JPH0619466A - 音楽情報処理システム - Google Patents

音楽情報処理システム

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Publication number
JPH0619466A
JPH0619466A JP4174566A JP17456692A JPH0619466A JP H0619466 A JPH0619466 A JP H0619466A JP 4174566 A JP4174566 A JP 4174566A JP 17456692 A JP17456692 A JP 17456692A JP H0619466 A JPH0619466 A JP H0619466A
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JP
Japan
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data
music
music data
time
output
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Pending
Application number
JP4174566A
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English (en)
Inventor
Yasushi Sato
康史 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4174566A priority Critical patent/JPH0619466A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】メモリの上位アドレスを時分割チャンネルデー
タまたは回路区別データとともに、データバスを介し出
力し、メモリに対するアクセス主体のアドレスビット不
足を補う。 【構成】マスタトーンジェネレータまたはスレーブトー
ンジェネレータ106からROM107に、アドレスバ
ス115を介し、下位読み出しアドレスデータRAが時
分割に供給され、楽音波形データMWが時分割に読み出
される。拡張アドレスジェネレータのラッチには、マス
タCPUにより、データバス116を介し、上位読み出
しアドレスデータRA(音色ナンバ)がセットされ、ラ
ッチは、回路の区別を示すマスタ/スレーブビット信号
M/S及び時分割チャンネルナンバデータに基づき選択
される。上位読み出しアドレスデータRAは、セレクタ
を介し、チャンネルの分割時間及びマスタ/スレーブの
切り換え分割時間に出力され、アドレスバス115を介
しROM107に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽情報処理システム
に関し、特に1つの音楽情報が長くて、分割して処理し
なくてはならないシステムに関する。
【0002】
【従来技術】従来、音楽情報の処理、例えば楽音波形デ
ータの記憶、アクセスにおいては、楽音波形データをR
OMまたはRAM等のメモリに記憶し、このメモリにア
ドレスデータを供給して楽音波形データをアクセスして
いた。
【0003】上記楽音波形データのビット数は8ビット
等であるが、上記アドレスデータのビット数は必ずしも
楽音波形データのビット数と等しくないこともあり、メ
モリの記憶容量、すなわちアドレス数に対応したものと
なる。例えば、メモリの記憶容量が255番地であれ
ば、アドレスデータは8ビットとなり、4095番地で
あれば、アドレスデータは12ビットとなり、6553
5番地であれば、アドレスデータは16ビットとなる。
従って、データバスラインが8ビット、アドレスバスラ
インが16ビットということもありうることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなメモリに接続される制御回路(音楽データ出力手
段)、例えば、トーンジェネレータ、CPU等の処理ビ
ット数は固定されていた。このため、メモリに記憶さる
楽音波形データの量を増大させると、メモリのアドレス
データのビット数が、上記トーンジェネレータ、CPU
等の処理ビット数を越えてしまい、ビット数の整合をと
ることができなかった。従って、トーンジェネレータ、
CPU等の制御回路に接続されるメモリの容量は、上記
制御回路のビット数に対応したものとなり、メモリの容
量を大きくすることに限界があった。このことは、メモ
リの容量に限られず、データを送る先の回路の処理ビッ
ト数やアドレスバス等のバスラインのビット数等でも同
様であった。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、本発明の目的は、トーンジェネレ
ータ、CPU等の音楽データ出力手段の処理ビット数
が、波形メモリ等の音楽データを受け取る手段の処理ビ
ット数より小さくても、両手段を接続して、データ処理
を円滑に行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、音楽データが2つ以上に分けられ、第
1の音楽データがそのまま時分割または回路別に出力さ
れ、残りの第2音楽データが記憶され、上記音楽データ
に対応する時分割チャンネルデータまたは回路区別デー
タも出力されて記憶され、このとき時分割チャンネルデ
ータに応じた分割時間または回路区別データに応じた切
り換え時間において、上記第2音楽データが出力される
ようにした。
【0007】
【作用】これにより、ビット数の長い1つの音楽データ
が2つ以上に分けられ、両データが時分割または回路別
の時間同期制御がとられて出力される。従って、処理ビ
ット数の小さい手段から処理ビット数の大きい手段に向
って大きいビット数の音楽データを送ることができ、両
手段のビット数の整合をとることができる。また、音楽
データの送受にあたって、一方の手段の処理ビット数に
対し、他方の処理ビット数を拡張できて、全体回路の一
部のみにおいて、不整合を生じることなく、記憶容量等
の処理容量を拡大できる。
【0008】
【実施例】
《1》全体回路 図1は電子楽器の全体回路を示す。入力/出力回路10
0には、キーボード(図示せず)、パネルスイッチ群
(図示せず)及びMIDIインターフェイス(図示せ
ず)の各キー、各スイッチのオン/オフイベントデー
タ、その他のデータが記憶される。このオン/オフイベ
ントは、スキャナー(図示せず)によって検出される。
上記キーボードは、弦、管(リード)、打(パッド)、
コンピュータのキーボード等で代用できる。
【0009】ROM101には、後述するフローチャー
トに対応し、かつメインCPU103が実行するプログ
ラム、その他の処理に対応するプログラム、各種データ
が記憶されている。RAM102には、メインCPU1
03の処理に使われる各種データ及び処理した各種デー
タが記憶される。メインCPU103によって、上記入
力/出力回路100のイベントキューレジスタEQに記
憶されたイベントデータが図3に示すフォーマットに変
換され、送受制御回路104へ送られる。
【0010】アドレスバス113を介して、アドレスデ
ータが送受制御回路104、入力/出力回路100、R
OM101、RAM102、メインCPU103、キー
ボード、パネルスイッチ群、スキャナの間で送受され
る。また、データバス114を介して、各種情報(イベ
ントデータEV及びコマンドデータCM等のデータ及び
プログラム)が送受制御回路104、入力/出力回路1
00、ROM101、RAM102、メインCPU10
3、キーボード、パネルスイッチ群、スキャナの間で送
受される。
【0011】マスタトーンジェネレータ105及びスレ
ーブトーンジェネレータ106では、送受制御回路10
4を通じて送られたイベントデータEVに応じた楽音デ
ータが生成され、この楽音データはD−Aコンバータ1
10、110、アナグロミキサ111を介し、サウンド
システム112で発音される。
【0012】ROM107には、後述するフローチャー
トに対応し、かつマスタトーンジェネレータ105のマ
スタCPU301が実行するプログラム、その他の処理
に対応するプログラム、各種データが記憶されている。
この各種データには、複数種類の音色に応じた楽音波形
データMWが含まれる。この複数音色の楽音波形データ
MWは順次時分割に読み出されて、マスタトーンジェネ
レータ105及びスレーブトーンジェネレータ106へ
送られ、楽音データが生成される。RAM108には、
各種処理に使われる各種データ及び処理した各種データ
が記憶される。
【0013】アドレスバス115を介して、アドレスデ
ータが送受制御回路104、マスタトーンジェネレータ
105、スレーブトーンジェネレータ106、ROM1
07、RAM108の間で送受される。また、データバ
ス116を介して、各種情報(イベントデータEV及び
コマンドデータCM等のデータ及びプログラム)が送受
制御回路104、マスタトーンジェネレータ105、ス
レーブトーンジェネレータ106、ROM107、RA
M108、メインCPU103、キーボード、パネルス
イッチ群、スキャナの間で送受される。
【0014】上記送受制御回路104では、上記CPU
103等の回路群とマスタトーンジェネレータ105及
びスレーブトーンジェネレータ106等の回路群との間
の各種情報の送受の制御が行われる。外部リセット回路
117から、メインCPU103及び送受制御回路10
4には、電源投入時等に外部リセット信号RESETが
送出され、イニシャル状態にリセットされる。
【0015】また、送受制御回路104からマスタトー
ンジェネレータ105及びスレーブトーンジェネレータ
106には、上記外部リセット信号RESETに対応し
たマスタリセット信号M−RST及びスレーブリセット
信号S−RSTがずれて送出され、イニシャル状態にリ
セットされる。マスタクロックジェネレータ109か
ら、送受制御回路104、マスタトーンジェネレータ1
05及びスレーブトーンジェネレータ106には、マス
タクロック信号MCKが送出され、各種処理の同期がと
られる。
【0016】《2》送受制御回路104 図2は、上記送受制御回路104を示す。上記データバ
ス114上の各種情報(イベントデータEV及びコマン
ドデータCM等のデータ及びプログラム)はインターフ
ェイスユニット203を介して、上記データバス116
へ送出されたり、データバス116上の各種情報はイン
ターフェイスユニット203を介して、データバス11
4上へ送出される。
【0017】また、上記データバス116上のデータ
は、拡張アドレスジェネレータ205に記憶され、それ
ぞれの時分割チャンネルに応じたタイミングで、上記ア
ドレスバス115上へ出力される。この記憶されるデー
タは、ROM107の楽音波形データMWの上記読み出
しアドレスデータRAの上位2ビットデータ(拡張アド
レスデータ)であり、この楽音波形データMWの読み出
しの時分割チャンネルナンバデータCNと、マスタ/ス
