JPH08194982A - Mdプレーヤ - Google Patents

Mdプレーヤ

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Publication number
JPH08194982A
JPH08194982A JP2461395A JP2461395A JPH08194982A JP H08194982 A JPH08194982 A JP H08194982A JP 2461395 A JP2461395 A JP 2461395A JP 2461395 A JP2461395 A JP 2461395A JP H08194982 A JPH08194982 A JP H08194982A
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JP
Japan
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memory
data
digital data
track
shock proof
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2461395A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Asakawa
芳幸 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選曲時間を短縮すること。 【構成】 MD上の記録信号を読み取る光ピックアップ
51と、当該記録信号をデジタルデータに変調する変調
部54と、当該デジタルデータを一定量蓄積するショッ
クプルーフメモリ56と、再生指令や停止指令等の操作
指令を受け付ける操作キー61と、この操作キー61か
らの指令により光ピックアップを駆動制御してショック
プルーフメモリ56にデジタルデータを蓄積制御する制
御部1とを備え、ショックプルーフメモリ56に、MD
のトラック毎に当該トラック開始位置から一定量のデジ
タルデータを記憶するトラックヘッドメモリ2を併設
し、制御部1が、選曲指令を受け付けたときに当該選曲
指令に対応するトラックヘッドメモリ2に格納されたデ
ジタルデータをショックプルーフメモリ56に出力する
選曲機能を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MDプレーヤに係り、
特に、選曲指令を受け付けるMDプレーヤにに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMDプレーヤの構成を図8に示
す。
【0003】光ピックアップ51は、ディスク50C上
の記録信号をレーザ光の反射で読み取る。光ピックアッ
プ51は、サーボ制御回路53による駆動制御に基づい
てディスク50C上の任意の位置に移動する(以下これ
をアクセスと呼ぶ)。
【0004】RFアンプ52は、光ピックアップ51で
読み取った信号を電気信号として適切なレベルに増幅す
る。
【0005】サーボ制御回路53は、光ピックアップ5
1をディスク50C上の信号列に追従させ、また、シス
テムコントローラ59の指示により、光ピックアップ5
1をディスク50C上の目標位置に移動させる。
【0006】EFMとACIRCデコーダ54は、ディ
スク50Cの記録データの変調であるEFMのデコード
と誤り訂正であるACIRCのデコードを行う。
【0007】メモリコントローラ55は、光ピックアッ
プ51によってディスク50Cから読み出されたデータ
をショックプルーフメモリ56に書き込む。また、この
メモリ56から当該データを読み出す。このようにメモ
リ56を再生時のバッファとして用いることで、振動で
の音飛びをなくしたり、録音済みのMDの編集を可能に
することができる。
【0008】ショックプルーフメモリ56としては、こ
こでは、4MbitのDRAMを用いている。4Mbi
tで再生時間にして約12秒分をバッファできる。
【0009】ATRACデコーダ57は、MDのデータ
圧縮方式であるATRACのデコードを行う。このデコ
ード以降は、16bitリニアPCMオーディオデータ
となる。
【0010】16ビットD/A変換器58は、16ビッ
トリニアPCMオーディオデータをアナログの信号へ変
換する。
【0011】システムコントローラ59は、キー入力に
よって要求されたことを各ブロックに対して指示を送り
実現し、必要な情報を表示する。ここでは、マイコンと
そのソフトウェアによって成り立っている。
【0012】次に、従来の再生動作を図9を参照して説
明する。
