JPH0620226Y2 - 自動販売機の故障表示装置 - Google Patents

自動販売機の故障表示装置

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JPH0620226Y2
JPH0620226Y2 JP1987110106U JP11010687U JPH0620226Y2 JP H0620226 Y2 JPH0620226 Y2 JP H0620226Y2 JP 1987110106 U JP1987110106 U JP 1987110106U JP 11010687 U JP11010687 U JP 11010687U JP H0620226 Y2 JPH0620226 Y2 JP H0620226Y2
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JP1987110106U
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一成 土屋
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は自動販売機の故障表示装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来の自動販売機における故障表示装置は、故障が発生
すると、商品売切用ランプを点灯させて、売切表示と
し、故障であるかどうかは故障確認操作時に1つの表示
器に表示される故障コードにより、また、どのコラムが
故障であるかは該当コラムの売切ランプの点滅により行
なっていた(特公昭61-18235号公報、実開昭57-42475号
公報参照)。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、このような方式では、実際に商品売切なのか故
障なのか、その判断が販売待機状態において管理者に判
らず、故障状態のまま放置されるおそれがあった。
そこで本考案は、故障発生時には自動的に売切表示と故
障コード表示とを交互に点灯表示させ故障が生じている
ことを管理者には容易に外部より判らせるようにし、早
急なる故障修理を管理者に促すことができる自動販売機
の故障表示装置を提供することを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、各コラム毎に設けられた販売価格表示器と、
自動販売機の各構成要素の故障を検知する故障検知手段
と、この故障検知手段により故障が発見されると、故障
コードを発生し、且つそれを記憶部に記憶制御する制御
手段と、故障発生時には、この故障コードと売切表示と
を交互に前記販売価格表示器に点灯表示させる表示制御
手段とより成っている。
(ホ)作用 上記のように構成されているので、販売待機状態におい
て、故障が発生すると、販売価格表示器に直ちに、故障
コードによる故障表示と、売切文字による売切表示とが
交互点灯する。また、故障内容は故障コードとして記憶
部に記憶され、この記憶内容は点検時に各コラム毎の販
売価格表示器に順次読み出されて表示される。
(ヘ)実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る自動販売機の正面図を
示したもので、1は自動販売機本体である。その正面パ
ネル2には商品コラム毎にサンプル陳列部3,3,3……、
販売価格表示器4,4,4……そして選択釦5,5……が一列に
設けられている。6は硬貨投入口で、投入貨幣はその真
偽が正面パネル2の裏面に配設されるコインメカニズム
7内のコイン検知部8(第3図参照)で判定され、真正
貨幣であると取り込まれ、投入金額表示器9にその額が
表示される。10は偽貨幣の返却および釣銭の払出口であ
る。11は販売口である。
第2図は、第1図の自動販売機の各コラム毎に設置され
る販売価格表示器4の表示面を示したもので、この販売
価格表示器4は液晶(LCD)を用いたセグメント表示構成
となっており、本実施例においては、通常の価格表示の
他に余分にセグメントを追加することにより、売切表示
等が表示できるように構成されている。即ち、第2図
(a)は販売価格表示器4上の全セグメントを表示したと
きの図で、¥10〜9990を表示するセグメントの他に追加
セグメントを設けて、同図(b)に示す如き通常の価格表
示の他に、同図(c)に示す如くウリキレ表示や同図(d)に
示す販売可(押)表示、更には同図(e)に示すコード表
示ができるように構成されている。
第3図は第1図の自動販売機の制御部の構成図を示した
もので、先ず販売動作を説明すると、投入硬貨はコイン
検知部8で検知され、システム制御部12内で、その投入
金額が演算され、その金額以内で購入可能な商品を判定
し、表示制御部13を介して販売価格表示器4に販売可に
