JPH026687Y2 - - Google Patents

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JPH026687Y2
JPH026687Y2 JP6850984U JP6850984U JPH026687Y2 JP H026687 Y2 JPH026687 Y2 JP H026687Y2 JP 6850984 U JP6850984 U JP 6850984U JP 6850984 U JP6850984 U JP 6850984U JP H026687 Y2 JPH026687 Y2 JP H026687Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はラジオ受信機にかゝり、特に相互変調
妨害による影響を減小して良好な受信が可能なラ
ジオ受信機に関する。
〈従来技術〉 ラジオ受信機たとえばFMラジオ受信機は第1
図に示すようにチユーナ部(フロントエンド)1
1と、中間周波増幅回路12と、FM検波器13
と、ステレオ復調回路14と、自動利得制御回路
(AGC回路)15などを有している。チユーナ部
11はアンテナATからの入力信号を増幅する高
周波増幅回路11aと、局部発振器11bと、混
合器11cを有し、AGC回路15は中間周波増
幅回路12から取り出した中間周波信号のレベル
に応じて高周波増幅回路11aの利得を制御す
る。
ところで、かゝるFM受信機により希望局の信
号を受信しているときに2波以上の強い電波が加
わつて希望局の信号の周波数と同じ周波数が発生
すると混信妨害が生ずる。かゝる混信妨害は相互
変調妨害と称せられ、希望局の信号の周波数を
0、相互変調妨害に関係する第1、第2の他局の
周波数を12とすれば 0=212 の関係が成立し、且つ相互変調妨害信号のレベル
のほうが高いときに発生する。
〈従来技術の欠点〉 さて、従来のFM受信機では相互変調妨害に関
係なく常時自動利得制御(AGC)を行なうもの
であつた。このため、相互変調妨害を考慮した適
切なAGCの設定が困難であり、AGCの設定が低
すぎたり、高すぎたりし、低すぎれば混信を生
じ、高すぎれば感度の劣化を招来する。そして、
車のような移動体上に設置されたFMラジオ受信
機の場合には、相互変調好害の状況が時間と共に
変動して混信を生じやすく、従つて該混信を防ぐ
ために常に受信感度を下げておく必要があり、
時々刻々の相互変調坊害の状況に応じた最適な受
信状態を作り出せなかつた。
〈考案の目的〉 本考案の目的は相互変調妨害を考慮した適切な
AGCを行うことができるラジオ受信機を提供す
ることである。
本考案の別の目的は時々刻々と相互変調妨害の
状況が変動する場合であつても適切なAGCを行
うことができるラジオ受信機を提供することであ
る。すなわち、相互変調妨害が大きいときには
AGCをかけて受信感度を低下させ結果的に混信
を防止し、相互変調妨害が小さいときにはAGC
を行わず、これにより感度を上げて受信状態を良
好にし、常に最適な受信状態を自動的に設定でき
るラジオ受信機を提供することである。
本考案の更に別の目的は車のような移動体上に
設置されて好適なラジオ受信機を提供することで
ある。
本考案の他の目的は希望局の受信レベルと相互
変調妨害に関係する他局の受信レベルを検出し、
これら各受信レベルを考慮して相互変調妨害によ
る混信が発生しないように、且つ受信感度が良好
となるようにAGCを行なうラジオ受信機を提供
することである。
本考案の更に他の目的は相互変調妨害に関係す
る他局の受信レベルを、希望局の受信に何等影響
を与えることなく検出でき、従つて受信レベル検
出に起因して希望局の音声に雑音が乗つたり、希
望局の音声に音切れが生じることがないラジオ受
信機を提供することである。
〈考案の概要〉 本考案のPLLシンセサイザ方式のラジオ受信
機は、第1、第2のチユーナ部と、第1のチユー
ナ部の利得を制御する自動利得制御回路と、第1
