JPH0619098A - 写真印刷材料のための層間剥離装置 - Google Patents

写真印刷材料のための層間剥離装置

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JPH0619098A
JPH0619098A JP5067918A JP6791893A JPH0619098A JP H0619098 A JPH0619098 A JP H0619098A JP 5067918 A JP5067918 A JP 5067918A JP 6791893 A JP6791893 A JP 6791893A JP H0619098 A JPH0619098 A JP H0619098A
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roller
vacuum
layer
forming material
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JP5067918A
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English (en)
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William P Lynch
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John Texter
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B43/00Operations specially adapted for layered products and not otherwise provided for, e.g. repairing; Apparatus therefor
    • B32B43/006Delaminating
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C11/00Auxiliary processes in photography
    • G03C11/12Stripping or transferring intact photographic layers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/42Structural details
    • G03C8/50Peel-apart units, i.e. the image-forming section being separated from the image-receiving section
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/34Imagewise removal by selective transfer, e.g. peeling away
    • G03F7/343Lamination or delamination methods or apparatus for photolitographic photosensitive material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S264/00Plastic and nonmetallic article shaping or treating: processes
    • Y10S264/47Processes of splitting film, webs or sheets

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は写真材料のための層間剥離装置に関
し、オペレータの介入を少なくした上で、一体写真要素
におるけ供与要素及び受理要素を機械的な分離を可能と
することを目的とする。 【構成】 この発明の方法では供与要素32及び受理要素
34を具備した画像形成材料30を用意し、画像形成材料を
加熱し、前記供与要素及び受理要素に対向する力を付与
することにより、前記画像形成材料30を供与要素32と受
理要素34とに分離し、かつ分離された供与要要素32を蓄
積することより成る。画像形成材料の層間剥離装置は、
画像形成材料30に熱及び圧力を付与する手段と、画像形
成材料を形成する供与要素32及び受理要素34の少なくと
も一つに分離力を印加する手段と、前記供与要素32及び
受理要素34の分離のための手段とを具備して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はハロゲン化銀をベース
とする放射感応層及び対応する画像色素層を使用する写
真画像形成装置に関するものである。詳しくは、この発
明はかかる装置であって、得られる色素画像が拡散転写
プロセスによって銀画像から分離され、色素画像を銀も
しくはハロゲン化銀から実質的に自由に層内で拡散によ
って得ることができる装置に関するものである。更に詳
しくはこの発明はかかる拡散転写装置において供与要素