相当する「押」等の文字を表示さす。また、投入金額の
合計額は投入金額表示制御部14を介して投入金額表示部
9に表示される。そして、「押」表示された販売価格表
示器4に対応する商品選択釦5,5,5……のいずれかが押
されると、その選択信号が選択釦検知部15より出力され
システム制御部12に入力し、システム制御部12は販売制
御部16に販売制御信号を出力して商品排出を行なう。一
方、システム制御部12は投入金額合計額と商品選択価格
との比較により差額を演算し、釣銭を払出す。このよう
にシステム制御部12は販売に係る全ての作動の統合,制
御する機能を持つと共に、本考案の目的とする故障の自
己診断機能を制御する働きをも有する。次に、それらに
関して詳述する。
自動販売機の故障はそれを構成する各種構成要素で起き
るが、本実施例では選択釦5,5,5……が押されてそれを
検知する選択スイッチの故障即ち正常ならば選択釦5は
押圧後、元の状態に復元して選択スイッチは瞬間的にス
イッチON,OFFして、選択信号がパルス状に出力される
が、これが故障であると選択釦5が押し込まれたままと
なり、スイッチはONの閉成状態を持続するため選択信号
が一定レベルのままとなる。この状態を選択釦検知部15
で判断するのである。また、商品詰まりが起こったかど
うかの判定は、例えば商品排出機構がモータに依るもの
ならば、モータの一回転を制御するカムスイッチによ
り、通常カムスイッチOFFからONに変わり一回転した時
にOFFとなる仕組みにより正常販売動作を制御し、もし
故障ならばモータの回転が途中で停止したままとなり、
カムスイッチはON信号を出力し続け、商品が排出機構と
噛み込んでいる等の故障と判定される。また、商品排出
機構が電磁ソレノイド式のものならば、正常動作時にソ
レノイドに電流が流れるべきときに流れなかった場合、
それを検知することにより商品が正常に払い出されない
と判断できる。従って、カムスイッチのON,OFF状態、あ
るいは作動電流の通電の有無等を商品詰まり検知部17で
検査する。そして、選択釦検知部15および商品詰まり検
知部17で故障が発見されると、その故障に応じた内容を
示す故障コードがシステム制御部12で形成されて記憶部
18内に書き込まれる。このようにして、システム制御部
12は検査すべき個所を故障検索プログラムに従って順次
走査し、コラム毎に順番に繰り返し行ない、常に自己診
断の制御を行なっている。そして、故障が発見される
と、その故障が販売価格表示器4に表示される。即ち、
販売価格表示器4にはウリキレ文字による売切表示と、
故障コードによる故障表示とが交互に点灯表示される。
このように、交互点灯があれば、そのコラムは故障であ
ると外部より管理者が知ることができる。実際の故障点
検時には別の表示スイッチを操作することで、順次販売
価格表示器4に故障コードを記憶部18より読み出し表示
させることで修理に対応できる。
次に、第4図のフローチャートに基づき故障検知方法を
詳述する。電源投入により、初期設定(100)が行なわ
れ、表示フラグが0に設定されるなどする。硬貨が投入
されると、投入金額演算(101),販売可判定(102)が成さ
れ、選択スイッチ故障(103)の判定に移る。投入硬貨が
無い時は、投入金額演算0、販売可判定無しとなって同
判定に移動する。選択スイッチ故障(103)の判定で、故
障が無ければ処理107にブランチし、故障が発見されれ
ば故障コードを出力して、記憶部18に記憶する。次い
で、表示フラグ=1であるかの判定が成され(104)、こ
の場合、表示フラグ=0であるから、売切表示を行ない
(105)、先ず販売価格表示器4に第2図(c)のように“ウ
リキレ”なる表示をする。次に、商品詰まりの判定(10
7)に移り、商品詰まりが有れば、表示フラグ=1である
かの判定(108)に移り、商品詰まりが無ければ処理111に
ブランチする。今仮りに故障は選択スイッチのみに発生
しているとすると、処理107を実行したのち、表示フラ
グ反転(111)の実行にて、表示フラグを1に反転する。
次いで、選択有無の判定(112)を行ない、選択が無けれ
ば、再び投入金額演算(101),販売可判定(102)を行な
い、選択スイッチ故障判定(103)は前回と同様判定を行
ない、表示フラグ=1かどうかの判定(104)では表示フ
ラグは1に反転しているので、今度は故障コード表示(1
06)の実行に移る。これにより、故障コードを第2図(e)
の如く販売価格表示器4に表示し、前回の売切表示から
故障コード表示に切り替える。そして、商品詰まりの判
定(107)をし、表示フラグ反転(111)で再び表示フラグを
0に戻し、選択判定(112)を経て元の動作を繰り返す。
この繰り返し判定動作で選択スイッチに故障が発生して
いれば、販売価格表示器4に売切表示と故障コード表示
の交互点灯が成される。商品詰まりのみの故障の場合も
