JPH0423800Y2 - - Google Patents

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JPH0423800Y2
JPH0423800Y2 JP1986186760U JP18676086U JPH0423800Y2 JP H0423800 Y2 JPH0423800 Y2 JP H0423800Y2 JP 1986186760 U JP1986186760 U JP 1986186760U JP 18676086 U JP18676086 U JP 18676086U JP H0423800 Y2 JPH0423800 Y2 JP H0423800Y2
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groove
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JP1986186760U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体調味料等の液体または粉末の物
品を包装し、必要に応じて開蓋して容器本体から
収納物品を取り出す包装容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の包装容器にあつては、第6図示
のようにパネル部aの全周に垂設した周壁部bを
備える可撓性のある合成樹脂により形成された蓋
体Aを、容器本体Bの開口部cに該周壁部bを外
嵌して閉蓋する包装容器である。該容器本体Bの
開口部c外周面にその周方向に延びる複数の溝部
dを設け、蓋体Aの周壁部b内面には該内面から
突出させた複数の係合片eを設け、該蓋体Aの周
壁部bを容器本体Bの開口部cに押圧しながら嵌
合させると、周壁部b内面に設けた係合片eが開
口部c外周面に圧接し周壁部bの径を拡張しなが
ら開口部c外周面に沿つて下降し、次いで、該係
合片eが溝部dに弾発的に挿入されて係合し抜け
止めされて閉蓋されるものが知られている。そし
て、開蓋するときには、蓋体Aを容器本体Bから
引き離すと前記係合片eと溝部dとの係合が解除
されて開蓋されるものである。このような構造に
よるときには、蓋体Aの周壁部bを容器本体Bの
開口部cに押圧しながら外嵌するだけで開蓋する
ことができ、また、開蓋するときには、蓋体Aを
容器本体Bに対して引き離すだけで閉蓋できるの
で便利である。
しかしながら、このような構成を採用するとき
には、閉蓋するときに蓋体Aの周壁部bが外方に
内径を拡張しなければならないので、蓋体Aは可
撓性のある合成樹脂でなければならない。このた
め、閉蓋動作を繰り返すうちに、周壁部bの内径
が拡張変形し係合片eが溝部dに弾発的に挿入さ
れなくなり、最後には溝部eと係合が不良となる
不都合がある。
更に、閉蓋の際、蓋体Aの周壁部bが嵌合する
ときに内径が拡張し易くするためには、パネル部
aから垂下する周壁部bの幅が長いことが必要で
あり、このために蓋体Aが大きくなり、また、そ
の形状が限定される不都合がある。
〔解決すべき問題点〕
本考案は、かかる不都合を解消して閉蓋動作を
繰り返しても蓋体と容器本体との嵌合が確実に行
われ、更に蓋体の全体の形状を小さくできると共
に可撓性のある合成樹脂のみならず金属等のよう
に剛性の高い材料で蓋体を形成した包装容器を提
供するものである。
〔問題点を解決する手段〕
本考案は、このためにパネル部の全周に垂設し
た周壁部を備える蓋体を、容器本体に開口部に該
周壁部を外嵌して閉蓋する包装容器において、容
器本体の開口部外周面にその周方向に延びる複数
の一端が開らかれた溝部を設け、蓋体の周壁部内
面に基端部が固着され先端部が該内面の周方向に
沿つて斜め前方に突出すると共に先端縁が下端か
ら上端に向かつて幅広となる複数の舌片を周壁部
内面側に弾性変形により揺動自在に設け、蓋体の
周壁部を容器本体の開口部に外嵌したときに前記
舌片が弾性変形により揺動して前記溝部に嵌入し
