JPH06186831A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH06186831A
JPH06186831A JP4336361A JP33636192A JPH06186831A JP H06186831 A JPH06186831 A JP H06186831A JP 4336361 A JP4336361 A JP 4336361A JP 33636192 A JP33636192 A JP 33636192A JP H06186831 A JPH06186831 A JP H06186831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
elastic member
carrier
toner
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4336361A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Isao Endo
勇雄 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP4336361A priority Critical patent/JPH06186831A/ja
Publication of JPH06186831A publication Critical patent/JPH06186831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤担持体に押圧された現像剤量規制部材
によって、均一な現像剤層を安定して得ることにより、
現像されたトナー像に不都合な濃度ムラ等が生ずること
のない現像装置を提供する。 【構成】 現像剤担持体14に押圧された弾性部材17b
と、該弾性部材17bの現像方向下流仰先端部を担持体14
表面に押圧するための押圧手段17aからなる現像剤量規
制部材17によって、現像剤層を形成し、該現像剤層を現
像領域に搬送し、像形成体に形成された潜像部に現像剤
を付着させて現像を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像形成体上に形成され
た静電潜像を現像剤にて現像する装置に関し、詳しくは
現像されるべき像形成体上の静電潜像面に対して現像剤
担持体(以下、単に担持体という)を所定の間隙距離に
まで近接させると共に、現像剤層を形成する現像剤層厚
規制部材(以下、規制部材という)を設け、現像工程に
おいて現像剤を像形成体に形成された潜像部に現像剤を
付着させて現像する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】担持体表面に静電吸着したトナー層が非
画像部に接触しないようにして地カブリ現象を全く除去
し、かつ画像部に均一で高解像度のトナー画像が得られ
るようにその担持体からの転移を生ぜしめるように構成
した静電潜像の現像装置は一般に知られている(特開昭
54-51848、特開昭54-43038)。
【0003】図9は従来の現像装置の概略構成を説明す
る説明図であり、図7は図9の現像装置の要部構成を示
す説明図であり、図8は別の態様を示す現像装置の要部
構成を示す説明図である。
【0004】図9及び図7において、現像装置10は、そ
の内部に担持体14の表面に所定のトナー薄層を精度良く
形成させるため規制部材17を軟弾性部材で構成し、該規
制部材17を担持体14表面に軽く接触させることにより、
担持体14表面に極薄く、かつ、均一なトナー層を形成す
ることができるものである。
【0005】11は現像装置ハウジングで像形成体1面に
対向する位置に開口を有し、トナーを外部から必要に応
じて補給させる構成である。12はハウジング11内のトナ
ー貯蔵部である。13は着磁又は埋め込まれた磁性を有す
る磁石で像形成体1の画像形成幅に沿って伸長してい
る。
【0006】規制部材17は磁石13を包囲し回転可能に軸
支された担持体で磁石長より長く形成されている。規制
部材17はハウジング下部にてトナーを担持体14に供給す
る手段として作用するハウジング開口11aと静電潜像面
に対向する位置との間において、規制部材17の腹部を担
持体14表面に接触し、かつその接触点から現像剤供給手
段の方向に開いた楔形空間18を形成し、その空間の先端
角度θが45°以下となるように設定されたブレード状の
