JPH0210682Y2 - - Google Patents

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JPH0210682Y2
JPH0210682Y2 JP7231084U JP7231084U JPH0210682Y2 JP H0210682 Y2 JPH0210682 Y2 JP H0210682Y2 JP 7231084 U JP7231084 U JP 7231084U JP 7231084 U JP7231084 U JP 7231084U JP H0210682 Y2 JPH0210682 Y2 JP H0210682Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はラジオ受信機に係り、特に相互変調妨
害による影響及び隣接妨害局からの影響を軽減あ
るいは除去して良好な受信が可能なFMラジオ受
信機に関する。
〈背景技術〉 希望局の信号を受信しているとき2波以上の強
い電波が加わつて希望局の信号の周波数と同じ周
波数が発生すると混信妨害が生ずる。かゝる混信
妨害は相互変調妨害と称せられ、希望局の信号の
周波数を0、相互変調妨害に関係する第1、第2
の他局の周波数を12とすれば、 0=212 の関係が成立し、且つ相互変調妨害信号のレベル
のほうが高いときに発生する。
又、希望局に隣接する局から大きな信号が入力
されるとやはり混信妨害が発生する。
ところで、従来のラジオ受信機では相互変調妨
害に関係なく常時自動利得制御(AGC)を行な
うものであつた。このため、相互変調妨害を考慮
した適切なAGCの設定が困難であり、AGCの設
定が低すぎたり高すぎたりし、低すぎれば混信を
生じ、高すぎれば感度の劣化を招来する。そし
て、車のような移動体上に設置されたFMラジオ
受信機の場合には、相互変調妨害の状況が時間と
共に変動して混信を生じやすく、従つて該混信を
防ぐために常に受信感度を下げておく必要があ
り、時々刻々の相互変調妨害の状況に応じた最適
な受信状態を作り出せなかつた。
又、従来のラジオ受信機では隣接妨害局からの
妨害を除去するためにチユーナ部と中間周波増幅
器間に中間周波フイルタ(IFフイルタをいう)
を設け、隣接局からの妨害のない状態においては
広帯域のIFフイルタを使用して歪の少ない良好
な音質で受信し、隣接局からの妨害がある状態で
は狭帯域のIFフイルタを使用して、音質は若干
犠牲にしても妨害のない受信を行なうようにして
いる。しかし、隣接局毎に妨害信号のレベル検出
回路や妨害の有無あるいは度合を判別する判別回
路が必要となつて、構成が複雑となつている。こ
のためチユーナ部と中間周波増幅器間に設けられ
た各IFフイルタにそれぞれ検波回路を接続し、
各検波回路の出力レベルを比較することにより希
望信号と隣接妨害局からの妨害信号のレベルを比
較して妨害の有無を判別するラジオ受信機もある
が、かゝるラジオ受信機では正確に隣接局妨害の
有無を判別することができず、しかも受信信号ラ
イン中に設けられたIFフイルタを介して希望信
号と妨害信号のレベルを取り出す構成であるた
め、IFフイルタの特性が制限され、更にはIFフ
イルタの数が多くなればなる程後段のレベル比較
回路の構成が複雑となる欠点がある。
〈考案の目的〉 本考案の目的は、相互変調妨害を考慮した適切
なAGCを行なうことができ、しかも隣接妨害局
からの妨害の有無を確実にチエツクでき、従つて
適切なIFフイルタを選択できるラジオ受信機を
提供することである。
本考案の目的は、相互変調妨害が生じているか
いなか、隣接妨害局からの妨害が生じているかい
なか、並びにAGC制御、IFフイルタの選択制御
を共通の回路構成で全て行なうことができるラジ
オ受信機を提供することである。
本考案の更に別の目的は、隣接妨害局からの妨
害信号の受信レベルを、希望信号の受信に何等影
響を与えることなく検出できるラジオ受信機を提
供することである。
〈考案の概要〉 本考案のラジオ受信機は、第1のチユーナ部
と、第1の中間周波増幅器と、該第1のチユーナ
部と第1の中間周波増幅器間に配設された異なる
周波数帯域を有する少なくとも2つの中間周波フ
イルタと、第1のチユーナ部出力を所定の中間周
波フイルタを介して第1の中間周波増幅器に入力
する切換回路と、第1のチユーナ部の利得を制御
