JPH0618735U - ワンウェイクラッチの外輪の固定構造 - Google Patents
ワンウェイクラッチの外輪の固定構造Info
- Publication number
- JPH0618735U JPH0618735U JP6836292U JP6836292U JPH0618735U JP H0618735 U JPH0618735 U JP H0618735U JP 6836292 U JP6836292 U JP 6836292U JP 6836292 U JP6836292 U JP 6836292U JP H0618735 U JPH0618735 U JP H0618735U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer ring
- housing
- way clutch
- leaf spring
- fixing structure
- Prior art date
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- Granted
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- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【考案の名称】 ワンウェイクラッチの外輪の固定構造
【目的】 装着が簡単で、材料の歩留りもよいワ
ンウェイクラッチの外輪とハウジングの固定構造を得
る。 【構成】 外輪10の側面に沿ってハウジングと
の間に波形板バネ本体40を介装し、この波形板バネ本
体40に外輪10の外周面に沿って反対側まで横断する
鉤形部41が設けられ、鉤形部の先端で外輪に係止す
る。
ンウェイクラッチの外輪とハウジングの固定構造を得
る。 【構成】 外輪10の側面に沿ってハウジングと
の間に波形板バネ本体40を介装し、この波形板バネ本
体40に外輪10の外周面に沿って反対側まで横断する
鉤形部41が設けられ、鉤形部の先端で外輪に係止す
る。
Description
【0001】
この考案は、ワンウェイクラッチの外輪とハウジングとの固定構造に関する。
【0002】
自動車やその他一般の機械の駆動装置内でトルク伝達、バックストップ等の部 品としてワンウェイクラッチが広く使用されている。
【0003】 この考案の理解を容易にするために、図7にワンウェイクラッチの一例の側断 面図、図8に図7のX−X断面図を示して説明すれば、10は外輪、20は内輪 、60は外輪10の側面に取り付けられた側板であって、外輪10の外周面に設 けられたスプライン突起12がハウジング30の内周面に設けられたスプライン 溝32に嵌合し、両者は固定されている。なお、100はハウジング30と外輪 10との軸方向の位置決めを行うためのスナップリングである。ワンウェイクラ ッチの機構の一例としては、図7で側板60の一部を破断して示すように、外輪 10の内周にある内方カム面14と、内輪20の外周面との間に多数介在された ローラ50、ローラ50の空転側に接するスプリング70、スプリング70の取 付板80等を有するものがある。
【0004】 またハウジング30は鋳造品であり、必ずしも精密な寸法は望めないので、ス プライン突起12とスプライン溝32との間には、円周方向に若干の隙間を設け ておく。図ではスプライン溝32の側面A1とスプライン突起12の側面A2と の間の隙間をa1、反対側の側面b1,b2との間の隙間をa2で表している( なお、a1+a2をaとする。)。
【0005】 図9は空転時の状態を示し、内輪20が矢印R1の如く時計方向に回転すれば 、ロック作用は行われず、内輪20は時計方向に空転するが、ローラ50の引き ずりトルクによって外輪10も時計方向に回動し、スプライン突起の側面B2が スプライン溝32の側面B1に衝突し、その反対の面A1,A2の間はa1+a2 のaだけの隙間を作る。
【0006】 図10は内輪20が反時計方向に回転するロック時を示し、このときは側面B1 とB2の間にaだけの隙間を作る。
【0007】
前述のように、空転状態とロック状態を繰り返すと、スプライン突起12の側 面と、スプライン溝32の側面とがaだけの隙間を介して相互に衝突し、異常音 や振動の発生の問題が生じる。
【0008】 そこで、外輪とハウジングの間にバネを介装し、その摩擦力で外輪とハウジン グを固定することが考案されていたが、ユーザーにとってバネを組付ける工数が 増加するという不具合が生ずる。
【0009】 また、バネは成形後、調質するが、大きな径のものでは変形が生ずることが多 く、材料の歩留が悪かった。
【0010】
この考案は前記の不具合を解消するために、ワンウェイクラッチの外輪とハウ ジングとの固定構造において、外輪の側面に沿ってハウジングとの間に波形板バ ネ本体が介装され、この波形板バネ本体に、外輪の外周面に沿って、軸方向に反 対側まで横断する鉤形部が設けられていて、鉤形部の先端の屈曲係止部によって 波形板バネ本体は外輪に係止されるようになっていることを特徴とする外輪とハ ウジングとの固定構造を得たものである。
【0011】
図1ないし図3はこの考案の固定構造を側面からみた図、図4は図3の平面図 、図5は図1のX−X断面図、図6は図2、図3のX−X断面図であって、図1 と図5に示す例では、波形板バネ本体40が外輪10の側面に沿ってハウジング 30との間に介装され、板バネ本体から伸びる鉤状部41が外輪10のスプライ ン突起12の間の外周面11に沿って軸方向に外輪10を横断し、反対側におい て屈曲係止部によって外輪10に固定される。
【0012】 図2、図3ならびに図6に示される例では鉤状部41はスプライン突起の外周 面をこえて反対側に達し、屈曲係止部によって波形板バネ本体40は外輪10に 固定される。
【0013】 なお図2に示す例では波形板バネ本体40は鉤状部41から左右に若干延長さ れた部分を有しているが、図3に示される例ではその延長部を有していない。
