JP2960789B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JP2960789B2
JP2960789B2 JP3054816A JP5481691A JP2960789B2 JP 2960789 B2 JP2960789 B2 JP 2960789B2 JP 3054816 A JP3054816 A JP 3054816A JP 5481691 A JP5481691 A JP 5481691A JP 2960789 B2 JP2960789 B2 JP 2960789B2
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享佑 細川
幸和 亀井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿をして複写機、ス
キャナ及びファクシミリ等の原稿読み取り位置を通過さ
せる原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の原稿搬送装置の模式図であ
る。
【0003】同図に示すように、この従来の原稿搬送装
置は一対の供給ローラ11、原稿支持ドラム(プラテンロ
ーラ)12、透明な原稿支持ガラス13及び一対の排出ロー
ラ15を備えている。
【0004】一対の供給ローラ11及び一対の排出ローラ
15は、原稿10を挟んで図示回転矢印方向に駆動するよう
にそれぞれ構成されている。
【0005】プラテンローラ12は図示回転矢印方向に回
転可能に構成されており、原稿支持ガラス13はプラテン
ローラ12の下方にプラテンローラ12と接して配置されて
いる。
【0006】この原稿搬送装置を備えている例えば複写
機は、原稿支持ガラス13の原稿読み取り位置14の下方に
光学系(不図示)が配置されており、原稿読み取り位置
14を通過する原稿画像を読み取るように構成されてい
る。
【0007】従って、原稿10は一対の供給ローラ11に挟
まれて搬送され、プラテンローラ12と原稿支持ガラス13
との間に供給される。供給された原稿10は原稿読み取り
位置14において、プラテンローラ12によって原稿支持ガ
ラス13に押し付けられ、且つ滑りながら原稿読み取り位
置14を経て一対の排出ローラ15に供給され、一対の排出
ローラ15に挟まれ排出ローラ15の図示回転矢印方向への
回転によって排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の原稿
搬送装置では、原稿搬送の際に、供給ローラ11による搬
送力、プラテンローラ12の摩擦による搬送力μF3、及び
排出ローラ15による搬送力が原稿10に働く。これらの搬
送力のうち、プラテンローラ12の摩擦による搬送力μF3
は、プラテンローラ12と原稿10との接触面積が小さく、
且つ原稿10と原稿支持ガラス13との間が滑り摩擦となる
ため、不安定な搬送力となる。
【0009】これらの搬送力のため、原稿10が供給ロー
ラ11からプラテンローラ12と原稿支持ガラス13との間に
挟み込まれて原稿読み取り位置14に達する前に、原稿10
の撓み16が発生する。更に、原稿読み取り位置14を通過
した原稿10の先端が排出ローラ15に当たって原稿10には
撓み17が発生する。
【0010】これらの撓み16及び17は、主として、原稿
10の先端がプラテンローラ12及び原稿支持ガラス13、並
びに排出ローラ15に衝突することによってそれぞれ発生
する。
【0011】原稿読み取り位置14の両側に発生する撓み
16及び17により、原稿10には、反力F1及びF2がそれぞれ
作用する。これらの反力F1及びF2がプラテンローラ12の
摩擦力μF3を超えると、原稿読み取り位置14における原
稿搬送速度にバラツキが生じ、原稿読み取り位置14で読
み取られる原稿画像にブレが発生してしまうという問題
点がある。
【0012】特に、プラテンローラ12は曲面であるため
接触面積が小さく、且つ原稿10と原稿支持ガラス13との
間は滑り摩擦となるので、プラテンローラ12の摩擦力μ
F3は不安定なものとなり、反力F1及びF2と摩擦力μF3と
のバランスが崩れ易い。
【0013】本発明は、原稿画像の読み取り位置におい
て原稿10の搬送速度を安定させることにより、原稿画像