判定(103)で処理107にブランチし、この判定処理107か
ら108を経て、先ず売切表示(109)を行ない、表示フラグ
反転(111)をして、判定(112)から元に戻り、今度は表示
フラグ=1の判定(108)を経て故障コード表示(110)を行
なう。このようにして、商品詰まりの時にも売切表示と
故障コード表示の交互点灯を行なう。両方共故障の場合
は夫々売切表示(105),(109)を通過し、次いで故障コー
ド表示(106),(110)を通過して、同様に交互点灯を行な
う。故障が無くて、商品選択(112)が行なわれると、故
障コラム(113)の判定はNとなり、販売制御部16に指令
を出力し、商品搬出(114)を実行し、それが正常に行な
われ、商品詰まりが起きたかどうかの判定(115)を行な
う。ここで、商品搬出(114)から判定(115)迄に搬出機構
の時間遅れにより若干の処理の待ち時間を要する。これ
は、搬出機構が例えばモータ機構であるとモータ一回転
の所要時間後のカムスイッチの停止位置の状態検知,あ
るいは販売口11出口に設けた商品到達センサの作動状況
の検知により行なわれるからである。また、電磁ソレノ
イド式の排出部材である場合は、それの作動電流の有無
によって検知する。こうして、商品詰まりの判定(115)
でNであれば投入金額から販売価格を減算(116)をし、
釣銭払出し(117)を実行する。もし、商品詰まりが検出
されると、その故障内容をコード化して記憶部18に記憶
し(118)、投入金額を返却する(119)。
このようにして、自動販売機の構成要素の故障診断が行
なわれ、全コラムに亘って順次繰り返し走査され、その
都度、故障が検知されれば、その故障の有るコラムの販
売価格表示器4,4,4……に故障コードと“ウリキレ”の
表示を交互点灯させて、そのコラムに異常が生じている
ことを自動販売機の設置管理者に販売待機状態で知らし
めることができる。実際の故障内容の確認は図示しない
が、本体1の扉を開いて内部の表示スイッチ等を操作す
るなどにより、故障コードを順次販売価格表示器4に記
憶部18より読み出させて表示させ、その個所と故障内容
を確認して修理すればよい。
(ト)考案の効果 以上説明したように本考案によれば、従来の故障検知装
置のように、故障が生じると継続的な売切表示として実
際にその売切表示が故障によるものなのか、商品売切れ
によるものなのか判断できず、故障状態のまま設置さ
れ、早急な修理に応じられなかったり、中味の商品を長
期間不販売することによる品質劣下等を起こしていたの
を故障の時には故障コード表示と売切表示の交互点灯に
より、管理者には外部からそれが簡単に判断でき、早急
な修理に応じることができ、販売稼動率を高く維持する
ことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は自動販売機の
正面外観図、第2図は販売価格表示器の表示状態を示
し、(a)は全セグメント表示状態図、(b)は販売価格表示
状態図、(c)は売切表示状態図、(d)は販売可(押)表示
状態図、(e)は故障コード表示状態図、第3図はその自
動販売機の制御装置の構成図、第4図は故障検知のフロ
ーチャート図である。 2…コラム、4…販売価格表示器、12…システム制御
部、13…表示制御部、15,17…故障検知部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各コラム毎に設けられ、通常は販売価格を
    表示し、商品が売り切れたときは売切表示に切換表示す
    る販売価格表示器と、自動販売機の各構成要素の故障を
    検知する故障検知手段と、故障検索プログラムに従って
    各コラム別に順次前記各構成要素を走査し、前記故障検
    知手段にて故障が検出されると、その故障に応じた内容
    を示す故障コードを形成して記憶部に記憶制御する制御
    手段と、故障発生時に故障コード表示と売切表示とを前
    記販売価格表示器に交互に点灯表示するよう制御する表
    示制御部とよりなる自動販売機の故障表示装置
JP1987110106U 1987-07-20 1987-07-20 自動販売機の故障表示装置 Expired - Lifetime JPH0620226Y2 (ja)

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JPS6418383U JPS6418383U (ja) 1989-01-30
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JPS6076474U (ja) * 1983-10-26 1985-05-28 富士電機株式会社 自動販売機の故障表示装置

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