【0014】 また図1ないし図3において、たて線43は板バネ本体40が波形であること を示している。その一例として図4に図3の平面図を示す。波形は図4のような 形状のほか正弦曲線状、アーチ状等であってもよい。
【0015】 このように波形板バネ本体40を外輪10の側面に沿ってハウジング30との 間に介装することにより、側面の摩擦力によって、外輪とハウジングを固定し、 衝撃を柔らげることができる。
【0016】 また、この考案の波形板バネ本体は簡単に取り付けることができ、さらに板バ ネ自身が小形であるため、調質しても変形することが少なく、材料の歩留りも高 い。
【0017】
この考案の外輪とハウジングとの固定構造は前記のような構成であって、固定 用の板バネを簡単に装着することができ、また、板バネが小さいので、調質して も変形することはない。
【図1】この考案の第1実施例の側面図である。
【図2】この考案の第2実施例の側面図である。
【図3】この考案の第3実施例の側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図1のX−X断面図である。
【図6】図2、図3のX−X断面図である。
【図7】ワンウェイクラッチの一例の側面図である。
【図8】図7のX−X断面図である。
【図9】空転状態を示す図である。
【図10】ロック状態を示す図である。
10 外輪 11 外周面 12 スプライン突起 14 カム面 20 内輪 30 ハウジング 32 スプライン溝 40 波形板バネ本体 41 鉤形部 42 屈曲係止部 43 波部 50 ローラ 60 側板 70 スプリング 80 スプリング取付板
Claims (1)
- 【請求項1】 ワンウェイクラッチの外輪とハウジン
グとの固定構造において、外輪10の側面に沿ってハウ
ジング30との間に波形板バネ本体40が介装され、こ
の波形板バネ本体40に、外輪10の外周面に沿って、
軸方向に反対側まで横断する鉤形部41が設けられてい
て、鉤形部41の先端の屈曲係止部42によって、波形
板バネ本体40は外輪10に係止されるようになってい
ることを特徴とするワンウェイクラッチの外輪とハウジ
ングとの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992068362U JP2602750Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | ワンウェイクラッチの外輪の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992068362U JP2602750Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | ワンウェイクラッチの外輪の固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618735U true JPH0618735U (ja) | 1994-03-11 |
JP2602750Y2 JP2602750Y2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=13371609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992068362U Expired - Lifetime JP2602750Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | ワンウェイクラッチの外輪の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602750Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000213566A (ja) * | 1999-01-27 | 2000-08-02 | Ntn Corp | 一方向クラッチ |
US9599171B2 (en) | 2014-03-28 | 2017-03-21 | Canon Kabushiki Kaisha | One-way clutch and sheet feeding roller |
WO2019017320A1 (ja) * | 2017-07-18 | 2019-01-24 | 株式会社ジェイテクト | 一方向クラッチ |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP1992068362U patent/JP2602750Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000213566A (ja) * | 1999-01-27 | 2000-08-02 | Ntn Corp | 一方向クラッチ |
US9599171B2 (en) | 2014-03-28 | 2017-03-21 | Canon Kabushiki Kaisha | One-way clutch and sheet feeding roller |
WO2019017320A1 (ja) * | 2017-07-18 | 2019-01-24 | 株式会社ジェイテクト | 一方向クラッチ |
CN110914565A (zh) * | 2017-07-18 | 2020-03-24 | 株式会社捷太格特 | 单向离合器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2602750Y2 (ja) | 2000-01-24 |
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Legal Events
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