JPH06189094A - 画像読み取り装置及び画像記録装置 - Google Patents

画像読み取り装置及び画像記録装置

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JPH06189094A
JPH06189094A JP35652892A JP35652892A JPH06189094A JP H06189094 A JPH06189094 A JP H06189094A JP 35652892 A JP35652892 A JP 35652892A JP 35652892 A JP35652892 A JP 35652892A JP H06189094 A JPH06189094 A JP H06189094A
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JP35652892A
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Inventor
Yoshihiro Saito
義広 斎藤
Masahiko Ito
雅彦 伊藤
Yasuhiro Yamamoto
康宏 山本
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状原稿のばたつきを、ジャムを生じる
こと無く押さえることにより、画像の歪みが生じないよ
うにした。 【構成】 シート状原稿を一定速度で搬送させながら、
原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置において、画
像読み取り部を形成すべく平行に対向配置された一対の
ガイド板1,2の読み取り部近傍に、原稿の送りに対し
直角方向に複数個の突起1b,1c,2b,2cを、突
起と突起の中間に相手の突起が来るように設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ,複写機
等における画像読み取り装置に関するものである。
【0002】本発明は、色々なサイズの原稿を読み取り
光磁気ディスク等に記録し、更に記録した画像を検索し
表示或いはプリントする画像読み取り装置に関するもの
である。
【0003】本発明は、原稿を搬送しながら読み取り、
記録する画像記録装置に関するものである。
【0004】本発明は、電子ファイル等の画像記録装置
に関する。
【0005】
【従来の技術】〔第一従来例〕従来、図26(A)のよ
うにシート状原稿Sを一定速度で送り、それをCCD等
の画像読み取りセンサーで読み取る装置が知られてい
る。 〔第二従来例〕例えばA4サイズ,B5サイズというよ
うに色々なサイズの原稿を読み取り記録し、必要に応じ
て、記録した画像を検索しプリントする。
【0006】プリントする際に、元の原稿がA4のもの
はA4のプリント用紙に、B5のものはB5のプリント
用紙にプリントしたい場合、画像の記録時に原稿サイズ
を検知して原稿サイズを画像と同時に記録しておくこと
により、プリントする際に元の原稿と同じサイズのプリ
ント用紙をプリンタにセットされた複数種類の紙の中か
ら自動的に選択しプリントすることができる。
【0007】又、記録した色々なサイズの原稿を全て同
じサイズのプリント用紙にプリントする場合、例えば全
てA4サイズにプリントする場合はB4の原稿はA4に
縮小し、B5の原稿はA4に拡大しなければならない。
この際にも、記録時に原稿サイズを検知しておけば、プ
リントする際に拡大するか、縮小するか、等倍かを自動
的に判別しプリントできる。
【0008】従来の画像記録装置では、記録する原稿の
サイズを検知する際に、紙の搬送路に設けたセンサ、例
えば画像読み取り用のCCD等により原稿と原稿の搬送
路との光の反射率の差から判断する方法がある。
【0009】例えば、搬送路を黒くすることにより端
部が白い原稿が来ると、黒と白の反射率の差から原稿の
端を検知し原稿のサイズを読み取ることが出来る。
【0010】又、別の方法としては、原稿の給紙部
に設けた幅規制用のガイドの位置を検知して、原稿のサ
イズを検知する方法がある。 〔第三従来例〕従来、原稿を搬送しながら、読み取り記
録する装置は図28に示すように構成されている。
【0011】原稿100を原稿台101に積載し、スタ
ートキー(図略)を押すと、原稿の搬送が開始される。
初めに、送りローラ102が矢印方向に回転し、原稿を
分離部へ送る。
【0012】分離部は、給紙ローラ103及び分離ロー
ラ104から成り、それぞれ反時計方向に回転してお
り、原稿の表層部(最上位の原稿)は先に送られ、それ
以下のものについては、給紙ローラ103と分離ローラ
104のすき間及び分離ローラ104との摩擦力により
残される。
【0013】先に送られた原稿100は、次に搬送ロー
ラ105により、読み取り部に達する。ここでは、照明
ランプ106に照明された原稿の画像情報がミラー10
7〜109を経てレンズ110に縮小され、ラインセン
サー111に読み取られる。なお、本図は両面同時に読
み取り可能の構成となっている。
【0014】読み取りが終了した原稿は排紙ローラ11
2により、排紙トレイ113に積載されていく。
【0015】以上の過程は連続して行われ、原稿台10
1に原稿がないことが検知されると、終了する。
【0016】115は記録部であり、読み取った原稿の
画像情報を記録する。114は表示部であり、記録した
画像を捜し出し表示するためのものである。 〔第四従来例〕従来、原稿を読み取り記録する電子ファ
イルは図32に示すように構成されている。101は原
稿であり、これを原稿台102に積載しスタートキー
(図略)を押すと原稿の搬送が開始される。初めに原稿
は、送りローラ103により原稿分離部へと送られる。
ここでは、給紙ローラ104と分離ローラ105はそれ
ぞれ図の矢印方向に回転駆動されており、表層の原稿は
給紙ローラにより先に送られ、それ以下の原稿は、分離
ローラにより反搬送方向に駆動を受けここで止められ