の正確な読み取りに資することができる原稿搬送装置を
提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を搬送し
て原稿支持板の原稿読み取り位置を通過させる原稿搬送
装置であって、給送された原稿の先端を検出する原稿検
出センサーと、原稿支持板に対向しているプラテンロー
ラと、該プラテンローラと協働して原稿を供給する供給
ローラと、該供給ローラを通過した原稿を前記プラテン
ローラの表面に密着させて原稿読み取り位置へ原稿をガ
イドするように前記プラテンローラ側へ付勢された原稿
ガイドと、前記原稿読み取り位置を通過した原稿をガイ
ドする可動ガイドと、該可動ガイドを保持する保持手
、前記可動ガイドの一端を軸を中心に回動させる回動
段と、前記可動ガイドと協働して原稿を排出する原稿
排出ローラと、前記原稿検出センサーの検出信号に基づ
き前記回動手段に動作指令信号を付与するコントロー
を具備し、前記原稿読み取り位置における前記ローラ
の表面と前記支持板との間隔は原稿の厚さより大きく、
前記可動ガイドの可動端は通常前記原稿排出ローラから
離反した状態にて前記保持手段により保持されており、
前記コントローラの信号に応じて前記回動手段により
記原稿排出ローラに前記可動ガイドの可動端が付勢され
て原稿を排出するように構成されている。
【0015】
【作用】プラテンローラと供給ローラとによって供給さ
れた原稿は、原稿ガイドによってプラテンローラの表面
密着されて強い搬送力で原稿支持板の原稿読み取り位
置へ搬送されるので、原稿の先端が原稿支持板に衝突す
ることがなく、入紙側において原稿に撓みが発生するこ
とがない。このように搬送されて来た原稿は、原稿読み
取り位置を通過する。ローラと原稿支持板との間隔は原
稿の厚さより大きく設定してあるため、原稿は原稿支持
板による滑り摩擦力を受けることなく、ローラと原稿支
持板との間を通過する。通過後、原稿の先端は原稿排出
ローラと可動ガイドとの間に挿入され、コントローラか
らの信号によって可動ガイドが排出ローラ側へ移動して
原稿は排出ローラに密着されて強い搬送力で排出される
ので原稿の先端が可動ガイドに衝突することがなく、排
紙側において原稿に撓みが発生することがない。
【0016】従って、原稿の厚さに関わらず、原稿読み
取り位置の原稿搬送方向に沿った両側において原稿に撓
みが発生することがないので、原稿読み取り位置におけ
る原稿の搬送速度が安定し、原稿画像の正確な読み取り
位置に資することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0018】図1は本発明に係る原稿搬送装置の最も簡
素な実施例を模式的に示す垂直断面図である。
【0019】同図に示すように、この実施例の原稿搬送
装置20には、原稿入口部21、原稿検出センサ22、コント
ローラ23、供給ローラ24、原稿支持ドラム(プラテンロ
ーラ)25、原稿ガイド26、透明な原稿支持ガラス27、ス
プリング28、原稿排出ローラ29、可動ガイド30、ピボッ
ト31、スプリング32及びソレノイド33が備えられてい
る。
【0020】原稿入口部21には原稿検出センサ22が設け
られており、原稿検出センサ22は搬送されるべき原稿の
先端の到達を検出してコントローラ23に信号を送出する
ように構成されている。
【0021】原稿検出センサ22の次には、原稿の搬送方
向に沿って供給ローラ24が設けられており、この実施例
では、供給ローラ24はプラテンローラ25と協働し図示矢
印方向に回転して原稿を搬送するように構成されてい
る。
【0022】原稿ガイド26はプラテンローラ25の外周の
一部に沿って、供給ローラ24の下方から、プラテンロー
ラ25の下方に配置されている原稿支持ガラス27の近傍ま
で延長しており、スプリング28によって付勢されてい
る。
【0023】従って、原稿入口部21を通過した原稿は、
供給ローラ24及びプラテンローラ25によって搬送され、
原稿ガイド26によってプラテンローラ25に巻き付き密着
するようにプラテンローラ25の外周に沿って案内され
る。
【0024】このため、供給ローラ24から原稿支持ガラ
ス27までの間で原稿に撓みが発生するのが防止される。
又、原稿は原稿ガイド26によってプラテンローラ25に密
