JPH0618697B2 - マスタモデル粗型材の製造方法 - Google Patents

マスタモデル粗型材の製造方法

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JPH0618697B2
JPH0618697B2 JP29603186A JP29603186A JPH0618697B2 JP H0618697 B2 JPH0618697 B2 JP H0618697B2 JP 29603186 A JP29603186 A JP 29603186A JP 29603186 A JP29603186 A JP 29603186A JP H0618697 B2 JPH0618697 B2 JP H0618697B2
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岩雄 鈴木
勇雄 菊地
久雄 三浦
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Toyota Motor Corp
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 車体生産用プレス型の製造方法、特にマスタモデル粗型
材の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
車体の生産工程ではプレス型等実物大のモデル(以下マ
スタモデルと称する)を製造し繰返し使用される。
従来マスタモデルの製造方法は一般に第6図に示すよう
に、安価で加工性のよい発泡材である発泡スチロールを
用いて、その定尺材を鋸盤で材料取りしエポキシ樹脂3
等硬化性のある樹脂液を流し込んで型を作る部分を機械
加工してラフモデル1を製造し、そのラフモデル1の表
面に離型を容易にするためにマスキングテープ2を貼っ
た後、エポキシ樹脂等硬化性のある樹脂液を流し込んで
パイプ枠4等で枠組し、乾燥してエポキシ樹脂が固化す
るとパイプ枠4も固定されて一体となり、ラフモデル1
から離型されてマスタモデル粗型材5となる。このマス
タモデル粗型材5の表面5aはカッター6で機械加工さ
れ、マスタモデル粗型材5の製造が完了する。
エポキシ樹脂が硬化したとき、エポキシ樹脂の硬化物が
ラフモデル1に貼り付かないようにする為に離型材を使
用する必要があるが、一般に使用されている離型材は粉
体状となるもの、例えばワックスをトリクロエタン1.
1.1で溶解されたもので、いずれも有機溶剤にて溶解
してあり、発泡スチロール製のラフモデル1に塗布する
と発泡スチロールが溶け出し、ラフモデル1の製品形状
をくずす欠点があるため、発泡スチロールを溶かさない
材質のマスキングテープ2を使用する状況にあった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ラフモデルにマスキングテープを貼って硬化性を有する
樹脂液を注入すると、樹脂が硬化する際に発生する硬化
熱でマスキングテープが溶融して粘着性を増し、ラフモ
デルと樹脂の硬化物とが接着して離型性が非常に悪くな
っていた。
更に離型後のマスタモデル粗型材の表面に半溶融したマ
スキングテープが貼り付き、マスタモデル粗型材の表面
5aを機械加工する際にカッター6に絡みつき加工性の
低下をきたしている。
本発明の目的は、上記問題点を消除した、離型性の良好
なマスタモデル粗型材の製造方法を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は、発泡材からなるラフモデルの型表面に
硬化性を有する樹脂液を流し込んでプレス型製造用のマ
スタモデル粗型材を製造するマスタモデル粗型材の製造
方法において、前記ラフモデルの型表面上に粉体層を形
成し次いで皮膜層を形成した後樹脂液を流し込み硬化さ
せることを特徴とするマスタモデル粗型材の製造方法を
提供することにより達成される。
〔作用〕
ラフモデルの表面上に形成された粉体層はラフモデルか
らマスタモデル粗型材を外すとき、外部から空気の導入
を容易にすると共に、粉体層上に形成された皮膜層は硬
さを有してラフモデルの型上の粉体層の剥離を防ぐの
で、その上に流し込まれた樹脂を型表面に一様に分布さ
せる。
〔実施例〕
本発明の実施例について図により説明する。第1図に示
すように、発泡スチロール製のラフモデル1と樹脂3即
ちエポキシ樹脂の硬化物との間に離型層として粉体層