及び受理要素の自動的な分離を行うための装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在の写真技術が採用するフィルム及び
ペーパー構造体は支持体と感光性ハロゲン化銀結晶含有
層とから構成される。この層は化学的な作用を伴う放射
を受けると共に、処理溶液に接触せしめることにより処
理を受け、可視的な画像を層内に形成することができ
る。前記処理の間においてハロゲン化銀結晶は溶解(定
着)によってこれらの層から除去され、接触定着処理に
おいて使用されるバルクの処理溶液内に留まる。従っ
て、使い込んだ定着溶液は液状の金属分を多く含んだ廃
棄物となる。このような材料の画像形成のための新規な
方法として、1991年11月6日にWills 氏及びTexter氏に
よって出願された米国出願第7/804,868 号に記載の熱式
像分離装置等があるが、この装置では色素画像を銀画像
から分離することによって定着液及び他の重金属の廃棄
物(例えば銀画像の漂白によって得られるもの等)を分
離しており、そのために拡散転写プロセス及び色素受理
要素層を使用している。かかる画像形成装置の本質は高
分子より成る受理要素に上に被覆される通常型の多層写
真要素にある。像はハロゲン化銀乳剤含有層における通
常型の放射感応性によって惹起され、これらの像は通常
型の水性色現像プロセスを使用して増幅される。与えら
れた現像時間の後に適当な停止槽を使用することにより
現像は停止され、その後に要素は乾燥を受ける。このプ
ロセスは定着もしくは漂白といった化学的反応は介在さ
れない。要素の乾燥後に加熱が行われて、画像色素は受
理要素層に転写される。このような画像転写の後に、供
与要素層は取り出され、リサイクルを受け、銀及びその
他の有用なファイン有機成分の回収が実施され、かつ受
理要素/ベースの組み合わせは最終的印刷材として保持
される。
【0003】Brinker 氏及びHamilton氏は米国特許第4,
261,790 号でフィルタロッドからフィルタペーパーを剥
離するための装置を開示している。ペーパー中に包囲さ
れた限定された長さのセルロースアセテートフィルタ材
料はペーパーを引き裂く移動方向のいずれかの側で回転
カッタを通過するように推進される。切り裂かれた或る
長さのペーパー/セルロースアセテートの上方及び下方
の対をなすローラは吸引によってフィルタ材料からペー
パーを分離し、バキュームによって付着されたペーパー
をローラから加圧空気流によって吹き飛ばす。この加圧
空気流はローラ(単数もしくは複数)から発せられるも
のである。(第3欄4行目から第5欄16行目及び第3
図参照。)Zentor氏は米国特許第3,902,960 号において
多数の内部区域を具備する吸引ロールを開示している。
この内部区域は、抄紙プロセスにおける移動ウエブから
水分を除去するのに使用される吸引ロール内部で水の採
集、一時的な収納及び最終的な放出を行わしめるもので
ある。(発行された明細書の第4欄第55−63行目及
び第5欄21−35行目参照。)区域分けされたバキュ
ームローラは加わるバキュームの程度及び採集された水
の放出の変動があっても制御を可能とする。第11欄1
0行目−第12欄10行目)参照。)ウエブからの水分
除去プロセスに使用する抄紙用バキュームもしくは吸引
ローラであってローラ構造体がウエブから吸引によって
水分の最適な採集、収納及び移送を行うための可変内部
区域を有したものはZentner 氏等によって米国特許第3,
902,960 号に開示されている。バキューム型もしくは空
気圧力ジェット型の双方の形式を取り得るバキュームロ
ーラはBrinker 氏及びHamilton氏による米国特許第4,26
1,790 号に開示されている。このバキュームローラはペ
ーパーのフィルタ材料から紙ケーシングを除去するため
に複数対として配置されている。両Sawyer氏は米国特許
第4,714,523 号で抄紙機械にて使用するためのテフロン
インサートを備えた吸引ロールシールストリップを開示
している。
【0004】Aula氏及びKerttula氏が米国特許第4,693,
764 号及び英国特許出願第2,173,832 号において開示す
る吸引ロール及び方法ではロールの或る区域にわたって
負圧を加えるようにしている。Fair氏は米国特許第4,41
6,718 号で熱可塑性ポリマーシートの製造プロセス及び
装置、並びこのシートをその中心に沿って2枚の薄いシ
ートに分割するシートの引き裂きプロセス及び装置を開
示している。Fair氏の発明は複数の加熱シートを利用し
ている。
【0005】Matsumoto 氏等は米国特許第4,183,751 号
で感光材料の剥離及び現像プロセス及び装置を開示す
る。この装置においては複数のローラが使用される。Ai
ba氏等の米国特許第4,087,182 号では上面にレリーフ画
像(relief image)を有したフォトポリマーを製造するた
めの方法及び装置を開示する。この特許では保護フィル
ム材料ウエブ上に液体状の感光性材料を被覆するための
手段を開示している。所定長の裏当て材料が被覆層の上
面に薄くかぶせられ、一体化要素が形成される。この一