のPLL回路を有する第1のチユーナ部用フエー
ズロツクドループと、第2のPLL回路を有する
第2のチユーナ部用フエーズロツクドループと、
第2チユーナ部出力のレベルを検出するレベル検
出回路と、第1のPLL回路に第1の受信周波数
制御データを入力し第1のチユーナ部をして希望
周波数信号を受信出力させると共に、第2の
PLL回路に第2の受信周波数制御データを入力
し第2のチユーナ部をして相互変調妨害に関係す
る他局からの信号を所定周期で受信出力させ、少
なくとも他局からの信号の受信レベルを前記レベ
ル検出回路から得、希望局を含む各局の受信レベ
ルに基いて自動利得制御回路を制御するコントロ
ーラを有している。この考案によれば、時々刻々
と変動する相互変調妨害の状況を考慮して、最適
な受信状態を自動的に設定することができる。
又、他局の受信レベル検出時に、希望局の音声に
雑音が乗つたり、音切れが生じる事態を完全にな
くすことができる。
〈実施例〉 第2図は相互変調妨害の発生条件を説明する周
波数パターンであり、01(=0+Δ)、2

0+2Δ)、1′(=0−Δ)、2′(=0
2・Δ)
は各FMラジオ局の周波数、L0、L1、L2、L1′、
L2′はそれぞれのFMラジオ局の受信レベルであ
る。但し、Δ=n・ccはチヤンネルスペース、
nは整数)の関係があり、相互変調妨害に関係す
る局は4局とは限らない。今、0を希望局の周波
数とすれば、次式 0=212 (1) が成立し、且つ次式 L1>k1・L0,L2>k2・L0 (2) が成立するとき(但し、k1、k2は定数)、あるい
は次式 0=21′−2′ (3) が成立し、且つ次式 L1′>k1・L0,L2′>k2・L0 (4) が成立するとき(但し、k1,k2は定数)、希望周
波数0は相互変調妨害により混信する。
従つて、本考案においては希望局の周波数0
受信している時に所定の周期で0に対してΔづ
つ受信周波数を変化させて相互変調妨害に関係す
る他局の周波数12及び1′,2′…を受信させ

これにより他局の周波数の受信レベルL1,L2
びL1′,L2′…を検出し、しかる後(2)式及び(4)式が
成立する場合にはAGC回路を制御して混信を防
止する。
第3図は本考案にかゝるFMラジオ受信機の実
施例であるブロツク図、第4図は各局の受信レベ
ル検出のタイムチヤート、第5図は本考案にかゝ
るAGC制御のフローチヤートである。尚、第3
図において、第1図の従来装置と同一部分には同
一符号を付している。本考案のFMラジオ受信機
は第1図に示す従来のFMラジオ受信機の構成に
加えて、チユーナ部(第1のチユーナという)1
1用の第1のフエーズロツクドループPLLP1
と、第2のチユーナ部21と、第2の中間周波増
幅回路22と、第2の中間周波増幅回路22の前
段から中間周波信号の1部を取り出して希望局及
び他局の受信レベルを検出するレベル検出回路2
3と、受信レベルをデイジタル値に変換するアナ
ログデイジタル変換器(AD変換器)24と、コ
ントローラ25と、AGC切換回路32と、第2
のチユーナ部用の第2のフエーズロツクドループ
PLLP2を有している。又、チユーナ部11は第
1図に比べ詳細に示されており、高周波増幅回路
11a、局部発振器11b、混合器11cのほか
にアンテナ同調回路11dと、高周波同調回路1
1eと、高周波増幅回路11aの利得を制御する
AGC回路11f(たとえば20dBのAGCをかける)
を有している。第2のチユーナ部21は第1のチ
ユーナ部11とほぼ同様にアンテナATからの入
力信号を増幅する高周波増幅回路21aと、局部
発振器21bと、混合器21cと、アンテナ同調
回路21dと、高周波同調回路21eを有してい
る。第1のフエーズロツクドループPLLP1は局
部発振器11bと、分周回路26と、PLL回路
27と、ローパスフイルタ28で形成され、第2
のフエーズロツクドループPLLP2は局部発振器
21bと、分周回路29と、PLL回路30と、
ローパスフイルタ31で構成されている。各
