JP2871797B2 - 写真処理方法 - Google Patents

写真処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法
に関し、特に現像液の銀スラッジを防止する材および
それを用いた銀スラッジ防止方法に関するものである。
(従来技術) 一般に、ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理に用い
られる現像液中には現像液の保存安定性を高める目的で
亜硫酸塩を含むことは周知である。また場合によって
は、例えば銀塩拡散転写用現像液や一浴現像定着液のよ
うにチオ硫酸塩のようなハロゲン化銀に対して溶解作用
の強い化合物を含む現像液も用いられる。
これら亜流酸塩やチオ硫酸塩のようなハロゲン化銀に
対して溶解作用を有する化合物を含む現像液で感光材料
を処理すると多量の銀錯体が現像液中に溶出し、溶出し
た銀錯体は容易に還元されて銀スラッジとなって蓄積さ
れる。特に自動現像機を用いて継続的に感光材料を処理
する場合には、銀スラッジが浮遊するだけでなく、ロー
ラやベルト等に付着し、感光材料にローラ筋状の銀ステ
インと称する光の反射により黄色あるいは褐色を呈する
析出銀による汚れが発生する。
銀スラッジが液汚れの防止剤として、2−メルカプト
−1,3,4−チアジアゾール類(英国特許第940169号明細
書)、2−メルカプト−1,3,4−オキサジアゾール類あ
るいは1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール(米
国特許第3,173,789号明細書)、D.L−6,8−ジチオオク
タン酸(米国特許第3,318,701号明細書)、O−メルカ
プト安息香酸(英国特許第1144481号明細書)、脂肪族
メルカプトカルボン酸(米国特許第3,628,955号明細
書)、L−チアゾリジン−4−カルボン酸(J.Photogr.
Sci.,13,233(1965))、ジスルフィド化合物(特開昭5
2−36029号明細書)、2−ベンゾオキサゾールチオー
ル、2−ベンゾイミダゾールチオール(Photogr.Sci.En
g.,20,220(1976))、アセチレングリコール類(特開
昭55−95947号明細書)、2−メルカプトベンゾチアゾ
ール−5−スルホン酸(特開昭56−72441号明細書)等
が知られている。
しかしながら、これらの化合物は、ハロゲン化銀に対
して溶解作用を有する現像液、特に高濃度の亜硫酸塩
(例えば0.2モル/以上)を含む現像液においてスラ
ッジ防止剤として使用した場合、空気酸化によりスラッ
ジ防止効果を失ったり、スラッジ防止効果が弱く多量の
使用が必要であったり、減感や軟調化、現像抑制などの
写真特性に悪影響を与えたり、その他高価であったり、
不快臭を有していたりして、充分満足できるものとは言
い難いという問題があった。
又特開昭64−50047ではフイルム支持体上に銀イオン
もしくは金属銀が吸着可能な有機化合物を有する親水性
コロイド層を有することを特徴とするクリニングフイル
ムを、ハロゲン化銀感光材料を処理することによって溶
出された銀錯体を含有する現像液に接触させ、銀スラッ
ジを防止する方法が述べられている。この発明は金属イ
オンもしくは金属銀が吸着可能な有機化合物を用いるこ
とが特徴であるが、この有機化合物はその合成工程が多
かったり、困難であったりして化合物のコストが高くな
る欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、本発明の第1の目的は、ハロゲン化銀に対し
て溶解作用を有する現像液、特に高濃度の亜硫酸塩を含
む安定な現像液により自動現像機を用いて感光材料を処
理するときに、銀スラッジによる液汚れや、現像機のロ
ーラーやベルトの汚れを極力少なくすることのできる
材を提供すること、第2の目的はこの材を用いて仕上
り品質の優れた写真画像が得られるハロゲン化銀感光材
料の処理方法を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、現像液中に存在する銀イオンもしく
は銀錯体が物理現像を起こすことの可能な物理現像核を
含有することを特徴とする材で、亜硫酸塩を含有する
現像液を用いてハロゲン化銀感光材料を処理する工程中
及びその前後に該現像液を過させることにより達成さ
れた。
一般に自動現像機には現像液中のゴミや銀スラッジを
除去するために材(フィルター)が装着されており、
現像液は自動現像機の運転開始と同時にこのフィルター
で常に過されている。
このフィルター過による銀スラッジの除去方法はあ
る程度の大きさ(5mμ以上)の銀スラッジの除去は行う