る。
【0017】給紙ローラ104により先に送られた原稿
は、第1搬送従動ローラ116,第1搬送駆動ローラ1
17により読み取り部に達する。ここでは、照明ランプ
106に照明された原稿の画像情報がミラー107〜1
09及びレンズ110を介しCCD111により読み取
られる。読み取り終了後は、第2搬送従動ローラ、第2
搬送駆動ローラにより、排紙部に送られ、排紙ローラ1
12により排紙トレイ113に排紙される。読み取られ
た情報は、記録部115に記録され、また、必要に応じ
て表示部114に表示される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】〔第一従来例〕しかし
ながら、上記従来例では、画像読み取り時にシート状原
稿が送りに対し直角方向にばたつくことにより原稿画像
が歪むという欠点があった。
【0019】図26(A)は一定速度で回転する搬送ロ
ーラ対102,103及び104,105に挟持された
シート状原稿Sが、ガイド板100,101の隙間でた
わんだ状態を示したものである。図27は原稿が正規の
読み取り位置からずれた場合を示したものである。
【0020】本来1の位置にあるべき原稿が、図26
(A)に示すようにガイド板の間でたわんで、結像レン
ズ110から離れた位置1′に移動すると、原稿上の点
Pは画像読み取りセンサー111上では光軸中心Lから
正規の位置であるw0 からw1の位置に縮小されて記録
される。
【0021】結果として、例えば図26(B)に示した
ように、原稿の送り方向に平行に描かれた直線画像12
0(二点鎖線で示す)は、原稿が画像読み取りセンサー
より離れたときには121aのように光軸L側により、
原稿が画像読み取りセンサーに近づいたときには120
bのように光軸から離れ、全体として実線121に示す
ような歪んだ線として記録される。
【0022】この歪みは原稿のばたつきの時間的変化が
激しいほど、線のずれとして視覚的に目立つため、記録
された画像の品位を下げることになる。また画像の歪み
は結像レンズ110の光軸から離れるほど、すなわち原
稿の幅方向で端に行くほど大きくなる。
【0023】原稿のばたつきによる画像の歪みは、画像
読み取り部において搬送路を形成するガイド板100,
101のすき間が狭いほど小さいが、すき間を狭くする
と逆に原稿が詰まってジャムになるという問題が生じ
る。
【0024】したがって、ガイド板100と101のす
き間を一定以上狭めることができず、上記のような画像
の歪みを無くすことができなかった。 〔第二従来例〕しかしながら、上記では端部が黒い原
稿或いはカラー原稿で原稿端部に色がついている場合に
は、搬送路と原稿との反射率の差が少なくなり、原稿の
端部を正確に検知出来ない場合があるという欠点があ
る。
【0025】又、では幅規制用のガイドを検知するセ
ンサを別に設けなくてはならないので、コストが高くな
り装置も大きくなるという欠点があった。 〔第三従来例〕しかしながら、上記従来例では、原稿の
ばたつき等により原稿が歪むという欠点があった。図2
9は原稿搬送中に原稿がたわんだ状態を示したものであ
り、例えば、第1搬送ローラ116で読み取り部に入っ
た原稿100が、第2搬送ローラ117に入る時にわず
かでも遅れるとこのような状態となる。
【0026】図30は、原稿が正規の読み取り位置から
ずれた場合を示したものである。本来100の位置にあ
るべき原稿が100′の位置に移動すると、ラインセン
サー111上では原稿の幅がw0 からw1 に縮小されて
記録され、結果として画像情報は原稿のばたつきにより
図31のように記録される。
【0027】ここで121は正規の原稿サイズ、122
は原稿のばたつきにより広がったり、せばまったりして
記録されたものである(幅が広がって記録されるのは、
原稿がラインセンサー側に移動した時である)。 〔第四従来例〕しかしながら、以上従来例では、原稿を
搬送しながら読み取りを行っているため、原稿のばたつ
きにより画像がゆがんで記録されるという欠点があり、
特に原稿先端が読み取り部の次のローラに突入するとき
に、ローラとぶつかり大きくばたつき、したがって像が
大きくゆがんで記録される。
【0028】図33は、原稿がローラにぶつかる状態を
示しており、たとえば図のように原稿101がカールし
ている場合には、読み取り部後方の搬送ローラ116に
うまくかみ込まれず、図34に示すように読み取り部で
の位置が変わるため、読み取りの倍率が変わり、画像が
縮んだり伸びたりするという欠点があった。 〔第一発明の目的〕本発明は、そうした問題に対処する
ためになされたもので、前述したシート状原稿のばたつ
きを、ジャムを生じること無く押さえることにより、画
像の歪みが生じないようにしたものである。 〔第二発明の目的〕原稿給紙部に設けた原稿の幅規制ガ
イドに連動して、画像読み取り部に設けた原稿サイズ検
知板を動くようにし、原稿読み取り手段で該原稿サイズ
検知板を読み取ることにより原稿のサイズを検知するよ
うにしたものである。 〔第三発明の目的〕原稿のばたつきを考慮して走査ライ
ンごとに拡大・縮小することにより、原稿を常に正しい
サイズで記録することができる。 〔第四発明の目的〕読み取り部後方のローラを搬送路よ
り退避可能とし、原稿突入時には退避し、原稿先端通過
後ローラを移動し原稿を搬送することにより、原稿のば
たつきを押さえるようにしたものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】〔第一発明〕シート状原
稿を一定速度で搬送させながら、原稿上の画像を読み取
る画像読み取り装置において、画像読み取り部を形成す
べく平行に対向配置された一対のガイド板の読み取り部
近傍に、原稿の送りに対し直角方向に複数個の突起を、
突起と突起の中間に相手の突起が来るように設けた。
【0030】前記画像読み取り装置において、前記突起
はバネ部材を介してガイド板に取り付けられている。 〔第二発明〕シート状原稿を搬送する手段と、原稿の画
