JPH09102169A - Mdプレーヤ - Google Patents

Mdプレーヤ

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Publication number
JPH09102169A
JPH09102169A JP27961795A JP27961795A JPH09102169A JP H09102169 A JPH09102169 A JP H09102169A JP 27961795 A JP27961795 A JP 27961795A JP 27961795 A JP27961795 A JP 27961795A JP H09102169 A JPH09102169 A JP H09102169A
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JP
Japan
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data
repeat
memory
decoder
pnt
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JP27961795A
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English (en)
Inventor
Hideaki Hatada
秀昭 畑田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リピート要求指令を受けたときから数十秒先
にさかのぼった箇所から再生を繰り返すこと。 【解決手段】 MDに記録されたデジタルデータを一定
量蓄積するメモリ30と、このメモリ30から出力され
たデジタルデータをデコードするデコーダ18と、この
デコーダ18によってデコードされたデジタルデータを
D/A変換して外部出力するD/A変換器20と、外部
指令に基づいて光ピックアップの動作を制御すると共に
メモリ30に蓄積されたデジタルデータをデコーダ18
に出力させる制御をする再生制御部28とを備えてい
る。しかも、メモリ30が、デコーダに出力済みのデー
タを一定量蓄積するリピート用データ記憶領域34を備
え、さらに、再生制御部28が、外部からリピート指令
を受信したときにリピート用データ記憶領域に蓄積され
たデータをデコーダに出力するリピート再生機能28を
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MD(ミニディス
ク)プレーヤに係り、特に、同一部分を繰り返し再生す
るMDプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、語学学習用のテープや自分で録音
した各種講座等のテープを聞いているときには、同じ箇
所を何度も繰り返して聞きたくなる場合がある。カセッ
トデッキでは、テープを巻き戻したのち、再度再生する
という操作をしていた。
【0003】MD(ミニディスク)の場合も、録音がで
きるので、このような使い方をすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
では、繰り返し聞きたくなった場合には、巻き戻し指令
を与え、再生し、巻き戻しすぎていた場合には早送り等
を行い、また、繰り返し聞きたい箇所まで至らなかった
場合には再度巻き戻しを行う、という煩雑な作業が必要
であった。
【0005】また、MDの場合には、U−TOCを活用
すると、頭出し指令を行うことで繰り返し再生が可能で
あるが、各種講座等の内容を録音したものである場合に
は、繰り返し再生を行いたい箇所は人によって異なり、
また、その都度U−TOCの編集を行うのは現実的でな
い。
【0006】このように従来例では、「ある部分を聞き
終わったところで指令を与えると、その指令場所から数
十秒先にさかのぼって再生を繰り返す」という機能はな
かった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、リピート要求指令を受けたときから数十
秒先にさかのぼった箇所から再生を繰り返すことのでき
るミニディスクプレーヤを提供することを、その目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、第
1の手段として、MD上の記録信号を読み取る光ピック