部材である。規制部材17はゴム等の軟弾性体で構成さ
れ、該材料の弾性力によって担持体14表面に軽く接触す
るように現像装置ハウジングに固定されている。
【0007】従って、担持体14は図7及び図9に示す矢
印方向に回転すると、トナー粒子は担持体の全長に亘っ
て伸びた規制部材17と担持体14で形成された楔形空間18
に押し込まれ、担持体14表面に対するトナーの磁気的吸
着力と機械的な力によって規制部材17は若干押し上げら
れてトナー粒子の通過を許容する。これによって規制部
材17の下を通過後の担持体14表面には、極薄い均一なト
ナー層が形成することができるものである。
【0008】規制部材17として軟弾性体を用いるのは、
仮に粗大なトナー粒子がこの軟弾性体と担持体14との接
触域内に入り込んでもそのトナー粒子の部分のみが軟弾
性体の変形をきたし、該粒子を包み込んだ形態にて接触
域を通過させるから、接触域における規制部材17と担持
体14の空隙が必要以上に大きくなり、他の微細トナー粒
子が入り込む虞がない様にするためであり、更に機械精
度を高めることなく前記接触圧を均一に保つことを可能
とするためである。
【0009】規制部材17の構成としては、図8のごとく
円柱状のゴム等の軟弾性体で作られたものを現像装置の
機体に一端を固定し、上記軟弾性体の弾性を利用して担
持体14と接触させる形式のほか、該ローラ状部材を担持
体14と反対方向に回転させることにより、該部材にトナ
ー汚れが蓄積することなく均一なトナー層を得ることが
きる。金属等バネ性を有する薄板材の規制部材との接触
面をゴム、プラスティックス等の軟弾性体で構成したも
の等がある。
【0010】上述の構成の現像装置10によれば、現像さ
れるべき像形成体上の静電潜像面に対して担持体14を所
定の間隙距離までさせると共に担持体14側から像形成体
1へのトナー転移が起こり、静電潜像の現像が行われ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の規制部材17は、
その一端をハウジング11に固定し、その腹部を担持体14
と接触させることにより、担持体14との接触圧を均一に
保持する構成としているので、規制部材17の他端は自由
端となっている。従って、上記現像装置を長時間使用し
ていると、他端の先端部にトナーが堆積して固着する場
合がある。このような場合には前記接触圧を均一に保持
することができなくなるので、担持体14上のトナー層厚
を均一に保持できなくなる。その理由としては、担持体
14に担持されて現像部に搬送されるトナー層の厚さ及び
均一性は、楔形空間に押し込まれる力と、担持体14内の
磁石による磁界による担持体14に対する保持力と、規制
部材17との圧接力によって決定されるからである。
【0012】一方、規制部材17として図6のごとくロー
ラ状のゴム等の軟弾を性体で作られたものを現像装置の
機体に一端を固定し、上記軟弾性体の弾性を利用して担
持体14と接触させたものは、熱膨張、変形により担持体
14側に押圧力を変動することになるので、前記接触圧を
均一に保持できなくなる。そこで、への字形の固定部材
でローラ状の軟弾性体からなる規制部材を保持すること
により、当該規制部材の押圧方向を担持体14の軸に垂直
に向くようにして線接触で均一な接触圧を維持するもの
があるが、への字形の固定部材では不安定な設置とな
り、均一な接触圧を維持できない場合がある。
【0013】本発明の第1の目的は、担持体に面状接触
する弾性部材から自由端を除去した現像剤量規制部材を
設けることにより安定して非常に均一なトナー薄層を形
成し、現像されたトナー像に不都合な濃度ムラが生ずる
ことのない現像装置を提供することにある。
【0014】本発明の第2の目的は、安定な押圧力を維
持できる線接触する円柱状弾性部材を有する現像剤量規
制部材を設けることにより、非常に均一な薄層を形成
し、現像されたトナー像に不都合な濃度ムラが生ずるこ
とのない現像装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するもので、現像剤担持体上に弾性部材を押圧して現像
剤層を形成する現像剤量規制部材を有する現像装置であ
って、前記現像剤量規制部材は少なくとも、前記現像剤
担持体に押圧するための押圧手段とからなる現像装置を
提供するものである。
【0016】本発明は上記目的を達成するもので、現像
剤担持体上に弾性部材を押圧して現像剤層を形成する現
