JPH06187729A - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

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Publication number
JPH06187729A
JPH06187729A JP35611992A JP35611992A JPH06187729A JP H06187729 A JPH06187729 A JP H06187729A JP 35611992 A JP35611992 A JP 35611992A JP 35611992 A JP35611992 A JP 35611992A JP H06187729 A JPH06187729 A JP H06187729A
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JP
Japan
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recording
reproducing
data
memory
disc
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Application number
JP35611992A
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English (en)
Inventor
Sadayuki Narisawa
貞之 成澤
Shohei Yamazaki
詳平 山崎
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクを媒体として記録/再生を行うディ
スク記録再生装置において、記録済データの編集を標準
装備の録再ヘッドだけで可能にする。 【構成】 記録手段3,14は、記録データを前記ディ
スクに間欠的に書き込み、再生手段3は、再生データを
前記ディスクから間欠的に読み出す。記録用メモリ9W
は、前記記録データを一時蓄積し、再生用メモリ9R
は、前記再生データを一時蓄積する。モード制御手段1
6は、前記記録手段による記録動作と前記再生手段によ
る再生動作を、前記記録用メモリおよび再生用メモリの
各容量の許容する範囲内で交互に実行させて、記録済デ
ータに対する編集を標準装備の録再ヘッド3,14だけ
で可能とする。記録データ選択手段20は、前記記録手
段によって記録される記録データを、前記再生データ、
または外部入力データ、さらにはこれらのデータを任意
に合成したデータのいずれかから選択することで、種々
の編集を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、標準装備の録再ヘッ
ドだけで記録済データに対する編集を可能にしたディス
ク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカセットの持つ携帯性とCD
の持つ操作性および音質等を期待できるミニディスク
(MD)は、再生だけでなく記録も可能であるため、こ
れからのオーディオ記録媒体として注目される。MDは
CDと同様のサンプリング方式を踏襲しつつも、新たな
音声圧縮方式を採用しているため、1/5程度の情報量
でCDと同程度の高音質を実現することができる。この
ため、CDの約半分の直径のディスクでもCDと同程度
の再生時間が実現できる。録音/再生可能なMDは光磁
気ディスクを使用しているので、これに対応するMDプ
レーヤは、記録再生用の光学ヘッドと、記録時に併用さ
れる磁気ヘッドを搭載する。そして、ユーザは、通常の
動作時には、ディスクに対し記録データを書き込む記録
モードと、前記ディスクから再生データを読み出す再生
モードとを択一的に選択する。
【0003】ところで、音楽データを例にすると、一度
記録した録音済データをその後加工して編集することが
ある。このような場合には、記録モードと再生モードを
併用した編集モードが必要になる。通常期待される編集
機能には、録音済データを読み出して、その一部に新た
な音楽データを加えてから録音し直すオーバダビング、
複数の録音済データをミキシングしてから録音し直すピ
ンポン録音、録音済データの一部を新たな音楽データに
変更するパンチイン/パンチアウト録音等が含まれる。
【0004】従来のMDプレーヤで上述した編集を行う
には、1)再生用のプレーヤで元になるディスクを再生
し、これとは別の記録用プレーヤで記録用ディスクに編
集後のデータを記録する方法か、或いは、2)1台のプ
レーヤに再生用の光学ヘッドと記録用の光学/磁気ヘッ
ド対を搭載し、同じディスクに対し再生および編集後の
