JPH06193746A - ゲートバルブ - Google Patents

ゲートバルブ

Info

Publication number
JPH06193746A
JPH06193746A JP34251792A JP34251792A JPH06193746A JP H06193746 A JPH06193746 A JP H06193746A JP 34251792 A JP34251792 A JP 34251792A JP 34251792 A JP34251792 A JP 34251792A JP H06193746 A JPH06193746 A JP H06193746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
fluid
opening
gate valve
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34251792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Ito
秀文 伊藤
Yoshio Saito
由雄 斉藤
Hideki Tomioka
秀起 富岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP34251792A priority Critical patent/JPH06193746A/ja
Publication of JPH06193746A publication Critical patent/JPH06193746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被搬送物体を浮上させたままで圧力が異なる
雰囲気間に設けられたゲートを通過することができるよ
うにする。 【構成】 流体の流れを利用して空間に浮上させた状態
で板状体を搬送する気流搬送装置と大気圧以下の圧力で
用いられるロードロック室との仕切り部に配設され、こ
の仕切り部に面した開口3を開閉する弁体5、及び前記
開口3を通過する板状体に対し弁体5の上部に設けられ
たノズル7から流体を噴出させて浮上搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体の搬送制御技術、特
に、流体力によって板状体を浮上させて搬送するために
用いて効果のある技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体の微細化にともない、移送
中において移送物品に異物の付着しないことが要求され
ている。異物の付着としては、浮遊塵埃の付着や治具な
どの物体との接触による付着が主な原因である。異物付
着を防止するためには、異物発生源を板状体移送雰囲
気に入れないようにする、板状体の接触を最小限にす
る、などの対策が要求される。
【0003】そこで、エアーなどの流体力によって半導
体ウェハなどの板状体を浮上させた状態で、かつ周囲の
部材(搬送路など)に対し非接触で移送する方法が採用
されている。この移送方式には磁気浮上搬送式、気流搬
送式などがある。
【0004】従来、流体によって板状体を移送する装置
は、大気圧のみの移送であったが、大気圧以下の減圧で
の処理を行う装置への移送に際しては、処理室(スパッ
タ装置など)の前に雰囲気圧力を制御する前室(例え
ば、ロードロック室)を設け、その空間を仕切っている
ゲートバルブを通して移送が行われる。
【0005】このゲートバルブは、板状体の移送方向に
対して垂直方向に往復運動して弁の開閉を行うもので、
板状体を気流搬送装置から処理部へ送り込む動作と、処
理の済んだ板状体を処理部から気流搬送装置へ戻す動作
とが要求されるため、エアーの吹き出し方向を移送方向
に応じて切り換えできるようになっている。
【0006】また、ゲートバルブは、板状体移送の開口
部に押し付ける方式が主として用いられており、そのタ
イプにはリンク式、カム式、ボール式、コロ式、圧力式
などがある。現在、その中でも摺動による異物発生を防
止するために圧力式の無摺動バルブが開発されている。
この方式によるゲートバルブは、例えば、入江工研株式
会社、株式会社岸川特殊バルブなどから市販されてい
る。
【0007】なお、ゲートバルブに関する技術には、例
えば、半導体基盤技術研究会「ウルトラクリーンテクノ
ロジー」1991年4月25日発行、Vol.3
(2)、70〜72頁に記載がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者の検討によれ
ば、現状のゲートバルブは、板状体の移送方向に対する
厚みが100mm程度あり、板状体を浮上させるために
は、床面より流体を噴出させるノズルの間隔が最低40
〜50mmが必要であり、浮上させたままでの板状体の
移送は困難であるという問題がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、被搬送物体を浮
上させたままで仕切り部を通過することが可能な技術を
提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0012】すなわち、流体の流れを利用して空間に浮
上させた状態で板状体を搬送する気流搬送装置と大気圧
以下の圧力で用いられる処理部との仕切り部に配設さ
れ、前記仕切り部に面した開口部を開閉する弁体と、前
記開口部を通過する前記板状体に対し流体を噴出させて
浮上搬送する流体噴出部とを設けるようにしている。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、気流搬送装置からの板
状体が処理部へ抜ける開口部に進入しようとするとき、