アップと、当該記録信号をデジタルデータに変調する変
調部と、当該デジタルデータを一定量蓄積するメモリ
と、このメモリから出力されたデジタルデータをデコー
ドするデコーダと、このデコーダによってデコードされ
たデジタルデータをD/A変換して外部出力するD/A
変換器と、外部指令に基づいて光ピックアップの動作を
制御すると共にメモリに蓄積されたデジタルデータをデ
コーダに出力させる制御をする再生制御部とを備えてい
る。しかも、メモリが、デコーダに出力済みのデータを
一定量蓄積するリピート用データ記憶領域を備え、さら
に、再生制御部が、外部からリピート指令を受信したと
きにリピート用データ記憶領域に蓄積されたデータをデ
コーダに出力するリピート再生機能を備えた。
【0009】この第1の手段では、MDプレーヤに予め
装備されている音飛び防止用のメモリ(ショックプルー
フメモリ)に、再生済みのデータをリピート用データと
して一定量格納しておき、外部からのリピート指令を受
信したときにリピート用データ記憶領域に蓄積されたデ
ータをデコーダに出力するものである。
【0010】第2の手段では、第1の手段を特定する手
段に加え、再生制御部が、メモリに蓄積したデジタルデ
ータをデコーダへ出力する毎に、当該デコーダに出力し
たデータのアドレスに基づいて、リピート用データ記憶
領域のアドレス情報を更新する第1のアドレス更新機能
を備えた。
【0011】この第2の手段では、リピート用データ記
憶領域の記憶容量を一定にしておき、再生の進行と共に
リピート用データを更新するものである。
【0012】第3の手段では、第1の手段を特定する事
項に加え、再生制御部が、メモリに蓄積したデジタルデ
ータをデコーダへ出力する毎に、当該デコーダに出力し
たデータのアドレスおよび予め定められたリピート用デ
ータ記憶領域の容量に基づいて、リピート用データ記憶
領域のアドレス情報を更新する第2のアドレス更新機能
を備えた。
【0013】この第3の手段では、再生済みのデータの
量がリピート用データ記憶領域の容量に至るまでリピー
ト用データを蓄積し、さらにリピート用データ記憶領域
の容量に至った後には当該容量を超える部分を逐次解放
するものである。
【0014】本発明は、これらの各手段により、前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明によるMDプレーヤの構成
を示すブロック図である。MDプレーヤは、MD3上の
記録信号を読み取る光ピックアップ10と、当該記録信
号をデジタルデータに変調する変調部14と、当該デジ
タルデータを一定量蓄積するメモリ(ショックプルーフ
メモリ)30と、このメモリ30から出力されたデジタ
ルデータをデコードするデコーダ18と、このデコーダ
18によってデコードされたデジタルデータをD/A変
換して外部出力するD/A変換器20と、外部指令に基
づいて光ピックアップ10の動作を制御すると共にメモ
リ30に蓄積されたデジタルデータをデコーダ18に出
力させる制御をする再生制御部28とを備えている。
【0017】しかも、メモリ30が、デコーダ18に出
力済みのデータを一定量蓄積するリピート用データ記憶
領域34を備えている。さらに、再生制御部28が、外
部からリピート指令を受信したときにリピート用データ
記憶領域に蓄積されたデータをデコーダに出力するリピ
ート再生機能29Aを備えた。
【0018】図2は再生制御部28の詳細構成を示すブ
ロック図である。再生制御部28は、メモリ30に蓄積
したデジタルデータをデコーダ18に出力する毎に、当
該デコーダ18に出力したデータのメモリ30上のアド
レスに基づいて、リピート用データ記憶領域34のアド
レス情報を更新する第1のアドレス更新機能29Bを備
えている。この第1のアドレス更新機能29Bにより、
リピート用データ記憶領域34の記憶容量を一定にして
おき、再生の進行と共にリピート用データを更新するも
のである。このため、リピート再生時には、一定量のリ
ピート用データが再生される。
【0019】さらに、再生制御部28は、メモリ30に
蓄積したデジタルデータをデコーダ18に出力する毎
に、当該デコーダ18に出力したデータのアドレスおよ
び予め定められたリピート用データ記憶領域の記憶容量
に基づいて、リピート用データ記憶領域のアドレス情報
を更新する第2のアドレス更新機能29Cを備えてい
る。この第2のアドレス更新機能29Cにより、再生済