像剤量規制部材を有する現像装置であって、前記現像剤
量規制部材は、少なくとも現像剤担持体上に押圧された
弾性を有する円柱状弾性部材と、少なくとも2方向から
前記円柱状弾性部材と線状接触する受部材とからなる現
像装置を提供するものである。
【0017】
【実施例】
実施例1 図1は第1の発明の現像装置の一実施例の要部を説明す
る説明図である。
【0018】図において、1は像形成体であり、矢印方
向に回転する。14は担持体であり、非磁性材料としてア
ルミニウム材を用い、これを円筒状とし、像形成体1と
同方向である矢印方向に例えば50mm/secで回転せしめら
れ、画像部に転移するトナーの担持体14の運動に伴う慣
性力の影響をなくして濃度に不都合なむらのないトナー
像を得るため、像形成体1の周速とほぼ等しくしてあ
る。マグネット13はN極が現像部Dに対して、担持体14
表面にほぼ垂直に磁界を形成するように固定配置され、
表面磁界密度は600〜1300ガウス程度の範囲内から一例
として800ガウスを選んだ。無論磁石を担持体14内で回
転させるようにしても良い。
【0019】11は現像装置ハウジングであり、磁性トナ
ー15が収容されている。担持体14は回転運動下部領域で
容器4中のトナー15に接触しており、上昇運動経路に沿
ってこの磁性トナー15をくみ上げるようになっている。
即ち、磁性トナーは多極マグネット13の磁力により担持
体14に吸着され、担持体14との摩擦によって移送され
る。トナーを磁性トナーとし、担持体14をマグネット13
の周囲に回転することにより、トナーを規制部材17の位
置に連続的に供給できると共に、磁性トナーを担持した
担持体14が磁界中を横断するとトナーがブラシ状になっ
て起立、転倒の運動を行い、これによってトナーの分布
を一層均一にすることができる。
【0020】現像部Dにおいて担持体14周面と像形成体
1周面の間隔を保持するための構成として、例えば、担
持体14にこれと同軸にローラーを固定し、このローラを
像形成体1にばね等により押圧して摩擦回転させるよう
にする。ローラの径を担持体14の径より上記間隔分だけ
大きくしてある。このような構成にすることにより、担
持体14と像形成体1とはほぼ同じ周速度で同方向に回転
する。
【0021】規制部材17は、少なくとも押圧部材17a,
弾性部材17bを重ね合わせた複合体であり、その一端部
をなす押圧部材17aの端部はL字形状に腰を折ってあ
り、弾性体17bの下流側先端部を押圧してある押圧部材
17aはバネ性を有する薄板金属材料を使用しており、弾
性部材17bはシリコンゴム、ウレタンゴム等のゴム系材
質又はポリエチレン、ナイロン等のプラスティック、フ
ェルト、紙、皮、不織布等の軟弾性体で作ることが望ま
しい。ここで、弾性部材17bのゴム硬度は、40〜90°、
特に50〜80°が好ましい。40°以下では柔らかすぎ、現
像剤担持体14への押圧が不十分となり、安定した層形成
がなされない。また、90°以上では、固過ぎて現像剤担
持体14表面との十分な接触面積を得ることができず、安
定した層形成を行うことができない。また、弾性部材17
bと押圧部材17aの弾性は異なり、特に押圧部材17aの
弾性が弾性部材17bの弾性より大きいことが望ましい。
【0022】規制部材17はその一端側を支持部材11aに
固定し、他端側の腹部は現像領域Dの上流側で担持体14
周面に圧接せしめられて面接触となって両部材間に密接
部が形成されている。これにより規制部材17の一方の先
端部が自由端となるのを防止することができるので、前
記先端部にトナーが堆積するのを防止することができ
る。更に、機械精度を高めることなく、接触圧を均一に
保つことができる。当該面接触する部分の長さは、担持
体14の中心角θ1が55°乃至30°とするのが好ましい。
【0023】また、規制部材17を構成する弾性部材17b
が腹の面で担持体14に圧接しているのは、薄い均一なト
ナー層を形成させるためばかりでなく、両者の圧接部を
担持体14の回転方向に長くしてトナーと担持体14との接
触距離を延ばし、絶縁性トナーと非磁性担持体14との間
に生じる摩擦耐電をより確実にするためである。
【0024】トナー帯電効率を高めるためには、弾性部
材17bとして、トナーと摩擦した際に期待する電荷極性
をトナーに与え得るような材質のものを帯電系列から選
んで用いれば良い。例えば、材質によるがポリスチレ
ン、マグネタイト、カーボン等を組成成分とするトナー
