JPH0619352Y2 - モ−タの過負荷時制御装置 - Google Patents
モ−タの過負荷時制御装置Info
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- JPH0619352Y2 JPH0619352Y2 JP1986012466U JP1246686U JPH0619352Y2 JP H0619352 Y2 JPH0619352 Y2 JP H0619352Y2 JP 1986012466 U JP1986012466 U JP 1986012466U JP 1246686 U JP1246686 U JP 1246686U JP H0619352 Y2 JPH0619352 Y2 JP H0619352Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はモータの過負荷時制御装置に関し、例えば、自
動車用空調システムのブロアモータや空調ドア駆動モー
タなどの過負荷時制御装置として有効に利用することが
できる。
動車用空調システムのブロアモータや空調ドア駆動モー
タなどの過負荷時制御装置として有効に利用することが
できる。
[従来技術の説明] 本考案に関連する従来技術のひとつとして、特開昭57
−113726号公報に記載の小型直流モータの過電流
遮断装置がある。これは、小型直流モータの過負荷電流
を検出し、その検出で当該モータへの通電を停止するも
ので、ひとたび過負荷電流が検出されれば上記停止状態
を継続し、電源の供給を一度停止して再度供給しなおさ
ない限りモータへの通電停止状態の解除が行なわれない
ようになっている。
−113726号公報に記載の小型直流モータの過電流
遮断装置がある。これは、小型直流モータの過負荷電流
を検出し、その検出で当該モータへの通電を停止するも
ので、ひとたび過負荷電流が検出されれば上記停止状態
を継続し、電源の供給を一度停止して再度供給しなおさ
ない限りモータへの通電停止状態の解除が行なわれない
ようになっている。
ところで、例えば自動車用空調システムにおけるエアミ
ックスドア等の空調ドア駆動モータや送風機のブロアモ
ータなどにおいては、空調ドアの駆動系や送風機のファ
ンに異物がはさまり、これによって、空調ドアの回動や
ファンの回転が阻害され、モータロックあるいはモータ
が高負荷状態となるような場合がある。このような場合
に、モータへの通電が断たれると、モータのトルクによ
って異物に加わっていた力が急に抜けるので、異物が外
れ、正常状態に復帰する場合が実際上少なくない。
ックスドア等の空調ドア駆動モータや送風機のブロアモ
ータなどにおいては、空調ドアの駆動系や送風機のファ
ンに異物がはさまり、これによって、空調ドアの回動や
ファンの回転が阻害され、モータロックあるいはモータ
が高負荷状態となるような場合がある。このような場合
に、モータへの通電が断たれると、モータのトルクによ
って異物に加わっていた力が急に抜けるので、異物が外
れ、正常状態に復帰する場合が実際上少なくない。
しかしながら、上記従来技術では、ひとたび過負荷状態
が検出されるとモータへの通電停止が保持されるので、
異物が外れて正常に動作するにも拘らずモータへの通電
停止が継続するという状態が実際上少なからず生ずるこ
ととなり、また、異物が外れて正常に動作する状態にあ
るか否かを知るためには、電源の供給を一度停止して再
度供給するための人為的なスイッチ操作を繰り返さなけ
ればならない煩わしさを伴なうなどの問題点があった。
が検出されるとモータへの通電停止が保持されるので、
異物が外れて正常に動作するにも拘らずモータへの通電
停止が継続するという状態が実際上少なからず生ずるこ
ととなり、また、異物が外れて正常に動作する状態にあ
るか否かを知るためには、電源の供給を一度停止して再
度供給するための人為的なスイッチ操作を繰り返さなけ
ればならない煩わしさを伴なうなどの問題点があった。
[考案の目的] 本考案は上記観点に基づいてなされたもので、その目的
は、モータが過負荷状態を脱した場合にモータを自動的
に再駆動することのできるモータの過負荷時制御装置を
提供することにある。
は、モータが過負荷状態を脱した場合にモータを自動的
に再駆動することのできるモータの過負荷時制御装置を
提供することにある。
[目的を達成するための手段] 本考案においては、モータ駆動回路によって駆動される
モータの負荷を検出し、それを表わす負荷信号を与える
