JPH0239175A

JPH0239175A - 一成分現像装置

Info

Publication number: JPH0239175A
Application number: JP63190043A
Authority: JP
Inventors: Takashi Yamamuro; 隆山室; Kazuo Terao; 寺尾　和男; Kiyoshi Shigehiro; 清重廣
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1988-07-29
Filing date: 1988-07-29
Publication date: 1990-02-08
Anticipated expiration: 2012-10-27
Also published as: JP2669421B2; US4990959A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、−成分系トナーを使用して静電潜像を現像す
るための一成分現像装置に関する。

〔従来の技術〕

カールソンの米国特許第２，２９７，７９１号に開示さ
れている電子写真の方法は、「光導電性絶縁層を有する
感光体を一様に帯電させ、像露光により静電潜像を形成
し、これを例えば、検電粉のような物質で可視像化、す
なわち現像し、その後用紙に転写定着を行う」という方
法である。この静電潜像を現像する方法として、カスケ
ード現像法、磁気ブラシ現像法、液体現像法がよく知ら
れている。

一方、他の重要な現像方法に、米国特許第２８９５．８
４７号に開示されたドナーと呼ばれるトナー担持部材を
使用した転写現像がある。この特許に述べられている転
写現像は（１）トナー層と感光体が非接触で、トナーが
この間隙を飛躍する場合、（２）トナー層が感光体と回
転接触する場合、（３）トナー層が感光体と接触し、画
像部をすべる場合の総称であり、タッチダウン現像法と
してもよく知られている。

第１０図は従来の磁性−成分現像装置の概要図で、トナ
ー量規制部材を現像剤担持体へ圧接したときのハネ板材
のたわみ角θ、が負の場合を示す概要図、第１１図はト
ナー規制部材と現像剤担持体との圧接状態を示す図で、
第１１（ａ）図はその側面図、第１１（ｂ）図はその斜
視図、第１２図は第１０図における現像装置において、
バネ板材のたわみ角θ、が正の場合を示す概要図である
。

１は静電潜像２を保持できる光導電性ドラムからなる静
電潜像保持体であり、現像装置は光導電性ドラム１と対
向する位置に近接して配置されている。この現像装置は
一成分系磁性トナーを収容するためのホッパー３と、内
部に回転しないように固定された複数の磁極を交互に配
設してなる磁石ロール５を有し、磁石ロール５の周囲に
回転自在に支承された非磁性円筒状のスリーブ６と、該
スリーブ６上の付着磁性トナー量を規制するためにスリ
ーブ６に圧接して配置されたトナー量規制部材７とから
構成され、スリーブ６、トナー量規制部材７はホッパー
３内に配設されており、またスリーブ６は現像領域で光
導電性ドラム１と近接して配置されている。

このような現像装置においては、ホッパー３内に収納さ
れた一成分系磁性トナーは、磁石ロール５の磁力で現像
剤担持体１０におけるスリーブ６面上に保持され、板バ
ネ７ａ、軟弾性部材７ｂからなるトナー量規制部材７に
より、スリーブ上の付着トナー量を０．５及至２　、　
０　ｍｇ　／　ｃＩａに制御した後、スリーブ６の回転
により光導電性ドラム１とスリーブ６が対向する現像領
域Ａへと送り込まれる。スリーブ６には、交流高圧電源
８及び直流電源９から直流垂畳交流電圧が印加されてお
り、現像領域Ａで光導電性ドラム１上の静電潜像２を磁
性トナーで現像する構成となっている。代表的な先行技
術としては特開昭５４−５１８４８号。

実開昭５８−１４６２４９号、及び米国特許３３７２．
６７５号、同３，４２６，７３０号が挙げられる。

また、第１３図は従来の非磁性トナーを使用する一成分
現像装置例の概要図で、トナー量規制部材を現像剤担持
体へ圧接したときのバネ板材のたわみ角θ、が負の場合
を示す概要図、第１４図は第１３図に示す一成分現像装
置におけるθ、が正の場合を示す概要図である（特開昭
６０−５３９７５号）。

