JPH06188132A - 昇圧トランス - Google Patents
昇圧トランスInfo
- Publication number
- JPH06188132A JPH06188132A JP43A JP35575692A JPH06188132A JP H06188132 A JPH06188132 A JP H06188132A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 35575692 A JP35575692 A JP 35575692A JP H06188132 A JPH06188132 A JP H06188132A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- base
- secondary winding
- core
- primary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】一次巻線と二次巻線間の絶縁破壊を防止でき、
薄型化が可能な構造とする。 【構成】突き合わされて閉磁路を形成する一対のコア10
・70と、コア10に一体成形された二つの巻軸11・12と、
巻軸11に巻回された一次巻線20と、巻軸12に巻回された
二次巻線30と、コア10の側面に固定された絶縁ベース40
と、ベース40の側面に植設された端子50とを具え、二次
巻線30を内側から外側に向かって多層に整列巻きすると
ともに、一次巻線20と二次巻線30のリード線を、それぞ
れベース40の異なる側面の端子50に接続する。
薄型化が可能な構造とする。 【構成】突き合わされて閉磁路を形成する一対のコア10
・70と、コア10に一体成形された二つの巻軸11・12と、
巻軸11に巻回された一次巻線20と、巻軸12に巻回された
二次巻線30と、コア10の側面に固定された絶縁ベース40
と、ベース40の側面に植設された端子50とを具え、二次
巻線30を内側から外側に向かって多層に整列巻きすると
ともに、一次巻線20と二次巻線30のリード線を、それぞ
れベース40の異なる側面の端子50に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置の背面を
照明する冷陰極線管等を点灯するためのインバータに用
いるのに好適な薄型の昇圧トランスの構成に関するもの
である。
照明する冷陰極線管等を点灯するためのインバータに用
いるのに好適な薄型の昇圧トランスの構成に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術とその課題】インバータ用のトランスは、
狭い隙間に取付けられるので特に薄いことが要求され
る。出願人は、先に特願平4−280604号により、
低背型で効率のよい昇圧トランスを提案した。ところ
が、この昇圧トランスは、一次巻線と二次巻線の上下に
ボビンの厚みが残るので、僅かではあるが薄型化の妨げ
となっていた。本発明は、特願平4−280604号の
昇圧トランスを改良して、昇圧トランスをさらに薄型化
しようとするものである。
狭い隙間に取付けられるので特に薄いことが要求され
る。出願人は、先に特願平4−280604号により、
低背型で効率のよい昇圧トランスを提案した。ところ
が、この昇圧トランスは、一次巻線と二次巻線の上下に
ボビンの厚みが残るので、僅かではあるが薄型化の妨げ
となっていた。本発明は、特願平4−280604号の
昇圧トランスを改良して、昇圧トランスをさらに薄型化
しようとするものである。
【0003】
【発明の目的】本発明は、一層の薄型化が可能で、一次
巻線と二次巻線間の絶縁破壊が起きにくい構造の昇圧ト
ランスを得ることを目的とする。
巻線と二次巻線間の絶縁破壊が起きにくい構造の昇圧ト
ランスを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁性の磁性
体からなり、互いに突き合わされて閉磁路を形成する一
対のコアと、いずれか一方のコアに一体に形成され同一
方向に突出した二つの巻軸と、一方の巻軸に巻回された
一次巻線と、他方の巻軸に巻回された二次巻線と、一方
のコアの側面に固定された絶縁体からなるベースと、ベ
ースの側面に植設された複数の端子とを具え、二次巻線
を内側から外側に向かって多層に整列巻きするととも
に、一次巻線と二次巻線のリード線を、それぞれベース
の異なる側面に植設された端子に接続した構成を特徴と
する。
体からなり、互いに突き合わされて閉磁路を形成する一
対のコアと、いずれか一方のコアに一体に形成され同一
方向に突出した二つの巻軸と、一方の巻軸に巻回された
一次巻線と、他方の巻軸に巻回された二次巻線と、一方
のコアの側面に固定された絶縁体からなるベースと、ベ
ースの側面に植設された複数の端子とを具え、二次巻線
を内側から外側に向かって多層に整列巻きするととも
に、一次巻線と二次巻線のリード線を、それぞれベース
の異なる側面に植設された端子に接続した構成を特徴と
する。
【0005】
【実施例】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は正面断面図、図2は要部の平面図、図3は分
解斜視図である。絶縁性の磁性体からなるコア10には、
上方に突出した二つの巻軸11、12が一体に形成してあ
る。一方の巻軸11には低圧側の一次巻線20を巻回し、他
方の巻軸12には高圧側の二次巻線30を巻回してある。二
次巻線30は特願平4−280604号の昇圧トランスの
高圧側の巻線と同様に、線材を内側から外側に向かって
多層に整列巻きすることにより、重なり合う線材間の電
位差が低くなるようにして巻き固めてある。低圧側の一
次巻線20は、特に整列巻きすることなく、通常の方法で
巻いてある。
で、図1は正面断面図、図2は要部の平面図、図3は分
解斜視図である。絶縁性の磁性体からなるコア10には、
上方に突出した二つの巻軸11、12が一体に形成してあ
る。一方の巻軸11には低圧側の一次巻線20を巻回し、他
方の巻軸12には高圧側の二次巻線30を巻回してある。二
次巻線30は特願平4−280604号の昇圧トランスの
高圧側の巻線と同様に、線材を内側から外側に向かって
多層に整列巻きすることにより、重なり合う線材間の電
位差が低くなるようにして巻き固めてある。低圧側の一
次巻線20は、特に整列巻きすることなく、通常の方法で
巻いてある。
【0006】絶縁体からなる枠状のベース40は、コア10
の周囲を囲むようにしてコア10の側面に固定してある。
ベース40の中央部には一次巻線20と二次巻線30間に位置
する橋絡部42を一体に形成してあり、二側面にはそれぞ
れ複数の端子50が植設してある。コア10には、絶縁性の
磁性体からなる平板状のコア70を突き合わせて固定し、
閉磁路を形成している。また、磁気飽和が起こりにくく
するため、コア10とコア70の間には、絶縁フィルム60を
介在させてある。一次巻線20及び二次巻線30のリード線
21、31は、それぞれベース40の異なる側面に植設された
端子50に接続してある。二次巻線30において、巻き始め
側のリード線31と他の部分との電位差は、外側の巻き終
わり部分に近くなるほど大きく成る。そこで、巻き始め
側のリード線31と二次巻線30の電位差の大きい部分との
間で絶縁破壊が起きないように、図2に示すように、絶
縁フィルム60における二次巻線30の内周面35に対向する
付近には切欠部65を設け、二次巻線30の巻き始め側のリ
ード線31aだけは、この切欠部65から絶縁フィルム60の
上を通して端子50側に引き出してある。なお、二つの巻
軸11、12は、他方のコア70側に設けてもよく、ベース40
は二つに分割した構成としてもよい。
