JPH0618654Y2 - 連立絞り・曲げ製品の型抜き素材 - Google Patents

連立絞り・曲げ製品の型抜き素材

Info

Publication number
JPH0618654Y2
JPH0618654Y2 JP1987147694U JP14769487U JPH0618654Y2 JP H0618654 Y2 JPH0618654 Y2 JP H0618654Y2 JP 1987147694 U JP1987147694 U JP 1987147694U JP 14769487 U JP14769487 U JP 14769487U JP H0618654 Y2 JPH0618654 Y2 JP H0618654Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
molding material
cutting material
layout
products
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987147694U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6454917U (ja
Inventor
信夫 飛
行一 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1987147694U priority Critical patent/JPH0618654Y2/ja
Publication of JPS6454917U publication Critical patent/JPS6454917U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0618654Y2 publication Critical patent/JPH0618654Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、連立絞り・曲げ製品の型抜き素材に関する。
〔従来の技術〕
連立絞り加工や曲げ加工して大量生産される製品は、次
のようにして作られる。
先ず、第5図(イ)に示すように素材10に製品に合せた
型取りを行う。
この場合は、左右対称形の加工部材2,3及び全く形を
異にする加工部材9が型取りされている。そしてこれら
加工部材2,3,9は、は、棧4によってその位置関係
が固定され、全体として加工部材2,3,9が棧4によ
って一体に連接されて打抜きされた型抜き素材が形成さ
れる。
このように、棧4によって加工部材2,3,9の位置関
係を固定した型抜き素材にすることにより、次工程の絞
り加工等への搬送を容易にすると共に、加工精度の向上
が達成される。
第5図(ロ)においては、加工部材2,3,9が絞り加工
され、製品2′,3′,9′になっている。
このように絞り加工したときは、第6図に示すように、
加工部材2,3,9の巾又は長さ寸法Wが、絞り加工に
よって12だけ短くなる(以下成形材料移動とい
う)。
この現象により、第5図(ロ)に示すように棧4は変形す
る。
そこで棧を計画するに当っての技術的な課題としては、
第5図(イ)に示すように素材10に対して型取りを上手
に行ない無駄な部分を極力少なくすること(素材歩留り
の向上)、又、この素材歩留りをよくすることと相俟っ
て型取りのレイアウトをコンパクトにして型プレス機械
のコンパクト化を行うこと(レイアウトのコンパクト
化)があげられる。
従来の型抜き素材は、第7図、第8図に示すように、加
工部材を絞り加工したときの成形材料移動量の少ない個
所に棧11,12が設けられ、第7図においては製品
2′,3′を直列に継ぐように棧11が設けられ、第8
図の場合は、製品2′,3′を向い合せにして継ぐよう
に棧11,12が設けられている。
その理由は、成形材料移動量が大きい個所に棧を設けた
場合に棧に大きな応力がかかって棧がちぎれたり、或は
この応力が残留応力として棧に残り、製品間にひねりを
生ずるという技術的な問題があるからである。
又、第9図に示すものは、二連円筒絞り加工(円筒であ
るから成形材料移動が円筒の全周に均一に発生する)用
素材であり、素材10(巾P,長さL)の中央にスリッ
ト13と孔14を設けたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の型抜き素材は、成形材料移動の少ない個所に
棧を設けなければならなかったので、型取りのレイアウ
トの計画は、棧の配置が優先され、加工部材の配置はこ
れによって制限されていた。
従って、素材の歩留りが悪く、又、レイアウトのコンパ
クト化が充分達成されず、材料経済及びプレス機の小型
化という点で問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本考案は、成形材料移動が
発生する型抜き素材の複数の加工部材の間にほぼU字形
の桟を形成し、そのU字形の開口端を外方に延伸して加
工部材と一体に連接する桟を形成する打ち抜き加工を施
したことを特徴とする。
〔作用〕
本考案はこのように構成したので、次のとおりの作用が
ある。すなわち、成形材料移動が発生する型抜き素材の
複数の加工部材の間にほぼU字形の桟を形成し、そのU
字形の開口端を外方に延伸して加工部材と一体に連接す
る桟を形成する打ち抜き加工を施したので、成形の際に
発生する成形材料の移動は、加工部材に一体に連接され
ているU字状の桟の開口端を外側に開くようにしてU字
状の桟を変形させ、成形材料の移動をU字状の桟で吸収
