JPH0690456B2 - ハロゲン化銀写真感光材料用現像液 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料用現像液Info
- Publication number
- JPH0690456B2 JPH0690456B2 JP5232486A JP5232486A JPH0690456B2 JP H0690456 B2 JPH0690456 B2 JP H0690456B2 JP 5232486 A JP5232486 A JP 5232486A JP 5232486 A JP5232486 A JP 5232486A JP H0690456 B2 JPH0690456 B2 JP H0690456B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- processing
- silver halide
- developing
- developing solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C5/00—Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
- G03C5/26—Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
- G03C5/29—Development processes or agents therefor
- G03C5/305—Additives other than developers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 本発明はハロゲン化銀写真感光材料用現像液に関し、現
像液の性能向上に関するもので、更に詳しくは現像液の
汚れを防止し、現像処理に使用する機材の汚れを防止す
る現像液に関するものである。
像液の性能向上に関するもので、更に詳しくは現像液の
汚れを防止し、現像処理に使用する機材の汚れを防止す
る現像液に関するものである。
ロ）従来の技術 ハロゲン化銀写真感光材料の処理は、現像、定着、水
洗、乾燥処理が基本で、この他に各々の処理液を安定的
に使用するための処理工程、又写真画像の物理的強度を
増すための処理工程が付加される。
洗、乾燥処理が基本で、この他に各々の処理液を安定的
に使用するための処理工程、又写真画像の物理的強度を
増すための処理工程が付加される。
近年、写真処理は迅速化されると同時に自動現像機によ
る処理が一般的となり、迅速処理に対応するため使用す
る現像液は濃い薬品濃度、高いアルカリ濃度のものとな
り、合せて高い濃度で処理が行われる。
る処理が一般的となり、迅速処理に対応するため使用す
る現像液は濃い薬品濃度、高いアルカリ濃度のものとな
り、合せて高い濃度で処理が行われる。
高いアルカリ濃度、高い処理温度は現像液に対して大変
過酷な条件であるが、この様な過酷な条件に於てもなお
安定的に使用出来る現像液が望まれ、現像液の改良が加
えられている。
過酷な条件であるが、この様な過酷な条件に於てもなお
安定的に使用出来る現像液が望まれ、現像液の改良が加
えられている。
迅速な処理に対応するために現像液は強力になり、この
目的を適えるために高いアルカリ度と多量の現像主薬が
使用される。高いアルカリ度の中ではこの現像主薬は空
気により激しく酸化され、現像能力が著しく低下してい
く。この酸化を防止するためには保恒剤が使用され、多
量の現像主薬に対しては多量の保恒剤が使用される事と
なる。現像液に使用される最も一般的な保恒剤は亜硫酸
のアルカリ金属塩である。しかしこの亜硫酸のアルカリ
金属塩はハロゲン化銀の溶解剤としても知られている。
目的を適えるために高いアルカリ度と多量の現像主薬が
使用される。高いアルカリ度の中ではこの現像主薬は空
気により激しく酸化され、現像能力が著しく低下してい
く。この酸化を防止するためには保恒剤が使用され、多
量の現像主薬に対しては多量の保恒剤が使用される事と
なる。現像液に使用される最も一般的な保恒剤は亜硫酸
のアルカリ金属塩である。しかしこの亜硫酸のアルカリ
金属塩はハロゲン化銀の溶解剤としても知られている。
ハ）解決すべき問題点 この様に多量のハロゲン化銀溶解剤を含む現像液で現像
処理を行うと、現像作用の他にハロゲン化銀溶解作用も
同時に起り、溶解したハロゲン化銀は一旦は現像液中に
溶解するが、更に溶解が進むと不溶性物質に変化して現
像液中に蓄積する。
処理を行うと、現像作用の他にハロゲン化銀溶解作用も
同時に起り、溶解したハロゲン化銀は一旦は現像液中に
溶解するが、更に溶解が進むと不溶性物質に変化して現
像液中に蓄積する。
一方処理の方法は、多量の処理を迅速に処理するため自
動現像機を使用して現像処理を行うが、ハロゲン化銀感
光材料の処理量が増加するに従って不溶性物質が現像液
中に多くなり自動現像機内に蓄積し、特に搬送部に付着
したものは処理された感光材料の汚染の原因となり、出
来上った写真の商品価値は低下する。汚染の原因を除く
ためには自動現像機の清掃をしばしば行わなければなら
ず、例えば毎日の処理の終りに清掃するなど大変な手間