【0013】MDプレーヤはデータを圧縮して記録して
いるため、光ピックアップ51は、再生に必要なデータ
レート(0.3[mbit/s])よりはるかに速いレ
ート(1.4[mbit/s])でデータをディスク5
0Cから読み取っている。そこで、データをショックプ
ルーフメモリ56に一時蓄積しておき、これをバッファ
としてこのショックプルーフメモリ56からデータを読
み出して再生する。これにより、振動での音飛びを無く
したり、録音済みのMDを編集したりという処理が可能
となる。
【0014】即ち、データがショックプルーフメモリ5
6に蓄積されていれば、振動で光ピックアップ51がデ
ィスク50Cからずれてデータを読み出せない状態にな
っても、ショックプルーフメモリ56に蓄積されている
データで再生を継続することができる。つまり、このシ
ョックプルーフ56内のデータが空にならない限り、連
続して再生し続けることができる。
【0015】また、録音用MDにユーザが何回か曲をラ
ンダムに記録及び消去を繰り返した場合、記録エリアが
ディスク50C内に不連続に点在した状態で残ることが
ある。このような場合でも、離れた空きエリアを合計
し、一つのエリアとみなして録音することができる。こ
れは、一つの曲が不連続のエリアに記録されていても、
光ピックアップ51のランダムアクセスとショックプル
ーフメモリ56に一時蓄積してから再生することによ
り、問題なく連続して再生することができる。
【0016】このディスク50Cからの読み出しとショ
ックプルーフメモリ56中のデータ量との関係を図10
を参照して説明する。MDプレーヤは、ディスク50C
から1.4[Mbit/s]で読み出された信号が圧縮
信号であるため、それをデコードするのに0.3[Mb
it/s]しか必要としない。このため、ディスク50
Cの信号を間欠的に読み出している。
【0017】通常の再生では、ショックプルーフメモリ
56に最大量蓄積されるとディスク50Cからの読み出
しを待機する。再生によってショックプルーフメモリ5
6からのデータ量が減少していき、これが一定量未満と
なると再び最大量まで読み出す。
【0018】次に、従来例による選曲動作を説明する。
図11は通常再生中にx曲目(トラックナンバーTN
o.x)を選曲する処理を示すフローチャートである。
【0019】まず、現在再生中の再生を停止する(ステ
ップS51)。再生音はミュートされ無音となる。
【0020】次いで、ディスク50Cからのデータの読
み取り処理を中止する(ステップS52)。即ち、ショ
ックプルーフメモリ56へのデータ蓄積を停止する。
【0021】さらに、ショックプルーフメモリ56のデ
ータをクリアする(ステップS53)。これで、再生中
であった曲のデータが消去される。
【0022】次いで、TNo.xをアクセスする(ステ
ップS54)。即ち、x曲目の先頭アドレスの位置に光
ピックアップ51の光ヘッドを移動する。
【0023】アクセスが完了したら、データの読み取り
を開始する(ステップS56)。ショックプルーフメモ
リ56に蓄積されたデータから再生を開始する(ステッ
プS57)。これで選曲処理が終了し通常の再生とな
る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示すように、従来の選曲処理では選曲指令の受信から
再生開始までに一定の時間がかかってしまう。図示する
例では、再生開始まで1.5秒必要となる。
【0025】この選曲動作に必要な時間は、MDプレー
ヤのユーザが選曲操作をしてから実際に音が出るまでの
時間であり、ユーザの待ち時間である。このような待ち
時間は短いほど良い。しかし、選曲時間の大半はアクセ
ス時間であり、この光ヘッドの移動時間を短縮するには
一定の限界がある。即ち、光ヘッドは送りモータ等によ
り移動させているが、物理的移動であり高速化するのは
困難である。
【0026】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する課題を解
決し、特に、選曲時間を短縮することのできるMDプレ
ーヤを提供することを、その目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、M
D上の記録信号を読み取る光ピックアップと、当該記録
信号をデジタルデータに変調する変調部と、当該デジタ
ルデータを一定量蓄積するショックプルーフメモリと、
このショックプルーフメモリからデジタルデータを読み
出してデコードしたのちにD/A変換して外部出力する
再生系と、再生指令や停止指令等の操作指令を受け付け
る操作キーと、この操作キーからの指令に基づいて光ピ