負荷検出手段と、前記負荷信号に応答して前記モータが
過負荷か否かを検出し、それを表わす検出手段を与える
過負荷検出手段と、前記検出信号に応答し、前記モータ
が過負荷状態にある間、前記モータ駆動回路が前記モー
タに間欠的に駆動電力を与えるように、前記モータ駆動
回路に制御信号を与える制御手段とを備え、前記負荷検
出手段が、前記モータの負荷電流に応じた電圧信号を与
える検出抵抗(22)と、前記検出抵抗の電圧信号を積
分して前記負荷信号を与える積分回路(23)とを有
し、前記過負荷検出手段が、前記負荷信号と所定の基準
電圧とを入力し、前記負荷信号が前記基準電圧以下の場
合に第1レベルの前記検出信号を与え、前記負荷信号が
前記基準電圧以上になることで第2レベルの前記検出信
号を与える第1のコンパレータ(25)を有し、前記制
御手段が、一方の入力端子がダイオード(29)を介し
て前記第1のコンパレータ(25)の出力端子に接続さ
れていると共に抵抗(31)を介して定電圧源に接続さ
れ、他方の入力端子が抵抗(33)およびダイオード
(32)を介して前記一方の入力端子に接続されている
と共に前記抵抗(33)およびコンデンサ(35)と抵
抗(34)とからなる並列回路を介してグラウンドさ
れ、出力端子が抵抗(38)を介して定電圧源に接続さ
れていると共に前記モータ駆動回路への制御出力線
(3)に接続されている第2のコンパレータ(30)で
あって、前記第1のコンパレータ(25)が第1レベル
の前記検出信号を与えている場合に第1レベルの前記制
御信号を与え、前記第1のコンパレータ(25)が第2
レベルの前記検出信号を与えることで前記コンデンサ
(35)と抵抗(34)とによって定まる時定数に従い
所定時間の間第2レベルの前記検出信号を与える前記第
2のコンパレータ(30)と、前記第2のコンパレータ
(30)の出力端子と一方の入力端子との間に挿入され
た複数のダイオード(36,37)とを有するモータの
過負荷時制御装置によって、上記目的を達成する。
モータの負荷を検出し、それを表わす負荷信号を与える
負荷検出手段と、前記負荷信号に応答して前記モータが
過負荷か否かを検出し、それを表わす検出手段を与える
過負荷検出手段と、前記検出信号に応答し、前記モータ
が過負荷状態にある間、前記モータ駆動回路が前記モー
タに間欠的に駆動電力を与えるように、前記モータ駆動
回路に制御信号を与える制御手段とを備え、前記負荷検
出手段が、前記モータの負荷電流に応じた電圧信号を与
える検出抵抗(22)と、前記検出抵抗の電圧信号を積
分して前記負荷信号を与える積分回路(23)とを有
し、前記過負荷検出手段が、前記負荷信号と所定の基準
電圧とを入力し、前記負荷信号が前記基準電圧以下の場
合に第1レベルの前記検出信号を与え、前記負荷信号が
前記基準電圧以上になることで第2レベルの前記検出信
号を与える第1のコンパレータ(25)を有し、前記制
御手段が、一方の入力端子がダイオード(29)を介し
て前記第1のコンパレータ(25)の出力端子に接続さ
れていると共に抵抗(31)を介して定電圧源に接続さ
れ、他方の入力端子が抵抗(33)およびダイオード
(32)を介して前記一方の入力端子に接続されている
と共に前記抵抗(33)およびコンデンサ(35)と抵
抗(34)とからなる並列回路を介してグラウンドさ
れ、出力端子が抵抗(38)を介して定電圧源に接続さ
れていると共に前記モータ駆動回路への制御出力線
(3)に接続されている第2のコンパレータ(30)で
あって、前記第1のコンパレータ(25)が第1レベル
の前記検出信号を与えている場合に第1レベルの前記制
御信号を与え、前記第1のコンパレータ(25)が第2
レベルの前記検出信号を与えることで前記コンデンサ
(35)と抵抗(34)とによって定まる時定数に従い
所定時間の間第2レベルの前記検出信号を与える前記第
2のコンパレータ(30)と、前記第2のコンパレータ
(30)の出力端子と一方の入力端子との間に挿入され
た複数のダイオード(36,37)とを有するモータの
過負荷時制御装置によって、上記目的を達成する。
[考案の実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2図は第1
図の構成におけるモータ駆動回路の一例を示す概略回路
図である。
図の構成におけるモータ駆動回路の一例を示す概略回路
図である。
第1図において、1は過負荷時制御装置、2は直流モー