記録をリアルタイムで行う方法が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た1)の2プレーヤ方式では、再生専用のプレーヤを編
集のためだけに用意しなければならず、いかにも無駄で
ある。また、同じディスクに編集済データを記録できな
い欠点もある。これに対し、上述した2)の2ヘッド方
式では、同じディスクに対しリアルタイムに編集済デー
タを書き込むことができるが、このために再生専用の光
学ヘッドおよびその周辺回路を1系統追加することは、
構造を複雑化するだけでなく、コストアップにつなが
る。この発明は、上述した点を改善し、ディスクを媒体
として記録/再生を行うディスク記録再生装置におい
て、記録済データの編集を標準装備の録再ヘッドだけで
可能にすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明では、ビットレートが、ディスクに対する記録
動作時の1/2以下である記録データを前記ディスクに
間欠的に書き込む記録手段と、ビットレートが、前記デ
ィスクに対する再生動作時の1/2以下である再生デー
タを前記ディスクから間欠的に読み出す再生手段と、前
記ディスクに記録する前記記録データを一時蓄積する記
録用メモリと、前記ディスクから読み出した前記再生デ
ータを一時蓄積する再生用メモリと、前記記録手段によ
る記録動作と前記再生手段による再生動作を、前記記録
用メモリおよび再生用メモリの各容量の許容する範囲内
で交互に実行させるモード制御手段とを備えてなること
を第1の特徴としている。
【0007】この発明の第2の特徴は、上述した第1の
特徴に対し、前記記録手段による書き込みを、前記再生
手段によって前記再生データが読み出された同一アドレ
スに対し実行させるアドレス選択手段を追加した点にあ
る。
【0008】この発明の第3の特徴は、上述した第1の
特徴に対し、前記記録手段によって記録される記録デー
タを、前記再生手段によって読み出された前記再生デー
タ、または外部から入力された新たなデータ、さらには
これらのデータを任意に合成したデータのいずれかから
選択する記録データ選択手段、およびこれに対応するア
ドレス選択手段を追加した点にある。
【0009】
【作用】記録モードでは間欠的に記録データを書き込
み、また再生モードでは間欠的に再生データを読み出す
ディスク記録再生装置では、再生モードの全時間帯をデ
ータ読み出しに使用する訳ではなく、その中には読み出
しを行わない待機期間が間欠的に存在する。この再生待
機期間には、データ読み込みはアドレスを除き行ってい
ないので、その期間を利用して記録することが可能であ
る。特に、記録も間欠的に行うので、この様な再生モー
ドと記録モードを交互に繰り返す編集モードを設定する
と、記録の待機期間に再生動作を、また再生の待機期間
に記録動作を、それぞれのメモリ容量の範囲内で支障な
く行うことができる。この様にすれば、再生専用の光学
ヘッドを設ける必要がないので、構造を複雑化せず、そ
のための回路機能の追加に要するコストも、再生専用ヘ
ッド及びその周辺回路追加に比べれば少なくて済む。ま
た、アドレス選択部によって、再生したアドレスを次の
記録アドレスに指定すれば、同一ディスク上でリアルタ
イムの編集が可能になる。さらに、記録データ選択部に
よって編集をすれば、再生データを外部に取り出して編
集する必要がなく、外部にミキサ等を必要としないで済
む。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図7は、基本的なMDタイプのディスク記録再
生装置のブロック図である。同図において、1は記録再
生MD用の光磁気ディスク、2はこのディスクを線速度
一定で回転させるスピンドルモータ、3はディスク1か
ら光学的に情報を読み取る機能および後述する磁気記録
ヘッド14と協動してディスク1に光磁気的に情報を書
き込む機能を有する光ピックアップ、4はこのピックア
ップ3をディスク1の半径方向に移動させる送りモー
タ、5はピックアップ3の出力を増幅する高周波(R
F)アンプ、6はスピンドルモータ2の回転制御、送り
モータ4の送り制御及びピックアップ3のフォーカス/
トラッキング制御を行うサーボ制御部である。
【0011】このMDプレーヤの再生系は、アンプ5の
出力をデコード(復調)するエンコーダ/デコーダ7の
デコーダ部と、アンプ5の出力から再生中のアドレスを
検出するアドレスデコーダ8と、エンコーダ/デコーダ
7のデコード出力を一時蓄えるメモリ9及びそのコント
ローラ10と、メモリ9の出力を伸長する音声圧縮/伸
長部11の伸長部と、この音声圧縮/伸長部11の伸長
出力をアナログ信号に変換するD/A変換部12とで構
成される。エンコーダ/デコーダ7は、変調方式として
EFM(eight to fourteen modulation)を、また誤り