ことができるが、小さな銀スラッジ(5mμ以下)及びコ
ロイド状態になった銀スラッジの除去は困難である。ま
た銀スラッジの多い現像液には直ぐにフィルターが目づ
まりを起し、取り替える頻度が多くなってしまう。
銀スラッジの防止は、現像液中の銀イオン又は銀錯体
の濃度を減少させ銀スラッジの発生を防ぐ方法が一番効
果的である。上述した一般の自動現像機に装着されてい
るフィルターには銀イオン又は銀錯体の濃度を減少させ
る効果はない。
本発明者等は、物理現像核を含有するフィルターで、
銀イオン又は銀錯体を含む現像液を過することによ
り、物理現像により物理現像核上に金属銀を析出させ現
像液中の銀イオン濃度を減少させることができることを
見付けた。さらに物理現像核を含有するフィルターは、
一般のフィルターと比べ過作用に何ら差がないことを
確認した。
本発明に用いられる物理現像核としては、拡散受像材
料に用いられる公知の物理現像核、例えば金、銀、白
金、ニッケル、パラジウム、コバルト、銅、亜鉛、カド
ミウム、鉛、鉄等の金属類及びその硫化物(例えば硫化
銀、硫化ニッケル、硫化コバルト、硫化銅、硫化パラジ
ウム、硫化亜鉛、硫化カドミウム、硫化鉛、硫化鉄及び
又はその混合物)、セレン化物がある。
本発明の物理現像核を含有するロ過材料の製造は、上
記の物理現像核として作用する金属類又はその硫化物の
コロイド溶液に材を浸漬するか、又はコロイド溶液を
作る際にその反応中に材を反応溶液中に接触させてお
けば良い。
一般に材の原料には繊維状のセルロース、ニトロセ
ルロース、セルロースアセテート、ポリエーテルサルホ
ン、ガラス繊維、ポリプロピレン、ポリエステル、四フ
ッ化エチレン樹脂、コットン、レーヨン等が用いられて
いる。
これらの材は東洋紙株式会社から多く種類が発売
されている。
本発明に用いられる材は上記の市販品を利用するこ
とができる。
本発明の物理現像核を含有した材は、上記の材料の
繊維中に物理現像核を吸着させたものである、吸着した
物理現像核は容易に脱着することはない。従って本発明
の物理現像核が吸着した材は、現像液と接触しても物
理現像核が現像液に溶出又は拡散することはなく、処理
される感光材料の写真特性に変化を与えない。
本発明の材は円筒状であってもシート状であっても
良い。
本発明の材は、ハロゲン化銀感光材料を処理した現
像液(いわゆる、銀イオン、銀錯体が存在している現像
液)に浸漬することにより効果は発するが、より効果的
には材に現像液を通過させる、即ち過させることに
より効果は大きくなる。従って本発明の好ましい実施形
態は、自動現像液を用い材を装着して、ハロゲン化銀
感光材料を処理中、処理前後で現像液を小型ポンプを使
用し材で連続的に過することである。
本発明の処理方法が適用される写真感光材料は特に限
定されなく一般に用いられる感光材料、例えば明室用感
材、スキャナー感材、一般RAS感材、直接ポジ用ハロゲ
ン化銀感材等がある。
本発明に使用される現像液は通常の写真用現像主薬、
例えばハイドロキノン、アルキルハイドロキノン(例え
ばt−ブチルハイドロキノン、メチルハイドロキノン、
ジメチルハイドロキノン)、カテコール、ピラゾール、
クロロハイドロキノン、ジクロロハイドロキノン、アル
コキシハイドロキノン(例えばメトキシ又はエトキシハ
イドロキノン)、アミノフエノール現像主薬(例えばN
−メチル−p−アミノフエノール、2,4−ジアミノフエ
ノール)、アスコルビン酸現像主薬、N−メチル−p−
アミノフエノールサルフエート、ピラゾロン類(例えば
4−アミノピラゾロン)、3−ピラゾリドン現像主薬
(例えば1−フエニル−3−ピラゾリドン、1−フエニ
ル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フエニル
−5−メチル−3−ピラゾリドン、1−フエニル−4−
メチル−3−ピラゾリドン、1,5−ジフエニル−3−ピ
ラゾリドン、1−p−トリル−3−ピラゾリドン、1−
フエニル−2−アセチル−4,4−ジメチル−3−ピラゾ
リドン、1−p−ヒドロキシフエニル−4,4−ジメチル
−3−ピラゾリドン、1−(2−ベンゾチアゾリル)−
3−ピラゾリドン、3−アセトキシ−1−フエニル−3
−ピラゾリドン)等を含有していても良い。特にハイド
ロキノンと3−ピラゾリドン類あるいはハイドロキノン
とアミノフェノール類との組み合せが高温迅速な処理に
は有用である。但し、現像主薬を実質的に含有しない所
謂アクチベータタイプの現像液であってもよい。
本発明に使用される現像液は多量の亜硫酸イオンを含
有しているときに、スラッジ防止効果を特に顕著に発揮
する。このとき具体的には、現像液1当り0.1モル以
上、好ましくは0.2モルから1.0モルの亜硫酸イオンを含