を正に帯電させるためにはエチレンプロピレンゴム、フ
ッ素ゴム、天然ゴム、ポリクロロブタジエン、ポリイソ
プレン、N.B.R、負に帯電させるためにはシリコン
ゴム、ポリウレタン、スチレンブタジエンゴムといった
ものを部材17bとして用いれば、トナーの摩擦帯電系列
において適当に選択された導電性ゴムを使用した場合、
トナーが過剰に摩擦帯電するのを防止でき、従って、ト
ナーの静電的な凝集或は固化を防止、又はほぐす効果が
ある。
【0025】なお、弾性部材17bは担持体14の長手方向
に関して1cm当たり0.4〜150g、特に1cm当たり2〜100
gの力で圧接されているのが好ましい。0.4g/cmより軽い
とトナー層が厚くなり過ぎ、150g/cmより大であると薄
くなりすぎる。例えば、規制部材17の押圧部材17aに薄
板金属材料を使用し、弾性部材17bにウレタン、又はシ
リコンゴムを使用し、これを担持体14に8g/cm程度の力
で圧接して50μ内外の均一なトナー層を形成できた。
【0026】このように、規制部材17は弾性部材17bと
担持体14との間に形成された圧接部によって、これを通
過するトナーの量を少なくするように規制するようにす
るとともに、更にトナーが通過する際の変形により与え
られる弾性復元力によってトナー層の厚さを十分均一化
するためである。すなわち、規制部材17を構成する弾性
部材17bはその先端部の面が担持体14の周面に圧接して
いるが、この部材17は弾性体であるので前述のごとく極
薄いトナー層はこの部分を通過できる。そして、局所的
にいくぶん厚いトナー層が弾性部材17bと担持体14の周
面の圧接部を通過しようとすると、弾性部材17bの弾性
復元力が大きくなりそのトナー層を薄くするように働
き、逆に局所的にいくぶん薄いトナー層が上記圧接部を
通過しようとすると弾性部材17bの弾性力が小さくなり
トナー層は厚くなる。このような作用によってトナー層
をいつも十分均一な厚さの層に保つことができる。
【0027】また、弾性部材17bの担持体14への接触位
置と非磁性体円筒14内に配された磁石の磁極の位置の関
係であるが、磁極の対向する位置で磁性トナー層規制を
行った場合、即ち、弾性部材17bと担持体14の圧接部に
磁界を形成した場合、やや厚いがより均一なトナー層が
得られ、磁極間の位置で層規制を行った場合は、即ち弾
性部材17bと担持体14の圧接部に磁極を対向させない場
合は層の厚さは薄いがややムラのある極性トナー層が形
成される。このムラは極わずかである。
【0028】前述の現像装置における現像剤量規制部材
は、異なる弾性を有する押圧部材17a,弾性部材17bを
重ね合わせた複合体からなり、その一端部をなす部材17
bの下流側端部はL宇形状に腰を折ってある押圧部材17
aによって押圧することにより、弾性部材17bから自由
端を除去したので、安定して一定の接触力で担持体14を
押圧することができる。このため、安定して非常に均一
なトナー薄層を形成することができ、現像されたトナー
像に不都合な濃度ムラが生ずることがない。
【0029】図2は第1の発明の現像装置における第2
の実施例の現像剤層規制部材17の他の構成例を示す説明
図である。
【0030】図において、規制部材17は弾性部材17b,
押圧部材17a,軟弾性部材17cから構成され、押圧部材
17aを弾性部材17bより大きく曲げて両者を下流側の一
端で離間にスポンジ等の軟弾性部材17cを挿入してな
る。この時、押圧部材17aは弾性体17b方向への復元力
が働くため、結果として軟弾性部材17cを介して弾性部
材17bの先端部を押圧し、自由端を防いでいる。
【0031】ここで、押圧部材17aはバネ性を有する薄
板金属材料を使用しており、弾性部材17b,軟弾性部材
17cはシリコンゴム、ウレタンゴム等のゴム系材質又は
ポリエチレン、ナイロン等のプラスティック、フェル
ト、紙、皮、不織布等の軟弾性体で作ることが望まし
い。
【0032】弾性部材17bのゴム硬度は、40〜90°、特
に52〜80°が好ましい。40°以下では柔らかすぎ、現像
剤担持体14への押圧が不十分となり、安定した層形成が
なされない。また、90°以上では、固過ぎて現像剤担持
体14表面との十分な接触面積を得ることができず、安定
した層形成を行うことができない。また、弾性部材17b
と押圧部材17aの弾性は異なり、特に押圧部材17aの弾
性が弾性部材17bの弾性より大きいことが望ましい。
【0033】規制部材17を構成する弾性部材17bはその
