JPH0619325U - 低消費電力ecl回路 - Google Patents

低消費電力ecl回路

Info

Publication number
JPH0619325U
JPH0619325U JP5755092U JP5755092U JPH0619325U JP H0619325 U JPH0619325 U JP H0619325U JP 5755092 U JP5755092 U JP 5755092U JP 5755092 U JP5755092 U JP 5755092U JP H0619325 U JPH0619325 U JP H0619325U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
ecl circuit
ecl
power consumption
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5755092U
Other languages
English (en)
Inventor
春夫 小林
敏博 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP5755092U priority Critical patent/JPH0619325U/ja
Publication of JPH0619325U publication Critical patent/JPH0619325U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変動等の諸条件に対して動作速度を一定
に保つために必要な最小限の消費電力で動作し、且つ、
動作速度を調整することができる低消費電力ECL回路
を実現する。 【構成】 バイアス電圧により動作速度及び消費電力を
設定するECL回路において、バイアス電圧の供給を受
けるECL回路と、外部参照クロックと位相同期をする
PLL回路とを同一チップ内に備え、このPLL回路の
電圧制御発振器をECL回路と同一回路構成である複数
のゲートから構成し、電圧制御発振器の入力電圧を各ゲ
ート及びECL回路にバイアス電圧として供給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バイポーラ・ECL回路(Emitter Coupled Logic) に関し、特に製 造過程による構成素子のバラツキ、温度変動及び電源電圧変動等の条件に対して 動作速度を一定に保つために必要な最小限の消費電力で動作し、また、ECL回 路の動作速度を調整することができる低消費電力ECL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
バイポーラ技術によるディジタル回路の構成方法としてはECL回路があり、 このECL回路は高速動作に適している。図3は従来のこのようなECL回路で 構成された2入力2出力のバッファ回路を示し、図3(A)は回路図、図3(B )は構成ブロック図をそれぞれ示している。図3(A)において1〜7はバイポ ーラ・トランジスタ(以下の説明では単にトランジスタと呼ぶ。)、8〜12は 抵抗である。また、図3(A)及び(B)において100は非反転入力端子、1 01は反転入力端子、102は非反転出力端子、103は反転出力端子、104 はバイアス電圧である。
【0003】 非反転入力端子100はトランジスタ1のベースに接続され、トランジスタ1 のエミッタはトランジスタ2のエミッタ及びトランジスタ6のコレクタに接続さ れる。一方、反転入力端子101はトランジスタ2のベースに接続され、トラン ジスタ1及び2のコレクタは抵抗8の一端とトランジスタ3のベース及び抵抗9 の一端とトランジスタ4のベースにそれぞれ接続される。また、トランジスタ6 のエミッタは抵抗11の一端に接続される。
【0004】 トランジスタ3及び4のエミッタは反転出力端子103とトランジスタ5のコ レクタ及び非反転出力端子102とトランジスタ7のコレクタにそれぞれ接続さ れ、トランジスタ5及び7のエミッタは抵抗10及び12の一端に接続される。 また、トランジスタ5〜7のベースにはバイアス電圧104が印加される。
【0005】 また、トランジスタ3及び4のコレクタと抵抗8及び9の他端は接地され、抵 抗10及び12の他端は負電圧源”VTT”に、抵抗11の他端は負電圧源”VEE ”にそれぞれ接続される。
【0006】 さらに、トランジスタ5と抵抗10、トランジスタ6と抵抗11及びトランジ スタ7と抵抗12は定電流源をそれぞれ構成しており、それぞれの電流値”I1 ”、”I2 ”及び”I3 ”はバイアス電圧104の電圧値と抵抗10〜12の抵 抗値によって決まる。
【0007】 ここで、図3に示すようなECL回路の動作速度は製造過程による構成素子の バラツキ、温度変動及び電源電圧変動等の条件に対して変化する。例えば、構成 素子である抵抗10〜12の抵抗値が設計値よりも大きくなったり、温度が上昇 したり、負電源電圧”VTT”、”VEE”の絶対値が小さくなると動作速度は遅く なる。一方、バイアス電流である電流値”I1 ”、”I2 ”及び”I3 ”が大き くなると動作速度は速くなる。
【0008】 従って、ECL回路の設計に際しては製造過程による構成素子のバラツキ、温 度変動及び電源電圧変動等の最悪条件に対して、所定の動作速度が確保できるよ うなバイアス電流が流れるようにバイアス電圧104が設定される。この結果、 ECL回路は動作速度は速いものの消費電力が大きくなってしまう。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、温度変動等の諸条件が最悪となるのは稀であるので、通常は必要以上 のバイアス電流を流していることになる。また、動作速度を多少遅くしてもよい から消費電力を抑えたい場合、若しくは、消費電力が大きくなっても動作速度を 速くしたい場合、バイアス電流を調整することによって動作速度を調整すること が可能であるが、実際にはバイアス電流を決定するバイアス電圧は固定値である ので動作速度は調整できない。 従って本考案の目的は、温度変動等の諸条件に対して動作速度を一定に保つた めに必要な最小限の消費電力で動作し、且つ、動作速度を調整することができる 低消費電力ECL回路を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案では、 バイアス電圧により動作速度及び消費電力を設定するECL回路において、 バイアス電圧の供給を受ける前記ECL回路と、 外部参照クロックと位相同期をするPLL回路とを同一チップ内に備え、 このPLL回路の電圧制御発振器を前記ECL回路と同一回路構成である複数 のゲートから構成し、前記電圧制御発振器の入力電圧を前記各ゲート及び前記E CL回路にバイアス電圧として供給する ことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
