JPH0619218Y2 - 受信機 - Google Patents

受信機

Info

Publication number
JPH0619218Y2
JPH0619218Y2 JP1988102098U JP10209888U JPH0619218Y2 JP H0619218 Y2 JPH0619218 Y2 JP H0619218Y2 JP 1988102098 U JP1988102098 U JP 1988102098U JP 10209888 U JP10209888 U JP 10209888U JP H0619218 Y2 JPH0619218 Y2 JP H0619218Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
reception
deviation
receiving
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988102098U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0224629U (ja
Inventor
修 中山
敏雄 鳥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP1988102098U priority Critical patent/JPH0619218Y2/ja
Publication of JPH0224629U publication Critical patent/JPH0224629U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0619218Y2 publication Critical patent/JPH0619218Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は受信機に係り、とくにPLL周波数シンセサ
イザ式の受信手段を備えたAFC機能付の受信機に関す
る。
〔従来の技術〕
近年の受信機は、周波数可変の容易なPLL周波数シン
セサイザ式が主流である。
PLL周波数シンセサイザ式とは例えば第7図に示す如
く、ユーザによる同調ダイヤル操作に応じて発生させた
エンコーダデータをマイクロコンピュータ50に入力
し、このマイクロコンピュータ50で、エンコーダデー
タに基づき運用周波数データを可変設定し、この運用周
波数データから周波数制御データを計算する。
そして、フロントエンド52の中のPLL回路54の分
周器(図示せず)に周波数制御データを出力して分周比
を変え、この分周比に従いPLL回路54中のVCO
(図示せず)を制御させ、VCOの出力信号を局部発振
信号として混合回路56へ出力してフロントエンド52
における受信周波数を変化させるものである。
PLL回路54中のVCOの発振周波数は基準発振子5
8の発振周波数を基準としており、フロントエンド52
の受信周波数の安定化が図られている。
ところで、FM受信機の場合はAFC(自動周波数コン
トロール)を掛けるためディスクリミネータ60で、フ
ロントエンド52の受信周波数に対する受信信号周波数
の周波数偏差信号(直流電圧信号)を取り出し、例えば
第7図に示すようになシングルコンバーションスーパー
受信機では可変容量ダイオード62を通して基準発振子
58にフィードバックして周波数偏差に応じた分だけ基
準発振子58の発振周波数を変化させてフロントエンド
19の受信周波数を修正するようにしている。
また、他のAFC構成では、第8図に示すようにダブル
コンバーションスーパー受信機にして、フロントエンド
中の第1混合回路62には、周波数制御データに従い発
振周波数を可変するPLL回路64の出力を第1局部発
振信号として印加し、このPLL回路64には第1基準
発振子66を接続する。
そして、第2混合回路68には第2基準発振子70が接
続された第2局部発振回路72の出力を印加し、ディス
クリミネータから取り出した周波数偏差信号を可変容量
ダイオード47を通して第2基準発振子70にフィード
バックし、周波数偏差に応じた分だけ第2局部発振回路
72の出力周波数を変化させるようにしたものもある。
〔考案が解決しようとする課題〕
けれども上記した従来のAFC機能付受信機では、第7
図と第8図のいずれにおいても基準発振子58,70の
発振周波数が可変容量ダイオード62,74の温度特性
の影響を受けるので、フロントエンドの受信周波数の安
定度が悪化するという問題があり、また、第8図では優
れた周波数特性が要求される局部発振回路が余分に必要
となるので、コスト的に高くなってしまう。
この考案は、かかる従来技術の問題に鑑み、受信周波数
の安定度を良好に保ちながら精度良くAFCを掛けるこ
とができ、しかもコスト的負担が少ない受信機を提供す
ることを、その目的とする。
また、この考案に係る他の受信機では、AFC動作速度
を改善することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案では、外部から入力した周波数制御データに対
応する周波数で信号の受信を行うPLL周波数シンセサ
イザ式の受信手段と、受信周波数の可変操作を行う受信
周波数可変操作手段と、この受信周波数可変操作手段で
可変操作後の受信周波数に対応する周波数制御データを
作成し、受信手段に入力させる受信周波数制御手段と、
受信手段の受信周波数を基準にした受信信号周波数の偏