レーブビット信号M/Sとによって、出力タイミングが
制御される。
【0018】この上位読み出しアドレスデータRAと時
分割チャンネルナンバデータCNとマスタ/スレーブビ
ット信号M/Sとは、マスタCPU301によってRA
M108のアサインメントメモリ306より読み出され
拡張アドレスジェネレータ205へ送られる。拡張アド
レスジェネレータ205では、時分割チャンネルナンバ
データCN及びマスタ/スレーブビット信号M/Sに応
じた分割時間において、上位読み出しアドレスデータR
Aが出力され上記ROM107に送られて、楽音波形デ
ータMWが読み出される。
【0019】デコーダ201では、メインCPU103
からのアドレスデータ、リード/ライト信号RD1/W
R1の反転信号が変換され、この変換信号がインターフ
ェイスユニット203に供給され、インターフェイスユ
ニット203とデータバス114との間の上記各種情報
の入出力制御が行われる。
【0020】デコーダ202では、マスタトーンジェネ
レータ105またはスレーブトーンジェネレータ106
からのアドレスデータ、リード/ライト信号RD2/W
R2の反転信号が変換され、この変換信号がインターフ
ェイスユニット203に供給され、インターフェイスユ
ニット203とデータバス116との間の上記各種情報
の入出力制御が行われる。上記変換信号は、アドレスデ
ータの一部(上位数ビットデータ)又は全部が特定の値
になったときにハイレベルとなるアドレスコントロール
信号ADC1、ADC2と、上記リード/ライト信号R
D1/WR1、RD2/WR2である。
【0021】このアドレスデータの特定の値は、メイン
CPU103サイドから見て、インターフェイスユニッ
ト203(またはマスタトーンジェネレータ105、ス
レーブトーンジェネレータ106、ROM107または
RAM108)がアドレス指定されたときのアドレス
値、またマスタトーンジェネレータ105サイドから見
て、インターフェイスユニット203または(入力/出
力回路100、ROM101またはRAM102)がア
ドレス指定されたときのアドレス値である。上記アドレ
スコントロール信号ADC1、ADC2は、イベントデ
ータEV、コマンドデータCMの伝送指示信号、または
インターフェイスユニット203のチップイネーブル信
号を使ってもよい。
【0022】上記マスタクロックジェネレータ109か
らのマスタクロック信号MCKは、クロックジェネレー
タ204に入力され、各種クロック信号φ0〜φA、サ
ブマスタクロック信号SMCKが生成出力される。クロ
ック信号φ0〜φAは上記拡張アドレスジェネレータ2
05に入力され、時分割チャンネルの切換制御が行われ
る。
【0023】上記クロック信号φ0〜φA及び上記外部
リセット回路117からの外部リセット信号RESET
は、リセットコントローラ206に入力され、上記マス
タリセット信号M−RST及びスレーブリセット信号S
−RSTが生成され、上記マスタトーンジェネレータ1
05及びスレーブトーンジェネレータ106へ送られ
る。このリセットコントローラ206からは、内部リセ
ット信号RSTも生成され、上記クロックジェネレータ
204及び拡張アドレスジェネレータ205へ送られ、
イニシャル状態にリセットされる。
【0024】《3》インターフェイスユニット203 図3はインターフェイスユニット203を示す。データ
バス114上の情報D10〜D17は、ラッチ501、
バッファ502を介して、データバス116上へ送られ
る。一方、データバス116上の情報D20〜D27
は、ラッチ504、バッファ503を介してデータバス
114上へ送られる。
【0025】上記メインCPU103からのライト信号
WR1の反転信号と上記デコーダ201からのアドレス
コントロール信号ADC1とは、ナンドゲート505を
介して、上記ラッチ501にラッチ信号として供給され
る。ラッチ501へのラッチは、ラッチ信号のアップエ
ッジで行われる。上記マスタCPU301からのリード
信号RD2の反転信号と上記デコーダ202からのアド
レスコントロール信号ADC2とは、ナンドゲート50
7を介して、上記バッファ502にゲート信号として供
給され、情報D10〜D17がデータバス116上へ送
られる。
【0026】一方、上記マスタトーンジェネレータ10
5/スレーブトーンジェネレータ106からのライト信
号WR2の反転信号と上記デコーダ202からのアドレ
スコントロール信号ADC2とは、ナンドゲート508
を介して、上記ラッチ504にラッチ信号として供給さ
れる。ラッチ504へのラッチは、ラッチ信号のアップ
エッジで行われる。上記メインCPU103からのリー
ド信号RD1の反転信号と上記デコーダ201からのア
ドレスコントロール信号ADC1とは、ナンドゲート5
06を介して、上記バッファ503にゲート信号として
供給され、情報D20〜D27がデータバス114上へ
送られる。
【0027】なお、上記ラッチ501、504は、8ビ
ット以上のデータを記憶できてもよいし、複数の8ビッ
トデータを記憶できてもよい。また、上記アドレスコン
トロール信号ADC1/ADC2は、デコード201/
202を介さず、直接メインCPU103/マスタCP
U301から供給されてもよい。さらに、上記インター
フェイスユニット203は、データの送受のほかアドレ
スデータと通信制御データTC等、その他のデータと通
信制御データTCの通信に転用可能である。また、この
インターフェイスユニット203は、非同期タイプであ
るが、同期タイプであってもよい。さらに、上記ラッチ
501、504、バッファ502、503は、データ通
信の形態に応じて省略することもできるし、データバス
に変更することもできる。
【0028】《4》イベントデータEV及びコマンドデ
ータCM 図4はイベントデータEV及びコマンドデータCMのフ
ォーマットを示す。8ビットのイベントデータEVは、
主にメインCPU103から8ビットのデータバス11
4を介し上記インターフェイスユニット203に送ら
れ、さらに8ビットのデータバス116を介しマスタC
PU301に送られ、楽音制御及び通信制御等が行われ
る。コマンドデータCMは、主にマスタCPU301か
ら上記インターフェイスユニット203を介してメイン
CPU103に送られ、次のイベントデータEVのリク
エストまたは情況伝達等が行われる。
【0029】上記イベントデータEVには、キーオン/
オフ、音色変更、音量変更、音色毎の音程変更、全体の
音程変更及び再初期化の6種類がある。各種類のイベン
トデータEVは4つの8ビットデータを1ブロックとし
て構成されている。4つのうち1番目のイベントデータ
EVは全て“11110100”であり、イベントであ
ることを示す。但し再初期化は“10000000”で
あり、他のイベントと区別される。
【0030】2番目のイベントデータEVの最上位ビッ
トを除いた上位5ビットは、上記イベントの上記各種類
を示し、この2番目のイベントデータEVに基づいて、
マスタCPU301によって、各イベントの識別が行わ
れる。この2番目のイベントデータEVの下位2ビット
は音色チャンネルを示している。この音色チャンネルに
は同時に発音可能な4種類の音色の音色ナンバを割り当
てることができ、この音色ナンバは上記パネルスイッチ
群等で選択され、上記それぞれの音色チャンネルは上記
4種類の音色が割り当てられた各音色チャンネルのナン
バデータを示している。この音色チャンネルは上記時分
割チャンネルナンバデータCNまたは上記音色ナンバデ
ータとしてもよい。
【0031】3番目及び4番目のイベントデータEV
は、上記各イベントの内容を示し、この3番目及び4番
目のイベントデータEVに基づいて、マスタCPU30
1によって、各イベントの実行が行われる。具体的に
は、キーナンバデータ、タッチデータ(ベロシティデー
タ)、音色ナンバデータ、音量データ、音程データ等で
ある。
【0032】上記各イベントデータEVの先頭の1ビッ
トは通信制御データTCである。イベントデータEVの
1番目から4番目まで“1”“0”“1”“0”と変化
し、これにより受信されたイベントデータEVの順番が
識別される。1番目の“1”と3番目の“1”、2番目
の“0”と4番目の“0”とは、マスタCPU301の
コマンドデータCMに基づいて識別される。むろん通信
制御データTCのビット数は1以上としてもよいし、イ
ベントデータEVのビット数は8以外でもよい。
【0033】コマンドデータCMは、次のイベントデー
タEVの送信リクエストを示し、リクエストするイベン
トデータEVの順番に応じて“00000000”“0
0000001”“00000010”“000000
11”と変化する。また情況伝達のコマンドデータCM
は、通信正常終了“0FFн”、コマンド解釈エラーの
異状終了“0E0н”、タイムアウトの異状終了“0E
Eн”である。
【0034】なお、上記イベントデータEVは、テン
ポ、リズム、エフェクト、変調、クオンタイズ、キース
ケーリング等のイベントを含んでもよいし、通信制御デ
ータTCは、複数のデータの順番のほか、受信先、送信
元、送信ユニット数、データバイト数、データビット
長、データ通信速度、誤り検出の方法等の通信条件(プ
ロトコル)を示してもよい。また、上記イベントデータ
EV及びコマンドデータCMは、ROM101、107
に記憶されたプログラム内に含まれるが、RAM10
2、108のテーブルに記憶され、必要に応じて書き換
えられてもよい。
【0035】上記イベントデータEV及びコマンドデー
タCMの送受信は、メインCPU103及びマスタCP
U301の間だけでなく、電子楽器、シーケンサ、コン
ピュータ、リズムマシンの各間、トーンジェネレータ、
エンベロープジェネレータ、アドレスコントローラ、キ
ーアサイナ、音色コントローラ、タッチレスポンスコン
トローラ、クオンタイズコントローラ、変調コントロー
ラ、エフェクトコントローラ、プログラムコントロー
ラ、インターフェイス、サウンドシステムの各間で行わ
れてもよい。また、データ通信ビット数は、8ビット以
外の16ビット、32ビット等でもよい。
【0036】上記イベントデータEV及びコマンドデー
タCMの送受信は、後述するメインCPU103及びマ
スタCPU301の音楽処理のメインルーチン内で実行
される。従って、割り込み処理内で実行されないから、
上記通信処理が各処理の中で必ず予め決められた順番で
実行され、通信処理が安定して円滑に実行される。ま
た、上記通信制御データTCはイベントデータEV内の
データとともにパラレルに送信されるので、データ通信
ビットにおいて無駄な空きビットがなくなり、システム
全体を有効に使うことができる。さらに、上記通信制御
データTCとイベントデータEV内のデータとが同時に
送信されるので、通信制御データTCに応じた処理とイ
ベントデータEV内のデータに応じた処理とが同時また
は短い時間内に行われ、イベントに応じた処理が迅速か
つ円滑に実行される。
【0037】《5》マスタトーンジェネレータ105 図5はマスタトーンジェネレータ105及びその周辺回
路を示す。マスタCPU301によって、アドレスバス