着させられるので、原稿の搬送方向先端がプラテンロー
ラ25と原稿支持ガラス27との間の隙間(ニップ)に進入
するときに、原稿の先端が実質的に原稿支持ガラス27に
衝突することがない。
【0025】原稿支持ガラス27の原稿読み取り位置40の
下方には、原稿画像を読み取るための原稿読み取りデバ
イスが配置されており、原稿読み取りデバイスは原稿読
み取り位置40を通過する原稿の画像を読み取るように構
成されている。
【0026】プラテンローラ25と原稿支持ガラス27との
間のニップの間隔t0 は、原稿の厚さt1 より大きく設
定されている(t0>t1 )。
【0027】従って、供給ローラ24によって搬送され原
稿ガイド26によって案内された原稿は、原稿支持ガラス
27に対して実質的に滑り摩擦を生ずることなく、スムー
ズにこのニップを通過する。
【0028】原稿は、次に、原稿排出ローラ29と可動ガ
イド30とから成る原稿排出機構へ搬送される。
【0029】可動ガイド30はピボット31を中心として回
動可能に構成されており、原稿排出ローラ29に対して接
離するように構成されている。この可動ガイド30は原稿
排出ローラ29から離反する方向にスプリング32によって
付勢されていると共に、ソレノイド33が励磁されたとき
に原稿排出ローラ29に向かって付勢されるように構成さ
れている。
【0030】ソレノイド33はコントローラ23に接続され
ており、コントローラ23は原稿検出センサ22からの信号
に基づいて、原稿の搬送方向先端が原稿排出ローラ29と
可動ガイド30との間を通過するタイミングに合わせて、
ソレノイド33を励磁するように構成されている。
【0031】従って、原稿の搬送方向先端が可動ガイド
30に衝突することなく、原稿は搬送される。
【0032】このようにして、原稿読み取り位置40の原
稿搬送方向に沿った両側において原稿に撓みが発生する
ことなく、原稿は搬送される。
【0033】供給ローラ24は本発明の原稿供給手段の一
実施例である。プラテンローラ25は本発明のローラの一
実施例である。原稿ガイド26は本発明のガイド手段の一
実施例である。原稿排出ローラ29及び可動ガイド30は本
発明の原稿排出手段の一実施例である。原稿支持ガラス
27は本発明の原稿支持板の一実施例である。
【0034】図2は本発明の他の実施例に係る原稿搬送
装置55を備えたデジタル複写機の垂直断面図である。
【0035】同図に示すように、このデジタル複写機は
スキャナ部50、レーザプリンタ部51、多段給紙ユニット
52及びソータ53を備えている。
【0036】このデジタル複写機の上部には、周知の態
様に従い、各種の入力キーを備えた操作パネル(図示せ
ず)が設置されている。
【0037】スキャナ部50は透明ガラスから成る原稿載
置台54、自動で両面原稿を搬送可能な原稿搬送装置55及
びスキャナユニット56から構成されている。
【0038】原稿搬送装置55は複数枚の原稿を一度にセ
ットしたときに、原稿画像が読み取られる原稿読み取り
位置へ原稿を1枚ずつ自動的に搬送することが可能なよ
うに構成されており、その詳細は後述する。
【0039】スキャナユニット56は原稿を露光するラン
プリフレクタアセンブリ57、原稿からの反射光像を光電
変換素子(CCD)58に導くための複数の反射ミラー5
9、及び原稿からの反射光像をCCD58に結像させるた
めのレンズ60を含んでいる。
【0040】スキャナ部50は、原稿載置台54に載置され
た原稿を走査する場合には、原稿載置台54の下面に沿っ
てスキャナユニット56が移動しながら原稿画像を読み取
るように構成されており、原稿搬送装置55を使用する場
合には、原稿搬送装置55の下方の所定位置にスキャナユ
ニット56を停止させた状態で原稿を搬送しながら原稿画
像を読み取るように構成されている。
【0041】原稿画像をスキャナユニット56で読み取る
ことにより得られた画像データは、公知の態様に従い各
種処理を施した後一旦メモリ(不図示)に記録され、出
力指示に応じてメモリ内の画像データをレーザプリンタ
部51に与えて出力画像を形成する。
【0042】レーザプリンタ部51、多段給紙ユニット52
及びソータ53はいずれも公知のものであるので、簡単な
説明をするに止める。
【0043】レーザプリンタ部51は、レーザ書き込みユ