の周囲を囲むようにしてコア10の側面に固定してある。
ベース40の中央部には一次巻線20と二次巻線30間に位置
する橋絡部42を一体に形成してあり、二側面にはそれぞ
れ複数の端子50が植設してある。コア10には、絶縁性の
磁性体からなる平板状のコア70を突き合わせて固定し、
閉磁路を形成している。また、磁気飽和が起こりにくく
するため、コア10とコア70の間には、絶縁フィルム60を
介在させてある。一次巻線20及び二次巻線30のリード線
21、31は、それぞれベース40の異なる側面に植設された
端子50に接続してある。二次巻線30において、巻き始め
側のリード線31と他の部分との電位差は、外側の巻き終
わり部分に近くなるほど大きく成る。そこで、巻き始め
側のリード線31と二次巻線30の電位差の大きい部分との
間で絶縁破壊が起きないように、図2に示すように、絶
縁フィルム60における二次巻線30の内周面35に対向する
付近には切欠部65を設け、二次巻線30の巻き始め側のリ
ード線31aだけは、この切欠部65から絶縁フィルム60の
上を通して端子50側に引き出してある。なお、二つの巻
軸11、12は、他方のコア70側に設けてもよく、ベース40
は二つに分割した構成としてもよい。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、ボビンが不要となるの
で一層の薄型化が達成できる。また、一次巻線と二次巻
線が分離しており、両者間の絶縁が容易な構造なので、
絶縁耐圧の大きな昇圧トランスを得ることができる。ベ
ースを枠状にして一方のコアを囲むように構成すること
により、ベースの組み込みが容易になる。
で一層の薄型化が達成できる。また、一次巻線と二次巻
線が分離しており、両者間の絶縁が容易な構造なので、
絶縁耐圧の大きな昇圧トランスを得ることができる。ベ
ースを枠状にして一方のコアを囲むように構成すること
により、ベースの組み込みが容易になる。
【図1】 本発明のトランスの一実施例を示す正面断面
図
図
【図2】 上部のコアを取り除いて示す同トランスの一
部切欠平面図
部切欠平面図
【図3】 同トランスの分解斜視図
10 コア 11 巻軸 12 巻軸 20 一次巻線 30 二次巻線 40 ベース 50 端子 60 絶縁フィルム 70 コア
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁性の磁性体からなり、互いに突き合
わされて閉磁路を形成する一対のコアと、いずれか一方
のコアに一体に形成され同一方向に突出した二つの巻軸
と、一方の巻軸に巻回された一次巻線と、他方の巻軸に
巻回された二次巻線と、一方のコアの側面に固定された
絶縁体からなるベースと、該ベースの側面に植設された
複数の端子とを具え、二次巻線を内側から外側に向かっ
て多層に整列巻きするとともに、一次巻線と二次巻線の
リード線を、それぞれベースの異なる側面に植設された
端子に接続したことを特徴とする昇圧トランス。 - 【請求項2】 枠状のベースが、一方のコアの周囲を囲
んでいる請求項1の昇圧トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06188132A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 昇圧トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06188132A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 昇圧トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06188132A true JPH06188132A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18445598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP43A Pending JPH06188132A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 昇圧トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06188132A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5812045A (en) * | 1995-12-15 | 1998-09-22 | Toko, Inc. | Inverter transformer |
JP2008034426A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Sumida Corporation | 磁性素子 |
JP2013171933A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 薄型トランス |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6435733U (ja) * | 1987-08-28 | 1989-03-03 | ||
JPH0236019U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-08 | ||
JPH03141623A (ja) * | 1989-10-26 | 1991-06-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁装置 |
JPH03113809U (ja) * | 1990-03-08 | 1991-11-21 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP43A patent/JPH06188132A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6435733U (ja) * | 1987-08-28 | 1989-03-03 | ||
JPH0236019U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-08 | ||
JPH03141623A (ja) * | 1989-10-26 | 1991-06-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁装置 |
JPH03113809U (ja) * | 1990-03-08 | 1991-11-21 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5812045A (en) * | 1995-12-15 | 1998-09-22 | Toko, Inc. | Inverter transformer |
JP2008034426A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Sumida Corporation | 磁性素子 |
US7612640B2 (en) | 2006-07-26 | 2009-11-03 | Sumida Corporation | Magnetic element |
JP2013171933A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 薄型トランス |
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