JPH06192931A - 繊維機械において互いに間隔をおいて並列して走行して来る合成糸を処理するための方法および装置 - Google Patents

繊維機械において互いに間隔をおいて並列して走行して来る合成糸を処理するための方法および装置

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JPH06192931A
JPH06192931A JP5245315A JP24531593A JPH06192931A JP H06192931 A JPH06192931 A JP H06192931A JP 5245315 A JP5245315 A JP 5245315A JP 24531593 A JP24531593 A JP 24531593A JP H06192931 A JPH06192931 A JP H06192931A
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yarn
thread
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separating element
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JP5245315A
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Guenter Koenig
ギュンター・ケーニッヒ
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Oerlikon Textile GmbH and Co KG
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Zinser Textilmaschinen GmbH
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J1/00Modifying the structure or properties resulting from a particular structure; Modifying, retaining, or restoring the physical form or cross-sectional shape, e.g. by use of dies or squeeze rollers
    • D02J1/18Separating or spreading
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H57/00Guides for filamentary materials; Supports therefor
    • B65H57/16Guides for filamentary materials; Supports therefor formed to maintain a plurality of filaments in spaced relation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 間隔をおいて互いに並列して走行する合成糸
を処理するための方法および装置を提供すること。 【構成】 処理ステーション8と9との間で合成糸2と
3が或る間隔を不動に維持して走過した処理ステーショ
ン8の第一の走行面から走過すべき第二の処理ステーシ
ョン9の走行面へと案内される。この際次の処理ステー
ションの処理面上に垂直に指向しているn−1の糸分離
要素20,20′が設けられており、それぞれの糸分離
要素20,20′が合成糸2,3,30の所望の間隔で
次の処理ステーション8,9の処理面に設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸を処理表面が互いに
或る角度をもって順次設けられている少なくとも二つの
処理ステーションを経て案内して行う、繊維機械におい
て互いに間隔をおいて並行して走行して来る合成糸を処
理するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば二本の合成糸を、例えば延伸テク
スチャード加工機において『バイフイラメント(bifila
r) 』として供給することは公知技術に属してている。
この際両方の糸は互いに密接して並列状態で、しかも繊
維機械の処理ステーションを分離されて走る。これらの
バイフイラメントの糸を使用することにより、例えばド
イツ連邦共和国特許出願第P41 37 425号によ