コントローラ304及びデータバスコントローラ305
を介し、インターフェイスユニット203、ROM10
7またはRAM108がアクセスされる。また、トーン
ジェネレータ303によって、アドレスバスコントロー
ラ304及びデータバスコントローラ305を介し、R
OM107の楽音波形データMWが時分割に読み出され
る。この読み出しアドレスデータRDは、トーンジェネ
レータ303内で各時分割チャンネルごとに累算された
周波数ナンバデータである。
【0038】上記アドレスバスコントローラ304で
は、アドレスバス115がマスタCPU301へ接続、
またはトーンジェネレータ303へ接続、接続されない
ハイインピーダンス状態が時分割に切り換えられる。ま
た上記データバスコントローラ305では、データバス
116がマスタCPU301へ接続、またはトーンジェ
ネレータ303へ接続、接続されないハイインピーダン
ス状態が時分割に切り換えられる。上記ハイインピーダ
ンス状態においては、マスタCPU301とトーンジェ
ネレータ303とが接続される。
【0039】このアドレスバスコントローラ304、デ
ータバスコントローラ305の接続の切り換えは、バス
タイミングコントローラ302によって行われる。すな
わち、バスタイミングコントローラ302には、マスタ
クロック信号MCK及びマスタリセット信号M−RST
またはスレーブリセット信号S−RSTが供給されて変
換され、これにより選択切換信号がアドレスバスコント
ローラ304及びデータバスコントローラ305に供給
され、この結果、バス115、116とマスタCPU3
01の接続、バス115、116とトーンジェネレータ
303の接続及び非接続が切り換えられる。
【0040】アドレスバスコントローラ304を介し
て、マスタCPU301またはトーンジェネレータ30
3からアドレスバス115へアドレスデータが送られ、
逆方向には送られない。しかし、データバスコントロー
ラ305を介して、マスタCPU301またはトーンジ
ェネレータ303とデータバス116との間で双方向に
データが送られる。
【0041】上記トーンジェネレータ303には、12
チャンネル分の楽音生成システム(オシレータ)が時分
割処理により形成されており、楽音がポリフォニックに
発音される。上記RAM108には、アサインメントメ
モリ306が設けられている。このアサインメントメモ
リ306には、上記時分割処理の各チャンネルに割り当
てられた楽音データに関するデータが各チャンネルごと
及びマスタトーンジェネレータ105/スレーブトーン
ジェネレータ106ごとに計24個記憶される。
【0042】この記憶データは、上記音色チャンネルナ
ンバデータ、上記音色ナンバデータ、上記上位2ビット
読み出しアドレスデータRA(拡張アドレスデータ)、
下位読み出しアドレスデータ(図示せず)、キーナンバ
データ、タッチデータ(ベロシティデータ)、音量デー
タ、音程データ、時分割チャンネルナンバデータTC、
マスタ/スレーブビット信号M/S等である。マスタ/
スレーブビット信号M/Sは、楽音の生成ソースがマス
タトーンジェネレータ105(“0”)であるか、スレ
ーブトーンジェネレータ106(“1”)であるか、す
なわち回路の区別を示す。これらのデータは、一部のチ
ャンネル及びマスタ/スレーブにおいて同じときは、記
憶方式を効率化して省略されることもある。
【0043】上記ROM107には、複数種類の音色に
応じた楽音波形データMWが記憶される。この複数種類
の音色は、波形の形(例えばピアノ、バイオリン、フル
ート、ドラム等の各波形、サイン波、三角波、矩形波等
の各波形、オルガンタイプ、パーカスタイプ等の各エン
ベロープ波形、発音開始から発音終了までの全部または
一部の各波形等)、各種スペクトル成分、各種フォルマ
ントに応じている。この楽音波形データMWの各音色
は、読み出しアドレスデータRAの上位2ビットデータ
に基づいて選択され、選択された楽音波形データMWの
各ポイントは読み出しアドレスデータRAの下位18ビ
ットデータすなわち上記累算された周波数ナンバデータ
に基づいて読み出される。この複数音色の楽音波形デー
タMWは順次時分割に読み出されて、マスタトーンジェ
ネレータ105及びスレーブトーンジェネレータ106
へ送られ、楽音データが生成される。
【0044】上記スレーブトーンジェネレータ106
も、このマスタトーンジェネレータ105と同じ構成で
ある。しかし、このスレーブトーンジェネレータ106
では、マスタCPU301は動作しない。従って、この
スレーブトーンジェネレータ106でだけ、マスタCP
U301が設けられないようにいしてもよい。むろん、
スレーブトーンジェネレータ106でも、マスタCPU
301が動作して、後述するマスタトーンジェネレータ
105と同じ時分割な処理が実行されてもよい。
【0045】《6》バスタイミングコントローラ30
2、アドレスバスコントローラ304及びデータバスコ
ントローラ305 図6は、上記バスタイミングコントローラ302、アド
レスバスコントローラ304及びデータバスコントロー
ラ305を示す。上記マスタCPU301からのアドレ
スデータADは、バッファ401を介して、上記アドレ
スバス115へ供給され、上記トーンジェネレータ30
3からのアドレスデータADは、バッファ402を介し
て、上記アドレスバス115へ供給される。また、マス
タCPU301からトーンジェネレータ303に対する
アドレスデータADは、上記バッファ401及び402
を介して送られる。
【0046】また、マスタCPU301からのデータ
は、バッファ403を介して、上記データバス116へ
供給され、データバス116からのデータは、バッファ
403を介して、マスタCPU301へ供給される。さ
らに、トーンジェネレータ303からのデータは、バッ
ファ404を介して、上記データバス116へ供給さ
れ、データバス116からのデータは、バッファ404
を介して、トーンジェネレータ303へ供給される。
【0047】また、マスタCPU301からトーンジェ
ネレータ303に対するデータは、上記バッファ403
及び404を介して送られ、トーンジェネレータ303
からマスタCPU301に対するデータは、同じくバッ
ファ403及び404を介して送られる。これらはいず
れも後述するCPU接続タイミングに例外的に行なわ
れ、この場合のみバッファ403及び404は同時に開
成される。この場合、例えば次述するナンドゲート40
7とインバータ405との間にオアゲートが設けられ、
このオアゲートにマスタCPU301からの制御信号が
入力される。
【0048】上記バッファ401及び403には、ナン
ドゲート406を介してクロック信号φ2がゲート信号
として与えられる。これにより、クロック信号φ2がハ
イレベルのとき、マスタCPU301と各バス115、
116との間の情報転送が可能となる。また、バッファ
402及び404には、インバータ405、ナンドゲー
ト406を介して上記クロック信号φ2がゲート信号と
して与えられるとともに、クロック信号φ4が上記ナン
ドゲート407を介してゲート信号として与えられる。
これにより、上記クロック信号φ2がローレベルで上記
クロック信号φ4がハイレベルのとき、トーンジェネレ
ータ303と各バス115、116との間の情報転送が
可能となる。
【0049】上記ナンドゲート406には、マスタ/ス
レーブ信号が与えられている。このマスタ/スレーブ信
号は、マスタトーンジェネレータ105においてはハイ
レベル、スレーブトーンジェネレータ105においては
ローレベルであり、この結果、スレーブトーンジェネレ
ータ105においては、バッファ401、403が常時
閉成され、CPUがデスイネーブルとなる。
【0050】上記クロック信号φ2、φ4は上述のクロ
ックジェネレータ204からの信号ではなく、このバス
タイミングコントローラ302内のクロックジェネレー
タ408からのものである。このクロックジェネレータ
408は上記クロックジェネレータ204と同じ構成で
ある。このクロックジェネレータ408には、マスタリ
セット信号M−RSTとスレーブリセット信号S−RS
Tとがクロック信号φ3一周期(φ4半周期)、すなわ
ち半チャンネル分の分割時間ずれて与えられる。従っ
て、バス115、116とスレーブトーンジェネレータ
106のトーンジェネレータ303との接続時間と、バ
ス115、116とマスタトーンジェネレータ105の
マスタCPU301/トーンジェネレータ303との接
続時間とは、重ならない。この結果、アドレスバス11
5及びデータバス116とをマスタトーンジェネレータ
105とスレーブトーンジェネレータ106とで共通し
て使うことができる。
【0051】上記バッファ401及び403が開成され
るときが、次述する図7のマスタ(M)の“C”に対応
し、上記バッファ402及び404が開成されるとき
が、次述する図7のマスタ(M)の“T”、スレーブ
(S)の“T”に対応し、上記すべてのバッファ401
〜404が閉成されるときが、次述する図7のマスタ
(M)の“Z”に対応し、トーンジェネレータ303及
びマスタCPU301とアドレスバス115及びデータ
バス116とは非接続状態になる。
【0052】上記“C”のときに、マスタCPU301
によるイベントデータEVの処理、拡張アドレスジェネ
レータ205への上位読み出しアドレスデータRA、マ
スタ/スレーブビット信号M/S、時分割チャンネルナ
ンバデータCN等のセットが行われる。上記“T”のと
きに、トーンジェネレータ303/スレーブトーンジェ
ネレータ106によるROM107の楽音波形データM
Wの読み出しが行われる。周波数ナンバデータ等のトー
ンジェネレータ303/スレーブトーンジェネレータ1
06へのセットは、上記“C”において実行される。
【0053】《7》各種信号のタイムチャート 図7は、電子楽器の内の各種信号のタイムチャートを示
す。クロック信号φ2は、上記マスタクロック信号MC
Kが16分周されたものである。クロック信号φ4は、
クロック信号φ2が4分周されたものである。
【0054】図7のマスタ(M)は、アドレスバス11
5及びデータバス116へ接続されるマスタトーンジェ
ネレータ105の回路を示す。“C”はマスタトーンジ
ェネレータ105のマスタCPU301がバス115、
116に接続され、“T”はマスタトーンジェネレータ
105のトーンジェネレータ303がバス115、11
6に接続されることを示す。“Z”は接続されないハイ
インピーダンス状態を示す。このような接続切換は、上
述したようにクロック信号φ2、φ4、マスタリセット
信号M−RSTに基づき、バスタイミングコントローラ
302によって、アドレスバスコントローラ304及び
データバスコントローラ305において行われる。
【0055】図7のスレーブ(S)は、アドレスバス1
15及びデータバス116とスレーブトーンジェネレー
タ106のトーンジェネレータ303との接続状態を示
す。“T”と“Z”は上述したとうりである。図7上方
に示すように、マスタトーンジェネレータ105とスレ
ーブトーンジェネレータ106とにリセット信号を同じ