一端側を支持部材11aに固定し、他端側の腹部は現像領
域Dの上流側で担持体14周面に圧接せしめられて面接触
となって両部材間に密接部が形成され、更に、下流側の
一端は軟弾性部材17cを介して押圧部材17aによって押
圧されている。これにより弾性部材17bの一方の先端部
が自由端となるのを防止することができるので、前記先
端部にトナーが堆積するのを防止することができる。
【0034】従って、前述の現像装置は、規制部材17か
ら自由端を除去して安定して一定の接触力で担持体14を
押圧することにより、安定して非常に均一なトナー薄層
を形成することができるので、現像されたトナー像に不
都合な濃度ムラが生ずることがない。
【0035】更に、機械精度を高めることなく、接触圧
を均一に保つことができる。当該面接触する部分の長さ
は、担持体14の中心角θ1が5°乃至30°とするのが好
ましい。
【0036】他の構成及び条件は図1と同様である。
【0037】実施例2 図3は第2の発明の現像装置の一実施例の要部構成を示
す説明図である。
【0038】本実施例の現像装置は、担持体14表面に弾
性を有する円柱状の弾性部材27aを押圧してなる現像剤
量規制部材27を有し、該規制部材によって形成された現
像剤層を現像工程に搬送し、前記像形成体に形成された
潜像部に現像剤を付着させて現像するものである。
【0039】担持体14及びマグネット13は上述の図1で
説明したものと同様の構成であり、図示の矢印方向に回
転する。
【0040】円柱状弾性部材27aはシリコンゴム、ウレ
タンゴム等のゴム系材質又はポリエチレン、ナイロン等
のプラスティック、フェルト、紙、皮、不織布等の軟弾
性体で円柱状に作ってある。円柱状弾性部材27aの外径
は1〜20mm、特に2〜10mmが望ましい。1mm以下では現
像剤担持体との接触面積が小さすぎ、安定した層形成を
行うことができない。20mm以上では現像剤層形成時に現
像剤にかかる負荷が大きくなるため、現像剤成分の付着
が起こりやすくなる。また、ゴム硬度は、40〜90°、特
に50〜80°が好ましい。40°以下では柔らかすぎ、現像
剤担持体14への押圧が不十分となり、安定した層形成が
なされない。また、90°以上では、固過ぎて現像剤担持
体14表面との十分な接触面積を得ることができず、安定
した層形成を行うことができない。また、円柱状弾性部
材27aは現像剤担持体14の長手方向に対して1cm当たり
0.4〜150g,特に1cm当たり2〜100gの力で圧接される
のが好ましい。0.4g/cmより軽いとトナー層が厚くなり
過ぎ、150g/cmよりも大であると薄くなりすぎる。
【0041】受部材30はアルミ製でその凹部に円柱状弾
性部材27aを保持し、該円柱状弾性部材27aを担持体14
に所定の圧接力で押圧する。これにより、円柱状弾性部
材27aは前述のように弾性を有するので受部材30と3方
向30a,30b,32cで線接触し、担持体14に線状に接触
するように押圧される。担持体14は矢印方向に回転し、
接線方向に円柱状弾性部材27aを押すことになるので、
円柱状弾性部材27aは受部材30を30b,32c方向に押圧
し、30c方向にはあまり押圧しない。従って、受部材30
は円柱状弾性部材27aを常に安定して担持体14に押圧す
ることができる。
【0042】ここで円柱状弾性部材27aにゴム硬度70
°、外形6mmのウレタンを用い、アルミ製の受部材30に
よって保持し、現像剤担持体14に10g/cm程度の力で圧接
したところ、安定な押圧力を維持することができ、50μ
m内外の均一なトナー層を形成することができた。
【0043】更に受部材30は、その開口にシール材40を
設けて円柱状弾性部材27aとの間隙を閉塞することによ
り、線状接触部30cに現像剤が侵入するのを防ぎ、円柱
状弾性部材27aは担持体14に押圧する方向を一定に維持
することができる。該シール部材40は例えばマイラー等
から形成されるが、PETフィルム、アクリル板等一般
の樹脂材料を用いることができる。
【0044】上述のように本実施例の現像装置は受部材
30を用いて弾性を有する円柱状弾性部材27aを担持体14
に一定方向に安定した力で押圧することができ、均一な
現像剤層を形成することができた。また、円柱状弾性部
材27aは上述のような軟弾性体であるから、担持体14の
摩耗を防止することができ、かつ現像剤のへばりつきを
防ぎ耐久性を向上することができる。
【0045】図4は第2の発明の現像装置の他の実施例