タを含むモータ駆動回路である。過負荷時制御装置1と
モータ駆動回路2との間には、過負荷時制御装置1の制
御出力をモータ回路2に与えるための制御出力線3と、
モータ駆動回路2に含まれる直流モータの負荷電流を装
置1に導入するための負荷電流導入線4とが配線されて
いる。
タを含むモータ駆動回路である。過負荷時制御装置1と
モータ駆動回路2との間には、過負荷時制御装置1の制
御出力をモータ回路2に与えるための制御出力線3と、
モータ駆動回路2に含まれる直流モータの負荷電流を装
置1に導入するための負荷電流導入線4とが配線されて
いる。
モータ駆動回路2は第2図に示されている。本例では、
空調システムにおけるエアミックスドアの駆動回路とし
て示されている。モータ駆動回路2の入力段には、エア
ミックスドアの開度設定信号とエアミックスドアの実際
の開度を表わす開度信号とを入力する誤差演算器5がも
うけられている。誤差演算器5は、開度設定信号と開度
信号とが等しい場合に所定電圧レベルの一致出力を与
え、両信号間に大小差が生じた場合に上記所定電圧レベ
ルを中心として大小変化する誤差出力を与える。本例で
は、開度設定信号<開度信号の場合に、両信号間の差に
応じて上記所定電圧レベルよりも高くなる誤差出力が与
えられ、開度設定信号>開度信号の場合に、両信号間の
差に応じて上記所定電圧レベルよりも低くなる誤差出力
が与えられる。このような誤差演算器5の出力端子は、
正転用コンパレータ6の(+)入力端子と、逆転用コン
パレータ7の(−)入力端子とに接続されている。正転
用コンパレータ6の(−)入力端子および逆転用コンパ
レータ7の(+)入力端子には、電源ラインとグラウン
ドとの間に直列挿入された3つの抵抗8,9,10によ
って夫々基準電圧が印加されるようになっている。正転
用コンパレータ6の(−)入力端子および逆転用コンパ
レータ7の(+)入力端子に印加される夫々の基準電圧
は、誤差演算器5の出力が上記所定電圧レベルを中心と
する予め定められた範囲内にある場合に各コンパレータ
6,7の出力が共にLレベルとなり、誤差演算器5の出
力が上記予め定められた範囲以上に高くなった場合に正
転用コンパレータ6の出力のみがHレベルとなり、ま
た、誤差演算器5の出力が上記予め定められた範囲以下
に低くなった場合に逆転用コンパレータ7の出力のみが
Hレベルとなるように、設定されている。正転用コンパ
レータ6の出力端子は、NPNトランジスタ11のベー
スに接続されていると共に、インバータ12を介してP
NPトランジスタ13のベースに接続され、更に、ダイ
オード14を介して端子15に接続されている。この端
子15には、前述した制御出力線3が接続される。逆転
用コンパレータ7の出力端子は、別のNPNトランジス
タ16のベースに接続されていると共に、インバータ1
7を介して別のPNPトランジスタ18のベースに接続
され、更に、ダイオード19を介して、上述の端子15
に接続されている。各PNPトランジスタ13,18の
エミッタは電源ラインに接続されている。PNPトラン
ジスタ13のコレクタはNPNトランジスタ16のコレ
クタに接続され、これらトランジスタのコレクタ接続間
に、エアミックスドア駆動用の直流モータ20の一方の
通電端子が接続されている。他方のPNPトランジスタ
18のコレクタはNPNトランジスタ11のコレクタに
接続されて、これらトランジスタのコレクタ接続間に、
直流モータ20の他方の通電端子が接続されている。N
PNトランジスタ11,16のエミッタは端子21に接
続されている。この端子21には、前述した負荷電流導
入線4が接続される。トランジスタ11および13は正
転用コンパレータ6のHレベル出力で導通し、トランジ
スタ16および18は逆転用コンパレータ7のHレベル
出力で導通する。制御出力線3が接続される端子15に
は、後述するように、HレベルまたはLレベルの制御出
力が過負荷時制御装置1から与えられる。端子15がH
レベルの状態ではトランジスタ11,13,16,18
のオン/オフがコンパレータ6,7の支配下におかれ、
端子15がLレベルの状態ではコンパレータ6,7の出
力側がLレベル状態となりトランジスタ11,13,1
6,18がオフ状態におかれるようになっている。
空調システムにおけるエアミックスドアの駆動回路とし
て示されている。モータ駆動回路2の入力段には、エア
ミックスドアの開度設定信号とエアミックスドアの実際
の開度を表わす開度信号とを入力する誤差演算器5がも