差を検出する周波数偏差検出手段と、を備えた受信機に
おいて、受信信号から受信局の有無を検出する局検出手
段と、受信周波数可変操作手段で可変操作をした受信周
波数に対応する周波数制御データを受信周波数制御手段
が受信手段に入力させたあと、周波数偏差検出手段で検
出した周波数偏差が0,+,−のいずれかを判別する偏
差方向判別手段と、この偏差方向判別手段による判別の
結果、周波数偏差が+(−)と判別されたとき、0にな
るまで受信手段に入力される周波数制御データを、所定
周波数単位分ずつ増大(減少)させる周波数修正手段
と、受信周波数可変操作手段で可変操作をした受信周波
数に対応する周波数制御データを受信周波数制御手段が
受信手段に入力させたあと、局検出手段で受信局が検出
されなかったか、または、周波数偏差検出手段で検出さ
れた周波数偏差が一定の大きさ以上あるとき、周波数修
正手段による周波数修正動作を禁止する禁止手段と、を
備えたことを特徴としている。
また、この考案に係る他の受信機では、受信周波数可変
操作手段で可変操作をした受信周波数に対応する周波数
制御データを受信周波数制御手段が受信手段に入させた
あと、初めに、周波数偏差検出手段で検出した周波数偏
差の大きさが一定以内であれば該周波数偏差分だけ受信
手段に入力される周波数制御データを修正し、周波数偏
差検出手段で検出した周波数偏差の大きさが一定以上で
あれば、該一定量だけ受信手段に入力される周波数制御
データを修正する第1の周波数修正手段と、第1の周波
数修正手段が修正を行ったあと、周波数偏差検出手段で
検出された周波数偏差が0,+,−のいずれかを判別す
る偏差方向判別手段と、この偏差方向判別手段による判
別の結果、周波数偏差がまだ+(−)のとき、0になる
まで第1の周波数修正手段で修正後の周波数制御データ
を、更に、所定周波数単位分ずつ増大(減少)させて受
信手段に入力させる第2の周波数修正手段と、第1の周
波数修正手段で修正後に周波数偏差検出手段で検出され
た周波数偏差が一定の大きさ以上あるとき、第2の周波
数修正手段による周波数修正動作を禁止する禁止手段
と、を備えたことを特徴としている。
〔実施例〕
第1図を参照して、この考案の1つの実施例を説明す
る。
第1図には、この考案に係るFM受信機のブロック図が
示されている。
アンテナ10にRF増幅回路12が接続されており、受
波信号の高周波増幅がなされる。
RF増幅回路12の出力側には混合回路14が接続され
ており、PLL回路16側から入力した局部発振信号と
高周波信号の混合がなされて中間周波信号が形成され
る。
PLL回路16では図示しないがVCO,分周器,位相
比較器,LPFがループ接続されており、VCOの発振
信号を分周器で分周したあと、位相比較器で基準発振子
18から入力した基準信号との位相差を検出し、LPF
で高域成分をカットしたあとVCOへ制御電圧として入
力する。
そして分周器での分周比を可変することで、VCOの発
振周波数を可変し、局部発振信号として混合回路14へ
出力する。
分周比は周波数制御データとして後述するマイクロコン
ピュータ38により与えられる。
RF増幅回路12、混合回路14、PLL回路16、基
準発振子18によりフロントエンド19が構成されてい
る。
フロントエンド19の受信周波数は、局部発振信号の周
波数変化に従い可変する。
フロントエンド19の混合回路14の出力側にはIF増
幅回路20が接続されており、中間周波信号の増幅がな
される。
IF増幅回路20の出力側にはディスクリミネータ22
が接続されており、FM信号の復調がなされて復調信号
が出力される。
また、このディスクリミネータ22は、フロントエンド
19での受信周波数を基準にした受信信号周波数の周波
数偏差を検出する周波数偏差検出手段としての周波数偏
差検出回路(図示せず)を有しており、周波数偏差検出
信号を出力する。
周波数偏差検出回路は、復調信号を直流検波して周波数
偏差を検出するので、周波数偏差信号は直流となる。
第2図に周波数偏差検出回路の周波数偏差検出特性(周
波数偏差と周波数偏差信号レベルとの関係)を示す。
周波数偏差が零のとき周波数偏差信号レベルは2.5Vで
ある。
受信周波数より受信信号周波数が高くなり周波数偏差が
+になると周波数偏差信号レベルは2.5Vより高くな
り、逆に受信周波数より受信信号周波数が低くなり周波
数偏差が−になると周波数偏差信号レベルは2.5Vより
低くなる。
ディスクリミネータ22の出力側には電力増幅回路(P
A)24が接続されており、ここで復調信号の電力増幅
がなされたあと、出力側に接続されたスピーカ26へ送
出されて音響再生される。
ディスクリミネータ22の出力側にはまたスケルチ回路
28が接続されており、所定の基準レベルと復調信号レ
ベルを比較し、復調信号レベルが高いときは受信信号有
りとして「L」レベルのスケルチ信号、逆に復調信号レ
ベルが低いときは受信信号無しとして「H」レベルのス
ケルチ信号を電力増幅回路24へ出力する。
電力増幅回路24はスケルチ信号が「L」レベルのとき
だけ電力増幅動作を行い、スケルチ信号が「H」のとき
は電力増幅動作を停止し、スピーカ26からノイズ音が
出力されないようにする。
また、スケルチ回路28はスケルチ信号を反転したbu
sy信号を出力する。
フロントエンド19、IF増幅回路20、ディスクリミ
ネータ22により、受信手段が構成されている。
ディスクリミネータ22の周波数偏差信号の出力側には
A/Dコンバータ30が接続されており、アナログ電圧
信号がデジタル信号に変換されて出力される。