像を読み取る画像読み取り手段とを備えた画像読み取り
装置に於いて、原稿給紙部に設けた原稿の幅規制ガイド
に連動して動く原稿サイズ検知板を画像読み取り部に設
け、該画像読み取り手段で該原稿サイズ検知板を読み取
る。
【0031】前記原稿サイズ検知板が原稿の幅規制ガイ
ドを兼ねる。 〔第三発明〕原稿を搬送する搬送手段と、原稿を照明す
る照明手段と、照明された原稿の画像をレンズにより読
み取る読取手段と、読み取った画像の端部を検知する検
知手段と、該検知手段を用い画像幅を算出する算出手段
と、画像を記録する記録手段から成る画像記録装置にお
いて、該算出手段において算出した原稿幅と、あらかじ
め設定された第1の値とを比較し、その結果に応じて画
像情報を拡大又は縮小し記録する。
【0032】第1の値は、原稿給紙部における原稿幅規
制板により決定する。
【0033】両面同時読み取りを行ない、両面の読み取
り幅をそれぞれ算出し、その2つの値を評価し、読み取
り画像を補正し記録するかどうかを決定する。 〔第四発明〕原稿を搬送する搬送手段と、原稿を読み取
る読み取り手段と、読み取り手段より搬送路上流に置か
れた第1搬送ローラと、読み取り手段より、搬送路下流
に置かれた第2搬送ローラと、該第2搬送ローラを原稿
搬送路より退避する手段から成り、原稿搬送時には、あ
らかじめ第2搬送ローラを退避しておき、原稿先端が該
ローラを通過後、該ローラを原稿搬送位置に戻し、搬送
を行なう。
【0034】
【作用】〔第一発明〕シート状原稿を、画像読み取り部
近傍でガイド板に設けた突起により支持することによ
り、原稿のばたうきにより生じる画像の歪みを防止でき
る。また同時にガイド板の隙間の精度を緩くすることが
でき製造上有利である。 〔第二発明〕原稿給紙部に設けた原稿の幅規制ガイドに
連動して画像読み取り部に設けた原稿サイズ検知板を動
くようにし、画像読み取り手段で読み取ることにより原
稿の色に関係なく、しかも安価で簡単な機構により原稿
のサイズを検知できる。 〔第三発明〕読み取った原稿の走査ラインごとに原稿幅
を検知し、その長さに応じて拡大又は縮小し記録するこ
とにより、原稿搬送中の原稿のバタつきに関係なく常に
正しいサイズで記録することができる。
【0035】又、倍率を決定する為に用いる原稿の正規
サイズを決定するのに、給紙口の原稿規制板を用いるこ
とにより、どのようなサイズの原稿にも対応することが
できる。 〔第四発明〕電子ファイル等、原稿を搬送しながら読み
取る装置において、読み取り部の次(搬送路下流側)の
ローラをあらかじめ搬送路より退避しておき、原稿突入
後搬送路に戻し、搬送を行うことにより、原稿がローラ
にぶつかることによるばたつき、及びそれにともない原
稿をゆがんで読み取ってしまうことをなくすことができ
る。
【0036】
【実施例】〔第一発明〕 (実施例1)図1は、本発明による実施例を組み込んだ
画像読み取り装置の全体を示す断面図、図2(A)は本
発明に関する部分の詳細を示す断面図、図2(B)は
(A)に示すA−A断面図である。
【0037】図1において、Sはシート状原稿、20は
シート状原稿Sを装置内に送る給紙ローラ、21はシー
ト状原稿の送りに対し順方向に回転する送りローラ、2
2は逆方向に回転する逆転ローラで、これら21,22
の一対のローラによりシート状原稿Sは一枚ずつ分離さ
れて装置内に給送される。
【0038】23,24は対をなす搬送ローラで、23
は駆動を得て回転する駆動ローラ、24は駆動ローラ2
3に従動して回転する従動ローラである。
【0039】3,4及び5,6はそれぞれ対をなす搬送
ローラで、駆動を得て一定速度で回転するローラ3,5
対し、ローラ4,6は一定力で押圧されローラ3,5に
従動して回転する。
【0040】ここで搬送ローラ対3,4及び5,6は、
原稿の読み取り時において原稿面を平滑に保つために、
原稿の全幅を押さえるべく給送される原稿の最大幅に対
応した長さになっている。
【0041】1,2は一定の間隔を設けて平行に配設さ
れたガイド板で、それぞれ透明部1a,2aを有する。
【0042】ガイド板1には図2(A)に示すように透
明部1aの近傍に突起1b、そしてそれと対向するガイ
ド板2上には突起2bが設けられている。これらの突起
は原稿の送りに対し直角方向に複数個設けられており、
図2(B)に示すように、突起と突起のほぼ中間に互い
の突起がくるような位置に設けられている。同様にガイ
ド板2の透明部2aの近傍には突起2c、それと対向す
るガイド板1上には突起1cが突起1b,2bと同様の
位置関係で設けられている。
【0043】またガイド板1の透明部1aに対向するガ
イド板2上の面2d、およびガイド板2の透明部2aに
対向するガイド板1上の面1d(図2(A)において斜
線で示す位置)には反射面が形成されている。
【0044】この反斜面は、原稿の端部の検出と、トレ
ッシングペーパのような半透明な原稿の読み取りとを両
立させるものである。
【0045】通常原稿の端部を検出する場合、背景を黒
くする必要があるが、これだとトレッシングペーパのよ
うな半透明原稿では、背景部が透き通ってしまうため全
面が黒くなり原稿上の画像を読み取れない。
【0046】画像読み取り部の背景を反射面にすること
により、原稿が無い部分では照明ランプ7及び8からの
照明光は、反射面において全反射し画像読み取りセンサ
ーに到達しない。したがって背景部を黒くしたのと同
様、画像読み取りセンサーにより原稿の端部を検出する
ことができる。
【0047】またトレーシングペーパのような半透明原
稿の場合は、原稿を透過した照明光はこの反射面により
反射され、背景より原稿を照らすことになるため、背景
を黒くした時のように全面が黒くなって画像が読めなく
なるということは無い。
【0048】7,8は原稿Sを照明するための照明ラン
プ、9,10は平面ミラー、11,12は結像レンズ、
13,14はCCD等の画像読み取りセンサーで、光学
画像を電気信号に変換する。15,16は照明ランプ
7,8に対する反射傘である。
【0049】25,26,27はベルト32,33を支
