JPH0619489Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH0619489Y2
JPH0619489Y2 JP4857988U JP4857988U JPH0619489Y2 JP H0619489 Y2 JPH0619489 Y2 JP H0619489Y2 JP 4857988 U JP4857988 U JP 4857988U JP 4857988 U JP4857988 U JP 4857988U JP H0619489 Y2 JPH0619489 Y2 JP H0619489Y2
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JP
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flange
lid
peripheral edge
container
flat
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JP4857988U
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康彦 青木
長平 萩田
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十條セントラル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、角形の口部を有する角筒状容器に短角筒型の
蓋体を着脱しうるように取付けた容器の蓋体の係脱機構
の改良に関するものである。
〔従来技術〕
従来の角筒状の容器の口部に、該容器胴部の横断面形状
と相似する外観の蓋体を嵌着した容器は、実願昭62-200
099号の明細書図面に示されるように、蓋体の周壁の内
面に容器口部のフランジに向って突出片が突設され、容
器胴部と蓋体とが同一位相を占め静止されている状態に
おいて前記突出片がフランジ下面に係合され、蓋体の平
坦内面とフランジの平坦内縁との間の間隔内において蓋
体が僅かに回動されると突出片とフランジとの係合が外
れるように突出片の長さ、前記間隔の広さを選定するこ
とにより、蓋体と容器との係脱を計った構造のものであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の実願昭62-200099号の考案の構造では、容器の運
搬,格納時の蓋体に不測の回動が生じた際、容器の転倒
等の際に蓋体が外れてしまう可能性が存する。
〔考案の目的〕
上述の現状に鑑み、本考案は角筒状の容器の口部を角形
とし、これに容器胴部の横断面形状に相似する横断面形
の角形の蓋体を不測の離脱の生じないよう確実に係止で
き、しかも僅かな回動による容易な取り外しとを行ない
うる構造が簡単で、しかも成形も容易な形状の容器を提
供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案は、角筒状容器の角
形の口部に、容器胴部の横断面形状と相似し、周縁隅部
を円弧形とされた外向きに張り出したフランジが形成さ
れており、該フランジに、フランジ外周縁形状と略相似
する横断面形状の周壁を有する可撓弾性材製の蓋体が該
フランジに外嵌されており、該蓋体の周壁は、隅部の円
弧内面でフランジの円弧周縁に密接し、かつ隅部間の平
坦内面で、フランジの平坦周縁との間に間隔を存してい
る。また、蓋体が角筒状容器の口部に嵌着され、静置さ
れている状態において、蓋体の周壁は、フランジ下面に
当接する内向きの突出片を一部に有しており、該突出片
の突出長さは、蓋体の円弧内面がフランジの円弧周縁に
沿って回動したとき、前記蓋体の平坦内面とフランジの
平坦周縁との間に形成される間隔内において、フランジ
の平坦周縁と重なる長さとされ、かつ前記回動時に突出
片の先端と重なるフランジ下面には、平坦周縁に向って
除々に深くなる切欠き部が形成されているという構成を
採用している。
〔作用〕
本考案は、上述の構成であるから、角筒状の容器の開口
部を角形の広い形状とし、ペースト状の内容物の出し入
れを容易とし、また蓋体も胴部横断面と相似形状の角形
とすることにより、格納,運搬時の積載効率を向上させ
ることができる。
また蓋体は容器口部のフランジの円弧周縁に円弧内面で
密接し、円弧内面間の平坦内面は、フランジの円弧周縁
間の平坦周縁と間隔を存しており、従ってフランジの円
弧周縁に沿って僅かな回動角であるけれども周方向に回
動でき、この回動によって、蓋体の周壁の内側に突設さ
れた突出片が、前述の間隔部分において、フランジの下
面に平坦周縁に向かって除々に深くなる形状の切欠き部
に係合すると該切欠き部によって係合が外れ、蓋体は容