周波数可変操作部材としての同調ダイヤル32にはロー
タリエンコーダ34が結合されており、同調ダイヤル3
2が右または左へ所定単位量回転されるとロータリエン
コーダ34からアップパルスまたはダウンパルスが出力
される。
ロータリエンコーダ34の出力側にはアップ/ダウンカ
ウンタ(以下、単に「U/Dカウンタ」と略す)36が
接続されている。
このU/Dカウンタ36はアップパルスが入力されると
計数値をインクリメントし、ダウンパルスが入力される
と計数値をデクリメントする。
そして、計数値をエンコーダデータとして出力する。
なお、U/Dカウンタ36はクリア信号が入力されると
計数値を零とする。
同調ダイヤル32、ロータリエンコーダ34、U/Dカ
ウンタ36で周波数可変操作手段が構成されている。
PLL回路16の分周器の分周比入力側と、スケルチ回
路28のbusy信号出力側と、A/Dコンバータ30
の出力側と、U/Dカウンタ36の出力側にはマイクロ
コンピュータ38が接続されている。
このマイクロコンピュータ38には、表示部40とAF
Cモードの設定・解除操作を行うAFCキー42も接続
されている。
表示部40はマイクロコンピュータ38の表示制御を受
けて運用受信周波数の表示を行う。
AFCキー42はユーザのキー操作に従いキー信号を出
力する。
マイクロコンピュータ38は、CPU、ROM、RAM
がバス接続されて構成されている。
そしてROMに格納された所定のプログラムに基づき、
ユーザによる同調ダイヤル32の操作に応じた運用受信
周波数データの可変設定、運用受信周波数に対応した周
波数制御データの計算及び出力、AFCキー42の操作
に応じたAFCモードの設定・解除、AFCモードオン
時におけるAFC処理、表示制御等の処理を実行する。
マイクロコンピュータ38のROMには、第2図に示す
周波数偏差検出特性カーブを数値化したルックアップテ
ーブルが格納されており、所定の場合に、デジタルの周
波数偏差信号から対応する周波数偏差を換算するのに利
用される(第3図の(1)、第6図のステップ210参
照)。
また、第2図の内,周波数偏差が±1.2kHzの範囲を仮
想センタ範囲とし、仮想センタ範囲の境界周波数偏差に
対応した周波数偏差信号レベルである第1,第2基準信
号レベルVCU,VCLもROMに格納されており、更に、
第2図の内,周波数偏差が±6kHzの範囲をAFC動作
範囲とし、AFC動作範囲の境界周波数偏差に対応した
周波数偏差信号レベルである第3,第4基準信号レベル
U,VLもROMに格納されている。
また、ROMにはPLL回路16の分周器の分周比が変
更されたとき、VCOの発振周波数が新たな周波数に引
き込まれるまでに要する時間データ(PLLロックアッ
プタイムデータ)τも格納されている。
一方、マイクロコンピュータのRAMには運用受信周波
数データVFO、修正運用受信周波数データVFO′、
エンコーダデータED、AFCモードのオン・オフを示
すAフラグ(0:モードオフ、1:モードオン)、周波
数の修正中であることを示すSフラグ(0:未修正、
1:修正中)、表示変更の可否を示すQフラグ(0:表
示変更不可、1:表示変更可)の各データやフラグを格
納する領域が設けられている(第3図の(2)参照)。
次に、この実施例の動作を、第4図と第5図のフローチ
ャートを参照して説明する。
予め、RAMには、前回電源オフ直前の運用受信周波数
データがVFOとして保存されているものとする。
電源スイッチのオンによるパワーオンで、マイクロコン
ピュータ38は、A,Sフラグをクリアし、Qフラグを
立て、EDをクリアし、VFO′=VFOとして初期設
定を行う(ステップ100)。
次に、Sフラグが0なのでマイクロコンピュータ38は
RAMの運用受信周波数データVFOに基づき対応する
周波数制御データを計算し、PLL回路16の分周器へ
出力する(ステップ102、104、108)。
次に、PLLロックアップタイムの計時を行うタイマを
セットし、計時を開始させる(ステップ110)。
PLL回路16は、周波数制御データを入力すると、所
定の引き込み時間を掛けてVCO発振周波数をVFOが
示す周波数まで変化させる。
この結果、フロントエンド19の受信周波数はVFOが
示す周波数となる。
ここでは例えばVFO=443.200MHzであるとする。
また、マイクロコンピュータ38はQが1であり、表示
の更新が許可されていることを確認したあと、VFOデ
ータを表示部40へ出力して運用受信周波数の表示を行
わせる(ステップ114)。そしてQをクリアし(ステ
ップ116)、 FU=VFO+6kHz=433.206MHz、 FL=VFO−6kHz=433.194MHz、 の計算を行って、AFC動作可能範囲の基準を求めRA
Mに格納しておく(ステップ118)。
このようにして、前回電源オフ直前の受信状態が再現さ
れる。
次にマイクロコンピュータあ38はU/Dカウンタ36
からエンコーダデータを入力しEDを書き換える(ステ
ップ120)。
そしてEDが0か否か判定する(ステップ126)。
ユーザがまだ同調ダイヤル32の操作をしていないと
き、ED=0なので、続いてAFCキー42から入力さ
れたキー信号をチェックし、AFCキー42がオンされ
たか否か判定する(ステップ122)。
まだ、ユーザがAFCキー42のオン操作をしていない
とき、マイクロコンピュータ38はステップ122でN
Oと判断し、続いてAフラグをチェックしてAFCモー
ドがオンされているか否か判定し、AFCモードオフで
あればステップ120へ戻る(ステップ124)。