うけられている。誤差演算器5は、開度設定信号と開度
信号とが等しい場合に所定電圧レベルの一致出力を与
え、両信号間に大小差が生じた場合に上記所定電圧レベ
ルを中心として大小変化する誤差出力を与える。本例で
は、開度設定信号<開度信号の場合に、両信号間の差に
応じて上記所定電圧レベルよりも高くなる誤差出力が与
えられ、開度設定信号>開度信号の場合に、両信号間の
差に応じて上記所定電圧レベルよりも低くなる誤差出力
が与えられる。このような誤差演算器5の出力端子は、
正転用コンパレータ6の(+)入力端子と、逆転用コン
パレータ7の(−)入力端子とに接続されている。正転
用コンパレータ6の(−)入力端子および逆転用コンパ
レータ7の(+)入力端子には、電源ラインとグラウン
ドとの間に直列挿入された3つの抵抗8,9,10によ
って夫々基準電圧が印加されるようになっている。正転
用コンパレータ6の(−)入力端子および逆転用コンパ
レータ7の(+)入力端子に印加される夫々の基準電圧
は、誤差演算器5の出力が上記所定電圧レベルを中心と
する予め定められた範囲内にある場合に各コンパレータ
6,7の出力が共にLレベルとなり、誤差演算器5の出
力が上記予め定められた範囲以上に高くなった場合に正
転用コンパレータ6の出力のみがHレベルとなり、ま
た、誤差演算器5の出力が上記予め定められた範囲以下
に低くなった場合に逆転用コンパレータ7の出力のみが
Hレベルとなるように、設定されている。正転用コンパ
レータ6の出力端子は、NPNトランジスタ11のベー
スに接続されていると共に、インバータ12を介してP
NPトランジスタ13のベースに接続され、更に、ダイ
オード14を介して端子15に接続されている。この端
子15には、前述した制御出力線3が接続される。逆転
用コンパレータ7の出力端子は、別のNPNトランジス
タ16のベースに接続されていると共に、インバータ1
7を介して別のPNPトランジスタ18のベースに接続
され、更に、ダイオード19を介して、上述の端子15
に接続されている。各PNPトランジスタ13,18の
エミッタは電源ラインに接続されている。PNPトラン
ジスタ13のコレクタはNPNトランジスタ16のコレ
クタに接続され、これらトランジスタのコレクタ接続間
に、エアミックスドア駆動用の直流モータ20の一方の
通電端子が接続されている。他方のPNPトランジスタ
18のコレクタはNPNトランジスタ11のコレクタに
接続されて、これらトランジスタのコレクタ接続間に、
直流モータ20の他方の通電端子が接続されている。N
PNトランジスタ11,16のエミッタは端子21に接
続されている。この端子21には、前述した負荷電流導
入線4が接続される。トランジスタ11および13は正
転用コンパレータ6のHレベル出力で導通し、トランジ
スタ16および18は逆転用コンパレータ7のHレベル
出力で導通する。制御出力線3が接続される端子15に
は、後述するように、HレベルまたはLレベルの制御出
力が過負荷時制御装置1から与えられる。端子15がH
レベルの状態ではトランジスタ11,13,16,18
のオン/オフがコンパレータ6,7の支配下におかれ、
端子15がLレベルの状態ではコンパレータ6,7の出
力側がLレベル状態となりトランジスタ11,13,1
6,18がオフ状態におかれるようになっている。
モータ駆動回路2の端子21に接続された負荷電流導入
線4は、第1図に示されるように、過負荷時制御装置1
の検出抵抗22の一端に接続されている。検出抵抗22
の他端はグラウンドされている。検出抵抗22は直流モ
ータ20の負荷電流を電圧検出する。
線4は、第1図に示されるように、過負荷時制御装置1
の検出抵抗22の一端に接続されている。検出抵抗22
の他端はグラウンドされている。検出抵抗22は直流モ
ータ20の負荷電流を電圧検出する。
検出抵抗22の一端は、また、抵抗23aとコンデンサ
23bとからなる積分回路23および入力抵抗24を介
して、第1のコンパレータ25の(−)入力端子に接続
されている。第1のコンパレータ25の(+)入力端子
には、定電圧源とグラウンドとの間に直列挿入された抵
抗26と27とによって分圧された基準電圧が印加され
るようになっている。積分回路23は直流モータ20の
起動時の突入電流による後段回路の誤動作を防止する。
第1のコンパレータ25の(+)入力端子に印加される
基準電圧は、直流モータ20の正常運転時に当該コンパ