易に容器口部より取り外される。また逆に既述のように
蓋体周壁の突出片が、前記間隔内で、フランジと僅かに
干渉する位置即ち前記切欠き部の位置を選定して、蓋体
を容器の口部に外嵌し、前述した方向とは逆方向に僅か
に回動させると、前記突出片がフランジの平坦周縁と重
なる十分な長さを存しているから、前記突出片は容器口
部のフランジ下面に係合し、蓋体が容器口部に嵌着さ
れ、容器胴部と蓋体とが同一位相を占め、静置されてい
る状態において、前述の突出片が口部のフランジ下面に
係合される。従って蓋体が僅かに回動されたとき、突出
片の先端が、前述の間隔部分において平坦周縁に配設さ
れた前述の切欠き部によって、フランジ下面との係合が
外れるように、突出片,フランジ、並びに切欠き部の形
状,寸法、あるいは既述の間隔の広さを選定することに
より、各種の大きさの角筒状容器に適用できるものであ
る。そして突出片がフランジの切欠き部に対応していて
も蓋体に引き上げ力を作用させない限り、蓋体の不測の
外れは防止される。
〔実施例〕
第1図乃至第7図は実施例の一例を示しており角筒状、
図示例では、横断面が略正四角形の筒状をなす容器1は
角形の口部2を有しており、この口部2に、容器胴部3
の横断面形状と相似し、周縁隅部4,5,6,7を円弧
形とされた外向きのフランジ8が張り出し形成されてい
る。
この口部2に外嵌される合成樹脂等の可撓弾性材製の蓋
体9は、フランジ8の外周縁10の形状と略相似する横断
面形状の周壁11を有し、蓋体9の周壁11は、隅部12,13,
14,15,の円弧内面16,17,18,19で、前記フランジ8の周
縁隅部の円弧周縁20,21,22,23に密接している。
また、蓋体9の周壁11の円弧内面16,17,18,19間の各平
坦内面24,25,26、27は、フランジ8の周縁隅部4,5,
6,7間の平坦周縁28,29,30,31との間に間隔Sを存し
て対峙させられている。
この間隔Sは、蓋体9がフランジ8の周縁隅部の円弧周
縁20,21,22,23に円弧内面16,17,18,19を沿わせて回動さ
れたとき回動方向における円弧周縁20,21,22,23に近接
した部位で若干拡開される。
そして、上述のように蓋体9が口部2に嵌着され、静置
されている状態においてフランジ8の下面32に当接す
る内向きの突出片33が蓋体9の周壁11の一部に突出形
成されている。この突出片33の突出長さlは、蓋体9の
円弧内面16,17,18,19がフランジ8の円弧周縁20,21,22,
23に沿って回動したとき、該突出片33の先端34が前述の
やや広がった間隔S内においてフランジ8の平坦周縁2
8,29,30,31と重なる長さに選定されている。また前記周
縁隅部4,5,6,7の円弧周縁20,21,22,23の蓋体9
の回転方向前方に位置する前記平坦周縁28,29,30,31に
おいて、フランジ8の下面には、該フランジ8の部分拡
大断面図を示す第3図、並びに同部分の拡大斜面図を示
す第4図、および後述される切欠き部40の断面図に示さ
れるように、前記平坦周縁28,29,30,31に向って除々に
深くなる斜面41を有する切欠き部40が、前記突出片33の
先端形状に合致する形状を存して配設されており、第1
図,第3図に示されるように、蓋体9がフランジ8の円
弧周縁20,21,22,23に沿って僅かに回動され、前記突出
片33が切欠き部40に係合する位置を占めるとき、フラン
ジ8に対して、蓋体9に上方に向って離脱させる作用力
を与えると、該切欠き部40は突出片33が前記斜面41に沿
って移動し易い形状とされているからフランジ8の下面
32から容易に離脱でき、蓋体9と容器1との係合の解除
をし易く構成されている。
前述の蓋体9がその円弧内面16,17,18,19をフランジ8
の円弧周縁20,21,22,23に沿わして僅かに矢印X方向に
回動すると、前記間隔Sはフランジ8の隅部4,5,
6,7の回動方向前方の部位において、若干間隔が広く
なり、その間隔S′は突出片33がフランジ8の切欠き部
40によってフランジ8の下面との係合を解くのに有効な
長さに選定される。
第3図,第6図は上述の作用を示すもので、蓋体9と容
器1とが係合している状態を示す部分拡大図であって、
フランジ8の平坦周縁31と蓋体9の平坦内面27とが前記
間隔Sを存して対峙しており、この位置において長さl
なる突出片33の先端34がフランジ8の下面32に重なり、
突出片33により蓋体9がフランジ8に係合されている。
第7図は蓋体9とフランジ8との係合を外す状態を示す
もので、蓋体9をフランジ8の円弧周縁20,21,22,23に
沿って僅かに回動したとき、フランジ8の隅部4,5,
6,7の前方の部位において、前記切欠き部40に前記突
出片33が係合され、フランジ8の平坦周縁31と蓋体9の