みのデータの量がリピート用データ記憶領域の容量に至
るまでリピート用データを蓄積する。
【0020】これを詳細に説明する。
【0021】図3は本実施形態によるMDプレーヤの構
成を示すブロック図である、本実施形態では、ショック
プルーフメモリの半分に、再生済みのデータを消去せず
に保持しておく機能と、ユーザから部分リピートの要求
があったときにその再生済みデータを要求が解除される
まで繰り返し再生する機能とにより部分リピートを実現
している。
【0022】まず、通常のMDプレーヤの再生例を説明
し、次いで、本実施形態によるメモリ制御の説明を行
う。
【0023】図3に示す例では、変調部としてEFM/
ACIRCデコーダ14を、また、デーコーダとして、
ATRACデコーダ18を他の一般的なMDプレーヤと
同様に採用している。
【0024】また、MDに記録された情報を読み取る機
構として、光ピックアップ10と、この光ピックアップ
10を駆動する送りモータ24と、ディスクを線速度一
定で回転させるスピンドルモータ26と、これら送りモ
ータ24およびスピンドルモータ26とを駆動制御する
サーボ制御回路22とを備えている。
【0025】また、メモリ30としてショックプルーフ
メモリを用いている。このため、リピート用記憶領域は
このショックプルーフメモリ中に領域確保されている。
このメモリに対する実際の制御は、メモリコントローラ
16が行う。
【0026】これらシステム全体は、システムコントロ
ーラ28によって制御される。再生制御部は、このシス
テムコントローラ28の機能の一部である。このシステ
ムコントローラ28には、外部指令が入力されるキー入
力部44と、MDシステムの状態を外部表示する表示部
42とが併設されている。
【0027】次に、一般的なMDプレーヤの再生動作を
説明する。
【0028】まず、キー操作でシステムコントローラに
再生(プレー)指令を行うと、システムコントローラ2
8は、サーボ制御回路22をコントロールし、光ピック
アップ10の焦点合わせ、ディスク1の回転、光ピック
アップ10によるディスク走査を行う。
【0029】ディスク1に照射し、反射して戻って来た
レーザ光は光ピックアップ10で電気信号に変換され
る。さらに、増幅をRFアンプ12にて行う。EFM,
ACIRCデコーダ14では、増幅された電気信号をデ
ジタル化し、EFM復調、ACIRCによるデータの誤
り訂正を行う。
【0030】このようにして得られたデータに対して、
システムコントローラ28は、メモリコントローラ16
を制御してショックプルーフメモリ30に蓄積する。こ
のデータは、音声をATRAC方式により圧縮したもの
と、そのデータの再生順序を示すアドレスとから成り立
っている。
【0031】一定量以上のデータをメモリ30に蓄えた
ら、アドレスの順番に従ってATRACデコーダ18へ
データを出力する。ATRACデコーダ18は、ATR
AC方式による圧縮解凍を行い、16ビットのPCMオ
ーディオデータを生成する。MDプレーヤでは、このP
CMオーディオデータをD/A変換して外部出力してい
る。
【0032】ATRACデコーダ18のデコード処理時
間は、データの入力、メモリ30への貯蔵までの処理時
間の約5倍となっている。そのため、メモリ30にデー
タが入力される速度の方が、出力される速度より速くな
り、メモリ30の貯蔵量が増加していく。
【0033】メモリ30が一杯になると、システムコン
トローラ28は、データの読み出しをストップし、光ピ
ックアップ10をその時点でメモリ30に空きができ
て、データを入力できるようになるまでとどまるように
制御する。
【0034】メモリ30に蓄えられる量はメモリ30の
大きさによって異なるが、4[Mbit]で約10秒程
度になる。この約10秒分のデータがメモリ30に蓄積
されることによって、振動などでサーボ制御回路22が
異常になっても、既に蓄積されているデータが再生し終
わらないうちにサーボを回復させれば、音とびをするこ
とがなく、再生し続けることができる。また、ディスク
上に点在してデータを記録しても、ショックプルーフメ
モリ30の機能により連続した再生が可能となる。
【0035】次に、ショックプルーフメモリ30におけ
るアドレス制御を中心に、再生処理を説明する。ここで
は、以下の制御用データを用いている。
【0036】DISC_ADR(ディスクアドレス): ディス
ク1において、光ピックアップ10で読み出すデータが
記録されている開始位置を示すアドレス情報である。