て蓋体を抜け止めすると共に蓋体を容器本体に対
して回転したとき該舌片が溝部の開かれた端部か
ら抜け出すことを特徴とする。
本考案の蓋体は、従来のように可撓性のある合
成樹脂で全体構成を形成するか、または、蓋体を
ブリキ、テンフリースチール、アルミニウム等の
金属で形成し、後述するように周壁部内面に形成
する舌片を別体に形成して装着してもよい。
蓋体の形状は、基本的には全体が円筒状のもの
また、角柱状のものであつてもよく、周壁部内面
が後述する容器本体の開口部に対して回転させる
ことができる形状であればよい。そして、該蓋体
は、パネル部と該パネル部の全周に垂設した周壁
部とからなる。該周壁部は、容器本体の開口部に
外嵌することができる内径を有する。
該周壁部の内面には、その周方向に沿つて所定
の間隔を存して基端部が固着され先端部が自由端
である弾性材からなる舌片を備える。該舌片の先
端縁は、蓋体の周壁部側の下端から上端に向かつ
て幅広となるようにした傾斜縁と、該傾斜縁と角
をなして先端部を形成する上縁とを備え、蓋体を
容器本体の開口部に外嵌するときに、開口部の端
縁に傾斜縁が当接して開口部外周面上に滑り込
む。
その形状は、好ましくは該傾斜縁を斜辺とする
大略直角三角形であるが、必ずしもこれに限られ
ない。
該舌片は、蓋体と一体に形成してもよいが、蓋
体を金属等で形成するときには、周壁部内面に装
着可能な別部材で構成してもよい。
容器本体は、合成樹脂、ガラス、金属等からな
り、その開口部の外周面にその周方向に沿つて延
びる前記舌片の位置に対応させた複数の溝部を備
える。該溝部は、前記舌片の先端部が挿入可能な
幅を備えたもので、開口部の外周面に突設したも
のであつてもよく、また外周面に2条の突条を平
行に設けて両突条の間に形成される凹部であつて
もよい。好ましくは、該溝部は、一端が閉じられ
他端が開口部の開口縁に至ると共に開かれた形状
とする。このような形状とするときには、一旦、
前記舌片が該溝部に先端部が挿入されたときに
は、溝部が閉じられた方向に蓋体を回転しても開
蓋することができず、他方向に回転するときのみ
開蓋できる。
〔作用〕
本考案は、このように構成したので、蓋体の周
壁部を容器本体に外嵌させて押すときには、蓋体
の周壁部の内面に設けた舌片が容器本体の開口部
端縁に沿つて滑りながら周壁部内面側に弾性変形
により揺動して容易に溝部に至り、該溝部内に舌
片の先端部が挿入されて係合し蓋体は抜け止めさ
れる。
そして、蓋体を容器本体に対して回転させると
きには、蓋体の舌片と容器本体の溝部との係合が
該溝部の開かれた端部で解除されて開蓋する。
〔実施例〕
本考案の実施の一例を示す第1図乃至第4図に
従つて更に詳説すれば次の通りである。
1は、蓋体であり、ポリプロピレン、ポリエチ
レン等の合成樹脂で形成した。2は、容器本体で
あり、前記と同様の合成樹脂で形成した。
蓋体1は、パネル部3と該パネル部3の全周に
垂設した筒状の周壁部4とからなり、全体形状を
略カツプ状とした。該周壁部4の内面には、その
周方向に等間隔を存して、かつ周方向に沿つて4
個の舌片5を基端部を固着し先端部を自由端とし
て斜め前方に向かつて突設した。該舌片5は、周
壁部4内面の下端から上端に向かつて幅広に形成
して傾斜縁5aと上縁5bとを備えるようにし
た。6は、容器本体2の開口部端縁8に当接する
シール部材である。
容器本体2は、蓋体1の周壁部4が外嵌できる
開口部を備え、該開口部の外周面にその周方向に
間隔を存して4個の同形の溝部7を穿設した。該
溝部7は、一端部7aは閉じられており、他端部
7bは開口部端縁8に至ると共に開いている。
このように構成したので、閉蓋するときには、
第4図A示のように、蓋体1の周壁部4を容器本
体2の開口部に外嵌させてパネル部3側を押圧す
ると、周壁部4内面の舌片5の傾斜縁5aが開口
部端縁8に当接し滑り込み、次いで第4図B示の
ようにその先端部が周壁ブロツク4内面側に弾性
変形により揺動し、その後、第4図C示のよう
に、舌片5は、溝部7に挿入され先端部が弾発的