することが可能になる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例について詳細に説明する。第1図
において、1は加工部材2,3の間にU字形の棧4を形
成して一体的に打抜き加工を施した型抜き素材である。
棧4は、その開口端に延伸部5,6及び頭部8で湾曲し
た脚部7で形成されている。
Lは脚部長さ、r1は頭部コーナ半径、r2は延伸部コー
ナ半径、12は成形材料移動量であり、イ,ロは加
工部材の縁線、イ′,ロ′は絞り加工した後の製品の縁
線である。
矢印A,Bは、加工部材2,3の成形材料移動方向であ
り、θ1はこの成形材料移動方向A,B間の角度(以下
移動角という)である。
第1図に示す実施例では、次のように棧4がレイアウト
されている。
即ち、延伸部5側を成形材料移動方向Aに一致させ、こ
の成形材料移動方向Aに対して垂直に脚部7を立設して
いる。そして、延伸部6側を加工部材2の成形材料移動
方向B(移動角θ1)に一致させたレイアウトになって
いる。
第2図において、型抜き素材2,3が絞り加工されて製
品2′,3′になったとき、型抜き素材2,3の縁線
イ,ロから製品2′,3′の縁線イ′,ロ′まで成形材
料移動する。
これに伴って、棧4は変形して4′となり、頭部コーナ
半径がr1′、延伸部コーナ半径r2′に変形する。
又、移動角θ1は上記各コーナ半径r1,r2の微少変形
誤差により必ずしも一致するとは限らずθ2になること
がある(θ1=θ2が理想的である)。
次に、棧4の変形前と変形後の関係を第3図に模式図と
して示し、各部の関係を説明する。
先ず移動角θ1とθ2との関係について、θ1=θ2になる
のが理想的であるが、絞り加工等によって変形する棧4
のひねり及びコーナ部半径r1,r2に対して局部的な応
力発生を防止し、棧4のちぎれや残留応力による製品間
のひねりを防止するためには、 θ1−θ2がプラスマイナス20度以内に納まるようにレ
イアウトするのが好ましい。
又、上記条件が満されても、各コーナ部半径r1,r2
変形量が過大なときは、その部分に割れが発生するの
で、これを防止するためには、 r1′/r1<1.7,r2′/r2<1.7 に制限するのが好ましい。
そして上記各コーナ部半径r1,r2の変形量を左右する
要因として脚部長さLが大きく作用し、この長さLは少
なくともL≧(12)/2以上にして調整する。
例えば第2図において、脚部長さLを十分に長くしたと
きは、U字形を成す脚部7の開き角が小さくなる。これ
により、各コーナ部半径r1,r2の変形量も小さくな
る。
しかしながら、脚部長さLを極端に長くした場合は、各
部の変形量は小さくなるが、型取りのレイアウト上に問
題を来すことになり、前記θ1とθ2の誤差及び各コーナ
半径r1,r2の変形量の制限はこれを考慮したものであ
る。
以上のように構成した本実施例の作用について次に説明
する。
先ず型取りにおいて、素材の歩留りが最良になるように
レイアウトする。例えば第4図に示すレイアウトは、左
右対称の製品2′,3′を向い合せてほぼ四角形状にす
ると共に向い合された中間のスペースを極力小さくして
いる。このレイアウトは同時にレイアウトのコンパクト
化を図っている。
又、第5図に示すように、左右対称の製品2′,3′を
抱き合せして、その中間に別の製品9′を配置したレイ
アウトにして、空間部を極力少なくし、歩留りの向上と
レイアウトのコンパクト化を図っている。
このようにして、歩留りとレイアウトのコンパクト化を
優先して行い次に棧を計画する。
この棧4の計画に当っては、先ず成形材料移動方向矢印
A,Bを考えて、延伸部5,6をこの方向に一致するよ
うにレイアウトする。そして、絞り加工の深さ等によっ
て成形材料移動量12を想定し、各コーナ半径
1、r2の変形量が制限値内に納まるよう脚部長さLを
決定する。
このようにしてレイアウトされた型抜き素材1を絞り加
工したとき、第2図に示すように延伸部5,6が、成形
材料移動方向A,Bに移動して脚部7を広げる。
例えば、延伸部5,6が成形材料移動方向A,Bに完全
に一致して移動した場合は、各コーナ半径r1,r2にお
ける変形量がほぼ等しくなり、棧4の変形による極部応
力の発生はなく、又、ひねりも起らない。
〔考案の効果〕 以上詳述した通り本考案によれば、成形材料移動が発生
する型抜き素材の複数の加工部材の間にほぼU字形の桟
を形成し、そのU字形の開口端を外方に延伸して加工部
材と一体に連接する桟を形成する打ち抜き加工を施した
ので、複数の加工部材に絞り加工を施した際の加工部材
の成形材料の移動はU字状の桟の開口端を広げる方向に
移動させることができ、桟のひねりなどの変形を防止す
ることができる。
これにより任意の位置に棧を設けることができるように
なったので、型取りのレイアウトが優先して自由に行う
ことができ、歩留りが一段と向上すると共にレイアウト
のコンパクト化により、プレス機械等の小型化が達成さ
れるなどの優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例であり、第1図
は、型取りした型取り素材における継ぎ棧の平面図、第
2図は第1図における型取り素材を成形加工したときの
継ぎ棧の変形状態を示す平面図、第3図は、第2図の模
式図、第4図は成形加工した製品の斜視図、第5図は、
左右対象の製品と全く異る製品をレイアウトした例であ
り、(イ)は、型取り素材の平面図、(ロ)は成形加工後の斜
視図である。 第6図は成形材料移動量を示す説明用図である。 第7図乃至第9図は従来例であり、第7図は製品を直列
に継いだ場合の斜視図、第8図は製品を抱き合せて継い
だ場合の斜視図、第9図は二連円筒形用素材の斜視図で
ある。 1……型抜き素材、2,3……加工部材、 4……U字状の棧