PLL回路が外部参照クロックに基づき、PLL回路内に設けられたECL回 路と同一回路構成のゲートから構成されるリング・オシレータの温度上昇等諸条 件による影響を打ち消すようなバイアス電圧を発生し、ECL回路に供給する。
【0012】
【実施例】
以下本考案を図面を用いて詳細に説明する。図1は本考案に係る低消費電力E CL回路の一実施例を示す構成ブロック図である。図1において13は例えば図 3に示したようなバッファ回路である2入力2出力のECL回路、14は位相比 較器、15はローパス・フィルタ、16は増幅器、17は電圧制御発振器、10 4はバイアス電圧、105は外部参照クロック、106は位相比較器14の出力 、107は電圧制御発振器16の出力である。
【0013】 外部参照クロック105は位相比較器14の一方の入力に接続され、位相比較 器14の出力はローパス・フィルタ15に接続され、ローパス・フィルタ15の 出力は増幅器16に接続され、増幅器16の出力であるバイアス電圧104はE CL回路13及び電圧制御発振器17に接続される。また、電圧制御発振器17 の出力は位相比較器14の他方の入力に接続される。ここで、位相比較器14、 ローパス・フィルタ15、増幅器16及び電圧制御発振器17はPLL(Phase L ocked Loop) 回路50を、ECL回路13及びPLL回路50は同一チップ内に 設けられECLチップ51をそれぞれ構成している。
【0014】 また、図2は図1の電圧制御発振器17の具体例を示す回路図である。図2に おいて18〜20はECL回路13と同一回路構成であるバッファ回路、21は ECL回路13と同一回路構成であるインバータ回路である。バッファ回路18 の出力はバッファ回路19の入力に接続され、バッファ回路19の出力はバッフ ァ回路20の入力に接続され、バッファ回路20の出力はインバータ回路21の 入力に接続される。また、インバータ回路21の出力は出力107として位相比 較器14に接続されると共に、バッファ回路18の入力に接続される。さらに、 バッファ回路18〜20及びインバータ回路21にはバイアス電圧104が印加 される。ここで、バッファ回路18〜20及びインバータ回路21はリング・オ シレータを構成している。
【0015】 図1に示す実施例の動作を説明する。外部参照クロック105は位相比較器1 4で電圧制御発振器17の出力107と比較され、周波数、位相の違いに応じて パルス列を出力106として出力する。この出力106をローパス・フィルタ1 5で直流に変換し、増幅器16により増幅することによりバイアス電圧104が 発生する。このバイアス電圧104はECL回路13に供給されると共に電圧制 御発振器17、即ち、バッファ回路18〜20及びインバータ回路21に供給さ れる。
【0016】 電圧制御発振器17ではバイアス電圧104に応じた周波数信号である出力1 07を発生させる。この出力107は位相比較器14に帰還されてPLL回路を 構成しているので、出力107の周波数及び位相は外部参照クロック105の周 波数及び位相に同期する。
【0017】 一方、バッファ回路18〜20の遅延を”τb ”、インバータ回路21の遅延 を”τi ”とした場合、電圧制御発振器17の出力107の周期”T”は、 T=2×{3・τb+τi} (1) となり、簡単のためバッファ回路が”N”個で、遅延”τi ”が遅延”τb ”と 等しいとすれば式(1)は、 T=2×{N・τb+τi} =2N・τb (2) となる。
【0018】 ここで、もし、温度上昇等の諸条件によって動作速度が遅くなった場合、バッ ファ回路18〜20及びインバータ回路21の遅延”τb ”及び”τi ”が大き くなり、電圧制御発振器17の出力107の周期”T”も長くなる。この時、P LL回路50の動作により電圧制御発振器17の出力107が外部参照クロック 105に同期するようなバイアス電圧104が電圧制御発振器17に供給されこ とになる。即ち、動作速度が速くなるようにバイアス電圧104が大きくなり、 ECL回路13及び電圧制御発振器17であるバッファ回路18〜20及びイン バータ回路21に供給される。
【0019】 また、諸条件によって動作速度が速くなった場合、バッファ回路18〜20及 びインバータ回路21の遅延”τb ”及び”τi ”が小さくなり、電圧制御発振 器17の出力107の周期”T”も短くなる。この時、PLL回路50の動作に より電圧制御発振器17の出力107が外部参照クロック105に同期するよう なバイアス電圧104が電圧制御発振器17に供給されことになる。即ち、動作 速度が遅くなるようにバイアス電圧104が小さくなり、ECL回路13及び電 圧制御発振器17であるバッファ回路18〜20及びインバータ回路21に供給 される。
【0020】 この結果、バッファ回路18〜20及びインバータ回路21はECL回路13 と同一回路構成であるので遅延がほぼ同じであり、ECL回路13を構成する各 ゲートの遅延を例えば”τ0 ”としたい場合は、式(2)から、外部参照クロッ ク105の周期”TREF ”を TREF=2N・τ0 (3) とすることにより設定できる。即ち、外部参照クロック105の周期”TREF ” を調整することにより動作速度を調整することができる。
【0021】 また、諸条件によって動作速度、即ち遅延”τ0 ”が変動した場合でもPLL 回路50の動作により、動作速度を保つようなバイアス電圧104がECL回路 13に供給されるので、動作速度は一定に保たれる。
【0022】 さらに、この時の消費電力が必要最小限になるようにバイアス電圧104を設 定すれば、常にECL回路13は動作速度を一定に保つための必要最小限の消費 電力で動作することになる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したことから明らかなように、本考案によれば次のような効果がある 。 ECL回路と同一回路構成のゲートから構成されるリング・オシレータを用い たPLL回路によりバイアス電圧を供給することにより、温度変動等の諸条件に 対して動作速度を一定に保つために必要な最小限の消費電力で動作し、且つ、動 作速度を調整することができる低消費電力ECL回路が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る低消費電力ECL回路の一実施例
を示す構成ブロック図である。
【図2】図1の電圧制御発振器の具体例を示す回路図で
ある。
【図3】従来のECL回路で構成されたバッファ回路を
示す回路図及び構成ブロック図である。
【符号の説明】 1,2,3,4,5,6,7 バイポーラ・トランジス
タ 8,9,10,11,12 抵抗 13 ECL回路 14 位相比較器 15 ローパス・フィルタ 16 増幅器 17 電圧制御発振器 18,19,20 バッファ回路 21 インバータ回路 50 PLL回路 51 ECLチップ 100 非反転入力端子 101 反転入力端子 102 非反転出力端子 103 反転出力端子 104 バイアス電圧 105 外部参照クロック 106,107 出力