ニット61及び出力画像を形成するための電子写真プロセ
ス部62を備えている。
【0044】電子写真プロセス部62は、周知の態様に従
い、感光体ドラム68の周囲に帯電器、現像器、転写器、
剥離器、クリーニング器及び除電器を配置して成ってお
り、上述のメモリから読み出された画像データに基づい
て、レーザ書き込みユニット61によってレーザ光線を走
査させることにより感光体ドラム68の表面上に画像を書
き込み、感光体ドラム68の表面に形成された静電潜像を
トナーにより可視像化し、多段給紙ユニット52から搬送
された用紙の面上にトナー像を静電転写するように構成
されている。
【0045】多段給紙ユニット52は、第1カセット63、
第2カセット64、第3カセット65、第4カセット66及び
使用者の選択により追加可能な第5カセット67を有して
いる。
【0046】多段給紙ユニット52においては、各段のカ
セットに収容された用紙の上から1枚ずつ用紙が送り出
され、レーザプリンタ部51に向けて搬送される。
【0047】図3は図2のデジタル複写機の原稿搬送装
置55の拡大断面図である。
【0048】次に、図3を参照して原稿搬送装置55につ
いて説明する。
【0049】基本的には、この原稿搬送装置55は自動で
両面原稿を搬送可能な原稿搬送装置であって、原稿トレ
ー70に載置された複数枚の原稿から原稿を1枚ずつ自動
的に搬送し、使用者の選択に応じて原稿の片面又は両面
をスキャナユニット56に読み取らせるように構成されて
いる。
【0050】原稿搬送装置55は、電磁クラッチ付きのメ
インモータ(その出力軸を参照符号71で示す)を備えて
おり、その回転駆動力が後述する各種のローラに周知の
適当な伝動手段(図示せず)により伝達されるように構
成されている。
【0051】この原稿搬送装置55は、電磁クラッチ(図
示せず)を介して駆動される原稿ピックアップローラ7
2、搬送ローラ対73、原稿の進路を切り換えるソレノイ
ド駆動のチェンジレバー74、2方向(図示矢印方向)に
回転可能な原稿支持ドラム(プラテンローラ)75、プラ
テンローラ75と協働して原稿を送給する左右の供給ロー
ラ76L 及び76R 、左右の原稿ガイド77L 及び77R 、透明
な原稿支持ガラス78、左右の原稿排出ローラ79L 及び79
R 、原稿排出ローラ79L 及び79R とそれぞれ協働するソ
レノイド駆動の左右の可動ガイド80L 及び80R 、ソレノ
イド駆動の原稿排出可動ガイド81、原稿排出搬送路82、
排紙ローラ対83、排紙トレー84、ソレノイド駆動の回動
可能な原稿反転ガイド85により一方の側が形成されてい
る反転搬送路86、電磁クラッチを介して駆動される反転
搬送ローラ対87、並びに回動軸88を備えている。
【0052】プラテンローラ75と原稿支持ガラス78との
間の隙間(ニップ)は、原稿の厚さより大きく設定され
ている。
【0053】原稿の搬送路には、原稿検出センサS1〜S5
が配置されており、原稿を検出したときに送出される原
稿検出センサS1〜S5からの信号は、コントローラ(図示
せず)に送られる。コントローラは各種電磁クラッチ及
びソレノイドを後述する所定のタイミングで作動させる
ことにより、後述の如く原稿読み取り位置(露光位置)
90を経て原稿を搬送する。
【0054】次に、この原稿搬送装置55の動作を説明す
る。
【0055】[原稿片面複写モード時に搬送される原稿
の動き]原稿の片面のみを複写する場合には、原稿トレ
ー70上に複数枚の原稿をセットして、操作パネルの入力
キーによって複写モード(原稿片面走査、複写枚数、複
写濃度等)を入力する。
【0056】操作パネルのプリントスイッチが押される
と、原稿搬送装置55のメインモータが回転を始める。次
に原稿ピックアップローラ72のクラッチがオン状態とな
り、回転する原稿ピックアップローラ72は原稿トレー70
上にセットされた複数枚の原稿の最上位の原稿を1枚だ
け送給する。このときに搬送ローラ対73のクラッチも同
時にオン状態となり、搬送ローラ対73も回転駆動され
る。
【0057】送給された原稿の先端が第1の原稿検出セ
ンサS1に達すると、チェンジレバー74のソレノイドが励
磁され、チェンジレバー74は、図3に一点鎖線で示した
位置から実線で示した位置へ切り換えられる。更に原稿
の搬送が続行されるにつれて、原稿の先端はチェンジレ