体化要素はレリーフ露光ステーションに運ばれ、化学反
応を起こさせる電磁波(actinic) 放射を受ける。露光の
後で、保護フィルム材料は露光層の下面から剥がされ、
洗浄ステーションに運ばれ、ここで露光層の未硬化部分
が洗い流され、裏当て材料上にレリーフ画像が生成され
る。この装置では複数の駆動及びガイドローラを使用し
ている。
【0006】Kankaanpaa氏は米国特許第4,016,032 号で
抄紙機械においてウエブを加圧部から運び出すための吸
引ロールを開示している。Jones 氏等は米国特許第3,77
0,554 号で軟弱化可能なフィルムのためのバイトローラ
(bite roller) を具備した装置を開示する。この装置で
は、最初に、軟弱化可能フィルムの両側に供与要素及び
受理要素ウエブをラミネートし、次に、フィルムを二つ
の層に分離している。これらの層の一方はマーカー粒子
(marker particle) の正画像を有し、他方の層はマーカ
ー粒子の負画像を有する。
【0007】Nakai 氏及びMikami氏は米国特許第3,544,
405 号において逆転可能なゾル−ゲル層の製法を開示し
ている。この方法は写真光感応要素を被覆するための新
規な方法に関わるものである。この方法は緊張されたゲ
ル層を形成するための手段を具備し、この層は光感応材
料を含有し、前記ゲル層は支持体にラミネートされる。
この方法は画像を発生する際にその使用に先だって写真
要素を製造する方法に関している。
【0008】Davis 氏は米国特許第3,395,073 号で紙等
の繊維性シート材料の製造にあたって繊維性ウエブから
流体を取り出すための吸引ロール装置を開示している。
Davis 氏は調整可能バキュームシールを有した吸引ロー
ラを開示する。調整可能シールは横断方向に移動してウ
エブ幅における変動に順応することが可能となってい
る。
【0009】Hosaka氏等の米国特許第3,677,753 号では
引き裂きもしくは層間剥離要素を含有した剥離式(peel-
apart)写真装置を開示する。Haselman氏等の米国特許第
4,359,518 号は画像が形成かつ転写された後に拡散転写
ユニットから写真画像形成層を除去する方法を開示す
る。この方法は剥離シートを使用し、かつこのシートは
剥離行程に先だって実質的に湿潤した供与要素と接触せ
しめるられる。剥離シートはシート材料をして水性溶液
に対して実質的不透過性のものから水性溶液に対して実
質的に透過性のものに変換せしめる化学的特性を組み込
んでいる。
【0010】層間剥離画像形成装置に関連するこの出願
人と同一人に譲受された米国出願としては、Texter 氏
等により"Mechanicochemical Layer Stripping in Imag
e Separation System"のタイトルで1991年11月6日に提
出された米国特許出願第7/805,717 号、Willis氏及びTe
xter氏により1991年11月6日に"Heat Image Separation
System of Willi" のタイトルで提出された先に引用し
た米国特許出願第7/804,877 号、及びBailey氏等により
1991年11月6日に"Thermal Solvents for DyeDiffusion
in Image Separation Systems"のタイトルで提出され
た米国特許出願第7/804,868 号が含まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した米国特許
出願第7/804,877 号は満足すべき結果が得られてはいる
が、写真装置の供与要素及び受理要素を自動的にオペレ
ータによる介入を相対的に少なくして機械的に良好に分
離を行うかにおいて問題が残っている。加えて、層の剥
離操作により蓄積された廃棄物を再使用に適した形態で
有効に採集しかつ収納するかについての要望もあった。
【0012】従来技術に開示された剥離及び層間剥離方
法のあるものは供与要素及び受理要素の層間剥離及び分
離のプロセスに先だってエレメントを実質的に湿潤させ
る必要があった。湿潤形態でこのような廃棄材を蓄積す
ることは商用ベースでの写真仕上げ等の大量の処理を行
わなければならない場合は特に好ましいことではない。
【0013】従ってこの発明の目的は従来のプロセス及
び装置の上述した欠点を解消することにある。この発明
の別の目的はオペレータの介入を比較的に少なくした上
で、自動的に、一体写真材料の供与要素及び受理要素を
機械的に分離することができる新規かつ改良した装置及
び方法を提供することにある。
【0014】この発明の更に別の目的は一体型の写真要
素にバキュームかつせん断力を印加することによりこれ
ら要素を二つの要素に層間剥離する新規な剥離装置を提
供することにある。この発明の他の目的はオペレータに
よる取扱に便利な形態の、蓄積固形廃棄物の採集及び収
納手段を提供することにある。
【0015】また、この発明の更に別の目的はフレキシ
ブルであり、幾多の既存の写真プロセスに適用可能な層
間剥離装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の目的及びその他の