有している。亜硫酸イオンを与える亜硫酸塩としては、
具体的には亜硫酸塩ナトリウム、亜硫酸カリウム、メタ
重亜硫酸カリウムなどのアルカリ金属の亜流酸塩を用い
ることができる。
現像液中に発生する銀スラツジは、特に現像機中のロ
ーラーやベルトに沈着しやすく、しかもローラーやベル
トに付着した銀スラツジは感光材料を汚染しやすい。し
たがつて本発明は自動現像機で処理する場合に特に有効
に用いられる。
かかる自動現像機としては、例えば対向ローラー方式
(例えばPAKO社 Pakorol Super G24−2、富士写真フ
イルム社 G−14L、FG−24SQ、RNなど)、千鳥ローラ
ー方式(例えばEastman Kodak社 Kodalith Processo
r、M6 Processor、富士写真フイルム社RUなど)、ベル
ト搬送方式(例えばLog−Etronics社 LD−241Dなど)
その他(dupont社 Cronalith 24Lなど)などがある。
現像液には、その他必要により緩衝剤(例えば、炭酸
塩、硼酸、硼酸塩、アルカノールアミン)、アルカリ剤
(例えば、水酸化物、炭酸塩)、溶解助剤(例えば、ポ
リエチレングリコール類、これらのエステル)、pH調整
剤(例えば、酢酸の如き有機酸)、増感剤(例えば、四
級アンモニウム塩)、現像促進剤、界面活性剤、硬膜剤
などを含有させることができる。
現像液に銀スラッジ防止剤として2−メルカプト−1,
3,4−チアジアゾール類(英国特許第940169号明細
書)、2−メルカプト−1,3,4−オキサジアゾール類あ
るいは1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール(米
国特許第3,173,789号明細書)、D.L−6,8−ジチオオク
タン酸(米国特許第3,318,701号明細書)、O−メルカ
プト安息香酸(英国特許第1144481号明細書)、脂肪族
メルカプトカルボン酸(米国特許第3,628,955号明細
書)、L−チアゾリジン−4−カルボン酸(J.Photogr.
Sci.,13,233(1965))、ジスルフィド化合物(特開昭5
2−36029号明細書)、2−ベンゾオキサゾールチオー
ル、2−ベンゾイミダゾールチオール(Photogr.Sci.En
g.,20,220(1976))、アセチレングリコール類(特開
昭55−95947号明細書)、2−メルカプトベンゾチアゾ
ール−5−スルホン酸(特開昭56−72441号明細書)、
特開昭56−24347、57−99641、59−79250、60−258537
記載の銀スラッジ防止剤を含んでいても良い。
現像液には更に、カブリ防止剤(例えば、5−ニトロ
インダゾール、5−ニトロ−ベンツイミダゾール、5−
メチル−ベンゾトリアゾール、5−ニトロベンゾトリア
ゾールの如きベンゾトリアゾール−ベンゾチアゾール、
1−フエニル−5−メルカプト−テトラゾールの如きテ
トラゾール、チアゾール或いは英国特許第1,269,268号
に記載の化合物など)、キレート化剤(例えば、エチレ
ンジアミン四酢酸、これらのアルカリ金属塩、ポリリン
酸塩、ニトリロ酢酸塩)を含有させることができる。
この様にして調整された現像液のpH値は所望の濃度と
コントラストを与えるに充分な程度に選択されるが、約
8〜12の範囲にあることが望ましい。
感光材料の現像処理温度及び時間は相互に関係し、且
つ全処理時間との関係において決定され、一般に約20〜
50℃で10秒〜3秒であるが、高温迅速処理の場合には約
30〜60℃の温度である。
定着液はチオ硫酸塩、水溶性アルミニウム化合物を含
む水溶液であり、望ましくはpH約3.8〜5.5(20℃)を有
する。本発明の方法において、現像の後に停止工程を設
けることもできるが、一般にローラー搬送型の自動現像
機には停止工程が省略されている。そのために現像液が
定着液に持ち込まれ、定着液のpHが上昇する。そのため
に、定着液のpHは約3.8〜5.0(20℃)に調整しておくこ
とが望ましい。
定着剤はチオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム
などのチオ硫酸塩であり、定着速度の点からチオ硫酸ア
ンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量は適宜変え
ることができ、一般には約0.1〜5モル/である。
定着液中で主として硬膜剤として作用する水溶性アル
ミニウム塩は一般に酸性硬膜定着液の硬膜剤として知ら
れている化合物であり、例えば塩化アルミニウム、硫酸
アルミニウム、カリ明ばんなどがある。
本発明の方法によれば、現像、定着された写真材料は