ックアップを駆動制御してショックプルーフメモリにデ
ジタルデータを蓄積制御する制御部とを備えている。
【0028】しかも、ショックプルーフメモリに、MD
のトラック毎にトラック開始位置から一定量のデジタル
データを記憶するトラックヘッドメモリを併設すると共
に、制御部が、選曲指令を受け付けたときに当該選曲指
令に対応するトラックヘッドメモリに格納されたデジタ
ルデータをショックプルーフメモリに出力する選曲機能
を備えた、という構成を採っている。これよって前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0029】
【作用】MDプレーヤの動作中、操作キーは、再生指令
や停止指令等の操作指令を受け付ける。制御部は、この
操作キーからの指令に基づいて光ピックアップを駆動制
御する。すると、光ピックアップは、制御部の駆動制御
によりMD上の記録信号を読み取り、変調部は、当該記
録信号をデジタルデータに変調する。さらに、制御部
は、このデジタルデータををショックプルーフメモリに
蓄積制御する。ショックプルーフメモリにデジタルデー
タが蓄積されると、再生系は、このショックプルーフメ
モリからデジタルデータを読み出してデコードする。さ
らに、再生系は、このデコードしたデータをD/A変換
して外部出力する。その後、アンプやスピーカを等して
MDに記録された曲を再生する。
【0030】さらに、操作キーにより選曲指令を受け付
けると、制御部は、当該選曲指令に対応するトラックヘ
ッドメモリに格納されたデジタルデータをショックプル
ーフメモリに出力する。トラックヘッドメモリにはMD
のトラック毎の当該トラック開始から一定量のデジタル
データが記憶されているため、選曲したトラックへの光
ピックアップでのアクセス完了を待つことなく、ショッ
クプルーフメモリには一定量のデジタルデータが蓄積さ
れる。再生系は、このショックプルーフメモリからのデ
ジタルデータを再生出力する。この一定量の再生が終了
するまでに、光ピックアップは選曲されたトラックへの
アクセスを完了し当該一定量直後のデータから読み出
す。
【0031】また、制御部は、ショックプルーフメモリ
に最大量蓄積されてから一定量未満となるまでの間にト
ラックヘッドメモリへの蓄積制御を行う。即ち、光ピッ
クアップの読み出し速度と再生速度との差から生じる光
ピックアップの待機時間中に、トラックヘッドメモリへ
の蓄積を行う。
【0032】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。従来と同一の構成については同一の符号を
付し説明を準用する。
【0033】図1は、本発明によるMDプレーヤの構成
を示すブロック図である。MDプレーヤは、MD上の記
録信号を読み取る光ピックアップ51と、当該記録信号
をデジタルデータに変調する変調部54と、当該デジタ
ルデータを一定量蓄積するショックプルーフメモリ56
と、このショックプルーフメモリ56からデジタルデー
タを読み出してデコードしたのちD/A変換して外部出
力する再生系3と、再生指令や停止指令等の操作指令を
受け付ける操作キー61と、この操作キーからの指令に
基づいて光ピックアップを駆動制御してショックプルー
フメモリ56にデジタルデータを蓄積制御する制御部1
とを備えている。
【0034】しかも、ショックプルーフメモリ56に、
MDのトラック毎に当該トラック開始位置から一定量の
デジタルデータを記憶するトラックヘッドメモリ2を併
設し、制御部1が、選曲指令を受け付けたときに当該選
曲指令に対応するトラックヘッドメモリ2に格納された
デジタルデータをショックプルーフメモリ56に出力す
る選曲機能を備えている。
【0035】これを詳細に説明する。トラックヘッドメ
モリ2は、各トラック(曲)の先頭から約3秒間分(1
Mbit)のデータを記録している。選曲時には、この
トラックヘッドメモリ2からの最初の3秒間の再生中
に、物理的なアクセスを行う。これにより、見かけ上一
瞬にして選曲が完了して再生開始することとなる。トラ
ックヘッドメモリ2は、トラック(曲)の数だけ必要と
なるが、コスト及びスペース等の制約で最大値(Xma
x)を設けて、それ以上の曲番を選曲する場合は従来通
りとしている。MDプレーヤの規格では最大255曲で
あるが、本実施例では、Xmax=10として、10曲
目までは選曲の高速化を行うようにしている。
【0036】図2は本実施例の詳細構成を示すブロック
図である。従来例との違いは、トラックヘッドメモリ2
が付加された点である。また、メモリコントローラ5及
びシステムコントローラ1の制御も大幅に異なるものと
なっている。
【0037】図2に示した構成では、変調部はRFアン