り提案されているようなモノフイラメントによる作業方
式の機械に比して製品を倍にすることが可能である。
【0003】既に延伸されかつテクスチャード加工され
たポリマー糸を造る方法が知られている(ドイツ連邦共
和国特許出願公告第17 95 640号)が、この方
法にあってはポリマーから成る未延伸のマルチフイラメ
ント糸はドラフト機構内で延伸され、引続き仮撚りによ
りテクスチャード加工される。この方法にあっては、糸
は一貫して、例えば給糸ローラ或いはゴデットローラの
周面のような処理面によって定まる走行面を走る。
【0004】また、例えば給糸ローラ或いはゴデットロ
ーラのような互いに上下に垂直方向で起立している面内
に存在している回転軸線を備えた回転する部材を使用す
る構造も公知技術に属している。この場合、互いに並列
して走行する糸の走行面が捻じれると言う問題が生じ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、糸が互いに上下に設けられていてかつ処理面が互
いに或る角度をもっている処理ステーション内を所定の
間隔で走ることを、簡単な方法で保証する冒頭に記載し
た様式の方法および装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
る方法にあって、糸を処理ステーションの間で間隔を不
動に維持しながら走過した処理ステーションの第一の走
行面から走過されるべき処理ステーションの第二の走行
面内に案内するすことによって解決される。
【0007】更に本発明による他の構成により、糸の走
行面は互いに90°の角度とし、並行して走行して来る
糸はこの角度の値だけ確実に捻じられる。本発明による
上記の方法を実施するための装置の特徴とするところ
は、相前後して設けられている処理ステーションの処理
面上に垂直に起立している(n−1)の糸分離要素が設
けられており、この際nは処理された糸の数に相当し、
かつ上記のそれぞれの糸分離要素が相前後して設けられ
ている処理ステーションの面上における糸の意図した間
隔で設けられていることである。
【0008】本発明により、二つの処理ステーション間
の領域内に少なくとも一つの糸分離要素が設けられてお
り、この糸分離要素の直径はこの面内における糸の間隔
に相当し、この場合糸は糸分離要素のそれぞれ相対して
いる側面を経て走るように構成されている。
【0009】二つの処理ステーション間で糸を案内する
ためのピンが既に公知技術として知られている(ドイツ
連邦共和国特許出願公告第19 47 452号公報参
照)。しかし、このピンは糸が引通されるローラと加熱
板間に設けられている案内装置として働く。この案内装
置の案内縁部の糸のトラバース方向に対して特別な傾斜
を有している。これによりこの公知のピンは本発明によ
る糸分離要素と全く異なる機能を有している。
【0010】本発明による他の構成にあっては、糸分離
要素の外径は第二の走行面内を互いに並列して走行する
糸の所望の間隔に相当する。この糸分離要素は一定の直
径を有する第一の領域と先端に添えられかつ第一の領域
内に案内される互いに密に並列して走行して来る二本の
糸の間隔を糸分離要素の外径に相当する間隔に拡大する
ための、円錐形で終わっている先端の様式の第二の領域
を有している。
【0011】この際、この先端の軸線は糸分離要素の第
一の領域の軸線に対して約45°〜75°湾曲されてい
る。更に本発明による構成により、糸分離要素の先端は
鼻部を備えている。
【0012】上記のような糸分離要素の特別な構成によ
り、この糸分離要素に第二の機能、即ち糸を供給する際
互いに並列して走行してくる糸を−把持する際にこれら
の糸を一緒に掴む−吸込みピストルにより一定の間隔に
分離すると言う機能が与えられる。
【0013】従ってこのような糸分離要素は、この糸分
離要素が走行面を変えるために技術的に必要な場所に使
用できるばかりでなく、この糸分離要素が互いに並列し
て走行して来る糸をドラフト機構内に引込む際にこれら
の糸の操作を容易にする場所にも使用可能である。
【0014】糸分離要素の先端の領域内における鼻部に
両方の糸が一緒に当接する。この鼻部を経て、例えば両
方の糸の一方が、しかも有利には大きな角度分だけ湾曲
されている糸が飛ばされて離され、これにより両糸の相
互の分離が容易になる。
【0015】給糸ローラ、ドラフトピンおよびゴデット
ローラを備えており、これらの機素が合成糸のためのド
ラフト機構の糸走行路に沿って設けられている装置にあ
っては、糸分離要素は並行な糸の走行路内でゴデットロ
ーラの前方に設けられているのが有利である。
【0016】上記の第二の機能を充足するために、それ
