された復帰ばね枠M が
挿着されているから、接点の開閉で発生した金属蒸気等
が復帰ばね枠M に付着して固定接触子C,C 間の絶縁が劣
化する危険がある。
【００１２】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的の一つは、可動接触子が容器本体の内側面
に接触しないよう容易に位置決めして組み立てできるよ
うにし、さらにいま一つの目的は、２個の固定接触子間
の絶縁性能を向上させることができる封止接点装置を提
供することにある。
で、その目的の一つは、可動接触子が容器本体の内側面
に接触しないよう容易に位置決めして組み立てできるよ
うにし、さらにいま一つの目的は、２個の固定接触子間
の絶縁性能を向上させることができる封止接点装置を提
供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項１記載のものは、ベローズの一端を固着
した封止部材を容器本体に固着して接点を収納するため
の気密空間を形成し電気絶縁性ガスを封入された封止容
器と、固定接点を設けた固定接触子と、固定接触子を封
止容器に支持する絶縁支持部材と、固定接点に接離する
可動接点を設けた可動接触子と、接点が当接する方向に
可動接触子を付勢するコイル状の接圧ばねと、ベローズ
の他端を固着するとともに外囲する接圧ばねを介して可
動接触子を軸方向に駆動するよう可動接触子に連設され
た可動軸と、接点が開離する方向へ可動接触子を付勢す
る復帰ばねと、を備えた封止接点装置において、前記復
帰ばねが、可動軸を中心として略均等に可動接触子を軸
方向に引張り支持するよう封止部材に配設された構成に
してある。
ために、請求項１記載のものは、ベローズの一端を固着
した封止部材を容器本体に固着して接点を収納するため
の気密空間を形成し電気絶縁性ガスを封入された封止容
器と、固定接点を設けた固定接触子と、固定接触子を封
止容器に支持する絶縁支持部材と、固定接点に接離する
可動接点を設けた可動接触子と、接点が当接する方向に
可動接触子を付勢するコイル状の接圧ばねと、ベローズ
の他端を固着するとともに外囲する接圧ばねを介して可
動接触子を軸方向に駆動するよう可動接触子に連設され
た可動軸と、接点が開離する方向へ可動接触子を付勢す
る復帰ばねと、を備えた封止接点装置において、前記復
帰ばねが、可動軸を中心として略均等に可動接触子を軸
方向に引張り支持するよう封止部材に配設された構成に
してある。
【００１４】さらに、請求項２のものは、前記絶縁支持
部材は、距離を有して２個に分割され、２個の固定接触
子をそれぞれで支持するよう配置された構成にしてあ
る。
部材は、距離を有して２個に分割され、２個の固定接触
子をそれぞれで支持するよう配置された構成にしてあ
る。
【００１５】
【作用】請求項１記載のものによれば、可動接触子は可
動軸を中心として略均等に可動接触子を軸方向に引張り
支持する復帰ばねの力でもって封止部材に対する位置が
定まるので、その封止部材を容器本体に固着したとき、
治具等を使用することなく、可動接触子が容器本体の内
側面に接触しないよう容易に組み立てすることができ
る。
動軸を中心として略均等に可動接触子を軸方向に引張り
支持する復帰ばねの力でもって封止部材に対する位置が
定まるので、その封止部材を容器本体に固着したとき、
治具等を使用することなく、可動接触子が容器本体の内
側面に接触しないよう容易に組み立てすることができ
る。
【００１６】さらに、請求項２記載のものによれば、前
記絶縁支持部材は、従来例のように復帰ばねを挿着され
なくて済むから、距離を有して２個に分割され、２個の
固定接触子をそれぞれで支持するよう配置でき、絶縁距
離が大きくなっているので、接点の開閉で発生した金属
蒸気等が付着しても固定接触子間の絶縁が劣化し難くな
る。
記絶縁支持部材は、従来例のように復帰ばねを挿着され
なくて済むから、距離を有して２個に分割され、２個の
固定接触子をそれぞれで支持するよう配置でき、絶縁距
離が大きくなっているので、接点の開閉で発生した金属
蒸気等が付着しても固定接触子間の絶縁が劣化し難くな
る。
【００１７】
【実施例】本発明の一実施例を図１乃至図４に基づいて
以下に説明する。
以下に説明する。
【００１８】1 は封止容器で、セラミックのような耐熱
性材料により一面が開口した箱型をなし、底部に後述す
る２個の固定接触子8,8 の固着孔2a,2a を有して形成さ
れた容器本体2 と、薄肉の金属円筒に波形のひだを付け
て蛇腹状に形成されたベローズ3 と、４２アロイ等から
なり中央に貫通孔4a及び適宜箇所に通気孔4bを有する封
止部材4 と、軸受5 を設けたベローズ押さえ6 等により
気密空間として構成される。すなわち、容器本体2 の上
開口部にはそれを塞ぐように封止部材4 が接合され、ベ
ローズ3 は一端をベローズ押さえ6 で挟むようにして封
止部材4 に、他端を被嵌した長い筒状のキャップ3aを介
して後述する可動軸11にそれぞれ気密接合される。封止