訂正方式としてCIRC(cross interleave reed-solo
mon code)を採用している。
【0012】このMDプレーヤの記録系は、アナログ信
号をデジタル信号に変換するA/D変換部13と、変換
されたデジタル信号からオーディオ信号の再生に不要な
成分を除去するように圧縮する音声圧縮/伸長部11の
圧縮部と、圧縮された信号を一時蓄積するメモリ9及び
そのコントローラ10と、メモリ9の出力をエンコード
(変調)する前記エンコーダ/デコーダ7のエンコーダ
部と、このエンコーダ部でエンコードされた信号をディ
スク1に書き込む磁気記録ヘッド14及びそのヘッド駆
動回路15とで構成される。16は全体を制御するシス
テムコントローラ、17は各種の情報を表示する表示
部、18は各種の指示を与える複数の操作キーである。
【0013】上述したMDプレーヤはCDプレーヤをベ
ースとして、これに音声圧縮技術、耐震技術、ユーザ録
音機能等を追加している。音声圧縮/伸長部11で行わ
れる音声圧縮は、人間の聴感特性を利用して不要なデー
タを間引く形で行われる。例えば、ATRAC(Adapti
ve Transform Acoustic Coding)と呼ばれる圧縮技術で
は、人間の最小可聴限特性とマスキング効果を利用し
て、約5倍の情報圧縮を実現する。この圧縮されたデー
タを復元する伸長部は、エンコーダ/デコーダ7のデコ
ード出力を合成して、デジタル波形を順次再生する。こ
の方式により、16ビット段階のレベル変化およびサン
プリング周波数44.1kHzで表現される信号と等価
な品質を再現する。このデータ圧縮/伸長をおこなうた
め、信号処理回路上に相応の容量を有するバッファのメ
モリ9が必要となる。
【0014】MDプレーヤの一つの特徴に、「音飛び」
に対処する耐震技術がある。これは、ピックアップ3の
読み出し速度と音声圧縮/伸長部11へのデータ入力の
転送速度の違いを利用し、前述のメモリ9をデータバッ
ファとして使用することで実現する。即ち、ピックアッ
プ3の読み出し速度は1.4Mb(メガビット)/sと
高速であるのに対し、音声圧縮/伸長部11へのデータ
入力の転送速度は0.3Mb/sと低速である。従っ
て、1Mビットのメモリ9を使用すると、約3秒分のデ
ータを蓄えておくことができる。このため、振動でディ
スク1からの読み出しが停止しても、3秒以内に復帰す
れば、再生されるオーディオ出力は「音飛び」しないで
済む。
【0015】メモリ9は、書き込み時にも使用される。
この場合は、音声圧縮/伸長部11から0.3Mb/s
で出力される圧縮データを一旦メモリ9に蓄え、これを
読み出してから1.4Mb/sでエンコーダ/デコーダ
7に転送する。記録ヘッド14によるディスク1への書
き込みは1.4Mb/sで行われるため、この書き込み
は全処理時間の一部しか使用しない間欠的なものとな
る。この場合の書き込み方式は、光ピックアップ3から
強度一定のレーザ光をディスク1の下面に照射し、その
上面から磁気記録ヘッド14によって書き込みデータで
変調した磁界を印加する磁界変調方式が使われている。
【0016】図8は、前述した間欠書き込みを示す説明
図である。この図は横方向が時間軸で、縦方向は処理の
流れを示している。最上段は、A/D変換部13でデジ
タル化された転送レート1.4Mb/sのオーディオデ
ータであり、これが音声圧縮部11で圧縮されると、中
段に示す転送レート0.3Mb/sの圧縮データにな
る。この圧縮データはメモリ9、EFMエンコーダ7を
経て磁気ヘッド14に至り(ヘッド駆動回路は省略して
ある)、オーディオデータ換算で1.4Mb/sの速度
でディスク1に書き込まれる。従って、書き込みと書き
込みの間には1回の書き込み時間より長い待機時間が介
在する。
【0017】書き込みに磁界変調方式を採用した場合
は、光ピックアップ3からレーザ光が照射された部分の
みが磁気ヘッド14の磁界反転作用で磁化され、1また
は0の情報が書き込まれる。この時の記録密度は光ピッ
クアップ3の性能で決まり、CDと同じ光学定数の場合
は、上述したように書き込み転送レートはオーディオデ
ータ換算で1.4Mb/sとなる。なお、1サイクル当
たりの書き込み量と待機時間は、システム設計で決めら
れるものであるが、待機時間は必ずある。読み出しにつ
いても同様である。
【0018】図1は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。この例で示すディスク記録再生装置は図7
の構成を基本として、次のような改良を加えている。即
ち、(1)A/D変換器13、音声圧縮部11W、記録
用メモリ9W(例えば、4MビットのDRAM)、記録
用メモリコントローラ10Wからなる記録用信号処理部