目的を達成するこの発明の画像形成材料の層間剥離方法
は、供与要素及び受理要素を具備した画像形成材料を用
意し、画像形成材料を加熱し、前記供与要素及び受理要
素に対向する力を付与することにより、前記画像形成材
料を供与要素と受理要素とに分離し、かつ分離された供
与要要素を蓄積することより成る。好ましい方法によれ
ば、一方もしくは双方の対向した力はバキュームであ
り、かつ前記供与要要素からのバキュームの解放時に、
分離の後に巻き取ることにより蓄積が行われる。
【0017】画像形成材料の層間剥離装置は、画像形成
材料に熱及び圧力を付与する手段と、画像形成材料を形
成する供与要素及び受理要素の少なくとも一つに分離力
を印加する手段と、前記供与要素及び受理要素の分離の
ための手段とを具備して成る。好ましい実施例では装置
は前記供与要素を巻き取るための手段と、この分離力を
付与するに先だって画像形成材料を予熱する手段とを更
に具備する。
【0018】
【実施例】この発明によれば、画像形成材料(一体型写
真要素)を、対向したバキュームローラよりなる、剥離
装置を通して材料を通過させることにより、二つの分離
可能な要素(供与要素及び受理要素)に層間剥離する装
置及び方法が提供される。他の実施例においては、前記
剥離装置はバキュームプラテンと、分離された供与要素
のための巻き取りロールとを具備する。分離された供与
要素は好ましくは引き取り装置上に巻き取られる。前記
材料は好ましくは予加熱装置を通され、次いで、剥離装
置を通過されるに先だって対向した圧力及び加熱ローラ
を通される。前記の予熱装置は一体要素の温度を25゜
Cから200゜Cの範囲で調整し、かつ一体要素に接触
する雰囲気の相対湿度を10%から95%の範囲で制御
する手段より成る。好ましい実施例では予熱装置は一体
要素に熱及び圧力を付与する加熱されたピンチローラに
より構成される。廃棄物のピックアップロール装置は供
与要素を巻き取るための手段より成り、或る好ましい実
施例においては、廃棄物のピックアップ装置は連続シー
トの形態の粘着材と共に供与要素エレメントに接触さ
せ、供与要素/粘着要素層を提供する手段を具備し、か
つ前記層は、次いで、巻き取りロールに巻きとられる。
【0019】以上の目的及びそれ以外の目的は好ましい
実施例についての以下の説明並びにここに添付される図
面より一層はっきりするものと思われる。この発明の方
法及び装置はプリントを切り分けるに先だった写真仕上
げ行程にそのいかんに関わらず使用可能である。例え
ば、世界中で多くの写真仕上設備において現在製造さて
いる処理後のペーパープリント材料ロールをこの発明の
実施例の装置に直接に供給することが可能である。加え
て、分離された受理要素/支持体要素は、層間剥離に引
き続いて巻き取りを受けるが、写真工業における現用の
切り分け及び分割方法によって処理するのに適してい
る。
【0020】図1に示すバキュームローラ装置は絞りバ
ッフル13,15及び15を介して3つのバキュームロ
ーラ12,14及び16を具備する。図2はバキューム
ローラ1の断面図を示し、外側ローラ表面22を有した
孔あきチューブは側面図で表され、内部バッフル15の
上を回転するように図示されている。この外部ローラ表
面は23として断面にて示される。この外側ローラはベ
ルト24によって駆動される。外側ローラはその対向端
で可撓性リングシール25によって取り付けられてい
る。内部バッフル15の内面は取付ピン(gudgeon) 27
に連結するべく図示されている。バキュームは矢印28
の方向に引かれる。内部バッフルは26のように断面を
もって示されている。内部バッフルは好ましくは独立に
回転、摺動、もしくはその双方が可能であり、プログラ
ム可能である。内部バッフル13,15及び17の相対
角度回転は図1の各種のローラについて示されている。
一体要素30がこの装置を介して供給されるところが図
示されている。この一体要素30は図3にその詳細が示
され、ここに同要素の一体構造体は本来的には二つの分
離可能な要素32及び34より構成される。これらの分
離可能な要素は剥離層33にて合体されている。剥離層
は要素32及び34間の単なる幾何学的界面として構成
することができる。この剥離層33は適当な高分子材料
として構成することもでき、ハロゲン化銀定着処理の間
その本来の寸法を維持することができ、かつ適当な対向
力が加わった場合に要素32及び34の機械的に分離を
容易とする。この分離は層32と33との界面、層33
の部分的もしくは完全に内部の破壊表面、及び層33と
34との界面で発生する。剥離層33に使用する好まし
い高分子材料としてはアジピン酸ポリエステル、セルロ
ース酸水素フタレート(cellulose acid hydrogen phtha
late) 、ヒドロキシエチルセルロースがある。
【0021】供与要素32は、写真画像転写装置のため
の拡散可能色素を発生する化学的特性を含有した一つも
しくは複数の層より成る。この発明による代表的なマル
チレイヤーでマルチカラーの写真要素は、その支持体上
に、対応シアン色素画像形成カップラーコンパウンドを
有した赤色感応ハロゲン化銀乳剤層と、対応マゼンタ色
素画像形成カップラーコンパウンドを有した緑感応ハロ