部材4 の内側にはセラミックのような耐熱性材料からな
る平板状の絶縁板7 が嵌め込まれて封止部材4 をアーク
から保護する。
性材料により一面が開口した箱型をなし、底部に後述す
る２個の固定接触子8,8 の固着孔2a,2a を有して形成さ
れた容器本体2 と、薄肉の金属円筒に波形のひだを付け
て蛇腹状に形成されたベローズ3 と、４２アロイ等から
なり中央に貫通孔4a及び適宜箇所に通気孔4bを有する封
止部材4 と、軸受5 を設けたベローズ押さえ6 等により
気密空間として構成される。すなわち、容器本体2 の上
開口部にはそれを塞ぐように封止部材4 が接合され、ベ
ローズ3 は一端をベローズ押さえ6 で挟むようにして封
止部材4 に、他端を被嵌した長い筒状のキャップ3aを介
して後述する可動軸11にそれぞれ気密接合される。封止
部材4 の内側にはセラミックのような耐熱性材料からな
る平板状の絶縁板7 が嵌め込まれて封止部材4 をアーク
から保護する。
【００１９】このようにして封止容器1 の気密空間が形
成されるのであるが、その内部には通気孔4bから水素ガ
ス等の電気絶縁性ガスが例えば２気圧程度でもって封入
され、その後通気孔4bは封止される。
成されるのであるが、その内部には通気孔4bから水素ガ
ス等の電気絶縁性ガスが例えば２気圧程度でもって封入
され、その後通気孔4bは封止される。
【００２０】8,8 は２個の固定接触子で、銅系板材料に
より、略Ｌ字状に折曲して形成され、その一方片の外側
に固定接点8aをそれぞれ固着してある。
より、略Ｌ字状に折曲して形成され、その一方片の外側
に固定接点8aをそれぞれ固着してある。
【００２１】9,9 は２個の絶縁支持部材で、セラミック
のような耐熱性材料により、接触子挿通孔9aを有して、
上面が固定接触子8 の一方片を支持するよう直方体状に
形成され、容器本体2 の底部に設けた凹部2bに嵌合され
ている。固定接触子8,8 は、その他方片を接触子挿通孔
9a,9a 及び固着孔2a,2a に挿通して容器本体2 に気密ろ
う付けされる。すなわち、２個の固定接触子8,8 は、距
離を有して２個に分割された絶縁支持部材9,9 でそれぞ
れ支持されている。
のような耐熱性材料により、接触子挿通孔9aを有して、
上面が固定接触子8 の一方片を支持するよう直方体状に
形成され、容器本体2 の底部に設けた凹部2bに嵌合され
ている。固定接触子8,8 は、その他方片を接触子挿通孔
9a,9a 及び固着孔2a,2a に挿通して容器本体2 に気密ろ
う付けされる。すなわち、２個の固定接触子8,8 は、距
離を有して２個に分割された絶縁支持部材9,9 でそれぞ
れ支持されている。
【００２２】10は可動接触子で、銅系板材料により、略
平板状に形成され、その両端部に固定接点8a,8a に接離
し得る間隔で可動接点10a,10a を設けてある。
平板状に形成され、その両端部に固定接点8a,8a に接離
し得る間隔で可動接点10a,10a を設けてある。
【００２３】11は可動軸で、可動接触子10を囲むように
して嵌め入れた可動接触子ホルダー12とベローズ保護を
兼ねる接圧ばね枠13の底部とを最下部にて固定し、コイ
ル状の接圧ばね14が可動接触子10に固定した接圧ばね受
け15と接圧ばね枠13の鍔13aとの間に圧縮懸架されてお
り、これにより外囲する接圧ばね14を介して可動接触子
10を軸方向に駆動するようになる。
して嵌め入れた可動接触子ホルダー12とベローズ保護を
兼ねる接圧ばね枠13の底部とを最下部にて固定し、コイ
ル状の接圧ばね14が可動接触子10に固定した接圧ばね受
け15と接圧ばね枠13の鍔13aとの間に圧縮懸架されてお
り、これにより外囲する接圧ばね14を介して可動接触子
10を軸方向に駆動するようになる。
【００２４】16,16 は２個の復帰ばねで、両端にフック
部を有してコイル状に形成され、可動軸11を中心として
略均等に可動接触子10を軸方向に引張り支持するよう配
設されている。すなわち、この２個の復帰ばね16,16
は、可動接触子10に固定した接圧ばね受け15及び封止部
材4 のそれぞれに可動軸11の両側の等距離に位置するよ
う設けた係止部15a,15a 及び係止部4c,4c に、両端のフ
ック部をそれぞれ係止されており、また絶縁材製で円筒
状の復帰ばね保護キャップ16a,16a に保護されている。
部を有してコイル状に形成され、可動軸11を中心として
略均等に可動接触子10を軸方向に引張り支持するよう配
設されている。すなわち、この２個の復帰ばね16,16
は、可動接触子10に固定した接圧ばね受け15及び封止部
材4 のそれぞれに可動軸11の両側の等距離に位置するよ
う設けた係止部15a,15a 及び係止部4c,4c に、両端のフ
ック部をそれぞれ係止されており、また絶縁材製で円筒
状の復帰ばね保護キャップ16a,16a に保護されている。
【００２５】ところで、この封止部材4 の係止部4c,4c
は、図３(a) で示す平板状態の一方面側から、中央の貫
通孔4aと通気孔4bとの間に位置する箇所を尖頭物で打ち