ぞれ少なくとも一つの糸分離要素が繊維機械の並列して
いる糸を案内するスレッドガイドもしくは処理ステーシ
ョンの前方に設けられている。
【0017】後続して設けられている多数の糸分離要素
の代わりに本発明により渦流室と第二のスレッドガイド
対の間に、糸走行方向に対して横方向で糸分離要素が設
けられており、この糸分離要素は外方の分離領域内に先
端部から互いに離間するように走っていてかつ並列して
走行して来る糸のそれぞれ一本のための縁部を備えてお
り、これらの縁部は内方の導入領域内へと並行に指向し
て移行している。これにより糸対を供給する際の互いに
並列した糸流れを形成するための要素の構成が容易とな
る。
【0018】本発明は、二本以上の多数の並列して走る
糸を案内するのにも有利に使用することが可能であり、
この場合少なくとも二つの処理ステーションもしくはス
レッドガイドの前方にが設けられている。この際両糸分
離要素は糸走行方向でおよびこの糸走行方向に対して横
方向で互いに位置ずれして設けられている。
【0019】以下に添付した図面に図示した実施例につ
き本発明を詳しく説明する。
【0020】
【実施例】図1にはバイフイラメントの処理される二本
の合成糸2と3のための延伸テクスチャード巻取り機1
の作業位置を正面図で示した。この図から明瞭であるよ
うに、この作業位置の個々の処理ステーションに糸2と
3が詳しく図示していないボビンクリールから供給され
る。
【0021】これらの合成糸2と3は先ず互いに並列し
て棒状のスレッドガイド5−このスレッドガイドはその
外周に合成糸2と3を分離するための成形部を備えてい
る−を経て走る。これらの糸は数回このスレッドガイド
5および給糸ローラ7上に載っている押圧ローラ6に巻
付けられて案内され、そこからドラフトピン8へと走
る。
【0022】このドラフトピン8の前方には下ゴデット
ローラ9、例えば加熱板が設けられており、このゴデッ
トローラの上方にはトラバースローラ10が存在してい
る。ゴデットローラ9から互いに並列して走出する合成
糸2と3は更に引続き上方の領域内に設けられているゴ
デットローラ12に案内される。このゴデットローラも
またトラバースローラ13を備えている。この場合、ゴ
デットローラ12の周速度はゴデットローラ9の周速度
に比して高く、従って合成糸2と3は延伸される。この
際ゴデットローラ9と12の間の帯域に主ドラフトゾー
ンが形成される。
【0023】この主ドラフトゾーンの領域内に加熱装置
11が設けられており、両合成糸2と3はこの加熱装置
11を下方から上方へと互いに並行な状態で通過する。
上方のゴデットローラ12は加熱ゴデットローラとして
形成されているか、或いは非加熱ゴデットローラとして
形成されている。
【0024】ゴデットローラ12を去った後、両合成糸
2と3はスレッドガイド対14,14′を経て二ゾーン
の渦流室(Verwirbelungskammer) 15内に案内され、そ
こから更に他のスレッドガイド対16,16′,17を
経て合成糸2と3の各々のための二つのボビン18と1
9を備えた巻取り装置に供給される。(図面を見やすく
するため図1には第二のスレッドガイドの対17は示さ
なかった。)両方のバイフイラメントの処理された合成
糸2と3は、給糸ローラ7の、ゴデットローラ9と12
のおよび加熱装置11の加熱面の外周のような処理面に
よって定まる面内の幅広い領域にわたって互いに並列し
て走る。
【0025】この構成と関連して図1から、給糸ローラ
7とドラフトピン8の回転軸線が、トラバースローラ1
0とゴデットローラ9の回転軸線が存在している面に対
して垂直に形成される面内に存在しているのが認められ
る。
【0026】処理面の面のこの変更に相応して、本発明
により互いに並列状態で走行する合成糸2と3の走行面
がドラフトピン8とゴデットローラ9間のこの領域内で
捻じられる。
【0027】この構成のために、糸分離要素20が使用
される。この糸分離要素により両方の互いに並列状態で
走行する合成糸2と3の走行面が次の処理面の面内へ捻
じられる。この糸分離要素は例えばピン、線材から成る
あぶみ状体或いは分離板である。
【0028】図1から明らかなように、上記の構成に加
えて、糸分離要素20の軸線は両合成糸2と3の所望の
走行面上に垂直方向で位置している。更に、糸分離要素
20の外周の径は互いに並列状態で走行する合成糸2と
3のこの面内における所望の間隔に相当する。図2a,
b,cと図3a,b,cから、糸3糸分離要素20の前
面を、糸2が糸分離要素20の背後を走っているのが認
められる。
【0029】従って、このような糸分離要素を使用する
ことにより、例えばバイフイラメントの合成糸2と3を