タイミングで与えると、両トーンジェネレータ105、
106は同じ構成であるため、バス115、116とス
レーブトーンジェネレータ106のトーンジェネレータ
303との接続時間と、バス115、116とマスタト
ーンジェネレータ105のマスタCPU301/トーン
ジェネレータ303との接続時間とは、重なる。
【0056】これに対し、図7中段に示すように、マス
タリセット信号M−RSTとスレーブリセット信号S−
RSTとがクロック信号φ3一周期(φ4半周期)、す
なわち半チャンネル分の分割時間ずれていると、以下の
ようになる。すなわち、バス115、116とスレーブ
トーンジェネレータ106のトーンジェネレータ303
との接続時間と、バス115、116とマスタトーンジ
ェネレータ105のマスタCPU301/トーンジェネ
レータ303との接続時間とは、重ならない。従って、
アドレスバス115及びデータバス116とをマスタト
ーンジェネレータ105とスレーブトーンジェネレータ
106とで共通して使うことができる。
【0057】上記クロック信号φ4は、マスタトーンジ
ェネレータ105のトーンジェネレータ303の接続
(ハイレベル)と、スレーブトーンジェネレータ106
の接続(ローレベル)とに対応している。また上記クロ
ック信号φ2は、マスタCPU301の接続(ハイレベ
ル)と、トーンジェネレータ303の接続(ローレベ
ル)とに対応している。
【0058】従って、上述したマスタ(M)及びスレー
ブ(S)の“C”“T”“Z”の各接続/非接続の切り
換えは、上記クロック信号φ2、φ3、φ4等に基づ
き、周期的かつ時分割に行われる。また、マスタリセッ
ト信号M−RSTとスレーブリセット信号S−RSTと
のずれ時間は、マスタ(M)及びスレーブ(S)の
“C”“T”“Z”の各接続/非接続の切り換え時間の
4倍となる。なお、上記“C”“Z”の分割時間を省略
すれば、上記4倍を2倍、1倍にすることができる。
【0059】なお、トーンジェネレータ105/106
の数は、2以上であってもよい。この場合、1つのチャ
ンネル分の分割時間がクロック信号φ3の1周期の3
倍、4倍とされ、この分割時間が3分割、4分割…され
て、各トーンジェネレータの接続/非接続の切り換えが
行われる。上述の接続/非接続の切り換え制御は、トー
ンジェネレータ105/106とバスライン115、1
16との間のほかに、CPU、アドレスジェネレータ、
アサインメントメモリ、エンベロープジェネレータ、キ
ーアサイナ、音色コントローラ、タッチレスポンスコン
トローラ、クオンタイズコントローラ、変調コントロー
ラ、エフェクトコントローラ、シーケンサ、プログラム
コントローラ(カウンタ)、インターフェイス、サウン
ドシステム、バスラインの各間等なんでもよい。
【0060】クロック信号φ5、φ6は、上記クロック
信号φ4が3分周されたものである。両信号φ5、φ6
はハイレベル区間がずれている。クロック信号φ7は、
上記クロック信号φ6が2分周されたものである。クロ
ック信号φ8は、上記クロック信号φ7が2分周された
ものである。
【0061】図7の“チャンネル(OSC)”は、上記
マスタトーンジェネレータ105及びスレーブトーンジ
ェネレータ106のトーンジェネレータ303において
処理される時分割チャンネルのナンバを示す。このチャ
ンネルナンバは、上記クロック信号φ5、φ6、φ7、
φ8それぞれを1ビット目、2ビット目、3ビット目、
4ビット目とした4ビットデータに対応し、このクロッ
ク信号φ5、φ6、φ7、φ8に基づいて時分割処理の
チャンネル切り換えが制御される。
【0062】《8》クロックジェネレータ204 図8はクロックジェネレータ204を示す。Dタイプの
フリップフロップ601のクロック端子には、上記マス
タクロック信号MCKが入力され、反転Q端子はD端子
に帰還接続されている。従って、マスタクロック信号M
CKがハイレベルになるごとにフリップフロップ601
の出力が反転され、フリップフロップ601のQ端子か
らは、マスタクロック信号MCKが2分周されたサブマ
スタクロック信号SMCKが出力される。また、上記フ
リップフロップ601の反転Q端子からのサブマスタク
ロック信号SMCKの反転信号もバッファ602、60
2を介し、カウンタ603のクロック端子CKに入力さ
れる。
【0063】このカウンタ603では、サブマスタクロ
ック信号SMCKの反転信号がカウントされ、サブマス
タクロック信号SMCKの反転信号が2、4、8、16
分周された、上記クロック信号φ0、φ1、φ2、φ3
と、この各クロック信号の反転信号が出力される。
【0064】上記カウンタ603のキャリアウト信号C
OUTは、クロック信号φ3一周期ごとにワンパルスと
なる信号であり、このキャリアウト信号COUTは、J
Kタイプのフリップフロップ605のJ端子及びK端子
に入力される。また、上記サブマスタクロック信号SM
CKの反転信号は、このフリップフロップ605のクロ
ック端子に入力される。従って、キャリアウト信号CO
UTがハイレベルになるごとにフリップフロップ605
の出力が反転され、フリップフロップ605のQ端子か
らは、クロック信号φ3が2分周されたクロック信号φ
4が出力され、反転Q端子からはクロック信号φ4の反
転信号が出力される。
【0065】上記クロック信号φ4と上記キャリアウト
信号COUTとは、それぞれアンドゲート609、61
0、611に入力される。このため、アンドゲート60
9、610、611からは、クロック信号φ4の一周期
ごとにワンパルスとなる信号が出力される。しかし、ア
ンドゲート609には、後述するクロック信号φ6も入
力されているので、クロック信号φ6がハイレベルのと
きのみ上記ワンパルス信号が出力され、結果として、ク
ロック信号φ6の一周期ごとにワンパルス信号が出力さ
れる。
【0066】またアンドゲート610には、クロック信
号φ6の反転信号も入力されているので、クロック信号
φ6がローレベルのときのみ上記ワンパルス信号が出力
される。さらにアンドゲート611には、ナンドゲート
608の出力も入力されている。このナンドゲート60
8には、クロック信号φ5、φ6の反転信号が入力され
ている。従って、アンドゲート611からは、クロック
信号φ5またはφ6がハイレベルのときのみ上記ワンパ
ルス信号が出力される。
【0067】上記アンドゲート610からの信号は、J
Kタイプのフリップフロップ606のJ端子及びK端子
に入力され、上記サブマスタクロック信号SMCKの反
転信号は、フリップフロップ606のクロック端子に入
力される。従って、クロック信号φ6がローレベルのと
き、クロック信号φ4の一周期ごとにフリップフロップ
606の出力が反転され、この結果フリップフロップ6
06のQ端子からは、クロック信号φ4が3分周された
クロック信号φ5が出力され、反転Q端子からはクロッ
ク信号φ5の反転信号が出力される。
【0068】上記アンドゲート611からの信号は、J
Kタイプのフリップフロップ607のJ端子及びK端子
に入力され、上記サブマスタクロック信号SMCKの反
転信号は、フリップフロップ607のクロック端子に入
力される。従って、クロック信号φ5またはφ6がハイ
レベルのとき、クロック信号φ4の一周期ごとにフリッ
プフロップ607の出力が反転され、この結果フリップ
フロップ607のQ端子からは、クロック信号φ4が3
分周されたクロック信号φ6が出力され、反転Q端子か
らはクロック信号φ6の反転信号が出力される。
【0069】上記アンドゲート609からの信号は、カ
ウンタ604のT端子に入力され、クロック端子に上記
サブマスタクロック信号SMCKの反転信号が入力され
る。従って、クロック信号φ6の一周期ごとにカウント
が許容され、クロック信号φ6が2、4、8、16分周
された、上記クロック信号φ7、φ8、φ9、φAと、
この各クロック信号の反転信号が出力される。
【0070】上記カウンタ603、604、フリップフ
ロップ601、605、606、607には、上記リセ
ットコントローラ206からの内部リセット信号RST
が供給されてリセットされる。この内部リセット信号R
STは、上記外部リセット回路117からの外部リセッ
ト信号RESETに応じて出力される。
【0071】《9》拡張アドレスジェネレータ205 図9〜図13は負性論理の拡張アドレスジェネレータ2
05を示す。拡張アドレスジェネレータ205には、上
記マスタCPU301によってRAM108のアサイン
メントメモリ306より、ROM107の楽音波形デー
タMWの上位読み出しアドレスデータRAと、楽音波形
データMWの読み出しの時分割チャンネルナンバデータ
CNと、マスタ/スレーブビット信号M/Sとがデータ
バス116を介して供給される。
【0072】上記時分割チャンネルナンバデータCN
は、トーンジェネレータ105/106に形成された時
分割処理システムのチャンネルを示す。上記マスタ/ス
レーブビット信号M/Sは、上述したように楽音の生成
ソースがマスタトーンジェネレータ105(“0”)で
あるか、スレーブトーンジェネレータ106(“1”)
であるか、すなわち回路の区別を示す。
【0073】上記上位読み出しアドレスデータRAと時
分割チャンネルナンバデータCNとマスタ/スレーブビ
ット信号M/Sとは、マスタCPU301によってRA
M108のアサインメントメモリ306より読み出され
る。拡張アドレスジェネレータ205では、時分割チャ
ンネルナンバデータCN及びマスタ/スレーブビット信
号M/Sに応じた切り換え分割時間において、上位読み
出しアドレスデータRAが出力され上記ROM107に
送られて、楽音波形データMWが読み出される。
【0074】この上位読み出しアドレスデータRAと時
分割チャンネルナンバデータCNとマスタ/スレーブビ
ット信号M/Sは、マスタトーンジェネレータ105の
トーンジェネレータ303またはスレーブトーンジェネ
レータ106より出力されるようにしてもよい。この場
合トーンジェネレータ303またはスレーブトーンジェ
ネレータ106内に上記アサインメントメモリが設けら
れる。また、上記時分割チャンネルナンバデータCN及
びマスタ/スレーブビット信号M/Sは、チャンネルカ
ウンタ(図示せず)からのデータ、または上位読み出し
アドレスデータRAが送られるときの上記クロック信号
φ5〜φ8及びφ4を転用してもよい。
【0075】このデータバス116上の情報D20〜D
27のうち上位2ビットのD26、D27(DB6、D
B7)として、上記上位読み出しアドレスデータRAが
供給され、下位4ビットのD20〜D23(DB0〜D
B3)として、上記時分割チャンネルナンバデータCN
が供給される。第5ビット目D24(DB4)は、マス
タ/スレーブビット信号M/S等である。
【0076】上記上位読み出しアドレスデータRA(D
B6、DB7)は、図10〜図13に示す24個の2ビ
ットラッチ801a〜1101fのいずれかにラッチさ
れる。この24個のうち、2ビットラッチ801a〜9
01fの12個は、スレーブトーンジェネレータ106
からの上位読み出しアドレスデータRAがセットされ、
2ビットラッチ1001a〜1101fの12個は、ス
