JP2002045928A - 滑り止め板とその製造方法 - Google Patents

滑り止め板とその製造方法

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JP2002045928A
JP2002045928A JP2000232999A JP2000232999A JP2002045928A JP 2002045928 A JP2002045928 A JP 2002045928A JP 2000232999 A JP2000232999 A JP 2000232999A JP 2000232999 A JP2000232999 A JP 2000232999A JP 2002045928 A JP2002045928 A JP 2002045928A
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JP
Japan
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projection
plate
flat plate
slip
support
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JP2000232999A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Tokuda
勝彦 徳田
Yoshibumi Nasuno
義文 那須野
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 平板上に、周囲に平面部と連なる複数の支持
部を設けた所定の大きさの突起部を、平板の上面から上
方に突出させて所要数設けることにより、製作容易でコ
ストの安い滑り止め板を提供する。 【解決手段】 平板1上に、周囲に平面部2と連なる支
持部4を設けた所定の大きさの突起部3を、この平板1
の上面から上方に突出させて複数の突起部3として形成
することにより、十分な突起高さと強度を有する滑り止
めを容易に形成できる。さらに、支持部4以外の周囲で
切り立った突起部3で、安定した滑り止め効果を発揮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、作業デッキ等に
使用する滑り止め板に関し、詳しくは、表面に複数の突
起部を設けた滑り止め板とその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般的な滑り止め板として、
いわゆる縞鋼板があるが、この縞鋼板の滑り止め形状
は、表面の突起が小さくて周囲が曲面状に形成されてい
るので滑り止め効果が低い。
【0003】そのため、図4(a),(b) に示す滑り止め形
状の一例を示す平面図と、そのIV−IV断面図のように、
平板101に所定間隔で穴102を開け、その周囲を上
方へすり鉢状に突出させて突起部103を設けた滑り止
め形状もある。この滑り止め形状は、別行程となる穴開
け作業と突出させる作業に時間と労力を要すると共に、
滑り止め効果が高いが、中央部に形成された開口となる
穴102からの塵埃や水等の侵入が防げない。従って、
製作費用を要すると共に、使用箇所が限定されて水等の
侵入を防ぐ必要があるような箇所での使用ができない。
しかも、製作時に穴102分の材料を廃棄しなければな
らない。
【0004】そこで、本出願人が実公平3−57308
号公報記載の考案を先に考案した。この考案は、平板上
の任意箇所に突起部を設け、その突起部の表面中央にく
ぼみを形成して突起部の周縁を鋭角状に構成したもので
ある。また、突起部の部分に表裏を貫通する穴がないよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記滑
り止め形状の場合、突起部の形成には、突起高さと強度
を維持するために装置の精度と管理が必要となり、製作
に費用と時間を要してしまう。そのため、より製作が容
易で費用を要しないような滑り止め板が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、本願発明は、平板上に、周囲に平面部と連
なる支持部を設けた所定の大きさの突起部を、該平板の
上面から上方に突出させて複数の突起部を形成してい
る。このように、平板から上方へ打ち出して突出させる
突起部を、その周囲に残した支持部で支持する状態で突
出させるので、突出させられた突起部は、支持部以外の
周囲にほぼ直角の角部が形成され、安定した滑り止め効
果を発揮することができる。
【0007】前記平板上から突出させる突起部の高さ
を、板厚のほぼ30%〜120%とすれば、突起部の高
さを、使用場所や起用目的に応じた滑り止め効果が得ら
れるようにできる。
【0008】また、平板上から突出させる突起部の高さ
を、板厚のほぼ80%とすれば、突起部の周囲での防水
効果を保ちつつ、十分な高さの突起部を有する滑り止め
板を形成することができる。
【0009】さらに、支持部を、等間隔で突起部の周囲
の3箇所に設ければ、突起部全体を均等に支持すること
ができる。
【0010】一方、これらの滑り止め板を製造する方法
としては、周囲に平面部と連なる支持部を設けた所定の
大きさの突起部を、平板の上面から上方に突出させて、
支持部を塑性変形させることによって突起部を支持する
ことにより、打ち出し後に突起部を支持する支持部を、
突起部の周囲に残した平板を塑性変形させて形成するの
で、1行程で容易に支持部を形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態を
示す滑り止め板の図面であり、(a) は平面図、(b) はI
−I断面図である。図2は図1に示す滑り止め板の突起
部を示す斜視図である。
【0012】図1に示すように、平板1上には、平面部
2から上方に突出するように所定の間隔で複数の突起部
3が形成されている。この図では3個の突起部3を記載
している。この突起部3を設ける間隔は、その使用箇所
や使用条件に応じて設定され、平板1上の所望の範囲に
設けられる。また、突起部の大きさとしては、板厚と同
程度から12mm径程度までの大きさで形成される。
【0013】図示する突起部3は円形の突起であり、そ
の周囲の3箇所に支持部4が形成されている。支持部4
は、突起部3となる部位の周囲3箇所に均等配置されて