Wと、再生用メモリ9R(例えば、4MビットのDRA
M)、再生用メモリコントローラ10R、音声伸長部1
1R、D/A変換器12からなる再生用信号処理部Rと
を独立して設け、これらを同じマスタークロックで動作
させるようにした点、(2)音声伸長部11Rの出力と
A/D変換器13の出力を任意に合成、切換え、選択で
きる合成回路20および合成時にA/D変換器13の変
換時間に起因する遅延分を補正する遅延補正回路21を
設けた点、(3)システムコントローラ16によって、
記録モードと再生モードを交互に繰り返す編集モード制
御が行われようにした点である。他の各部には図7と同
一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0019】記録用メモリ9Wは、音声圧縮部11Wで
圧縮された書き込みデータを一時蓄積するために用いら
れる。これに対し、再生用メモリ9Rは、EFMエンコ
ーダ/デコーダ7でデコードされた再生データを一時蓄
積するために用いられる。これらのメモリ9W,9Rに
対しメモリコントローラ10W,10Rが独立して設け
られているので、各メモリ9W,9Rに対するリード/
ライトは独立して行うことができる。操作キー18によ
って再生モードに設定すると、光ピックアップ3および
再生用信号処理部を用いてデータ再生のみが行われる。
また、操作キー18によって記録モードに設定すると、
光ピックアップ3、記録ヘッド14および記録用信号処
理部を用いてデータ記録のみが行われる。これに対し、
操作キー18によって編集モードに設定すると、同じデ
ィスク1に対し記録および再生を交互に繰り返す編集動
作が行われる。
【0020】この発明の編集モードをより詳細に説明す
る。前述したように、通常のMDプレーヤでは記録すべ
き圧縮データのビットレート(0.3Mb/s)とディ
スク1に記録するビットレート(1.4Mb/s)は約
1:5の比である。従って、図8に示した待機期間は、
記録モードの全時間帯の4/5に達する。同様に、再生
モードにおいても、全時間帯の4/5の期間はディスク
1から再生信号を取り込まない待機状態にある。よっ
て、それぞれの待機期間を利用して交互にディスク1へ
のアクセスを行えば、記録と再生を交互に行うことが可
能になる。
【0021】記録用信号処理部W、再生用信号処理部
R、コントローラ16および合成回路20は、上述した
編集モードでの動作を可能とする。即ち、編集モードの
再生動作では、システムコントローラ16はサーボ制御
部6を制御して、記録ヘッド14及び光ピックアップ3
を組としてディスク1の読み出しアドレスに移動させ
る。この時ディスク1から読み出された信号は、エンコ
ーダ/デコーダ7でデコードされ、メモリコントローラ
10Rによって再生用メモリ9Rに順次蓄積される。そ
して、メモリ9Rから読み出された圧縮データは音声伸
長部11Rで伸長された後、D/A変換部12でD/A
変換されると共に、遅延補正回路21を通して合成回路
20に入力する。
【0022】1回のデータ再生が完了すると、本来なら
ば再生モードの待機状態になるが、この発明では、この
待機期間に編集データの書き込みを行う。即ち、編集モ
ードの記録動作では、合成回路20の出力を音声圧縮部
11Wで処理した圧縮データが記録用メモリコントロー
ラ10Wによって記録用メモリ9W内に順次蓄積され
る。このとき、システムコントローラ16はサーボ制御
部6を制御して記録ヘッド14及び光ピックアップ3を
ディスク1の書き込みアドレスに移動させる。その状態
になると、メモリコントローラ10Wは記録用メモリ9
Wから規定量のデータを読み出して後段回路に転送する
ため、そのデータはディスク1の書き込みアドレスに記
録される。
【0023】以後、同様にして書き込みと読み出しを繰
り返すことにより、1組の記録再生ヘッドだけで、再生
データに任意の加工を加えたリアルタイムの編集が可能
になる。図2に示す例では、アドレスエリアn1,n
2,n3,n4…から読み出した再生データ(再生音楽
信号)に基づく編集データ(合成音楽信号)を、2回先
の書き込みタイミングで同じアドレスエリアn1,n
2,n3,n4…にオーバライトしているため、ほぼリ
アルタイムの編集が可能になる。編集の種類は、合成回
路20の構成によって規定される。
【0024】図3は、外部から入力する2チャンネルの
新たなデータA,Bと、ディスク1から読み出された2
チャンネルの再生データC,Dとを合成して、記録すべ
き2チャンネルの編集済データE,Fを作成する合成回
路20のブロック図である。この合成回路20は例えば
図4のように具体化される。すなわち、31,32,3
3,34はデータA,C,B,Dにそれぞれ係数m1,
n1,m2,n2を掛ける乗算器で、これらの乗算出力
は加算器40で加算されて、記録データEとなる。ま