PLL回路27,30は全く同一の構成を有し、
それぞれコントローラ25から出力される第1、
第2の受信周波数制御データFCD1、FCD2に基い
て各分周回路26,29から発生する周波数信号
を分周する分周ユニツトFDVと、一定周波数で
発振している水晶発振器COSと、分周ユツト
FDVからの出力信号と水晶発振器COSからの出
力信号の位相を比較して、位相差信号PDS1
PDS2を出力する位相比較ユニツトPDCを有して
いる。コントローラ25は希望局の周波数0を第
1のチユーナ部11が受信出力するように第1の
受信周波数制御データFCD1をPLL回路27の分
周ユニツトFDVに出力する。又、コントローラ
25は希望局の周波数0及び相互変調妨害に関係
する第1、第2の他局の周波数12を第4図に
示すタイミングで第2のチユーナ部21が受信出
力するように第2の受信周波数制御データFCD2
をPLL回路30に出力する。即ち、コントロー
ラ25は第4図に示す期間T0において希望周波
0が第2のチユーナ部21により受信出力され
るように第2の受信周波数制御データFCD2
PLL回路30に出力し、期間T1において第1の
他局の周波数1が第2のチユーナ部21により受
信出力されるように第2の受信周波数制御データ
FCD2をPLL回路30に出力し、期間T2において
第2の他局の周波数2が第2のチユーナ部21に
より受信出力されるように第2の受信周波数制御
データFCD2をPLL回路30に出力する。
さて、コントローラ25より第1の受信周波数
制御データFCD1がPLL回路27に印加される
と、局部発振器11bは希望周波数0より中間周
波数だけ高い一定発振周波数で発振し、これによ
り第1のチユーナ部11は希望局からの希望周波
0の信号を受信出力し、図示しないスピーカよ
り該希望局の音声を出力する。すなわち、局部発
振器11bの局部発振周波数は第1のフエーズロ
ツクドループPLLP1の制御で、第1の受信周波
数制御データFCD1が指示する希望周波数0より
中間周波数だけ高い一定周波数となり、希望局か
らの音声がスピーカより出力される。
かゝる状態において、コントローラ25はまず
第4図に示すタイミングT0で、第2のチユーナ
部21をして希望周波数0の信号を受信出力させ
るために第2の受信周波数制御データFCD2
PLL回路30に出力する。この結果、第2のチ
ユーナ部21の局部発振器21bは第2のフエー
ズロツクドループPLLP2の制御で、希望周波数0
より中間周波数だけ高い一定周波数で発振し、レ
ベル検出回路23は希望周波数0の信号レベルを
検出してAD変換器24に入力する。AD変換器
24は該信号レベルをデイジタル値に変換し、コ
ントローラ25は該デイジタル値を希望周波数0
の受信レベルL0として取り込んで内蔵のメモリ
25aに格納する。
ついで、コントローラ25は、第4図に示すタ
イミングT1で第2のチユーナ部21をして相互
変調妨害に関係する第1の周波数1の信号を受信
出力させるために所定の第2の受信周波数制御デ
ータFCD2を出力する。これにより、第2のチユ
ーナ部21の局部発振器21bは第2のフエーズ
ロツクドループPLLP2の制御で1より中間周波
数だけ高い一定周波数で発振し、レベル検出回路
23は第1周波数1の信号レベルを検出し、コン
トローラ25は第1の周波数1の受信信号レベル
L1を内蔵のメモリ25aに格納する。
しかる後、コントローラ25は、第4図に示す
タイミングT2で第2のチユーナ部21をして相
互変調妨害に関係する第2の周波数2の信号を受
信出力させるために、PLL回路30に所定の第
2の受信周波数制御データFCD2を出力する。こ
れにより、第2のチユーナ部21の局部発振器2
1bは第2のフエーズロツクドループPLLP2の
制御で2より中間周波数だけ高い一定周波数で発
振し、レベル検出回路23は第2周波数2の信号
レベルを検出し、コントローラ25は第2の周波
2の受信レベルL2を内蔵のメモリ25aに格納
する。
以後、同様にタイミングT0、T1、T2で次の
