JPH0619548A - 搬送台車による車体部品の位置決め方法 - Google Patents

搬送台車による車体部品の位置決め方法

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JPH0619548A
JPH0619548A JP4172492A JP17249292A JPH0619548A JP H0619548 A JPH0619548 A JP H0619548A JP 4172492 A JP4172492 A JP 4172492A JP 17249292 A JP17249292 A JP 17249292A JP H0619548 A JPH0619548 A JP H0619548A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送台車の車輪の摩耗量を測定して、搬送台
車上の車体部品の位置決め精度への影響をなくす。 【構成】 測定ステージS20で搬送台車3の各車輪の
摩耗量を測定し、その測定データを搬送台車3に付帯さ
せたIDカードに書き込む。位置決め装置切換ステージ
S30ではIDカードのデータを読み出し、そのデータ
に応じて搬送台車3上の部品位置決め基準となるロケー
トピンの位置を修正する。分岐指示ステージS40では
IDカードの摩耗量データをもとに搬送台車3の継続使
用の可否を判断し、継続使用不可の場合には搬送台車3
を台車メンテナンスステージS50に回す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体組立ライ
ンにおいて車体を組み立てるにあたり、車体部品の搬送
台車を単に搬送手段としてだけでなく車体組立治具の一
部として利用して、車体部品が搬送台車に位置決めされ
たままの状態で所定の加工や作業を行うようにした搬送
台車による車体部品の位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の搬送台車による車体部品の位置
決め方法として特開平2−286478号公報に示され
ているものがある。この従来の方法では、直交三軸方向
の位置が調整可能なワーク受け部材を有する自走式の搬
送台車に対して前記ワーク受け部材を基準として車体部
品を位置決めするとともに、その搬送台車を所定の閉ル
ープ状の搬送軌道に沿って走行させ、上記の搬送軌道上
に設けられた車体組立工程ではその車体組立工程側の基
準部材にて搬送台車の停止位置精度出しを行った上で、
前記ワーク受け部材を基準として位置決めされている車
体部品に対してロボットによるスポット溶接等の作業を
施すようにしている。
【0003】そして、前記搬送軌道上には車体組立工程
とは別に治具切換工程が設けられているとともに、この
治具切換工程には搬送台車の一部と係合離脱可能なドラ
イブユニットが設けられており、前記搬送台車上に位置
決めすべき車体部品の種別に応じてドライブユニットに
より前記ワーク受け部材の三次元位置を切り換えて変更
するようにしている。
【0004】一方、上記のような車体部品の搬送あるい
は位置決めに用いられる搬送台車として、搬送レールの
側部に設けた給電線から電力の供給を受けながら電動モ
ータを駆動源として自走するいわゆる電車タイプの搬送
台車が知られている。
【0005】この電車タイプの搬送台車においては、長
期使用による搬送レールあるいは車輪の摩耗が給電線と
集電ブラシとの圧接状態に直接影響して通電不良等を誘
発するおそれがあることから、例えば実開平1−132
487号(実願昭63−29332号)に示されている
ように、搬送レールと搬送台車との間の摺動面の摩耗に
よって生ずる搬送台車の位置ずれをその搬送台車の走行
中に検出するセンサを設けて、その位置ずれの度合を監
視するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者
(実開平1−132487号)の搬送台車においては、
走行摺動面の摩耗に伴う搬送台車の位置ずれを単に検出
するにとどまり、そのフィードバックによる位置ずれ補
正機能がないため、前者(特開平2−286478号公
報)のような搬送台車による車体部品の位置決めに適用
した場合に、その搬送台車の位置ずれを原因とする車体
部品の位置決め精度の低下の対策には何らつながらな
い。