或る間隔を不動に維持しつつ走過した処理ステーション
の第一の走行面から走過すべき処理ステーションの第二
の走行面へと案内することが可能となる。
【0030】図2a,b,cに示したように、糸分離要
素20は二つの領域、即ち一方の領域は円筒形の第一の
領域21、そして先端22が円錐形に終わっている第一
の領域に連なっている第二の領域22とを有している。
先端22の軸線は、糸分離要素20の第一の領域21の
軸線に対して約45°〜75°だけ湾曲している。
【0031】この糸分離要素20は両方のバイフイラメ
ントの合成糸2と3の走行面を捻じる機能以外に、その
先端22とその円筒形の領域22とで以下のような機能
を行う。即ち、機械が作動している際の糸対の供給にあ
って、この糸分離要素20は個々の処理ステーションへ
の新しい供給を容易にする。
【0032】この作動態様を個々の作業行程に分けて図
2a,b,cに示した。この場合、糸対を案内するに
は、詳しく図示していない吸込ピストルの吸込ノズル2
3が働く。図2aに示すように、両方の合成糸2と3は
吸込ノズル23の口金内に吸込まれる。この吸込ノズル
はゴデットローラ9の前方に設けられている。
【0033】吸込ノズル23は、合成糸対2と3が糸分
離要素20の先端22に到達するように構成されてい
る。この際この先端22を経て両合成糸2と3は互いに
分離されながら円筒形の領域21の両側を案内される。
【0034】この際先端22は、図10および図11に
示すように、鼻部40を備えている。鼻部40の手前に
は切欠き部41が形成されている。このように形成され
た糸分離要素20において、両合成糸2と3は先端部2
2を走らず、切欠き部41を走る。吸込ノズル23は、
図10と図11に示すように、ゆっくりと矢印Xの方向
で案内される。その際著しく湾曲された糸2は他方の糸
3より以前に鼻部40を越え、次いで容易に糸分離要素
20の後方へと案内される。
【0035】これによりバイフイラメントの両合成糸2
と3が図2bに示すように吸込ノズル23内に一緒に保
持されているにもかかわらず糸分離要素20の先端と外
径によりもしくは鼻部40による分離が問題なく行われ
る。
【0036】ここで図2cにより、吸込みピストルがゴ
デットローラ9とトラバースローラ10を中心にして何
度も旋回されて案内され、その際糸分離要素20の円筒
形の領域21の前後で互いに並列状態で走行する両合成
糸2と3が互いに一定した相互間隔で互いに平行に案内
される。
【0037】これによってこの糸分離要素20は上記の
機能、即ち糸対に供給の際の所望の間隔を与えることの
機能を果たす。図3a,b,cは図2a,b,cに示し
た作業行程を矢印Bの方向で示したものである。これら
の図面から、円錐形の先端22の作用が明瞭に認めら
れ、図3bに示すように、糸3は糸分離要素20の円筒
形の領域21の外径の一方の側に、糸2は他方の側に存
在している。図3cは図2cによる位置に相当する。即
ち、両合成糸2と3の並行性が形成される。
【0038】図4a,b,c,dに示すように、バイフ
イラメントの案内のみならずトリプルフイラメントの案
内が可能である。即ち、三本の合成糸2,3と30は互
いに並行に走る。三本の糸を供給しようとする場合、こ
れらの三本の糸はこの場合も吸込みピストルの吸込ノズ
ル23により保持される。
【0039】ここで三本の合成糸2,3と30は先ず糸
分離要素20の領域何に案内され、そこで糸3と二本の
糸2と30への分離が行われる。両方のとどまっている
糸2と30もまた例えば第一の糸分離要素20の下方で
対角線状で設けられている第二の糸分離要素20′の領
域内に案内され、そこで両糸2と30間の分離が行われ
る。この位置は図4cに示してある。
【0040】三本の合成糸2,3と30を並行な走行面
に分離した後、吸込みピストルの吸込ノズル23は、図
4dに示すように、ゴデットローラ9とトラバースロー
ラ10を中心にして何度も旋回されて案内され、この領
域内で三本の合成糸2,3と30に平行性が与えられ
る。
【0041】二本糸或いは三本糸を供給する際に、バイ
フイラメントもしくはトリプルフイラメントの合成糸を
分離しかつ分離状態に保持するという糸分離要素20の
機能により、上記の機能以外に、この様式の糸分離要素
を繊維機械の他の分野に使用することの可能性も得られ
る。
【0042】図5は上記のことのための一実施例を示し
ている。図面から見られるように、他の糸分離要素2
5,26,27は上方のゴデットローラ12の下方の領
域内に存在している。この場合、糸分離要素25は上方
のゴデットローラ12と第一のスレッドガイド対14,
14′間に存在しており、第二の糸分離要素26はこの