レーブトーンジェネレータ106からの上位読み出しア
ドレスデータRAがセットされる。
【0077】各12個の2ビットラッチは、12個の時
分割チャンネルに対応しており、上記楽音波形データM
Wの時分割チャンネルに対応した2ビットラッチに、楽
音波形データMWの上位読み出しアドレスデータRAが
セットされる。このセットされる2ビットラッチを指定
するのが、上記時分割チャンネルナンバデータCN(D
B0〜DB3)である。
【0078】上記時分割チャンネルナンバデータCN及
び上記マスタ/スレーブビット信号M/S(DB0〜D
B4)は、5つのDタイプのフリップフロップ701a
〜701eのD端子に入力されて記憶される。このフリ
ップフロップ701a〜701eの各Q出力、反転Q出
力は、デコーダ回路702のナンドゲート703…、オ
アゲート704…を介して、ラッチ信号MEA0〜ME
AB、SEA0〜SEABとして、上記2ビットラッチ
801a〜1101fに供給される。
【0079】マスタCPU301から発生された書き込
み信号Wの反転信号とアドレスバスのアドレスデータの
一部とが、デコード(図示せず)によって変換されて、
時分割チャンネル指定信号WRAとして出力される。こ
の時分割チャンネル指定信号WRAの反転信号は、上記
フリップフロップ701a〜701eのクロック端子C
Kに、ラッチ信号として供給される。これにより、マス
タCPU301が特定の番地に書き込みを行なう場合、
上記拡張アドレスデータが書き込まれるべき時分割チャ
ンネルの番号が自動的に指定され、この結果フリップフ
ロップ701a〜701eに上記時分割チャンネルナン
バデータCN及び上記マスタ/スレーブビット信号M/
Sが記憶される。
【0080】また、マスタCPU301から発生された
書き込み信号Wの反転信号とアドレスバスのアドレスデ
ータの一部とが、デコード(図示せず)によって変換さ
れて、拡張アドレス書き込み信号WRDとして出力され
る。この拡張アドレス書き込み信号WRDの反転信号
は、上記オアゲート704…に、開成信号として供給さ
れる。
【0081】デコーダ回路702内の○印は、横線の入
力が縦線に沿ってアンドゲート703に入力されること
を示す省略記号である。例えば時分割チャンネルナンバ
データCN及びマスタ/スレーブビット信号M/S(D
B0〜DB4)が、チャンネル“0”及びマスタ“0”
であれば、上記24個のラッチ信号MEA0〜SEAB
のうち、ラッチ信号MEA0のみがローレベルとなり、
上位読み出しアドレスデータRAは2ビットラッチ80
1aにセットされる。
【0082】また時分割チャンネルナンバデータCN及
びマスタ/スレーブビット信号M/S(DB0〜DB
4)が、チャンネル“10”及びスレーブ“1”であれ
ば、上記24個のラッチ信号MEA0〜SEABのう
ち、ラッチ信号SEAAのみがローレベルとなり、上位
読み出しアドレスデータRAは2ビットラッチ1101
eにセットされる。
【0083】上述のようにして、時分割チャンネルナン
バデータCN及びマスタ/スレーブビット信号M/Sに
応じた2ビットラッチ801a〜1101fにセットさ
れた各上位読み出しアドレスデータRAは、セレクタ8
02a〜802d、902a〜902d、1002a〜
1002d、1101a〜1101d、803a、80
3b、903a、903b、1003a、1003b、
1103a、1103b、804a、804b、100
4a、1004bを介して、上記時分割チャンネルナン
バデータCNに応じた切り換え分割時間においてセレク
ト出力される。
【0084】この各セレクタ802a〜1104bに
は、上記クロック信号φ5〜φ8がセレクト切換信号と
して供給されており、このクロック信号φ5〜φ8は、
図7に示すように、時分割チャンネルナンバデータCN
に対応している。従って、各上位読み出しアドレスデー
タRAは、時分割チャンネルナンバデータCNに応じた
切り換え分割時間においてセレクト出力される。
【0085】例えば、2ビットラッチ801aの上位読
み出しアドレスデータRAは、時分割チャンネルナンバ
データCNがチャンネル“0”に応じたものであり、ク
ロック信号φ5〜φ8が“0000”、すなわち時分割
チャンネル“0”のときに出力される。また、2ビット
ラッチ1101eの上位読み出しアドレスデータRA
は、時分割チャンネルナンバデータCNがチャンネル
“10”に応じたものであり、クロック信号φ5〜φ8
が“1010”、すなわち時分割チャンネル“10”の
ときに出力される。
【0086】このようにして時分割チャンネルに対応し
て選択された上位読み出しアドレスデータRAは、セレ
クタ805a、805bで、マスタ/スレーブビット信
号M/Sに応じた分割時間においてセレクト出力され
る。セレクタ805a、805bには、上記クロック信
号φ4がセレクト切換信号として供給されており、この
クロック信号φ4は、図7に示すように、マスタトーン
ジェネレータ105の接続(“1”)とスレーブトーン
ジェネレータ106の接続(“0”)に対応している。
従って、上記上位読み出しアドレスデータRAは、マス
タ/スレーブビット信号M/Sに応じた切り換え分割時
間においてセレクト出力される。
【0087】さらに、このセレクタ805a、805b
からの上位読み出しアドレスデータRAは、アンドゲー
ト806a、806bを介して、上記アドレスバス11
5の上位ビットA18、A19として出力され、ROM
107へ送られて、楽音波形データMWが読み出され
る。アンドゲート806a、806bには、上記クロッ
ク信号φ2が反転されて供給されており、このクロック
信号φ2は、図7に示すようにマスタCPU301の接
続(“1”)とトーンジェネレータ303の接続
(“0”)に対応している。従って、上記上位読み出し
アドレスデータRAは、トーンジェネレータ303に応
じた切り換え分割時間において出力される。
【0088】こうして、マスタトーンジェネレータ10
5/スレーブトーンジェネレータ106のアドレスデー
タのビット数が、ROM107に対するアドレスデータ
のビット数より少なくても、この不足ビットデータをデ
ータバス116から拡張アドレスジェネレータ205を
介してアドレスバス115へ出力することができる。こ
の場合、分割した各アドレスデータの出力の切り換え分
割時間の同期もとることができる。
【0089】上記リセットコントローラ206からの内
部リセット信号RSTは、上記フリップフロップ701
a〜701e、2ビットラッチ801a〜1101fに
供給されてリセットされる。この内部リセット信号RS
Tは、上記外部リセット回路117からの外部リセット
信号RESETに応じて出力される。
【0090】上記上位読み出しアドレスデータRA、時
分割チャンネルナンバデータCN及びマスタ/スレーブ
ビット信号M/Sのビット数は、上記2、4、1に限定
されず、種々変更できる。これに応じて読み出される情
報の種類数、時分割チャンネル数、制御される回路数が
変化する。また、上記読み出される楽音波形データMW
は、ROM以外に、RAM等の半導体メモリ、CD−R
OM/RAM等の光メモリ等に記憶されてもよいし、複
数のメモリに記憶されてもよい。トーンジェネレータの
数はマスタ/スレーブの2つ以外に、1つまたは2つ以
上であってもよい。
【0091】また、上記読み出しアドレスデータRAに
よって読み出される情報は、楽音波形データMW以外
に、エンベロープデータ、変調データ、エフェクトデー
タ、リズムデータ、自動演奏データ、プログラム等、時
分割または回路別に読み出される情報ならば何でもよ
い。さらに、上記分割されて制御されるデータは、上記
読み出しアドレスデータRAのほか、書き込みアドレス
データ、楽音波形データ、エンベロープデータ、音高デ
ータ、音色データ、タッチデータ、音量データ、テンポ
データ、クオンタイズデータ、変調データ、エフェクト
データ、リズムデータ、自動演奏データ、プログラム
等、時分割または回路別に制御される情報ならば何でも
よい。
【0092】上記分割されて制御されるデータは、上記
複数種類のデータが複数の回路または1つの回路から送
られたり、上記複数種類のデータが複数の回路または1
つの回路へ送られてもよい。また、上記分割されて制御
されるデータの発生ソースは、マスタトーンジェネレー
タ105/スレーブトーンジェネレータ106以外に、
CPU、アドレスジェネレータ、アサインメントメモ
リ、エンベロープジェネレータ、キーアサイナ、音色コ
ントローラ、タッチレスポンスコントローラ、クオンタ
イズコントローラ、変調コントローラ、エフェクトコン
トローラ、シーケンサ、プログラムカウンタ、インター
フェイス、サウンドシステム等なんでもよい。
【0093】《10》リセットコントローラ206 図14はリセットコントローラ206を示す。上記外部
リセット回路117からの外部リセット信号RESET
は、バッファ1204を介して、Dタイプのフリップフ
ロップ1201のD端子に入力される。このフリップフ
ロップ1201のQ出力はフリップフロップ1202の
D端子に入力される。
【0094】このフリップフロップ1201、1202
の両Q出力及びバッファ1204からの外部リセット信
号RESETは、アンドゲート1203を介して、上記
内部リセット信号RSTとして出力される。一方、上記
フリップフロップ1201、1202のクロック端子に
は、上記クロック信号φ8が供給されている。従って、
外部リセット信号RESETの出力から、クロック信号
φ8のアップエッジが2回供給されると、上記内部リセ
ット信号RSTが出力される。
【0095】この内部リセット信号RSTはDタイプの
フリップフロップ1206のD端子に入力される。一
方、ナンドゲート1205には上記サブマスタクロック
信号SMCKの反転信号、クロック信号φ0、φ1、φ
2、φ3、φ6、φ7、φ8及びクロック信号φ4の反
転信号が入力されている。これにより、ナンドゲート1
205からは、クロック信号φ8のダウンエッジからク
ロック信号φ4の半周期とサブマスタクロック信号SM
CKの半周期戻った瞬間に、サブマスタクロック信号S
MCK半周期の幅の反転パルス信号が出力される。
【0096】この反転パルス信号は、上記フリップフロ
ップ1206のクロック端子に入力される。従って、ク
ロック信号φ8のダウンエッジからクロック信号φ4の
半周期戻った瞬間に、上記内部リセット信号RSTがフ
リップフロップ1206のQ出力に保持される。
【0097】このフリップフロップ1206のQ出力
は、Dタイプのフリップフロップ1207のD端子に入
力され、このフリップフロップ1207のクロック端子
にはクロック信号φ3が入力されている。従って、フリ
ップフロップ1206のQ出力に保持された内部リセッ
ト信号RSTは、クロック信号φ3一周期遅れて、フリ
ップフロップ1207のQ出力に保持される。
【0098】このフリップフロップ1207のQ出力
は、Dタイプのフリップフロップ1208のD端子に入
力され、このフリップフロップ1208のクロック端子
にもクロック信号φ3が入力されている。従って、フリ