バー74の側面に案内され、第4の原稿検出センサS4の方
向へ導かれる。
【0058】原稿の先端が第4の原稿検出センサS4によ
って検出された後、原稿がプラテンローラ75と右側の供
給ローラ76R とに支持されたタイミングに合わせて、一
旦原稿の搬送を停止する。
【0059】次に、スキャナユニット56とのタイミング
を取って、原稿支持ガラス78の露光位置90へ再び原稿の
送給を開始する。
【0060】原稿は右側の原稿ガイド77R によってプラ
テンローラ75の表面に押し付けられ、撓みが発生するこ
となく、露光位置90を時計方向に通過する。露光位置90
において、原稿の画像データがスキャナユニット56によ
って読み取られる。
【0061】露光位置90を通過した原稿は、左側の原稿
ガイド77L の下側を通って左側の原稿排出ローラ79L の
方へ搬送される。原稿の先端が原稿排出ローラ79L に達
したタイミングに合わせて、左側の可動ガイド80L のソ
レノイドを励磁し、原稿を挟んだ状態で可動ガイド80L
を原稿排出ローラ79L に対して押圧させる。これによ
り、原稿には原稿排出ローラ79L の摩擦力による搬送力
が与えられる。
【0062】可動ガイド80L と原稿排出ローラ79L とに
より挟まれることによって搬送される原稿は、原稿排出
可動ガイド81の上面によって案内され、原稿排出搬送路
82を通って、排紙ローラ対83に沿って排紙トレー84上へ
と排出される。原稿排出搬送路82中の第5の原稿検出セ
ンサS5は、原稿の後端を検出して、原稿が排紙トレー84
上へと排出されたことを判別するためのものである。
【0063】複数枚の原稿が原稿トレー70上にセットさ
れている場合には、前の原稿の後端が露光位置90を通過
するタイミングに合わせて、次の原稿が送給される。
【0064】原稿トレー70には、原稿がセットされてい
るか否かを検出する原稿検出センサ(不図示)が設けら
れており、最後の原稿がなくなるまで上述の動作が繰り
返される。
【0065】[原稿両面複写モード時に搬送される原稿
の動き]原稿の両面を複写する場合には、原稿トレー70
上に複数枚の原稿をセットして、操作パネルの入力キー
により複写モード(原稿両面走査、複写枚数、複写濃度
等)を入力する。
【0066】操作パネルのプリントスイッチが押される
と、原稿搬送装置55のメインモータが回転を始める。次
に原稿ピックアップローラ72のクラッチがオン状態とな
り、回転する原稿ピックアップローラ72は原稿トレー70
上にセットされた複数枚の原稿の最上位の原稿を1枚だ
け送給する。
【0067】送給された原稿の先端が第1の原稿検出セ
ンサS1に達すると、搬送ローラ対73のクラッチがオン状
態となり、搬送ローラ対73も回転駆動される。このと
き、チェンジレバー74のソレノイドは非励磁状態となっ
ており、チェンジレバー74は、図3に一点鎖線で示した
位置にあって、原稿の先端は第2の原稿検出センサS2の
方へ案内される。
【0068】第2の原稿検出センサS2を通過した原稿の
先端がプラテンローラ75と左側の供給ローラ76L とに挟
まれた状態で、一旦原稿の搬送を停止する。
【0069】次に、スキャナユニット56とのタイミング
を取って、原稿支持ガラス78の露光位置90へ再び原稿の
送給を開始する。
【0070】原稿は左側の原稿ガイド77L によってプラ
テンローラ75の表面に押し付けられ、撓みが発生するこ
となく、露光位置90を反時計方向に通過する。
【0071】露光位置90を通過した原稿は、右側の原稿
ガイド77R の下側を通って右側の原稿排出ローラ79R の
方へ送られる。原稿の先端が原稿排出ローラ79R に達し
たタイミングに合わせて、右側の可動ガイド80R のソレ
ノイドを励磁し、原稿を挟んだ状態で可動ガイド80R を
原稿排出ローラ79R に対して押圧させる。
【0072】可動ガイド80R と原稿排出ローラ79R とに
より挟まれることによって搬送される原稿は、反転搬送
路86へ導かれ、反転搬送ローラ対87によって第3の原稿
検出センサS3の方へ搬送される。
【0073】原稿の先端が第3の原稿検出センサS3に達
すると、原稿反転ガイド85のソレノイドが励磁され、原
稿反転ガイド85はその回動軸88を中心として実線で示し