付けることによって、同図(b) で示すように他方面側に
小突起4d,4d を形成し、この小突起4d,4d に嵌まる孔を
有する係止部4c,4c を同図(c) で示すように嵌挿後、か
しめ固定して形成される。
は、図３(a) で示す平板状態の一方面側から、中央の貫
通孔4aと通気孔4bとの間に位置する箇所を尖頭物で打ち
付けることによって、同図(b) で示すように他方面側に
小突起4d,4d を形成し、この小突起4d,4d に嵌まる孔を
有する係止部4c,4c を同図(c) で示すように嵌挿後、か
しめ固定して形成される。
【００２６】そして、ベローズ3 の他端を気密接合され
た長い筒状の駆動キャップ3aが、封止部材4 の中央の貫
通孔4aを通して可動軸11に被嵌された後、可動軸11の長
手方向途中の外周に設けた凹部11a にてかしめ止めされ
る。つまり、可動軸11は駆動キャップ3aを介してベロー
ズ3 の他端に気密接合して固着されることになる。
た長い筒状の駆動キャップ3aが、封止部材4 の中央の貫
通孔4aを通して可動軸11に被嵌された後、可動軸11の長
手方向途中の外周に設けた凹部11a にてかしめ止めされ
る。つまり、可動軸11は駆動キャップ3aを介してベロー
ズ3 の他端に気密接合して固着されることになる。
【００２７】このものの動作は、図１において、可動軸
11の頂部が電磁石等の駆動部材により押圧駆動される
と、可動接触子10は接圧ばね枠13の鍔13a に当接する接
圧ばね14を介して駆動され、可動接点10a,10a が固定接
点8a,8a に当接する。その後さらに可動軸11が押圧駆動
されると、可動接触子10は動けないのに対し、可動軸11
に固定されている接圧ばね枠13が可動して接圧ばね14を
圧縮し、その力が接点圧力となる。そして、可動軸11が
押圧駆動されなくなると、復帰ばね16により可動軸11が
押し戻されて、元の状態に復帰する。そして、復帰時に
接点間に発生するアークは、図外磁気手段の磁場により
引き伸ばされて消弧される。
11の頂部が電磁石等の駆動部材により押圧駆動される
と、可動接触子10は接圧ばね枠13の鍔13a に当接する接
圧ばね14を介して駆動され、可動接点10a,10a が固定接
点8a,8a に当接する。その後さらに可動軸11が押圧駆動
されると、可動接触子10は動けないのに対し、可動軸11
に固定されている接圧ばね枠13が可動して接圧ばね14を
圧縮し、その力が接点圧力となる。そして、可動軸11が
押圧駆動されなくなると、復帰ばね16により可動軸11が
押し戻されて、元の状態に復帰する。そして、復帰時に
接点間に発生するアークは、図外磁気手段の磁場により
引き伸ばされて消弧される。
【００２８】かかる封止接点装置にあっては、可動接触
子10は可動軸11を中心として均等に可動接触子10を軸方
向に引張り支持する２個の復帰ばね16,16 の力でもって
封止部材4 に対する位置が定まるので、その封止部材4
を容器本体2 に固着したとき、治具等を使用することな
く、可動接触子10が容器本体2 の内側面に接触しないよ
う容易に組み立てすることができる。
子10は可動軸11を中心として均等に可動接触子10を軸方
向に引張り支持する２個の復帰ばね16,16 の力でもって
封止部材4 に対する位置が定まるので、その封止部材4
を容器本体2 に固着したとき、治具等を使用することな
く、可動接触子10が容器本体2 の内側面に接触しないよ
う容易に組み立てすることができる。
【００２９】さらに、絶縁支持部材9,9 は、従来例のよ
うに復帰ばねを挿着されなくて済むから、距離を有して
２個に分割され、２個の固定接触子8,8 をそれぞれで支
持するよう配置でき、絶縁距離が大きくなっているの
で、接点の開閉で発生した金属蒸気等が付着しても固定
接触子8,8 間の絶縁が劣化し難くなる。
うに復帰ばねを挿着されなくて済むから、距離を有して
２個に分割され、２個の固定接触子8,8 をそれぞれで支
持するよう配置でき、絶縁距離が大きくなっているの
で、接点の開閉で発生した金属蒸気等が付着しても固定
接触子8,8 間の絶縁が劣化し難くなる。
【００３０】なお、絶縁性能が問題にならない場合は、
必ずしも上記のように絶縁支持部材9,9 を２個に分割す
る必要はない。
必ずしも上記のように絶縁支持部材9,9 を２個に分割す
る必要はない。
【００３１】また、本実施例では、２個の復帰ばね16,1
6 を使用しているが、可動接触子10が可動軸11を中心と
して略均等に軸方向に引張り支持するならば、その個数
及びそれぞれのばね定数を制限するものではない。
6 を使用しているが、可動接触子10が可動軸11を中心と
して略均等に軸方向に引張り支持するならば、その個数
及びそれぞれのばね定数を制限するものではない。
【００３２】
【発明の効果】請求項１記載のものによれば、可動接触
子は可動軸を中心として略均等に可動接触子を軸方向に
引張り支持する復帰ばねの力でもって封止部材に対する
位置が定まるので、その封止部材を容器本体に固着した
