JP2571009Y2 - ワンウェイクラッチ用押え板の取付構造 - Google Patents

ワンウェイクラッチ用押え板の取付構造

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JP2571009Y2
JP2571009Y2 JP1992013472U JP1347292U JP2571009Y2 JP 2571009 Y2 JP2571009 Y2 JP 2571009Y2 JP 1992013472 U JP1992013472 U JP 1992013472U JP 1347292 U JP1347292 U JP 1347292U JP 2571009 Y2 JP2571009 Y2 JP 2571009Y2
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holding plate
locking
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projection
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顕啓 石田
芳男 木下
三喜夫 内田
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エヌエスケー・ワーナー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ワンウェイクラッチ
用押え板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の駆動装置内でトルク伝達、バ
ックストップ等の部品として使用されるワンウェイクラ
ッチの抜け止め、位置決めのための押え板を取り付ける
ために従来種々のやり方が行なわれてきた。
【0003】図14以下に従来の取り付け方を示し、い
ずれの図も10はワンウエイクラッチを、また20は外
輪を、27は外輪の外周のスプラインを示している。な
お凡ての図で内輪は省略されている。
【0004】図14ではワンウェイクラッチ10の両端
をスナップリング40で固定し、図15では一方の端面
のみをスナップリング40で固定している。この両図に
示されたやり方ではスナップリング40の止め代分だけ
外輪の幅を広くしなければならない。
【0005】図16に示された例は、押え板30の端部
を折り曲げてバネ爪37を形成し、外輪に設けた凹凸部
の谷部にひっかけて係止するもので、図16ではワンウ
ェイクラッチ10の両側に押え板を取り付けた例が示さ
れ、図17では片側のみに設けた例が示されている。
【0006】図18は取り付け部分を拡大して示したも
ので、押え板30の端部が折り曲げられてバネ爪37と
して形成され、外輪20の凹凸部の谷部にひっかけられ
係止されている。
【0007】これらのバネ爪による固定では、外輪20
に設けたスプライン27の谷の径より、押え板の外径を
小さく設定しなければならず、図16のPで示す寸法
(即ち外輪の肉厚)をあまり小さく取れない。しかし、
その一方で、外輪の側部に凹凸部を形成しなければなら
ないので、図18の谷部のQで示す部分は薄くなる。
【0008】さらに外輪に凹凸部を正確に形成しなけれ
ばならないので、外輪の加工が極めて困難である。
【0009】図19に示す例では、外輪20とワンウェ
イクラッチ10とが止め輪41によりハウジング50に
直接固定されている。これは組み付け工程(客先にて行
なう)において、工数が多くかかるのと、エンドベアリ
ング42等が欠落する場合が生じるという欠点がある。
なお図で11はワンウェイクラッチのスプラグを示す。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案では前記の従来
のやり方における欠点を解消するために、押え板に舌片
と鉤状部よりなる係止爪を複数個設け、外輪にはこの係
止爪を係止する係止突起を係止爪に対応する位置に設け
た、押え板の取り付け構造を得たものである。
【0011】
【実施例】図1ないし図7は第1の実施例を示し、図1
は一部を破断して示した押え板取り付け状態図、図2は
そのA−A断面図であって、10はワンウェイクラッ
チ、11は一方向回転用スプラグ、20は外輪、21は
外輪に設けられた係止突起、30は押え板を夫々示す。
なお、2点鎖線60は内輪を示している。(ワンウェイ
クラッチは周知の技術手段であるので、それに関する説
明は省略する。)
【0012】図3は外輪20の端面図、図4はそのC−
C断面図であって、外輪20は外周に係止突起21が設
けられている。係止突起の部分の円B内の拡大図は後述
の図7に示される。
【0013】図5は押え板30の端面図、図6は円A内
係止爪31を拡大して示したもので、押え板30は外
輪20の係止突起21に対応して複数の係止爪31が形
成されている。この係止爪31の形状は、図6に拡大さ
れて示すように、押え板30の外縁から半径方向にのび
る係止用舌片32と、該舌片の先端部における係止用
片32と直角な鉤状部33とからなる形状をしている。
【0014】図7に拡大して示されるように、係止突起
21は外輪20の外周に形成され、軸方向溝22と、円
周方向溝23を有している。図示からも判るように溝2
2と23は直交している。そして、外輪20の側面に押
え板30を当て、係止爪31を折り曲げ、係止用舌片3
2を溝22に、その先端の鉤状部33を溝23に嵌合し
て係止する。図から容易に判るように、押え板30は外
輪20の両側面から同様に取り付けることができる。
【0015】図8は係止爪の第2の実施例を示し、係止
爪31は押え板30の外縁から半径方向にのびる舌片部
分32と、その先端を軸方向に直角に折り曲げた折曲部
34とから形成されている。そして、爪31には図示の
如く孔35があけられている。
【0016】図9ないし図11は図8に示す係止爪に対
応するワンウェイクラッチ20の外周に設けられた種々
の係止突起の態様を示し、図9の例では突起21は2段
突起24を有し、その中央に円周方向に溝23が設けら
れている。図8に示す係止爪の折曲部34の先端を溝2
3に嵌入し、孔35に2段突起24を嵌合することによ
り、突起21と爪31とは係止される。
【0017】図10は突起21の別な態様を示し、突起
の中央に円周方向の溝23が設けられ、折曲部34の先
端が嵌合しうるようになっている。
【0018】図11は突起21のさらに別な態様を示
し、突起は下方部分より小さい2段突起25を有してお
り、孔35の部分をこの小突起25に嵌め込むようにな
っている。
【0019】図12は係止爪の第3の実施例を示し、爪
31は押え板30の外縁から半径方向にのびる舌片32
及びその舌片から軸方向に直角に曲げられているL字形
の挿入突子36からなっている。挿入突子36は舌片3
2の両側に設けられている。
【0020】図13は図12の係止爪に対応する係止突
起を示し、係止突起21の両側面に軸方向スリット26
及び半径方向の切欠26′が設けられている。押え板3
0の係止は挿入突子36をスリット26及び切欠26′
中に挿入することにより行なわれる。
【0021】
【考案の効果】この考案の押え板の取り付け構造は前記
の如き構成であって、それにより、取り付けスペース
(軸方向寸法)を最小にでき、外輪の肉厚が小さくても
取り付けが可能であり、外輪、ワンウェイクラッチ、抜
け止めが一体となって取扱える。さらに、外輪の回り止
めとなる突起に押え板を固定するため、外輪の強度を下
げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 外輪に押え板を取り付けたところを一部破
断して示した図
【図2】 図1のA−A断面図
【図3】 外輪の端面図
【図4】 図3のC−C断面図
【図5】 押え板の端面図
【図6】 係止爪の第1実施例の拡大図
【図7】 係止状態の拡大図
【図8】 係止爪の第2実施例を示す図
【図9】 図8の係止爪に対応する係止突起を示す図
【図10】 図8の係止爪に対応する係止突起を示す図
【図11】 図8の係止爪に対応する係止突起を示す図
【図12】 係止爪の第3実施例を示す図
【図13】 図12の係止爪に対応する係止突起を示す
【図14】 従来の押え板の取り付け状態を示す図
【図15】 従来の押え板の取り付け状態を示す図
【図16】 従来の押え板の取り付け状態を示す図
【図17】 従来の押え板の取り付け状態を示す図
【図18】 従来の押え板の取り付け状態を示す図
【図19】 従来の押え板の取り付け状態を示す図
【符号の説明】
10 ワンウェイクラッチ 11 スプラグ 20 外輪 21 係止突起 22 溝 23 溝 24 2段突起 25 2段突起 26 軸方向スリット 27 スプライン 30 押え板 31 係止爪 32 係止用舌片 33 鉤状部 34 折曲部 35 孔 36 挿入突子 37 バネ部 40 スナップリング 41 止め輪 42 エンドベアリング 50 ハウジング 60 内輪