となるため、不溶性物質の発生の無い現像液が望まれて
いる。
動現像機を使用して現像処理を行うが、ハロゲン化銀感
光材料の処理量が増加するに従って不溶性物質が現像液
中に多くなり自動現像機内に蓄積し、特に搬送部に付着
したものは処理された感光材料の汚染の原因となり、出
来上った写真の商品価値は低下する。汚染の原因を除く
ためには自動現像機の清掃をしばしば行わなければなら
ず、例えば毎日の処理の終りに清掃するなど大変な手間
となるため、不溶性物質の発生の無い現像液が望まれて
いる。
ニ）問題点を解決するための手段 従って本発明の目的は、現像処理に伴って発生する不溶
性物質の発生を防止する現像液に関するものである。更
に他の目的は現像液中の不溶性物質により感光材料の汚
染を防止する現像液に関するものであり、更に他の目的
は自動現像機の汚染を防止する現像液に関するものであ
り、更に自動現像機の清掃の手間を軽減する現像液に関
するものである。
性物質の発生を防止する現像液に関するものである。更
に他の目的は現像液中の不溶性物質により感光材料の汚
染を防止する現像液に関するものであり、更に他の目的
は自動現像機の汚染を防止する現像液に関するものであ
り、更に自動現像機の清掃の手間を軽減する現像液に関
するものである。
本発明者らは、現像液中に発生する不溶性物質を防止
し、更に自動現像機の汚染を防止出来る現像液について
種々の検討を行った結果、チオクト酸を現像液中に含有
させる事で目的を達成する事ができる事を見出した。
し、更に自動現像機の汚染を防止出来る現像液について
種々の検討を行った結果、チオクト酸を現像液中に含有
させる事で目的を達成する事ができる事を見出した。
ホ）実施例 実施例により本発明を詳細に説明するが、これにより本
発明の実施の態様を限定されるものではない。
発明の実施の態様を限定されるものではない。
実施例１ 小型自動現像機を使用して、市販の電算写植用印画紙を
処理した。使用した現像液及び処理条件は次の通りであ
る。
処理した。使用した現像液及び処理条件は次の通りであ
る。
現像液（１） 無水亜硫酸ナトリウム 50.0g １−フェニル−３−ピラゾリドン 0.5g ハイドロキノン 20.0g ベンゾトリアゾール 0.1g 臭化カリウム 2.0g エチレンジアミンン四酢酸二ナトリウム 1.0g 無水炭酸カリウム 50.0g 水を加えて 1.0l 処理条件：現像時間20秒、現像温度34℃現像液（１）１
当り前記電算写植用印画紙を５m2処理した結果、現像
液には不溶性物質の発生があり、５m2処理後の感光材料
には汚染が見られ、自動現像機の汚染と共に搬送部には
不溶性物質の付着が見られた。次にこの自動現像機を十
分に清掃して、現像液（１）に本発明のチオクト酸を１
当り0.3g加え前記感光材料を５m2処理した結果、現像
液には不溶性物質の発生は無く、処理した感光材料の汚
染もなく、同時に自動現像機の汚染、搬送部への不溶性
物質の付着もなかった。
当り前記電算写植用印画紙を５m2処理した結果、現像
液には不溶性物質の発生があり、５m2処理後の感光材料
には汚染が見られ、自動現像機の汚染と共に搬送部には
不溶性物質の付着が見られた。次にこの自動現像機を十
分に清掃して、現像液（１）に本発明のチオクト酸を１
当り0.3g加え前記感光材料を５m2処理した結果、現像
液には不溶性物質の発生は無く、処理した感光材料の汚
染もなく、同時に自動現像機の汚染、搬送部への不溶性
物質の付着もなかった。
実施例２ 小型自動現像機を使用して市販のマイクロフィルムを処
理した。使用した現像液及び処理条件は次の様である。
理した。使用した現像液及び処理条件は次の様である。
現像液（２） 無水亜硫酸ナトリウム 80.0g １−フェニル−３−ピラゾリドン 2.0g ハイドロキノン 40.0g 臭化カリウム 5.0g エチレンジアミンン四酢酸二ナトリウム 2.0g 無水炭酸カリウム 25.0g 水を加えて 1.0l 処理条件：現像時間60秒、現像温度30℃現像液（２）１
当り前記マイクロフィルム（35mm）を５m2処理した結
果、現像液には不溶性物質の発生があり、この状態で一
夜放置した折搬送部に不溶性物質の付着があり、次の日
に処理したフィルムには汚染が生じた。次にこの自動現
像機を十分に清掃して、現像液（２）に本発明のチオク
ト酸を１当り、0.5g加えて前記感光材料を15m2処理し
た結果、現像液には不溶性物質の発生は無く、自動現像
機の汚染もなかった。
当り前記マイクロフィルム（35mm）を５m2処理した結
果、現像液には不溶性物質の発生があり、この状態で一
夜放置した折搬送部に不溶性物質の付着があり、次の日
に処理したフィルムには汚染が生じた。次にこの自動現
像機を十分に清掃して、現像液（２）に本発明のチオク
ト酸を１当り、0.5g加えて前記感光材料を15m2処理し
た結果、現像液には不溶性物質の発生は無く、自動現像
機の汚染もなかった。
実施例３ 小型自動現像機を使用して市販の明室タイプハロゲン化
銀感光材料を処理した。使用した現像液及び処理条件は
次の様である。
銀感光材料を処理した。使用した現像液及び処理条件は
次の様である。