L0、L1、L2の読取りを行なうと共に、コントロ
ーラ25はメモリ25aに記憶した各受信レベル
L0、L1、L2と予めメモリ25aに記憶してある
(2)式の定数k1,k2などを用いて(2)式が成立するか
どうかを総合的に判断し、AGC回路11fと
AGC回路15のオン/オフ制御を行ない最適な
受信状態を自動的に設定する。
次に、第5図のフローチヤートを参照しながら
第3図によるAGC制御動作を説明する。
(a) 図示しない、選局スイツチが押圧されて選局
が行われると選局情報はコントローラ25に印
加される。
(b) 選局情報が入力されゝば、コントローラ25
はAGC回路11f,15を共にオフすると共
に、選局された局の周波数(希望周波数)0
信号を第1のチユーナ部11をして受信させる
べく所定の第1の受信周波数制御データFCD1
をPLL回路27に印加する。これにより、以
後第1のチユーナ部11は希望周波数0を受信
しつづけることになる。
(c) ついで、コントローラ25は1→nとすると
共に、全相互変調妨害データFi(i=1、−1、
2、−2…)を“00”にイニシヤルセツトする。
尚、相互変調妨害データとは、n=1、−1、
2、−2、…に対し、以下の(5)式及び(6)式で与
えられる第1、第2の他局の周波数12によ
る相互変調妨害の度合を示すデータであり、後
述する(7)式及び(8)式の少なくとも一方が成立し
ていない場合(相互変調妨害が発生していない
場合)には“00”となり、(7)、(8)式の両方が成
立し、且つ後述する(9)、(10)式の少なくとも一方
が成立していない場合(相互変調妨害が発生し
ているがその程度が弱い場合)には“01”とな
り、(7)〜(10)式の全てが成立している場合(相互
変調妨害が発生しており、その程度が強い場
合)には“11”となる。
(d) しかる後、コントローラ25は次式 0+n・c1 (5) 0+2n・c2 (6) により他局の第1、第2の周波数12を算出
する。
(e) 12算出後、コントローラは第4図に示す
期間T0の間第2のチユーナ部21をして選局
された局の周波数(希望周波数)0の信号を受
信させるべく第2の受信周波数制御データ
FCD2をPLL回路30に印加し、その時のレベ
ル検出回路23の出力(受信レベルL0)をAD
変換器24から読み取つて内蔵のメモリ25a
に記憶する。
(f) ついで、期間T0経過後のT1の間、コントロ
ーラ25は第2のチユーナ部21をして第1の
他局の周波数1を受信させるべく所定の第2の
受信周波数制御データFCD2をPLL回路30に
入力し、その時のレベル検出回路23の出力
(受信レベルL1)をAD変換器24から読取つ
てメモリ25aに格納する。
(g) 受信レベルL1検出後のT2の間、コントロー
ラ25は第2のチユーナ部21をして第2の他
局の周波数2を受信させるべく所定の第2の受
信周波数制御データFCD2をPLL回路30に入
力し、レベル検出回路23の出力(受信レベル
L2)をAD変換器24から読み取つて、メモリ
25aに格納する。
(h) 受信レベルL2が検出されゝば、コントロー
ラ25は次式 L1>k1・L0 (7) が成立するかどうかを判別する。
(i) (7)式が成立しなければ(5)式及び(6)式で与えら
れる12により相互変調妨害が生じておらず
コントローラ25は相互変調妨害状況データ
Fnを“00”とすると共に、他の相互変調妨害
状況データが全て“00”であるかをチエツクす
る。他の相互変調妨害状況データが全て“00”
であればコントローラ25はAGC切換回路3
2にAGC切換信号CSを入力して、AGC回路1
1f,15をオフし、又少なくとも1つの相互
変調妨害状況データが“01”又は“11”であれ
ばAGC回路11f,15のオン/オフ状態を
変更せず、ステツプ(q)へ飛ぶ。
(j) 一方、(7)式が成立すれば、(5)、(6)式で与えら
れる12により相互変調妨害が生じている可
能性があり、コントローラ25は以下の処理を