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワンウェイクラッチ用押え板の取付構造
    において、 ワンウェイクラッチの抜け止め及び位置決めのための押
    え板の外縁に、半径方向に延びる係止爪を複数個設け、 ワンウェイクラッチの外側に位置する外輪の外周に複数
    個設けられた半径方向に延びる係止突起に、前記の係止
    爪を係合させたことを特徴とするワンウェイクラッチ用
    押え板の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係止爪は押え板の外縁から半径方向
    に延びる係止用舌片と、円周方向に見て該舌片に直角な
    鉤状部とからなり、該鉤状部は前記係止突起に設けられ
    た凹溝と係合していることを特徴とする請求項1記載の
    ワンウェイクラッチ用押え板の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記係止爪は押え板の外縁から半径方向
    に延びる係止用舌片として形成され、該舌片には孔が設
    けられていて、該孔は前記の係止突起に設けられた2段
    突起と係合していることを特徴とする請求項1記載のワ
    ンウェイクラッチ用押さえ板の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記係止爪は押え板の外縁から半径方向
    に延びる係止用舌片として形成され、該舌片はその中央
    部分の両側において、軸方向に直角に折り曲げられたL
    字形の挿入突子を有し、該突子は前記係止突起の円周方
    向側面に設けられた軸方向スリットと、半径方向切欠に
    係合していることを特徴とする請求項1記載のワンウェ
    イクラッチ用押さえ板の取付構造。
JP1992013472U 1992-01-30 1992-01-30 ワンウェイクラッチ用押え板の取付構造 Expired - Lifetime JP2571009Y2 (ja)

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