の要部構成を示す説明図である。
【0046】規制部材27は図3と同様の構成であり、受
部材31と円柱状弾性部材27aとの間にスポンジ等の弾性
部材41を接着したものである。これにより、現像剤の侵
入を防止することができるので、図3と同様に円柱状弾
性部材27aは担持体14に一定方向に維持し続けることが
できる。
【0047】更に図6は第2の発明の別の実施例を示す
説明図である。ここでは受部材30は図示されたような逆
V字型であって、円柱状弾性部材27と30a,30cの2つ
の方向で線接触してなるものである。図7は図6の実施
例に現像剤侵入を防止するためにマイラーによるシール
部材を取りつけたものである。
【0048】図4,5及び7に示した本実施例のそれぞ
れの現像装置は、弾性を有する円柱状弾性部材27aを担
持体14に一定方向に安定した力で押圧することができ、
均一な現像剤層を形成することができた。また、円柱状
弾性部材27aは上述のような軟弾性体であるから、担持
体14の摩耗を防止することができ、かつ現像剤のへばり
つきを防ぎ耐久性を向上することができる。
【0049】又、本実施例は磁性1成分現像装置を例と
して説明したが、磁性キャリアとトナーからなる2成分
現像装置や、非磁性1成分現像装置にも同様に適用でき
る。
【0050】特に、非磁性2成分現像装置に適用する場
合には図1,図3,図4に示された現像剤担持体14中の
多極マグネット13は不要となる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、現像剤担持体に面接触
する弾性部材から自由端を除去した現像剤量規制部材を
設けることにより、安定して非常に均一なトナー薄層を
形成することができ、現像されたトナー像に不都合な濃
度ムラが生ずることのない現像装置を提供することがで
きた。
【0052】また、第2の本発明によれば、安定な押圧
力を維持して現像剤担持体に線状接触する円柱状弾性部
材を有する現像剤規制部材を設けることにより、非常に
均一な薄層を形成することができ、現像されたトナー像
に不都合な濃度ムラが生ずることのない現像装置を提供
することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の現像装置の一実施例の要部を説明
する説明図である。
【図2】第1の発明の現像装置における他の構成例を説
明する説明図である。
【図3】第2の発明の現像装置の一実施例の要部構成を
示す説明図である。
【図4】第2の発明の現像装置の他の実施例の要部構成
を示す説明図である。
【図5】図7の現像装置の要部構成を示す説明図であ
る。
【図6】第2の発明の別の実施例を示す説明図である。
【図7】図6の実施例にシール部材を設けた説明図であ
る。
【図8】別の態様を示す現像装置の要部構成を示す説明
図である。
【図9】従来の現像装置の概略構成を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1 像形成体 11 現像装置ハウジング 11a ハウジング開口 12 トナー貯蔵部 13 磁石 14 担持体 17 規制部材 17a 押圧部材 17b 弾性部材 17c 軟弾性部材 18 楔形空間 27 規制部材 30 受部材 31 受部材 40 シール材 41 シール材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤担持体上に弾性部材を押圧して現
    像剤層を形成する現像剤量規制部材を有する現像装置に
    おいて、前記現像剤量規制部材は少なくとも、前記現像
    剤担持体に押圧するための押圧手段とからなることを特
    徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤担持体上に弾性部材を押圧して現
    像剤層を形成する現像剤量規制部材を有する現像装置に
    おいて、前記現像剤量規制部材は、少なくとも現像剤担
    持体上に押圧された弾性を有する円柱状弾性部材と、少
    なくとも2方向から前記円柱状弾性部材と線状接触する
    受部材とからなることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の前記受部材は凹状である
    ことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 前記受部材と前記円柱状現像剤層厚規制