行なう。すなわち、コントローラ25は、次式 L2>k2・L0 (8) が成立するかどうか判別する。
(k) (8)式が成立しなければ(5)、(6)式で与えられる
12により相互変調妨害が生じておらずコン
トローラ25は相互変調妨害状況データFnを
“00”とすると共に、他の全ての相互変調妨害
状況データが“00”であるかをチエツクする。
全て、“00”であればコントローラ25はAGC
回路11f,15を共にオフし、少なくとも1
つの相互変調妨害状況データが“01”又は
“11”であればAGC回路11f,15のオン/
オフ状態を変更せずステツプ(q)に飛ぶ。
(m) 一方、(8)式が成立すれば相互変調妨害が
生じており、以下のAGC制御処理を行なう。
すなわち、コントローラ25はメモリ25aに
記憶されている受信レベルL0、L1、L2を用い
て次式 L1>k1′・L0 (9) L2>k2′・L0 (10) が成立するかどうかを判別する。但し、定数
k1′、K2′は(7)式、(8)式における定数k1、k2に対
し、k1>k1、k2′>k2の関係がある。
(n) (9)式と(10)式のうち一方が成立しない場合
には相互変調妨害の程度がそれ程強くないか
ら、コントローラ25は相互変調妨害状況デー
タFnを“01”とすると共に、他の相互変調妨
害状況データに“11”のものがあるかどうかを
チエツクする。他の相互変調妨害状況データに
“11”のものがなければ、コントローラ25は
AGC切換信号CSをAGC切換回路32に入力
し、AGC回路15をオン、AGC回路11fを
オフし、少なくとも1つの相互変調妨害状況デ
ータが“11”であればAGC回路15,11f
のオン/オフ状態を変更せず、ステツプ(q)
へ飛ぶ。
(p) (9)式及び(10)式の両方が成立している場合
には相互変調妨害の度合が強いから、コントロ
ーラ25は相互変調妨害状況データFnを“11”
とすると共に、AGC切換回路32にAGC切換
信号CSを出力し、AGC回路15,11fを共
にオンさせる。そして、ステツプ(q)の処理
を行なう。
(q) コントローラ25は、nが負かどうかを
判別し、正であれば−n→nとして、ステツプ
(d)以降の処理を繰り返えす。
(r) ステツプ(q)において、nが負であれ
ばコントローラ25は相互変調妨害に関係する
全周波数に対する上記ステツプ(d)以降の処理が
終了したかを判別する。
(s) 全周波数に対する上記処理が終了してい
れば、1→nとしてステツプ(d)以降の処理を繰
り返えし、終了していなければ次式 (−n)+1→n によりnを1歩進してステツプ(d)以降の処理を
繰り返えす。
尚、以上においては本考案をFMラジオ受信機
に適用した場合について説明したが、本考案は
FMラジオ受信機に限らずAMラジオ受信機に適
用できることは勿輪である。又、AGC回路を2
種類用意して3つのAGC状態を考えた場合につ
いて説明したが、本考案はかゝる場合に限らず、
請求の範囲内で種々変更が可能である。
更に、以上の説明では1台のコントローラ25
を設けた場合であるが、2台のコントローラを設
け、第1のコントローラにより選局された局の周
波数信号を第1チユーナ部をして受信させるため
のPLLシンセサイズ処理などを実行させ、第2
のコントローラにより希望局及び相互変調妨害に
関係する他局の周波数信号のレベル検出処理並び
にAGC制御処理などを実行させるように構成す
ることもできる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば第1、第
2のチユーナ部を設け、第1のチユーナ部により
希望周波数を受信させながら、第2のチユーナ部
を介して希望周波数及び相互変調妨害に関係する
複数組の第1、第2の他局の周波数の受信レベル
を検出し、希望周波数の受信レベルと第1、第2
の他局の周波数の受信レベルに基いて相互変調妨
害による混信が生じないように、且つ感度を上昇
できるようにAGCを行なうように構成したから、