プ52及びEFMとACIRCデコーダ54とから構成
される。また、再生系3はATRACデコーダ57と、
16ビットD/A変換器58とから構成される。また、
制御部としてシステムコントローラ1が用いられてい
る。
【0038】ショックプルーフメモリ56及びトラック
ヘッドメモリ2に対するデータの書き込み及び読み出し
は、メモリコントローラ5が制御している。メモリコン
トローラ5と各メモリ56,2間にはデータバス及びア
ドレスバスとにより接続されていて、メモリコントロー
ラ5は、システムコントローラ1からの指示に基づいて
EFMとACIRCデコーダ54からのデジタルデータ
を各メモリ56,2に蓄積している。また、システムコ
ントローラ1は、チップイネーブルにより各メモリへの
書き込みの許可信号を伝達する。そのため、システムコ
ントローラ1が書き込むメモリを選択し、メモリコント
ローラ5が当該メモリにデータを記録する。
【0039】次に、選曲処理を説明する。
【0040】図3は選曲処理の一例を示すフローチャー
トであり、図4はこれに対応したタイムチャートであ
る。
【0041】ここでは、トラックヘッドメモリ2がXm
ax個の領域に分割されていて、MDの先頭トラックか
らXmax個の各トラックについてそれぞれのトラック
開始位置から1Mbit(約3秒分)のデータが格納さ
れているものとする。
【0042】通常再生中にx曲目(TNo.x)の選曲
指令を操作キー61により受け付けると、まず、現在再
生中の曲の再生をストップする(ステップS1)。
【0043】次いで、ディスク50Cからのデータの読
み取りをストップする(ステップS2)。そのため、デ
ィスク50Cからショックプルーフメモリ56へロード
が停止する。
【0044】さらに、ショックプルーフメモリ56に蓄
積されていたデータをクリアする(ステップS3)。こ
れで、再生していた曲のデータがクリアされる。
【0045】ここで、選曲された曲xが、トラックヘッ
ドメモリ2に蓄積されているか否かを確認するため、x
≦Xmaxであるかどうかをチェックする(ステップS
4)。xがXmaxよりも小さい場合、トラックヘッド
メモリ2中のTNo.xの領域のデータをショックプル
ーフメモリ56に転送する(ステップS5)。このデー
タ転送は単純なデータ転送であるため非常に高速であり
短時間に処理が完了する。
【0046】ステップS5により、ショックプルーフメ
モリ56には約3秒間分のデータが蓄積されたので、再
生を開始する(ステップS6)。MDプレーヤのユーザ
から見ると、この時点で選曲処理が完了したこととな
る。
【0047】さらに、TNo.xの先頭アドレスからト
ラックヘッドメモリ2に予め蓄積されたデータ量を越え
た位置にアクセスする(ステップS7)。このアクセス
中は再生によりショックプルーフメモリ56のデータ量
が徐々に減少する。トラックヘッドメモリが1Mbit
であれば、約3秒間分のデータがショックプルーフメモ
リ56に転送されているので、この3秒以内にアクセス
を完了させればよい。図4の例ではこのアクセス時間を
1.5秒としている。
【0048】アクセスが完了すると、データの読み取り
をスタートさせ(ステップS8)、トラックヘッドメモ
リ2から転送したデータの続きがショックプルーフメモ
リ56に蓄積される。以降は間欠読み出しによる通常再
生となる。
【0049】また、ステップS4でxの値がXmax以
上である場合には、通常のアクセスによる再生となる
(ステップS9〜S11)
【0050】上述したように本実施例では、図4に示す
ように、見かけ上の選曲時間はデータのメモリ間転送の
時間となり、従来の光ヘッドの物理的移動であるアクセ
ス時間に依存するのと比較して非常に高速となる。例え
ば、従来の選曲時間はアクセス時間であり1.5[秒]
必要であったのに対して、本実施例による選曲時間はデ
ータ転送時間であるため0.1[秒]となる。
【0051】次に、トラックヘッドメモリ2へのデータ
蓄積処理を説明する。
【0052】本実施例では、システムコントローラ5
が、ショックプルーフメモリ56に最大量蓄積されてか
ら一定量未満となるまでの間に、各トラック開始位置か
ら一定量のデジタルデータをトラックヘッドメモリ2へ
蓄積制御する蓄積機能を備えている。
【0053】これを詳細に説明する。図5乃至図6はト
ラックヘッドメモリ2への蓄積処理を示すフローチャー
トであり、図7はこのフローチャートに対応するタイム
チャートである。
【0054】本実施例では、ディスク50Cがプレーヤ
にセットされて再生を開始したのち、図10に示した間
欠読み出しの待機時間を利用してトラックヘッドメモリ
