JPH06187192A - プログラム出力制御方法 - Google Patents

プログラム出力制御方法

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JPH06187192A
JPH06187192A JP4338318A JP33831892A JPH06187192A JP H06187192 A JPH06187192 A JP H06187192A JP 4338318 A JP4338318 A JP 4338318A JP 33831892 A JP33831892 A JP 33831892A JP H06187192 A JPH06187192 A JP H06187192A
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JP
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output
program
mode
partial
control method
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JP4338318A
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喜久雄 ▲高▼橋
Kikuo Takahashi
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デバッグ時のトレースなどの大量出力に好適な
プログラム出力制御方法を提供する。 【構成】プログラムが出力した情報をそのまま全て出力
するための全出力モードと、該プログラムが出力した情
報の内、部分最新情報群のみを出力するための部分出力
モードとを設け、プログラム(ジョブ)実行時に目的に
合わせてユーザが選択可能とした。 【効果】トレース情報等の大量かつその出力量が予め把
握困難なデバッグ情報等の出力においても多量に出力用
領域をリザーブする必要がなくなり、かつ出力上限値の
予測誤りによるユーザプログラムの異常終了も回避でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機上で動作するプ
ログラムからの出力情報量の制御に係り、特にデバッグ
情報出力などにおいて好適なプログラム出力制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】プログラムからの出力制御の従来方法と
しては、HITACマニュアルVOS3/ASジョブ制
御言語(平成3年5月第2版6180−3−144−1
0)に記載されているように、SPOOL装置(ライン
プリンタなどに出力する場合)に対する出力の場合に
は、当該ジョブ(プログラム)に許可する総出力最大量
(ページ206−208、又はページ247,248,
257)および、当該ジョブから発せられる個別出力毎
(ページ85,100)にその出力最大量を予めユーザ
自身が予測し、その予測した出力最大量の範囲内でプロ
グラムからの出力が可能であった。
【0003】また、磁気ディスク上のファイル等に出力
する場合にはそのファイルに予め割り当てられている領
域の大きさの範囲内で出力可能、あるいは、該領域の大
きさを、その計算機で規定されている有限回の領域拡張
を実施し、その総領域の大きさの範囲を超える情報の出
力は出来なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プログラムの出力に
は、プログラムが正常に動作した場合には不要である
が、異常動作をした場合に限り必要となる出力情報があ
る。例えば、プログラムの動作経緯を知るためプログラ
ム中の要所要所で、いわゆるデバッグ情報と呼ばれるメ
ッセージを出力する場合がある。この時に必要な情報は
プログラムに異常が発生し停止した時点からさかのぼっ
て、ある一定量の情報があれば(正常に動作している時
のデバッグ情報は不要と言う意味)良く、さらに、プロ
グラムが正常に動作した場合には該デバッグ情報全体が
不要である。
【0005】上記従来技術では、このような一時的な大
量出力に対する考慮が成されておらず、そのためプログ
ラムを実行した結果としての総出力をユーザが予め予測
し、それを上回る量を当該プログラムの実行にさきがけ
指定する必要があるが、その予測が困難でありかつ、そ
のための出力領域の容量も膨大になると言う問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、上記問題を解決しうるプ
ログラム出力制御方法を提供する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
本発明ではプログラムが出力した情報をそのまま全て出
力するための全出力モードと、該プログラムが出力した
情報の一部分のみを出力するための部分出力モードとを
設け、プログラム(ジョブ)実行時に目的に合わせてユ
ーザが選択可能とした。
【0008】
【作用】全出力モードにおいては、プログラムからの出
力を従来どおりに、そのまま全て有効とし、該出力全て
を出力媒体上に保存する。部分出力モードにおいては、
あらかじめユーザが指定した出力量を超えない範囲内で
プログラムからの出力の内、最寄りの最新出力群のみを