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形材料移動が発生する型抜き素材の複数
    の加工部材の間にほぼU字形の桟を形成し、そのU字形
    の開口端を外方に延伸して加工部材と一体に連接する桟
    を形成する打ち抜き加工を施したことを特徴とする連立
    絞り・曲げ製品の型抜き素材。
JP1987147694U 1987-09-28 1987-09-28 連立絞り・曲げ製品の型抜き素材 Expired - Lifetime JPH0618654Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987147694U JPH0618654Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28 連立絞り・曲げ製品の型抜き素材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987147694U JPH0618654Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28 連立絞り・曲げ製品の型抜き素材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6454917U JPS6454917U (ja) 1989-04-05
JPH0618654Y2 true JPH0618654Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31418335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987147694U Expired - Lifetime JPH0618654Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28 連立絞り・曲げ製品の型抜き素材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618654Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3075076B1 (fr) * 2017-12-20 2020-08-21 Psa Automobiles Sa Procede d’emboutissage d’un flan de tole pour former au moins une piece emboutie qui comporte des pattes de fixation

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820399A (ja) * 1981-07-28 1983-02-05 Toshiba Corp 順送型レイアウトによるプレス加工方法
JPS591027A (ja) * 1982-06-28 1984-01-06 Mitsubishi Electric Corp 順送り加工におけるワ−クの反転方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6454917U (ja) 1989-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0618654Y2 (ja) 連立絞り・曲げ製品の型抜き素材
TW575710B (en) Modular panels for producing swimming pools
JP2928103B2 (ja) 建築板
JP2879075B2 (ja) 曲げ加工品、その製造方法およびこれに用いる板材
JP3041247U (ja) 筋交い固定金具
JPH0524732Y2 (ja)
JP2624942B2 (ja) 床スリーブ及びこの床スリーブを製造するためのスリーブ材
JPH0422280Y2 (ja)
JPS5845817U (ja) 異形鉄筋
JPS6054128B2 (ja) 順送りプレスにおける送りピッチ修正方法
JPH0448996B2 (ja)
JPS6025458Y2 (ja) 床板
JPH0714506Y2 (ja) 鉄筋トラス床版
JP2556906Y2 (ja) 折り紙等の紙製品の折り曲げ部
JP2002045928A (ja) 滑り止め板とその製造方法
JPS6345478Y2 (ja)
JPH0322478Y2 (ja)
JPH0120473Y2 (ja)
JPH0523679Y2 (ja)
JPS5851302Y2 (ja) 鉄筋コンクリ−ト柱
JPS6312785Y2 (ja)
JPH0660629U (ja) コーナーコンクリート矢板
JPH0217062Y2 (ja)
JPS5835788Y2 (ja) イガタテツキン pc コウセントウノケンセツ ドボクヨウイガタボウザイ
JP2584075Y2 (ja) U字溝用継手