ップフロップ1207のQ出力に保持された内部リセッ
ト信号RSTは、クロック信号φ3一周期遅れて、フリ
ップフロップ1208のQ出力に保持される。
【0099】上記フリップフロップ1207のQ出力
は、バッファ1209、1209を介して、上記スレー
ブリセット信号S−RSTとして出力され、上記スレー
ブトーンジェネレータ106へ送られる。また上記フリ
ップフロップ1208のQ出力は、バッファ1209、
1209を介して、上記マスタリセット信号M−RST
として出力され、上記マスタトーンジェネレータ105
へ送られる。
【0100】こうして、マスタリセット信号M−RST
は、スレーブリセット信号S−RSTより、クロック信
号φ3一周期(φ4半周期)、すなわち半チャンネル分
の分割時間遅れて出力される。このため、バス115、
116とスレーブトーンジェネレータ106のトーンジ
ェネレータ303との接続時間と、バス115、116
とマスタトーンジェネレータ105のマスタCPU30
1/トーンジェネレータ303との接続時間とは、重な
らない。従って、アドレスバス115及びデータバス1
16とをマスタトーンジェネレータ105とスレーブト
ーンジェネレータ106とで共通して使うことができ
る。
【0101】なお、上記マスタリセット信号M−RST
及びスレーブリセット信号S−RSTは、周期的に出力
されてもよい。この場合、クロック信号φ4のアップエ
ッジの検出信号がマスタリセット信号M−RSTとな
り、クロック信号φ4のダウンエッジの検出信号がスレ
ーブリセット信号S−RSTとなる。上記内部リセット
信号RSTの反転信号は、上記フリップフロップ120
1、1202、1206、1207、1208に供給さ
れてリセットされる。
【0102】《11》レジスタ群(RAM102、10
8) 図15は、RAM102、RAM108内に設けられた
レジスタ群を示す。スタックポイントレジスタS、sに
は、スタックポイントデータSP、spが記憶される。
このスタックポイントデータSP、spは、RAM10
2、RAM108の各種処理データがストアされた最新
のアドレスを示している。
【0103】送信レジスタX、xには、送信されるイベ
ントデータEV、送信されるコマンドデータCMが記憶
される。受信レジスタA、aには、受信されたコマンド
データCM、受信されたイベントデータEVが記憶され
る。通信バッファBUF、bufには、送信される4つ
のイベントデータEVまたは受信された4つのイベント
データEVが記憶される。順番レジスタYには、上記通
信バッファBUFの各々の指定アドレスを示す順番デー
タODがセットされる。RAM108側では、この上記
送信レジスタxが順番レジスタYと同じ役目を果す。
【0104】返値レジスタRTV、rtv、コミュニケ
ーションレジスタCDM、臨時レジスタALは、種々の
中間処理データが記憶される。タイマカウンタTでは、
タイムカウントが行われ、これによりタイムアウトの検
出が行われる。
【0105】《12》メインCPU103のメインルー
チン 図16は、メインCPU103によって実行されるメイ
ンルーチンのフローチャートを示す。まずメインCPU
103の演算モードが16進にセットされ(ステップS
101)、ポイントレジスタSのスタックポイントデー
タSPが“0FFн”にリセットされ(ステップS10
2)、入力/出力回路100、RAM102、インター
フェイスユニット203、その他の回路のイニシャライ
ズが行われる(ステップS103)。
【0106】次いで、入力/出力回路100のイベント
キューレジスタEQよりイベントデータEVが読み出さ
れ、返値レジスタRTVに書き込まれる(ステップS1
04)。このイベントデータEVが“0н”のノーイベ
ントならば(ステップS105)、上記ステップS10
4へ戻り、ノーイベントでなければ、イベントデータE
Vがマスタトーンジェネレータ105/スレーブトーン
ジェネレータ106へ送られてイベント処理が実行され
る(ステップ106)。
【0107】《13》イベント処理(ステップS10
6) 図17は、メインCPU103によって実行される上記
ステップS106のイベント処理のフローチャートを示
す。まず上記返値レジスタRTVのイベントデータEV
が送信レジスタXにセットされ、このイベントデータE
Vのコマンドデータ部分が返値レジスタRTVに戻され
(ステップS201)、さらにイベントデータEVのコ
マンドデータ部分が送信レジスタXに転送される(ステ
ップS202)。
【0108】そして、送信レジスタXのイベントデータ
EVのコマンドデータ部分が識別される(ステップS2
03)。イベントデータEVが“2н”のパネルイベン
トを示せば、パネルイベント処理が実行され(ステップ
S204)、イベントデータEVが“4н”のキーイベ
ントを示せば、キーイベント処理が実行され(ステップ
S205)、イベントデータEVが“6н”の受信イベ
ントを示せば、受信イベント処理が実行される(ステッ
プS206)。イベントデータEVが“0н”のノーイ
ベントであれば、何も実行されない。
【0109】《14》パネルイベント処理、キーイベン
ト処理、受信イベント処理(ステップS204〜S20
6) 図18は、メインCPU103によって実行される上記
ステップS204〜S206のパネルイベント処理、キ
ーイベント処理及び受信イベント処理のフローチャート
を示す。まず上記イベントデータEVが図4に示される
データフォーマットに変換され(ステップS301)、
通信バッファBUFに書き込まれる(ステップS30
2)。そして、この通信バッファBUFの変換されたイ
ベントデータEVが送受制御回路104を介してマスタ
トーンジェネレータ105またはスレーブトーンジェネ
レータ106へ送られる(ステップS303)。上述し
た処理は、パネルイベント処理、キーイベント処理及び
受信イベント処理いずれでも同じである。
【0110】《15》イベント送信処理(ステップS3
03) 図19は、メインCPU103によって実行される上記
ステップS303のイベントデータEVの送信処理のフ
ローチャートを示す。まずインターフェイスユニット2
03のバッファ503のマスタCPU301からのコマ
ンドデータCMが読み出され、受信レジスタAに書き込
まれる(ステップS401)。この受信レジスタAのコ
マンドデータCMが“0FFн”、すなわちマスタCP
U301からの通信正常終了のコマンドでなければ、上
記ステップS401のインターフェイスユニット203
からのコマンドデータCMの読み出し処理が繰り返され
る(ステップS402)。
【0111】“0FFн”の通信正常終了のコマンドデ
ータCMが送られていれば、順番レジスタYがクリアさ
れ(ステップS403)、順番レジスタYの順番データ
ODに応じた通信バッファBUFの先頭のイベントデー
タEVが読み出され、インターフェイスユニット203
のラッチ501に書き込まれる(ステップS404)。
【0112】次いで、インターフェイスユニット203
のバッファ504のコマンドデータCMが読み出され、
受信レジスタAに書き込まれ(ステップS405)、こ
の受信されたコマンドデータCMと上記バッファ504
のコマンドデータCMとが比較される(ステップS40
6)。一致せず、読み出しエラーならば、再度上記ステ
ップS404、S405のインターフェイスユニット2
03からのコマンドデータCMの取り出し処理が繰り返
される。
【0113】一致していれば、受信レジスタAの受信さ
れたコマンドデータCMが順番レジスタYの順番データ
ODに等しいか、すなわちイベントデータEVがエラー
なく送られ、次のイベントデータEVの送信がリクエス
トされているか否か判定される(ステップS407)。
リクエストされていれば、順番レジスタYの順番データ
ODが+1され(ステップS410)、上述したステッ
プS403〜S407のイベントデータEVの送信処理
が繰り返される。そして、1ブロックすなわち4つのイ
ベントデータEVが送られて、順番レジスタYの順番デ
ータODが“4н”になれば、このイベントデータEV
の送信処理がリターンされる。
【0114】また、上記ステップS407で、受信レジ
スタAのコマンドデータCMが順番レジスタYの順番デ
ータODに等しくないとき、または受信レジスタAのコ
マンドデータCMが“0E0н”すなわちコマンド解釈
エラーならば(ステップS408)、さらに上記コマン
ドデータCMが“0EEн”すなわちタイムアウトなら
ば(ステップS409)、再度はじめから上記ステップ
S403〜S407のイベントデータEVの送信処理が
繰り返される。上記ステップS408、S409で、コ
マンドデータCMがコマンド解釈エラーでもタイムアウ
トでもなければ、その他の処理が行われる(ステップS
412)。
【0115】なお、上述した処理のほか、インターバル
割り込みルーチン、受信割り込みルーチンの処理もメイ
ンCPU103によって実行される。このインターバル
割り込みルーチンは周期的に行われ、キー、パネルスイ
ッチのオン/オフの検出が行われ、この検出に応じたイ
ベントデータEVが入力/出力回路100のイベントキ
ューレジスタEQにセットされる。
【0116】上記受信割り込みルーチンは、入力/出力
回路100を介してMIDIデータ等のシリアルデータ
が受信されたときに実行され、このシリアルデータが解
読され、図4のイベントデータEVに変換されて、入力
/出力回路100のイベントキューレジスタEQにセッ
トされる。
【0117】《16》マスタCPU301のメインルー
チン 図20は、マスタCPU301によって実行されるメイ
ンルーチンのフローチャートを示す。まず、マスタCP
U301の演算モードが16進にセットされ(ステップ
T101)、スタックポイントレジスタsのスタックポ
イントデータspが“0FFн”にリセットされ(ステ
ップT102)、RAM108、インターフェイスユニ
ット203、その他の回路のイニシャライズが行われる
(ステップT103)。
【0118】次いで、メインCPU103との入力/出
力タイミングを合わせるためのハンドシェーク処理が行
われ(ステップT104)、コミュニケーションレジス
タCOMに“0FFн”の通信正常終了のコマンドデー
タCMがセットされる(ステップT105)。そして、
インターフェイスユニット203のバッファ502のイ
ベントデータEVが読み出されるイベント受信処理が実
行され(ステップT106)、返値レジスタrtvのイ
ベントデータEVが受信レジスタaにセットされる(ス
テップT107)。
【0119】この受信レジスタaのイベントデータEV
が“0н”のノーイベントでなければ(ステップT10
8)、イベントデータEVに応じた処理が実行される
(ステップT109)。上記イベントデータEVが“0
н”のノーイベントであれば、ステップT109の処理
は行われない。
【0120】次いで、コミュニケーションレジスタCO
MのコマンドデータCMが、インターフェイスユニット
203のラッチ504へ送られ(ステップT110)、
通信バッファbufのイベントデータEVがマスタトー