レータ25の出力がHレベルとなり、直流モータ20が
ロックもしくは高負荷状態となった場合に当該コンパレ
ータ25の出力がLレベルに反転するように、設定され
ている。
23bとからなる積分回路23および入力抵抗24を介
して、第1のコンパレータ25の(−)入力端子に接続
されている。第1のコンパレータ25の(+)入力端子
には、定電圧源とグラウンドとの間に直列挿入された抵
抗26と27とによって分圧された基準電圧が印加され
るようになっている。積分回路23は直流モータ20の
起動時の突入電流による後段回路の誤動作を防止する。
第1のコンパレータ25の(+)入力端子に印加される
基準電圧は、直流モータ20の正常運転時に当該コンパ
レータ25の出力がHレベルとなり、直流モータ20が
ロックもしくは高負荷状態となった場合に当該コンパレ
ータ25の出力がLレベルに反転するように、設定され
ている。
このような第1のコンパレータ25の出力端子は、抵抗
28を介して定電圧源に接続されていると共に、ダイオ
ード29を介して第2のコンパレータ30の(+)入力
端子に接続されている。ダイオード29は、第2のコン
パレータ30の(+)入力端子から第1のコンパレータ
25の出力端子に向う方向が順方向となるように挿入さ
れている。第2のコンパレータ30の(+)入力端子
は、また、抵抗31を介して定電圧源に接続されている
と共に、別のダイオード32のアノードに接続されてい
る。当該ダイオード32のカソードは、抵抗33を介し
て第2のコンパレータ30の(−)入力端子に接続され
ていると共に、抵抗34を介してグラウンドされ、更
に、コンデンサ35を介してグラウンドされている。第
2のコンパレータ30の(+)入力端子と出力端子との
間には、(+)入力端子から出力端子に向う方向を順方
向とする直列接続の2つのダイオード36,37が挿入
されている。第2のコンパレータ30の出力端子は、更
に、抵抗38を介して定電圧源に接続されていると共
に、制御出力線3を介してモータ駆動回路2の端子15
に接続されている。コンデンサ35は、第1のコンパレ
ータ25の出力がHレベルに転ずることで抵抗31およ
びダイオード32を通して充電され、第1のコンパレー
タ25の出力がLレベルに転ずることでダイオード29
を通して第2のコンパレータ30の(+)入力端子の電
位が下がるために抵抗34を通して放電する。第2のコ
ンパレータ30は、第1のコンパレータ25の出力がH
レベルの場合、ダイオード32の順方向電圧降下分だけ
ダイオード32のアノード電位が高くなるために、Hレ
ベル出力を与える。これに対して、第1のコンパレータ
25の出力がLレベルに転じた場合、第2のコンパレー
タ30は、ダイオード29の働きによって(+)入力端
子の電位が(−)入力端子のそれよりも低くなるため
に、その出力がLレベルに反転する。第2のコンパレー
タ30のLレベル出力状態は、コンデンサ35の放電に
よって当該コンパレータ30の(−)入力端子の電位が
(+)入力端子の電位以下に下がるまでの所定時間の
間、保持される。直列接続のダイオード36,37はコ
ンデンサ35の放電時における第2のコンパレータ30
の(+)入力端子の電位を決定するもので、これらの順
方向電圧降下分だけ(+)入力端子の電位が高められる
ようになっている。これにより、第2のコンパレータ3
0のLレベル出力からHレベル出力への反転が確実に行
なわれるようになっている。
28を介して定電圧源に接続されていると共に、ダイオ
ード29を介して第2のコンパレータ30の(+)入力
端子に接続されている。ダイオード29は、第2のコン
パレータ30の(+)入力端子から第1のコンパレータ
25の出力端子に向う方向が順方向となるように挿入さ
れている。第2のコンパレータ30の(+)入力端子
は、また、抵抗31を介して定電圧源に接続されている
と共に、別のダイオード32のアノードに接続されてい
る。当該ダイオード32のカソードは、抵抗33を介し
て第2のコンパレータ30の(−)入力端子に接続され
ていると共に、抵抗34を介してグラウンドされ、更
に、コンデンサ35を介してグラウンドされている。第
2のコンパレータ30の(+)入力端子と出力端子との
間には、(+)入力端子から出力端子に向う方向を順方
向とする直列接続の2つのダイオード36,37が挿入
されている。第2のコンパレータ30の出力端子は、更
に、抵抗38を介して定電圧源に接続されていると共
に、制御出力線3を介してモータ駆動回路2の端子15