【0037】WR_PNT(ライトポインタ): ショックプ
ルーフメモリ30において、書き込み開始位置を示すア
ドレス情報である。WR_PNTの値は、ショックプルーフメ
モリ30への読み出しが終了している読み出し終了位置
を示すものでもある。
【0038】RD_PNT(リードポインタ): ショックプ
ルーフメモリ30において、次にATRACデコーダ1
8に出力するデータの開始位置を示すアドレス情報であ
る。従って、部分リピート機能を行わない場合には、音
声の再生が終了して消去可能なアドレスを示すものでも
ある。
【0039】図4はWR_PNTおよびRD_PNTで定義づけられ
たショックプルーフメモリ30の構成を示す説明図であ
る。
【0040】RD_PNTが示すアドレス以降でWR_PNTが示す
アドレス前の領域は、即ち、図4中RD_PNTが示す位置よ
りも下でWR_PNTが示す位置よりも上の領域には、これか
ら再生するデータが蓄積されている。この再生可能なデ
ータ量を以下の制御で用いている。この有効に再生可能
なデータ量は、次式で表される。
【0041】WR_PNT−RD_PNT≧0のとき、 データ量=WR_PNT−RD_PNT
【0042】即ち、ディスクから読み取って既にショッ
クプルーフメモリに格納済みのデータの最終アドレスか
ら、既に再生した(次に出力すべき)データのアドレス
を引いた値が、有効に再生可能なデータ量となり、これ
は、ショックプルーフ用のデータの量を示している。
【0043】WR_PNT−RD_PNT<0のとき、 データ量=メモリ容量−|WR_PNT−RD_PNT|
【0044】これは、WR_PNTがメモリの最後のアドレス
に到達して最初のアドレスに戻ったが、RD_PNTのアドレ
スは未だメモリの最後のアドレスに到達していない状態
である。
【0045】一方、WR_PNTが示すアドレス以降でRD_PNT
が示すアドレス前の領域は既に再生が終了した領域であ
り、ディスクからデータを読み出して蓄積可能な領域で
ある。
【0046】図5はシステムコントローラが通常行う再
生処理の一例を示す説明図である。まず、ユーザからの
再生指令に基づいて、DISC_ADRに目的のディスクアドレ
スをセットする(ステップS1)。次に、サーボ制御回
路は、DISC_ADRの示すディスクアドレスへピックアップ
(ヘッド)を移動する(ステップS2)。
【0047】さらに、現在ショックプルーフメモリに蓄
積されているデータ量が、ショックプルーフメモリの容
量に近いか否かを判定する(ステップS3)具体的に
は、データ量が、メモリ容量から1セクタ引いた値以上
であるか否かを確認する。ショックプルーフメモリが一
杯である場合には、再生要求がある場合には再生を行い
つつRD_PNT(リードポインタ)の値をインクリメントし
て、メモリに1セクタ以上の空きが生じるまで繰り返す
(ステップS11〜S14)。
【0048】ショックプルーフメモリに1セクタ以上の
空き容量がある場合、データリードが可能か否かを確認
し(ステップ4)、可能であればディスクからデータを
読み出す(ステップS5)。さらに、WR_PNT(ライトポ
インタ)の示すメモリアドレスに読み出したデータを格
納する。(ステップS6)。書き込みが正常に行われる
と、WR_PNTの値を増加させる(ステップS7)。
【0049】ディスク上ではデータはパートに区分され
ているため、WR_PNTの更新時に、ディスクから読み出し
たデータのアドレスがパートの最後のアドレスであるか
否かを確認し(ステップS8)、パ−トの最後までデー
タを読み出した場合にはDISC_ADR(ディスクアドレス)
を次のパートの先頭アドレスに更新する(ステップS
9)。一方、パートの最後まで至っていない場合には、
DISC_ADRの値を増加させる。
【0050】一方、メモリにデータが存在する場合(ス
テップS11)、ATRACデコーダの動作状態を確認
し(ステップS12)、データを要求していれば、RD_P
NTの示すメモリアドレスのデータをATRACデコーダ
に出力する(ステップS13)。さらに、RD_PNTの値を
更新する(ステップS14)。
【0051】次に、このように動作するMDプレーヤに
部分リピート機能を加えた場合を説明する。ここでは、
上述した制御用データに加え、リピート用に以下の制御
データを用いている。
【0052】RPT_ST_PNT(リピート開始アドレス):
ショックプルーフメモリにおいて、リピート処理による