平坦内面27との対峙面の間隔Sが広がって間隔S′が形
成され、前記突出片33の先端34はフランジ8の下面に離
脱し易い係合とされている。前記突出片33の長さlは前
述の間隔Sに対して蓋体9のフランジ8に対して十分な
係合長さを存しているため、第3図に示されるように前
記切欠き部40に突出片33が係合された位置において、前
述のごとくフランジ8から係合を外し易い状態とされて
いるから、この時蓋体9にフランジ8に対して離脱方向
への力を作用させれば、前記突出片33は、切欠き部40の
斜面41に沿って上方に移動し、フランジ8から容易に係
合を外すことができるように作用するものである。
上述の実施例は何れも容器が横断面略四角形状とされて
いるが角筒形状としては、五角形,六角形の如何なる形
状であってもよいことは勿論である。
なお、蓋体の嵌着は取り外しと逆手順で行なうものであ
る。
図示例では、容器口部のフランジ上面と蓋体頂部内面と
の間に介装される密封用のパッキングの図示が省略して
あるが、使用時に該パッキングが介装されることは勿論
である。
[効果] 本考案は、以上説明した構成,作用のものであって、角
筒状の容器の口部を角形とし、これに容器胴部の横断面
形状に相似する横断面形の角形の蓋体を容器に係止する
さいに、蓋体の内面に十分な長さの突出片が設けられて
いるから、蓋体の係合が確実なものとすることができる
と共に、突出片に対応しフランジ面に斜面を有する切欠
き部を設けることにより、蓋体の僅かな回動によっても
容易に取り外しができるから蓋体の着脱が容易にできる
効果を奏しめるものである。
また仮に蓋体が回動され、突出片がフランジの切欠き部
に対応する位置にもたらされても、蓋体に引き上げ力を
作用させない限り突出片の先端は切欠き部を通り抜けら
れないので、その状態で容器が転倒されたとしても、蓋
体の不測の外れが生ずることは無く、蓋体の確実な嵌着
状態を保持できる効果がある。また構造が簡単で成型も
容易であり、加工寸法などに誤差があっても、蓋体の嵌
着が確実に行われ、経済性の向上にも効果を奏しめるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例を容器のフランジ面で横断して示した断
面図で、第2図中1−1線位置の断面図、第2図は第1
図に示すものの一部切欠斜面図、第3図は第1図中III-
III線断面図、第4図は、第1図中周縁隅部4部分の拡
大斜面図、第5図は第4図中V−V線断面図、第6図は
実施例のものの蓋体9の係合位置における作用の説明
図、第7図は実施例のものの蓋体9の係合が外れる位置
における作用の説明図である。 1:容器、2:口部、3:胴部、4,5,6,7:周縁
隅部、8:フランジ、9:蓋体、10:外周縁、11:周
壁、12,13,14,15:隅部、16,17,18,19:円弧内面、20,2
1,22,23:円弧周縁、24,25,26,27:平坦内面、28,29,3
0,31:平坦周縁、32:下面、33:突出片、34:先端、4
0:切欠き部、l:突出長さ、S:間隔、S′:広がっ
た間隔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】角筒状容器の角形の口部に、容器胴部の横
    断面形状と相似し、周縁隅部を円弧形とされた外向きの
    フランジが張り出し形成されており、該フランジに、フ
    ランジ外周縁形状と略相似する横断面形状の周壁を有す
    る可撓弾性材製の蓋体が該フランジに外嵌されており、
    該蓋体の周壁は、隅部の円弧内面でフランジの円弧周縁
    に密接し、隅部間の平坦内面で、フランジの平坦周縁と
    の間に間隔を存していると共に、蓋体が角筒状容器の口
    部に嵌着され、静置されている状態において、フランジ
    下面に当接する内向きの突出片を一部に有しており、該
    突出片の突出長さは、蓋体の円弧内面がフランジの円弧
    周縁に沿って回動したとき、前記蓋体の平坦内面とフラ
    ンジの平坦周縁との間に形成される間隔内において、フ
    ランジの平坦周縁と重なる長さとされ、かつ前記回動時
    に突出片の先端と重なるフランジの下面には、平坦周縁
    に向って徐々に深くなる切欠き部が形成されていること
    を特徴とする容器。
JP4857988U 1988-04-11 1988-04-11 容 器 Expired - Lifetime JPH0619489Y2 (ja)

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JPH01150551U JPH01150551U (ja) 1989-10-18
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