た、35,36,37,38はデータA,C,B,Dに
それぞれ係数k1,e1,k2,e2を掛ける乗算器
で、これらの乗算出力は加算器30で加算されて記録デ
ータFとなる。
【0025】図4の合成回路によると各乗算係数を1
(完全オン)と0(完全オフ)の間で任意に設定するこ
とで、図5のような選択、合成、切換を行うことができ
る。すなわち、図5の(a)は、m1=m2=n2=
0,n1=1に設定してE=Cとし、またk1=e1=
e2=0,k2=1に設定してF=Bとしたものであ
る。これはチャンネル1(CH1)の再生データCに同
期して、チャンネル2(CH2)に新たなデータBを録
音するオーバダビングの例である。
【0026】図5の(b)は、k1=e1=e2=0,
k2=1に設定することでF=Bとし、またm1=m2
=0,n1=(1〜0間の任意の値),n2=(1〜0
間の任意の値)に設定することで、E=n1・C+n2
・Dにする例である。これは、CH1,2の再生データ
C,DをミキシングしてCH1に録音し、これに同期し
てCH2に新たなデータBを録音するピンポン録音とオ
ーバダビングの組み合わせである。
【0027】図5の(c)は、m2=n2=k1=e1
=0に設定してE=A/C,F=B/Dとなるように
し、A/Cの切換を乗算器31,32で行い、またB/
Dの切換を乗算器37,38で行うようにしたものであ
る。即ち、m1=1,n1=0に設定するとE=Aとな
り、逆にm1=0,n1=1に設定するとE=Cとな
る。また、k2=1,e2=0に設定するとF=Bにな
り、逆にk2=0,e2=1に設定するとF=Dにな
る。これは、CH1,2を再生しながらこれと同期して
部分的に新たなデータA,Bに置き換えるパンチイン/
パンチアウトに使用する。
【0028】図3〜図5の様な構成としたとき、書き込
みアドレスのコントロールは次のようにして行われる。
すなわち、再生データと同期してこれを置き換える場合
には、図2と同様に再生データと同一アドレスに書き込
まれる。外部データに置き換える場合も別途再生されて
いる再生データアドレスが参照される。また、再生デー
タは単なる同期タイミングを得るだけの目的で再生し、
記録する外部データはこれとは別の位置に書き込もうと
するような場合は、再生データアドレスに所定数を加算
または減算して求められる相対アドレスを用いることも
可能である。
【0029】以上の説明では、合成回路20をデジタル
演算タイプとしたが、これをアナログ演算タイプとする
場合には、図6のようにD/A変換器12の出力と外部
が入力されるオーディオ入力とを合成してA/D変換器
13に入力する回路配置とすればよい。また、編集の方
法も図5の例に限られない。更に、以上の説明では、M
Dを例としたが、この発明はMDに限定されるものでは
ない。即ち、MDと同様に間欠記録を行うものであれ
ば、この発明を適用することは可能である。
【0030】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、デ
ィスクを媒体として記録/再生を行うディスク記録再生
装置において、標準装備の録再ヘッドだけでリアルタイ
ムの編集を実施できるため、装置構造を複雑化すること
なく、しかも安価に実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の編集モードの動作説明図である。
【図3】 合成回路の一例を示すブロック図である。
【図4】 合成回路の具体例を示す回路構成図である。
【図5】 図4の合成回路の動作状態図である。
【図6】 アナログ演算型合成回路の配置図である。
【図7】 基本的なMD記録再生装置のブロック図であ
る。
【図8】 MDの間欠書き込みを示す説明図である。
【符号の説明】
1…ディスク、2…スピンドルモータ、3…光ピックア
ップ、4…送りモータ、5…高周波アンプ、6…サーボ
制御部、7…EFMエンコーダ/デコーダ、8…アドレ
スデコーダ、9W…記録用メモリ、9R…再生用メモ
リ、10W…記録用メモリコントローラ、10R…再生
用メモリコントローラ、11W…音声圧縮部、11R…
音声伸長部、12…D/A変換器、13…A/D変換
器、14…記録(磁気)ヘッド、15…ヘッド駆動回
路、16…システムコントローラ、17…表示部、18
…操作キー、20…合成回路、21…遅延補正回路、3
1〜38…乗算器、30,40…加算器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットレートが、ディスクに対する記録
    動作時の1/2以下である記録データを前記ディスクに
    間欠的に書き込む記録手段と、 ビットレートが、前記ディスクに対する再生動作時の1
    /2以下である再生データを前記ディスクから間欠的に