この装置ではホッパー３内に非磁性−成分現像剤が収納
されており、この現像剤４は現像剤担持体１０と同じ周
速で矢印方向に回転する供給部材１３によって現像剤担
持体１０へと供給される。

現像剤担持体１０には、板バネ材７ａと軟弾性部材７ｂ
が所定圧力で接触するように設けられている。現像剤担
持体１０に供給された現像剤４は現像剤担持体１０の回
転によりトナー量規制部材７の位置まで搬送され、所定
の均一な薄層とされると共に所望の電荷が付与されたの
ち静電潜像担持体１との対向位置Ａへと送られる。現像
剤担持体１０には交番電圧が印加されており静電潜像保
持体１と現像剤担持体１０との間隙に生じた交番電界に
よって現像剤は静電潜像保持体１へ飛躍し静電潜像を現
像する。

〔発明が解決しようとする課題］このような−成分現像装置においては、現像領域Ａに送
られるトナー量、すなわち現像剤担持体１０上のトナー
量を均一で安定して得るには、トナー量規制部材７の軟
弾性部材７ｂが現像剤担持体１０に対して現像剤担持体
１０の軸ならびに周方向へ如何に均一に圧接するかによ
り決定される。

しかしながら従来の現像装置においては、トナーを規制
部材がスリーブ６と接触するに際して、第１１図に示す
ように、トナー規制部材７のスリーブ６との圧接側には
、ゴム材からなる軟弾性部材７ｂが設けられているが、
バネ板材７ａの先端でカットされているために、現像装
置を構成する部品のトナー層規制に寄与する要因、例え
ばトナー量規制部材７の現像剤担持体１０に対する直線
性、平行度、トナーｆ規制部材７の支持方法、締結の不
均一等の精度をかなり厳しくしても、軟弾性部材の現像
剤担持体に対する軸方向、および周方向での圧接分布に
微小なムラが生じてしまい、現像剤担持体１０上に生成
されるトナー量が不均一となってしまう問題があった。

またその圧接分布ムラをなくすために、トナー量規制部
材７の現像剤担持体６、ＩＯへの接触圧力を高く設定し
ても現像剤担持体１０の高駆動トルク化を引き起こして
しまい、高駆動電力が必要となったり、現像剤担持体１
０のたわみを引き起こしたり、更にはトナー量規制部材
７と現像剤担持体１０の摺擦によって発生する熱によっ
てトナー劣化を生じたりして、常に安定した現像剤担持
体１０へのトナー付着量を保つことが出来ず、信頼性の
高い現像を行うことが不可能であった。

従って本発明の目的は、前記従来技術の欠点を除去し、
初期は勿論のこと長期にわたってトナー量規制部材と現
像剤担持体の間で均一な接触圧を得ることができ、現像
剤担持体上のトナー層を安定して形成し、信頼性の高い
現像を行うことが可能な一成分現像装置を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の一成分現像装置は、静電潜像保持体１に対向す
る現像剤担持体１０と、前記現像剤担持体ｌＯに圧接す
るトナー量規制部材７とを備え、前記トナー量規制部材
７によって現像剤担持体１０上に現像剤４の薄層を形成
すると共に電荷を付与し、前記薄層に形成された現像剤
４を静電潜像２に付着させて可視化する一成分現像装置
において、前記トナー量規制部材７が、引っ張り強さ１
５ｋｇｆ／ｍｍ”　以上テ、カッ耐力１０ｋｇｆ／ＩＩ
ｆｌｚ以上ノバネ板からなる支持体７ａと、この支持体
上に取着され、支持体と現像剤担持体との圧接部分に配
置された軟弾性体７ｂとからなり、かつその軟弾性体７
ｂが支持体７ａの先端部から突出させて取着されている
ことを特徴とするものであり、前記軟弾性部材７ｂの、
現像剤担持体１０への圧接側の先端部がバネ部材７ａの
端部から０．１及至ｌＯ，Ｏａｍの巾を有して突出させ
、また前記トナー量規制部材７を現像剤担持体１０へ圧
接したときのバネ部材のたわみ角θ、が、−２０”≦θ
ｂ≦９０”であることを特徴とするものである。