フロントエンド19が433.200MHzの受信周波数で相手
局の信号をキャッチすると、ディスクリミネータ22か
ら復調信号が出力される。
この復調信号レベルが所定レベル以上あるとき受信信号
有りとしてスケルチ回路28はスケルチ信号を「L」と
し、電力増幅回路24に電力増幅動作を行わせる。
よって復調信号は電力増幅されたあとスピーカ26より
音響再生される。
このときスケルチ回路28はスケルチ信号を反転した
「H」レベルのbusy信号をマイクロコンピュータ3
8へ出力する。
また、ディスクリミネータ22では、フロントエンド1
9の受信周波数(ここでは433.200MHz)と受信信号の
周波数との偏差が検出され直流アナログ電圧である周波
数偏差信号として出力される。
このアナログ電圧の周波数偏差信号は、A/Dコンバー
タ30でデジタル信号に変換されてマイクロコンピュー
タ38へ出力される。
ここで、ユーザがAFCを掛けるためAFCキー42を
オンすると、マイクロコンピュータ38はステップ12
2でYESと判断しAフラグを立てる(ステップ13
8)。
そしてA=1なので、タイマがタイムアップしPLLロ
ックアップタイム経過後(ステップ141)、第5図の
ステップ142へ移り、busy信号が「H」か否か判
定する。
ここではbusy信号が「H」であり、busyなので
A/Dコンバータ30から周波数偏差信号を入力し、そ
の値が仮想中心範囲か否か判定する(ステップ144、
146)。
周波数偏差信号がVCLより小さいか、VCUより大きいと
きはステップ146でNOと判断し、周波数偏差は
「0」でないとする。
続いて若し周波数偏差信号がVCUより大きい時は偏差方
向が+であるとしてVFO′(ここでははじめVFOと
一致している)を1kHzだけ加算し、周波数の修正中で
あることを示すためSフラグを立ててステップ102へ
戻る(ステップ148〜156)。
そしてマイクロコンピュータ38は、S=1なのでVF
O′に基づき周波数制御データを計算し、PLL回路1
6へ出力する(ステップ157、108)。
続いてタイマをセットする(ステップ110)。
これにより、フロントエンド19の受信周波数は433.20
1MHzへ変化し、表示周波数より1kHz増大する。
Qはまだクリアされているのでマイクロコンピュータ3
8はステップ120へ移り、ここでエンコーダデータを
読み取りEDを書き換える。
同調ダイヤル32が操作されておらずEDが0のままで
あり、AFCキー42もオフ状態のままであれば、PL
Lロックアップタイム経過後(ステップ141)、再び
第5図へ移る。
そしてマイクロコンピュータ38は、busy信号をチ
ェックし、「H」レベルのbusyとなっているとき、
再び周波数偏差信号を入力して仮想中心範囲か否か判定
する(ステップ144、146)。
まだ仮想中心範囲より大きければ、再びVFO′を1k
Hz分加算する(ステップ142〜156)。
そして変更後のVFO′に基づき周波数制御データを計
算してPLL回路16へ出力し、かつ、タイマを再セッ
トする(ステップ102、157、108、110)。
これにより、フロントエンド19の受信周波数は更に1
Kz増大し、433.202MHzとなる。
以下、同様にしてbusy状態が継続している限り、受
信周波数を1kHzずつ増大させていき、ステップ144
で入力した周波数偏差信号が仮想中心範囲内に入ったと
ころで受信周波数の修正が完了する(ステップ146で
YESの判定、第4図のステップ120へ移行)。
なお、周波数偏差信号がVCLより低いときは偏差方向が
−なので、マイクロコンピュータ38は受信周波数を1
kHzずつ減少させる(ステップ158、160、15
4、156、102、157、108)。
また、ステップ150又は158の処理を行った結果、
AFC動作範囲の下限FL又は上限FUを越えたときは、
まだ、フロントエンド19の受信周波数と相手局の信号
周波数との間に周波数偏差が有るが、修正動作を停止し
て表示と受信周波数とのズレがあまり大きくならないよ
うにしている(ステップ152又は160でYESの判
断、第4図のステップ120へ移行)。
AFCモードオン中に受信信号が無くなり、busy信
号が「L」になったときは、マイクロコンピュータ38
はステップ142でNOと判断し、Sフラグが1であれ
ばクリアしてステップ102へ戻る。
このため、マイクロコンピュータ38は、VFOに基づ
き周波数制御データを計算してPLL回路16へ出力
し、表示とフロントエンド19の受信周波数とを一致さ
せる(ステップ104、108、110〜118)。
その後、再び相手局の信号が受信されてbusy信号が
「H」になると、再び前述と同様にして周波数偏差信号
が示す偏差方向に従い、受信周波数を1kHzずつ修正し
ていく(ステップ142でYESの判断)。
また、AFCモードオン中にユーザが周波数可変操作を
行う為、例えば同調ダイヤル32をゆっくり2単位分右
回転させたとき、まず1単位分回転したところでU/D
カウンタ36の計数値が「+1」となり、このエンコー
ダデータを基にマイクロコンピュータ38がステップ1
20でEDの書き換えを行うと、ステップ126でNO
と判断することになる。
このときマイクロコンピュータ38はクリア信号をU/
Dカウンタ36へ出力し、計数値を0としたあと(ステ
ップ128)、 VFO=VFO+0.001×ED(MHz) =443.201MHz の計算を行って、1kHzだけ運用受信周波数データを上
昇させ、VFO′をVFOに等しくする(ステップ13