とき、治具等を使用することなく、可動接触子が容器本
体の内側面に接触しないよう容易に組み立てすることが
できる。
子は可動軸を中心として略均等に可動接触子を軸方向に
引張り支持する復帰ばねの力でもって封止部材に対する
位置が定まるので、その封止部材を容器本体に固着した
とき、治具等を使用することなく、可動接触子が容器本
体の内側面に接触しないよう容易に組み立てすることが
できる。
【００３３】さらに、請求項２記載のものによれば、前
記絶縁支持部材は、従来例のように復帰ばねを挿着され
なくて済むから、距離を有して２個に分割され、２個の
固定接触子をそれぞれで支持するよう配置でき、絶縁距
離が大きくなっているので、接点の開閉で発生した金属
蒸気等が付着しても固定接触子間の絶縁が劣化し難くな
る。
記絶縁支持部材は、従来例のように復帰ばねを挿着され
なくて済むから、距離を有して２個に分割され、２個の
固定接触子をそれぞれで支持するよう配置でき、絶縁距
離が大きくなっているので、接点の開閉で発生した金属
蒸気等が付着しても固定接触子間の絶縁が劣化し難くな
る。
【図１】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図２】同上の要部を示す分解斜視図である。
【図３】同上の封止部材の係止部が形成される状態を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図４】同上の２分割された絶縁支持部材を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図５】従来例を示す正面断面図である。
【図６】同上の要部を示す分解斜視図である。
1 封止容器 2 容器本体 3 ベローズ 4 封止部材 8 固定接触子 8a 固定接点 9 絶縁支持部材 10 可動接触子 10a 可動接点 14 接圧ばね 11 可動軸 16 復帰ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 潔 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 ベローズの一端を固着した封止部材を容
器本体に固着して接点を収納するための気密空間を形成
し電気絶縁性ガスを封入された封止容器と、固定接点を
設けた固定接触子と、固定接触子を封止容器に支持する
絶縁支持部材と、固定接点に接離する可動接点を設けた
可動接触子と、接点が当接する方向に可動接触子を付勢
するコイル状の接圧ばねと、ベローズの他端を固着する
とともに外囲する接圧ばねを介して可動接触子を軸方向
に駆動するよう可動接触子に連設された可動軸と、接点
が開離する方向へ可動接触子を付勢する復帰ばねと、を
備えた封止接点装置において、 前記復帰ばねが、可動軸を中心として略均等に可動接触
子を軸方向に引張り支持するよう封止部材に配設された
ことを特徴とする封止接点装置。 - 【請求項２】 前記絶縁支持部材は、距離を有して２個
に分割され、２個の固定接触子をそれぞれで支持するよ
う配置されたことを特徴とする請求項１記載の封止接点
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34839792A JPH06203725A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 封止接点装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34839792A JPH06203725A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 封止接点装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06203725A true JPH06203725A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=18396749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34839792A Pending JPH06203725A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 封止接点装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06203725A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012157175A1 (ja) * | 2011-05-19 | 2012-11-22 | 富士電機機器制御株式会社 | 電磁接触器の消弧室組立方法 |
| JP2013175437A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-09-05 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 継電器 |