する自動利得制御回路と、第1のチユーナ部の局
部発振器をして希望局の周波数に応じた周波数で
発振させる第1のフエーズロツクドループと、第
2のチユーナ部と、第2のチユーナ部の出力レベ
ルを検出するレベル検出回路と、第2のチユーナ
部の局部発振器をして所定の周波数で発振させる
第2のフエーズロツクドループと、第1のフエー
ズロツクドループを制御して第1のチユーナ部に
希望局からの希望信号を受信出力させると共に、
第2のフエーズロツクドループを制御して第2の
チユーナ部に希望局及び他局からの信号を受信出
力させ、各局の受信レベルを前記レベル検出回路
から得、各局の受信レベルに基いて所定のIFフ
イルタを選択させると共に、前記自動利得制御回
路を制御するコントローラを有する。この考案に
よれば、共通の回路構成で、相互変調妨害が生じ
ているかいなか、隣接妨害局からの妨害が生じて
いるかいなか、並びに適切なAGC制御、適切な
IFフイルタ選択制御を全て行なうことができる。
〈実施例〉 第2図は相互変調妨害の発生条件を説明する周
波数パターンであり、01(=0+Δ)、2

0+2Δ)、1′(=0−Δ)、2′(=0
2・Δ)
は各FMラジオ局の周波数L0,L1,L2,L1′,
L2′はそれぞれのFMラジオ局の受信レベルであ
る。但し、Δ=n・c(cはチヤンネルスペー
ス、nは整数)の関係があり、相互変調妨害に関
係する局は4局とは限らない。今、0を希望局の
周波数とすれば、次式 0=212 (1) が成立し、且つ次式 L1>k1・L0,L2>k2・L0 (2) が成立するとき(但し、k1,k2は定数)、あるい
は次式 0=21′−2′ (3) が成立し、且つ次式 L1′>k1・L0,L2′>k2・L0 (4) が成立するとき(但し、k1,k2は定数)、希望信
号は相互変調妨害により混信する。
又、第3図に示すように希望局の周波数を0
隣接妨害局の周波数をそれぞれa(0=Δ)、b
(=0+Δ)各周波数信号の受信レベルをL0
La,Lbとすれば以下の両式(但し、k3は定数) L0>k3・La (5) L0>k3・Lb (6) が成立する時、換言すれば希望信号のレベルが隣
接局妨害信号のレベルのK3倍より大きい時隣接
妨害局からの妨害はなく、又、(5)式と(6)式の少な
くとも一方が成立しない時隣接妨害局からの妨害
により混信が生じる。
以上から、本考案においては、イ希望局からの
信号(周波数0)を受信している時に、0に対し
てΔ(=n・c、n=1,2…)づつ受信周波数
を変化させて隣接妨害局及び相互変調妨害に関係
する他局からの信号レベルを検出し、ロ(2)式及び
(4)式が成立しないようにAGCを行ない、ハ(5)式
及び(6)式が成立するかどうかを判定し、両式が共
に成立する場合にはチユーナ出力を広帯域のIF
フイルタを介して中間周波増幅器に入力し、少な
くとも一方の式が成立しない場合にはチユーナ出
力を狭帯域のIFフイルタを介して中間周波増幅
器に入力して中間周波帯域の自動切換を行なう。
第1図は本考案に係るFMラジオ受信機の要部
ブロツク図、第4図は各局の信号レベル検出のタ
イムチヤート、第5図はAGC制御及び中間周波
帯域自動切換制御の処理の流れ図である。
第1図において、11は第1のチユーナ部、1
2は第1の中間周波増幅器、13a,13bはそ
れぞれ第1のチユーナ部11と第1の中間周波増
幅器12間に配設されたIFフイルタで、13a
は広帯域のIFフイルタ、13bは狭帯域のIFフ
イルタ、14はスイツチ14a,14bを有し、
第1のチユーナ部11の出力信号を所定のIFフ
イルタを介して第1の中間周波増幅器12に入力
する切換回路、15は第1のAGC回路、PLLP1
は第1のチユーナ部11の局部発振器をして希望
局の周波数に応じた周波数で発振させる第1のフ
エーズロツクドループ、21は第2のチユーナ
部、22は第2のチユーナ部の出力レベルを検出
するレベル検出回路、PLLP2は第2のチユーナ
部21の局部発振器をして所定の周波数で発振さ
せる第2のフエーズロツクドループ、31はコン
トローラ、32はAGC切換回路である。
第1、第2のチユーナ部11,21はそれぞれ
高周波増幅回路11a,21a、局部発振器11
b,21b、混合検波器11c,21c、アンテ
ナ同調回路11d,21d、高周波同調回路11
e,21eを有し、第1のチユーナ部11は更に
高周波増幅回路11aの利得を制御する第2の