0〜134)。
そしてSをクリアし、Qフラグを立て(ステップ13
6)、ステップ102へ戻る。
よって、マイクロコンピュータ38は今度は1kHzだけ
増大されたVFOに基づき周波数制御データを計算して
PLL回路16へ出力し、受信周波数を443.201MHzと
し、また、Qが1であり表示変更許可状態となっている
ので、VFOに基づき受信周波数の表示を行う(ステッ
プ104、108、110〜116)。
この際、マイクロコンピュータ38はVFOの変更に伴
いFU,FLも1kHzだけ変更する(ステップ118)。
同様にして同調ダイヤル32が更に1単位分右に回され
ると、マイクロコンピュータ38はフロントエンド19
の受信周波数と表示周波数を更に1kHzだけ増大させ、
U、FLも変更する(ステップ120、126〜13
6、102、104、108〜118)。
そしてAFCモードがオン中なので、PLLロックアッ
プタイム経過後第5図のフローへ移り、このときbus
yであれば、前述と同様にして受信周波数の修正処理が
なされる(ステップ142でYESと判断)。
このとき、受信周波数の可変操作を開始する前に、例え
ば、VFO−4kHz(=443.196MHz)の周波数の受信
信号が存在していたとき、VFOの値が1kHz上昇し、
該VFOに基づきフロントエンド19の受信周波数可変
制御がなされたあとのステップ160の判断でNOとな
るため、AFCが働いて、受信周波数は443.196MHzに
引き戻される。
この結果、誤って受信周波数の可変操作をしても、良好
な受信状態が保たれる。
しかし、ユーザが積極的に受信周波数の可変操作をして
いる場合、VFOが更に、1kHz上昇したとき、ステッ
プ160の判断でYESとなり、AFC動作が禁止され
るので、受信周波数は443.202kHzのままとなる。そし
て、その後も受信周波数のアップ操作を続ければ、ユー
ザの希望通り、更に、受信周波数を上昇させることがで
きる。
この点に関し、仮に、ステップ160の判断を行わない
こととすると、VFOの値が443.196MHzの受信信号周
波数からかなり離れるまで、第2図に示す周波数偏差信
号レベルが2.5V、即ち、検出周波数偏差が0とならな
いので、その間、ユーザが受信周波数の積極的な可変操
作を行っているにも関わらず、実際の受信周波数は443.
196MHzから変化しないという不都合が生じ、かつ、V
FOの値が443.196MHzの受信信号周波数からかなり離
れ、周波数偏差信号がほぼ2.5Vとなったとき、ステッ
プ146でYESとなることで受信周波数がその時点の
VFOの値まで飛んでしまい、その間の周波数範囲で他
の希望局を待ち受けすることができないという問題が起
きる。後述するようにAFCモードをオフすればこれら
の問題は生じないが操作が面倒になる。
その後、ユーザがAFCモードをオフしたいとき、AF
Cキー42をオンする。
するとマイクロコンピュータ38は、Aフラグをクリア
し、Sフラグもクリアする(ステップ122でYESの
判断、138、140、168)。
従って、マイクロコンピュータ38はVFOに基づき周
波数制御データを計算してPLL回路16へ出力し、フ
ロントエンド19の受信周波数と表示を一致させる(ス
テップ102、104)。
この実施例によれば、PLL回路16に接続された基準
発振子18に、バリキャップを接続しなくても周波数の
修正を行えるので、フロントエンドの受信周波数は高い
安定度を維持できる。
また、PLL回路16以外に局部発振回路が要らないの
でコスト的に安く済む。
また、ディスクリミネータ22の周波数偏差検出回路は
周波数偏差が大きい所での検出特性のバラツキが大きく
検出精度が悪いが、AFC動作を行う際、周波数偏差の
方向を見ながら受信周波数を1KHzずつ動かして修正を
行うことにより、最終的に検出特性の内、周波数偏差の
少ない範囲で検出した周波数偏差に基づき修正処理がな
され、周波数偏差の少ない範囲では検出特性のバラツキ
が少なく精度良く周波数偏差信号を検出できるので、正
確なAFCを掛けることができる。
AFCモードオン時の周波数修正動作は、受信周波数可
変操作直後にマイクロコンピュータ38の制御で可変さ
れた受信周波数(=VFO)に対し、±6kHzの範囲内
の周波数の受信局が存在する場合に限られるので、ユー
ザが受信周波数の可変操作をするとき、ユーザの希望通
りに受信周波数を変化させることができる。
更に、ディスクリミネータ22の周波数偏差検出回路
は、周波数偏差が大きくなって最早、局を受信していな
い状態になったときに、第2図における周波数偏差信号
レベルが2.5(V)に近づいて恰も周波数偏差が一定以
下になっている局が有るが如き周波数偏差信号を出力す
るが、かかる場合には、スケルチ回路28が局検出中を
示すbusy信号を出力せず、マイクロコンピュータ3
8は周波数修正動作をしないので(第6図のステップ2
00でNOの判断)、誤った周波数修正動作を防止する
とともに、ユーザによる受信周波数可変操作通りに受信
周波数を変化させることができる。
なお、第5図のフローの代わりに第6図のフローを用い
ることで、AFCの動作速度を改善することができる。
即ち、電源スイッチオンによるパワーオン後、第4図の
フローに従い前回電源オフ直前の受信状態を再現し、更
に、AFCキー42のオン操作でAフラグを立てたあ
と、マイクロコンピュータ38は第6図のフローへ移っ
てスケルチ回路28からのbusy信号をチェックし、
busyであれば、Sフラグが0であり修正動作前であ
