JPH0672229U - 昇圧トランス - Google Patents

昇圧トランス

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JPH0672229U
JPH0672229U JP2021693U JP2021693U JPH0672229U JP H0672229 U JPH0672229 U JP H0672229U JP 2021693 U JP2021693 U JP 2021693U JP 2021693 U JP2021693 U JP 2021693U JP H0672229 U JPH0672229 U JP H0672229U
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JP
Japan
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core
secondary winding
slit
winding
transformer
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Application number
JP2021693U
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English (en)
Inventor
薫明 渡辺
稔 中野
昭 新明
昭一 宇津木
朝海 樋浦
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】低圧側の一次巻線30と、内側から外側に向かっ
て多層に整列巻きされ一次巻線30に電磁結合した高圧側
の二次巻線50と、一表面側が二次巻線50に対向したコア
70と、二次巻線50のリード線51が接続される端子23とを
具えた昇圧トランスにおいて、コア70の一側面にスリッ
ト71を設け、スリット71の先端部から一側面に至る切欠
部72をコア70の裏面側に形成し、スリット71の先端部か
ら引出した二次巻線50の一方のリード線51aを、切欠部
72を通して端子23まで導出する。 【効果】昇圧トランス全体の厚みを増すことなく、絶縁
耐圧を向上できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液晶表示装置の背面照明用の冷陰極管を点灯するためのインバータ に用いるのに好適な小型で薄形の昇圧トランスの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術、および考案が解決しようとする課題】
出願人は、先に特願平4−299232号により、高圧側の二次巻線を多層に 整列巻きした構成の低背型で効率のよい昇圧トランスを提案した。本考案は、こ の種の昇圧トランスの改良に係るもので、絶縁耐圧を高めることを目的としたも のである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案の昇圧トランスは、低圧側の一次巻線と、内側から外側に向かって多層 に整列巻きされ一次巻線に電磁結合した高圧側の二次巻線と、少なくとも表面が 絶縁体からなり一表面側が二次巻線に対向したコアと、二次巻線のリード線が接 続される端子とを具え、コアの一側面にスリットを設け、このスリットの先端部 から一側面に至る切欠部をコアの裏面側に形成し、スリットの先端部から引出し た二次巻線の一方のリード線を、この切欠部を通して端子まで導出した構成を特 徴とする。
【0004】
【実施例】
図1〜図3は本考案による昇圧トランスの一実施例を示すもので、図1は下面 図、図2は正面断面図、図3は分解斜視図である。 プラスチック製のボビン10は、対向する二側面に複数の端子21、22、23が植設 され、中央から上方に突出した円筒形の巻軸12を具え、巻軸12の上端には鍔13が 設けられている。ボビン10の一側面に設けた端子22、23は、二次巻線50のリード 線接続用と外部接続用とに分けてある。すなわち、端子22と短い端子23は、1本 ずつが対になってボビン10の内部で一体的に繋がった構成となっている。
【0005】 ボビン10の巻軸12には低圧側の一次巻線30が巻回してあり、ボビン10の下面に は高圧側の二次巻線50が取り付けてある。ボビン10の下方に位置する二次巻線50 は、ボビン10を介して対向した一次巻線30に電磁結合している。二次巻線50は、 特願平4−299232号の昇圧トランスの高圧側の巻線と同様に、線材を内側 から外側に向かって多層に整列巻きすることにより、重なり合う線材間の電位差 が低くなるようにして巻き固めてある。低圧側の一次巻線30は、特に整列巻きす ることなく通常の方法で巻いてあり、そのリード線31はボビン10の上を通してボ ビン10の一方の側面に取付けられた端子21に接続してある。
【0006】 60、70は非導電性の磁性体からなるコアである。一対の磁性体コア60、70は、 ボビン10を上下方向から挾んで互いに突き合わされて閉磁路を形成している。上 側のコア60は、平板部61とその両端に一体に形成された外脚62、及び平板部61の 中央に一体に形成された円柱形の中央脚63を有する断面E形で、中央脚63は巻軸 12の中空部に挿入されている。一方、ボビン10の下側に取付けられたコア70は平 板形をしており、その上面が二次巻線50に対向している。図4に倒置して示すよ うに、コア70の一側面にはスリット71を設け、コア70の下面にスリット71の先端 部から一側面にかけて薄肉状に除去した切欠部72を形成してある。 図2及び図3に示すように、コア60とコア70の間には薄い絶縁シート40を挿入 して磁気飽和が起きにくい構造としてある。シート40にはコア60の中央脚63の横 断面よりも僅かに大きい貫通孔41を設け、コア70のスリット71と対応する位置に はスリット42を形成してある。また、シート40の四隅の位置で二つのコア60、70 を接着できるようにシート40の四隅に切欠部43を設けてある。