【0007】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、搬送台車の車輪の摩耗が、搬送台車上のワ
ーク位置決め手段による車体部品の位置決め精度に影響
するのを防止した搬送台車による車体部品の位置決め方
法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向の位
置調整が可能なワーク位置決め手段を有する搬送台車に
対して前記ワーク位置決め手段を基準として車体部品を
位置決めするとともに、この搬送台車を搬送軌道に沿っ
て走行させ、前記搬送軌道上の車体組立工程ではワーク
位置決め手段を基準として位置決めされた車体部品に対
して所定の加工あるいは作業を施す一方、前記搬送軌道
上の切換工程では該切換工程に設けられたドライブユニ
ットにより前記ワーク位置決め手段の上下方向の位置を
変更するようにした搬送台車による車体部品の位置決め
方法において、前記搬送軌道上に搬送台車の車輪の摩耗
量を測定する測定工程を設けるとともに前記搬送台車に
は記憶手段を設けて、前記測定工程での測定によって得
られた摩耗量データをその都度新たに前記記憶手段に書
き込み、前記切換工程では、搬送台車の記憶手段に記憶
されている摩耗量データをその都度読み出してその摩耗
量データに基づいて前記ワーク位置決め手段の位置を修
正することを特徴としている。
【0009】
【作用】この方法によると、搬送台車には、測定工程で
測定された搬送台車自体の摩耗量データがその記憶手段
に記憶されて常時付帯している。したがって、切換工程
では前記記憶手段に記憶されている摩耗量データを読み
出してこれを位置補正データとしてドライブユニットに
付与すれば、ドライブユニットは上記の摩耗量データに
応じた分だけワーク位置決め手段を動かしてその位置を
修正する。以上により、搬送台車の車輪の摩耗によるワ
ーク位置決め精度への影響が回避できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図で、車体組
立ライン(サブライン)1は搬送軌道としてのレール2
を中心として閉ループ状に形成されており、原則として
このレール2に沿って複数の自走式の搬送台車3,3…
が周回移動する。
【0011】車体組立ライン1上には、複数の組立ステ
ージS1〜S9と部品搬入ステージS11および部品搬
出ステージS12があり、部品搬入ステージS11の前
段には測定ステージS20と位置決め装置切換ステージ
S30が設けられ、また部品搬出ステージS12の後段
には分岐指示ステージS40が設けられている。さらに
分岐指示ステージS40の後段から分岐した位置には台
車メンテンナンスステージS50が設けられている。S
10はアイドルステージである。
【0012】各搬送台車3は、図2に示すように、自走
のための自走駆動機構4と前段各一対の車輪5,5とを
備えているほか、台車フレーム6上には車体部品Wを位
置決めして支持するための前後一対のワーク位置決め装
置7が搭載されている。
【0013】このワーク位置決め装置7は、直交座標型
ロボットに類似した直交三軸の自由度をもつ移動機構8
にワーク位置決め手段として左右一対のロケートピン9
を具備させたもので、前記移動機構8自体が駆動源を有
していないために、搬送台車3が位置決め装置切換ステ
ージS30に位置した場合に移動機構8の図示外の入力
軸にその位置決め装置切換ステージS30に設けられた
ドライブユニット10を係合させた上、車体部品Wの種
別に応じた位置データに基づいてこれを駆動することに
より、位置決めすべき車体部品Wの種別に応じて前記ロ
ケートピン9の三次元位置を任意に変更することができ
る。なお、前記移動機構8とドライブユニット10の詳
細については、特開平2−286478号公報に開示さ
れているものと基本的に同一である。
【0014】また、前記搬送台車3には外部との情報の
授受を行う可動側通信装置11が設けられており、この
通信装置11には記憶手段としてのIDカード12とこ
れの書き込みおよび読み出しを行う機構とが内蔵されて
いる。
【0015】前記搬送台車3は、図1の部品搬入ステー
ジS11にて図示外のローディングロボットやドロップ
リフタ等から車体部品Wを受け取ってワーク位置決め装
置7で位置決め・支持した上で、各組立ステージS1〜