| JP2013175436A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-09-05 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 継電器 |
| WO2014076864A1 (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-22 | 富士電機機器制御株式会社 | 電磁接触器 |
| WO2014076866A1 (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-22 | 富士電機機器制御株式会社 | 電磁接触器 |
| CN104979143A (zh) * | 2014-04-03 | 2015-10-14 | 三菱电机株式会社 | 释放型电磁铁装置及其制造方法 |
| CN105140077A (zh) * | 2015-10-08 | 2015-12-09 | 德力西电气有限公司 | 一种新型交流接触器 |
| US9373467B2 (en) | 2011-05-19 | 2016-06-21 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. | Electromagnetic contactor |
| JP2018503214A (ja) * | 2016-04-29 | 2018-02-01 | 浙江英洛華新能源科技有限公司 | 高圧直流リレーの水平偏向防止機構 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP34839792A patent/JPH06203725A/ja active Pending
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US9373467B2 (en) | 2011-05-19 | 2016-06-21 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. | Electromagnetic contactor |
| US9460871B2 (en) | 2011-05-19 | 2016-10-04 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. | Method for assembling arc-extinguishing chamber of electromagnetic contactor |
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| WO2014076864A1 (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-22 | 富士電機機器制御株式会社 | 電磁接触器 |
| JP2014099374A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 電磁接触器 |
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| JP2014099373A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 電磁接触器 |
| US9520256B2 (en) | 2012-11-15 | 2016-12-13 | Fuji Fa Components & Systems Co., Ltd. | Electromagnetic contactor including contact bearing portions for bearing fixed contacts |
| US9627154B2 (en) | 2012-11-15 | 2017-04-18 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. | Electromagnetic contactor |
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| KR20180116111A (ko) * | 2016-04-29 | 2018-10-24 | 저지앙 인누어보 뉴 에너지 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 고압 직류 릴레이 수평 편향 방지 기구 |
| JP2018503214A (ja) * | 2016-04-29 | 2018-02-01 | 浙江英洛華新能源科技有限公司 | 高圧直流リレーの水平偏向防止機構 |
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