AGC回路11を有している。レベル検出回路
22は狭帯域のフイルタ22aと、第2の中間周
波増幅器22bと、検波器22cと、AD変換器
22dにより構成され、第2の中間周波増幅器2
2bから取り出した中間周波信号を検波器22c
で検波し、検波出力をAD変換器22dでAD変
換して出力する。第1のフエーズロツクドループ
PLLP1は第1チユーナ部の局部発振器11bと
分周回路16とPLL回路17とローパスフイル
タ18により構成され、局部発振器11bの発振
周波数が常時希望局の周波数0より中間周波数だ
け高くなるように制御する。すなわち、第1のフ
エーズロツクドループPLLP1は、コントローラ
31がPLL回路17に指令している希望周波数
に応じた第1の受信周波数制御データFCD1に基
いて局部発振器11bの発振周波数を制御し、該
発振周波数が希望局の周波数0より中間周波数だ
け常に高くなるように制御する。第2のフエーズ
ロツクドループPLLP2は第2チユーナ部の局部
発振器21bと分周回路23とPLL回路24と
ローパスフイルタ25により構成され、局部発振
器21bの発振周波数がコントローラ31から
PLL回路24に指令している第2の受信周波数
制御データFCD2に応じた周波数となるように制
御する。
コントローラ31は常時第1のチユーナ部11
が希望局からの希望信号(周波数0)を受信出力
するように第1の受信周波数制御データFCD1
PLL回路17に指令すると共に、希望局からの
希望信号及び隣接妨害局並びに相互変調妨害に関
係する他局からの信号を所定周期で第2のチユー
ナ部21が受信出力するように第2の受信周波数
制御データFCD2をPLL回路24に指令する。
次に、第5図のフローチヤートを参照しながら
第1図の動作を説明する。
(a) 図示しない、選局スイツチが押圧されて選局
が行なわれると選局情報はコントローラ31に
より読み取られる。
(b) これにより、コントローラ31は初期状態と
してAGC回路11,15を共にオフすると
共に、切換回路14をして広帯域のIFフイル
タ13aを選択させる。又、コントローラ31
は第1の受信周波数制御データFCD1をPLL回
路17に指令し、第1のチユーナ部11をして
希望局からの信号を受信させる。
(c) ついで、コントローラ31は内蔵のメモリに
記憶されている全相互変調妨害データを“00”
にイニシヤルセツトする。尚、相互変調妨害デ
ータとは、相互変調妨害に関係する1組の周波
1(=0+n・c)、2(=0+2・n・c)
(但し、n=±1、±2…)による相互変調妨害
の度合を示すデータであり、周波数12の他
局からの信号により相互変調妨害が発生してい
ない場合には“00”となり、相互変調妨害が発
生しているがその度合が弱い場合には“01”と
なり、相互変調妨害の度合が強い場合には
“11”となる。そして、相互変調妨害データFn
は各n(=±1,±2…)に対して設定されてい
る。
又、コントローラ31は1→nとする。
(d) しかる後、コントローラ31は第4図に示す
期間T0の間第2チユーナ21をして希望信号
を受信させるべく第2の周波数制御データ
FCD2をPLL回路24に印加し、その時のレベ
ル検出回路22の出力(受信レベルL0)を読
取つて内蔵のメモリ31aに格納する。
(e) ついで、コントローラ31は期間T1の間所
定の第2の周波数制御データFCD2を発生して
次式 0+n・c→1 で与えられる周波数1を有する他局からの信号
を第2のチユーナ21に受信させ、受信レベル
L1を記憶する。尚、n=±1のときL1は第1、
第2の隣接妨害局からの受信レベルであるLa,
Lbとなる。
(f) 受信レベルL1検出後、コントローラ31は
期間T2の間、同様に次式 0+2n・c→2 で与えられる周波数2を有する信号を第2のチ
ユーナ部21に受信させ、受信レベルL2をメ
モリ31aに記憶する。
(g) 受信レベルL2が検出されゝば、コントロー
ラ31は次式 L1>k1・L0 (7) が成立するか判別する。
(h) (7)式が成立しなければ、12により相互変
調妨害が生じておらず、コントローラ31は相
互変調妨害状況データFnを“00”とすると共
に、他の相互変調妨害状況データが全て“00”
であるかをチエツクする。他の相互変調妨害状
況データが全て“00”であればコントローラ3
1はAGC切換回路32にAGC切換信号CSを入