ることを確認したあと、A/Dコンバータ30から周波
数偏差信号を入力する(ステップ200〜204)。
そして、周波数偏差信号レベルがVL〜VUの範囲を越え
ていなければROMのルックアップテーブルを参照して
周波数偏差信号から周波数偏差の換算を行う(ステップ
206〜210)。
そしてVFO′に周波数偏差分を加算し、Sフラグを立
てて修正動作中であることを示す(ステップ212、2
14)。
続いてステップ第4図のステップ102へ戻る。
このときS=1なのでマイクロコンピュータ38は修正
されたVFO′に基づき周波数制御データを計算し、P
LL回路16へ出力する(ステップ157、108)。
これにより、フロントエンド19の受信周波数は受信信
号周波数近くにまで一度に修正される。
若し、ステップ206又は208の判定で、YESと判
断されたときは第2図の周波数偏差検出特性の内、検出
精度が悪い範囲に入っており、正確な換算ができなくな
るので、VFO′の修正量は6kHzだけとする(ステッ
プ216または218)。
次にマイクロコンピュータ38はPLLロックアップタ
イムだけ待ち(ステップ110、120〜124、14
1)、再びbusyか否か判定する(ステップ20
0)。
まだ受信信号が有り、busy中であればSフラグをチ
ェックする(ステップ202)。
今度はSフラグが1で既に修正動作を行っているので、
マイクロコンピュータ38はステップ220へ移行す
る。
そして、第5図の場合と同様に周波数偏差信号が示す偏
差方向に従い、例えば+のとき周波数偏差が仮想中心範
囲に入るまで1kHzずつ受信周波数を増やしていく(ス
テップ222〜230、102、157、108〜11
2、120、126、122、124、141、20
0、202、220の繰り返し)。
逆に、偏差方向が−のとき周波数偏差が仮想中心範囲に
入るまで1kHzずつ受信周波数を減らしていく(ステッ
プ222、224、232、234、230、102、
157、108)。
そして、ステップ220で入力した周波数偏差信号が仮
想中心範囲内になれば修正を完了する(ステップ222
でYESの判断、第4図のステップ120へ移行)。
この場合、予めステップ204以降の処理で既にフロン
トエンド19の受信周波数が受信信号周波数近くまで修
正済みなので、速やかに修正動作が完了する。
しかも、最終的には周波数偏差検出特性の内、検出精度
の高い範囲で修正がなされるので、高い修正精度が得ら
れる。
その後、AFCオン状態のままユーザが誤って同調ダイ
ヤル32を回してしまっても、受信周波数可変操作直後
にマイクロコンピュータ38の制御で可変された受信周
波数(=VFO)に対し、±12kHzの範囲内に受信局周
波数が存在する間は、AFC動作で受信周波数が当該受
信局周波数に引き戻されるので良好な受信状態を保つこ
とができる。
若し、ユーザが積極的に受信周波数をアップ方向又はダ
ウン方向へ連続的に可変操作する場合、受信周波数可変
操作中に、マイクロコンピュータ38の制御で可変され
た受信周波数(VFO)がそれまでの受信局周波数から
±12kHz以上離れたのちは、AFCで受信周波数が修正
されるのはVFOの値に対し6kHzだけなので(ステッ
プ234又は228でYESとなることによる)、その
後は希望通りに受信周波数を変化させることができる。
なお、第6図の処理を行う場合、VLとVUは±6kHzの
周波数偏差に対応させたが、これ以外の周波数偏差に対
応させてもよい。
また、第4図のステップ130では、同調ダイヤル32
の1単位分の回転に対する周波数ステップを1kHzとし
たが、10Hzや20Hz等、他の値としてもよい。
更に、第4図のステップ118では、VFOに対し±6
kHzの範囲を修正限界に設定したが、±7kHz等、他の
範囲としてもよい。
更に、仮想中心範囲も±1.2kHz以外に設定してもよ
い。
また、第5図のステップ150,158、第6図のステ
ップ226,232で可変する周波数単位も1kHz以外
の、例えば500Hz,1.5kHz等の値であってもよい。
また、第1図ではA/Dコンバータ30はマイクロコン
ピュータ38の外部に設けたが、A/Dコンバータの内
蔵のワンチップマイクロコンピュータを利用すれば、外
付けのA/Dコンバータを省略できる。
〔考案の効果〕
この考案に係る受信機によれば、受信周波数可変操作を
した受信周波数に対応する周波数制御データを受信周波
数制御手段が受信手段に入力させたあと、周波数偏差検
出手段で検出した周波数偏差が0,+,−のいずれかを
判別し、判別の結果、周波数偏差が+(−)と判別され
たとき、0になるまで受信手段に入力される周波数制御
データを、所定周波数単位分ずつ増大(減少)させ、受
信周波数可変操作手段で可変操作をした受信周波数に対
応する周波数制御データを受信周波数制御手段が受信手
段に入力させたあと、局検出手段で受信局が検出されな
かったか、または、周波数偏差検出手段で検出された周
波数偏差が一定の大きさ以上あるとき、周波数修正手段
による周波数修正動作を禁止するように構成したから、
基準発振子の周波数を変えなくてすむので、受信手段で
の受信周波数の安定性を良好に保ちながらAFCを掛け
ることができ、しかも、局部発振回路の数を増やさなく
て済むためコスト的負担も少ない。
更に、周波数偏差検出手段が周波数偏差の大きいところ
で特性のバラツキにより検出精度が悪くなっていても、
最終的に検出精度の比較的良好な周波数偏差の小さい範
囲で検出した周波数偏差に基づき修正がなされるので、