おり、突起部3の中心部から放射状に設けられている。
このように3箇所に支持部4を設けることにより、突起
部3を安定して支持することができる。この支持部4は
1,2箇所であってもよい。また、支持部4は、所定幅
で平行にせん断したせん断部5によって突起部3と周囲
の平板1とが連なるように形成されている。
【0014】この支持部4としては、ほぼ板厚Tと同じ
幅Wで、突起部3の外周から板厚T分の切込み量Lを設
けることによって形成できる。この支持部4の幅Wと切
込み量Lは、板厚Tの50%〜150%が加工性と突起
部3の支持上、好ましい。
【0015】そして、これらの支持部4間の平板1も、
突起部3の周囲を形成するようにせん断部6によって周
囲の平板1からせん断されている。このような突起部3
は、図示しないプレス機により、突起部3となる部位が
平面部2から上方へ突出させられるが、この突起部3と
平板1との間で連なる支持部4はせん断されることなく
伸び、突起部3が所定の突起量となった時点でプレス機
による突起部3の形成が完了する。しかも、1行程で形
成することができる。
【0016】このようにして突出させられた突起部3
は、平板1の上面から所定量突出させられた突起部3の
周囲で塑性変形するように変形させられた支持部4によ
って支持される。そのため、この突出させられた突起部
3は、図2に示すように、平板1上から所定量突出させ
られた状態で、周囲に形成された支持部4によって支持
された状態が保たれる。
【0017】突起部3の突出量としては、板厚Tの30
%〜120%程度の範囲で可能であり、120%とすれ
ば、大きく突出した突起部3によって大きな滑り止め効
果を得ることができる。また、この実施形態のように、
突起部3の突出量を板厚Tのほぼ80%とすることによ
り、突起部3の周囲のせん断部6は平板1との間に隙間
がないような状態で突出させられるので、このせん断部
6から水等の侵入を抑止することができる。
【0018】従って、突起部3は、支持部4以外の周囲
が平面部2から切り立つように突出させられ、その突起
部3の周囲の3箇所に、突起部3の上面から平面部2に
向けて傾斜する支持部4が形成された状態となる。
【0019】その上、このような突起部3によれば、平
板1の一部を、所定量突出した突起部3と、その突起部
3を支持する支持部4としているので、一工程で形成で
き、かつ廃棄する部材を生じない製造が可能となる。
【0020】図3は、滑り止め板における突起部の支持
部を示す図面であり、(a) は側面図、(b) はIII−III断
面図の第1例、(c) は同第2例、(d) は同第3例、(e)
は第4例である。上述した図1と同一の構成には同一符
号を付して、その説明は省略する。(a) に示す支持部4
を切断した断面形態として、(b) に示す第1例は、上述
した図1,2に示す支持部4であり、支持部4の幅方向
が均等に突出させられた例である。(c) に示す第2例
は、支持部4の中央部が突出する山状に形成された例で
ある。(d) に示す第3例は、支持部4の幅方向が傾斜す
るように突出させられた例である。(e) に示す第4例
は、支持部4の中央部がへこむ谷状に形成された例であ
る。これらは一例であり、他の形態の断面形態であって
もよい。
【0021】なお、上述した実施の形態では、丸形の突
起部3を例に説明したが、突起部の形態は多角形等の他
の形態であってもよく、丸形に限定されるものではな
い。
【0022】また、上述した実施の形態は一実施形態で
あり、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更
は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。
【0023】
【発明の効果】本願発明は、以上説明したような形態で
実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0024】突起部外周に支持部を設けることにより、
十分な突起高さと、強度を有する滑り止めを容易に形成
できる。さらに、支持部以外の周囲にはほぼ直角の角部
が形成され、安定した滑り止め効果を発揮することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態を示す滑り止め板の図面
であり、(a) は平面図、(b) はI−I断面図である。
【図2】図1に示す滑り止め板の突起部を示す斜視図で
ある。
【図3】本願発明の滑り止め板における突起部の支持部
を示す図面であり、(a) は側面図、(b) はIII−III断面
図の第1例、(c) は同第2例、(d) は同第3例、(e) は
第4例である。
【図4】従来の滑り止め形状の一例を示す図面であり、
(a) は平面図、(b) はIV−IV断面図である。
【符号の説明】
1…平板 2…平面部 3…突起部 4…支持部 5…せん断部 6…せん断部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板上に、周囲に平面部と連なる支持部
    を設けた所定の大きさの突起部を、該平板の上面から上
    方に突出させて複数の突起部を形成した滑り止め板。
  2. 【請求項2】 平板上から突出させる突起部の高さを、
    板厚のほぼ30%〜120%としたことを特徴とする請
    求項1記載の滑り止め板。
  3. 【請求項3】 平板上から突出させる突起部の高さを、
    板厚のほぼ80%としたことを特徴とする請求項2記載
    の滑り止め板。
  4. 【請求項4】 支持部を、等間隔で突起部の周囲の3箇
    所に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の滑り止め板。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4記載の滑り止め板を
    製造する方法であって、周囲に平面部と連なる支持部を
    設けた所定の大きさの突起部を、平板の上面から上方に
    突出させて、支持部を塑性変形させることによって突起
    部を支持する滑り止め板の製造方法。
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Cited By (4)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302