出力媒体に保持する。したがって、プログラム本来の出
力は全出力モードを用いて従来互換が保てる。また、途
中経過などの多量のデバッグ情報等の出力には部分出力
モードを用いる事により、一定量の小さな領域を用い
て、デバッグに必要な最寄りの最新出力群が得られ、か
つ、予測の困難な多量のデバッグ情報等の出力の為に出
力上限を超えプログラムが異常終了すると言った事態も
無くなる。
【0009】さらに、部分出力モードにおいては、出力
先装置がSPOOL装置の場合にはプログラムからの出
力を保存するかしないかを、プログラム実行時に指定可
能とし、(1)該指定が成されている場合にはその指定
に従い、(2)指定されていない場合には、プログラム
実行が正常終了時には当該出力を保存せず、異常終了時
には当該出力を保存するようにしたので不要な多量のデ
バッグ情報等の出力の為にシステム全体のリソースであ
るSPOOL装置の利用効率の悪化を防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を述べる。図1は全
体構成を示し、10はユーザジョブで、プログラム実行
時に必要となる各種リソース等を定義するジョブ制御文
群11と実行するプログラム12から成る。100はジ
ョブ制御文群11を解釈する制御文解釈ルーチン、20
0はその解釈した結果を保存するテーブルである。30
0はプログラム12からの出力要求に呼応して動作する
出力制御ルーチンであり、全出力制御部500と今回新
たに設けた出力モード判定ステップ310および、部分
出力制御部400から成る。20はプログラム実行時制
御文群11で定義された出力先媒体であり、本実施例で
はSPOOL装置を仮定し、SPOOL 装置20上には、当
該プログラムの出力用領域として、従来制御方式の全出
力領域21と今回新たに設けた部分出力領域22があ
る。600はジョブ終了時制御ルーチンであり、前記各
出力領域21,22をジョブ実行完了後もSPOOL装
置20上にそのまま保存しておくか削除するかを制御す
る。
【0011】以下、本実施例における動作を図1を用い
て説明をする。まず、本実施例の、ジョブ制御文群11
は以下のように定義されているものと仮定する。なお、
以下の説明では、HITACマニュアルVOS3/AS
ジョブ制御言語(平成3年5月第2版6180−3−1
44−10)の記載をベースに述べる。
【0012】 //jobid JOB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ・ ・ ・ //stepname EXEC PGM=prog1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 //FT06F001 DD SYSOUT=A,OUTLIM=(1000)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 //FT07F001 DD SYSOUT=A,OUTLIM=(200,,ROUND),DISP=(,DELETE,KEEP)・・・・・4 ・ ・ ・ // ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 上記において制御文1はジョブの開始を、制御文5は終
わりを示す文である。制御文2はプログラム(ジョブス
テップ)の開始を示す文であり、prog1なるプログラム
12の実行開始を指定している。以降の制御文3,4は
当該プログラム12の実行で出力する情報の出力先を指
定する文である。制御文3は従来方式の指定方法であ
り、本制御文先頭の「//」に続くDD名と呼ばれる
「FT06F001」でプログラム中の出力文と対応が
とられる。
【0013】本実施例ではFORTRANプログラムを
例とし、プログラム中で「WRITE(,100)出力デ
ータ群」のように書けばアンダーライン部の番号により
対応が取られる。なお、このアンダーライン部の番号は
装置識別子と呼ばれている。
【0014】さらに、「SYSOUT=A」は出力先と
してSPOOL装置(ラインプリンタなどへの出力)
を、「OUTLIM=(1000)」は当該出力の出力
量の上限を規定するものであり、この場合には、100
0行を上限として指定しており、プログラムからの当該
出力がこの値を超えるとジョブが異常終了する。制御文
4への出力の場合にも同様にプログラム中で「WRIT
E(,110)出力データ群」のように書けば前述の
ように装置識別子により対応が取られ、当該制御文の指
定に従った出力がなされる。
【0015】この制御文4は、部分出力モードによる出
力を指定しており、OUTLIM=(200,,ROU
ND)とDISP=(,DELETE,KEEP)のア
ンダーラインで示す部分が本実施例の特徴である部分出
力制御に関する定義であり本実施例で新たに指定可能、
もしくは、他の指定と組み合わせ可能にした部分であ
り、その他は、制御文3と同様の意味をもつ。OUTL
IM=(200,,ROUND)の200は制御文3と
同様に出力上限を200行と指定しているが、この場合
には、プログラムからの当該出力の内、最新出力200
行分のみを出力領域21上に保持する事を意味する。ま
た、DISP=(,DELETE,KEEP)はジョブ
終了時に、当該出力情報を保存するか削除するかを指定