再生を開始する位置を示すアドレス情報である。RPT_ST
_PNTは、RD_PNT(リードポインタ)の更新に応じて更新
される。
【0053】RPT_PNT(リピートポインタ): リピート
再生中にATRACデコーダに出力するデータの位置を
示すアドレス情報である。このRPT_PNTは、RPT_ST_PNT
が示すアドレスから開始し、RD_PNTが示すアドレスに達
すると、再度RPT_ST_PNTが示すアドレスに値を戻す。
【0054】図6はこれらの制御データで各領域を定義
されたショックプルーフメモリ30の構成を示す説明図
である。
【0055】ここでは、3種類のデータ量を算出して制
御に用いている。第1のデータ量は、ショックプルーフ
メモリ30に格納されたデータのうち、リピート用のデ
ータとショックプルーフ用のデータを含めたデータ量で
ある。これは、新たにディスク1から読み出したデータ
がメモリ30に書き込み可能か否かの判定に用いる。
【0056】第1のデータ量の算出は、WR_PNTとRPT_ST
_PNTとを用いて、次式により算出する。
【0057】WR_PNT−RPT_ST_PNT≧0のとき、 第1のデータ量=WR_PNT−RPT_ST_PNT
【0058】即ち、ディスクから読み取って既にショッ
クプルーフメモリに格納済みのデータの最終アドレス
(WR_PNT)から、再生は行ったがリピート再生要求があ
った場合に再生するデータの最初のアドレス(RPT_ST_P
NT)を引いた値が、ショックプルーフメモリに有効に格
納されているデータの量となる。
【0059】WR_PNT−RPT_ST_PNT<0のとき、 第1のデータ量=メモリ容量−|WR_PNT−RPT_ST_PNT|
【0060】これは、WR_PNTがメモリの最後のアドレス
に到達して最初のアドレスに戻ったが、RPT_ST_PNTのア
ドレスは未だメモリの最後のアドレスに到達していない
状態であり上記の場合と同様である。
【0061】第2のデータ量は、ショックプルーフ用の
データ量であり、プルーフ用データ記憶領域に格納され
たデータ量である。
【0062】第2のデータ量の算出は、次式により行
う。これは、上述したステップS3で用いたデータ量と
同一であり、ショックプルーフ用のデータの量である。
即ち、ディスクから読み出したが未だ再生していないデ
ータの量である。
【0063】WR_PNT−RD_PNT≧0のとき、 第2のデータ量=WR_PNT−RD_PNT
【0064】WR_PNT−RD_PNT<0のとき、 第2のデータ量=メモリ容量−|WR_PNT−RD_PNT|
【0065】第3のデータ量は、リピート用のデータの
データ量であり、リピート用データ記憶領域に格納され
たデータのデータ量である。この第3のデータ量を制御
することで、リピート時間を設定することができる。以
下の例では、再生済みのデータがメモリの半分に残るよ
うに制御している。
【0066】第3のデータ量は、RD_PNTとRPT_ST_PNTと
により次式を用いて算出する。
【0067】RD_PNT−RPT_ST_PNT≧0のとき、 第3のデータ量=RD_PNT−RPT_ST_PNT
【0068】RD_PNT−RPT_ST_PNT<0のとき、 第3のデータ量=メモリ容量−|RD_PNT−RPT_ST_PNT|
【0069】図7乃至図8はリピート機能を実現する処
理例を示すフローチャートである。ここでは、図中符号
Aで示される部分で処理が連続している。
【0070】まず、図5に示したステップS1〜S2と
同様に、DISC_ADRに目的のディスクアドレスをセットす
る(ステップS21)。さらに、サーボ制御回路22
は、DISC_ADRに示されるディスクアドレスへ光ピックア
ップ10を位置付ける(ステップS22)。
【0071】次いで、第1のデータ量であるリピート用
データとショックプルーフ用データとを合計したデータ
量と、メモリ容量とを比較してショックプルーフメモリ
30に書き込み可能なデータ領域が1セクタ以上あるか
否かを確認する(ステップS23)。
【0072】書き込み可能な領域がない場合には、再生
系の処理を行う(ステップS31以降)。
【0073】書き込み可能な領域がある場合には、デー
タの読み出しが種々の理由で禁止されていないか否かを
確認し(ステップS24)、データリード可能な場合に
は、ディスク1からデータを読み出す(ステップS2
5)。さらに、読み出したデータをWR_PNTが示すアドレ