た位置から一点鎖線で示した位置へ図示矢印に沿って回
動し、反転搬送路86を開放する。同時に、チェンジレバ
ー74のソレノイドが励磁され、チェンジレバー74は一点
鎖線で示す位置から実線で示す位置へ切り換えられる。
【0074】原稿の先端は更に、反転搬送ローラ対87に
よって搬送ローラ対73へ導かれ、実線で示す位置に切り
換えられたチェンジレバー74の側面に沿って第4の原稿
検出センサS4の方へ案内される。そして、原稿の先端が
プラテンローラ75と供給ローラ76R とに挟まれた時点
で、一旦原稿の搬送を停止する。
【0075】この状態において、反転搬送路長L(プラ
テンローラ75と供給ローラ76R との接点から、第4の原
稿検出センサS4、チェンジレバー74、搬送ローラ対73、
第3の原稿検出センサS3、反転搬送ローラ対87及び反転
搬送路86を通り、可動ガイド80R と原稿排出ローラ79R
との接点までの長さ)よりも原稿の長さの方が長い場合
には、原稿反転ガイド85の回動によって反転搬送路86が
開放されているので、原稿の先端部分が停止した状態に
あっても、反転搬送ローラ対87以降の原稿の部分は、反
転搬送ローラ対87に挟まれた位置から可動ガイド80R と
原稿排出ローラ79R とに挟まれた位置までの間で、自然
な撓みを形成する。
【0076】次に、原稿の後端が露光位置90を通過した
後、スキャナユニット56とのタイミングを取って、原稿
支持ガラス78の露光位置90へ再び原稿の送給を開始す
る。
【0077】原稿は原稿ガイド77R によってプラテンロ
ーラ75の表面に押し付けられ、撓みが発生することな
く、原稿は露光位置90を時計方向に通過する。露光位置
90では、原稿の画像データがスキャナユニット56によっ
て読み取られる。
【0078】露光位置90を通過した原稿は、左側の原稿
ガイド77L の下側を通って左側の原稿排出ローラ79L の
方へ搬送される。原稿の先端が原稿排出ローラ79L に達
したタイミングに合わせて、左側の可動ガイド80L のソ
レノイドを励磁し、原稿を挟んだ状態で可動ガイド80L
を原稿排出ローラ79L に対して押圧させ、原稿を搬送す
る。
【0079】2面目の原稿画像の読み取りが完了した時
点で、原稿反転ガイド85のソレノイドは非励磁状態とな
り、原稿反転ガイド85は実線で示した位置に復帰して、
次の原稿の先端を反転搬送ローラ対73へ導くべく待機す
る。
【0080】可動ガイド80L と原稿排出ローラ79L とに
より挟まれることによって搬送される原稿は、原稿排出
可動ガイド81の上面に沿って案内され、原稿排出搬送路
82を通って排紙ローラ対83によって排紙トレー84上へ排
出される。
【0081】複数枚の原稿が原稿トレー70上にセットさ
れている場合には、前の原稿の2面目の走査露光時に、
原稿の後端が露光位置90を通過するタイミングに合わせ
て、次の原稿が送給されるようになっている。上述の動
作は、最後の原稿がなくなるまで繰り返される。
【0082】従って、上述の実施例によれば、原稿画像
の読み取り位置において原稿の搬送速度を安定させるこ
とにより、原稿画像の正確な読み取りに資することがで
きる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明は、原稿を搬送し
て原稿支持板の原稿読み取り位置を通過させる原稿搬送
装置であって、給送された原稿の先端を検出する原稿検
出センサーと、原稿支持板に対向しているプラテンロー
ラと、該プラテンローラと協働して原稿を供給する供給
ローラと、該供給ローラを通過した原稿を前記プラテン
ローラの表面に密着させて原稿読み取り位置へ原稿をガ
イドするように前記プラテンローラ側へ付勢された原稿
ガイドと、前記原稿読み取り位置を通過した原稿をガイ
ドする可動ガイドと、該可動ガイドを保持する保持手段
と、前記可動ガイドの一端を軸を中心に回動させる回動
手段と、前記可動ガイドと協働して原稿を排出する原稿
排出ローラと、前記原稿検出センサーの検出信号に基づ
き前記回動手段に動作指令信号を付与するコントローラ
とを具備し、前記原稿読み取り位置における前記ローラ
の表面と前記支持板との間隔は原稿の厚さより大きく、
前記可動ガイドの可動端は通常前記原稿排出ローラから
離反した状態にて前記保持手段により保持されており、