持するベルト支持ローラ、28,29はベルト32,3
3を駆動するための駆動ローラ、30はベルト32を駆
動ローラ29に押圧し、かつベルト32を支持するピン
チローラである。31は排紙ローラである。
【0050】50はCCD等の画像読み取りセンサーで
電気信号に変換された画像を光磁気ディスク等の記録媒
体に記録する記録装置、51は同様にCCD等の画像読
み取りセンサーで電気信号に変換された画像、または光
磁気ディスク等の記録媒体に記録された画像を表示する
表示装置、52は電装部である。
【0051】シート状原稿Sは、給紙ローラ20および
送りローラ21,逆転ローラ22からなる分離装置によ
り一枚ずつ装置内に送られる。
【0052】分離にひき続き設けられた搬送ローラ対2
3,24に挾持されて送られる原稿Sは、一定速度で回
転する搬送ローラ対3,4及び5,6により搬送され
る。
【0053】このとき原稿上の画像はガイド板1に設け
られた透明部1aを通して表側を、ガイド板2に設けら
れた透明部2aを通して裏側を照明ランプ8,7により
それぞれ照明され、表側の画像光は平面ミラー10,結
像レンズ12によりCCD等の画像読み取りセンサー1
4上に結像され、電気信号に変換される。同様に裏側の
画像光は平面ミラー9,結像レンズ11によりCCD等
の画像読み取りセンサー13上に結像され電気信号に変
換される。
【0054】ここでシート状原稿Sは、搬送ローラ対
3,4に挾持されて画像読み取り部に送られ、さらに搬
送ローラ5,6に挾持されるまでの間、画像読み取り
部、すなわち透明部1a,2aの近傍に設けられた突起
1b,2bおよび1c,2cにより、ガイド板1,2の
隙間をなくしたのとほぼ等価の状態で搬送に対し直角方
向において規制される。したがって、画像が読み取られ
ている間ガイド板1,2の隙間でばたつくことがない。
同時に原稿をほぼ点で支持しているので、原稿に対し抵
抗が小さくジャムを生じることもない。
【0055】もちろん画像読み取り位置にあたる突起1
b,2bと突起1c,2cとの間で押さえているわけで
はないので、原稿のばたつきが完全に押さえられるわけ
ではないが、搬送ローラ対3,4および5,6の挾持に
よるよりも間隔を小さくでき、またシートの腰もあり、
実質的には前述したような画像の歪に影響のないレベル
にばたつきを押さえることができる。
【0056】またガイド板1,2に設けた突起1b,2
bおよび1c,2cが、図2(B)においてeで示すよ
うにオーバラップしていても、シート状原稿は波状に逃
げ、原稿の搬送を阻害しないので、ガイド板1,2の間
隔に対し精度を緩くすることができ、製造上も有利であ
る。
【0057】むしろガイド板に設けた突起を積極的にオ
ーバラップさせ、シート状原稿を波状に変形させること
により、送り方向に対し腰を付けることができる。すな
わちこれにより原稿の剛性を高め、突起に支持された状
態での原稿のばたつきをより完全に防止することがで
き、画像の歪みを無くすことができる。また送り方向に
対し腰が付くことによりジャムも生じ難くなる。
【0058】ここで、シート状原稿を波状に変形させる
ことにより、突起によりレンズに近づくS1 ,S2 、突
起によりレンズから遠ざかるS3 における画像の位置関
係a,bは(図3(A)参照)、従来例で述べた理由に
より、原稿上において同じ間隔であってもa>bとな
り、読み取られた画像の間隔は異なることとなる。
【0059】しかしこの場合、画像の位置関係は常にa
>bの状態で維持される。したがって、原稿の送り方向
に平行に直線が2本引かれていれば、その間隔が広がっ
た状態か、狭まった状態かのいずれかになり、ばたつき
によって生じるような一本の線上で急激に線がずれると
いった歪と違い、視覚的に目立たない。したがって画像
の品位を下げるということはない。
【0060】図1に示す電気信号に変換された画像信号
は光磁気ディスク装置等の記録装置50により光磁気デ
ィスク等の記録媒体上に記録される。そして記録された
画像は、必要に応じて検索することによりディスプレイ
装置51上に表示される。
【0061】画像を読み取られた原稿Sはベルト32,
33、さらにベルト32とローラ29、及び排紙ローラ
31に挾持されて搬送され装置外部に排出される。 (実施例2)図3(B)は本発明による他の実施例を示
すものである。
【0062】前述の例では、ガイド板に設けた突起は一
定のピッチ間隔で設けたが、ばたつきによる画像の歪み
は、前述したように光軸から離れるほど大きく、光軸に
近い画像中心部ではほとんど影響がない。このことから
本実施例では、ガイド板上に設ける突起を、実質的に画
像の歪みが問題となる位置から設け、端部に向かうほど
そのピッチを小さくしたものである。
【0063】これによりシート状原稿の送りに対する抵
抗を小さくし、ジャムを生じにくくしたものである。 (実施例3)図4(A),(B),(C)は本発明によ
る他の実施例を示すものである。図(A)は詳細を示す
断面図、(B)はそのB−B断面図、(C)はC矢視図
である。
【0064】本実施例では、ガイド板に設けた突起をバ
ネ部材で支持し、厚い原稿や腰の強い原稿に対し、突起
部が逃げるようにすることにより、厚い原稿や腰の強い
原稿に対する搬送性を良くしたものである。
【0065】(A)において60,61は画像を読み取
るための透明部60a,61aを有するガイド板で、穴
60b,61bを有する。この穴60bにはバネ部材6
2に一体的に取り付けられた突起63,64が、穴61
bにはバネ部材67に一体的に取り付けられた突起6
5,66が嵌合している。バネ部材62はカシメ部材6
8によりガイド板60に固定されている。同様にバネ部
材67はカシメ部材69によりガイド板61に固定され
ている。
【0066】突起63,65及び64,66の位置関係
は、前述した実施例の様に、互いに1/2ピッチずつず
らして設けられている。
【0067】また、実施例2で述べたように、前述した
突起を、実質的に画像の歪みが問題となる位置から設