に接続されている。コンデンサ35は、第1のコンパレ
ータ25の出力がHレベルに転ずることで抵抗31およ
びダイオード32を通して充電され、第1のコンパレー
タ25の出力がLレベルに転ずることでダイオード29
を通して第2のコンパレータ30の(+)入力端子の電
位が下がるために抵抗34を通して放電する。第2のコ
ンパレータ30は、第1のコンパレータ25の出力がH
レベルの場合、ダイオード32の順方向電圧降下分だけ
ダイオード32のアノード電位が高くなるために、Hレ
ベル出力を与える。これに対して、第1のコンパレータ
25の出力がLレベルに転じた場合、第2のコンパレー
タ30は、ダイオード29の働きによって(+)入力端
子の電位が(−)入力端子のそれよりも低くなるため
に、その出力がLレベルに反転する。第2のコンパレー
タ30のLレベル出力状態は、コンデンサ35の放電に
よって当該コンパレータ30の(−)入力端子の電位が
(+)入力端子の電位以下に下がるまでの所定時間の
間、保持される。直列接続のダイオード36,37はコ
ンデンサ35の放電時における第2のコンパレータ30
の(+)入力端子の電位を決定するもので、これらの順
方向電圧降下分だけ(+)入力端子の電位が高められる
ようになっている。これにより、第2のコンパレータ3
0のLレベル出力からHレベル出力への反転が確実に行
なわれるようになっている。
以上のごとき構成で、直流モータ20が正常に回転して
いる状態ではその負荷電流が小さく、検出抵抗22によ
る検出電圧が第1のコンパレータ25の基準電圧を越え
ることはない。従って、第1のコンパレータ25はHレ
ベル出力を与え、コンデンサ35は充電状態におかれ、
第2のコンパレータ30はHレベル出力を与えている。
この状態では、モータ駆動回路2の端子15がHレベル
となるので、直流モータ20は、正転用または逆転用コ
ンパレータ6,7の出力に基づいて正転または逆転制御
される。
いる状態ではその負荷電流が小さく、検出抵抗22によ
る検出電圧が第1のコンパレータ25の基準電圧を越え
ることはない。従って、第1のコンパレータ25はHレ
ベル出力を与え、コンデンサ35は充電状態におかれ、
第2のコンパレータ30はHレベル出力を与えている。
この状態では、モータ駆動回路2の端子15がHレベル
となるので、直流モータ20は、正転用または逆転用コ
ンパレータ6,7の出力に基づいて正転または逆転制御
される。
このような状態で、何らかの理由でエアミックスドアの
駆動が停止し直流モータ20がロック状態になると、過
負荷電流が流れ、検出抵抗22の検出電圧が第1のコン
パレータ25の基準電圧以上となり、第1のコンパレー
タ25の出力がLレベルに反転する。この反転で、第2
のコンパレータ30の(+)入力端子の電位が(−)入
力端子の電位よりも低下し、第2のコンパレータ30の
出力がLレベルに反転すると共に、第2のコンパレータ
30の(+)入力端子の電位低下でコンデンサ35が放
電を開始する。ロック検出で第2のコンパレータ30の
出力がLレベルになることで、モータ駆動回路2の正転
用および逆転用コンパレータ6,7の出力側が共にLレ
ベルとなり、トランジスタ11,13,16,18がオ
フ状態となるために直流モータ20への通電が停止され
る。これにより、負荷電流がなくなるので、第1のコン
パレータ25の出力がHレベルとなり、抵抗31,ダイ
オード36,37を経て第2のコンパレータ30の出力
側に電流が流れて、第2のコンパレータ30の(+)入
力端子の電位がダイオード36,37の順方向電圧降下
分によって規定されることとなる。コンデンサ35の放
電が進み、第2のコンパレータ30の(−)入力端子の
電位が(+)入力端子の電位よりも低くなると、第2の
コンパレータ30の出力はHレベルに復帰する。第2の
コンパレータ30のLレベルの出力の継続時間はコンデ
ンサ35と抵抗34とによって定まる時定数に従う。
駆動が停止し直流モータ20がロック状態になると、過
負荷電流が流れ、検出抵抗22の検出電圧が第1のコン
パレータ25の基準電圧以上となり、第1のコンパレー
タ25の出力がLレベルに反転する。この反転で、第2
のコンパレータ30の(+)入力端子の電位が(−)入
力端子の電位よりも低下し、第2のコンパレータ30の
出力がLレベルに反転すると共に、第2のコンパレータ
30の(+)入力端子の電位低下でコンデンサ35が放
電を開始する。ロック検出で第2のコンパレータ30の