しており、カッコ内の最初のカンマは第1パラメータが
省略されている事を示し、第2パラメータのDELET
Eはジョブが正常終了した場合には当該出力情報を削除
する事を示し、第3パラメータのKEEPはジョブが異
常終了した場合には当該出力情報を保存する事を指定し
ている。
【0016】なお、第2パラメータ,第3パラメータに
はDELETE,KEEPのいずれも指定可能である
が、指定が省略された場合には、前記のDISP=(,
DELETE,KEEP)が指定されたものと解釈す
る。以上でジョブ制御文群11の説明を終え、次に、こ
れら制御文を上記の意味に従って解釈する制御文解析ル
ーチン100について述べる。
【0017】ユーザジョブ10の実行が開始されると、
まず、制御文解析ルーチン100により前記ジョブ制御
文群11が解析され、解析結果保持テーブル200が作
成される。実施例の場合には前述のジョブ制御文1から
5の内、3と4が出力に関する制御文であり、これらの
解析結果が解析結果保持テーブル200に保存される。
【0018】すなわち、本実施例においては、図2に示
すようにテーブル200のエントリ210には、前記制
御文3の解析結果として、識別子フィールド211には
FT06F001をセットし、出力モードフィールド2
12には全出力モード(従来方式)を示す「0」をセッ
トし、出力上限値フィールド213には「1000」を
セットし、さらに、フィールド214にはジョブ正常終
了時に、当該出力情報を保存するか削除するかを示す値
をセットする。フィールド215にはジョブ異常終了時
に対する同様の値をセットする。本制御文3は前述のよ
うに従来方式の指定であり、この場合には両フィールド
には保存を示す「0」がセットされる。同様に、制御文
4の解析結果として、エントリ220の識別子フィール
ド221にはFT07F001をセットし、出力モード
フィールド222には部分出力モードを示す「1」をセ
ットし、出力上限値フィールド223には「200」を
セットし、さらに、フィールド224にはジョブ正常終
了時に、当該出力情報を削除する事を示す「1」をセッ
トし、フィールド225にはジョブ異常終了時に出力情
報を保存する事を示す「0」をセットする。また、フィ
ールド216,226は出力ポインタであり、初期化の
ため「0」をセットしておく。次に、制御文解析ルーチ
ン100は、前記出力上限値フィールド213,223
の値を基に各出力用の領域21,22をSPOOL装置
21に割り当てる。この処理は従来方式により実施すれ
ば良く詳細は省略する。以上述べたようにジョブ制御文
の解析と出力領域等のリソースの準備が完了するとプロ
グラム12の実行が開始され、その処理の中で出力要求
が出される。この出力要求は、本発明の中核である出力
制御ルーチン300により処理される。次に、この出力
制御ルーチン300の動作を説明する。
【0019】図1に示すユーザプログラム12から出力
要求が発せられると、制御ルーチン300に制御が渡
る。制御が渡ると、制御ルーチン300はステップ31
0で出力モードの判定を実施し、通常モードであれば制
御部500により出力領域21にそのまま出力する。部
分出力モードであれば部分制御部400ではラップアラ
ンド方式により出力領域22に、出力する。
【0020】この処理を図2,図3を用いてもう少し詳
しくのべる。まず、始めに前記制御文3で定義した従来
方式による出力領域21への出力動作を述べる。
【0021】図3に示すように、ステップ305では、
前記のジョブ制御文解析ルーチン100の出力である解
析結果保持テーブル200(図2)上より、当該制御部
に制御が渡ってきた時の当該出力要求に対応するエント
リを取り出す。今、ユーザプログラム12から「WRI
TE(,100)・・・」なる出力要求が発せられた
とすると、前記説明したようにジョブ制御文の文先頭の
「//」に続くDD名が「FT06F001」である前
記制御文3で定義した装置への出力であり、それに対応
する識別子フィールド211(図2)を持つテーブル2
00上のエントリ210を取り出す。引き続くステップ
310では、エントリ210のフィールド212の値を
調べ出力モード判定を実施する。この時フィールド21
2の値は0であり、これは前記ジョブ制御文でも述べた
ように従来方式による通常モードを示しており、制御部
500に制御が渡る。制御部500では、ステップ32
0で当該出力に対する出力行数を計測するためフィール
ドであるLCOUNT216(図2)に1を加え、その
後、ステップ321でフィールド213(図2)上の出
力上限値と比較する。比較条件が成立する場合は出力量
超過によりジョブを異常終了させるため、ステップ32
3により後述するジョブ終了時出力制御ルーチンに制御
が渡される。一方、比較条件が不成立の場合には、ステ
ップ322で領域21(図1)のLCOUNT目に当該
出力データを書き込み、ステップ334にてユーザプロ
グラム12へ戻る。
【0022】以上で従来の通常モードにおける方式の説
明を終え、次に、今回新たに設けた、部分出力モードの
動作を説明する。
【0023】ユーザプログラム12から「WRITE
,110)・・・」なる出力要求が発せられたとす
ると、前記同様にジョブ制御文の文先頭の「//」に続
くDD名が「FT07F001」である前記制御文4で
定義した装置への出力であり、それに対応する識別子フ