S9を順次巡回する。各組立ステージS1〜S9には溶
接ロボット等の作業機や搬送台車3の位置精度出しを行
う図示外の基準部材があり、搬送台車3そのものを基準
部材で位置精度出しを行った上で、その搬送台車3を治
具として用いて搬送台車3の位置決め装置7に位置決め
・支持されている車体部品Wに対して直接的にスポット
溶接等の作業を施す。
【0016】各組立ステージS1〜S9を一巡した搬送
台車3は、部品搬出ステージS12にてその車体部品W
をドロップリフタ等に引き渡した上で、再び部品搬入ス
テージS11に向かって走行して循環再使用される。な
お、部品搬出ステージS12にてドロップリフタで吊り
上げられた車体部品は別のコンベヤ13により次のライ
ンへと搬送される。
【0017】前記測定ステージS20は、上記のように
循環再使用される搬送台車3が部品搬入ステージS11
に入るのに先立って、その搬送台車3側の各車輪5の摩
耗量を測定するために設定されているもので、測定ステ
ージS20には、図2に示すように、各車輪5の摩耗量
を搬送台車3側の基準面14との間の距離として検出す
る前後各一対の測距センサ15が設けられているほか、
固定側通信装置16および測定制御装置17が設けられ
ている。
【0018】そして、この測定ステージS20では、測
定制御装置17からの指示により、IDカード12に書
き込まれている情報を通信装置11,16を介して随時
読み出して測定制御装置17側に取り込むことができる
とともに、測距センサ15で測定した摩耗量データ等の
情報を同じく通信装置11,16を介して随時書き込む
ことができる。なお、上記のIDカード12と通信装置
11,16とを中心とした無線式情報通信方式について
は、特開昭61−108080号公報に開示されている
ものと基本的に同一である。
【0019】一方、図1の分岐指示ステージS40は、
上記のように各車輪5の摩耗量を測定した結果その搬送
台車3が再使用可能であるか否か、すなわち搬送台車3
のメンテナンスが必要かどうかを判定してその搬送台車
3の行き先を指示するためのもので、搬送台車3側の可
動側通信装置11との間で通信を行う固定側通信装置1
8のほかに分岐制御装置19が設けられている。
【0020】前記搬送台車3に付帯しているIDカード
12は、搬送台車3自体の各車輪5の摩耗量データ等を
管理するために設けられており、しかもその各車輪5の
摩耗量は図2に示したように測距センサ15と搬送台車
3側の基準面14との間の距離の変化として検出される
ことから、前記IDカード12は図3に示すように、搬
送台車3自体の周回数を管理する周回数エリア12a
と、過去周回した分の平均測長値を各車輪5ごとに管理
する平均測距データエリア12bと、前記平均測距デー
タと測長値とに基づいて算出した摩耗量そのものを各車
輪5ごとに管理する摩耗量データエリア12cとに分け
られている。
【0021】一方、各搬送台車3は車体組立ライン1を
一周するごとに、分岐指示ステージS40、測定ステー
ジS20および位置決め装置切換ステージS30をそれ
ぞれ必ず一回ずつ通過する。そして、後述するように各
搬送台車3が分岐指示ステージS40を通過する毎に、
前記IDカード12に書き込まれている周回数がその値
に1を加えたものに書き換えられて更新される。
【0022】また、図2に示す測定ステージS20で
は、搬送台車3が搬入される毎に搬送台車3の各車輪5
に対応している測距センサ15により基準面14との間
の距離を測定する。すなわち、測定ステージS20で
は、図2,4に示すように搬送台車3が位置決めされて
停止すると、測定制御装置17は通信装置11,16を
介してIDカード12に書き込まれている内容の全て、
すなわちその搬送台車3の周回数データと各車輪5ごと
の平均測距データおよび各車輪5ごとの摩耗量データを
読み出してこれらの情報を測定制御装置17側に取り込
む(図4のステップS1,S2,S3)。そして、上記
のように各測距センサ15にて基準面14までの距離を
測定する(ステップS4)。
【0023】図4の次のステップS5ではIDカード1
2に書き込まれている周回数を判断し、周回数が「0」
すなわち搬送台車3が初めて車体組立ライン1で使用さ
れるような場合には、各測距センサ15によって測定し
た測距データ(実測値)をそのまま通信装置11,16
を介してIDカード12の平均測距データエリア12b