スから格納し(ステップS26)、WR_PNTの示す値をイ
ンクリメントする(ステップS27)。
【0074】次いで、ディスク1から読み出したデータ
のアドレスに応じて(ステップS28)、DISC_ADRを更
新する(ステップS29,S30)。
【0075】本実施形態では、ここで、リピートモード
に設定されているか否かを確認する(ステップS3
1)。
【0076】リピートモードに設定されている場合に
は、ATRACデコーダ18の要求に応じて(ステップ
S32)、RPT_PNT(リピートポインタ)の示すアドレ
スをATRACデコーダ18に出力する(ステップS3
3)。さらに、出力が正常に行われると、RPT_PNTの値
を増加させる(ステップS34)。ステップS34で
は、RPT_PNTの値がRD_PNTまで到達すると、RPT_PNTの値
をPRT_ST_PNTの値に戻す。これにより、リピートモード
中は繰り返してリピート再生が行われる。
【0077】リピートモードではない場合、通常の再生
を行いつつ、リピート要求が合った場合に備えて、PRT_
ST_PNTの更新処理を行う(ステップS36〜S41)。
【0078】まず、第2のデータ量(ショックプルーフ
用データ)が0より大きいか否かを確認する(ステップ
S36)。再生停止や曲順の変更などの割り込みがない
限り、通常ショックプルーフ用データはメモリに格納さ
れている。
【0079】さらに、ATRACデコーダ18の要求に
応じて(ステップS36)、RD_PNT(リードポインタ)
の示すアドレスのデータをATRACデコーダ18へ転
送する(ステップS37)。さらに、RD_PNTの値をイン
クリメントする(ステップS38)。
【0080】ステップS39では、リピート用データが
所定量蓄積されているかを確認する(ステップS3
9)。ここでは、メモリ容量の半分に達しているかを算
出している。この所定量に達していない場合は、処理を
S22に戻す。一方、リピート用データが所定量に達し
ている場合には、RPT_ST_PNTの値を増加し(ステップS
40)、さらに、このRPT_ST_PNTの値でRPT_PNTの値を
更新する(ステップS41)。このため、次にリピート
モードとされた場合には、このPRT_PNTが示すアドレス
からリピート再生される。
【0081】また、本機能を実現する場合には、部分リ
ピート用に使用するメモリ容量分のメモリを増加させる
必要がある。たとえば、ショック対策用に10秒、リピ
ート用に10秒の場合には、ショックプルーフメモリの
全容量として8Mbit必要になる。この部分リピート
機能は単にメモリの容量を増やし、処理方法を図7およ
び図8に示したように処理するだけで実現でき、他に周
辺回路の追加の必要はない。
【0082】上述したように本実施形態によると、MD
プレーヤにおいて、部分リピートを行なうデータをショ
ックプルーフメモリに蓄積するようにしたので、この部
分リピート用のデータを外部指令に応じて出力すること
で部分リピート再生機能を実現することができる。しか
も、MDに本来備わっているショックプルーフメモリに
リピート再生したい部分を蓄積する手法であるため、リ
ピートの繰り返しが速く、しかも、新たにメモリをコン
トロールする周辺回路を追加することなく高速リピート
を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、リピート用データ記憶領域に、デ
コーダに出力済みのデータが一定量蓄積され、さらに、
再生制御部が、外部からリピート指令を受信したときに
リピート用データ記憶領域に蓄積されたデータをデコー
ダに出力するため、一度再生したデータであるリピート
用データ記憶領域に蓄積されているデータが再度出力さ
れ、従って、リピート指令に応じて一度聞いた部分が再
度再生されることとなり、リピート機能を実現すること
ができ、しかも、メモリに蓄積されているデータをリピ
ートするため、リピート開始までの時間や繰り返し時間
が高速であり、さらに、このような高速リピートを新た
なメモリコントローラなどの制御用の周辺回路を追加す
ることなく実現することができる。また、インタフェー
スにおいても、繰り返し部分指定用のA,Bボタンなど
を必要とせず、単純にリピートを指令する機構があれば
よい。このように、簡略な構成でリピート機能を実現す