ィールド221(図2)を持つテーブル200上のエン
トリ220を取り出す。引き続くステップ310で前記
同様に出力モード判定を実施する。この時フィールド2
22の値は1であり、これは前記ジョブ制御文でも述べ
たように部分出力モードを示しており、制御部400に
制御が渡る。制御部400のステップ330で当該出力
に対する出力行数を計測するためフィールドであるLC
OUNT226(図2)に1を加え、その後、ステップ
331でフィールド223(図2)上の出力上限値と比
較する。
【0024】比較条件が成立する場合には先ほど説明し
た通常モードの場合とは異なり、ステップ332で出力
位置ポインタでもあるLCOUNT226に1をセット
し、出力位置を領域22の先頭に戻し、ステップ333
で領域22(図1)のLCOUNT目、すなわち、領域22の
先頭にラップアランドさせて当該出力データを書き込
み、ステップ334にてユーザプログラム12へ戻る。
【0025】一方、比較条件が不成立の場合には、ステ
ップ333で領域22(図1)中のステップ330で求
めたLCOUNT目そのままの位置に、当該出力データ
を書き込み、ステップ334にてユーザプログラム12
へ戻る。
【0026】本実施例では、以上のようにしてラップア
ランド方式により部分制御モードにおける出力を実施す
る。このようにして、出力制御ルーチン300はプログ
ラム12の実行が終了するまで、プログラムからの出力
要求の都度繰り返し処理する。
【0027】次に、プログラム12の実行が終了する時
に実行されるジョブ終了時出力制御ルーチン600の動
作を説明する。
【0028】本制御ルーチン600は、オペレーティン
グシステムの一部であるジョブ終了時ルーチン(図示せ
ず)やジョブステップ終了時ルーチン(図示せず)によ
り起動される。起動されると、図4に示すようにテーブ
ル200(図2)のエントリを一個ずつ取りだし、その
エントリの内容に従って、これまでに出力されているユ
ーザプログラム12からの出力情報群を保存したりしな
かったりする。
【0029】本実施例では、まず、ステップ605でテ
ーブル200の先頭エントリ210(図2)を取りだ
し、ステップ606でテーブル200の終わりを示すe
ndマークをチェックする。今は、判定が成立せず引き
続くステップ610が実行される。
【0030】ステップ610では、前記エントリ210
のフィールド212(図2)をチェックし、その値が0
であるので前述したように通常モードで出力された事を
示してており、判定が成り立ち、ステップ700が実行
され、当該出力情報を出力媒体20(図1)上の領域2
1として保存し、次に、ステップ850にてテーブル2
00(図2)の取りだしポインタを一つ進め、ステップ
605に戻り、次のエントリ220が上記同様に取り出
され処理される。エントリ220は取りだされると、先
程と同様にステップ606にてendマークか否かを判
定した後、ステップ610にて出力モードの判定が成さ
れ、この場合には前記エントリ220のフィールド22
2(図2)の値が1であるので判定は成り立たず、ステッ
プ810が実行される。
【0031】ステップ810では、当該ジョブが正常終
了かどうかを調べ、正常終了であればステップ820に
進む。ステップ820では正常終了時の動作を示すフラ
ッグ224の値を調べ、その値に従って当該出力情報を
出力媒体20(図1)上の領域22として保存したり、
しなかったりを制御する。今、フラッグ224の値は1
であり、この場合には前述のように本実施例では、ジョ
ブ正常終了時には当該出力を保存しない事を表しており
(判定が成立ち)、ステップ840に処理が進み当該出
力領域22を出力媒体20(図1)上から削除する。
【0032】一方、当該ジョブが異常終了の場合には、
前記ステップ810の判定が成り立たずステップ830
に進む。ステップ830では異常終了時の動作を示すフ
ラッグ225の値を調べ、その値に従って正常終了時と
同様に、当該出力情報を出力媒体20(図1)上の領域
22として保存したり、しなかったりを制御する。今、
フラッグ225の値は0であり、この場合には本実施例
では当該出力を保存する事を表しており(判定が成り立
たず)、ステップ700に処理が進み、当該出力情報を
出力媒体20(図1)上の領域22として保存する。
【0033】以上のようにして、ユーザが目的に応じ
て、従来方式の出力(前記従来形式の制御文3で指定)
と部分出力方式(前記制御文4の形式で指定)とを選択
可能としての従来互換を保ちつつ、さらに、部分出力方
式では、本実施例のように、200行分の小さな領域の
みを用意し、この領域をラップアランドさせて用いるよ
うにしたので、トレース情報等の大量かつその出力量が
予め把握困難なデバッグ情報の出力において、本来は二
次的な情報であるデバッグ情報の出力自体が出力量超過
となりプログラム実行が異常終了させられることが無く
なる。
【0034】また、プログラムの異常終了時に、その状
況を把握するには、それまでの全てのトレース情報が必
ずしも必要ではなく、異常終了する直前からの情報のみ
有れば良い。言い換えれば異常終了した時点からさかの
ぼって最新情報がある程度あれば十分であり、本実施例
のようなラップアランド方式を取ることにより出力領域
の使用効率(出力媒体20の利用効率)も向上する。さ