に書き込む(ステップS5,S6)。
【0024】一方、搬送台車3の周回数が1〜9の場合
には、 新平均測距データ=(平均測距データ×周回数+実測
値)/(周回数+1) の演算を行って、その求めた各車輪5ごとの新たな平均
測距データを通信装置11,16を介してIDカード1
2の平均測距データエリア12bに書き込んで更新する
(ステップS7,S8)。
【0025】また、周回数が10以上の場合には、 新摩耗量データ=(平均測距データ)−(実測値) の演算を行って、各車輪5ごとの新たな摩耗量データを
通信装置11,16を介してIDカード12の摩耗量デ
ータエリア12cに書き込んで更新する(ステップS
9,S10)。
【0026】以上により、各搬送台車3に付帯している
IDカード12には、常に最新の周回数と平均測距デー
タおよび摩耗量データが記録されていることになる。
【0027】一方、測定ステージS20での測定を終え
た搬送台車3は次の位置決め装置切換ステージS30ま
で走行する。この位置決め装置切換ステージS30で
は、図1に示すように次の部品搬入ステージS11で搬
送台車3に搭載されるべき車体部品Wの種別データが位
置決め制御装置20側で把握されていることから、位置
決め制御装置20はそのドライブユニット10に対して
指令を与えて図2の移動機構8を介してロケートピン9
を移動させ、これにより各ロケートピン9の位置を該当
する種別の車体部品Wに応じた位置に切り換える。
【0028】この時、位置決め制御装置20は、図3,
5に示すように、その搬送台車3のIDカード12に書
き込まれている各車輪5ごとの摩耗量データを通信装置
11,21を介して読み出し(図5のステップS1
1)、それらの摩耗量データに基づいて左右前輪の平均
摩耗量データと、左右後輪の平均摩耗量データとを個別
に算出する(図5のステップS12)。なお、前記位置
決め装置切換ステージS30に設けられている通信装置
21は、測定ステージS20の通信装置16と同様もも
のである。
【0029】そして、位置決め制御装置20からドライ
ブユニット10に与えるべき位置指令値に上記の平均摩
耗量データを上乗せしてその位置指令値を補正した上
で、ドライブユニット10により図2のワーク位置決め
装置7の移動機構8を介して各ロケートピン9を動かす
(図5のステップS13)。これにより、最終的に位置
決めされるロケートピン9の位置として少なくとも各車
輪5の摩耗量に応じた上下方向の位置が修正され、上記
の車輪5の摩耗による車体部品Wの位置決め精度への影
響が回避される。
【0030】こうして、車体部品Wの種別に応じてワー
ク位置決め装置7のロケートピン9の位置が切り換えら
れた搬送台車3は部品搬入ステージS11まで走行し、
所定の車体部品Wを搭載して位置決めした上で各組立ス
テップS1〜S9を巡回する。
【0031】上記の各組立ステップS1〜S9を経た搬
送台車3は、部品搬出ステージS12でドロップリフタ
等に車体部品Wを引き渡すと空載状態となり、その空載
状態となった搬送台車3は分岐指示ステージS40に移
動する。
【0032】この分岐指示ステージS40では、図1,
2,6に示すように、搬送台車3のIDカード12に書
き込まれている周回数を、分岐制御装置19が通信装置
11,18を介して読み出し、その周回数に1に加えた
上でIDカードの周回数を書き換えて更新する一方(図
6のステップS21)、同じくIDカード12に書き込
まれている各車輪5ごとの摩耗量データを読み出す(図
6のステップS22)。
【0033】そして、左右前輪の摩耗量の差と、左右後
輪の摩耗量の差をそれぞれ個別に算出した上で(図6の
ステップS23)、それらの各摩耗量の差を予め設定さ
れている許容限界値と比較して搬送台車3の継続使用の
可否を判断し(図6のステップS24)、前後輪の少な
くとも一方の摩耗量の差が例えば0.3mm以上の場合
には分岐制御装置19はその搬送台車3に対して分岐指
示を出す(図6のステップS25)。
【0034】また、前後輪の摩耗量の差が0.3mm未
満であっても、前後輪のいずれか一つの摩耗量が例えば
3.0mm以上の場合には、上記と同様に分岐制御装置
19はその搬送台車3に対して分岐指示を出す(図6の
ステップS24,S26,S27)。この分岐指示は、
車輪5の摩耗が大きく、その搬送台車3を継続使用した