水洗及び乾燥される。水洗は定着によって溶解した銀塩
をほぼ完全に除くために行なわれ、約5〜50℃で10秒〜
3分が好ましい。乾燥は約30〜80℃で行なわれ、乾燥時
間は周囲の状態によって適宜えられるが、通常は約5秒
〜3分30秒でよい。
実施例1. 物理現像核を含有する材を下記のように調製した。
(1) 硫化パラジウム物理現像核を含有する材。
(A) A液 1%硫化ソーダー水溶液 1200ml 水 4000ml B液 1%塩化パラジウム水溶液 890ml 水 4000ml 40℃のA液に東洋紙株式会社製 円筒型カートリッ
ジフィルター(TCW−10−EPS)を1時間浸漬後、激しく
撹拌しながらA液に浸漬したフィルターを40℃のB液に
浸漬し、その後40℃で2時間浸漬しておく。
フィルターを取り出し流水で1時間以上、流水中の硫
化ソーダーが完全になくなるまで水洗し乾燥する。
(2) 硫化銀物理現像核を含有する材(B) (1)でA液に浸漬したフィルターを下記の液に浸漬
した。
5%硝酸銀水溶液 850ml 水 4000ml 操作は(1)と全く同様にした。
(3) 硫化ニッケル物理現像核を含有する材(C) (1)でA液に浸漬したフィルターを下記の液に浸漬
した。
5%硝酸ニッケル水溶液 730ml 水 4000ml 操作は(1)と全く同様にした。
下記の現像液及び定着液を調製した。
現像液 EDTA四酢酸二ナトリウム 2g ハイドロキノン 24g 亜硫酸カリウム 100g 臭化カリウム 0.5g 水酸化ナトリウム 14g トリエチレングリコール 4.3g 5−ニトロインダゾール 0.1g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.05g 水酸化カリウム 3.5g 水を加えて1とする。
pH 11.5 定着液 チオ硫酸アンモニウム 200.0g 亜硫酸ナトリウム(無水) 20.0g 硼酸 8.0g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.1g 硫酸アルミニウム 15.0g 硫酸 2.0g 氷酢酸 22.0g 水を加えて 1.0g (pHは4.2に調製する) 4台のローラー搬送型自動現像機(大日本スクリーン
製、LD281Q)に各々比較用フィルター(物理現像核を含
有していないフィルター)、本発明のフィルター
(A)、(B)(C)を現像液槽に装着し、現像液及び
定着液23をそれぞれの槽に入れた。
ポリエチレンテレフタレート上に塩化銀乳剤層を有す
る明室用フィルム(銀量5g/m2平均粒子径100mμ)を画
像露光した後、上記自動現像機で50cm×60cmサイズのフ
ィルムを処理した。処理時間は現像、定着、水洗を各々
35℃25秒で行った。(但し水洗は20〜30℃) 尚補充量は1m2処理毎に現像液、定着液を400ml補充し
た。
1日に上記サイズの感材を200枚、7日間にわたって
処理し、銀スラッジ、感材の汚れの発生状況を観察し
た。
結果は比較の物理現像核を含有していないフィルター
を用いた自動現像機処理では、1日目処理後(50cm×60
cm 200枚処理)で銀スラッジの発生がみられ、現像ロ
ーラ、現像槽に銀スラッジが多量付着し、処理感材も汚
染され実用的に不可な状態となった。
一方本発明のフィルター(A)、(B)、(C)を用
いた自動現像機処理では7日間の処理後(50cm×60cm
1400枚処理)でも銀スラッジの発生は極わずかで、現像
ローラ、現像槽に銀スラッジが極わずか付着しているも
のの、処理感材は全く汚染されておらず、実用的に何ら
問題なかった。又写真特性も本発明のフィルターを用い
ることによる変化はみられなかった。
7日間の処理後本発明のフィルターを取りはずし、観
察したが、フィルター表面及び内部に金属銀の発生がみ
られたが、フィルターの過速度には何ら影響を与えて
いなかった。
(発明の効果) 本発明は亜硫酸塩のようなハロゲン化銀の溶剤を含む
現像液で生じる銀スラッジを、物理現像核を含有する
材で過することにより、処理感材の写真特性に影響を
与えることなく、極めて良好に防止することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 5/31 G03C 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物理現像核を含有することを特徴とする
    材。
  2. 【請求項2】ハロゲン化銀感光材料を、亜硫酸塩を含む
    現像液で処理中及び処理前後に、該現像液を、請求項1.
    の材で過することを特徴とする写真処理方法。
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