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイアス電圧により動作速度及び消費電力
    を設定するECL回路において、 バイアス電圧の供給を受ける前記ECL回路と、 外部参照クロックと位相同期をするPLL回路とを同一
    チップ内に備え、 このPLL回路の電圧制御発振器を前記ECL回路と同
    一回路構成である複数のゲートから構成し、前記電圧制
    御発振器の入力電圧を前記各ゲート及び前記ECL回路
    にバイアス電圧として供給することを特徴とする低消費
    電力ECL回路。
JP5755092U 1992-08-17 1992-08-17 低消費電力ecl回路 Withdrawn JPH0619325U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5755092U JPH0619325U (ja) 1992-08-17 1992-08-17 低消費電力ecl回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5755092U JPH0619325U (ja) 1992-08-17 1992-08-17 低消費電力ecl回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0619325U true JPH0619325U (ja) 1994-03-11

Family

ID=13058906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5755092U Withdrawn JPH0619325U (ja) 1992-08-17 1992-08-17 低消費電力ecl回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0619325U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07264056A (ja) * 1994-03-25 1995-10-13 Nec Corp 集積化ディジタル回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07264056A (ja) * 1994-03-25 1995-10-13 Nec Corp 集積化ディジタル回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6476656B2 (en) Low-power low-jitter variable delay timing circuit
US5929714A (en) PLL timing generator
US7463101B2 (en) Voltage controlled oscillator with temperature and process compensation
JPS639409B2 (ja)
JP3694998B2 (ja) 電圧発生回路
CN103516333A (zh) 振荡器装置
JPH06216767A (ja) 安定化位相弁別器を備えるフェーズロックドループ用回路
JPH0243369B2 (ja)
JPH0619325U (ja) 低消費電力ecl回路
JP3487299B2 (ja) 乱数発生装置および確率発生装置
JPH08102646A (ja) 電圧制御発振器装置
JP3028023B2 (ja) 集積化ディジタル回路
JP3534379B2 (ja) 振幅制御発振器
JPH11214971A (ja) デューティー比制限機能付きパルス発生回路及びdc/dcコンバータ
JPH06216705A (ja) 可変遅延回路
JPS60111528A (ja) 集積回路装置
US5631590A (en) Synchronized clock signal regenerating circuit
KR100301241B1 (ko) 위상동기루프
JPS60263507A (ja) 発振回路
JP2015023349A (ja) 充放電型発振回路
JP2002185291A (ja) 電圧制御発振器およびpll回路
JPH0496416A (ja) デューティ比50%補正回路
JP2012019469A (ja) 電圧制御発振器、pll回路
JPH01128621A (ja) チャージポンプ回路
KR0154849B1 (ko) 전압제어발진기의 이득조절회로

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961107