らに、正常終了時には、領域22を削除することによ
り、さらなる出力領域の使用効率の向上が図れる。
【0035】
【発明の効果】本発明では、部分出力モードを設け、従
来方式との使い分けを可能としたので、必要に応じ部分
出力モードを用いる事により従来互換を保ちつつ、さら
に、部分出力方式では、少容量の出力領域に必要な量の
最新出力情報のみを保持しておくことが可能となる。特
に、トレース情報等の大量かつその出力量が予め把握困
難なデバッグ情報等の出力においては多量の計算機リソ
ース(出力用にリザーブされる各種記憶媒体上の領域)
が必要無くなり、その利用効率が向上する、とともに、
出力上限値の予測誤りによりユーザプログラムが目的情
報を出力するに至らずに異常終了すると言った事態も回
避可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図。
【図2】実施例におけるジョブ制御文解析結果内容を示
す説明図。
【図3】実施例における出力制御ルーチン300の動作
フロー図。
【図4】実施例におけるジョブ終了時出力制御ルーチン
600の動作フロー図。
【符号の説明】
10…ユーザジョブ、20…出力媒体(SPOOL)装
置、100…制御文解析ルーチン、200…解析結果保
持テーブル、300…出力制御ルーチン、600…ジョブ
終了時出力制御ルーチン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機の上で動作するプログラムからの出
    力を制御する方法であって、該プログラムが出力した情
    報をそのまま全て出力するための全出力モードと、該プ
    ログラムが出力した情報の一部分のみを出力するための
    部分出力モードとを設けた事を特徴とするプログラム出
    力制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1のプログラム出力制御方法におい
    て、(1)全出力モードにおいては、プログラムからの
    出力をそのまま全て有効とし、該出力全てを出力媒体上
    に保存し、(2)部分出力モードにおいては、あらかじ
    め指定された出力量を超えない範囲内でプログラムから
    の出力の内、最寄りの最新出力群のみを出力媒体に保持
    することを特徴とするプログラム出力制御方法。
  3. 【請求項3】請求項2の部分出力モードにおいて、プロ
    グラムからの出力総量を制御する方法であって、あらか
    じめ指定された出力量とは、出力媒体に保持すべきデー
    タの量、もしくは、該出力用として用意されている出力
    領域であることを特徴とするプログラム出力制御方法。
  4. 【請求項4】プログラム実行が正常に終了したか否かに
    よって、プログラムからの出力を保存するかしないかの
    制御を行うことを特徴とするプログラム出力制御方法。
  5. 【請求項5】請求項1もしくは4記載の制御方法であっ
    て、当該制御対象がSPOOL(Simultaneous Perihera
    l Operation On-line)装置への出力の場合であって、プ
    ログラムからの出力を保存するかしないかを、プログラ
    ム実行時に指定可能であり、 (1)該指定が成されている場合にはその指定に従い、
    (2)指定されていない場合には、(a)請求第1項の
    全出力モードにおいては、プログラム実行が正常終了時
    にも異常終了時にも、当該出力を保存し、(b)請求第
    1項の部分出力モードにおいては、プログラム実行が正
    常終了時には当該出力を保存せず、異常終了時には当該
    出力を保存することを特徴とするプログラム出力制御方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1のプログラム出力制御方法であっ
    て、出力先がSPOOL装置の場合においては、(1)
    全出力モードにおいては、プログラムからの出力量をカ
    ウントし、あらかじめプログラム実行時に指定された出
    力量の上限値とチェックし、超えている場合には当該出
    力要求元ジョブの実行を中断し、(2)部分出力モード
    においては、当該部分出力モードでのプログラムからの
    出力量制御は、前記の出力量の上限値チェックにおい
    て、上限値を超えている場合には、当該出力領域の先頭
    に戻り、出力を継続することを特徴とするプログラム出
    力制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08314765A (ja) * 1995-05-15 1996-11-29 Nec Corp デバッグ情報収集方式
KR101869341B1 (ko) * 2017-12-20 2018-07-20 국방과학연구소 데이터 출력 시스템 및 그 시스템의 데이터 출력 방법
JP2019079506A (ja) * 2017-10-19 2019-05-23 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 不揮発性メモリー装置及びその作動方法

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