本発明においては、トナー量規制部材の支持体は引っ張
り強さ１５ｋｇｆ／ｍ”以上で、かつ耐力１０ｋｇｆ／
ｍｍ”以上であることが必要である。引っ張り強さが、
１５ｋｇｆ／圓２以下で耐力が１０ｋｇｆ／ｍａ＋２以
下であると、バネ材に取りつけた軟弾性部材がスリーブ
の軸方向に平行なうねりを発生し易くなり、均一なトナ
ー層が形成されない。

また前記軟弾性部材としては、表面エネルギーが３０ｄ
ｙｎ／ｅｔｚ以下、硬度が３０〜７０″のゴム材を使用
するとより好ましい。

〔作用〕

トナー量規制部材を現像剤担持体に圧接させる際して、
トナー量規制部材を、引っ張り強さ１５ｋｇｆ／ｍｍ”
以上で、かつ耐力１０ｋｇｆ／＋ａ＊”以上のバネ板か
らなる支持体と、その支持体の現像剤担持体との圧接部
分に設けた軟弾性体とから構成し、かつその軟弾性体を
支持体の先端部から突出させて設けることにより、トナ
ー量規制部材の現像剤担持体への接触圧力を大幅に低減
でき、またトナー量規制部材が現像剤担持体に低圧力で
接触した場合でも、軟弾性部材先端部が現像剤担持体上
の軸方向、ならびに周方向へ均一に圧接され、現像剤担
持体上に均一で安定したトナー層を形成させることがで
きるものである。

以下、図面を参照しつつ本発明の実施例について説明す
る。

（実施例１）第１図は、本発明の磁性−成分現像装置におけるトナー
規制部材が現像剤担持体に圧接したとき、バネ板材のた
わみ角θ、が負の場合の概要図である。

図中、１は負帯電系の有機感光体からなる表面を有する
光導電性ドラム（静電潜像担持体）であり、帯電手段（
図示せず）により全面を一様に帯電させた後に露光され
る。この時の表面電位は例えば−８００■、背景部の電
位は一１２０■である。３は一成分磁性トナー４を収納
するホンパーであり、トナー４は磁性粉４８％含んでい
る。

５は磁石ロールであり、図中Ｎ及びＳで示したように、
磁気パターンを持ち、フレーム（図示せず）に固定され
ている。

６は現像剤担持体であり、比抵抗値５Ｘ１０”Ω・１の
フェノール樹脂を肉厚１．０閣の円筒状に形成し、その
表面をＪＩＳの１０点平均粗さでＲｚ＝４．３μｍとな
るよう長手方向に研磨した半導電性樹脂スリーブで、磁
石ロール５の回りに回転自在に軸支されている。

７はトナー量規制部材であり、支持体７ａとして厚さ０
．０８〜０．２ｍｍの非磁性ステンレス５Ｕ３０４Ｃ３
Ｐ３／４Ｈ材を使用し、軟弾性体７ｂとして支持体先端
部に、ゴム硬度３０〜７０″のシリコンゴムを加硫接着
しである。シリコンゴムの形状は、第２図に示すように
、厚さ１〜６ｍａ＋、巾１０〜１５卿、で圧接側の先端
部がバネ板材７ａの端部かしている。

このトナー量規制部材７は２〜１８０ｇ／ｃｍの力で、
現像位置と磁石ロールの中心を結ぶ基準線（０”）に対
して９０〜１８０’後方の所に当接させ、自由端の方向
をスリーブの回転方向に対向させることによって、バネ
材７ａのたわみ角θ。