ることができる従来にない優れたMDプレーヤを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示した再生制御部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示したMDプレーヤの詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図1および図3に示したショックプルーフメモ
リの領域について通常再生用の制御データで定義した一
例を示す説明図である。
【図5】図1および図3に示した構成での通常の再生処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】図1および図3に示したショックプルーフメモ
リの領域についてリピート再生用の制御データで定義し
た一例を示す説明図である。
【図7】図1および図3に示した構成でのリピート再生
機能を実行する場合の再生処理の前段を示すフローチャ
ートである。
【図8】図1および図3に示した構成でのリピート再生
機能を実行する場合の再生処理の後段を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
3 MD(ミニディスク) 10 光ピックアップ 14 変調部(EMF/ACIRCデコーダ) 18 デコーダ(ATRACデコーダ) 20 D/A変換器 28 再生制御部(システムコントローラ) 29A リピート再生機能 29B 第1のアドレス更新機能 29C 第2のアドレス更新機能 30 メモリ(ショックプルーフメモリ) 34 リピート用データ記憶領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MD上の記録信号を読み取る光ピックア
    ップと、当該記録信号をデジタルデータに変調する変調
    部と、当該デジタルデータを一定量蓄積するメモリと、
    このメモリから出力されたデジタルデータをデコードす
    るデコーダと、このデコーダによってデコードされたデ
    ジタルデータをD/A変換して外部出力するD/A変換
    器と、外部指令に基づいて前記光ピックアップの動作を
    制御すると共に前記メモリに蓄積されたデジタルデータ
    を前記デコーダに出力させる制御をする再生制御部とを
    備えたMDプレーヤにおいて、 前記メモリが、前記デコーダに出力済みのデータを一定
    量蓄積するリピート用データ記憶領域を備え、 前記再生制御部が、外部からリピート指令を受信したと
    きに前記リピート用データ記憶領域に蓄積されたデータ
    を前記デコーダに出力するリピート再生機能を備えたこ
    とを特徴とするMDプレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記再生制御部が、前記メモリに蓄積し
    たデジタルデータを前記デコーダへ出力する毎に、当該
    デコーダに出力したデータのアドレスに基づいて、リピ
    ート用データ記憶領域のアドレス情報を更新する第1の
    アドレス更新機能を備えたことを特徴とする請求項1記
    載のMDプレーヤ。
  3. 【請求項3】 前記再生制御部が、前記メモリに蓄積し
    たデジタルデータを前記デコーダへ出力する毎に、当該
    デコーダに出力したデータのアドレスおよび予め定めら
    れたリピート用データ記憶領域の容量に基づいて、リピ
    ート用データ記憶領域のアドレス情報を更新する第2の
    アドレス更新機能を備えたことを特徴とする請求項1記
    載のMDプレーヤ。
JP27961795A 1995-10-03 1995-10-03 Mdプレーヤ Withdrawn JPH09102169A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11242853A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Sanyo Electric Co Ltd ディスク記録再生装置及びディスク記録再生方法
US6742062B2 (en) * 2000-01-19 2004-05-25 Pioneer Corporation Information reproduction apparatus and information reproduction method

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