け、端部に向かうほどそのピッチを小さくするようにし
ても良い。
【0068】以上のような構成において、厚い原稿や腰
の強い原稿が送られてきた場合、突起部が原稿を押さえ
ながらも原稿の厚さや腰の強さに応じて逃げ、搬送に対
する抵抗が小さくなる。したがって原稿のばたつきによ
る画像の歪みを防止すると共に、厚い原稿や腰の強い原
稿に対する搬送性が良くなる。 〔第二発明〕(実施例1)図5は本発明の実施例の外観
図、図6はその概略断面図で、原稿を送る給紙部31
と、原稿の画像を読み取る画像読み取り部32と、読み
取った画像を光磁気ディスクに記録する画像記録部33
と記録した画像を検索し表示する表示部34を備えた画
像記録装置30である。
【0069】原稿Sは、給紙ローラ1、給送ローラ2、
搬送ローラ4,5等によって画像読み取り部32に送ら
れ、読み取られた画像は画像記録部33で光磁気ディス
クに記録される。
【0070】原稿は搬送ローラ6,7で送られ搬送ベル
ト19に挾持されて搬送され排紙部35に順次排出され
る。光磁気ディスクに記録された画像はプリンタ40に
よってプリントすることが出来る。
【0071】プリンタ40には異なるサイズの給紙カセ
ット41が複数個セットされており、画像記録装置30
からの信号により用紙を自動的に切り換えてプリントす
ることが出来る。
【0072】図7は本発明実施例の断面図、図8は図7
を矢印F方向から見た平面図、図9は、本発明の機構を
分かり易く説明する為に、図8から原稿,ローラ,蛍光
灯を除いた図。
【0073】Sは原稿で、幅方向の両端は幅規制ガイド
10により規制されている。幅規制ガイド10は図8,
9の矢印C方向に自在に移動可能なように基板11に取
付けられている。原稿Sの大きさに合わせて動かし、原
稿Sの幅方向の端部を押さえて規制する。
【0074】これにより、原稿Sが画像読み取り部32
に送られる際に斜行することを防止している。10aは
幅規制ガイド10と一体で形成されている原稿サイズ検
知板で幅規制ガイド10と連動して矢印C方向に動く。
原稿サイズ検知板10aは搬送ガイド13の透明部13
aにかかっており、位置的には幅規制ガイド10よりも
わずかに外側にあり、原稿が斜行した場合に、原稿サイ
ズ検知板10aによって読み取り画像がケラレルのを防
止している。
【0075】原稿サイズ検知板10aの色は搬送路の色
と大幅に反射率の異なる色(例えば搬送路が黒ならば原
稿サイズ検知板10aの色は白)にしておく。
【0076】原稿Sは、軸9を中心に図7の矢印D方向
に回動自在の原稿台8の上にセットされる。原稿台8は
バネ12によって常に上方向に付勢されているので、セ
ットされた原稿Sの一番上にある原稿は、原稿の枚数に
関わらず常に給紙ローラ1に当接する。原稿Sをセット
した際、操作者は幅規制ガイド10を矢印C方向に動か
し原稿Sの端面に当て幅方向の規制を行ない原稿Sが搬
送される際に斜行するのを防ぐ。
【0077】操作者が原稿送りスイッチ36を押すと、
給紙ローラ1,給送ローラ2等の原稿搬送に関連するロ
ーラ,ベルトが矢印方向に回転する。原稿Sは給紙ロー
ラ1によって送り出され、給送ローラ2まで送られる。
【0078】この時、逆転ローラ3は矢印方向に回転し
ているので、原稿Sが1枚送られて来た場合には、その
まま搬送ローラ4,5の方に送られるが、原稿Sが2枚
以上重なって来た場合には、2枚目以降は逆転ローラ3
によってせき止められ、上の1枚だけが搬送ローラ4,
5の方に送られる。
【0079】4,5及び6,7は互いに圧接して矢印方
向に回転する搬送ローラ、13,14は原稿の搬送ガイ
ド板で原稿搬送路を形成すべく平行で搬送ガイド板13
には透明部13aが設けられている。
【0080】15は蛍光灯で、透明な開口部15a及び
蛍光灯の管の内壁に反射面15b(図中斜線部)を有し
透明な開口部15aを原稿読み取り位置に向け、搬送ガ
イド板13の透明部13aを通して原稿Sの表面を照明
する。16は平面ミラー、17は結像レンズ、18はC
CD等の画像読み取りセンサーである。
【0081】原稿Sは、搬送ローラ4,5及び6,7に
挾持されて矢印A方向に一定速度で送られる。この時、
原稿Sは搬送ガイド板13の透明部13aを通して蛍光
灯15によって照明され、画像光は光路Bで示すように
平面ミラー16を介して結像レンズ17によりCCD等
の画像読み取りセンサー18に結像される。この時、同
様に原稿検知板10aも画像読み取りセンサー18に結
像される。
【0082】図10(a)は搬送路が黒、原稿サイズ検
知板10aが白で原稿端部が白の原稿の場合の画像読み
取りセンサーの信号で、(b)は原稿端部が黒の原稿の
場合の画像読み取りセンサーの信号である。
【0083】dは原稿サイズ検知板10aの幅寸法、e
は幅規制ガイド10の原稿端部突き当て面と、原稿サイ
ズ検知板10aとのすきま、gは原稿サイズ検知板10
aの内側端間の寸法、hは搬送路のうち原稿サイズ検知
板10aの外側の部分を表わしている。
【0084】(a)について説明すると、外側の搬送路
は黒なので反射光量は少ない(h部)。原稿サイズ検知
板10aは白なので反射光量は多い(d部)。幅規制ガ
イド10の原稿端部突き当て面と原稿サイズ検知板10
aとのすきまは、搬送路であるから黒なので反射光量は
少ない(e部)。
【0085】従って、原稿を読み取る際に、白で一番外
側にあり、幅寸法がdの部分を検知すればそれが原稿サ
イズ検知板10aだと認識でき、左右の原稿サイズ検知
板10a間の寸法gがわかる。更にgからすきまeの寸
法を引いたfが原稿Sの幅方向の寸法となる。(b)に
示すように端部が黒い原稿でも白い原稿の場合と同様
に、g寸法からf寸法即ち原稿Sの幅方向の寸法がわか
る。 (実施例2)図11,12は実施例2を示す図で、原稿
サイズ検知板10aが搬送ガイド板13と14の間に設
けられている。
【0086】従って、結像レンズ17の被写界深度が浅
い場合でも実施例1で示したように原稿サイズ検知板1
0aが搬送ガイド板13の上に設けられている場合に比