ゲン化銀乳剤と、対応黄色素画像形成カップラーコンパ
ウンドを有した青感応ハロゲン化銀乳剤とを設けて構成
される。各ハロゲン化銀乳剤層は一つもしくは複数の層
によって構成することができ、これらの層は相互に異な
った位置に配置される。代表的な配置は、1989年11月に
出版されたReserch Disclosureの第308 号の993 頁から
1015頁(以下単に"Reserch Disclosure"と称する)に示
されている。
【0022】感光ハロゲン化銀乳剤は粗い、規則的なも
しくは微細粒子状のハロゲン化銀結晶の任意の形状又は
組合より成り、ハロゲン化銀としては塩化銀、臭化銀、
臭沃化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、塩臭沃化銀及びこれら
のの混合物として構成することができる。乳剤はネガ型
又は直接ポジ型の乳剤である。これらの乳剤は主として
ハロゲン化銀粒子の表面に又は主としてハロゲン化銀粒
子の内部に潜像を形成することができる。また乳剤は化
学的もしくは分光学的に敏感である。乳剤は代表的には
ゼラチン乳剤であるが、Reserch Disclosureに開示され
ているような親水性のコロイドを具体的な状況に応じて
使用することが可能である。
【0023】受理要素34は支持体36と一つもしくは
それ以上の層を有し、これは、供与要素層と一体要素と
について一括した行う初期の処理において発生される腐
食性の拡散色素のために設計されている。形成された色
素画像がこの発明のプロセスに従って転写される色素受
理要素層は支持体と写真要素のハロゲン化銀乳剤層との
間の被覆もしくはラミネート層として存在するか、又は
写真要素支持体それ自体を色素受理要素層として機能さ
せることが可能である。代替手法としては色素受理要素
層は独立の色素受理要素とすることができ、この要素は
転写段階に先だって又はその最中に図示しない手段によ
って写真要素と接触せしめることができる。もし、分離
された受理要素中に存在するのなら色素受理要素層は上
述の写真要素支持体として説明されたような支持体に被
覆もしくはラミネートされるか、自ら担持させることが
できる。この発明の好ましい実施例にあっては色素受理
要素層は一体写真要素の支持体とハロゲン化銀乳剤層間
に存在している。
【0024】色素受理要素層は移行可能色素画像を受け
とるに際して有効な任意の材料より構成することができ
る。適当な受理要素としてはポリカーボネート、ポリウ
レタン、ポリビニールクロライド、ポリ(スチレン−コ
−アクリロニトリル)、ポリ(カプロラクトン)及びこ
れらの混合物がある。色素受理要素層は目的に応じた適
当な量を存在させることができる。一般的には、支持体
上に被覆したときに約1から10g/m2の濃度のとき良い
結果が得られた。この発明の好ましい実施例では色素受
理要素層はポリカーボネートより成る。この明細書にお
けるポリカーボネートとは炭酸及びグリコールもしくは
二価フェノールのポリエステルのことである。かかるグ
リコールもしくは二価フェノールの例としてはp-キシレ
ングリコール、 2,2- ビス(4- オキシフェニル)プロパ
ン、ビス(4- オキシフェニル)メタン、1,1-ビス(4- オ
キシフェニル)エタン、1,1-ビス(オキシフェニル)ブ
タン等がある。特に好適な実施例では少なくとも約25,0
00の数平均分子量を持つビスフェノール-A ポリカーボ
ネートが使用された。好ましいポリカーボネートとして
はGeneral Electric社のLEXAN(登録商標)と称するポリ
カーボネート樹脂及びByer AG 社のMACROLON 5700 (登
録商標)がある。更に、米国特許第4,775,657 号に開示
されたような熱色素移送被覆ポリマーを使用することも
可能である。
【0025】支持体は写真要素とともに使用される適当
な材料とすることができる。代表的にはフレキシブルな
支持体、例えば、高分子フィルムもしくはペーパー支持
体等を採用することができる。かかる支持体はニトロセ
ルロース、セルロースアセテート、ポリビニールアセタ
ール、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリカーボネ
ート、ホワイト(white) ポリエステル(ポリエステルに
顔料を混合したもの)、及び他の樹脂材料並びにガラ
ス、ペーパー、もしくは金属を含むことができる。ペー
パー支持体はバリタ及びもしくはアルファオレフィンポ
リマー(ポリエチレン、ポリプロピレンもしくはエチレ
ンブテン共重合体等の2から10の炭素原子を含有する
アルファオレフィン)をアセチル化もしくは被覆するこ
とができる。支持体はその要素の最終使用目的に応じて
変る所望の厚みを持つことができる。一般的には、高分
子より成る支持体は通常は約3μmから約200μmの
厚みであり、ペーパー支持体は一般的に約50μmから
約1000μmの厚みのものである。
【0026】装置中にせん断力及びバキュームを加える
ことによる要素32及び34の一連の分離がどのように
行われるかは図1に示されている。バキュームローラ1
2は供与要素32の側で一体要素30と係合する。一体
要素はこの段階では25から175゜Cの表面温度を有