ンジェネレータ105のトーンジェネレータ303及び
スレーブトーンジェネレータ106へ送られ(ステップ
T111)、チャンネル割り当てのための優先条件が設
定されて(ステップT112)、上記ステップT106
〜T112の処理が繰り返される。
【0121】《17》イベント受信処理(ステップT1
06) 図21は、マスタCPU301によって実行される上記
ステップT106のイベントデータEVの受信処理のフ
ローチャートを示す。まず返値レジスタrtvが“0
н”にクリアされ(ステップT201)、インターフェ
イスユニット203のバッファ502のイベントデータ
EVが読み出されて受信レジスタaにセットされ(ステ
ップT202)、このイベントデータEVと上記バッフ
ァ502のイベントデータEVとが比較される(ステッ
プT203)。一致せず、読み出しエラーならば、再度
上記ステップT202、T203のイベントデータEV
の読み出し処理が行われる。
【0122】一致していれば、受信レジスタaのイベン
トデータEVと“80н”との論理積、すなわちイベン
トデータEVの最上位ビットデータの抽出が行われて臨
時レジスタALにセットされる(ステップT204)。
そして、上記受信レジスタaのイベントデータEVが
“0н”でない、すなわち受信データがあれば(ステッ
プT205)、タイマカウンタTにタイムカウントデー
タTMの初期値がセットされ(ステップT206)、送
信レジスタxが“0н”にクリアされる(ステップT2
07)。
【0123】次いで、送信レジスタxの順番データOD
に応じた通信バッファbufのエリアに、上記臨時レジ
スタALのイベントデータEVの最上位ビットデータが
セットされ(ステップT208)、送信レジスタxの順
番データODが“3н”、すなわち1ブロック−4つ全
てのイベントデータEVがまだ送られていなければ(ス
テップT209)、送信レジスタxの順番データODが
インターフェイスユニット203のラッチ504へ送ら
れて、次のイベントデータEVの送信がリクエストされ
る(ステップT212)。
【0124】そして、タイマカウンタTのタイムカウン
トデータTMがまだ“0н”にならず、タイムアウトに
なっていなければ(ステップT213)、インターフェ
イスユニット203のバッファ502のイベントデータ
EVが読み出されて受信レジスタaにセットされ(ステ
ップT215)、このイベントデータEVと上記バッフ
ァ502のイベントデータEVとが比較される(ステッ
プT216)。
【0125】一致していれば、受信レジスタaのイベン
トデータEVがインターフェイスユニット203にセッ
トされ(ステップT217)、送信レジスタxの順番デ
ータODに応じた通信バッファbufのイベントデータ
EVの最上位ビットデータと、受信レジスタaのイベン
トデータEVとの排他的論理和がとられ、イベントデー
タEVの最上位ビットデータのみがクリアされ、受信レ
ジスタaにセットされる(ステップT218)。
【0126】次いで、一致していれば、受信レジスタa
のイベントデータEVと“80н”との論理積、すなわ
ちイベントデータEVの最上位ビットデータの抽出が行
われて臨時レジスタALにセットされ(ステップT21
9)、受信レジスタaのイベントデータEVが“0н”
でなく、すなわち受信データがあれば(ステップT22
0)、送信レジスタxの順番データODが+1されて
(ステップT221)、受信レジスタaのイベントデー
タEVが臨時レジスタALを介して通信バッファbuf
にセットされていく。
【0127】上記ステップT209で、送信レジスタx
の順番データODが“3н”、すなわち1ブロックの4
つのイベントデータEVがすでに送られていれば、送信
レジスタxの順番データODがインターフェイスユニッ
ト203のラッチ504へ送られ(ステップT21
0)、返値レジスタrtvに“1н”がセットされ(ス
テップT211)、メインCPU103に1ブロック分
のイベントデータEVの送信が終ったことが伝えられ
る。また、上記ステップT213で、タイマカウンタT
のタイムカウントデータTMが“0н”になって、タイ
ムアウトになっていれば、タイムアウトを示す“0EE
н”のコマンドデータCMがコミュニケーションレジス
タCOMにセットされる(ステップT214)。
【0128】《18》イベント実行処理(ステップT1
09) 図22は、マスタCPU301によって実行される上記
ステップT109のイベント実行処理のフローチャート
を示す。まず、上記通信バッファbufに記憶されたイ
ベントデータEVが解読され、返値レジスタrtvにセ
ットされ(ステップT301)、この返値レジスタrt
vの解読されたイベントデータEVが送信レジスタxに
セットされる(ステップT302)。
【0129】そして、この送信レジスタxのイベントデ
ータEVが識別され(ステップT303)、イベントデ
ータEVが“0н”ならば、受信レジスタaに“0E0
н”のコマンド解読エラーのコマンドデータCMがセッ
トされ(ステップT311)、このコマンドデータCM
がさらにコミュニケーションレジスタCOMにセットさ
れる(ステップT318)。
【0130】また、上記イベントデータEVが“2н”
のキーオン/キーオフのイベントであれば、キーオン/
キーオフ処理が行われる(ステップT304)。上記イ
ベントデータEVが“4н”の音色変更のイベントであ
れば、音色変更処理が行われる(ステップT305)。
上記イベントデータEVが“6н”の音量変更のイベン
トであれば、音量変更処理が行われる(ステップT30
6)。上記イベントデータEVが“8н”の音色ごとの
音程変更のイベントであれば、音色ごとの音程変更処理
が行われる(ステップT307)。
【0131】上記ステップT304では、イベントデー
タEVの中のキーナンバデータに応じた周波数ナンバデ
ータが、マスタCPU301によって、トーンジェネレ
ータ303またはスレーブトーンジェネレータ106に
セットされる。また、イベントデータEVの中の音色チ
ャンネルが示す音色ナンバデータに応じた上位読み出し
アドレスデータRAと、上記下位読み出しアドレスデー
タとが、マスタCPU301によって、RAM108の
アサインメントメモリ306にセットされるか、または
拡張アドレスジェネレータ205の2ビットラッチ80
1a〜1101fにセットされる。
【0132】このとき、時分割チャンネルナンバデータ
CNが、マスタCPU301によって、拡張アドレスジ
ェネレータ205のフリップフロップ701a〜701
dにセットされるとともに、マスタ/スレーブビット信
号M/Sが、マスタCPU301によって、フリップフ
ロップ701eにセットされる。上記ステップT305
では上記音色チャンネルに対応する音色ナンバデータが
変更され、ステップT306では音量データが変更され
る。また、上記ステップT307では音色チャンネルで
発音中の時分割チャンネルの周波数ナンバデータが変更
される。
【0133】上記イベントデータEVが“Aн”の全体
の音程変更のイベントであれば、全体の音程変更処理が
行われる(ステップT308)。上記イベントデータE
Vが“Cн”の再イニシャライズのイベントであれば、
再イニシャライズ処理が行われ(ステップT309)、
RAM108、インターフェイスユニット203のイニ
シャライズ処理が行われる(ステップT310)。そし
て、上記T304〜T310の各処理の後に、受信レジ
スタaに“0FFн”の通信正常終了のコマンドデータ
CMがセットされ(ステップT312〜T317)、こ
のコマンドデータCMがさらにコミュニケーションレジ
スタCOMにセットされる(ステップT318)。
【0134】《19》イベント解読処理(ステップT3
01) 図23は、マスタCPU301によって実行される上記
ステップT301のイベント解読処理のフローチャート
を示す。まず、通信バッファbufの先頭のイベントデ
ータEVが受信レジスタaにセットされ(ステップT4
01)、この受信レジスタaのイベントデータEVが
“80н”、すなわち再イニシャライズのイベントデー
タEVであれば(ステップT402)、受信レジスタa
に“0Cн”の再イニシャライズのイベントデータEV
がセットされ(ステップT403)、さらにこのイベン
トデータEVが返値レジスタrtvにもセットされる
(ステップT408)。
【0135】上記ステップT402で、上記イベントデ
ータEVが“80н”でなければ、通信バッファbuf
の2番目のイベントの種類を示すイベントデータEVが
受信レジスタaにセットされ(ステップT404)、こ
のイベントデータEVと“70н”との論理積、すなわ
ちイベントデータEVの上位2ビット目〜4ビット目の
データが抽出され、受信レジスタaにセットされる(ス
テップT405)。さらに、この受信レジスタaのイベ
ントデータEVが4ビット下位へシフトされ、送信レジ
スタxにセットされ(ステップT406)、このイベン
トデータEVが変換されて受信レジスタaにセットされ
る(ステップT407)。この変換は、“000”→
“2н”、“011”→“4н”、“100”→“6
н”、“110”→“8н”、“111”→“Aн”で
あり、これら“2н”“4н”“6н”“8н”“A
н”は、上述したステップT303で識別される。
【0136】なお、上述した処理のほか、インターバル
割り込みルーチンの処理もマスタCPU301によって
実行される。このインターバル割り込みルーチンは周期
的に行われ、上記タイムカウンタTのタイムカウントデ
ータTMの値がマイナスでなければ、ディクリメントさ
れる。 本発明は上記実施例に限定されず、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上
記拡張アドレスジェネレータ205がRAMとされ、こ
のRAMはマスタ/スレーブにつきそれぞれ12チャン
ネル分のメモリエリアを有し、上記音色ナンバデータ
(上位読み出しアドレスデータRA)が、マスタCPU
301によって、対応するチャンネルメモリエリアに書
き込まれる。そして、このRAMの読み出し/書き込み
アドレスデータとして、上記クロック信号φ4、φ5、
φ6、φ7、φ8が用いられ、書き込み/読み出し信号
W/Rとして、上記クロック信号φ2が用いられる。
【0137】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、音楽デ
ータが2つ以上に分けられ、第1の音楽データがそのま
ま時分割または回路別に出力され、残りの第2音楽デー
タが記憶され、上記音楽データに対応する時分割チャン
ネルデータまたは回路区別データも出力されて記憶さ
れ、このとき時分割チャンネルデータに応じた分割時間
または回路区別データに応じた切り換え時間において、
上記第2音楽データが出力されるようにした。従って、
ビット数の長い1つの音楽データが2つ以上に分けら
れ、両データが時分割または回路別の時間同期制御がと
られて出力される。この結果、処理ビット数の小さい手
段から処理ビット数の大きい手段に向って大きいビット
数の音楽データを送ることができ、両手段のビット数の