出力がLレベルになることで、モータ駆動回路2の正転
用および逆転用コンパレータ6,7の出力側が共にLレ
ベルとなり、トランジスタ11,13,16,18がオ
フ状態となるために直流モータ20への通電が停止され
る。これにより、負荷電流がなくなるので、第1のコン
パレータ25の出力がHレベルとなり、抵抗31,ダイ
オード36,37を経て第2のコンパレータ30の出力
側に電流が流れて、第2のコンパレータ30の(+)入
力端子の電位がダイオード36,37の順方向電圧降下
分によって規定されることとなる。コンデンサ35の放
電が進み、第2のコンパレータ30の(−)入力端子の
電位が(+)入力端子の電位よりも低くなると、第2の
コンパレータ30の出力はHレベルに復帰する。第2の
コンパレータ30のLレベルの出力の継続時間はコンデ
ンサ35と抵抗34とによって定まる時定数に従う。
第2のコンパレータ30のHレベル出力への復帰で、直
流モータ20への通電が再開する。通電を再開しても直
流モータ20がロックしたままであれば、第1のコンパ
レータ25の出力が再びLレベルとなり、第2のコンパ
レータ30の出力がLレベルとなって上述の動作が繰り
返されることとなる。従って、エアミックスドアの駆動
系に直流モータ20のトルクが間欠的に加えられること
となり、ロック原因が除去されれば、直流モータ20に
対する通電が自動継続されることとなる。
流モータ20への通電が再開する。通電を再開しても直
流モータ20がロックしたままであれば、第1のコンパ
レータ25の出力が再びLレベルとなり、第2のコンパ
レータ30の出力がLレベルとなって上述の動作が繰り
返されることとなる。従って、エアミックスドアの駆動
系に直流モータ20のトルクが間欠的に加えられること
となり、ロック原因が除去されれば、直流モータ20に
対する通電が自動継続されることとなる。
以上述べた実施例ではモータの負荷電流に基づいて過負
荷状態を検出することとしたが、モータの回転数に基づ
いて過負荷状態を検出するようにしてもよい。また、上
記実施例ではエアミックスドアのモータ回路への適用を
例に述べたが、送風機あるいはその他のモータ回路に適
用することも勿論可能である。
荷状態を検出することとしたが、モータの回転数に基づ
いて過負荷状態を検出するようにしてもよい。また、上
記実施例ではエアミックスドアのモータ回路への適用を
例に述べたが、送風機あるいはその他のモータ回路に適
用することも勿論可能である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、モータの過負荷時
に当該モータへの通電が間欠的に行なわれるようにモー
タ回路を制御することとしたので、過負荷原因が除去さ
れればモータへの通電を自動復帰させることができ、ま
た、過負荷時にモータのトルクが間欠的に加えられるこ
とにより過負荷原因としての異物が除去されやすくなる
などの効果を奏するモータの過負荷時制御装置を提供す
ることができる。
に当該モータへの通電が間欠的に行なわれるようにモー
タ回路を制御することとしたので、過負荷原因が除去さ
れればモータへの通電を自動復帰させることができ、ま
た、過負荷時にモータのトルクが間欠的に加えられるこ
とにより過負荷原因としての異物が除去されやすくなる
などの効果を奏するモータの過負荷時制御装置を提供す
ることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2図は第1
の構成におけるモータ回路の一例を示す概略回路図であ
る。 1……過負荷時制御装置 2……モータ駆動回路、20……直流モータ 22……検出抵抗、23……積分回路 25……第1のコンパレータ 26,27,31,34……抵抗 29,32,37,36……ダイオード 30……第2のコンパレータ 35……コンデンサ
の構成におけるモータ回路の一例を示す概略回路図であ
る。 1……過負荷時制御装置 2……モータ駆動回路、20……直流モータ 22……検出抵抗、23……積分回路 25……第1のコンパレータ 26,27,31,34……抵抗 29,32,37,36……ダイオード 30……第2のコンパレータ 35……コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】モータ駆動回路によって駆動されるモータ
の負荷を検出し、それを表わす負荷信号を与える負荷検