第一のスレッドガイド対14,14′と二ゾーンの渦流
室15との間に存在しており、第三の糸分離要素27は
この渦流室15と他のスレッドガイド対16,16′の
間に設けられている。
【0043】次いでバイフイラメントの両合成糸2と3
は第三のスレッドガイド対17,17′を経て二つのボ
ビン18と19に走る。糸対を供給する際、ゴデットロ
ーラ12の直ぐ後方において糸分離要素25により吸込
ピストルの吸込ノズル23により保持されている両合成
糸2と3は分離され、その後始めて一方の合成糸2はス
レッドガイド14内に導入され、その際他方の合成糸3
は一時的に糸分離要素25の背面に『添え』られ、引続
き他方のスレッドガイド14′内に導入される。
【0044】上方のゴデットローラ12もしくはトラバ
ースローラ13の下方において糸対が添えられると、図
6aに示すように、両合成糸2と3は先ず一緒に吸込ピ
ストルの吸込ノズル23により捕捉されかつ保持され
る。両糸は糸分離要素25の領域内に案内され、この
際、図6bに示すように、糸3は糸分離要素25の背面
を案内され、従って糸2は妨げられることなく更に案内
され、図6cに示したように、スレッドガイド14内に
案内される。
【0045】ここで、図6dに示すように、吸込ノズル
23は右側から左側へと運動し、従って糸3はスレッド
ガイド14′内に到達し、そこで保持される。他方の糸
分離要素26の機能も同様であり、この糸分離要素によ
り両糸は機能正しく二ゾーンの渦流室15の両方の並列
して走る溝内に導入される。
【0046】同じ様な機能はこの渦流室15の後方にお
いても行われ、その際他方の糸分離要素27により先ず
一方の糸2の一方のスレッドガイド16内への導入が、
次いで他方の糸3の他方のスレッドガイド16′内への
導入が吸込ピストルの吸込ノズルにより行われる。
【0047】これらの糸分離要素はそれぞれのスレッド
ガイド内への糸の挿入が終了して後開放される。糸対を
挿入する際の他の可能性は、図6dからfに示した。こ
れらの図面から明らかであるように、トラバースローラ
13の前方に糸分離要素25が設けられている。二つの
溝28,29を備えている二ゾーンの渦流室15の前方
には構成の異なる糸分離要素33設けられており、この
糸分離要素は糸の走行方向に対して横方向に位置してい
る。
【0048】この糸分離要素33は、図8に示すよう
に、互いに並列状態で走行して来る合成糸のそれぞれ一
本のための、先端部から離間するように走る縁部を備え
た外方の分離領域34と互いに対して間隔を以て走る縁
部35,35′を備えた内方の導入領域とを備えてい
る。更に、図7に示す上方のスレッドガイド14,1
4′は外方に向かって開いているように形成されてお
り、これに対して図8に示した下方のスレッドガイド1
6,16′は内方に向かって開いているように形成され
ている。図9は図7と図8による装置部分の全体平面図
である。糸分離要素33の分離板の様式での形成の代わ
りに、相応する縁部を備えた線材から成るあぶみ状体も
使用することが可能である。
【0049】糸対を渦流室15の溝28,29内に添え
るため、図6dに示すように、吸込ノズル23は下方へ
と運動し、糸分離要素33の下方で分離板の基体方向に
案内される。これにより両合成糸2と3は外方の分離板
34内で拡開され、これらの糸は内方の導入領域の平行
な縁部35と35′に当接し、従って強制的に渦流室1
5の溝28,29内に導入される。
【0050】図面から明瞭であるように、縁部35と3
5′の間隔は、これらの縁部が合成糸2と3をスレッド
ガイド14,14′と協働して正確に渦流室15の両溝
28,29内に導入するように設定されている。
【0051】図9は、渦流室15の領域を、合成糸2と
3が吸込ピストルにより分離板33を介して渦流室15
の両溝28,29内に導入される時相で示した平面図で
ある。
【0052】次いで吸込ノズル23は、図6fに示すよ
うに、糸2がスレッドガイド16内に添えられるまで、
左方向に運動する。この吸込ノズルが右方向に運動する
ことにより糸3はスレッドガイド16′内に添えられ
る。
【0053】この場合もまたそれぞれ他方の糸は、縁部
35と35′の一方により、この縁部がそれぞれ吸込ノ
ズルと一緒に運動させられる糸の操作を妨げないような
位置に保持される。
【0054】一方の糸分離要素25と特別に形成された
他方の糸分離要素33の協働による上記の構成により、
図5に示した両糸分離要素26と27を設ける必要がな
くなり、この際それにもかかわらず両方の互いに並列状
態で走行する合成糸2と3のスレッドガイド内へのおよ
び他の処理ステーション内への問題のない機能正しい位