を−１０″〜９０′として設定している。このトナー規
制部材７により規制されるトナー付着量は、トナー規制
部材７の圧接力により異なるが、０゜５〜２．０ｍｇ／
ｃ＋ｆｌである。

この−成分現像装置を、スリーブ６と光導電性ドラム１
との間隙幅が２００μｍとなるように複写機内に配設し
、交流電源８、及び直流電源９により周波数２．４ＫＨ
２、ピークツーピーク電圧２４００Ｖ、直流成分−２０
０■の直流重畳交流電圧を半導電性スリーブ６に印加し
ている。この状態でコピーを採取したところ、非常に鮮
明な画像が得られた。また、長期に渡ってコピーをとり
続けても、スリーブ上のトナー層にはなんら影響もなく
、鮮明な画像が得られた。

本発明の現像装置による効果を、第１０図に示す従来の
現像装置と比較した、第７図により説明する。

第７図は、トナー量規制部材の現像剤担持体への接触圧
力と、現像剤担持体上のトナー付着量との関係を示す図
である。図中Ａ線は本発明の現像装置、Ｂ線は第１０図
に示す従来の現像装置でのトナー付着量を示す。現像に
必要な所定のトナー付着量は０．　５〜２ｍｇ／ｃｍ２
であり、これよりトナー付着量が多いと背景部カブリが
生じるし、また少ないと低画像濃度となる。第７図に示
すようにα領域において本発明の現像装置は均一で、安
定したトナー層を形成させることができるが、第１０図
に示す従来の現像装置では、β領域でしか均一で、安定
したトナー層を形成させることができず、それより線圧
が高いとトナー付着量が不足し、線圧が低いと軟弾性部
材先端部が現像剤担持体上の軸方向、ならびに周方向へ
均一に圧接されず微小な圧接分布のムラが生じ、トナー
層が不均一となる。

そのために本発明の現像装置は、トナー量規制部材が現
像剤担持体に対し低圧力で接触した場合でも、現像剤担
持体上に均一で安定したトナー層を形成することができ
ることを確認した。

第３図は、本発明の磁性−成分現像装置におけるトナー
規制部材が、現像剤担持体に圧接したとき、バネ板材の
たわみ角θ、が正の場合の概要図である。

第３図に示すようにトナー量規制部材７の軟弾性部材７
ｂ先端部を、現像剤担持体ｌＯの回転と同方向に配置し
ても、軟弾性部材７ｂの現像剤担持体１０への圧接側の
余剰先端部（トナー流出部）で現像剤層を規制するよう
にしているので、長期にわたって均一な現像剤層を維持
する事ができ、安定して品質の良いコピーが得られる。

（実施例２）第１図に示した本発明の現像装置において、トナー４と
してマイクロカプセルトナーを使用した。

まず負帯電系の有機感光体からなる表面を有する非導電
性ドラム（静電潜像担持体）全面に、帯電手段（図示せ
ず）により一様に帯電させた後、露光した。この時の表
面電位は例えば−ｓ　ｏ　ｏ　ｖ。

背景部の電位は一１２０■である。ホッパー３に収納さ
れたマイクロカプセルトナー４は、磁性粉４０％含んで
いる。

磁石ロール５、スリーブ６は実施例１と同様である。

トナー量規制部材７は、バネ板材７ａとして厚さ０．１
ｍｍの非磁性ステンレス５ＵＳ３０４ＣＳＰ３／４）１
材を使用し、軟弾性体７ｂとしては、バネ板材７ａ先端
部にゴム硬度５０°のシリコンゴムを加硫接着しである
。シリコンゴムの形状は第２図に示すように、厚さ１［
Ｍｌ、巾１５ｍｍで先端部がバネ板材７ａの端部から２
．０ｍの巾を有して突出した形状をしている。

このトナー量規制部材７を５ｇ／ｃｍの力で、現像位置
と磁石ロールの中心を結ぶ基準線（０°）に対して１６
５°後方の所に当接させ、自由端の方向をスリーブの回
転方向に対向させることによってバネ材７ａのたわみ角
θ、を一２″に設定した。