べて明りょうに読み取ることが出来る為原稿サイズ検知
を精度よく出来る。 (実施例3)図13,14は実施例3を示す図で、
(b)は(a)を矢印F方向から見た断面図で幅規制ガ
イド10の原稿突き当て面が、原稿サイズ検知板10a
まで伸びて、搬送ガイド板13と14の間に設けられて
いる。
【0087】従来は幅規制ガイドの原稿突き当て面は給
紙ローラ1付近までしかなく、腰の弱い紙を送った場合
には規制しきれずに斜行することがあった。本発明によ
れば原稿サイズ検知板10aで原稿幅規制ガイドを兼ね
ることにより原稿サイズ検知と同時に原稿の斜行防止の
機能及び上下方向の規制機能を持たせることが出来る。 (実施例4)図15は実施例4を示す図で、原稿サイズ
検知板10aを片側のみ設けている。幅規制ガイド10
は一方を動かせば他方も幅方向の読み取り中心線Eに対
して対称に同じ寸法だけ動く機構になっている。
【0088】従って、原稿サイズ検知板10aの、読み
取り中心Eからの距離lが求められると、lから幅規制
ガイド10と原稿サイズ検知板10aとの距離eを引い
た寸法n即ち原稿サイズの半分の寸法が分かり、nを2
倍することにより原稿サイズ2nが求められる。 (実施例5)図16は実施例5を示す図で、幅規制ガイ
ドの片側10bは固定されており原稿サイズ検知板は設
けられていない。幅規制ガイド10の他方は原稿サイズ
に合わせて自在に動くようになっている。
【0089】従って、固定側の幅規制ガイド10bか
ら、原稿検知板10aまでの距離pが求められると、P
から幅規制ガイド10と原稿サイズ検知板10aとの距
離eを引くことにより、原稿Sのサイズrが求められ
る。 〔第三発明〕図17は本発明を含む電子ファイルを示し
たものである。原稿1を原稿台2に積載し、原稿規制板
3a,3bで原稿をはさみ、スタートキー(図略)を押
すと、原稿1の給紙が開始される。
【0090】搬送された原稿は本体8内の読み取り部で
読み取られ、排紙部4に排紙される。6は光磁気ディス
ク挿入口であり、読み込んだ画像を記録するディスクを
挿入するところである。
【0091】5は表示部であり、記録した画像を検索
し、表示するもので、その検索情報(インデックスナン
バー等)はキーボード7より入力する。
【0092】図18はCCDにより読み取られた画像及
びその補正方法を示すものである。21は実際に読み取
られた画像であり、矢印eは原稿搬送方向、矢印fはC
CDの走査方向(主走査方向)を示すものである。
【0093】まず初めにCCDで読み取ったデータより
画像のエッジg1 ,g2 を検知する。次にg1 ,g2
間のデータ数(画素数)から原稿幅を算出する。次にそ
の値とj(正規の原稿幅=バーh12 )とを比較し倍
率を決定する(この場合、バーg12 の方が大きいた
め縮小となり、その倍率はj/バーg12 となる)。
次の決定した倍率により画像データを変更して、記録部
に記録する。
【0094】ここで、f1 部においてはバーg12
jのため縮小となったがf2 の場合はバーk12 <j
のため拡大となる。
【0095】以上のプロセスを各ラインごとに行なうこ
とにより、ゆがみのない画像が記録される。
【0096】図19は本発明の構成を示したブロック図
である。読取部200でCCD等により読み取られた画
像情報は、各ラインごとにエッジ検出部201に送ら
れ、ここで、画像のエッジを検出し、次の画像幅算出部
202において、原稿の左右の画像エッジの間隔から原
稿幅を算出し、この値と、あらかじめ設定されている正
規の原稿幅の値とを比較部203で比較し、倍率(エッ
ジから算出された原稿幅が大きければ縮小,幅が小さけ
れば拡大)を決定し、その値を拡大・縮小部204に送
り画像データを拡大もしくは縮小し、記録部205で記
録する。
【0097】先の実施例では原稿の幅のみに注目した
が、図18において、中心線からの距離に注目し、バー
11 とj/Z(=バーh11 )を比較し、g1
1 間の倍率を、バーg21 とj/Z(=バーh1
1 )とを比較し、バーg21 間の倍率を決定すること
により、原稿の片側(右又は左側)だけがバタついた時
にも対応できるようになる。ここでiの位置は読み取り
部の光学中心である。
【0098】これまでは全て片面読み取りの場合のみを
示したが、両面同時読み取りの場合には例えば、表面と
裏面の読み取った原稿の幅が異なる場合は原稿がどちら
かにバタついていると考えられる。
【0099】例えば、表面の幅が広く、裏面が狭い場合
には原稿は表面に寄っていると考えられる。図20は上
述を示したものであり、原稿1が表に寄っているため、
本来は両面ともバーl12 の幅で読み取るはずが表側
ではバーm12 と大きくなり、裏面ではバーn12
と狭くなっている。
【0100】図21はデータの流れを示したものであ
る。表,裏同時に読み取り(ステップ)、それぞれの
エッジを検出し(ステップ)、画像幅を算出する(ス
テップ)。次に算出された表,裏の画像幅を評価し
(ステップ)、一方が広く他方が狭くなっている場合
には片面記録の時同様に倍率を決定し、それぞれ補正
(ステップ)を行なってから記録する(ステップ
)。
【0101】又両面とも広い又は狭い時は、バタつきで
はないと判断し、補正は行なわず(拡大又は縮小を行な
わず)記録を行なう。
【0102】図22は原稿の斜行を考慮したものであ
る。一般に、原稿のバタつきは原稿がローラにぶつかっ
た時に発生するため原稿の先端付近では起こらない。従
ってこの部分から、原稿の傾きを計算し、その計算値と
のずれから原稿のゆがみ量が算出できる。
【0103】走査線f3 とf4 のピッチ及び原稿端部g
5 ,g7 から次の端部を算出し(h9 )、これと実際の
端部g9 からのずれから原稿ののび量を検知するのであ
る。後の処理は前記同様、光学中心iとの距離に応じ倍
率をかければよい。
【0104】このように両面の画像幅を評価することに
より、より正確に原稿のバタつきによるゆがみのみを補
正できる。 〔第四発明〕(実施例1)図23は本発明の実施例を示