開口部から弁体が抜け出ると同時に流体噴出部から流体
が吹き出し、板状体を浮上させたまま処理部へ搬送し、
通過終了と共に弁体が開口部を閉じる。したがって、板
状体はゲートバルブ内を浮上したまま通過することがで
き、簡単な構成により大気圧以下の雰囲気への浮上搬送
が可能になる。
【0014】
【実施例1】図1は本発明によるゲートバルブの一実施
例を示す正面図であり、図2は図1の実施例の側面断面
図である。
【0015】ゲートバルブ1の外形は図1に示すように
“T”字形を成し、本体2の上部には通過する被搬送物
の断面サイズより大きめの開口3が開けられている。本
体2は図2に示すように箱状を成し、中心部には縦方向
に軸4が挿通され、この軸4の上端には板状の弁体5が
取り付けられている。
【0016】弁体5は、開口3の面積より大きい面積を
有し、その材料にはステンレスなどが用いられている。
さらに、弁体5の上部には、被搬送物(板状体)に対し
て流体を噴射するためのノズル部6が設けられている。
ノズル部6には多数のノズル7が所定間隔に形成されて
おり、これらに流体(エアー、ガスなど)を供給するた
めに、軸4及び弁体5には1本の流体供給孔8が設けら
れている。
【0017】本体2の下端には、軸4及び弁体5を上下
動させる駆動源となる駆動部9(ガスシリンダ)が設け
られ、外部からガスポンプ(不図示)からガスが供給さ
れる。さらに、駆動部9の下部には、流体供給孔8に連
通する流体供給口10が設けられている。
【0018】次に、図3(圧力差のある2つの空間の仕
切り部に本発明によるゲートバルブ1を設置した状態を
示す主要部の断面図)及び図4(図2のIV−IV断面
図)を用いて実施例の動作を説明する。
【0019】ゲートバルブ1は、図3に示すように、気
流搬送装置11とロードロック室12との間に設置され
る。気流搬送装置11(大気圧雰囲気で使用)及びロー
ドロック室12(真空雰囲気で使用)の搬送路13の床
面からは、その上方を通過する板状体14(ここでは半
導体ウェハ)に向けてガスが吹き出している。
【0020】図3に示すように、板状体14は図の左側
から右側へ搬送される。気流搬送装置11内にあって
は、搬送路13からのガスは矢印図示のように上方向へ
吹き出ており、板状体14は浮上したまま気流搬送装置
11内の右側へ搬送される。そして、ゲートバルブ1の
手前に板状体14が到達した段階で、それまで閉じてい
た弁体5が下降し、ゲートが開けられる。ついで、ノズ
ル部6のノズル7よりガスを噴射させる。
【0021】ノズル7は、図4に示すように、板状体1
4(図3)の左右の振れを防止すべく両側から中心に向
かってガスが吹き出るノズル7a、このノズルのすぐ内
側に配設されてロードロック室12方向へガスが吹き出
す一対のノズル7b、及びこのノズル7b間に配設され
て気流搬送装置11方向へ吹き出るノズル7cを備えて
いる(なお、ノズル7bとノズル7cは、板状体14に
推進力を付与すると共に加速または減速、さらには非常
停止後の復旧のために用いられる)。
【0022】これにより、開口3内に進入した板状体1
4はノズル7から吹き出たガスによって浮上し、板状体
14は開口3の側壁部に接触することなく通過する。板
状体14が開口3内を通過し終わると、ノズル7からの
ガスの噴出を止め、弁体5を上昇させ、ゲートを閉じ
る。
【0023】
【実施例2】図5は本発明の他の実施例を示す側面断面
図である。ここでは、図2と同一であるものには同一引
用数字を用いたので、重複する説明は省略する。
【0024】前記実施例1においては、ノズル7を弁体
5の頂部に設けるものとしたが、これに代えて本実施例
では、図5に示すように、ゲートバルブ1の開口3の下
部の周辺にノズル15を設け、ノズル7と同様の効果を
得ている。
【0025】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0026】例えば、開口3及び弁体5は半導体ウェハ
を対象にしたため、横長の形状にしたが、被搬送物の形
状に応じて任意の形にすることができる。
【0027】また、以上の説明では、主として本発明者
によってなされた発明をその利用分野である半導体ウェ
ハに適用した場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、同様に異物付着を防止する必要のある
板状体、例えば、CD、液晶表示器などに対しても本発
明を適用することができる。
【0028】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0029】すなわち、流体の流れを利用して空間に浮
上させた状態で板状体を搬送する気流搬送装置と大気圧
以下の圧力で用いられる処理部との仕切り部に配設さ
れ、前記仕切り部に面した開口部を開閉する弁体と、前
記開口部を通過する前記板状体に対し流体を噴出させて
浮上搬送する流体噴出部とを設けるようにしたので、板
状体はゲートバルブ内を浮上したまま通過することがで
き、簡単な構成により大気圧以下の雰囲気への浮上搬送
が可能になる。
【0030】したがって、板状体が半導体ウェハの場
合、ICなどの回路の微小化及び高性能化が可能にな
り、半導体装置や半導体素子及び製造装置の信頼性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゲートバルブの一実施例を示す正
面図である。
【図2】図1の実施例の側面断面図である。
【図3】本発明によるゲートバルブを気流搬送装置とロ
ードロック室との仕切り部に設けた状況を示す断面図で
ある。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】本発明によるゲートバルブの他の実施例を示す