AFCの修正精度が良好となる。
また、周波数修正動作は、受信周波数可変操作直後に受
信周波数制御手段での制御で可変された受信周波数にお
いて、受信局が検出され、かつ、当該受信周波数に対
し、一定範囲内の周波数の受信局である場合に限定され
るので、受信局が存在しないにも関わらず、周波数の修
正をしてしまうような誤った動作がなされるのを防止で
きるとともに、ユーザが受信周波数の可変操作をすると
き、希望通りに受信周波数を変化させることができる。
また、この考案に係る他の受信機では、受信周波数可変
操作手段で可変操作をした受信周波数に対応する周波数
制御データを受信周波数制御手段が受信手段に入力させ
たあと、第1の周波数修正手段により、初めに、周波数
偏差検出手段で検出した周波数偏差の大きさが一定以内
であれば該周波数偏差分だけ受信手段に入力される周波
数制御データを修正し、周波数偏差検出手段で検出した
周波数偏差の大きさが一定以上であれば、該一定量だけ
受信手段に入力される周波数制御データを修正し、該修
正を行ったあと、周波数偏差検出手段で検出された周波
数偏差が0,+,−のいずれかを判別し、判別の結果、
周波数偏差がまだ+(−)のとき、0になるまで第1の
周波数修正手段で修正後の周波数制御データを、更に、
第2の周波数修正手段で所定周波数単位分ずつ増大(減
少)させて受信手段に入力させ、第1の周波数修正手段
で修正後に周波数偏差検出手段で検出された周波数偏差
が一定の大きさ以上であるとき、第2の周波数修正手段
による周波数修正動作を禁止するように構成したから、
最初に周波数偏差分だけ修正したあと、AFC動作を開
始する前に、検出精度の悪い大きな周波数偏差が検出さ
れたため、周波数偏差分の修正だけではまだ偏差が残っ
たとき、続いてなされる所定周波数単位での修正により
精度良くAFC動作を行うことができ、しかも、最初は
周波数偏差分の修正が1度になされ、2番目の所定周波
数単位の修正は、周波数偏差が比較的小さい所から開始
されるので、AFC動作に要する時間は短時間で済む。
また、周波数修正動作は、受信周波数可変操作直後に受
信周波数制御手段の制御で可変された受信周波数に対
し、一定範囲内の周波数の受信局が存在する場合に限ら
れるので、ユーザが受信周波数の可変操作をするとき、
ユーザの希望通りに受信周波数を変化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るFM受信機のブロッ
ク図、第2図は第1図中のディスクリミネータの周波数
偏差検出特性を示す線図、第3図の図(1)は第1図中
のマイクロコンピュータのROMに格納された内容を示
す説明図、第3図の図(2)は第1図中のマイクロコン
ピュータのRAMに格納された内容を示す説明図、第4
図と第5図は第1図中のマイクロコンピュータの動作を
示すフローチャート、第6図は第5図の変形例を示すフ
ローチャート、第7図は従来のAFC機能付FM受信機
を示すブロック図、第8図は従来の他のAFC装置を示
すブロック図である。 16:PLL回路、19:フロントエンド、 22:ディスクリミネータ、 38:マイクロコンピュータ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から入力した周波数制御データに対応
    する周波数で信号の受信を行うPLL周波数シンセサイ
    ザ式の受信手段と、受信周波数の可変操作を行う受信周
    波数可変操作手段と、この受信周波数可変操作手段で可
    変操作後の受信周波数に対応する周波数制御データを作
    成し、受信手段に入力させる受信周波数制御手段と、受
    信手段の受信周波数を基準にした受信信号周波数の偏差
    を検出する周波数偏差検出手段と、を備えた受信機にお
    いて、 受信信号から受信局の有無を検出する局検出手段と、 受信周波数可変操作手段で可変操作をした受信周波数に
    対応する周波数制御データを受信周波数制御手段が受信
    手段に入力させたあと、周波数偏差検出手段で検出した
    周波数偏差が0,+,−のいずれかを判別する偏差方向
    判別手段と、 この偏差方向判別手段による判別の結果、周波数偏差が
    +(−)と判別されたとき、0になるまで受信手段に入
    力される周波数制御データを、所定周波数単位分ずつ増
    大(減少)させる周波数修正手段と、 受信周波数可変操作手段で可変操作をした受信周波数に
    対応する周波数制御データを受信周波数制御手段が受信
    手段に入力させたあと、局検出手段で受信局が検出され
    なかったか、または、周波数偏差検出手段で検出された
    周波数偏差が一定の大きさ以上あるとき、周波数修正手
    段による周波数修正動作を禁止する禁止手段と、 を備えたことを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】外部から入力した周波数制御データに対応
    する周波数で信号の受信を行うPLL周波数シンセサイ
    ザ式の受信手段と、受信周波数の可変操作を行う受信周
    波数可変操作手段と、この受信周波数可変操作手段で可
    変操作後の受信周波数に対応する周波数制御データを作
    成し、受信手段に入力させる受信周波数制御手段と、受
    信手段の受信周波数を基準にした受信信号周波数の偏差
    を検出する周波数偏差検出手段と、を備えた受信機にお
    いて、 受信周波数可変操作手段で可変操作をした受信周波数に