力してAGC回路11,15をオフし、又少
なくとも1つの相互変調妨害状況データが
“01”又は“11”であればAGC回路11,1
5のオン/オフ状態を変更せず、ステツプpへ
飛ぶ。
(i) 一方、(7)式が成立すれば12により相互変
調妨害が生じている可能性があり、コントロー
ラ31は以下の処理を行なう。すなわち、コン
トローラ31は、次式 L2>k2・L0 (8) が成立するかどうか判別する。
(j) (8)式が成立しなければ、12により相互変
調妨害状況データFnを“00”とすると共に、
他の全ての相互変調妨害状況データが“00”で
あるかをチエツクする。全て、“00”であれば
コントローラ31はAGC回路11,15を
共にオフし、少なくとも1つの相互変調妨害状
況データが“01”又は“11”であればAGC回
路11,15のオン/オフ状態を変更せずス
テツプpで飛ぶ。
(k) 一方、(8)式が成立すれば相互変調妨害が生じ
ており、以下のAGC制御処理を行なう。すな
わち、コントローラ31はメモリ31aに記憶
されている受信レベルL0,L1,L2を用いて次
式 L1>k1′・L0 (9) L2>k2′・L0 (10) が成立するかどうかを判別する。但し、定数
k1′,k2′は(7)式、(8)式における定数k1,k2に対
しk1′>k1,k2′>k2の関係がある。
(m) (9)式と(10)式のうち一方が成立しない場合
には相互変調妨害の程度がそれ程強くないから
コントローラ31は相互変調妨害状況データ
Fnを“01”とすると共に、他の相互変調妨害
状況データに“11”のものがあるかどうかをチ
エツクする。他の相互変調妨害状況データに
“11”のものがなければ、コントローラ31は
AGC切換信号CSをAGC切換回路32に入力
し、AGC回路15をオン、AGC回路11を
オフし、少なくとも1つの相互変調妨害状況デ
ータが“11”であればAGC回路15,11
のオン/オフ状態を変更せず、ステツプpへ飛
ぶ。
(n) 一方、(9)式及び(10)式の両方が成立してい
る場合には相互変調妨害の度合が強いから、コ
ントローラ31は相互変調妨害状況データFn
を“11”とすると共に、AGC切換回路32に
AGC切換信号CSを出力し、AGC回路15,1
1を共にオンさせる。そして、ステツプpの
処理を行なう。
(p) コントローラ31は、nが負かどうかを
判別し、正であれば−n→nとして、ステツプ
d以降の処理を繰り返えし、負であれば次のス
テツプqの処理を実行する。
(q) ステツプpにおいて、nが負であればコ
ントローラ31は相互変調妨害に関係する全周
波数に対する上記ステツプd以降の処理が終了
したかを判別する。
(r) 全周波数に対する上記処理が終了してい
ればコントローラ31はメモリ31aに記憶さ
れている隣接妨害局からの受信レベルLa,Lb
(n=1,−1におけるL1である)と希望信号
の受信レベルL0を用いて(5)式が成立するかど
うかを判別する。(5)式が成立しなければ、第1
隣接妨害局による妨害が生じているから、コン
トローラ31は切換回路14に切換信号FCSを
入力し、狭帯域のIFフイルタ13bを選択さ
せ、以後1→nとしてステツプd以降の処理を
繰り返えす。
一方、(5)式が成立すれば第1隣接妨害局によ
る妨害が生じていないから、以下の処理によ
り、第2隣接妨害局による妨害が生じているか
どうかをチエツクする。すなわち、コントロー
ラ31は(6)式が成立するかどうかを判別する。
(6)式が成立しなければ、第2隣接妨害局による
妨害が生じているから、コントローラ31は切
換回路14に切換信号FCSを入力し、狭帯域の
IFフイルタ13bを選択させ、以後1→nと
してステツプd以降の処理を繰り返えす。
(6)式が成立すれば第2隣接妨害局による妨害
も生じていないから、コントローラ31は切換
回路14に切換信号FCSを入力し、広帯域の
IFフイルタ13aを選択させ、以後1→nと
してステツプd以降の処理を繰り返えす。
(s) 一方、ステツプqの判別の結果、相互変
調妨害に関係する全周波数に対する処理が終了
していなければ (−n)+1→n によりnを1歩進してステツプd以降の処理を
繰り返えす。
尚、以上においては本考案をFMラジオ受信機
に適用した場合について説明したが、本考案は
FMラジオ受信機に限らずAMラジオ受信機に適