側面断面図である。
【符号の説明】
1 ゲートバルブ 2 本体 3 開口 4 軸 5 弁体 6 ノズル部 7,7a,7b,7c ノズル 8 流体供給孔 9 駆動部 10 流体供給口 11 気流搬送装置 12 ロードロック室 13 搬送路 14 板状体 15 ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れを利用して空間に浮上させた
    状態で板状体を搬送する気流搬送装置と大気圧以下の圧
    力で用いられる処理部との仕切り部に配設され、前記仕
    切り部に面した開口部を開閉する弁体と、前記開口部を
    通過する前記板状体に対し流体を噴出させて浮上搬送す
    る流体噴出部とを具備することを特徴とするゲートバル
    ブ。
  2. 【請求項2】 前記流体噴出部は、弁体の上部に設けら
    れたノズルであることを特徴とする請求項1記載のゲー
    トバルブ。
  3. 【請求項3】 前記流体噴出部は、バルブ本体の前記開
    口の周縁に設けたノズルであることを特徴とする請求項
    1記載のゲートバルブ。
JP34251792A 1992-12-22 1992-12-22 ゲートバルブ Pending JPH06193746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34251792A JPH06193746A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 ゲートバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34251792A JPH06193746A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 ゲートバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06193746A true JPH06193746A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18354361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34251792A Pending JPH06193746A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 ゲートバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06193746A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222209A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Shinko Electric Co Ltd エア浮上ユニット、搬送方法、及びエア浮上搬送装置
WO2010058689A1 (ja) * 2008-11-18 2010-05-27 オイレス工業株式会社 非接触搬送装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222209A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Shinko Electric Co Ltd エア浮上ユニット、搬送方法、及びエア浮上搬送装置
JP4501713B2 (ja) * 2005-02-09 2010-07-14 シンフォニアテクノロジー株式会社 エア浮上搬送装置
WO2010058689A1 (ja) * 2008-11-18 2010-05-27 オイレス工業株式会社 非接触搬送装置
JP5406852B2 (ja) * 2008-11-18 2014-02-05 オイレス工業株式会社 非接触搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5067762A (en) Non-contact conveying device
JP4669252B2 (ja) 旋回流形成体および非接触搬送装置
JP4501713B2 (ja) エア浮上搬送装置
JP4272230B2 (ja) 減圧乾燥装置
JP4869612B2 (ja) 基板搬送システムおよび基板搬送方法
JPH07228342A (ja) 気流搬送装置およびその制御方法
JPH06193746A (ja) ゲートバルブ
JP2007204278A (ja) 基板浮上搬送装置
JPH10139160A (ja) 板状物搬送装置及び非接触搬送ライン
JP4171293B2 (ja) 薄板状材の搬送方法及び装置
JP4376641B2 (ja) エア浮上式コンベア
JP4333879B2 (ja) 非接触吸着治具及び非接触チャック装置
JPH05299492A (ja) ウエハの位置決め装置
JPH11268830A (ja) 気流搬送セル
JP2521445B2 (ja) 気体浮上式搬送設備における搬送方法
JPH06340333A (ja) 気流搬送装置
JP2599100B2 (ja) Di缶セパレータ装置
JPS59121226A (ja) エアベアリング
JP4830339B2 (ja) 搬送装置
JPH07176593A (ja) 搬送装置
JPS63202516A (ja) 板状物の移送装置
JPH028121A (ja) ウエハ搬送装置
JP3933123B2 (ja) エア搬送装置
JPH0276242A (ja) 基板搬送方法およびその装置
JP2001105369A (ja) 搬送装置