に突出して溝部7底面に圧接して、そして上縁5
bが溝部7に係合する。このように舌片5が溝部
7の底面に圧接しているので、振動などの衝撃が
加えられても、蓋体1の開蓋状態に影響がない。
そして、第3図示のように、容器本体2に対して
回転するときには、各舌片5が溝部7の閉じられ
た端部7aに係止されて回り止めされる。
開蓋するときには、回り止めされた蓋体1を反
対方向に回転すると、舌片5は、溝部7の開かれ
た端部7bから抜け出して溝部7との係合が解除
される。
第5図は、本考案の他の実施例を示すもので、
蓋体1を金属で形成し、その周壁部4の内面に前
記と同様の合成樹脂で形成したリング状基部9に
舌片5を一体に形成して、これを周壁部4の下縁
に形成したカール部10で固着した。その他の構
成は、前記実施例と異ならない。
このように構成することにより、蓋体内面に舌
片を一体に形成することが困難な金属でも本考案
を実施できる。
〔効果〕
本考案は、以上のことから明らかなように、蓋
体の周壁部内面に該内面の周方向に沿つて基端部
を固着し先端部を自由端として斜め前方に向かつ
て突出した複数の舌片を設けるようにしたので、
閉蓋するときに周壁部を外方に径を拡張する構成
を必要としないので、従来のように周壁部が外方
に変形して係合が緩くなるような不都合がなく、
更に、周壁部を長く設ける必要がないので、形状
が制限されず任意の長さとすることができ、ま
た、金属製の蓋体にも適合することができ、更に
各舌片が溝部に弾発的に突出して挿入されるの
で、蓋体の内壁部の内径にバラツキがあつても支
障のない包装容器を提供するの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本考案の実施の一例を示
すもので、第1図は、一部を削除した正面図、第
2図は、開蓋状態の斜視図、第3図は、第1図の
−線断面図、第4図は、閉蓋操作を説明する
ための線図、第5図は、本考案の他の実施例を示
す断面図、第6図は、従来例を示す一部を削除し
た正面図である。 1……蓋体、2……容器本体、3……パネル
体、4……壁部、5……舌片、7……溝部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 パネル部の全周に垂設した周壁部を備える蓋
    体を、容器本体の開口部に該周壁部を外嵌して
    閉蓋する包装容器において、容器本体の開口部
    外周面にその周方向に延びる複数の一端が開か
    れた溝部を設け、蓋体の周壁部内面に基端部が
    固着され先端部が該内面の周方向に沿つて斜め
    前方に突出すると共に先端縁が下端から上端に
    向かつて幅広となる複数の舌片を周壁部内面側
    に弾性変形により揺動自在に設け、蓋体の周壁
    部を容器本体の開口部に外嵌したときに前記舌
    片が弾性変形により揺動して前記溝部に嵌入し
    て蓋体を抜け止めすると共に蓋体を容器本体に
    対して回転したとき該舌片が溝部の開かれた端
    部から抜け出すことを特徴とする包装容器。 2 前記溝部が、その一端が閉じられており、他
    端が容器本体の開口部の開口縁に延びて開かれ
    たものであることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の包装容器。 3 前記舌片を蓋体と別体に形成し、該舌片を蓋
    体の周壁部内面に装着したことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の包装容器。
JP1986186760U 1986-12-05 1986-12-05 Expired JPH0423800Y2 (ja)

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JPS5730921U (ja) * 1980-07-30 1982-02-18

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