したものである。原稿給紙部(図略)より送られた原稿
1は、読み取りセンサー2を通過し、第1搬送駆動ロー
ラ3、第1搬送従動ローラ4に挾まれ搬送され、読み取
り部に達する。読み取り部では、照明ランプ5により照
明された原稿1の画像がミラー6等を介しCCD(図
略)により読み取られる。
【0105】なお読み取りは、読み取りセンサー2が原
稿1を検知後一定時間経過してから開始される。読み取
り部を通過した原稿先端は、次に第2搬送駆動ローラ7
及び、第2搬送従動ローラ8に達する。第2搬送ローラ
8はアーム9に支持されており支点10を中心に回転可
能であり、スプリング11により第2駆動ローラ側に付
勢され、またソレノイド12により搬送路より退避可能
となっており、原稿突入時には、図のように退避位置に
ある。
【0106】13は原稿センサーで、原稿が検知される
とソレノイド11をオフにしローラ4を原稿搬送位置に
戻す。また、搬送駆動ローラ3,7はモータ14からベ
ルトを介して駆動されている。 (実施例2)図24は本発明を用いた他の実施例を示し
たものである。ここで、第1及び第2搬送駆動ローラ
3,7は、モータ14からベルトで駆動されており、ベ
ルト15は、テンションローラ24及びスプリング25
により付勢されている。第2搬送ローラ7,8は側板に
設けられた長穴20とアーム18に設けられた長穴19
により支持されており、従ってアーム18の移動に応じ
て搬送路に近づいたり離れたりする構成となっている。
【0107】このような装置において、原稿が給紙部
(図略)から送られてくると第1搬送ローラ3,4に挾
まれ読み取り部へと搬送される。読み取り部において原
稿が検知されると、搬送を続けながら以降の原稿を記録
する。
【0108】第2搬送ローラ7,8は、原稿突入時には
ソレノイド22でアーム18を引くことにより、アーム
を支点23を中心に回転させ搬送路より退避した状態と
なっており、搬送ローラ4につながれたエンコーダ板1
6及びセンサー17を用いて、読み取り開始からの原稿
の搬送量を測定し、原稿を一定長さ搬送した後にソレノ
イドをオフにすることにより、搬送ローラ7,8を搬送
路に戻し、原稿の搬送を行う。
【0109】このように、第2搬送ローラの駆動側と従
動側の両方を退避することにより、より確実に原稿のロ
ーラへの突入を防ぐことができ、かつ従動側のローラに
つけたエンコーダを用いて原稿先端の位置を測定(決
定)することにより、駆動ローラと原稿の滑りが発生し
た場合にも、対応ができる。
【0110】図25は第1、及び第2搬送ローラのすべ
てに駆動を与えた系である。モーター14により駆動を
与えられた第1搬送ローラ3は、更にプーリー33によ
りベルト31を介し第2搬送ローラ45に駆動を伝え
る。ここでプーリー35はプーリー33よりわずかに小
さくなっており従って第2搬送ローラ45は3より早く
くなっている。
【0111】一方、第1搬送ローラ4は第1搬送ローラ
3の軸41よりギア(図略)を介し駆動を受け、更に、
その駆動をプーリー34及びベルト32により第2搬送
ローラ46に伝える。このローラ46も前記ローラ同
様、第1搬送ローラ4よりわずかに早くなっており原稿
搬送中には、原稿を引き伸ばす方向に働く。
【0112】37,38はトルクリミッタであり第2搬
送ローラに過負荷がかかった時にはプーリー35,36
と第2搬送ローラ45,46の間で滑りを発生し、した
がって原稿搬送時には、原稿に過剰な負荷がかからない
ようにする働きをしている。また、第2搬送ローラはそ
れぞれ、アーム39,40に支持されておりそれぞれの
アームは、軸41,42を中心に回転可能となってい
る。
【0113】ピン43は側板(図略)に取りつけられて
おり、アーム39に設けられた長穴44との組み合わせ
により、第二搬送ローラ45の位置を確定している。原
稿通過時には、モータ47を駆動し偏心プーリー51を
回転することにより、アーム39,40を離し、従って
搬送ローラ45,46は搬送路から退避した位置に移動
する。
【0114】原稿先端通過後は、モータ47を再び回転
することにより、スプリング49の力で第2搬送ローラ
45,46は搬送路に戻り、原稿の搬送を行う。この時
ローラ45,46はローラ3,4よりはやく回転してい
るため、原稿挾持時にも原稿の負荷となることがない。
【0115】また、トルクリミッタ37,38により過
負荷を与えることなく、またモータ47により偏心ロー
ラをゆっくり回転し、第2搬送ローラを搬送路にスムー
ズに戻すことにより原稿に衝撃を与えることなく搬送を
開始できる。
【0116】
【発明の効果】〔第一発明〕上述したように本発明によ
れば、シート状原稿を、画像読み取り部近傍でガイド板
に設けた突起により支持することにより、原稿のばたつ
きにより生じる画像の歪みを防止できる。また同時にガ
イド板の隙間の精度を緩くすることができ製造上有利で
ある。 〔第二発明〕原稿給紙部に設けた原稿の幅規制ガイドに
連動して画像読み取り部に設けた原稿サイズ検知板を動
くようにし、画像読み取り手段で読み取ることにより原
稿の色に関係なく、しかも安価で簡単な機構により原稿
のサイズを検知できるという効果がある。 〔第三発明〕以上説明したように、読み取った原稿の走
査ラインごとに原稿幅を検知し、その長さに応じて拡大
又は縮小し記録することにより、原稿搬送中の原稿のバ
タつきに関係なく常に正しいサイズで記録することがで
きる。
【0117】又、倍率を決定する為に用いる原稿の正規
サイズを決定するのに、給紙口の原稿規制板を用いるこ
とにより、どのようなサイズの原稿にも対応することが
できる。 〔第四発明〕以上説明したように、電子ファイル等、原
稿を搬送しながら読み取る装置において、読み取り部の
次(搬送路下流側)のローラをあらかじめ搬送路より退
避しておき、原稿突入後搬送路に戻し、搬送を行うこと
により、原稿がローラにぶつかることによるばたつき、
及びそれにともない原稿をゆがんで読み取ってしまうこ
とをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明による実施例を組み込んだ画像読み取