する。一体要素はローラ12の回りをその90゜にわた
って巡り、一体要素30の受理要素側34はバキューム
ローラ14に係合され、供与要素32と受理要素34と
の界面33の部位において一体要素30内に応力が発生
される。この応力はこれらの層間の粘着力より大きく、
その結果として要素32と34との分離が惹起される。
ローラ12のバキュームが失われることによって供与要
素32はローラ16に移行される。ローラ16が廃棄物
取出部20まで回転すると、内部バッフル17がバキュ
ームを切り放し、供与要素が解放される。供与要素は回
収されるか、破棄され、かつなるべくはウエストロール
上に巻きとられる。図1において、ローラ12と14と
のニップ点で一体要素30が要素32と34とに分離さ
れるところを示している。この分離は一体要素30の夫
々の外面に加わるせん断とバキュームによってもたらさ
れるものである。ローラ12と14との間のニップ点の
代表的なクリアランスの大きさは0.02から0.05ミリメー
トルのオーダーであるが、装置において分離される一体
要素30の厚みに当然ながら依存する。ローラ12と1
6との間の代表的なクリアランス19は0.005 から0.03
ミリメートルのオーダーであるが、同じく、供与要素の
組成及び厚みに依存する。これらの各表面はこの分野で
公知の抵抗加熱もしくは放射加熱によってその温度が独
立に制御可能となっている。加えて、各ローラニップ点
に加わる圧力は独立に制御可能であり、異なった種類の
一体要素30について、その厚みが異なったり、供与要
素32及び受理要素34の詳細層構造に相違があっても
これを吸収することができる。
【0027】搬送装置の全体を図4にて示す。この実施
例は剥離部10、ウエスト取出ロール40、供給ロール
42、受理要素巻取ロール44、予熱ヒータ部50の組
み合せより成る。好ましくは、供給装置42、ウエスト
40及び巻取ロール装置は同一のリール及びスプール4
6を使用しており、相互の互換が可能となり、同一の芯
径を有する。この芯は好ましくは紙であり、その直径は
7.6 センチメートルである。供給ロール42は一体要素
30を供給トレイ48に、引き続いて歩調ロール49、
検出装置を介して、予熱装置50に供給する。予熱装置
50は部分的にヒータシールド53によって包囲されて
おり、赤外(IR)ヒータ52及び搬送ローラ列54を具備
する。好ましい実施例では予熱装置52は図示しないが
相対湿度が10から95パーセントに調節可能である。
予熱装置50においては、一体要素30はIRヒータ5
2及び搬送ローラ54の後に孔あきベルト56上に運ば
れる。このベルトは王冠型ローラ58によって駆動さ
れ、一体要素30を加圧ローラ60及び62(好ましく
は加熱される)のニップ点まで運ぶ。加圧ローラ60及
び62は好ましくは図示しない赤外源によって加熱を受
けるが、別タイプの加熱源であってもよい。好ましく
は、このヒータによって75゜から190゜Cのニップ
点温度が維持される。この装置は駆動ローラ64によっ
て駆動される。搬送速度は約0.1 から50センチメートル
/秒が好ましい。圧力はローラ66及びこれに組み合せ
られる保持ローラ68によって調整可能に付与される。
ニップ圧力は500 Paから1000kPa であるのが好ましい。
これらの加圧ローラのニップ点を通過後に一体要素は予
熱部50を通過し、剥離部10に入る。この剥離部10
は好ましい実施例では内部バッフル13,15及び17
を備えた3個のバキュームローラ12,14及び16よ
り成る。一体要素は上述のように供与要素32と受理要
素34とに分離される。供与要素32はウエスト取り出
し点20及びウエストロール40まで運ばれる。この実
施例ではウエストロール芯及びリールは平衡スプリング
装置70上に取り付けられている。このスプリング装置
70はその変位量が調節可能であり、ウエスト取出点2
0での供給速度と調和して供与要素32を巻取るための
手段を具備している。この平衡スプリング装置70及び
ロール装置40は関連するセンサ72及びロールの満管
状態を表示するインジケータアーム73を具備する。セ
ンサはロール芯の有無をセンサ74及びインジケータア
ーム73と共に表示する。好ましい実施例では移動IR
ヒータ76がウエスト取出点20に接近して位置してい
る。ヒータ76は転動に先だってウエストを駆動し、ウ
エストローラの重量及び寸法を削減することができる。
受理要素34はローラ16の回りにおいて搬送ローラを
介して剥離装置10より巻取リール44に引きとられ
る。
【0028】図5は第2実施例を示している。巻取部及
びロールは図4の第1実施例のものと同一である。供給
装置は図示しないが図4に示されるものと同一である。
一体要素30は予熱部51に入ってくるところを図示し
ている。この予熱部51は殆どの点で図4に示される対
応装置50と同一であり、IRヒータ52と搬送ローラ
列54と具備する。加熱加圧ローラ80及び82は駆動
ローラ84によって駆動され、ローラ80と82との間
の圧力は調整可能ローラ86を使用することによって維
持される。ローラ80及び82はなるべくはIR源(図
示しない)によって加熱されるが、他の手段によって加