このトナー規制部材７により規制されるトナー付着量は
、スリーブ６上で単位面積あたり０．６■／ｄであった
。

この−成分現像装置を、スリーブ６と光導電性ドラム１
との間隙幅が２００μ鴎となるように複写機内に配設し
、交流電源８及び直流電４ＩＸ９により周波数２．４Ｋ
Ｈｚ、ピークツーピーク電圧２４００Ｖ、直流成分−２
００Ｖの直流重畳交流電圧をスリーブ６に印加した。こ
の状態でコピーを採取したところ、非常に鮮明な画像が
得られた。

また、長期にわたってコピーをとり続けても、スリーブ
上のトナー層にはなんら影響もなく鮮明な画像が得られ
た。

本発明の現像装置において、トナーとしてマイクロカプ
セルトナーを使用する場合の効果を、第１０図に示す従
来の現像装置の場合と比較した第８図により説明する。

第８図は第７図と同様、トナー量規制部材の現像剤担持
体への接触圧力と、現像剤担持体上のトナー付着量との
関係を示す図である。第８図から明らかなように、α領
域において本発明の現像装置は均一で、安定したトナー
層を形成させることができるが、従来の現像装置では、
β領域でしか均一で、安定したトナー層を形成させるこ
とができないことがわかる。

本発明の現像装置は、たとえバネ板材７ａを塑性変形し
にくい材質、例えばステンレスで形成しても、トナー量
規制部材７がカプセルトナーを破裂させることのない低
圧力（≦２０ｇ／Ω）で現像剤担持体に接触した場合で
も、軟弾性部材７ｂ先端部が現像剤担持体１０上の軸方
向、ならびに周方向へ均一に圧接され、現像剤担持体上
に均一で安定したトナー層を形成することができること
を確認した。

また、マイクロカプセルトナーをトナーとして使用し、
第３図に示すようにトナー量規制部材７を現像剤担持体
１０の回転と同方向に配置しても、トナー流出部である
余剰先端部で現像剤層を規制しているので、長期にわた
って均一な現像剤層を維持する事ができ、安定して品質
の良いコピーが得られる。

〔比較例〕

トナー量規制部材７として、厚さ１００μｍのポリエス
テルフィルム（商品名：マイラー、デュポン社製）支持
体７ａの先端部に、厚さ１訪のシリコーンゴム７ｂを設
けたものを使用し、規制部材７の現像剤担持体への接触
圧力を２ｇ／ｃｍ、たわみ角θ、を２５°、トナー量規
制部材７と現像剤担持体６の接触位置から自由端までの
長さをＯｍｍに設定した。

芯物質としてポリイソブチルメタクリレートを封入し、
外殻がポリウレタン樹脂からなり、残留磁化１０．　８
ｅｍｕ／ｇ　、　１３５エルステツドのマグネタイト磁
性粉を４０％含有する平均粒径１５μ閑のマイクロカプ
セル粒子（界面重合法により調整）を現像剤４として使
用し、第１０図の現像装置にいれてトナー層を得た。こ
の時現像剤担持体６上のトナー付着量は０．６ｍｇ／ｃ
ｄであった。

この後、交流の電場条件を周波数２．４ＫＨｚ、ピーク
ツーピークの電圧を２．４ＫＶ、直流成分−２００■を
重畳して現像したところ、良好なコピーが得られた。し
かし、長時間にわたり繰り返し現像装置を使用している
と、トナー量規制部材７のバネ板剤７ａが変形して現像
剤担持体６の軸方向、及び周方向についてのトナー量規
制部材７の接触圧が不均一になり、経時的に均一な厚さ
のトナー層を得ることが困難になるという問題があった
。