り装置の全体を示す断面図。
【図2】(A)は図1の要部の断面図、(B)は図1の
要部の拡大図。
【図3】第一発明であり、(A),(B)は他の実施例
の要部拡大図。
【図4】第一発明であり、(A)は他の実施例の断面
図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)
の平面図。
【図5】第二発明の外観斜視図。
【図6】図5の概略断面図。
【図7】第二発明の要部の側面断面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】図7の平面図。
【図10】(a),(b)は第三発明の実施例1におけ
るセンサの出力を表わす図。
【図11】第二発明の実施例2の側面断面図。
【図12】図11の平面図。
【図13】第二発明の実施例3の側面断面図。
【図14】(a)は図13の平面図、(b)は(a)の
F−F線の断面図。
【図15】第二発明の実施例4の平面図。
【図16】第二発明の実施例5の平面図。
【図17】第三発明の全体の外観斜視図。
【図18】第三発明で読取った画像及び補正方法を示す
平面図。
【図19】図17の主要回路構成のブロック図。
【図20】第三発明の両面読取系の図。
【図21】第三発明の作動のフローチャート。
【図22】第三発明の読取原稿の平面図。
【図23】第四発明の実施例1の正面図。
【図24】第四発明の実施例2の正面図。
【図25】第四発明の実施例3の正面図。
【図26】(A)は第一従来例の断面図、(B)は原稿
の平面図。
【図27】第一従来例の光学系の模式図。
【図28】第三従来例の断面図。
【図29】図28の原稿搬送路の断面図。
【図30】第三従来例の読取り部を示す図。
【図31】第三従来例の記録画像の平面図。
【図32】第四従来例の全体断面図。
【図33】図32の読取部の斜視図。
【図34】図33の正面図。
【符号の説明】
1,2 ガイド板 1b,2b,1c,2c 突起 62 バネ部材 4,5,6,7 搬送ローラ 10 幅規制ガイド 10a 原稿サイズ検知板 2 原稿台 3 原稿規制板 5 表示部 115 記録部 106 照明ランプ 107〜109 ミラー 110 レンズ 111 CCD 1 原稿 4 第1搬送従動ローラ 7 第2搬送駆動ローラ 12 ソレノイド 15 ベルト 115 記録部 2 センサー 5 照明ランプ 8 第2搬送従動ローラ 13 センサー 111 CCD 3 第1搬送駆動ローラ 6 ミラー 9 アーム 14 モータ 114 表示部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状原稿を一定速度で搬送させなが
    ら、原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置におい
    て、画像読み取り部を形成すべく平行に対向配置された
    一対のガイド板の読み取り部近傍に、原稿の送りに対し
    直角方向に複数個の突起を、突起と突起の中間に相手の
    突起が来るように設けたことを特徴とする画像読み取り
    装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読み取り装置において、前記突
    起はバネ部材を介してガイド板に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 シート状原稿を搬送する手段と、原稿の
    画像を読み取る画像読み取り手段とを備えた画像読み取
    り装置に於いて、 原稿給紙部に設けた原稿の幅規制ガイドに連動して動く
    原稿サイズ検知板を画像読み取り部に設け、該画像読み
    取り手段で該原稿サイズ検知板を読み取ることを特徴と
    する画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿サイズ検知板が原稿の幅規制ガ
    イドを兼ねることを特徴とする請求項3記載の画像読み
    取り装置。
  5. 【請求項5】 原稿を搬送する搬送手段と、原稿を照明
    する照明手段と、照明された原稿の画像をレンズにより
    読み取る読取手段と、読み取った画像の端部を検知する
    検知手段と、該検知手段を用い画像幅を算出する算出手
    段と、画像を記録する記録手段から成る画像記録装置に
    おいて、 該算出手段において算出した原稿幅と、あらかじめ設定
    された第1の値とを比較し、その結果に応じて画像情報
    を拡大又は縮小し記録することを特徴とする画像記録装
    置。
  6. 【請求項6】 第1の値は、原稿給紙部における原稿幅
    規制板により決定することを特徴とする請求項5記載の
    画像記録装置。
  7. 【請求項7】 両面同時読み取りを行ない、両面の読み
    取り幅をそれぞれ算出し、その2つの値を評価し、読み
    取り画像を補正し記録するかどうかを決定することを特
    徴とする請求項5記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 原稿を搬送する搬送手段と、原稿を読み
    取る読み取り手段と、読み取り手段より搬送路上流に置
    かれた第1搬送ローラと、読み取り手段より、搬送路下
    流に置かれた第2搬送ローラと、該第2搬送ローラを原
    稿搬送路より退避する手段から成り、原稿搬送時には、
    あらかじめ第2搬送ローラを退避しておき、原稿先端が
    該ローラを通過後、該ローラを原稿搬送位置に戻し、搬
    送を行なうことを特徴とする画像記録装置。
JP35652892A 1992-12-22 1992-12-22 画像読み取り装置及び画像記録装置 Withdrawn JPH06189094A (ja)

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