置決めが保証される。
【0055】本発明により、一つ或いは多数の糸分離要
素を使用することにより簡単に、例えばバイフイラメン
トの合成糸2と3の走行面が捻じられ、その際更に一つ
或いは多数の糸分離要素の特別な構成により糸対或いは
三本の糸の供給の際の単糸への捌きが可能となる。
【0056】本発明は、例えばバイフイラメントの合成
糸による延伸テクスチャード加工機において使用するこ
とができる。しかし、このような糸分離要素の使用はこ
の延伸テクスチャード機に限られず、テクスチャード加
工を行うことのない延撚機或いは延伸巻取り機、或いは
他の様式の、例えば仮よりのようなテクスチャード加工
を行うよなう機械に使用することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明による構成により、互いに並列状
態で走行する合成糸の、例えばバイフイラメントの走行
する糸の走行面が処理ステーションの処理面、しかも処
理面が互いに或る角度をもって設けられている際にこの
処理面への適合が達せられると言う利点が得られる。こ
のようにして両糸の必要な同時の供給が著しく容易とな
り、また著しく糸の品質が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】延伸テクスチャード巻取り機の作業位置の概略
正面図である。
【図2】図1の矢印Aで示した箇所の作業行程をa,b
およびcに区別して図示した図である。
【図3】図1の矢印Bで示した箇所の作業行程をa,b
およびcに区別して図示した図である。
【図4】三本の合成糸の処理の場合の作業行程をa,b
およびcに区別して示した図3と同じ図である。
【図5】合成糸のための延伸巻取り機の他の実施例の正
面図である。
【図6】上方のトラバースローラの領域内での作業行程
をaからfに区別して示した詳細図である。
【図7】上方のスレッドガイドの平面図である。
【図8】下方のスレッドガイドと糸分離要素の平面図で
ある。
【図9】図7と図8による部分の全体平面図である。
【図10】鼻部を備えた糸分離要素の平面図である。
【図11】図10のA方向で見た糸分離要素の図であ
る。
【符号の説明】
1 延伸巻取り機 2,3,30 合成糸 5 スレッドガイド 6 押圧ローラ 7 給糸ローラ 8 ドラフトピン 9,12 ゴデットローラ 10,13 トラバースローラ 14,14′,16,16′,17,17′ スレッド
ガイド 18,19 ボビン 20,25,26,27,33 糸分離要素 21 円筒形の領域 22 円錐形の領域 23 吸込ノズル 28,29 溝 34 分離領域 35,35′ 縁部 40 鼻部 41 切欠き部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 糸を処理面が互いに或る角度をもって
    順次設けられている少なくとも二つの処理ステーション
    を経て案内して行う、繊維機械において互いに間隔をお
    いて並行して走行して来る合成糸を処理するための方法
    において、糸(2,3)を処理ステーション(8,9)
    の間で或る間隔を不動に維持しながら走過した処理ステ
    ーション(8)の第一の走行面から走過されるべき処理
    ステーション(9)の第二の走行面内に案内することを
    特徴とする繊維機械において互いに間隔をおいて並行し
    て走行して来る合成糸を処理するための方法。
  2. 【請求項02】 糸(2,3)の走行面を互いに90°
    の角度とすること、および並行して走行して来る糸
    (2,3)をこの角度の値だけ確実に捩れさせることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項03】 糸を処理面が互いに或る角度をもって
    順次設けられている少なくとも二つの処理ステーション
    を経て案内される、繊維機械において互いに間隔をおい
    て並行して走行して来る合成糸を処理するための装置に
    おいて、相前後して設けられている処理ステーションの
    処理面上に垂直に起立している(n−1)の糸分離要素
    (20,20′)が設けられており、この際nは処理さ
    れた糸(2,3,30)の数に相当し、かつ上記のそれ
    ぞれの糸分離要素(20,20′)が相前後して設けら
    れている処理ステーション(8,9)の面上における糸
    (2,3,30)の意図した間隔で設けられていること
    を特徴とする繊維機械において互いに間隔をおいて並行
    して走行して来る合成糸を処理するための装置。
  4. 【請求項04】 糸分離要素(20,20′)の外径が