    部材との開口にシール材を設けたことを特徴する請求項
    2、3記載の現像装置。
JP4336361A 1992-12-16 1992-12-16 現像装置 Pending JPH06186831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4336361A JPH06186831A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4336361A JPH06186831A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06186831A true JPH06186831A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18298344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4336361A Pending JPH06186831A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06186831A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5933692A (en) * 1996-06-10 1999-08-03 Canon Kabushiki Kaisha Developer regulating member with elastic layer supporting section having high elastic limit value and developing apparatus using the same
JP2016156905A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 富士ゼロックス株式会社 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5933692A (en) * 1996-06-10 1999-08-03 Canon Kabushiki Kaisha Developer regulating member with elastic layer supporting section having high elastic limit value and developing apparatus using the same
JP2016156905A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 富士ゼロックス株式会社 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6315580B2 (ja)
JPS6316736B2 (ja)
US5333040A (en) Developing device having improved toner transport capacity for use in an image forming apparatus
US5495322A (en) Electrophotographic developing apparatus which utilizes single-component developing material
JPH0321909B2 (ja)
JPH0239175A (ja) 一成分現像装置
JPH083678B2 (ja) 現像装置
JPH08202130A (ja) 現像装置
JPH06186831A (ja) 現像装置
JPS6255148B2 (ja)
JPH046038Y2 (ja)
JPH01170969A (ja) 現像装置
JP2771967B2 (ja) 現像装置
JPS63155068A (ja) 現像装置
JP2855593B2 (ja) 現像装置
JPS629904B2 (ja)
JPH0210537Y2 (ja)
JPS6237235Y2 (ja)
JPS6338970A (ja) 現像装置
JPS61189582A (ja) トナ−層形成装置
JPS6311972A (ja) 現像装置
JPS5932794B2 (ja) 静電潜像現像装置
JPH03148676A (ja) 現像装置
JPH10104941A (ja) 現像装置
JPS63304278A (ja) 現像装置