熱することも可能である。一体要素30はローラ80に
よって拾われ、圧力ニップ点まで90゜回転され、この
ニップ点で一体要素の供与要素32はローラ82に接触
する。次いで一体一体要素はローラ82上を90゜にわ
たって回転し、予加熱部51から出て来て、バキューム
剥離部90に入ってくる。剥離部90はバキュームプラ
テン92と、孔開き搬送ベルト94と、ピボット点96
と、ウエスト取出点21とから成る。バキュームプラテ
ン92は点96にて回動可能であり、ウエストローラ4
0の垂直方向での取り外しが容易になる。ウエストロー
ル装置は平衡スプリング装置70と、満管センサ72
と、インジケータアーム73と、移動ヒータ76とを具
備し、これらは本質的には第1実施例のものと同一であ
る。一体要素30はバキュームプラテン剥離部90に供
給されるのに引き続いて、一体要素30は孔開きの搬送
ベルトによって取出され、バキュームプラテンの表面に
沿って搬送される。ウエスト取出点21にて、回転する
ウエスト取出ロールは一体材料30に応力を付与し、供
与要素32と受理要素34とに分離される。ウエスト取
出ロールは図示しないトルクモータによって駆動され
る。供与要素32はウエストロール40の回りに巻とら
れ、受理要素34は剥離装置を出て、巻取ロール44に
巻回される。
【0029】ニップローラの機械・化学的(mechanicoch
emical) 層剥離装置は米国特許出願第7/805,717 号に開
示されており、ここにかかるローラは加熱され、かつ可
変圧力がニップ点に印加される。この装置は一体の分離
可能要素を層間剥離するには好ましい方法であり、詳し
くは米国特許出願第7/805,717 号を参照されたい。完全
な搬送装置の第3の実施例は図6に示される。支持体も
しくは受理要素34の側の搬送装置は図4に示された第
1実施例と本質的には同一である。主たる相違は廃棄物
(供与要素)の取出作動にあり、受理要素34からの分
離の後に供与要素32と接触しかつこれを支持するため
に補助要素98を使用している。ピックアップ点19、
粘着ウエブ98は米国特許出願第7/805,717 号に記載す
るように、供与要素32と接触され、供与要素に対する
粘着結合材を構成し、供与要素をウエスト取出ロール4
1に運ぶ。粘着ウエブは標準型の芯46を使用する供給
ロール99から供給される。取出ロール93は取出点1
9において圧力接触を行う。粘着ウエブ98は通常型の
フィルムベース等の支持材料及び粘着ポリマーコーティ
ングを具備する。このコーティングは適当な材料より構
成され、この材料は乾燥中に圧力及び適当なときは加え
る熱によって画像形成層32に粘着する。好ましい材料
としては乾燥ゼラチンであり、ここに“乾燥”とは水分
の含有量が15重量パーセントより少ないことを意味す
る。水分含有率が乾燥フィルムゼラチンのそれであるか
又は約10重量パーセントであることが好ましい。ピッ
クアップソレノイド97はウエストピックアップ装置の
ためのトルクモータ駆動装置の制御を行う。制御の切替
はスイッチ装置95の先端及び後端エッジによって行わ
れる。
【0030】図示しないが第3実施例(図6)と密接に
関係する第4実施例では粘着ウエブ要素98はニップ圧
力ローラ60及び62における一体要素30の供与要素
側32と接触される。バキュームローラ剥離装置10は
この第4実施例では省略される。剥離層33での供与要
素32及び受理要素34の層間剥離は受理要素34と粘
着ウエブ98を別々の分離方向で巻取ることによって惹
起される。この層間剥離は、一体要素30の層状物及び
ウエブ98を加圧ローラ60及び62のニップ点を通過
させることに引き続いて実施され、このための構成は図
6のローラの一部を幾分設計変更することによって得る
ことができよう。例えば、バキュームローラ12及び1
4を通常の搬送ローラによって置き換えるとし、かつバ
キュームローラ16及び接触ローラ93を省略したとす
ると、供与要素32をラミネートしたウエブ98はウエ
ストピックアップ装置41に直接に供給することがで
き、同時に受理要素34は受理要素巻取ロール44に搬
送され、この方式は図6の第3実施例に図示したものと
殆ど同様である。
【0031】以上の説明の実施例に対して色々な変形が
可能である。これらの変形について以下説明する。この
発明の好ましい実施例は画像形成材料の層間剥離方法に
関するもので、同方法にあっては供与要素及び受理要素
よりなる画像形成材料が準備され、該画像形成材料を加
熱し、前記供与要素及び受理要素に対抗した力を付与す
ることにより、画像形成材料を供与要素と受理要素とに
分離し、分離された供与要素を蓄積している。この方法
は前記した対抗力の少なくとも一つがバキュームである
とき並びに双方の対抗力がバキュームであるときに特に
有効である。このバキュームは蓄積が開始された段階で
供与要素から解放するのが好ましい。この蓄積は、前記
対抗力を付与する前に熱及び圧力を画像形成材料に印加
するとき、並びに加熱及び加圧されるに先だって画像形
成材料に予熱を加えるとき、更には加圧及び加熱に先だ
って画像形成材料の湿度を調節するとき、にも有利であ
る。特に有効な実施例は巻取に先だって供与要素の加熱