用できることは勿論である。又、AGC回路を2
種類用意して3つのAGC状態を考えた場合につ
いて説明したが、本考案はかゝる場合に限らず、
請求の範囲内で種々変更が可能である。
更に、以上においては、周波数帯域の異なる
IFフイルタを2個使用した場合について説明し
たが、本考案は2個に限るものではなく3個以上
設けるように構成することもできる。そして、こ
の場合には(5),(6)式における定数k3の大きさが異
なる複数の判別式を用意し、各判別式の成立、不
成立に応じて所定のIFフイルタを選択するよう
にする。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば共通の回
路構成により相互変調妨害を考慮した適切な自動
利得制御及び適切なIFフイルタの選択ができ、
自動的に最適な受信状態を作り出すことができ
る。
又、相互変調妨害の有無や隣接妨害局からの混
信の有無の判別、自動利得制御、IFフイルタ選
択制御を全て共通の回路構成で行なつているた
め、構成を簡単にできる。
更に、第1、第2のチユーナ部を設け、第1の
チユーナ部で希望信号を常時受信させると共に、
第2のチユーナ部出力より各局の受信レベルを検
出するように構成したから、希望信号の受信に何
等影響を与えることなく各局の受信レベルを検出
でき、しかも確実に相互変調妨害や隣接局妨害の
度合をチエツクすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝるFMラジオ受信機の要
部ブロツク図、第2図は相互変調妨害説明図、第
3図は隣接妨害局からの混信妨害説明図、第4図
は各局の受信レベル検出のタイムチヤート、第5
図は処理の流れ図である。 11……第1のチユーナ部、11b……局部発
振器、11……AGC回路、12……第1の中
間周波増幅器、13a,13b……IFフイルタ、
14……切換回路、15……AGC回路、21…
…第2のチユーナ部、22……レベル検出回路、
31……コントローラ、PLLP1,PLLP2……
第1、第2のフエーズロツクドループ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1のチユーナ部と、第1の中間周波増幅器
    と、該第1のチユーナ部と第1の中間周波増幅
    器間に配設された異なる周波数帯域を有する少
    なくとも2つの中間周波フイルタと、第1のチ
    ユーナ部出力を所定の中間周波フイルタを介し
    て第1の中間周波増幅器に入力する切換回路
    と、第1のチユーナ部の利得を制御する自動利
    得制御回路と、第1のチユーナ部の局部発振器
    をして希望局の周波数に応じた周波数で発振さ
    せる第1のフエーズロツクドループと、第2の
    チユーナ部と、第2のチユーナ部の出力レベル
    を検出するレベル検出回路と、第2のチユーナ
    部の局部発振器をして所定の周波数で発振させ
    る第2のフエーズロツクドループと、第1のフ
    エーズロツクドループを制御して第1のチユー
    ナ部に希望局からの希望信号を受信出力させる
    と共に、第2のフエーズロツクドループを制御
    して第2のチユーナ部に希望局及び他局からの
    信号を受信出力させ、各局の受信レベルを前記
    レベル検出回路から得、各局の受信レベルに基
    いて所定のIFフイルタを選択させると共に、
    前記自動利得制御回路を制御するコントローラ
    を有することを特徴とするラジオ受信機。 (2) 前記レベル検出回路は第2の中間周波増幅器
    と検波器を含むことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載のラジオ受信機。
JP7231084U 1984-05-10 1984-05-17 ラジオ受信機 Granted JPS60184341U (ja)

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JP7231084U JPS60184341U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 ラジオ受信機
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