【0007】 二次巻線50において、巻き始め側のリード線51aと他の部分との間の電位差は 外側の巻き終わり部分に近くなるほど大きくなる。そこで、巻き始め側のリード 線51aが電位差の大きい部分に接近してコロナ放電による絶縁破壊を起こさない ように、スリット71の先端部からコア70の下面に引き出した巻き始め側リード線 51aは、図1の下面図に示すように、切欠部72及びボビン10下面の溝15を通して 導出して端子23に接続してある。また、巻き終わり側のリード線51bは、スリッ ト71から引き出して別の端子23に接続してある。
【0008】 なお、前述の実施例では、スリット71の片側の縁辺のコアの厚みを薄くするこ とによって切欠部72を形成したが、この切欠部72は図5に示すようにスリット71 の先端部からコア70の側面に至る溝状に形成してもよい。非導電性の磁性体コア 60、70に代えて、表面を絶縁体で被覆した導電性の磁性体コアを用いることもで きる。また、平板状のコア70とE形コア60の位置を入替えて、E形コア60側にス リットと切欠部を設けるようにしてもよい。本考案は、一次巻線と二次巻線を上 下方向に配置したものに限らず、一次巻線の側面の回りに二次巻線を巻いた昇圧 トランスや、一次巻線と二次巻線を横に並べて配置した昇圧トランスにも適用す ることができる。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、比較的厚みの大きい絶縁性のコアの切欠部を通すことによっ て二次巻線の内側のリード線を二次巻線の外側部分と絶縁するようにしたので、 昇圧トランス全体の高さ寸法を増すことなく、絶縁耐圧を大幅に向上させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のトランスの一実施例を示す下面図
【図2】 同トランスの正面断面図
【図3】 同トランスの分解斜視図
【図4】 同トランスのコアを倒置して示す斜視図
【図5】 コアの他の実施例を示す倒置した斜視図
【符号の説明】
10 ボビン 12 巻軸 21・22・23 端子 30 一次巻線 50 二次巻線 51 リード線 60・70 コア 71 スリット 72 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宇津木 昭一 埼玉県鶴ケ島市大字五味ケ谷18番地 東光 株式会社埼玉事業所内 (72)考案者 樋浦 朝海 埼玉県鶴ケ島市大字五味ケ谷18番地 東光 株式会社埼玉事業所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧側の一次巻線と、内側から外側に向
    かって多層に整列巻きされ一次巻線に電磁結合した高圧
    側の二次巻線と、少なくとも表面が絶縁体からなり一表
    面側が二次巻線に対向したコアと、二次巻線のリード線
    が接続される端子とを具え、コアの一側面にスリットを
    設け、該スリットの先端部から該一側面に至る切欠部を
    コアの裏面側に形成し、スリットの先端部から引出した
    二次巻線の一方のリード線を、該切欠部を通して端子ま
    で導出したことを特徴とする昇圧トランス。
  2. 【請求項2】 対向する二側面に端子を植設し上方に突
    出した円筒状の巻軸を有する絶縁性のボビンと、該巻軸
    に巻回された低圧側の一次巻線と、内側から外側に向か
    って多層に整列巻きされ一次巻線に電磁結合した高圧側
    の二次巻線と、中央に中央脚を有し両端に外脚を有する
    断面E形の第1のコアと、平板形の第2のコアとを具
    え、ボビンの端子が設けられていない側の対向する二側
    面に外脚を位置させ中央脚をボビンの巻軸の中に上方か
    ら挿入した第1のコアに、二次巻線の下方に配置した第
    2のコアを突き合わせて閉磁路を形成するとともに、一
    次巻線と二次巻線のリード線をそれぞれベースの異なる
    側面の端子に接続した昇圧トランスにおいて、第2のコ
    アの一側面にスリットを設け、該スリットの先端部から
    該一側面に至る切欠部を該コアの下面に形成し、スリッ
    トの先端部から引出した二次巻線の一方のリード線を、
    該切欠部を通して端子まで導出したことを特徴とする昇
    圧トランス。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218754A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Densei Lambda Kk トランス

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0236019B2 (ja) * 1984-02-22 1990-08-15 Sharp Kk
JPH04209510A (ja) * 1990-12-04 1992-07-30 Mitsubishi Electric Corp トランス

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