2への蓄積処理を行っている。その為、特にユーザに意
識されることなくこのトラックヘッドメモリ2による選
曲機能を実施することができる。
【0055】ここでは、ディスクをプレーヤにセットさ
れた後まず1曲目を再生する場合を例にしているが、何
曲目を再生するものであっても同様である。
【0056】まず、1曲目をアクセスする(ステップS
21)。このアクセスは従来の方法で行っており、高速
化はされていない。次いで、システムコントローラ1
は、ディスク50Cからのデータの蓄積先をショックプ
ルーフメモリ56に設定する(ステップS22)。さら
に、アクセスが完了したら、データの読み取りを開始し
て当該データをショックプルーフメモリ56に蓄積する
(ステップS23)。次いで、このショックプルーフメ
モリ56に蓄積されたデータを用いて再生を開始する
(ステップS24)。
【0057】光ピックアップ51によるディスク50C
からのデータの読み取りと、ショックプルーフメモリ5
6に蓄積されたデータの再生とが同時に行われ、ショッ
クプルーフメモリ56のデータ蓄積量は増加していく。
このデータ量が最大量となるまでディスク50Cからの
読み出しを継続する。
【0058】ショックプルーフメモリ56に蓄積された
データ量が最大量となると(ステップS25)、読み取
りを停止する(ステップS26)。このとき、再生は引
き続き継続している。さらに、システムコントローラ1
は、この読み取りを停止したアドレスを変数LASTに
記憶しておく。
【0059】ここで、変数xはトラックヘッドメモリ2
のカウント値であり、m何曲目のトラックヘッドメモリ
2まで記憶済みかを示すものである。この初期値を
「0」に設定する(ステップS28)。次いで、このx
をインクリメントする(ステップS29)。ここでは、
x=0+1=1となる。即ち、1曲目(TNo.1)の
トラックヘッドメモリ2をこれから記憶する。
【0060】このTNo.x=TNo.1の先頭位置を
アクセスする(ステップS30)。さらに、トラックヘ
ッドメモリ2中のTNo.1の領域を選択する(ステッ
プS31)。アクセスが完了したら、データの読み取り
を開始して(ステップS32)、当該トラックヘッドメ
モリ2のTNo.1の領域が最大値になるまで読み取り
を継続する。トラックヘッドメモリ2のTNo.1の領
域が最大値になると(ステップS33)、読み取りを停
止する(ステップS34)。
【0061】さらに、再生は継続していたため、ショッ
クプルーフメモリ56に格納されたデータは減少してい
る。その為、現在再生している1曲目のLASTで示さ
れるアドレス位置をアクセスする(ステップS35)。
次いで、ディスク50Cからのデータ蓄積先をショック
プルーフメモリ56に設定し(ステップS36)、デー
タの読み取りを開始する(ステップS37)。ショック
プルーフメモリ56の最大量までデータが蓄積されると
(ステップS38)、読み取りを停止して(ステップS
39)、現アドレスをLASTにストアする(ステップ
S40)。
【0062】次に、xとXmaxとを比較することで全
てのトラックヘッドメモリ2の領域への蓄積が終了した
かをチェックする(ステップS41)。xとXmaxが
等しい場合、トラックヘッドメモリ2への蓄積処理は終
了したため通常再生を行う。xがXmaxよりも小さい
とき、ステップS29へ戻り、xの値を増加させて次の
トラックヘッドメモリ2の領域へのデータの蓄積処理を
行う。
【0063】このXmaxはトラックヘッドメモリの領
域数と現在再生しているディスク50Cの収録曲数との
どちらか小さい方の値である。例えば、トラックヘッド
メモリ2が10の領域に分割されていて、15曲収録し
たディスクが対象であるとXmax=10となり、8曲
入っているディスクを対象とした場合にはXmax=8
となる。
【0064】また、トラックヘッドメモリ2にデータを
蓄積したトラックを変数xで保持するため、図5乃至図
6に示した処理中に何らかの原因で中断した場合には、
この変数xを参照することでトラックヘッドメモリ2へ
の蓄積処理を再開することができる。
【0065】上述したように本実施例によると、トラッ
クヘッドメモリが、MD上の各トラックの開始から一定
量のデータを記憶しておき、制御部が、選曲指令を受け
たときにこのトラックヘッドメモリからのデータをまず
ショックプルーフメモリに出力するため、ディスクへの
アクセス時間にかかわらず選曲時間を高速化することが
できる。さらに、光ピックアップでの光ヘッドの移動と
いった物理的移動時間に依存しないため、MDプレーヤ
の小型化及び低コスト化を行いつつこの高速選曲を実施
することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、操作キーにより選曲指令を受け付
けたとき、制御部が、当該選曲指令に対応するトラック
ヘッドメモリに格納されたデジタルデータをショックプ
ルーフメモリに出力し、再生系が、このショックプルー
フメモリからのデジタルデータを再生出力するため、当
該選曲指令のトラックへの光ピックアップのアクセスの
完了を待つことなく選曲指令を受けた曲の再生を開始す
ることができる。このように、選曲時間を従来と比較し
て飛躍的に短縮することのできる従来にない優れたMD
プレーヤを提供することができる。
【0067】また、制御部が、ショックプルーフメモリ
に最大量蓄積されてから一定量未満となるまでの間にト
ラックヘッドメモリへの蓄積制御を行うため、通常の再
生中にトラックヘッドメモリへの蓄積を行うことがで
き、特別な待ち時間を作ることなく選曲処理の高速化を
行うことができる。しかも、各曲の先頭部分を順に再生
するスキャンプレーではディスクに対するアクセスを必
要としないため、曲間の待ち時間を大幅に減少すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示した実施例の詳細構成を示すブロック
図である。
【図3】図2に示した実施例における選曲処理の一例を
示すフローチャートである。
【図4】図3に示した処理による選曲の動作例を示すタ
イムチャートである。
【図5】図2に示した実施例におけるトラックヘッドメ
モリへのデータの蓄積処理の前段を示すフローチャート
である。
【図6】図2に示した実施例におけるトラックヘッドメ
モリへのデータの蓄積処理の後段を示すフローチャート
である。
【図7】図5及び図6に示した処理によるトラックヘッ
ドメモリへのデータ蓄積の動作例を示すタイムチャート
である。
【図8】従来のMDプレーヤの構成を示すブロック図で
ある。
【図9】図8に示した構成でのデータ転送を示す説明図
である。
【図10】図8に示した構成での間欠読み出しによる通
常再生を示す説明図である。
【図11】従来の選曲処理の一例を示すフローチャート
である。
【図12】図11に示した処理による選曲動作の一例を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 制御部(システムコントローラ) 2 トラックヘッドメモリ 3 再生系 5 メモリコントローラ 50 MD 51 光ピックアップ 54 EFMとACIRCデコーダ(変調部) 56 ショックプルーフメモリ 61 操作キー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MD上の記録信号を読み取る光ピックア
    ップと、当該記録信号をデジタルデータに変調する変調
    部と、当該デジタルデータを一定量蓄積するショックプ
    ルーフメモリと、このショックプルーフメモリから前記
    デジタルデータを読み出してデコードしたのちにD/A
    変換して外部出力する再生系と、再生指令や停止指令等
    の操作指令を受け付ける操作キーと、この操作キーから
    の指令に基づいて前記光ピックアップを駆動制御して前
    記ショックプルーフメモリに前記デジタルデータを蓄積
    制御する制御部とを備えたMDプレーヤにおいて、 前記ショックプルーフメモリに、前記MDのトラック毎
    に当該トラック開始位置から一定量のデジタルデータを
    記憶するトラックヘッドメモリを併設すると共に、 前記制御部が、選曲指令を受け付けたときに当該選曲指
    令に対応する前記トラックヘッドメモリに格納されたデ
    ジタルデータを前記ショックプルーフメモリに出力する
    選曲機能を備えたことを特徴とするMDプレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記制御部が、前記ショックプルーフメ
    モリに最大量蓄積されてから一定量未満となるまでの間
    に前記各トラック開始位置から一定量のデジタルデータ
    を前記トラックヘッドメモリへ蓄積制御する蓄積機能を
    備えたことを特徴とする請求項1記載のMDプレーヤ。
JP2461395A 1995-01-19 1995-01-19 Mdプレーヤ Withdrawn JPH08194982A (ja)

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JP (1) JPH08194982A (ja)

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