8、即ち砥粉層と水溶性接着剤からなる皮膜層9とを形
成することにより、第2図に示す如く、ラフモデル1と
マスタモデル粗型材5とは、乾燥して粉体状になった砥
粉層8の層に空気が導入されやすいので容易に離型され
る。
離型層の形成手順については、粉体層8として好適な粉
体に砥粉がある。砥粉は自然産の珪石で、鉄分を含む珪
酸アルミニウムを主成分とするものであって、その粉末
を水又は必要によっては温水に2:1の重量比で混合す
ると容易に水に溶けるか又は懸濁するので、この溶液を
第3図に示すように刷毛等でラフモデル1に塗布すると
均一な砥粉層8が形成される。
この砥粉層8を乾燥したままでエポキシ樹脂3を流し込
むと第4図に示すようにエポキシ樹脂3が流動して砥粉
層8ではがれて丸まって形がくずれるので、本発明では
第5図に示すように砥粉層8上に、水溶性接着剤を適度
の水に薄めて刷毛等で塗布し自然乾燥させると極めて薄
くて硬さを有しそれ自体の形状を保持する皮膜層9が得
られるので、エポキシ樹脂を流し込んでも形をくずさな
い。このエポキシ樹脂3にパイプ枠4等を取付け、乾燥
するとエポキシ樹脂3が固化するので、この固化物は砥
粉層8で容易に離型できてマスタモデル粗型材5が出来
上る。
離型後のマスタモデル粗型材5の表面に付着している物
質は水溶性接着剤の硬化した皮膜層と砥粉の粉体物であ
るから、マスタモデル粗型材5の表面を機械加工すると
きカッターに絡み付くこともなく容易に加工でき、従っ
て加工能率も向上する。
〔発明の効果〕
発泡材からなるラフモデルの型表面上に形成された粉体
層は、ラフモデルからマスタモデル粗型材を離型すると
きその間に空気を導入し易くするので容易に離型でき
る。粉体層上に形成された皮膜は硬さを有しそれ自体の
形状を保持するので、その上に樹脂を流し込んでも樹脂
の形をくずすことがない。
離型後のマスタモデル粗型材に付着している硬化した皮
膜層と粉体物は容易に水に溶けるので水洗等で除去し易
すく、マスタモデル粗型材からマスタモデルを成形する
際にもマスタモデル粗型材の機械加工を阻害する物質で
はないので機械加工を精密且つ能率よく行うことができ
る。
また、付言すれば本発明による粉体層と皮膜層とからな
る離型層を製作する工数は従来のマスキングテープによ
る方法に比し約6分の1となり、大巾な工数低減とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例全体の断面構成を示す説明
図であり、第2図は本発明の実施例によるラフモデルか
らマスタモデル粗型材を離型した状況説明図であり、第
3図は本発明の実施例によるラフモデルに粉体層を塗布
する場合の説明図であり、第4図は本発明の実施例とし
て粉体層のみを用いた場合のエポキシ樹脂の形状のくず
れを示す説明図であり、第5図は本発明による乾燥した
砥粉層上に水溶性接着剤からなる皮膜層を形成する説明
図であり、第6図は従来方法によるマスタモデル粗型材
の製造工程の説明図である。 1……ラフモデル、 3……樹脂、 5……マスタモデル粗型材、 8……粉体層、 9……皮膜層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 43/36 7365−4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡材からなるラフモデルの型表面に硬化
    性を有する樹脂液を流し込んでプレス型製造用のマスタ
    モデル粗型材を製造するマスタモデル粗型材の製造方法
    において、前記ラフモデルの型表面上に粉体層を形成し
    次いで皮膜層を形成した後樹脂液を流し込み、硬化させ
    ることを特徴とするマスタモデル粗型材の製造方法。
JP29603186A 1986-12-12 1986-12-12 マスタモデル粗型材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0618697B2 (ja)

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GB0103754D0 (en) 2001-02-15 2001-04-04 Vantico Ltd Three-dimensional structured printing
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