そこでトナー量規制部材７のバネ板材７ａを、塑性変形
しにくい材質、例えばステンレス（ＳＵＳ３０４ＣＳＰ
３／４Ｈ等）で構成した場合、初期の状態から現像装置
を構成する部品のトナー層規制に寄与する要因、例えば
トナー量規制部材７の現像剤担持体６に対する直線性、
平行度等の機械的加工精度をかなり厳しくしても、トナ
ー量規制部材と現像剤担持体６の間に微小な圧接分布ム
ラが生し、現像剤担持体６上に形成されるトナー量が不
均一となってしまい、均一なトナー層を形成できなかっ
た。

（実施例３）第４図は、本発明の非磁性−成分現像装置の概要図で、
トナー量規制部材が現像剤担持体に圧接したとき、バネ
板材のたわみ角θ、が負の場合の概要図、第５図は、本
発明の非磁性−成分現像装置の概要図で、バネ板材のた
わみ角θｂが正の場合の概要図である。

この非磁性−成分現像装置において軟弾性部材７ｂの先
端部が、バネ板材７ａの端部から０．１〜１０．０鵬の
巾を有して突出させて設けた。そして上記実施例と同様
に現像したところ、トナー量規制部材７のたわみ角θ、
が、−２０’≦θ。

≦９０°のとき効果があることを確認した。

本発明の非磁性−成分現像装置による効果を、第１３図
に示す従来の現像装置との比較で、第９図により説明す
る。

第９図は第７図と同様、トナー量規制部材の現像剤担持
体への接触圧力と、現像剤担持体上のトナー付着量との
関係を示す図である。第９図から明らかなように、α領
域において本発明の現像装置は均一で、安定したトナー
層を形成させることができるが、従来の現像装置では、
β領域でしか均一で、安定したトナー層を形成させるこ
とができないことがわかる。

第５図に示すように、トナー量規制部材７を現像剤担持
体１０の回転と同方向に配置しても、軟弾性部材７ｂの
余剰先端部（トナー流出部）で現像剤層を規制するよう
にしているので、長期にわたって均一な現像剤層を維持
する事ができ、安定して品質の良いコピーが得られる。

また、上記各実施例におけるトナー規制部材７における
軟弾性部材７ｂの端面を、第６図（ａ）、また第６図（
ｂ）に示すように、テーパー状、また球面状としても同
様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

本発明は、現像剤担持体に圧接するトナー量規制部材を
、引っ張り強さ１５　ｋｇｆ／ｒａｎ”以上で耐力１０
ｋｇｆ／ｍｍ”以上のバネ板からなる支持体と、その支
持体の現像剤担持体との接触部分に設けた軟弾性体から
構成し、かつその軟弾性体を支持体の先端部から突出さ
せて設けることにより、トナー量規制部材の現像剤担持
体への接触圧力を従来の１／２０以下に大幅に低減でき
、その結実現像剤担持体の駆動トルクを従来の１／１０
以下に大幅に小さくすることを可能と丈ることができた
。

