JPH06186692A - ハロゲン化銀写真感光材料の現像液及び処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の現像液及び処理方法

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JPH06186692A
JPH06186692A JP35516792A JP35516792A JPH06186692A JP H06186692 A JPH06186692 A JP H06186692A JP 35516792 A JP35516792 A JP 35516792A JP 35516792 A JP35516792 A JP 35516792A JP H06186692 A JPH06186692 A JP H06186692A
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Shinya Shigemori
信哉 茂森
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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CHIYUUGAI SHASHIN YAKUHIN KK
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 現像処理に伴って発生する不活性物質の発生
を防止する。 【構成】 現像液に下記一般式(I)又は化合物(II)を含
有させる。一般式(I) 化合物(II) 一般式(I)及び化合物(II)中、Mは水素原子又はアルカ
リ金属原子を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料の現像液及び処理方法に関し、現像液の性能向上に
関するもので、更に詳しくは現像液の汚れを防止し、現
像処理に使用する機材の汚れを防止することで、日常の
機材のメンテナンスを容易にする方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料の処理は、現
像、定着、水洗、乾燥処理が基本で、この他に各々の処
理液を安定的に使用するための処理工程、又写真画像の
物理的強度を増すための処理工程が付加される。
【0003】近年、写真処理は迅速化されると同時に、
自動現像機による処理が一般的となり、迅速処理に対応
するため使用する現像液は、濃い薬品濃度、高いアルカ
リ濃度のものとなり、合わせて高い温度で処理が行われ
る。
【0004】高いアルカリ濃度、高い処理温度は現像液
に対して大変過酷な条件であるが、この様な過酷な条件
下に於ても、なお安定的に使用出来る現像液が臨まれ、
現像液の改良が加えられている。
【0005】迅速な処理に対応するために現像液は強力
になり、この目的を適えるために高いアリカリ度と多量
の現像主薬が使用される。高いアリカリ度の中ではこの
現像主薬は空気により激しく酸化され、現像能力が著し
く低下していく。
【0006】この酸化を防止するためには保恒剤が使用
され、多量の現像主薬に対しては多量の保恒剤が使用さ
れる事となる。現像液に使用される最も一般的な保恒剤
は、亜硫酸のアルカリ金属である。しかし、この亜硫酸
のアルカリ金属は、ハロゲン化銀の溶解剤としても知ら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この様に多量のハロゲ
ン化銀溶解剤を含む現像液で現像処理を行うと、現像作
用の他にハロゲン化銀溶解作用も同時に起こり、溶解し
たハロゲン化銀は一旦は現像液中に溶解するが、更に溶
解が進むと不活性物質に変化して現像液中に蓄積する。
【0008】一方、処理の方法は、多量の処理を迅速に
処理するため、自動現像機を使用して現像処理を行う
が、ハロゲン化銀写真感光材料の処理量が増加するに従
って不活性物質が現像液中に多くなり自動現像機内に蓄
積し、特に搬送部に付着したものは処理された感光材料
の汚染の原因となり、出来上った写真の商品価値は低下
する。
【0009】汚染の原因を除くためには、自動現像機の
清掃をしばしば行わなければならず、例えば毎日の処理
の終わりに清掃する等大変な手間となるため、不活性物
質の発生のない現像液が望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的
は、現像処理に伴って発生する不活性物質の発生を防止
する現像液に関するものである。更に他の目的は、現像
液中の不活性物質により感光材料の汚染を防止する現像
液に関するものであり、更に他の目的は、自動現像機の
汚染を防止する現像液に関するものであり、更に自動現
像機の清掃の手間を軽減する現像液に関するものであ
る。
【0011】本発明者らは、現像液中に発生する不活性
物質を防止し、更に自動現像機の汚染を防止できる現像
液について種々の検討を行った結果、下記一般式(I)、
又は化合物(II)を現像液中に含有させることで目的を達
成させることが出来る事を見い出した。一般式(I)
【化5】 化合物(II)
【化6】 一般式(I)及び化合物(II)中、Mは水素原子又はアルカ
リ金属原子を示す。
【0012】一般式(I)の化合物例を下記式(I−1)〜
(I−4)に示す。(I−1)
【化7】 (I−2)
【化8】 (I−3)
【化9】 (I−4)
【化10】 一般式(I)及び化合物(II)はAnn.,487,112(1931)、Be
r.,45, 2461(1912)、Ber.,35, 2933(1902)などに記載の