場合に車体部品Wの位置決め精度への影響が大きくメン
テナンスが必要と判断して出されるものである。そし
て、分岐指示が出された搬送台車3は、図1の分岐部2
2から台車メンテナンスステージS50に回されて、車
輪交換等のメンテナンスが施される。
【0035】このように本実施例によれば、搬送台車3
の車輪5の摩耗が許容限界内である場合にはそれに応じ
てワーク位置決め装置7のロケートピン9の位置を補正
する一方、車輪5の摩耗が許容限界値を越えた場合には
車体組立ライン1から分岐させて継続使用を中止して台
車メンテナンスステージS50に回すものであり、した
がって車輪5の摩耗による車体部品Wの位置決め精度へ
の影響を解消することができる。
【0036】ここで、上記実施例においては、図2に示
すように左右一対のロケートピン9,9を共通の移動機
構8で動かす場合の例を示したが、各ロケートピン9ご
とに個別に移動機構8を持たせてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、搬送軌道
上に、搬送台車の車輪の摩耗量を測定する測定工程を設
けるとともに前記搬送台車には記憶手段を設けて、前記
測定工程での測定によって得られた摩耗量データをその
都度新たに記憶手段に書き込む一方、前記切換工程で
は、搬送台車の記憶手段に記憶されている摩耗量データ
をその都度読み出してその摩耗量データに基づいて前記
ワーク位置決め手段の位置を修正するようにしたことに
より、搬送台車の車輪の摩耗による車体部品の位置決め
精度への影響がなくなり、従来に比べて車体部品の位置
決め精度が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車体組立ラインの平面
説明図。
【図2】測定ステージと搬送台車との関係を示す説明
図。
【図3】搬送台車に付帯しているIDカードの概念説明
図。
【図4】測定ステージでの処理手順のフローチャート。
【図5】位置決め装置切換ステージでの処理手順のフロ
ーチャート。
【図6】分岐指示ステージでの処理手順のフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…車体組立ライン 2…レール(搬送軌道) 3…搬送台車 5…車輪 7…ワーク位置決め装置 8…移動機構 9…ロケートピン(ワーク位置決め手段) 10…ドライブユニット 11…可動側通信装置 12…IDカード(記憶手段) 15…測距センサ 16…固定側通信装置 17…測定制御装置 19…分岐制御装置 20…位置決め制御装置 S1〜S9…組立ステージ S20…測定ステージ(測定工程) S30…位置決め装置切換ステージ(切換工程) S40…分岐指示ステージ(分岐指示工程) S50…台車メンテナンスステージ W…車体部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/64 8010−3F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向の位置調整が可能なワーク位置
    決め手段を有する搬送台車に対して前記ワーク位置決め
    手段を基準として車体部品を位置決めするとともに、こ
    の搬送台車を搬送軌道に沿って走行させ、前記搬送軌道
    上の車体組立工程ではワーク位置決め手段を基準として
    位置決めされた車体部品に対して所定の加工あるいは作
    業を施す一方、前記搬送軌道上の切換工程では該切換工
    程に設けられたドライブユニットにより前記ワーク位置
    決め手段の上下方向の位置を変更するようにした搬送台
    車による車体部品の位置決め方法において、 前記搬送軌道上に搬送台車の車輪の摩耗量を測定する測
    定工程を設けるとともに前記搬送台車には記憶手段を設
    けて、前記測定工程での測定によって得られた摩耗量デ
    ータをその都度新たに前記記憶手段に書き込み、 前記切換工程では、搬送台車の記憶手段に記憶されてい
    る摩耗量データをその都度読み出してその摩耗量データ
    に基づいて前記ワーク位置決め手段の位置を修正するこ
    とを特徴とする搬送台車による車体部品の位置決め方
    法。
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