前記コントローラの信号に応じて前記回動手段により
記原稿排出ローラに前記可動ガイドの可動端が付勢され
て原稿を排出するように構成されている。
【0084】これにより、プラテンローラと供給ローラ
とによって供給された原稿は、原稿ガイドによってプラ
テンローラの表面に密着されて強い搬送力で原稿支持板
の原稿読み取り位置へ搬送されるので、給紙側において
原稿の先端が原稿支持板に衝突して原稿が撓むことがな
く、読み取り位置を通過した原稿の先端は原稿排出ロー
ラと可動ガイドとの間に挿入され、コントローラからの
信号によって可動ガイドが排出ローラ側へ移動して原稿
は排出ローラに密着されて強い搬送力で排出されるの
で、排紙側においても原稿の先端が可動ガイドに衝突し
て原稿が撓むことがない。従って、原稿の厚さに関わら
ず、原稿読み取り位置の原稿搬送方向に沿った両側にお
いて原稿に撓みが発生することがないので、原稿読み取
り位置における原稿の搬送速度が安定するため、原稿画
像の正確な読み取り位置に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿搬送装置の最も簡素な実施例
を模式的に示す垂直断面図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る原稿搬送装置を備え
たデジタル複写機の垂直断面図である。
【図3】図2のデジタル複写機の原稿搬送装置の拡大断
面図である。
【図4】従来の原稿搬送装置の模式図である。
【符号の説明】
20、55 原稿搬送装置 24、76R 、76L 供給ローラ 25、75 プラテンローラ 26、77R 、77L 原稿ガイド 27、78 原稿支持ガラス 29、79R 、79L 原稿排出ローラ 30、80R 、80L 可動ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−77075(JP,A) 特開 昭60−202032(JP,A) 特開 昭64−49077(JP,A) 特表 平2−502716(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を搬送して原稿支持板の原稿読み取
    り位置を通過させる原稿搬送装置であって、給送された
    原稿の先端を検出する原稿検出センサーと、原稿支持
    対向しているプラテンローラと、該プラテンローラと
    協働して原稿を供給する供給ローラと、該供給ローラを
    通過した原稿を前記プラテンローラの表面に密着させて
    原稿読み取り位置へ原稿をガイドするように前記プラテ
    ンローラ側へ付勢された原稿ガイドと、前記原稿読み取
    り位置を通過した原稿をガイドする可動ガイドと、該可
    動ガイドを保持する保持手段と、前記可動ガイドの一端
    軸を中心に回動させる回動手段と、前記可動ガイドと
    協働して原稿を排出する原稿排出ローラと、前記原稿検
    出センサーの検出信号に基づき前記回動手段に動作指令
    信号を付与するコントローラとを具備し、前記原稿読み
    取り位置における前記ローラの表面と前記支持板との間
    隔は原稿の厚さより大きく、前記可動ガイドの可動端は
    通常前記原稿排出ローラから離反した状態にて前記保持
    手段により保持されており、前記コントローラの信号に
    応じて前記回動手段により前記原稿排出ローラに前記可
    動ガイドの可動端が付勢されて原稿を排出することを特
    徴とする原稿搬送装置。
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JPS60202032A (ja) * 1984-03-27 1985-10-12 Nippon Seimitsu Kogyo Kk 給紙装置
JPS63299665A (ja) * 1987-05-29 1988-12-07 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 原稿読取装置
JP2742429B2 (ja) * 1988-09-13 1998-04-22 株式会社リコー 複写機

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