現像液（３） 無水亜硫酸ナトリウム 60.0g １−フェニル−３−ピラゾリドン 0.5g ハイドロキドン 25.0g 臭化ナトリウム 3.0g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 3.0g ベンゾトリアゾール 0.5g 無水炭酸カリウム 30.0g 水を加えて 1.0l 水酸化カリウムでpHを10、９とする。
処理条件：現像時間20秒、現像温度38℃、現像液（３）
１当り前記明室処理用フィルムを１m2処理した結果現
像液には不溶性物質が多量に発生し、自動現像機の搬送
部及び処理槽壁面に不溶性物質の付着があり、処理した
フィルムに汚染を生じた。次にこの自動現像機を十分に
清掃して、現像液（３）に本発明のチオクト酸を１当
り0.7g加え前記明室処理用フィルムを３m2処理した結
果、現像液には不溶性物質の発生は無く、自動現像機の
汚染も生じなかった。
１当り前記明室処理用フィルムを１m2処理した結果現
像液には不溶性物質が多量に発生し、自動現像機の搬送
部及び処理槽壁面に不溶性物質の付着があり、処理した
フィルムに汚染を生じた。次にこの自動現像機を十分に
清掃して、現像液（３）に本発明のチオクト酸を１当
り0.7g加え前記明室処理用フィルムを３m2処理した結
果、現像液には不溶性物質の発生は無く、自動現像機の
汚染も生じなかった。
本発明のチオクト酸は現像液１当り、０、１から５、
0gを加えて処理するのがよい。
0gを加えて処理するのがよい。
ヘ）発明の結果 上記の如く本発明によれば、現像液に不溶性物質の発生
を防止でき、自動現像機に付着しないのでフィルム汚染
が生じることなく製品価値を保持できると共に自動現像
機等の清掃が省ける等実用効果大である。
を防止でき、自動現像機に付着しないのでフィルム汚染
が生じることなく製品価値を保持できると共に自動現像
機等の清掃が省ける等実用効果大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−29135（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−26838（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−175417（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−175415（ＪＰ，Ａ) 特公 平４−75205（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】写真感光材料を処理する現像液にチオクト
酸を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料用現像液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5232486A JPH0690456B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | ハロゲン化銀写真感光材料用現像液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5232486A JPH0690456B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | ハロゲン化銀写真感光材料用現像液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62209455A JPS62209455A (ja) | 1987-09-14 |
| JPH0690456B2 true JPH0690456B2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=12911611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5232486A Expired - Lifetime JPH0690456B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | ハロゲン化銀写真感光材料用現像液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0690456B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0429135A (ja) * | 1990-05-24 | 1992-01-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | 現像処理剤組成物 |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP5232486A patent/JPH0690456B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62209455A (ja) | 1987-09-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |