JPH06196585A - 回路基板 - Google Patents

回路基板

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JPH06196585A
JPH06196585A JP4344217A JP34421792A JPH06196585A JP H06196585 A JPH06196585 A JP H06196585A JP 4344217 A JP4344217 A JP 4344217A JP 34421792 A JP34421792 A JP 34421792A JP H06196585 A JPH06196585 A JP H06196585A
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metallized
substrate
container
ceramic
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JP4344217A
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Hideki Sato
英樹 佐藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、セラミックス基板やその接合
部にクラックの発生が少なく、耐久性および信頼性に優
れた回路基板を提供することにある。 【構成】本発明に係る回路基板1cは、各セラミックス
基板2a,2bの少なくとも一方の表面に導電層3a,
3cを形成した複数のメタライズ基板4e,4fを同一
の収納容器6内に配置して構成され、少なくとも1つの
メタライズ基板4e,4fが熱伝導性接着剤10を介し
て上記収納容器6と一体に接合されてなることを特徴と
する。また、少なくとも1つのセラミックス基板2a,
2bを窒化アルミニウムで構成するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回路基板に係り、特にセ
ラミックス基板や接合部にクラックの発生が少なく耐久
性および信頼性に優れた回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から各種電子機器の構成部品とし
て、例えば図4および図5に示すような回路基板1a,
1bが広くが使用されている。
【0003】すなわち図4に示す回路基板1aは、窒化
アルミニウム(AlN)から成るセラミックス基板2a
の両面に導電層3a,3bを形成してメタライズ基板4
aとし、このメタライズ基板4aを半田層5aあるいは
ろう材を介して、例えばアルミダイキャスト製の収納容
器6に一体に接合する一方、同じく窒化アルミニウムか
ら成るセラミックス基板2bの両面に銅から成る導電層
3c,3dを形成してメタライズ基板4bとし、このメ
タライズ基板4bを半田層5aを介して上記収納容器6
に接合して構成される。さらに、上記導電層3aの上面
に半導体素子(ICペレット)が半田層5bにより一体
に接合され、この半導体素子7とメタライズ基板4bの
導電層3cに形成された配線端子部とがリード線8でワ
イヤボンディングされ電気的に接続される。
【0004】一方図5に示す回路基板1bは、放熱特性
の要求度に応じて、アルミナ(Al2 3 )から成るセ
ラミックス基板2cおよび窒化アルミニウム(AlN)
から成るセラミックス基板2dを用意し、これらのセラ
ミックス基板2c,2dを銅製の金属ベース9上に配置
する一方、各基板2c,2d上面にそれぞれ導電層3
e,3fとしての銅板を載置した状態で加熱し、加熱に
よって発生する銅と酸素との共晶化合物を接合材とし
て、セラミックス基板2c,2d表面に銅板を直接強固
に接合する銅直接接合法(DBC:Direct Bond Coppe
r)によって製造される。すなわち1つの金属ベース9
を共用するように2つのメタライズ基板4c,4dを一
体に接合して形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に示
す回路基板1aにおいては、金属製収納容器6と各セラ
ミックス基板2a,2bとの熱膨脹係数の差が大きいた
め、半田疲労が生じ易く、接合部となる半田層5aにク
ラックが発生する割合が高く、必然的に伝熱特性や放熱
特性が低下したり、収納容器6からセラミックス基板2
a,2bが脱落し易くなり、回路基板1aの耐久性およ
び信頼性が低くなる問題点があった。
【0006】一方図5に示すようなDBC法によって調
製した回路基板1bにおいては、熱膨脹係数が異なるA
2 3 およびAlNから成る2種類のセラミックス基
板2c,2dを金属ベース9を共用するように一体に接
合しているため両基板2c,2dの熱膨脹差によって、
金属ベース9の熱膨脹係数から大きく異なる熱膨脹係数
を有する方の基板にクラックが入り易いという問題点が
あった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、セラミックス基板やその接合部にク
ラックの発生が少なく、耐久性および信頼性に優れた回
路基板を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る回路基板は、セラミックス基板の少な
くとも一方の表面に導電層を形成した複数のメタライズ
基板を同一の収納容器内に配置して構成され、少なくと
も1つのメタライズ基板が熱伝導性接着剤を介して上記
収納容器と一体に接合されてなることを特徴とする。
【0009】また、少なくとも1つのセラミックス基板
が窒化アルミニウムから成るように構成するとよい。
【0010】本発明において使用するセラミックス基板
は、アルミナ(Al2 3 )、窒化アルミニウム(Al
N)、窒化けい素(Si3 4 )などの原料粉末を成形
焼結して形成され、得られた焼結体基板は要求される伝
熱特性や熱膨脹係数の多少に応じてそれぞれの用途に使
用される。特に窒化アルミニウムを主成分とするセラミ
ックス基板は、アルミナ(Al2 3 )製基板の4〜1
0倍という高い熱伝導率を有しており、放熱特性が優れ
る上に、半導体素子に近似した熱膨脹率を有し、ヒート
サイクル特性が優れる。
【0011】窒化アルミニウムを主成分とするセラミッ
クス基板は、窒化アルミニウム粉末に金属酸化物等を焼
結助剤として添加し、この混合粉末を所定形状に成形
し、常圧焼結法、雰囲気加圧焼結法あるいはホットプレ
ス法により製造したもので、熱伝導率が50W/mK以
上のものを使用する。
【0012】セラミックス基板の少なくとも一方の表面
に形成する導電層としては、通常のメタライズ法による
ものの他、セラミックス基板上に銅製の金属板を直接接
触配置し、加熱接合するDBC法(ダイレクトボンドカ
ッパー法)、厚膜法、めっき法等により形成する。この
メタライズ法としては、例えばモリブデンやタングステ
ンとチタンなどの高融点金属やその化合物とを主成分と
するメタライズ組成物を使用した方法が挙げられる。こ
のメタライズ法により導電層を形成する場合は、メタラ
イズ層の保護および半田層との漏れ性を改善するため、
メタライズ層上にさらにニッケルや金等のめっき層を形
成して使用する。
【0013】本発明に使用する基板と、例えばアルミニ
ウムダイキャスト製の金属製収納容器とを接合するため
の熱伝導性接着剤としては、熱伝導率が大きいシリコン
系のものが好ましく、このようなシリコン系の接着剤と
しては、例えばシリコン樹脂系、HTV型(加熱加硫
型)シリコンゴム系等が挙げられる。また、これらの他
にポリアミドイミド系、ポリイミド系樹脂接着剤等も使
用することができる。
【0014】上記セラミックス基板として窒化アルミニ
ウムを使用した回路基板は、例えば次のような工程で製
造される。すなわち、所定形状および寸法に成形された
窒化アルミニウム成形体の表面に、Moなどの導電成分
を含むペーストを使用して所定の回路パターン等を印刷
する。半導体素子を搭載する側の導電層用パターンは、
半導体素子の各リードと接続するための回路パターン形
状とする一方、収納容器と接合する側の導電層用パター
ンは、応力緩和および反り防止の目的を達成するような
形状とする。
【0015】そして回路パターン等を印刷した後に、温
度1400〜1700℃で窒化アルミニウム成形体およ
び印刷パターンを同時焼成(co-fire )することにより
導電層が一体に形成された窒化アルミニウムメタライズ
基板を得る。さらに形成されたメタライズ層を保護する
ために、メタライズ層表面上にさらにニッケルや金等の
金属めっき層を形成して導電層とするとよい。なお導電
層は前記のDBC法によって形成してもよい。次に半導
体素子(ICペレット)を半田接合によって窒化アルミ
ニウム(AlN)メタライズ基板の一方の表面に接合す
る一方、他方の表面に熱伝導性シリコン接着剤を塗布し
た状態でAlNメタライズ基板を金属製収納容器に接合
する。
【0016】他のメタライズ基板も同様にして収納容器
に接合して同一の収納容器に複数のメタライズ基板を配
設した本発明の回路基板が製造される。
【0017】各セラミックス基板の種類および各基板に
形成する導電層の形成方法および導電層を形成したメタ
ライズ基板と収納容器との接合方法は、各セラミックス
基板および収納容器相互間に作用する熱応力を最少にす
るように、また各セラミックス基板に要求される放熱特
性および製造コスト等の高低によって前記方法から適宜
選択される。
【0018】例えば、収納容器内に配設される複数のメ
タライズ基板のうち特に放熱特性を要求されるメタライ
ズ基板においては、セラミックス基板として熱伝導性が
高い窒化アルミニウム焼結体を用いるとともに、収納容
器との接合には接着剤よりは伝熱性が優れた半田を使用
するとよい。しかしながら半田で接合したメタライズ基
板に隣接し、相互にリード線等によって接続された他の
メタライズ基板は、半田によって固定したメタライズ基
板からの熱変位を吸収するために、熱伝導性接着剤を介
して収納容器と接合する必要がある。
【0019】また、ある材質の収納容器内に、種類が相
互に異なるセラミックス基板を配設する場合、収納容器
の熱膨脹率に近い熱膨脹率を有するセラミックス基板は
半田層によって収納容器に接合する一方、大きく異なる
熱膨脹率を有するセラミックス基板は熱伝導性接着剤で
接合するとよい。
【0020】
【作用】上記構成に係る回路基板によれば、少なくとも
1つのメタライズ基板と収納容器とを半田より剛性が低
い熱伝導性接着剤を介して接合しているため、上記メタ
ライズ基板と収納容器との熱膨脹差に起因する変位が効
果的に吸収され、接合部に割れや剥離を生じるおそれが
少ない。
【0021】さらに少なくとも1つのセラミックス基板
を窒化アルミニウムで構成することにより、アルミナを
使用した場合と比較して放熱特性を4〜10倍程度向上
させることができる。
【0022】さらに本発明に係る回路基板によれば、セ
ラミックス基板の種類および導電層の形成方法が種々異
なる複数のメタライズ基板を相互に熱膨脹差による影響
を及ぼすことなく、同一の収納容器内に高密度に配設す
ることが可能になり、回路基板自体を低コスト化および
高品位化できるとともに、回路基板を組み込んだ機器を
小型化することができる。
【0023】
【実施例】次に本発明の一実施例について添付図面を参
照して説明する。図1〜図3はそれぞれ本発明に係る回
路基板モジュールの第1〜3実施例を示す断面図であ
る。なお図4〜5に示す従来例と同一要素には同一符号
を付してその重複する説明を省略する。
【0024】すなわち第1実施例に係る回路基板1c
は、窒化アルミニウムを主成分とする2個のセラミック
ス基板2a,2bの上面の所定位置にそれぞれ導電層3
a,3cを一体に形成してメタライズ基板4e,4fを
調製し、このうちのセラミックス基板2aの上側の導電
層3a表面に半田層5aを介して半導体素子7を接合す
るとともに、上記メタライズ基板4e,4fおよび半導
体素子7を収容するアルミニウムダイキャスト製収納容
器6に熱伝導性接着剤10を介して各セラミックス基板
2a,2bの下側を一体に接合固定して形成される。
【0025】また導電層3aは、高融点金属であるMo
から成る金属層と、この金属層の上面に形成され金めっ
き層とから成る一方、導電層3cはDBC法によってA
lNセラミックス基板2b上面に直接接合された銅板か
ら成る。
【0026】この回路基板は、以下の工程に従って製造
された。
【0027】まず焼結助剤として酸化イットリウム(Y
2 3 )を3重量%含有する均一な窒化アルミニウム原
料混合体をドクタ・ブレード法によって成形し、板状の
窒化アルミニウム成形体を多数調製した。次にこれらの
窒化アルミニウム成形体の上面に、モリブデンと窒化チ
タンとの混合粉末に適量のバインダと溶剤を加えてペー
スト状にしたものをスクリーン印刷し、しかる後に、パ
ターン形成した窒化アルミニウム成形体を1650℃で
同時焼成して高融点金属層を一体に形成した厚さ0.6
35mmの窒化アルミニウムセラミックス基板2aを得
た。得られたセラミックス基板2aの熱伝導率は170
W/m・Kであった。そして上記高融点金属層の表面に
さらに無電解めっき法により金めっき層をそれぞれ形成
して所望の回路パターンとなる導電層3aを一体に形成
したメタライズ基板4eを得た。次いで、この導電層3
a上に半田層5bを介して半導体素子7を接合して搭載
した。 一方セラミックス基板2aと同一条件で調製し
たAlNセラミックス基板2b上面にDBC法を使用し
て薄銅板を一体に接合してメタライズ基板4fを製造し
た。
【0028】次に、得られた窒化アルミニウムメタライ
ズ基板4e,4fの半導体素子搭載面と反対側の面と、
アルミニウムダイキャスト製収納容器6との間に熱伝導
性接着剤10としてのシリコン樹脂の薄板を介在させ、
150℃で1時間加熱して両者を接合し、第1実施例に
係る窒化アルミニウム回路基板1cを多数製造した。
【0029】また第2実施例として図2に示す回路基板
1dも多数製造した。この回路基板1dは、第1実施例
の構成に加えて、セラミックス基板2a,2bの下面側
にも上面側と同様な導電層3b,3dをそれぞれ形成し
てメタライズ基板4a,4bとしている。
【0030】さらに第3実施例として図3に示す回路基
板1eも多数製造した。この回路基板1eは、第1実施
例におけるAlNセラミックス基板2bをAl2 3
ラミックス基板2eで置換してメタライズ基板4gとし
ている。
【0031】一方、比較例1として図4に示すようにメ
タライズ基板4a,4bと収納容器6とを半田層5aを
介して接合した以外は図2に示す第2実施例と同一条件
で製造した回路基板1aを調製する一方、比較例2とし
て図5に示すように金属ベース9の上面にAl2 3
ラミックス基板2cおよびAlNセラミックス基板2d
を配設し、各基板2c,2d上面に金属ベース9と同じ
厚さを有する導電層3e,3fとしての銅板を載置し、
これらを加熱することにより一体に接合し図5に示す回
路基板1bを多数調製した。
【0032】こうして製造された実施例1〜3および比
較例1〜2の回路基板の耐久性および信頼性を評価する
ために、各回路基板を使用して、−65℃〜+150℃
の範囲で加熱し、引き続いて+150℃〜−65℃に冷
却する操作を1サイクルとするヒートサイクル試験(熱
衝撃試験)を繰り返して実施したところ、実施例1〜3
の回路基板では1000サイクル後においても、接合部
分におけるクラック、割れ、剥離の発生率は0%であっ
た。
【0033】一方、比較例1の回路基板1aにおいて
は、100サイクル後にアルミダイキャスト製収納容器
6と、メタライズ基板4a,4bとの接合部となる半田
層5a,5bに8%の割合でクラックが発生した。
【0034】さらに比較例2の回路基板1bにおいて
は、製造時および試験時における変形量は少ないもの
の、600サイクル後に共用する銅製金属ベース9との
熱膨脹差が大きいAlNセラミックス基板2dに4%の
割合でクラックが発生した。
【0035】
【発明の効果】以上説明の通り、本発明に係る回路基板
によれば、少なくとも1つのメタライズ基板と収納容器
とを半田より剛性が低い熱伝導性接着剤を介して接合し
ているため、上記メタライズ基板と収納容器との熱膨脹
差に起因する変位が効果的に吸収され、接合部に割れや
剥離を生じるおそれが少ない。
【0036】さらに少なくとも1つのセラミックス基板
を窒化アルミニウムで構成することにより、アルミナを
使用した場合と比較して放熱特性を4〜10倍程度向上
させることができる。
【0037】また、セラミックス基板の両面に導電層を
形成することにより、片面のみに導電層を形成した場合
と比較して、セラミックス基板に反りや熱変形を生じる
おそれが少ない。特に反り等を発生させることなく、セ
ラミックス基板および導電層を同時焼成することによっ
てメタライズ基板を効率的に製造することが可能になる
ため回路基板の製造コストを大幅に低減することもでき
る。いずれにしても接合部に割れや剥離を生じることが
少なく、かつ反りや熱変形が少ないため、放熱特性や動
作の信頼性が損われるおそれが少なく、耐久性が高い回
路基板を提供することができる。
【0038】さらに本発明に係る回路基板によれば、セ
ラミックス基板の種類および導電層の形成方法が種々異
なる複数のメタライズ基板を相互に熱膨脹差による影響
を及ぼすことなく、同一の収納容器内に高密度に配設す
ることが可能になり、回路基板自体を低コスト化および
高品位化できるとともに、回路基板を組み込んだ機器を
小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路基板の第1実施例を示す断面
図。
【図2】本発明に係る回路基板の第2実施例を示す断面
図。
【図3】本発明に係る回路基板の第3実施例を示す断面
図。
【図4】従来の回路基板の構成例を示す断面図。
【図5】従来の回路基板の他の構成例を示す断面図。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e 回路基板 2a,2b,2c,2d セラミックス基板 3a,3b,3c,3d,3e,3f 導電層 4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g メタライ
ズ基板 5a,5b 半田層またはろう材層 6 収納容器 7 半導体素子(ICペレット) 8 リード線 9 金属ベース 10 熱伝導性接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス基板の少なくとも一方の表
    面に導電層を形成した複数のメタライズ基板を同一の収
    納容器内に配置して構成され、少なくとも1つのメタラ
    イズ基板が熱伝導性接着剤を介して上記収納容器と一体
    に接合されてなることを特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのセラミックス基板が窒
    化アルミニウムから成ることを特徴とする請求項1記載
    の回路基板。
JP4344217A 1992-12-24 1992-12-24 回路基板 Pending JPH06196585A (ja)

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JP4344217A JPH06196585A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 回路基板

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006028018A (ja) * 2005-08-01 2006-02-02 Dowa Mining Co Ltd Al−セラミックス複合基板
JP2007500450A (ja) * 2003-05-08 2007-01-11 クラミック エレクトロニクス ゲーエムベーハー 複合材料及び電気回路又は電気モジュール
CN114727504A (zh) * 2022-03-16 2022-07-08 景旺电子科技(龙川)有限公司 金属陶瓷复合基板及其制作方法

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