出手段と、 前記負荷信号に応答して前記モータが過負荷か否かを検
出し、それを表わす検出信号を与える過負荷検出手段
と、 前記検出信号に応答し、前記モータが過負荷状態にある
間、前記モータ駆動回路が前記モータに間欠的に駆動電
力を与えるように、前記モータ駆動回路に制御信号を与
える制御手段とを備え、 前記負荷検出手段が、前記モータの負荷電流に応じた電
圧信号を与える検出抵抗(22)と、前記検出抵抗の電
圧信号を積分して前記負荷信号を与える積分回路(2
3)とを有し、 前記過負荷検出手段が、前記負荷信号と所定の基準電圧
とを入力し、前記負荷信号が前記基準電圧以下の場合に
第1レベルの前記検出信号を与え、前記負荷信号が前記
基準電圧以上になることで第2レベルの前記検出信号を
与える第1のコンパレータ(25)を有し、 前記制御手段が、一方の入力端子がダイオード(29)
を介して前記第1のコンパレータ(25)の出力端子に
接続されていると共に抵抗(31)を介して定電圧源に
接続され、他方の入力端子が抵抗(33)およびダイオ
ード(32)を介して前記一方の入力端子に接続されて
いると共に前記抵抗(33)およびコンデンサ(35)
と抵抗(34)とからなる並列回路を介してグラウンド
され、出力端子が抵抗(38)を介して定電圧源に接続
されていると共に前記モータ駆動回路への制御出力線
(3)に接続されている第2のコンパレータ(30)で
あって、前記第1のコンパレータ(25)が第1レベル
の前記検出信号を与えている場合に第1レベルの前記制
御信号を与え、前記第1のコンパレータ(25)が第2
レベルの前記検出信号を与えることで前記コンデンサ
(35)と抵抗(34)とによって定まる時定数に従い
所定時間の間第2レベルの前記制御信号を与える前記第
2のコンパレータ(30)と、前記第2のコンパレータ
(30)の出力端子と一方の入力端子との間に挿入され
た複数のダイオード(36,37)と を有することを特徴とするモータの過負荷時制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986012466U JPH0619352Y2 (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | モ−タの過負荷時制御装置 |
US07/308,935 US4901181A (en) | 1986-01-30 | 1989-02-09 | Motor control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986012466U JPH0619352Y2 (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | モ−タの過負荷時制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62125396U JPS62125396U (ja) | 1987-08-08 |
JPH0619352Y2 true JPH0619352Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=30800618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986012466U Expired - Lifetime JPH0619352Y2 (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | モ−タの過負荷時制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619352Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55136884A (en) * | 1979-04-09 | 1980-10-25 | Sony Corp | Controlling circuit for motor |
-
1986
- 1986-01-30 JP JP1986012466U patent/JPH0619352Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62125396U (ja) | 1987-08-08 |
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