    対応する周波数制御データを受信周波数制御手段が受信
    手段に入力させたあと、初めに、周波数偏差検出手段で
    検出した周波数偏差の大きさが一定以内であれば該周波
    数偏差分だけ受信手段に入力される周波数制御データを
    修正し、周波数偏差検出手段で検出した周波数偏差の大
    きさが一定以上であれば、該一定量だけ受信手段に入力
    される周波数制御データを修正する第1の周波数修正手
    段と、 第1の周波数修正手段が修正を行ったあと、周波数偏差
    検出手段で検出された周波数偏差が0,+,−のいずれ
    かを判別する偏差方向判別手段と、 この偏差方向判別手段による判別の結果、周波数偏差が
    まだ+(−)のとき、0になるまで第1の周波数修正手
    段で修正後の周波数制御データを、更に、所定周波数単
    位分ずつ増大(減少)させて受信手段に入力させる第2
    の周波数修正手段と、 第1の周波数修正手段で修正後に周波数偏差検出手段で
    検出された周波数偏差が一定の大きさ以上あるとき、第
    2の周波数修正手段による周波数修正動作を禁止する禁
    止手段と、 を備えたことを特徴とする受信機。
JP1988102098U 1988-08-01 1988-08-01 受信機 Expired - Lifetime JPH0619218Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988102098U JPH0619218Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01 受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988102098U JPH0619218Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01 受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0224629U JPH0224629U (ja) 1990-02-19
JPH0619218Y2 true JPH0619218Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31331690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988102098U Expired - Lifetime JPH0619218Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01 受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0619218Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303398A (en) * 1990-03-09 1994-04-12 Thomson Consumer Electronics, Inc. Stability detection method and apparatus for a tuning system
JP2794973B2 (ja) * 1991-03-14 1998-09-10 日本電気株式会社 衛星通信地球局装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831052B2 (ja) * 1975-04-30 1983-07-04 株式会社東芝 ジユシンソウチ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0224629U (ja) 1990-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6006078A (en) Receiver with improved lock-up time and high tuning stability
JPH0619218Y2 (ja) 受信機
JPH07297779A (ja) 自動周波数制御機能を備えたディジタル無線機
JP2567634B2 (ja) Rds受信機
JP2558653Y2 (ja) Rds受信機
JPH05315896A (ja) 自動周波数制御回路
JPS6016718A (ja) デジタル式電子同調方式
JPH10178599A (ja) ディジタル衛星放送受信機
JP2001086183A (ja) デジタル変調信号受信機
JPS5915150Y2 (ja) Amステレオ受信機
JPH0131756B2 (ja)
JPH0342807B2 (ja)
JPS5831052B2 (ja) ジユシンソウチ
JP2812276B2 (ja) Pllシンセサイザ方式チューナ装置
JPH0795109A (ja) マルチプレクス回路
JPH0354438Y2 (ja)
JP3098063U (ja) テレビジョン受信機
JPH028446Y2 (ja)
JPH026687Y2 (ja)
JPH0722916Y2 (ja) 放送受信装置
JPH0112439Y2 (ja)
JP2822378B2 (ja) Fm受信機の中間周波数自動調整方式
JPH0430837Y2 (ja)
JPS61166231A (ja) ラジオ受信機
JPH0546121U (ja) ラジオ受信機