    読み出す再生手段と、 前記ディスクに記録する前記記録データを一時蓄積する
    記録用メモリと、 前記ディスクから読み出した前記再生データを一時蓄積
    する再生用メモリと、 前記記録手段による記録動作と前記再生手段による再生
    動作を、前記記録用メモリおよび再生用メモリの各容量
    の許容する範囲内で交互に実行させるモード制御手段
    と、を備えてなることを特徴とするディスク記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 ビットレートが、ディスクに対する記録
    動作時の1/2以下である記録データを前記ディスクに
    間欠的に書き込む記録手段と、 ビットレートが、前記ディスクに対する再生動作時の1
    /2以下である再生データを前記ディスクから間欠的に
    読み出す再生手段と、 前記ディスクに記録する前記記録データを一時蓄積する
    記録用メモリと、 前記ディスクから読み出した前記再生データを一時蓄積
    する再生用メモリと、 前記記録手段による記録動作と前記再生手段による再生
    動作を、前記記録用メモリおよび再生用メモリの各容量
    の許容する範囲内で交互に実行させるモード制御手段
    と、 前記記録手段による書き込みを、前記再生手段によって
    前記再生データが読み出された同一アドレスに対し実行
    させるアドレス選択手段と、を備えてなることを特徴と
    するディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 ビットレートが、ディスクに対する記録
    動作時の1/2以下である記録データを前記ディスクに
    間欠的に書き込む記録手段と、 ビットレートが、前記ディスクに対する再生動作時の1
    /2以下である再生データを前記ディスクから間欠的に
    読み出す再生手段と、 前記ディスクに記録する前記記録データを一時蓄積する
    記録用メモリと、 前記ディスクから読み出した前記再生データを一時蓄積
    する再生用メモリと、 前記記録手段による記録動作と前記再生手段による再生
    動作を、前記記録用メモリおよび再生用メモリの各容量
    の許容する範囲内で交互に実行させるモード制御手段
    と、 前記記録手段によって記録される記録データを、前記再
    生手段によって読み出された前記再生データ、または外
    部から入力された新たなデータ、さらにはこれらのデー
    タを任意に合成したデータのいずれかから選択する記録
    データ選択手段と、 前記記録手段による書き込みを、前記再生手段によって
    読み出された前記再生データと同一アドレスまたはその
    相対アドレスに対し実行させる手段と、を備えてなるこ
    とを特徴とするディスク記録再生装置。
JP35611992A 1992-10-05 1992-12-18 ディスク記録再生装置 Pending JPH06187729A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35611992A JPH06187729A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 ディスク記録再生装置
US08/131,406 US5412628A (en) 1992-10-05 1993-10-01 Apparatus for intermittently recording and reproducing a signal on a disc type recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35611992A JPH06187729A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 ディスク記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06187729A true JPH06187729A (ja) 1994-07-08

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04292887A (ja) * 1991-03-20 1992-10-16 Bandou Kiko Kk 点火プラグ
JPH05234331A (ja) * 1992-02-18 1993-09-10 Nippon Columbia Co Ltd ミニディスクプレーヤ

Patent Citations (2)

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