することである。これらの実施例において、加熱ローラ
によって熱が画像形成材料の受理要素側に加えられるこ
と、並びにこの熱が加熱ローラによって画像形成材料の
供与要素側に加えられることが特に好ましい。他の極め
て有効な実施例としては、対抗力の付与は粘着剥離シー
トを供与要素に接触させ、かつ該シート及び要素対抗ロ
ーラを介して通過させるに先だって供与要素を実質的に
乾燥させる。前記方法の追加的な実施例として、前記対
抗力を付与するに先だって剥離シートを供与要素に接触
せしめる手段が具備され、かつ前記材料と分離に先だっ
て実質的に乾燥している。この発明の方法の他の有効な
実施例としては前記圧力は加熱の間に印加される。
【0032】この発明の他の好ましい実施例では画像形
成材料の層間剥離装置は熱及び圧力を画像形成材料に印
加する手段と、前記画像形成材料を形成する供与要素及
び受理要素の少なくとも一つに分離力を付与する手段
と、前記供与要素及び受理要素を分離するための手段と
を具備する。この装置の有効な変形例としては前記供与
要素を巻取る手段と、分離力を印加するに先だって画像
形成材料を予熱する手段と、分離力を印加する手段とを
具備し、分離力を印加する手段は、対抗ローラによりバ
キュームが印加されるとき等に供与要素及び受理要素に
バキュームを付与する手段を具備する。装置の他の有益
な実施例としては分離手段内に供与要素のための巻取手
段を具備している。バキュームを使用する実施例ではバ
キュームを付与する前記手段は受理要素層にバキューム
を付与するように位置されるバキュームプラテンより成
る。この発明の装置の他の有効な実施例では前記手段が
供与要素を巻取るに先だって供与要素を即座に加熱する
手段と、その少なくとも一つが加熱を受ける対抗加圧ロ
ーラより成る加熱及び加圧手段と、分離力に先だって湿
度制御をする手段とを具備する。この発明の更に別の好
ましい実施例では装置は供与要素とバキュームプラテン
との間を通過する孔開きベルトを更に具備している。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、消費された供与要素
層の分離及び巻取は自動的に行われ、写真仕上げのスル
ープットは高められ、労働コストを下げることができ
る。他の効果として消費された供与要素中の銀及びハロ
ゲン化銀や他の有用な物質は無害な乾燥形態をなしてお
り、その収納、輸送、リサイクルが容易であり、写真処
理業者はそのリサイクルを適当な場所で行うか、極めて
低輸送コストで供与要素層をリサイクルのための他の場
所に輸送するかの選択を行わしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は受理要素/支持体層から供与要素層を分
離するための3個のバキュームローラを具備した剥離サ
ブ装置を示す。
【図2】図2はバキュームローラの断面図であり、孔開
きチューブは内部バッフルの回りを回転するところを示
す。
【図3】図3は分離可能な供与要素及び受理要素より成
る一体型写真要素を示す。
【図4】図4は搬送装置を具備する層間剥離装置の第1
実施例の全体を示しており、剥離部と、ウエスト取出点
とが図示される。
【図5】図5はバキュームローラ剥離装置の代りにバキ
ュームプラテンを使用する層間剥離装置の別実施例を示
しいてる。
【図6】図6は第1実施例とは異なった剥離部を有した
第3実施例における層間剥離装置の全体を示す。
【符号の説明】
10…剥離部 12,14,16…バキュームローラ 24…ベルト 30…一体要素 32…供与要素 34…受理要素 36…支持体 40…廃棄物取出部 42…供給ロール 44…受理要素巻取ロール 50,51,52…予熱装置 70…スプリング装置 73…インジケータアーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供与要素及び受理要素を具備した画像形
    成材料を用意し、画像形成材料を加熱し、前記供与要素
    及び受理要素に対向する力を付与することにより前記画
    像形成材料を供与要素及び受理要素に分離し、かつ分離
    された供与要要素を蓄積することより成る画像形成材料
    ので層間剥離方法。
  2. 【請求項2】 画像形成材料に熱及び圧力を付与する手
    段と、画像形成材料を形成する供与要素及び受理要素の
    少なくとも一つに分離力を印加する手段と、前記供与要
    素及び受理要素の分離のための手段とを具備して成る画
    像形成材料の層間剥離装置。
JP5067918A 1992-03-27 1993-03-26 写真印刷材料のための層間剥離装置 Pending JPH0619098A (ja)

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US07/858,726 US5294514A (en) 1992-03-27 1992-03-27 Vacuum roll separation system for photographic paper
US858726 1992-03-27

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