    第二の走行面内を並行して走る糸(2,3,30)の所
    望の間隔に相当し、かつ糸(2,3)が糸分離要素(2
    0,20′)のその都度相対している側面を経て走るよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項3に記載の
    装置。
  5. 【請求項05】 糸分離要素(20)が一定の外径を有
    する第一の領域(21)と先端(22)に添えられかつ
    第一の領域内に案内される互いに密に並列して走行して
    来る二本の糸(2,3)の間隔を糸分離要素の外径に相
    当する間隔に拡大するための、円錐形で終わっている先
    端(22)の様式の第二の領域を有していることを特徴
    とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の装
    置。
  6. 【請求項06】 先端(22)の軸線が糸分離要素(2
    0)の第一の領域(21)の軸線に対して約45°〜7
    5°湾曲されているけとを特徴とする請求項5に記載の
    装置。
  7. 【請求項07】 糸分離要素(20)の先端(22)が
    鼻部(40)を備えている請求項5或いは6に記載の装
    置。
  8. 【請求項08】 糸分離要素(20)が並行に走る糸の
    走行方向でゴデットローラ(9)の手前に設けられてい
    ることを特徴とする、少なくとも一つの給糸ローラ、ド
    ラフトピンおよびゴデットローラが合成糸のためのドラ
    フト機構の糸走行路に沿って設けられている請求項1か
    ら7までのいずれか一つに記載の装置。
  9. 【請求項09】 繊維機械(1)の並列して走行してく
    る糸(2,3)を案内する案内装置もしくは処理ステー
    ションの前方にそれぞれ少なくとも一つの糸分離要素
    (25,26,27)が設けられていることを特徴とす
    ることを特徴とする請求項5から8までのいずれか一つ
    に記載の装置。
  10. 【請求項10】 ゴデットローラ(12)と第一のスレ
    ッドガイド(14,14′)の間に少なくとも一つの糸
    分離要素(25)が設けられていることを特徴とする、
    案内装置としてゴデットローラの前方において互いに間
    隔をおいて第一のスレッドガイド対と、処理ステーショ
    ンとして糸走行方向で連なって渦流室とドラフト機構に
    後続して二つのスレッドガイド対とを備えている請求項
    9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 第一のスレッドガイド対(14,1
    4′)と渦流室(15)の間に少なくとも一つの他のス
    レッドガイド(26)が設けられていることを特徴とす
    る請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 渦流室(15)と第二のスレッドガイ
    ド対(16,16′)の間に少なくとも一つの他のスレ
    ッドガイド(27)が設けられていることを特徴とする
    請求項10に記載の装置。
  13. 【請求項13】 渦流室(15)と第二のスレッドガイ
    ド対(16,16′)の間に糸走行方向に対して横方向
    に糸分離要素(33)が設けられており、この糸分離要
    素が互いに並列して走る糸(2,3)のそれぞれ一本の
    ための、先端から外部の分離領域(34)へと離間して
    行きかつ内部の導入領域(35,35′)内へ平行に指
    向して移行している縁部を備えていることを特徴とする
    請求項10に記載の装置。
  14. 【請求項14】 並列して走行して来る二本以上の糸
    (2,3,30)を案内するために少なくとも二つの糸
    分離要素(20,20′)を処理ステーションもしくは
    スレッドガイドの前方に設けることが可能であることを
    特徴とする請求項1から13までのいずれか一つに記載
    の装置。
  15. 【請求項15】 糸分離要素(20,20′)が糸走行
    方向でかつ糸走行方向に対して横方向で位置ずれして設
    けられている請求項14に記載の装置。
JP5245315A 1992-10-06 1993-09-30 繊維機械において互いに間隔をおいて並列して走行して来る合成糸を処理するための方法および装置 Pending JPH06192931A (ja)

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