更に現像剤担持体とトナー量規制部材の摺擦によって発
生する機械的なストレスや、発熱によるトナー劣化をも
防止でき、軟弾性部材先端が柔軟性を有していることか
ら、現像剤担持体の微小な振れやトナー量規制部材の微
小なうねり等の、現像剤担持体への軸、及び周方向に対
する変動に軟弾性部材先端部が追従し、均一な接触圧を
得ることができ、常に現像剤担持体へのトナー層を安定
して形成し、信頼性の高い現像を行うことができるもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の磁性−成分現像装置の概要図で、ト
ナー量規制部材が現像剤担持体に圧接したとき、バネ板
材のたわみ角θ、が負の場合の概要図、第２図は、本発
明における軟弾性部材の形状を示す図で、第２図（ａ）
はその側面図、第２図（ｂ）はその斜視図、第３図は、
本発明の磁性−成分現像装置の概要図で、トナー量規制
部材が現像剤担持体に圧接したとき、バネ板材のたわみ
角θ１が正の場合の概要図、第４図は、本発明の非磁性
−成分現像装置の概要図で、トナー量規制部材が現像剤
担持体に圧接したとき、バネ板材のたわみ角θ、が負の
場合の概要図、第５図は、本発明の非磁性−成分現像装
置の概要図であり、トナー量規制部材が現像剤担持体に
圧接したとき、バネ板材のたわみ角θ、が正の場合の概
要図、第６図（ａ）、および第６図（ｂ）は、本発明に
おける軟弾性部材の他の実施例の断面図、第７図は従来
の磁性−成分現像装置と本発明の現像装置による、トナ
ー量規制部材の現像剤担持体への接触圧力と、現像剤担
持体へのトナー付着量との関係を示す図、第８図は、従
来のマイクロカプセルトナー現像装置と本発明の現像装
置による、トナー量規制部材の現像剤担持体への接触圧
力と、現像剤担持体へのトナー付着量との関係を示す図
、第９図は、従来の非磁性−成分現像装置と本発明の現
像装置による、トナー量規制部材の現像剤担持体への接
触圧力と、現像剤担持体へのトナー付着量との関係を示
す図、第１０図は、従来の磁性−成分現像装置の概要図
で、トナー量規制部材が現像剤担持体に圧接したとき、
バネ板材のたわみ角θ、が負の場合の概要図、第１１図
は、第１０図に示す現像装置のトナー量規制部材が現像
剤担持体に圧接したときの状態を示す図で、第１１図（
ａ）はその側面図、第１１図（ｂ）はその斜視図、第１
２図は、従来の磁性−成分現像装置の概要図で、トナー
量規制部材が現像剤担持体に圧接したとき、バネ板材の
たわみ角θ、が正の場合の概要図、第１３図は、従来の
非磁性−成分現像装置の概要図で、トナー量規制部材が
現像剤担持体に圧接したとき、バネ板材のたわみ角θ、
が負の場合の概要図、第１４図は、第１３図に示す現像
装置におけるトナー量規制部材が現像剤担持体に圧接し
たとき、バネ板材のたわみ角θ、が正の場合の概要図で
ある。 ■は静電潜像保持体、２は静電潜像、３はホッパー、４
はトナー、５は磁石ロール、６は現像剤担持体、７はト
ナー量規制部材、７ａはバネ板材、７ｂは軟弾性体、８
は交流高圧電源、９は直流電源、１０はスリーブ、１３
は現像剤供給ロール、１５は現像剤シール部材を示す。第１図出　　願　　人　　富士ゼロックス株式会社代理人　弁
理士　　内１）亘彦（外４名）第２図（ａ）（ｂ）第６図（ａ）（ｂ）第７図第４図篤５図第８図第９図（ａ）第１０図第１１図（ｂ）第１２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）静電潜像保持体に対向する現像剤担持体と、前記
現像剤担持体に圧接するトナー量規制部材とを備え、前
記トナー量規制部材によって現像剤担持体上に現像剤の
薄層を形成すると共に電荷を付与し、前記薄層に形成さ
れた現像剤を静電潜像に付着させて可視化する一成分現
像装置において、前記トナー量規制部材が、引っ張り強
さ１５ｋｇｆ／ｍｍ＾２以上で、かつ耐力１０ｋｇｆ／
ｍｍ＾２以上のバネ板からなる支持体と、この支持体上
に取着され、支持体と現像剤担持体との圧接部分に配置
された軟弾性体とからなり、かつその軟弾性体が支持体
の先端部から突出させて取着されていることを特徴とす
る一成分現像装置。
（２）前記トナー量規制部材の軟弾性部材を、支持体の
現像剤担持体への圧接側の先端部から、０．１〜１０．
０ｍｍの巾を有して突出させた請求項１記載の一成分現
像装置。
（３）前記トナー量規制部材を現像剤担持体へ圧接した
ときのバネ板材のたわみ角θ＿ｂが、−２０°≦θ＿ｂ
≦９０°に設定した請求項１記載の一成分現像装置。