方法で合成することが出来る。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、これにより本発明の実施の態様を限定されるもので
はない。 〔実施例1〕小型自動現像機を使用して、市販の電算写
植用印画紙を処理した。使用した現像液及び処理条件は
次の通りである。
【0014】 現像液(1) 無水亜硫酸ナトリウム 50.0g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 0.5g ハイドロキノン 20.0g ベンゾトリアゾール 0.1g 臭化カリウム 2.0g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 1.0g 無水炭酸カリウム 50.0g 水を加えて 1.0l 処理条件:現像時間20秒、現像温度34℃。
【0015】現像液(1)1l当り、前記電算写植用印画
紙を5m2処理した結果、現像液には不活性物質の発生
があり、5m2処理後の感光材料には汚染が見られ、自
動現像機の汚染と共に搬送部には不活性物質の付着が見
られた。
【0016】次に、この自動現像機を充分に清掃して、
現像液(1)に本発明の化合物(I−2)を1l当り0.1
g加え、前記感光材料を5m2処理した結果、現像液に
は不活性物質の発生はなく、処理した感光材料の汚染も
なく、同時に自動現像機の汚染、搬送部への不活性物質
の付着もなかった。又、現像液(1)に本発明の化合物(I
I)を1l当り0.1g加え、同様に処理した結果、やは
り不活性物質の発生はなかった。
【0017】〔実施例2〕小型自動現像機を使用して、
市販のマイクロフィルムを処理した。使用した現像液及
び処理条件は次の通りである。
【0018】 現像液(2) 無水亜硫酸ナトリウム 80.0g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 2.0g ハイドロキノン 40.0g 臭化カリウム 5.0g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 2.0g 無水炭酸カリウム 25.0g 水を加えて 1.0l 処理条件:現像時間60秒、現像温度30℃。
【0019】現像液(2)1l当り前記マイクロフィルム
(35mm)を5m2処理した結果、現像液には不活性物
質の発生があり、この状態で一夜放置した結果、搬送部
に不活性物質の付着があり、次の日に処理したフィルム
には汚染が生じた。
【0020】次に、この自動現像機を充分に清掃して、
現像液(2)に本発明の化合物(I−3)を1l当り0.2
g加え、前記感光材料を15m2処理した結果、現像液
には不活性物質の発生はなく、自動現像機の汚染もなか
った。又、現像液(2)に本発明の化合物(I−4)を1l
当り0.2g加え、同様に処理した結果、やはり不活性
物質の発生はなかった。
【0021】〔実施例3〕小型自動現像機を使用して、
市販の明室タイプハロゲン化銀感光材料を処理した。使
用した現像液及び処理条件は次の通りである。
【0022】 現像液(3) 無水亜硫酸ナトリウム 60.0g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 0.5g ハイドロキノン 25.0g 臭化ナトリウム 3.0g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 3.0g ベンゾトリアゾール 0.5g 無水炭酸カリウム 30.0g 水を加えて 1.0l 水酸化カリウムでpHを10.9とする。 処理条件:現像時間20秒、現像温度38℃。
【0023】現像液(3)1l当り前記明室用処理フィル
ムを1m2処理した結果、現像液には不活性物質が多量
に発生し、自動現像機の搬送部及び処理槽璧面に不活性
物質の付着があり、処理したフィルムに汚染を汚染を生
じた。
【0024】次に、この自動現像機を充分に清掃して、
現像液(3)に本発明の化合物(I−1)を1l当り0.4
g加え、前記明室用処理フィルムを3m2処理した結
果、現像液には不活性物質の発生はなく、自動現像機の
汚染も生じなかった。又、現像液(3)に本発明の化合物
(I−2)を1l当り0.4g加え、同様に処理した結
果、やはり不活性物質の発生はなかった。
【0025】本発明の化合物(I)及び(II)は現像液1l
当り、0.01から2.0gを加えて処理するのがよ
い。
【0026】
【発明の効果】上記の如く本発明によれば、現像液に不
活性物質の発生を防止でき、自動現像機に付着しないの
で感光材料に汚染が生じることなく、製品価値を保持で
きると共に、自動現像機等の清掃が省ける等実用効果大
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真感光材料を処理する現像液に、下記
    一般式(I)、又は化合物(II)を含有することを特徴とす
    るハロゲン化銀写真感光材料の現像液。一般式(I) 【化1】 化合物(II) 【化2】 一般式(I)及び化合物(II)中、Mは水素原子又はアルカ
    リ金属原子を示す。
  2. 【請求項2】 写真感光材料を処理する現像液に、下記
    一般式(I)、又は化合物(II)を含有することを特徴とす
    るハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。一般式(I) 【化3】 化合物(II) 【化4】 一般式(I)及び化合物(II)中、Mは水素原子又はアルカ
    リ金属原子を示す。
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