受信状態を最適に自動設定することができる。た
とえば、相互変調妨害が大きいときには混信を防
ぐためにAGCをかけて受信感度を下げ、小さい
ときにはAGCをかけずに受信感度を上げるなど
して最適な受信状態が自動的に設定できる。そし
て、相互変調妨害の環境が時々刻々と変化する場
合にも常に適切なAGCをかけることができるた
め本考案のラジオ受信機は車など移動体に設置さ
れて好適である。
更に、本考案によれば希望周波数を受信出力す
る第1のチユーナ部と第1のフエーズロツクドル
ープに加えて、各局の受信レベルを検出するため
の第2のチユーナ部と第2のフエーズロツクドル
ープを設け、第2のチユーナ部出力より各局の受
信レベルを検出し、該受信レベルに基いてAGC
制御を行なうように構成したから、第1チユーナ
部による希望周波数の受信に何等影響を与えるこ
となく他局の受信レベルを検出でき、従つて受信
レベル検出動作に起因して希望局の音声に雑音が
乗つたり、希望局の音声に音切れが生じることが
ないラジオ受信機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のFMラジオ受信機のブロツク
図、第2図は相互変調妨害の発生条件を説明する
周波数パターン図、第3図は本考案に係るFMラ
ジオ受信機のブロツク図、第4図は各局の周波数
受信レベルを検出するためのタイムチヤート、第
5図は本考案にかゝるAGC制御の処理の流れ図
である。 11……チユーナ部(第1のチユーナ部)、1
1f……AGC回路、12……中間周波増幅回路、
13……FM検波器、15……AGC回路、21…
…第2のチユーナ部、23……レベル検出回路、
25……コントローラ、26,29……分周回
路、27,30……PLL回路、28,31……
ローパスフイルタ、32……AGC切換回路、
PLLP1,PLLP2……第1、第2のフエーズロ
ツクドループ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のチユーナ部と、第1の中間周波増幅回路
    と、検波器と、第1のチユーナ部の利得を制御す
    る自動利得制御回路と、第1のPLL回路を含み
    前記第1チユーナ部の局部発振器をして希望局の
    周波数に応じた周波数で発振させる第1のフエー
    ズロツクドループを少なくとも具備するラジオ受
    信機において、第2のチユーナ部と、第2の中間
    周波増幅回路と、該第2の中間周波増幅回路から
    取り出した中間周波信号のレベルを検出するレベ
    ル検出回路と、第2のチユーナ部の局部発振器を
    して所定の周波数で発振させる第2のPLL回路
    を含む第2のフエーズロツクドループと、第1の
    PLL回路に第1の受信周波数制御データを入力
    し第1のチユーナ部をして希望周波数信号を受信
    出力させると共に、第2のPLL回路に第2の受
    信周波数制御データを入力し第2のチユーナ部を
    して相互変調妨害に関係する他局からの信号を所
    定周期で受信出力させ、少なくとも他局からの信
    号の受信レベルを前記レベル検出回路から得、希
    望局を含む各局の受信信号レベルに基いて前記自
    動利得制御回路を制御するコントロールを有する
    ことを特徴とするラジオ受信機。
JP6850984U 1984-05-10 1984-05-10 ラジオ受信機 Granted JPS60180147U (ja)

Priority Applications (2)

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JP6850984U JPS60180147U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 ラジオ受信機
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