整合をとることができる等の効果を奏する。また、音楽
データの送受にあたって、一方の手段の処理ビット数に
対し、他方の処理ビット数を拡張できて、全体回路の一
部のみにおいて、不整合を生じることなく、記憶容量等
の処理容量を拡大できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子楽器の全体回路図である。
【図2】送受制御回路104を示す回路図である。
【図3】インターフェイスユニット203を示す回路図
である。
【図4】イベントデータEV及びコマンドデータCMの
フォーマットを示す図である。
【図5】マスタトーンジェネレータ105及びその周辺
回路を示す回路図である。
【図6】バスタイミングコントローラ302、アドレス
バスコントローラ304及びデータバスコントローラ3
05を示す回路図である。
【図7】電子楽器内の各種信号のタイムチャートを示す
図である。拡張アドレスジェネレータ205を示す回路
図である。
【図8】クロックジェネレータ204を示す回路図であ
る。
【図9】拡張アドレスジェネレータ205を示す回路図
である。
【図10】拡張アドレスジェネレータ205を示す回路
図である。
【図11】拡張アドレスジェネレータ205を示す回路
図である。
【図12】拡張アドレスジェネレータ205を示す回路
図である。
【図13】拡張アドレスジェネレータ205を示す回路
図である。
【図14】リセットコントローラ206を示す回路図で
ある。
【図15】RAM102、108内の各レジスタを示す
図である。
【図16】メインCPU103によって実行されるメイ
ンルーチンのフローチャートを示す図である。
【図17】メインCPU103によって実行されるイベ
ント実行処理(ステップS106)のフローチャートを
示す図である。
【図18】メインCPU103によって実行されるパネ
ルイベント処理、キーイベント処理及び受信イベント処
理(ステップS204〜S206)のフローチャートを
示す図である。
【図19】メインCPU103によって実行されるイベ
ントデータEV送信処理(ステップS303)のフロー
チャートを示す図である。
【図20】マスタCPU301によって実行されるメイ
ンルーチンののフローチャートを示す図である。
【図21】マスタCPU301によって実行されるイベ
ントデータEV受信処理(ステップT106)のフロー
チャートを示す図である。
【図22】マスタCPU301によって実行されるイベ
ント実行処理(ステップT109)のフローチャートを
示す図である。
【図23】マスタCPU301によって実行されるイベ
ント解読処理(ステップT301)のフローチャートを
示す図である。
【符号の説明】
100…入力/出力回路、103…メインCPU、10
4…送受制御回路、105…マスタトーンジェネレー
タ、106…スレーブトーンジェネレータ、109…マ
スタクロックジェネレータ、117…外部リセット回
路、203…インターフェイスユニット、204、40
8…クロックジェネレータ、205…拡張アドレスジェ
ネレータ、206…リセットコントローラ、301…マ
スタCPU、302…バスタイミングコントローラ、3
03…トーンジェネレータ、304…アドレスバスコン
トローラ、305…データバスコントローラ、306…
アサインメントメモリ、501、504…ラッチ、40
1〜404、402、503、602、1204、12
09…バッファ、406、407、505〜508…ナ
ンドゲート、608〜611、703、704、806
a、806b、1203…アンドゲート、601、60
5〜607、701a〜701e、1201、120
2、1206〜1208…フリップフロップ、603、
604…カウンタ、702…デコーダ回路、801a〜
1101f…2ビットラッチ、802a〜805b、9
02a〜1103b…セレクタ、S、s…スタックポイ
ントレジスタ、RTV、rtv…返値レジスタ、EQ…
イベントキューレジスタ、T…タイマカウンタ、AL…
臨時レジスタ、X、x…送信レジスタ、BUF、buf
…通信バッファ、A、a…受信レジスタ、Y…順番レジ
スタ、COM…コミュニケーションレジスタ。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力すべき音楽データの一部の第1音楽デ
    ータを時分割に出力する第1音楽データ出力手段と、 この第1音楽データ出力手段より出力される第1音楽デ
    ータの残りの第2音楽データを出力する第2音楽データ
    出力手段と、 この第2音楽データ出力手段より出力された第2音楽デ
    ータを受け取り記憶する第2音楽データ記憶手段と、 上記第1及び第2の音楽データに対応する、時分割処理
    によるチャンネルを示す時分割チャンネルデータを出力
    する時分割チャンネル出力手段と、 この時分割チャンネル出力手段より出力された時分割チ
    ャンネルデータを受け取り記憶する時分割チャンネル記
    憶手段と、 この時分割チャンネル記憶手段に記憶された時分割チャ
    ンネルデータに応じた分割時間において、上記第2音楽
    データ記憶手段に記憶された第2音楽データを出力する
    第2音楽データ制御手段とを備えたことを特徴とする音
    楽情報処理システム。
  2. 【請求項2】上記第2音楽データ制御手段は、さらに時
    分割制御を行うための時分割チャンネル制御情報を発生
    する時分割チャンネル制御情報発生手段を備え、この時
    分割チャンネル制御情報発生手段によって発生された時
    分割チャンネル制御情報と、上記時分割チャンネル記憶
    手段に記憶された時分割チャンネルデータとの対応に応
    じて、この時分割チャンネルデータに応じた分割時間に
    おいて上記第2音楽データを出力することを特徴とする
    請求項1記載の音楽情報処理システム。
  3. 【請求項3】上記上記第1及び第2の音楽データは、こ
    の音楽データに応じた処理を行う音楽処理手段に送られ
    ることを特徴とする請求項1記載の音楽情報処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】上記第1音楽データは、第1音楽データ出
    力手段より第1のバスラインを介して出力され、上記第
    2音楽データ及び時分割チャンネルデータは、第2音楽
    データ出力手段及び時分割チャンネル出力手段より第2
    のバスラインを介して上記第2音楽データ記憶手段及び
    時分割チャンネル記憶手段に出力され、さらに第2音楽
    データ制御手段からの第2音楽データは、上記第1のバ
    スラインを介して出力されることを特徴とする請求項1
    記載の音楽データ処理システム。
  5. 【請求項5】上記第2音楽データ記憶手段は、上記時分
    割チャンネルデータに応じた複数の記憶エレメントより
    なり、第2音楽データは、時分割チャンネルデータに応
    じた記憶エレメントに記憶されることを特徴とする請求
    項1記載の音楽情報処理システム。
  6. 【請求項6】上記第1音楽データは下位アドレスデータ
    であり、上記第2音楽データは上位アドレスデータであ
    ることを特徴とする請求項1記載の音楽情報処理システ
    ム。
  7. 【請求項7】上記音楽処理手段には複数種類の楽音波形
    データが記憶され、上記音楽データに基づいてこの楽音
    波形データが読み出されることを特徴とする請求項3記
    載の音楽情報処理システム。
  8. 【請求項8】出力すべき音楽データの一部の第1音楽デ
    ータを複数の回路から切り換えて出力する第1音楽デー
    タ出力手段と、 この第1音楽データ出力手段より出力される第1音楽デ
    ータの残りの第2音楽データを出力する第2音楽データ
    出力手段と、 この第2音楽データ出力手段より出力された第2音楽デ
    ータを受け取り記憶する第2音楽データ記憶手段と、 上記第1及び第2の音楽データに対応する、上記複数の
    回路を区別する回路区別データを出力する回路区別デー
    タ出力手段と、 この回路区別データ出力手段より出力された回路区別デ
    ータを受け取り記憶する回路区別データ記憶手段と、 この回路区別データ記憶手段に記憶された回路区別デー
    タに応じた切り換え時間において、上記第2音楽データ
    記憶手段に記憶された第2音楽データを出力する第2音
    楽データ制御手段とを備えたことを特徴とする音楽情報
    処理システム。
  9. 【請求項9】上記第2音楽データ制御手段は、さらに上
    記複数の回路を切り換えるための回路切り換え制御情報
    を発生する回路切り換え制御情報発生手段を備え、この
    回路切り換え制御情報発生手段によって発生された回路
    切り換え制御情報と、上記回路区別データ記憶手段に記
    憶された回路区別データとの対応に応じて、この回路区
    別データに応じた切り換え時間において上記第2音楽デ
    ータを出力することを特徴とする請求項8記載の音楽情
    報処理システム。
  10. 【請求項10】上記上記第1及び第2の音楽データは、
    この音楽データに応じた処理を行う音楽処理手段に送ら
    れることを特徴とする請求項8記載の音楽情報処理シス
    テム。
  11. 【請求項11】上記第1音楽データは、第1音楽データ
    出力手段より第1のバスラインを介して出力され、上記
    第2音楽データ及び回路区別データは、第2音楽データ
    出力手段及び回路区別データ出力手段より第2のバスラ
    インを介して上記第2音楽データ記憶手段及び回路区別
    データ記憶手段に出力され、さらに第2音楽データ制御
    手段からの第2音楽データは、上記第1のバスラインを
    介して出力されることを特徴とする請求項8記載の音楽
    情報処理システム。
  12. 【請求項12】上記第2音楽データ記憶手段は、上記回
    路区別データに応じた複数の記憶エレメントよりなり、
    第2音楽データは、回路区別データに応じた記憶エレメ
    ントに記憶されることを特徴とする請求項8記載の音楽
    情報処理システム。
  13. 【請求項13】上記第1音楽データは下位アドレスデー
    タであり、上記第2音楽データは上位アドレスデータで
    あることを特徴とする請求項8記載の音楽情報処理シス
    テム。
  14. 【請求項14】上記音楽処理手段には複数種類の楽音波
    形データが記憶され、上記音楽データに基づいてこの楽
    音波形データが読み出されることを特徴とする請求項1
    0記載の音楽情報処理システム。
  15. 【請求項15】上記複数の回路を区別する回路区別デー
    タは、複数のトーンジェネレータを区別するデータであ
    ることを特徴とする請求項8記載の音楽情報処理システ
    ム。
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